晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

恩師の遺稿

2015-03-26 16:59:56 | 人生
机の中を整理していたら一つの封筒が出てきました。
それは私が50代に早期退職して農業のまねごとをしますと、
高校時代の恩師に手紙した返事でした。
もう9年も前のことです。

先生も定年となって穏やかに暮らしているが、
自分で決めたことだから頑張ってやりなさいとの文面でした。

短歌で綴った先生の思いが別紙で添えられていました。
いま改めて読み返すと、
戦争と平和への熱い願いの中で辺野古沖への基地移設問題が詠まれています。

「基地移設の辺野古の海に透けをりし サンゴ想ひつ春キャベツ洗ふ」

まさに今、焦眉の問題を先生は9年前に心配して詠んでおられます。



女先生はこれを詠まれた1年後に、今の私より若くしてガンでこの世を去られました。
高校三年生時の担任でしたが本当にお世話になりました。

もう50年近く前の話になります。
私が卒業生代表で答辞を読んだのですが、
当時の私は今ではありえませんが正義感というか血気盛んで、
事前に生徒会指導部へ提出した下書きと違う内容を当日読んだのです。

これが直後の職員会議で問題となり、
卒業させるなというところまで話が進んだそうです。
でも恩師が社会に対して若者の率直な心情を前向きな内容で読んだものだから、
懲罰で前途を狂わせていけないと、
最後まで私を守ってくれたと後になって知りました。

私の人生の恩師です。
今年は私が高校三年生時代のクラス会幹事です。
これをコピーして学友に読んでもらおうと思います。




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イモも冬越しした

2015-03-26 06:37:05 | 野菜・果樹づくり
毎年余ったサツマイモを冬越し出来ずダメにしてしまっていました。
保存適温が10℃チョットと言われるサツマイモです。

箱から取り出してみると大方ヨシです!
もう新芽が出かかっているのもありました。
ただ小さめなのは保身出来ず腐りかけていました。



イモは大きからず小さからずのを選び、
1個づつ新聞紙にくるんで段ボール箱に入れ、
全体をモミガラで敷き詰めました。
二箱できたので私はパソコンルームと寝室の本棚と洋服入れの上に置きました。
適度に室温が保たれている環境がよさそうです。



これからは室内の温度が上がっていきます。
イモの栽培場となってはいけないので、そのまま物置に移動させました。
これで時々はサツマイモの天ぷらを食べさせてもらえそうです。

竹やぶに置いてあったシイタケの原木から春の陽気に誘われて出てきました。



ただここ数年は新たな原木に菌を打てていません。
車で入れる山に適当な太さのクヌギやコナラの木が少なくなったのが原因です。
コメント (6)
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