晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

土のクリーン化

2020-02-25 06:12:58 | じねんじょ
畑では野菜等を栽培すると、
連作障害などをもたらす病原菌が土中に滞留し、
収穫量の低下や様々な病気を誘発します。
新しい畑を常に用意できればいいが狭い国土では、
そんな訳にもいかず土壌消毒をして障害の軽減をせざるを得ません。

自然薯栽培も然りです。
晴れが三日と続かず今日から雨とのことで、
昨日一つの畑でバスアミドを散布して土壌消毒を開始しました。

バスアミドは土壌中で水分によって分解され、
活性成分であるメチルイソチオシアネート(MITC)となり、
土壌中に拡散します。
このMITCが土壌中の病原菌のSH基を阻害し、
またセンチュウや雑草種子を不活性化します。

MITCは自然界に存在する物質で、
わさびやだいこんの辛味成分アリルイソチオシアネートに近い性質があります。
常温でゆっくり気化してカラシ臭を発します。
この成分がわさびやオロシだいこんなどと同じように抗菌作用を発揮し、
土壌中の病原菌や雑草の種子、土壌害虫、センチュウに作用します。 
(バスアミドの使用方法Q&Aより)

散布後に効力を有効化させるために全面を農ポリで被覆しました。

この状態を3~4週間続けます。
この薬剤は10kg入り15000円と高価です。
いいものを作ろうとすれば致し方ない出費です。

隣の梅の木では我関せずと花の蜜と戯れるメジロでした。

< メジロ脇見土清め豊作願う >

コメント (2)
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