3月11日からは七十二候の一つ『桃始笑(ももはじめてさく)』でした。
桃始笑とは桃のつぼみが開き花が咲き始める頃のこと。
桃始笑とは桃のつぼみが開き花が咲き始める頃のこと。
昔は“咲く”とい う言葉を“笑う”と表現したそうです。
春夏秋冬を山笑う・山滴る・山粧う・山眠る と表現した、
先人たちの粋な思いをみてとれます。
花柄が短い桃の花はゆっくりと枝に沿って開いて 、
ほほ笑んでいるようにも見えますし、
見ている人の表情を笑顔にさせてくれるのかもしれませんね。
実際に開花するのは桜の花が咲く直前で、
今年は暖かい日が続いているのでもう直ぐでしょうか。
この暖かさで渡り鳥の鶫も、
いつ渡ろうかと渡る時期を考えあぐねているのかも。
夏季にシベリア中部や南部で繁殖し、
日本では越冬のため飛来する冬鳥です。
名の由来は冬季に飛来した際に聞こえた鳴き声が、
夏季になると聞こえなくなる(口をつぐんでいると考えられた)ことに由来すると言われています。
3月が渡る時期なのでこう暖かくては、
今日明日忽然と姿を消すかもしれませんね。
一茶の句にこんなのが
『喧嘩すな あひみたがひに 渡り鳥』
ここで「あひみたがひに」とは「相身互い」の意です。
同じ境遇や身分の人が、互いに同情し合い、また助け合うこと。
渡り鳥の主だった鶫を見て詠んだとも。
『喧嘩すな あひみたがひに 渡り鳥』
ここで「あひみたがひに」とは「相身互い」の意です。
同じ境遇や身分の人が、互いに同情し合い、また助け合うこと。
渡り鳥の主だった鶫を見て詠んだとも。
< 暖かすぎ鳥いつ帰る迷えし >
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