国破れて山河・・・

700年代の中国の詩人杜甫が詠んだ詩の一節に
国破れて山河あり
というのがあります

国は滅亡したけれど、山や川は元の姿をとどめている。
人間の創るものはいつか壊れるけれど、
自然のものはそう簡単には壊れないということが言いたいようです。

しかし原発は杜甫が詠んだ普遍的とも言える社会と自然界の関係すら壊してしまった
そして取り返しのつかない事態が福島の現実です



政府のエネルギー環境戦略が決めた原発ゼロが紙面を踊ります
確かにゼロはいいことだ
しかしよく読むとゼロになるのは30年後
使用済み核燃料の再処理は続ける
もんじゅは残す
不断に見直す・・・

なんか変ですね
余命幾ばくもない民主党政権の方便に聞こえてしょうがない
どの政権になってもゼロが堅持されるかの保証はありません

私も一国民としてパブリックコメントで意見を述べました
私と同意見が全体の8割を超えたそうです

原発なしで社会が動くことは
猛暑と言われたこの夏に実証されたはずです
国民の省エネ意識と再生エネルギーの多用によって
十分やっていけると専門家の指摘は現実感があります

何世代も後の子孫にまで負の資産を残す愚かさは
今を生きる人間の知恵で解決して欲しい

３０年のいぶし銀

キャンプと言えば泊まるのはテント
私たちの若き頃の定番でした
飯盒や食器ぐらいは自分で揃えたものだが
貧乏青年にはテントまで手が出なくてキャンプ場のを使っていました

最近はテント自体も安価で購入でき
自前のオートキャンパーが増えているが
それ以上にバンガロー等の施設が優先され
最後に使われるのがテントです



八曽モミの木キャンプ場の宿泊施設で
今なお頑張っているテントです

過去の資料をめくると
昭和60年頃まで毎年20張ぐらいづつ揃えていました
当時の主役であったことを伺わせます
１張りあたり3万円しており当時としてはかなり高額です
その甲斐あって今でも現役なのは見事の一言

それでも流石30年の風雪に耐えてきたテントも
夏だけの登場でも、あちこちに疲れが目立つようになっており
入口のチャック一つにもほころびが出ている
何より３畳分しかない三角テントなので居住スペースが悪く
最近のドームテントに比べると見劣らずをえません

そろそろ引退し選手交代の時期かと思案するこの頃です

今年のムカゴ

残暑と秋風がただよう季節の変わり目
田んぼでは稲穂がつき、夏野菜が峠を超えだし
自然の営みのサイクルが日々動き、回っていることを感じます

ジネンジョ畑ではムカゴが大きくなってきました



しかし今年のムカゴはほとんどついていない
蔓葉の中に隠れているのもあるが全体に少なく見れる

ムカゴが少ない年は薯の収穫が期待できると言われるが
はっきりとした相関関係を確認している訳でない

近日中に最後の防除消毒をしてから
畝間にネットを敷いてムカゴの落下に備えます

酔芙蓉の花が今年も咲きました

朝起きると一輪の純白の花びらが咲いています
午後から徐々に赤ピンクに変化し夕方には朝の佇まいはありません



毎年9月10月に庭先に彩りを与えてくれる酔芙蓉の花です
冬には根元から切り倒すのですが再び
3m近くまで伸び大輪を毎日鑑賞させてくれます

名前からして粋な酔芙蓉ですが
いつものようにネットで調べてみました
http://www.geocities.co.jp/junfumihp/suifuyo.htm

そう言えば石川さゆりの「風の盆恋歌」にも酔芙蓉がでてきますね
蚊帳の中から 花を見る 咲いてはかない 酔芙容 　若い日の 美しい・・・

中国では酔芙蓉を酒に酔って頬を染める楊貴妃の美しさにたとえたりしているそうで
女性の表情の細やかさを写したかのような花と言っていいでしょう

深夜の大音響

午前２時といえば深い眠りの時間帯
ＮＨＫのラジオ深夜便をいつもつけ微睡みながら聞いているが
こんなに早くはほとんどありません

そんな時間に凄まじいばかりの大音響です
暴走バイクの比でない音に嫌がおうでも目が覚めてしまいました

稲妻の閃光が光ったとたんに「爆音」が響き
この近くに落ちたのでないかの不安すら
まだ電気はついているので
とりあえずＰＣ関係のコンセントを抜きに走る



デジカメの静止画でシャッターチャンスを狙うが
光った後では時遅し

動画に切り替えて撮影し
その一コマを静止画に保存したのがこれ
今のデジカメはいろんなことができるのですね

30分あまりで雷様は移動し
ラジオ深夜便もメンテナスとやらで聞こえず
残り雨の音を聞きながら眠りにつきました