風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

拙遅

2007-05-19 00:52:03 | Weblog
「拙速」という言葉を知ったのは高校のとき。

定期テストをなかなか返さない現国の先生に生徒がクレームをつけたところ、

「君たちは拙速という言葉を知っているか?
速くても拙い採点では意味がない。
それを避けるために僕は丁寧につけているんだ。」

とのお言葉が返って来ました。

そのときに覚えました。
エピソードつきの記憶って強固ですよね。




今週から人体解剖が始まりました。

献体してくださった方の意志を無下にすることのないよう、真面目に取り組もうとは思っています。

思ってはいるんです。

いるんですが・・・

進捗振りが芳しくない。

丁寧にしているつもりなのに綺麗にできない。

日に日にノルマが借金として蓄積していく。



つまり、拙遅なんです。

慣れ不慣れの問題もあるにせよ、自分のあまりの技術の無さと知識の無さにうんざり。
いちおう予習もしているつもりなんだけど、なんでこんなに頭に入っていないんだろうかと。


1つだけ希望も。
二人一組で上半身、または下半身担当なんですが、
ペアの学生が学士編入の絵に描いたような優等生。
おまけにメス捌きがかなり上手。

その彼についていけば…まぁ何とか乗り切れるかなぁというところです。



尤もその彼とも、

「こんな毎日が続いたら鬱になるね」

なんて言い合う段階まできてますけどね(苦笑)