専門

今日の記事は至って真面目。
ネタ的要素も、落ちもありませんのでご了承を。



知り合いに「鳥の生き字引」みたいな人がいます。

名前や鳴き声はもちろん、生態、同定方法、繁殖についてなど、
鳥に関することでその人が知らないことはないんじゃないかと思ってしまうような人です。

仮に僕が鳥について10知っているとしたら、
その人は1000・・・いや10000は知っているだろうと思われます。

そんなだから（？）、行動はかなり奇人めいています。

昔、地元に、ハヤブサの亜種らしき個体が迷い込んできたことがあったんですが、
その個体の糞に触って、

「ぁー、やっぱり亜種は違う・・・」

なんて悦に入っていたこともありました。

さすがにこれは僕の目から見ても危ないです。



どんな偏屈なおやじのイメージが沸きました？



実はその人、僕の１個上なんですよね。
今22歳の大学院生です。

鳥を専門にできる学科へ行ったので、当然卒論のテーマも鳥でした。
その内容について簡単に野鳥の会の会報誌に掲載していました。

どういう調査を行い、どういう結論が出たか、
他に類似したどんな報告があったか、
また、その内容は「鳥学会」に投稿した・・・云々・・・

とまぁ、そんな感じ。



それを読んで、
ここまでひたむきになれるって凄いな・・・と思いました。

そうであらねばならないとまでは思いませんが、
あの人の生活はおそらく、専門である鳥一色。
寝ても覚めても鳥のことしか考えていないんじゃないかと思うくらい。


その卒論のための調査もかなり大変だったようですが、
それを可能にしたのはそれに対する情熱。
半端な気持ちじゃそこまで頑張れないと思います。
好きだからこそできることでしょうが、
好きだという気持ちだけでできることではありません。

現在彼は、10年計画でさらに深い研究を進めて行こうと考えているそうです。




・・・それを聞いて引け目のようなものを感じました。
一体自分は何やってるんだろと思って。

ようやく臨床的な・・・つまり将来に直結する専門的な内容の授業が始まったのに、
全く勉強してない・・・それ以前に授業をサボっているという体たらく。


今まではこんなの覚えたって意味が無いと思うことも多かったので、
不勉強の言い訳にそれを使っていました。
一方、今は重要なことばかりのはずなのに―。




あの友人を見習わないとな・・・と野鳥の会の会報誌を読んで思ったわけです。

猪突猛進

週末はいい天気でしたねー。

雨続きでうんざりしていたところに、晴れた休日。
青空のありがたみがいつもの３割り増しくらいに感じられました。


折角晴れたんだからなにかしたいと思い、プチハイキングに行ってきました。
場所は・・・一応伏せておきます。


山を登り始めて数分経ったとき、こちらに近づいてくる物音が聞こえてきました。

人の足音などではなく、無意識に身構えてしまうような激しい音。
しかも、なんか唸り声みたいなのが混ざっているような・・・


一体なんの音・・・


と周囲の様子を観察しようとした瞬間、
大きなイノシシが何やら唸りながら、目の前を横切って行きました。
・・・猛烈なスピードで。


どうやら、怒りくるっていらっしゃるご様子・・・。
もののけ姫に使われているような、怒ったイノシシの唸り声がリアルに聞こえました（笑


イノシシは斜面を駆け下りて登場し、道を横切ってさらに斜面を下って行ったので、
一瞬で視界から消えました。
急接近してきた謎の生命体がイノシシだと認識してから姿が見えなくなるまで、おそらく３秒もなかったんじゃないかと思います。


生まれて初めて、動物に対して身の危険を感じました。

体当たり食らえば内臓破裂とか起こしかねないし、
吹っ飛ばされて斜面を転がり落ちれば骨折は避けられそうにない・・・
下手に頭打てばそれだけで死ねる・・・

・・・青くなりました。


とりあえず、状況を把握することから始めました。


最初に思ったのは、春は多くの動物にとって繁殖期だから、
雌をめぐって雄同士で喧嘩しているんだろうか、ということ。
まだ周りにいるかもしれない喧嘩相手を想定し、警戒しました。


さすがにそんな巻き添えはごめんこうむりたい・・・


すると、まだ近くからがさがさ音が聞こえるではありませんか。


まさか・・・まだいるのか・・・とこわごわそちらに視線をやると・・・

























・・・うりぼう！


ようやくイノシシが怒っていた理由が分かりました。
きっとこいつらのお母さんだったんだろうなぁ。


野生のイノシシ見たのも、うりぼう見たのも初めてです。
出身は田舎ではあるものの、小さな港町なのでさすがにイノシシはいませんでした。

イノシシなんて珍しくもなんともないよ、って人もいるみたいですが、
足跡くらいしか見たことがなかった僕は感激しました。


それにしても、うりぼう可愛い・・・




「猪突猛進」を身をもって学んだ一日でした。

あのくらい猛々しく、真っ直ぐに生きてみたいものだと思いました（笑

連鎖

アダムとイブは知恵の実を食べることで羞恥心が芽生えましたが、
その罪に対し、下された罰はあまりに重いのではないかと思います。

エデンを追われたことを言っているのではありません。
人が人である所以、理性を手にしてしまったことが罰だと思うんです。

おそらく、獣が自己嫌悪に陥ることは無いでしょう。
取るに足りないことで悩むこともないでしょう。


・・・なんて幸せなんだ・・・


いつ見ても疲れてるよね、なんてよく言われますが、
最近中身が外見に追いついてきました（笑


・・・というのは冗談に聞こえない冗談です。


地球を膝蹴りしたのは右ひざでした。
そして昨日、信号待ちしている自転車に左ひざから突っ込み、泥除け壊しました。


ネガティブは連鎖反応を起こすらしいです。
最近読んだ本によれば。

そのときは半信半疑でしたが、
なんか身をもってそれが当たっていることを証明しつつあります・・・orz


ただ、救いもあります。
逆にポジティブはポジティブを生むんだとか。


実はちょっと嬉しいこともあったんです。

新聞に投書したら採用されて、「薄謝」が届きました。
思っていたより額が大きくて地味に嬉しいです。
内容は予想通り図書券（カード）ですが。



これでポジティブになれそうな本でも買おうかな。

地球に膝蹴り

１ヶ月くらい前は色んな物事がうまくいっていたのに、
どうも最近ついていません。


今日の練習の帰り、

２列＋無灯火＋腕に荷物持ち＋傘差し

という素晴らしく運転マナーの悪い自転車２人組みとすれ違いました。
アメフトかラクロスかくらくてよく見えなかったけど、運動部だったのは確か。


ちょっとタイミングがずれていれば、あんな惨事には至らなかったはずですが、
どうも最近ついていないので、多分避けられない運命だったんでしょう・・・。


すれ違おうとする瞬間、一人が不意にふらつきました。

危ないっ、と反射的にハンドルを切り、それを避けました。

僕も傘を差していたので、急に方向転換した自転車を制御しきれず、
近くに並んでいた自転車につっこみました。


がっしゃーん。
ばたん、ばたん（自転車が倒れる音


当然のようにこけました。

地球に膝蹴りかますかたちで。


いててて・・・と思いつつ立ち上がったら、
それ違った二人はもう既に居ないんですよね。


正直に告白すると、さすがに腹が立ちました。

傘差し運転していたこちらにも非があるのは間違いないけれど、
せめて自転車起こすことくらい手伝ってくれてもいいんじゃないかと。
自転車が倒れる音が聞こえなかったはずは無いだろうと。

しばらくして、そんなことに腹を立てるのが馬鹿らしく思えてきたので、
強引にプラス思考に持って行くことにしました。

突っ込んだのが静止している自転車でよかった。
もし動いている車だったら色んな意味で大変だった、とか

雨の日の傘差し運転がいかに危険か分かった、とか

自分が人を傷つけたわけじゃないから、まだいいじゃないか、とか。


釈然としない気持ちは残りましたが・・・。



それにしても、ほんとついてないんです。色々。

１月周期で運気が変わっているようなので、もうしばらくは耐える必要がありそう・・・


ぁ、傘差し運転って思っている以上に危険なので気をつけてくださいね。
加害者にならないためにも。

新歓、しますか。

KSBの地方ニュースで岡大の入学式の様子が報道されていました。

大学に入ったら何をしたいですか？という問いに対し、
新入生は、嬉しそうな顔で「部活に打ち込んで、勉強も頑張ります。」なんて答えていました。

ぁー、やっぱり初々しいなぁ・・・と思って見ていたら、
最後に学科の同級生が新入生としてインタビューに答えているのに気づいてしまった・・・（笑
　
しかもその時間、多分授業中なんですけど（笑

でも、なんでスーツ着てたの？と疑問に思う人もいるかもしれませんね。


鹿田の部活の勧誘は熾烈を極めています。
そんな勧誘が当たり前になってしまった人たちは、
オリエンテーションの後に外でするような緩い勧誘では我慢が出来ないらしいんです。

そこで、奴らはスーツで身を固め、
新入生として潜り込み、中で勧誘に勤しむようになりました。
奴もそんなスパイの一人だったわけです。


やりすぎですよね。


さらに、それに飽き足らず（？）テレビのインタビューにまで答えるとは・・・。


もう、ここまで来るとむしろ頭が下がります。



僕がたとえスーツを着てそこにいたところで新入生だとはみなされないだろうから、
そういう意味では羨ましいけど・・・。



さて。



かくいう僕も、明日は授業を途中で抜けて本学の新歓コンサートにいってきます（笑


・・・こんなのでいいんかなぁ。

まぁ、いっか。

桜

通はソメイヨシノがあまり好きでないんだそうです。

あまりにもありふれた桜で、どこに行ってもそればかりだから。

ただ、僕にはソメイヨシノ以外の桜なんて見ても分かりません。

もし桜に詳しい人がいれば、桜の同定ポイントを教えてください。
ソメイヨシノなんて味気ない、と言えるようになってみたいので（笑）


散るからこそ桜は美しいという人がいます。
まぁ、分からないでもないんですが、１つだけ―。

確かに、桜が咲き誇っている時間は短いかもしれません。
ただ、大抵の桜は来年の開花が約束されていますよね。

循環する時間を生きる桜が散る姿に、僕は共感を覚えません。
花が散ることに美意識を感じるなら、むしろ一年草を愛でるべきだと思います。
一度きり、という所こそが重要なポイントだと思いませんか？



・・・ぁ、いや、心配しないでください。

多分、花が咲き誇っている時期に花見らしいことを何もしなかったので拗ねているだけです。


桜を見るのは好きです。
馬鹿騒ぎも割りと好きです。

たい焼き、食べたい。

真夜中に突然、たい焼きが食べたくなりました。

旭川沿いに屋台が出ているのを見たので、
深夜ではありましたが、自転車で桜並木の下を走ってきました。

…まぁ、予想はしていましたが、
真夜中にたい焼き焼いている店なんてありませんでした。

別に冷めていても構わなかったんです。
必要なのはそこで焼かれたという事実だけで。

だから、冷凍食品のたい焼きでも買って食べれば、ってレスは無しの方向で。


Wiiの宣伝を見て、
自分はたい焼きを頭から食べる派なのか尻尾から食べる派なのかちょっと考えて見ました。


実際に食べていないと断言は出来ないけれど、頭派じゃないかという気がしました。
思い出そうにも目の前にたい焼きが無いと確証が持てません。
だけど、最後に頭を食べるのはなんか許せない気がするので、頭から食べているはず。
しめにあんこの詰まっていない尻尾を食べるのがいいんです。
別に頭を食べるのが我慢できないから頭から食べているわけじゃないんです（笑

頭派の人には分かってもらえますよね？

しかし、面白いところに目をつけたなぁと改めて思いました。
そんな任天堂のセンスに脱帽です。


それにしても。

おあずけ喰らうほどたい焼き食べたい欲が増大していきます・・・


・・・たい焼き、食べたい。

今から嘘をつきます

傍目には馬鹿としか映らないだろうな、と自分で思うくらい首っ丈です。

おそらく一般的には奇妙としか思われないことだと思います。
理解が得られるとは思っていないし、
一体何を考えているんだ、といわれても不思議じゃありません。
軽蔑や白眼視されかねないといってもいいくらいです。


だけど、もう走り始めてしまいました。
何も考えなかったわけではないけれど、走り出さずにはいられませんでした。
今となってはもう止まれません。
むしろ減速することが怖いです。

だから、踏み込んで地を蹴り、跳ぶまさにその瞬間まで
わき目を振らずに走り続けようと思います。

跳んだ先に何があるのかは全く分かりません。
容赦なく体を貫く針のむしろか、
とどまるところを知らない絶望の淵か。
そもそも、跳ぶ以前に転倒してしまう可能性だって十分にあります。

・・・正直なところ、明るいビジョンは見えません。


オケにも若干支障をきたすかもしれません。
実は既にそういう状況になりかけているけど・・・。


相手の望むままにするつもりです。
振り回すならいくら振り回してくれても構いません。
変われといわれたら喜んで変わります。
ほとんど持ち合わせていない柔軟性をかき集めて。

つりあうためにはどうすればいいんでしょうかね・・・。
見た目も冴えず、センスも無い僕には、
内面を少しでも向上させる以外に思い浮かびません。


・・・それにしても、望み薄なことに腐心するっていうのはつらいですね。

喜びと絶望が狭い心の内壁を圧迫しています。
躁と鬱というのは対義語というよりは、
もっと近い類似した感覚なんじゃないかと感じる毎日です。

なんで最近・・・・・・。
　

そんな状況だけど、止まるつもりはありません。
先の見えない絶望的な明日へ向かって着実に進んで行きます。
結果として生ける屍となろうとも、このまま死に体を曝すよりはましです。









今日は４月１日ですが、僕のポリシーに反することはしていません。
つまり、嘘はついていません。全て本当のことです。













・・・という嘘をついてみました。