ちょっと前にmixiのコラムにあったんですが、
男は陰りを見せる女性に、女は夢を語る男に惹かれるんだとか。
・・ふーん。
その気持ち、分からないでもないけど、ランカのほうが
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
忘れないうちに続きを書き起こしておこうと思います。
●奥津温泉郷の朝
寝覚めがよいとは言いがたい朝を迎えました。
まぁ贅沢は言えません。
少し標高が高いのもあってかなり冷え込みましたが、
シュラフは思っていた以上に暖かく、寒さに震えるようなことはありませんでした。
空腹なのが少しつらかったですが、
近くにコンビニも食べ物やもないような田舎だったので、
そのまま出発することに。
とりあえず人形峠を目指します。
せっかく近くまで来たんだから、いかなくっちゃもったいない。
▲この辺の川はとてもすんでいてきれいでした
●人形峠
道をひたすら進むと現れたのはY字路。
人形峠に行くためには脇道に入らなければいけないようでした。
このころはまだ元気があったので、人形峠に向かう道を選びました。
だらだらと果てしなく続くに思えた坂道を登るつめると、
科学技術館(その辺ではウランが採れるらしい)、
人形峠資料館と書かれた小さな建物がありました。
朝早い時間だったので、当然閉まっていました。
というか、昼でも人いるのかなと思ってしまうような閑散ぶり・・
昔話について書かれた看板のようなものを期待していたんですが、
どうやらそういったものはその資料館の中にある様子。
あきらめてさらに進むと、ようやく下り坂になりました。
そして見えてきた「鳥取県」の標識。
2日目の朝にしてようやく鳥取に入りました。
坂道をひたすら下って行くと道の駅を見つけたので入ってみましたが、
そこでもまだ飲食店はやっていませんでした。
しかたなくお土産用のちくわを買い、朝御飯にしました。(美味しかった!
このときに日本海でトビウオが捕れるんだということを初めて知りました。
●梨記念館
倉吉に入るとなしミュージアムと言う看板が見えたので、行ってみることにしました。
そこは今回の旅で目にした建造物の中で一番巨大でした。
生の梨食べられるかなぁと期待していったんですが、
そういうサービス?はしていないみたいでした。
そもそもまだ営業時間になっておらず、展示物をみることすらできなかったんですが・・。
なんか食べたくて、館内の喫茶店で注文した「梨ソフト」。
着色料、有機化合物系の香料が使われているのが残念でした。
もっと自然な感じに作ってくれたほうがいいのにね。
梨を前面に押し出しているところが面白かったです。
愛媛にもみかん博物館を作ったらどうだろう?
倉吉市内で道に迷いました。
ぐるぐる回って、ようやく迷った理由が分かりました。
この周辺にある道路案内地図・・・上が東になってる。
方向感覚を失った僕も悪いんですが、なんかなぁ・・。
あと、倉吉市内には青山剛昌の記念館の案内標識がたくさんあって面白かった(笑
●パスポート要らずのハワイ
羽合温泉って結構有名ですよね?
テレビなどでよくネタにされるのを見る気はしますが、
鳥取にあるということは知りませんでした(ごめん・・
日帰り入浴もできるということで、観光案内所に立ち寄ってみました。
クーポン使えば300円で入れる施設があると知り、迷わずそこを選択。
(極力出費は抑えないとね?
値段が値段なので豪華とは言えないけれど、
300円という価格を考えたら十分すぎるほどの温泉でした。
肉体疲労のたまった体を休ませることができました。
そこで体重を量ってみると、57kgになっていました。
壊れていたのかもしれないけど、少なくとも3kgは痩せてる・・・。
まぁ、ろくに食べずに100km以上こいでいたら不思議じゃないか。
ダイエットの基本は、やっぱり「食べない」・「運動する」に尽きるようですよ。
そういえば、パンフレットの中に混浴の温泉が載っていました。
本当にあるもんなんですね・・混浴って。
●はじめまして、日本海
瀬戸内海とはまるで表情の違う海が、そこにはありました。
やはり荒々しい・・・これが日本海か、としみじみ感じ入りました。
サーファーがたくさん居たのも印象的でした。
瀬戸内海じゃサーフィンできるほどの波は来ませんもんね。
この時点で、このたびの目的は達成されました。うん、満足した。
●因幡の白兎
海沿いをひたすら進むと、神話にちなんで作られた白ウサギの道の駅が見えてきました。
坂道に疲れていたので、ここで小休憩。
恥ずかしながら、サメに皮をはがれるウサギの話は島根の話なんだと思い込んでいました。
色んな思い違いをしているものだとこんなところでしみじみ。
折角だったので、がまが生えていたという池を見てきました。
●砂丘
まずは行っておかなくちゃと、鳥取市内に入ったら一直線に砂丘に向かいました。
砂丘周辺は、ひどく渋滞していました。
みんな考えることは同じですねー。
長い列を作る車を自転車ですいすい抜いて行くのは快感でした(笑
▲目線を低くして砂丘を見上げてみた写真
▲狙って撮ったわけじゃないけど、カップルがいいアクセントになってしまった写真
次のコマではこっちを不審な目で見てます 笑
▲斜面に映った自分の影。自分の一生の中で一番長い影。
左上は斜面の下にいる人。これでかなりの急傾斜なんです。
印象としてはだだっぴろい砂浜と言う感じでした。
ただ、大きいっていうのはそれだけで素晴らしいことですね。
はしゃぎまくってごっそり体力削ってしまいました・・(笑
砂丘を出たときには、靴の中が砂まみれになっていました。
いくら振るい落としても落としきることができないくらい。
今回のたびで一番楽しかったのは間違いなくここでした。
犬を連れてきて一緒に走り回りたい・・そんな場所でした。
●ラーメン
そろそろまともなものを食べたかったので、
ささみにメールでオススメの店はないか聞いてみたところ
港に行けば魚は確実に美味しいとの返事が。
ただ、港に行くためには来た道を数km引き返さないといけませんでした。
こういう旅で引き返すって精神的につらいんですよ。
んでもって、「時間的にもうやってないかも」といわれては・・・
お金を節約したかったのもあって代替案を求めたところ、
学校帰りによく行ったというラーメン屋を教えてもらったので、そこに行きました。
▲チャーハンセット。
特別な味ではなかったけど、美味しかった。
日も傾いてきて、そろそろ寝る場所のことを考えないといけない時間になってきました。
地図で道の駅を探すと、市内から20kmくらい行ったところにありました。
(道の駅 清流茶屋かわはら というところ)
2日目の夜はそこで夜を明かすことにしました。
少し時間に余裕があるので市内を探索しようかと思ったんですが
・・・どこに行っていいものやら分からない。
日帰り入浴できる温泉が都合よくないか探してみたんですが、見つからず。
そうこうしているうちにだんだん暗くなってきたので、
もう宿泊地に向かうことにしました。
道の駅までの道がまた心細かったです。
郊外に出るとまっくらになり、
例によって例のごとく自転車につけているLEDライトでは何も見えない・・。
一歩間違ったら用水路に転落していたな・・・のような冷や汗体験をしつつ
どうにか道の駅に到着しました。
ここは今までに比べるとかなり大きな道の駅で、隣にコンビにまであるという親切ぶり。
そしてなんと道の駅の建物内に「仮眠コーナー」までありました。
そこの人に尋ねると、24時間使ってくれて構わない、とのこと。
これは快眠できるかなと思ったのもつかの間、
入れ替わり立ち代り入ってくる人たちにちらりちらりと見られてなんか落ち着かない・・・
おまけに暖房が強すぎて暑い・・・
これなら外のベンチで寝たほうがましだと思い、外に出ました。
・・・が、読みが甘かったです。さすが山陰。寒い。
1、2時間寝ましたが、寒さで目が覚めました。
体が冷え切ってしまっていて温かいものがほしかったので、
コンビニでおでんを買いました。
それをほおばりながら夜空を見上げていると、昔の事を思い出しました。
しし座流星群を見に行こうと父と二人で夜中に山にでかけたこと。
予想がはずれ、流れ星など1つも見られなかったこと。
そのときもかなり寒く、途中で買ったコンビニのおでんをうまれて初めて食べたこと。
特に感傷に浸っていたわけでもないんですが、
ぼけーっと星を眺めていたら、なんと流れ星がつーっと視界を横切りました。
そのあまりのタイミングのよさに自分でも驚きながら、残りのおでんをすすりました。
・・・ここで意地を張るのをやめて、中に入って寝ました。
今度は朝まで眠れました(笑
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
さて、2日目は盛りだくさんだったので冗長なものとなってしまいましたが
お付き合いくださってありがとうございました。
ということで、続きは劇場版で。
男は陰りを見せる女性に、女は夢を語る男に惹かれるんだとか。
・・ふーん。
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
忘れないうちに続きを書き起こしておこうと思います。
●奥津温泉郷の朝
寝覚めがよいとは言いがたい朝を迎えました。
まぁ贅沢は言えません。
少し標高が高いのもあってかなり冷え込みましたが、
シュラフは思っていた以上に暖かく、寒さに震えるようなことはありませんでした。
空腹なのが少しつらかったですが、
近くにコンビニも食べ物やもないような田舎だったので、
そのまま出発することに。
とりあえず人形峠を目指します。
せっかく近くまで来たんだから、いかなくっちゃもったいない。
▲この辺の川はとてもすんでいてきれいでした
●人形峠
道をひたすら進むと現れたのはY字路。
人形峠に行くためには脇道に入らなければいけないようでした。
このころはまだ元気があったので、人形峠に向かう道を選びました。
だらだらと果てしなく続くに思えた坂道を登るつめると、
科学技術館(その辺ではウランが採れるらしい)、
人形峠資料館と書かれた小さな建物がありました。
朝早い時間だったので、当然閉まっていました。
というか、昼でも人いるのかなと思ってしまうような閑散ぶり・・
昔話について書かれた看板のようなものを期待していたんですが、
どうやらそういったものはその資料館の中にある様子。
あきらめてさらに進むと、ようやく下り坂になりました。
そして見えてきた「鳥取県」の標識。
2日目の朝にしてようやく鳥取に入りました。
坂道をひたすら下って行くと道の駅を見つけたので入ってみましたが、
そこでもまだ飲食店はやっていませんでした。
しかたなくお土産用のちくわを買い、朝御飯にしました。(美味しかった!
このときに日本海でトビウオが捕れるんだということを初めて知りました。
●梨記念館
倉吉に入るとなしミュージアムと言う看板が見えたので、行ってみることにしました。
そこは今回の旅で目にした建造物の中で一番巨大でした。
生の梨食べられるかなぁと期待していったんですが、
そういうサービス?はしていないみたいでした。
そもそもまだ営業時間になっておらず、展示物をみることすらできなかったんですが・・。
なんか食べたくて、館内の喫茶店で注文した「梨ソフト」。
着色料、有機化合物系の香料が使われているのが残念でした。
もっと自然な感じに作ってくれたほうがいいのにね。
梨を前面に押し出しているところが面白かったです。
愛媛にもみかん博物館を作ったらどうだろう?
倉吉市内で道に迷いました。
ぐるぐる回って、ようやく迷った理由が分かりました。
この周辺にある道路案内地図・・・上が東になってる。
方向感覚を失った僕も悪いんですが、なんかなぁ・・。
あと、倉吉市内には青山剛昌の記念館の案内標識がたくさんあって面白かった(笑
●パスポート要らずのハワイ
羽合温泉って結構有名ですよね?
テレビなどでよくネタにされるのを見る気はしますが、
鳥取にあるということは知りませんでした(ごめん・・
日帰り入浴もできるということで、観光案内所に立ち寄ってみました。
クーポン使えば300円で入れる施設があると知り、迷わずそこを選択。
(極力出費は抑えないとね?
値段が値段なので豪華とは言えないけれど、
300円という価格を考えたら十分すぎるほどの温泉でした。
肉体疲労のたまった体を休ませることができました。
そこで体重を量ってみると、57kgになっていました。
壊れていたのかもしれないけど、少なくとも3kgは痩せてる・・・。
まぁ、ろくに食べずに100km以上こいでいたら不思議じゃないか。
ダイエットの基本は、やっぱり「食べない」・「運動する」に尽きるようですよ。
そういえば、パンフレットの中に混浴の温泉が載っていました。
本当にあるもんなんですね・・混浴って。
●はじめまして、日本海
瀬戸内海とはまるで表情の違う海が、そこにはありました。
やはり荒々しい・・・これが日本海か、としみじみ感じ入りました。
サーファーがたくさん居たのも印象的でした。
瀬戸内海じゃサーフィンできるほどの波は来ませんもんね。
この時点で、このたびの目的は達成されました。うん、満足した。
●因幡の白兎
海沿いをひたすら進むと、神話にちなんで作られた白ウサギの道の駅が見えてきました。
坂道に疲れていたので、ここで小休憩。
恥ずかしながら、サメに皮をはがれるウサギの話は島根の話なんだと思い込んでいました。
色んな思い違いをしているものだとこんなところでしみじみ。
折角だったので、がまが生えていたという池を見てきました。
●砂丘
まずは行っておかなくちゃと、鳥取市内に入ったら一直線に砂丘に向かいました。
砂丘周辺は、ひどく渋滞していました。
みんな考えることは同じですねー。
長い列を作る車を自転車ですいすい抜いて行くのは快感でした(笑
▲目線を低くして砂丘を見上げてみた写真
▲狙って撮ったわけじゃないけど、カップルがいいアクセントになってしまった写真
▲斜面に映った自分の影。自分の一生の中で一番長い影。
左上は斜面の下にいる人。これでかなりの急傾斜なんです。
印象としてはだだっぴろい砂浜と言う感じでした。
ただ、大きいっていうのはそれだけで素晴らしいことですね。
はしゃぎまくってごっそり体力削ってしまいました・・(笑
砂丘を出たときには、靴の中が砂まみれになっていました。
いくら振るい落としても落としきることができないくらい。
今回のたびで一番楽しかったのは間違いなくここでした。
犬を連れてきて一緒に走り回りたい・・そんな場所でした。
●ラーメン
そろそろまともなものを食べたかったので、
ささみにメールでオススメの店はないか聞いてみたところ
港に行けば魚は確実に美味しいとの返事が。
ただ、港に行くためには来た道を数km引き返さないといけませんでした。
こういう旅で引き返すって精神的につらいんですよ。
んでもって、「時間的にもうやってないかも」といわれては・・・
お金を節約したかったのもあって代替案を求めたところ、
学校帰りによく行ったというラーメン屋を教えてもらったので、そこに行きました。
▲チャーハンセット。
特別な味ではなかったけど、美味しかった。
日も傾いてきて、そろそろ寝る場所のことを考えないといけない時間になってきました。
地図で道の駅を探すと、市内から20kmくらい行ったところにありました。
(道の駅 清流茶屋かわはら というところ)
2日目の夜はそこで夜を明かすことにしました。
少し時間に余裕があるので市内を探索しようかと思ったんですが
・・・どこに行っていいものやら分からない。
日帰り入浴できる温泉が都合よくないか探してみたんですが、見つからず。
そうこうしているうちにだんだん暗くなってきたので、
もう宿泊地に向かうことにしました。
道の駅までの道がまた心細かったです。
郊外に出るとまっくらになり、
例によって例のごとく自転車につけているLEDライトでは何も見えない・・。
一歩間違ったら用水路に転落していたな・・・のような冷や汗体験をしつつ
どうにか道の駅に到着しました。
ここは今までに比べるとかなり大きな道の駅で、隣にコンビにまであるという親切ぶり。
そしてなんと道の駅の建物内に「仮眠コーナー」までありました。
そこの人に尋ねると、24時間使ってくれて構わない、とのこと。
これは快眠できるかなと思ったのもつかの間、
入れ替わり立ち代り入ってくる人たちにちらりちらりと見られてなんか落ち着かない・・・
おまけに暖房が強すぎて暑い・・・
これなら外のベンチで寝たほうがましだと思い、外に出ました。
・・・が、読みが甘かったです。さすが山陰。寒い。
1、2時間寝ましたが、寒さで目が覚めました。
体が冷え切ってしまっていて温かいものがほしかったので、
コンビニでおでんを買いました。
それをほおばりながら夜空を見上げていると、昔の事を思い出しました。
しし座流星群を見に行こうと父と二人で夜中に山にでかけたこと。
予想がはずれ、流れ星など1つも見られなかったこと。
そのときもかなり寒く、途中で買ったコンビニのおでんをうまれて初めて食べたこと。
特に感傷に浸っていたわけでもないんですが、
ぼけーっと星を眺めていたら、なんと流れ星がつーっと視界を横切りました。
そのあまりのタイミングのよさに自分でも驚きながら、残りのおでんをすすりました。
・・・ここで意地を張るのをやめて、中に入って寝ました。
今度は朝まで眠れました(笑
― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―
さて、2日目は盛りだくさんだったので冗長なものとなってしまいましたが
お付き合いくださってありがとうございました。
ということで、続きは劇場版で。