風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

やるなら今しかない!

2007-07-27 12:31:04 | Weblog
着のみ着のまま、
ほぼ手ぶらで飛び出し、
金券ショップで18切符を買って、
とりあえず東へ進む電車に飛び乗ってみたい。
あても無く、気の向くままに行けるところまで行ってみたい。


・・・そんな衝動に駆られています。



思い立ったら後先考えずに行動に移す気質は父親譲り。
行った先でもっときちんと計画たてておけばよかったと思うのはお約束(笑)


決行すれば部活を休むことにはなるけれど、
一生のうちで今ほど時間を潤沢に使えるときは二度と来ないと思うんです。
老後の楽しみとして取っておくという手もありそうですが、
多分その頃には今ほどの活力は無いだろうし。


かなりの気分屋です。
ノッているときに動き出さないと情熱が冷める可能性が高いです。
だから冷めないうちに動き出したいんです。




去年、親しい友人が秋田から愛媛まで自転車とフェリーで帰省したらしいです。
途中で岡山のわが部屋にも泊まっていきました。


すごく羨ましかったんですよね・・・。


同じことをしたいとは思いませんが、(ぁでも岡山から愛媛まで帰るのならできるかも)
何かやってみたいんです。



・・・。


とりあえず電車に飛び乗るところから始めてみようかな。

あだ名

2007-07-26 23:59:22 | Weblog
最近、どんな本を読んでも面白く感じます。
無性に。

例えば重松清。

知り合いが面白いと言っていたので、以前、「ナイフ」を買って読んだことがあります。
が、そのときは陰鬱な世界観がどうも好きになれず、とても面白いとは思えませんでした。

それが不思議なことに、今読むと妙な共感を覚えるんですよ。
人生経験が豊富になったということでしょうかねぇ。


他には、例えば、司馬遼太郎。

「燃えよ剣」なんかは割と楽しく読めるんですが、冷徹な主人公の忍者小説はどこか違和感を覚えて、
一度読んだら再び開くことはありませんでした。
が、今読んでみると、クールな主人公も自らの主義を貫徹しているに過ぎないんだと分かるんですよねぇ。

「最後の伊賀者」という短編集。
後半には江戸時代の絵師たちの物語も掲載されています。
芸術とは何かと模索する絵師たちの姿はなかなか興味深いです。
部活に芸術を見出したい自分たちの活動と重なって。





・・・前置きが長くなりすぎたかな、ここで本題。


新しく1回生が入ってきて、はや4ヶ月が経とうとしています。
mixiでも1回生をちらほら見かけるようになりました。


正直なところを言うと、1回生にどんな人がいるのか把握できていません。
実習が忙しい頃練習にほとんど出ていなかったせいでもあるんですが、
それにしても同じ部活のメンバーが分からないというのは悲しい・・・


段階としては、このような感じ。

1.顔を見たことがある or オケ名(部内のあだ名)を聞いたことがある
2.顔とオケ名が一致する(と一方的に信じている) 
3.顔とオケ名が一致するし、話したこともある。
4.顔とオケ名が一致するし、話したこともあり、本名も分かる。

まぁ、4に至る必要性は必ずしも無いわけですが、最低2までは全員クリアしたいところ。
だから、ホールでオケ名の分からない1回生を見たときはこっそり周囲に聞いて覚えるようにしています。

(ちなみに、mixiのニックネームがオケ名と違うともう誰だか全くわからないんですけどね!)


話は微妙にずれますが、
水曜日の深夜にやっている恋愛コメディのアニメに、「からあげさん」という鶏と「もも」と「ささみ」というヒヨコが登場します。
(夜更かししてテレビ見ている人多そうだから、意外と知られているかも?)
今日、Tひろとその話でちょっと盛り上がりました。

「俺、から揚げになりそうですよね。」

・・・いいねぇ、それ(笑)

色々オケ名考えられるも結局定着しなかったTひろですが、
ささみとプルトという理由で「からあげさん」って言うのも悪くないかなぁと思いました。







この記事を書いている途中に、Sモンの大好物の“ G ”がわが部屋にも出現したことに気がつきました
(BOXはもはや虫かご状態だけどねっ!)
エチルアルコールのせいか、しとめ損ないました。

ぁー今夜は奴と一つ屋根の下か・・・。


割引の実態

2007-07-25 01:47:41 | Weblog
さっきコンビニでカップ麺を買おうと思ったら、英世さんがいなくて焦りました。
ターバン巻きたいからって別に僕の財布から逃げ出さなくてもいいのに。
そういえば、愛媛にゆかりのある金之助先生をすっかり見なくなったのがちょっとと寂しい・・・。


予想に反して財布にお札が無かったのは、NHKに搾取・・受信料を徴収されていたから。
ごたごたもあったし払いたくないという気持ちも分からないでもありませんが、
僕は払うことにしています。
大河ドラマなんかは時々見ているし、そういうことで人ともめるのは嫌なので。


いつも通り払った後、
「学生割引について案内はご覧になりました?」とおじさん。


「面倒くさそうだったので、よく見ずに捨てました」
・・・とはさすがに言えず、結局おじさんの説明を聞くことに。

学生割引については記憶していた通り
(口座振替にして実家と一緒に処理すれば安くなるとか何とか)
だったんですが、集め方の変更もできるとのこと。

「今は年に6回集金に来ているんですが、年に4回集金にくるかたちにできます。
結局1年間に払う金額は変わらないんですけどね(笑)」


・・・ぇ、こっち側にメリット無いの。



年に4回集金する形にするNHK側のメリットって・・・なんかあるかな。


強引に考えれば、


集金にいく回数が減る

→徴収員の手間が減る
→徴収員の数を減らせる
→人件費節約?

・・・ただ集金のおじさんの負担を軽減したいだけだったりして。



でも、口座振替を誘導する手口からは不払いを減らしたいという魂胆がみえみえ。

学生から徴収できる受信料が3分の2になったところで、
口座振替にすれば確実かつ定期的に受信料が入ってくる。
しかも実家の受信料も一緒に。
さらに、集金の人件費も抑えられたら一石二鳥。

ってところでしょう。




「学生さんが知らなかったら、説明するように言われているんです。
案内は必ず来ているはずなんですが、大抵の学生さんは知りませんからねぇ。」

・・・まぁ知らないわけではないんだけどなと内心思いつつ。



おじさんも暑い中、留守の多い学生から受信料を集めて回るのはきっと大変なんでしょう。


居留守何度も使ってごめんなさい。

でもやっぱり申請する気はありません。

学生だからという理由で夏休みの受信料免除とかはしてもらってるし、
NHKの意図したままに動かされるのってなんか朝三暮四の猿みたいだし、
自分の生活費としてもらっている中から出しておきたいという気持ちが強いので。


ささみをあげる

2007-07-24 01:54:36 | Weblog
ぇ、別に変なタイトルじゃありませんよ。
確かに不正確な表現かもしれないけれど、嘘じゃありません。




▲今日のハイフェッツ君 

これだと分かりにくいけど、なんか面白いポーズしてます。
実家のネコも仰向けに寝る変わった奴でしたが、
わざわざこんな疲れる体勢で寝るのネコはもっと珍しいと思います。


さて、今日の練習が終わったときのこと。
缶コーヒーでも飲もうかなとBOXの出入口に行くと、ハイフェッツ発見。


何かくれ


といわんばかりの顔をしていました。(最近ちょっと傲慢かも…)


そういえば昨日か一昨日キャットフード食べていたなぁと思い出し、
よし、僕もなんか買ってきてやろうと衝動的に思い立ちました。
変なところに対抗意識燃やしてしまいました・・・。
ネコ好きな誰かに。


善は急げということで、ローソンへ直行。

予想通り、ちゃんとキャットフードありました。
最近の便利ショップってすごいですね・・・。


高かったらやっぱりやめようと思っていたのですが、
結構おいしそうな缶詰がなんと88円。
缶コーヒー1本我慢すれば用意できる金額でした。


種類もいくつかあったのですが、「ささみ入り」という言葉があまりに魅力的だったので、
迷うことなくそれを購入。


BOXに戻ってきてみると、ハイフェッツ君は新顔のシャムネコを追っ払っているところでした。

擬音語で表現するところの「しゃー!!」という声で。

ネコが威嚇して出す声って千差万別ですねぇ。
というのも、うちのネコのそれとは随分違ったんです。
何がどう違ったのか良く分からないんですが。


ハイフェッツだけにあげるのもかわいそうな気もしたんですが、
既にシャムは逃げてどこかへ行ってしまい、どうしようもありませんでした。



人が食べても結構いけそうな雰囲気のキャットフードなので、
ハイフェッツもおいしそうに食べました。
が、それほど空腹ではなかった模様。
食べ残してしまいました。


ま、喜んでくれたみたいだったのでひとまず良しとします。
不公平にならないようにシャムネコにも今度何か上げる予定。
学生課には怒られそうですが・・・。



なお、ちゃんと缶コーヒーは我慢しましたよ(笑)




そんなの、要らない

2007-07-23 00:45:02 | Weblog




今日、献血に行ってきました。

このグラスはそのときにもらったものです。
献血10回目の記念品として。



なぜ献血しに行くのか?
人によって理由は様々あるでしょうが、僕の場合崇高なものじゃありません。

極端な言い方をすれば、
社会奉仕したという自己充足感を得たいというだけの話です。
自分も血液を提供している限りにおいて無価値じゃない、のようなね。

比重を自己に置いた勝手な考えです。


自分の中にそういう気持ちがあるのを感じているために、
こういう「報酬」をもらうことに抵抗を感じるんです。

自分は利己的な理由で献血しているだけなんだよ?
別に偉いことをしているわけではないよ?
「感謝してますー」みたいなのをアピールされても困るだけなのに。


それに、これを用意するくらいならもっと他にお金の使い道があったんじゃないかとも思ってしまうんですよね。
だって、医療費が高くつくから増税だ、なんてご時世ですよ。



(岡山の献血推進協議会のマスコット、けんけつちゃん)

こんなのもついてきました。
が、「けんけつ」なんて書かれた携帯ストラップを着けたいと思うかという根本的な問題が・・・
(万が一欲しい人がいるなら喜んで差し上げます。先着一名様まで。)


まぁ前のピンバッジよりかなり実用的になったとは思うけれども。



結論。

個人的には、こういう無駄はなくしたほうがいいんじゃないかって思うわけです。
こんな景品がなくなったところで、献血ルームへの足が途絶えるとは思えないから。
むしろ僕は処分に頭を悩ませることがなくなって、足繁く通うことになると思います。

p.s. 今日のおばちゃんは痛かった。

賞味期限付きバトン

2007-07-22 12:17:13 | Weblog
★回された人は3日以内に回答すること。
★嘘偽りなく答えること。
★アンカーは禁止。
★回した人は回された人がルールを守っているか確認に回ること。
★バトンを回す人はマイミクの人数÷2(端数切り上げ)を足跡の上からマイミクさんに回すこと。

★まずバトンを回す人を教えてください。
(名前があがった人はドキドキしながら見ましょう)

ソロモン
ミネコさん
ムネルスさん
漣さん
カンダタ
白ネコ5号
風神
のぶちゃん
福さん

足跡からバトンする余裕がありそうな人を抽出。

★あなたの本名は?

苗字は明治ごろ農家だったんだなというのが想像できる漢字。

★年はいくつ?

20。

★趣味はなぁに?

引きこもっているときはゲームor読書。
…最近mixi中毒になっている気もする。
外に出たときは一応バードウォッチング。(これ、正式にはバードウッチングって表記します。)
当てもなく自転車でさまようのも好き。

★付き合ってる人は?

いない。

★いない人は好きな人いる?

いないと思う。

★(いる人は)その人のどこが好き?

★好きな人のタイプは?

要求を察してくれる人

★嫌いなタイプは?

一緒にいて疲れるようなタイプ。
 
★あなたの好きな漫画、ゲーム、小説、映画は?

漫画:昔はコナンを集めていたけど…。封神演義は文句なしに好き。
最近は浦沢直樹を読んでみたいと思っています。

ゲーム:根気さえあれば最強を目指せるゲーム、が好き。
モンスターファームシリーズがそうだし、
FFシリーズに代表されるRPGも(概して)そう。
今熱いのはFFT。
これは僕の好きなジャンルのSRPGの原点にして頂点ともいえるゲームです。
他は・・・CAPCOM「大神」の雰囲気は最高です。
アクションやシューティングは概して苦手なのでやらないんですが、
ドラッグオンドラグーンは結構お気に入りのソフト。

考えてみたら僕が好きなゲームってかなり限定的。

小説:昔は選り好みせずに色々読んでいたけど、最近は村上春樹とホームズしか読んでいません。
けど、最近新訳が出たというカラマーゾフの兄弟、読んでみたいなぁとは思っています。

映画:映画館に行ったことが数えるほどしかありません。しかもドラえもん…。
テレビでジブリが放送されていれば見る程度です。

★好きな食物は?

何でも好き。
ただ、自分にとってご馳走といえば海鮮料理かなぁという気がします。

★嫌いな食物は?

一般的な食べ物で嫌いなものは無いけれど、おでんはそれほど好きじゃありません。
少なくとも皆ほどは。

★好きな音楽は?

神経逆なでされるようなもの以外であればなんでも。

★好きなブランドは?

自分には全く縁の無い世界…。

★回してくれた人はどんな人?

大河ドラマと水戸黄門が好きな、うっかり文学少女。

★回してくれた人の心の色は?

心の色って…かなり選択肢少ないですよね。
多分、澄んだ空色。

★最後に回す人のイメージカラーを付けてください。

ソロモン、平日に昔の茶色のVnTシャツを着てくる人なので、茶色。
ミネコさん、会ったときの黒い服のイメージがあって、黒。
ムネルスさん、ブログの写真にある、明け方の空の薄い灰色。
漣さん、なんか緑色系統の服を着ている写真が多い気がするので緑。
カンダタ、たぷたぷのおなか。・・・じゃなくて黒。
白ネコ5号、そりゃ、考えるまでもなく白でしょう。
風神、泡盛Tシャツの色。・・・何色だっけあれ?
のぶちゃん、萌えポロのピンク。
福さん、mixiの写真に使っているぬいぐるみの白。

こういうのって結構かぶるもんですね。


― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ― ―  


夏休みになってから素晴らしく大学生っぽい生活を送っています。

土曜日、朝8時に起床→弦分→マックに長く居座り、紙飛行機で遊ぶ
→一時帰宅した後、BOXへとんぼ返り。
→練習しようと思ったのに、なぜか雑談になり数時間経過。
→だべっていた数人でラーメンを食べに出かける。
→ラーメン屋で場にそぐわない話題で盛り上がった後、そのままほのかの湯へ
→TひろのラブコールでCモナさん召喚
→Tひろの家で飲み始める(午前1時半ごろ)
→ついさっき(10時半ごろ)帰宅。

みんな勉強しなきゃいけない・・・とか言いながら
これだけのことをやってのけるので
あきれるというよりも感心します。嫌味じゃなく。



さぁて。
時間がふんだんに与えられた贅沢なこのときをいかにして過ごすべきか。

とりあえず、服を詰め込んでるダンボールをどうにかすることから始めるべきかな・・・

シシャモが食べたい

2007-07-20 23:37:20 | Weblog
うなぎが食べたい、は「ごんぎつね」(新見南吉)に出てくる台詞です。
この用法の「が」の説明にはうってつけですよね。


さて、タイトルにもあるシシャモ、皆さんは食べたことありますか?


多分、なかなか居ないんじゃないでしょうかねぇ・・・
「シシャモ」を食べたことがある人は。


え、じゃあ、スーパーなどでよく見かけるあのシシャモは何?


よく見てください。
全て「子持ちシシャモ」になっていませんか?
実はわざわざ「子持ち」とつけるのは、たいていの場合別種だからなんです。
出回っているものは全て海外産のカラフトシシャモだと思っていいみたいです。


シシャモは現在漁獲高が非常に少なく、なかなかお目にかかれなくなっているとか。
子持ちシシャモを悪者扱いするつもりではありませんが、
その話を聞けば、シシャモ、食べてみたいと思いません?


このトリビア的情報は、数年前、ナイルパーチがスズキ、白スズキという名で市場に出回っているのが問題視されたときに知りました。
それ以後、スーパーなどに行く機会があれば「シシャモ」がないかなぁと思って見てみることがありますが、未だに出会ったことありません。
(まぁ、魚介類コーナーにあまり行かないせいかもしれませんが…)





さて、話が飛びますが、酒税回避のために開発された発泡酒。
価格が安いことを最大の武器に、市民権を得てビールに取って代わりつつあります。

が、人によってはそれをよしとしないようですね。
いつぞや新聞の声欄に、発泡酒について言及し、「本物離れが進むのが嘆かわしい」という意見がありました。



代用品は本物に代わっていいものかどうか。


実地に調べてみることにしました。
というのも、昨日発泡酒を飲んでみたので、
その味を忘れないうちにビールも飲んでみようと思ったんです。


用意したのはキリンのGOLDというビール。
確かに発泡酒より高いです。
(ちなみに昨日はAsahiの

・・・では、肝心の味はどうか?

確かに美味しい。
まろやかな優しい味だし、発泡酒で感じた水っぽいという感覚はあまりない。

やっぱり安い発泡酒には無い貫禄がありました。



・・・でもまぁ、別にビールがそれほど好きじゃない僕にはどっちでもいいんですけどね(ぉ

ハイフェッツ、缶詰を空ける

2007-07-20 00:36:42 | Weblog
まぁ、言わなくても分かるけれど、本人の話じゃありません。

BOXに住み着いている猫のことです、ハイフェッツって。
なんでそういう名前になったのか詳しくは知らないけれど、
ナタリーさんがそう呼んでいるのを聞いて、なんかツボにはまりました。

なんで野良猫の名前が、あの有名な巨匠と同じなんだ(笑)

磯野(フグ田?)サザエが、サザエと呼ばれようと、姉さんと呼ばれようと、ママと呼ばれようと、サザエさんと呼ばれようとも、
磯野サザエが磯野サザエであるのと同様に、
あの猫が、ギンと呼ばれようと、太郎と呼ばれようと、イワシと呼ばれようと、ワタナベ・ノボルと呼ばれようと、ハイフェッツと呼ばれようとも、
あの猫があの猫であることに変わりは無いわけで。

しかし、野良猫の身分で、キャットフードの缶詰を食べているとは贅沢な。



・・・今度なんか美味しいものもっていこうかな。






解剖は今日で終わりました。
明日納棺です。

前回の納棺では、泣きそうになりました。
故人が着用していた服、櫛、愛読していたパズル雑誌まで一緒に納棺したんです。
生前、この服を着、この櫛で髪をくしけずり、クロスワードを解いていたのかと思うと、急に命の重みを感じて。

解剖し始めたときからずっと「人を切っている」という感覚はあるつもりだったのに、いつの間にかそれが希薄になっていることに気がつかされました。

正直、満足の行く実習が出来たとは到底思えません。
かなり乱雑に行ってしまったし、自分の頭の中に残せた知識というのもかなり少ない…。


遺族は二度泣く。


献体組織の運営をしている理事長のオバサンに言われました。

一度は亡くなって間もないとき、二度目は解剖後の骨が返って来たとき。
正中から切断されている骨を見て涙がこぼれるのも無理ありません。
本人の意思とはいえ、亡くなって悲しみの淵にいるまさにそのときに大学に行って遺体を預ける、あげく返って来たお骨は様々な箇所で切断されている。

身を切られるような思いだと思います。


果たしてそれだけの思いを無駄にすることなく、最大限に生かせたのか?


正直なところ、そうとはいえません。


時間に追われていたとはいえ、かなり乱暴な作業に終始したこと、
自分の集中力も維持させられなかったこと、
反省点は多々あります・・・。


今できることは、最大限の供養をすることのみ。
その稀有な志に心から敬意を示し、感謝します。



僕は、若いうちに死ぬか脳死状態になれば臓器提供に使ってもらって、
年齢を重ねてから死ぬなら献体しようかと思っています。
・・・家族を説得するのが大変ですが。
もし僕が死んだときに遺族に会う機会があれば、僕がそう望んでいたことを伝えてください。

医療従事者は解剖の実体を知っているから献体しないと言われるそうですが、
自分の中に忸怩たる思いがある以上、何らかの形で社会に還元しなければならないと思うんです。







ぁ、ぺタに倣って、ありあわせ材料でビールのつまみを作ったことを書くつもりだったのに忘れた…。
面倒なのでその話はまたいつか。

思い出し笑い

2007-07-18 01:31:49 | Weblog
セミが鳴き始めました。
それを聞いているとどことなく物寂しい気持ちになります。
何の悩みも無かった過ぎ去った過去を思い出すからかもしれないけれど、
残されたわずか1週間に全てをかけるセミの投機的な一生に
儚さを感じるからかもしれません。





最近良く使うけど、閑話休題。

思い出し笑いはする人としない人がいるという話、聞いたことはありませんか?


…する人の僕からすれば、しない人っているのかなぁと思ってしまうんですが。



今朝も、大学に自転車を走らせながら、ひとり思い出し笑いしていました。


思い出させたのは、自転車のベル。
こいつ自身には何の罪も無かったのですが・・・。




今をさかのぼること5年、自分が高校生だった頃の話。

うちの高校は丘の上にあったので、
自転車通学していた僕は毎朝ちょっとした運動を課されていました。
さらに、いつも遅刻ぎりぎりのタイミングで家を出るので、毎日がタイムトライアル。
自己ベストは17分でした。(距離は多分6~7km)
帰宅部だった連中の中ではかなりいいほうだと思います(笑)


その事件の起きた日の朝は、珍しく少し余裕があったんだと思います。
今日は駐輪場から教室まで全力疾走しなくてよさそうだな・・・なんて思いながら
前を二列になって進む先輩らの後ろをたらたら進んでいました。


しばらくして、学校のすぐそばの坂道に差し掛かりました。
もうゴールは目前ですが、その坂道の勾配は急で立ってこがないとなかなか上れません。
いつものように立ってこぎ始めました。
その面識の無い先輩二人の二人の後ろを。



突然、



チリン♪


自分の自転車のベルが鳴りました。

あれ?と思って見てみると制服に引っかかって鳴ったことが判明。
なんだ・・・、と思って前を見たら・・・


前を進んでいた先輩方お二人が振り返り、じろり。
おしゃべりもやめて黙って進み始めました。


・・・その状況の気まずいことといったら(笑)!


意図的に鳴らしたんじゃないんです!


なんて弁明できるわけも無く、
その先輩方から一刻も早く離れようと、
猛ダッシュで追い抜き、結局駐輪場から教室まで追われるように走りました。
服に引っかかってなったことなんてそれまで無かったのに・・・。



まぁ、昔からこういう経験多いんですが…。





今朝、ベルをふと見たときにそのことを思い出して、ひとりニヤニヤしていました。
周りにいた人にはちょっと危ない奴と思われたかもしれません。





遺伝か獲得形質かは分かりませんが、確実にこの習性は母から継いだものです。
話している最中に不意に笑い出すから、
一体今の話のどこが面白かったんだと聞いたら、
全く関係の無いことを思い出して・・・なんていう人なので。




さすがに話しているときに思い出し笑いすることはありませんが、
一人でいるときにニヤニヤしていたら
ぁあ、またなんかくだらないこと考えてるなって思ってもらって結構です。




・・・明日試験があるのになにやってんだろうなぁ。

新人演

2007-07-16 03:14:37 | Weblog
そろそろ新人演奏会の準備を始めないとなぁと思って、
楽譜を手に入れたり、実際に弾いたりしてみています。


簡単に説明すると、
新人演というのは、指導している後輩と2人で演奏する発表会のこと。
小豆島での合宿中に行う伝統(?)行事です。
自己紹介的な意味合いも強い…んですよね、多分。

去年は授業と合宿が見事にかぶっていたのでほとんど参加できなかったのですが、
今年はうまい具合にずれてくれたので、新人演にも確実に参加できます。


2年前(もう2年も昔か…)、自分が新人演で発表したときは…不完全燃焼が悔しかったのを覚えています。

・・・やっぱ、向こうについてから弓順考えるって無茶ですよ、ナタリーさん・・・


というわけで。

後輩には練習の成果を存分に発揮してもらいたいと思っています。


緊張を克服するためにはとにかく練習するしかない!ということで
楽譜も早めに用意しようと作り始めました。


別に手を入れなくてもそのままできればそのままでもよかったんですが、
Gーザが持ってきてくれた、ピアノ伴奏つきの原譜は♯が6個。

それがどうした、って言われそうですが、
わが愛弟子は、今の段階では、楽譜はおろか開放弦の音が何かも分からないという状況なもので…。
(道のりは険しく遠い。)


そこで、なるべく簡単に弾けるように移調することにしました。
そしてピアノ伴奏もバイオリン1本で弾けるようなものに―。



まずは楽譜をいじる前に、とりあえず…と、
原譜をパソコンのソフトで打ち込んでみて再生してみました。



ん・・・なんか変。というか思いっきり変。



だって前奏の部分、D♯m9ってわざわざ書かれているのに、響きが明るい。


しばらく悩んだ末に原因判明。

ぁー、これ、ヘ音記号か・・・orz


(・・・打ち直し・・・)


ピアノ伴奏は細かい動きのある方を選んで打ち込み、再び再生。
(だって長い音符を伸ばすだけって言うのもさすがにつまらないじゃないですか。)


・・・あれ、妙にぶつかる箇所が多い。


コードと見比べてみて原因判明。
動きの細かい右手の伴奏のみを抽出したので、それが7度だったときにメロディーラインとゴツンゴツン。

(詳しいことは分からないけど、多分ね?)




うーん。



もう、やめた・・・ってことで一時中断しているわけです。