風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

村上朝日堂

2020-11-28 17:52:10 | Weblog

 

最近村上春樹のエッセイを時々読んでいます。また村上春樹かって言われそうですが、仕方ないんです。年を取ると新しいものに手を出せなくなっていくんです。

「村上春樹堂」は1982から1984にかけて連載されたエッセイ集です。その後、この名前を冠したエッセイ集はいくつか出版されましたが、今読んでいるのは『村上朝日堂』 (1984年7月) 、『村上朝日堂の逆襲』(1986年6月)、『村上朝日堂はいほー!』(1989年5月)あたり。過去に読んだことはあるので読み返しているという方が正確ですね。

改めて読んでみて何が一番インプレッシブだったかというと、これを書いているときの村上春樹が今の僕と同じ34歳だということ。

34というと若者というにはそろそろ苦しくなりつつも、中年というにはまだ早いかなと思うんですよね。30年前の社会状況は今とは違うはずだけど、34歳が社会に感じることとというのは時代が変わってもあまり変わらないみたいです。もちろん、共感できない部分も多々ありますけどね。

もっと年を取ってしまうと、このエッセイを読む気がわかなくなるんじゃないかと心配しています。普遍的なものならば読者の年齢は問わないかもしれないけれど、エッセイというスタイルには賞味期限があるように感じています。なんだか寂しいですが。

村上春樹の小説は嫌いだけどエッセイは好きという読者も少なくないと聞きます。正直、僕も今小説を読み返そうとは思わないけれど、エッセイぐらいならさっと読めてそれなりに満足感が得られます。

本を読むのにも年齢制限を感じてしまうとは…年はとりたくないものですね。


「終わりのない青さは 終わりがある青さで」

2020-11-14 00:01:41 | Weblog

スピッツ「花と虫」 弦楽四重奏風アレンジ

 

スピッツ16番目となる最新アルバム「見っけ」(2019)より「花と虫」を選んでアレンジしました。

弦楽四重奏風にしてみましたが実際に演奏可能かどうかは不明です。笑

弦楽四重奏と言いながら音源は相変わらずピアノ風です。

無料の弦楽器音源はどうしても違和感が払拭できないんですよね。

(このピアノ音源も強弱の表現に結構苦労してます…音がすぐきつくなる)

有料の弦楽器音源を買ってもいいなあと思いつつも、使い込ませないと嫌だなとしり込みしてしまっています。

だって高いんだもん。

 

個人的にはこのアルバムで一番好きな曲です。

繰り返されるシンプルなメロディと正宗節の歌詞が相まって、何とも言えない魅力を発していると思うんですがいかがでしょう。

色々な昔のことを思い出しながらしみじみと感傷に浸りたくなる一曲です。

 

「終わりのない青さは 終わりがある青さで」


焚火をしたい

2020-11-01 23:32:28 | Weblog

秋の行楽シーズンも終わりを告げつつあります。

今季、一度だけ近くのキャンプ場でテントをレンタルして一泊しました。

火起こしに苦労し、霧雨に降られ、翌日子供は風邪ひくし、なかなか大変なキャンプでしたが、それでも楽しかったです。

子供も楽しんでくれたと思います。

 

流行に乗るようでなんだか癪ですが、その後もキャンプしたい欲がじわじわ湧いてきています。

夜、薪をくべて火を大きくしながら、熱いコーヒーを片手にぼんやりと過ごすのが今のちょっとした夢です。

一方で、面倒くさいという気持ちも無視できません。

特に子供を連れて準備するとなるとその気持ちが倍増します。笑

 

無心になれることを探すっていいですよね。

晴れた日に青空眺めるだけでも悪くありません。でももうちょっと非日常感が欲しいところです。

焚火で検索するとyoutubeで焚火動画がたくさん出てくることに気が付きました。

でも動画を見るのだけで満足するようになっては・・・さすがにダメだと思うんですよね。

 

今日もホームセンターのキャンプコーナーを時間をかけて歩き、結局何も買わずに帰りました。