風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

少年の心

2009-07-29 23:42:22 | Weblog
どうもこのところ雨や曇りが続き、なんかパッとしません。
夏休みが8月中に終わってしまう人間としては非常に憂慮すべき事態です。

でもそんなことに屈して悶々と過ごすつもりはありません。
逆境は逆手にとって利用すべきです。


ということで。


うなぎを釣りに行こうと思うんです。

誰か一緒に行きませんか?



事の発端は、昨日のデイリーポータルの記事。

【ペットボトルでウナギを釣りたい】

これによれば、なんでも釣竿の代わりにペットボトルを使った仕掛けでウナギがつれるそうです。
ペットボトルを使った仕掛けといっても、罠じゃありません。

あくまでも針と糸を用いた「釣り」です。


魅力は、

①安価;支出は数百円の世界

②釣り初心者でも大丈夫;なぜなら投げ込むだけだから

③そのくせ釣果は期待できる;安く作れるので、大量にしかけられるため

・・といったところにあるみたいです。



また、ウナギを釣る時期として、今はかなりいい条件が揃っているみたいです。

①夏であるということ。ウナギの食欲も最高潮

②梅雨真っ只中であり、水が適度ににごりがちであるということ


梅雨が明けないのを逆に利用してやろうと思ったのは、こういうわけです。


岡山近海となると水質がどうしても気になりますが、
東京湾のウナギでも食べられるらしいので、多分大丈夫でしょう。

泥を吐かせてしっかり焼けばいいらしいです。
たれは市販のものを買ってくればいいだろうけど・・・さばけるだろうか・・・



ってこういうのを捕らぬウナギの何とやら、っていうんですよね。



このブログの観閲者はどちらかといえば女の子が多いし、
そもそもインドア派が多そうなので、あまり賛同者が居るとは思えませんが
一人でもやってみようと思います。


 * * * * * * * * * *


最近、塾に拘束される時間が長すぎて全く身動きが取れない状態です。
そのため、時間をそれほどかけなくてもできそうなこのウナギ釣り記事を読んだとき、

めっちゃ心躍りました(笑

なんかうっぷんのたまり方が尋常じゃないんです。
体力も時間もある最後の夏なのに、何故僕は何一つしたいことができないのかと・・

だからせめて、この時期だからこそできることをなにかしてやるんです。

 
 * * * * * * * * * *


「せんせー、ぜったいまだ少年の心持ってるじゃろー?」

そう言って塾の生徒の女の子はからから笑いました。



この計画を話したわけではないんですけどね。

アンフェア

2009-07-26 01:09:48 | Weblog
うちの塾は「個別指導」の塾で2対1で授業を行います。

授業とは言っても講義するわけではありません。
家庭教師みたいなもんだと思ってもらえればいいです。
それが1対1でないだけです。

当然、時間はなるべく均等に配分し、不公平にならないようにしなければなりません。

上からもそう言われていますが、
僕の場合、自分の中のルールを守るために、いつも気にしています。

僕はお金に対してある種の強迫観念を持っています。
だからこそ、見返りにお金をもらうサービスに不平等があってはならないと思っています。


 * * * * * * * * * *

今日は、生物をみてくれといわれ、嫌々行きました。
自分のほかに理系生物受験がいないので、致し方なく・・

生物を教えるのはバイトを始めて以来、初めてでした。

生物を見る生徒は、体験入塾の可愛い女の子でした。
もう一人の生徒は男子高校生で、科目は英語でした。

生物の女の子は体験入塾だったので、
入りたいと思わせなければならないと必死でした。
生物はもともと絶望的に出来なかった上、久々だったので、さらに必死になりました。
苦戦している遺伝の問題が実はセンターの問題だと分かり、さらに焦りました・・(苦笑

そんなんだったので、
もう一人の男子生徒はほとんど放置したまま1コマ終了してしまいました。
っていうか、何の指導もしてない。

・・どう見ても不公平。あまりに酷い・・。



反省したのは、不公平だという点にとどまりません。

・・自分に自信が無かったんです。
女の子が可愛かったからこうなってしまったんではないか、と思って。


いや、立場が逆だったとしても、
僕は生物を持ってきた生徒にかかりきりになってしまったに違いない。

そう思って、自分の不安を打ち消しました。



でもその後でふと思ったんですよね。

生物見られるのが自分しかいないってことは、
もしあの子ら入塾したときに生物を取れば、確実に自分が見ることになるわけで―。



少なからず喜んでいる自分に気がつき、確信しました。

僕は今日ひいきをしたと。

全く・・これだから男と言う生き物は・・


なんか色んな意味で情けない一日でした。

それは「罪」?

2009-07-24 23:19:18 | Weblog
7月5日以降に会った人の大半を驚かせるか、笑わせた自信があります。

今日はとしひろを恐縮させました。
こんなこと、なかなか無いよね(笑 ?


* * * * * * * * 


さて、次のいたずらを考えてみました。


【 献血カード偽造計画 】

しつこいようですが、僕はHBVキャリアということになっているので、献血できません。
ところが、検査結果は偽陽性だったので、実際は僕の血液は感染性を持っていません。

それなのに、頭の固い赤十字は僕の血液など要らないと主張します。

というわけで。

B型でRHD+、さらに今後献血するつもりが全く無い方、
もしいらっしゃいましたら名義貸してください(笑

その名前で献血しようかと半分本気で考えてます。


献血カードに顔写真など入っていないし、
名前が本人のものであるか確認するはずも無いので、迷惑はおかけしません。

万が一名前を貸してくださった方が輸血を必要としたとき、
赤十字にあるデータがBのRH+ならとりあえずは問題もないはず。
(不規則抗体とかの検査は輸血前にきっと行うはず)

献血カードが身分証明になるはずも無く、悪用もできません。


どんな献血狂・・と思われるかもしれませんが、
たまたま自分の造血能は正常だったんだから、
腐らせておくのがなんか惜しい気がするんですよね。
(まぁ、言いがかり付けられて黙ってられないって気持ちも強い 笑)

偽造したら法的にもなんらかの罪を犯したことになるのかもしれないけど、
ばれなけりゃ実際的な問題が生じることはありません。

多分。

* * * * * * * * * * 

ただやっぱり、公的な機関をだますっていうのは気が引けますね。
たとえ一応それが善意に基づいた動機であるにしても。


やるにしても、架空の人間でも作り上げたほうがいいかなぁ。
万が一その人に迷惑かけることになったら申し訳ないし。

NOと言いたい日本人

2009-07-24 03:48:59 | Weblog
今日もアクティブな一日でした。

ぇ、昨日と言ってることが違うって?
世の中、なかなか思ったとおりにはならないものです。


というわけで、今日も日記。(長いです。携帯非推奨)


 * * * *


目が覚めたのは、9時半でした。
ところが不思議なことに、次の瞬間には12時前になっていました。
時間って縮むんですね。


やばい、バイトに遅刻する・・とあせって準備していたら、電話がかかってきました。

「今日は休みが多いから来なくてもいいです」

・・それは早く言ってほしかった・・


というわけで、一日フリーに。
折角なので、自転車でちょっと遠出することにしました。


前回、地図を持たずに出かけると空港についてしまったので、今度はちゃんと地図を携帯。
行き先はとりあえず足守川の上流、ということにしました。
行けるところまで行ってみようと。




▲黒谷ダム;ダムとしては多分ちっちゃい。
 ダムフェチではないので、特に魅力は感じなかったけれど記念に。




▲鳴滝森林公園;名勝と書かれてたので立ち寄ってみました。
 ミストに太陽光があたり、幻想的な雰囲気をかもし出していました。




▲その中の"鳴滝" ;カワガラスあたりが居てもよさそうなんだけど、鳥の姿は見えず。
 でもなかなか満足できました。
 「マイナスイオン」も一杯浴びられたと思います(笑


でも全てが順調ってわけでもなかったんですよね。
途中、自転車のトラブルがありました。

実は、鳴滝についたときには既に前輪のギアが変えられなくなっていました。
これ以上の強行軍は危険と判断し、帰ることに・・。
本当はもうちょっと先まで行きたかったんだけど。



帰るなら帰るで、店が閉まる前に早く修理してもらおうと市内へ急ぎました。
頑張ってこいだので、暗くなる前に帰り着きました。

さぁ、早速修理してもらおうとお店に行ったら、「定休日」の文字。

お約束です(笑

まぁ明日でもいいか・・と家に帰りました。


 * * * * *


あー疲れたー・・と家に帰ったとき、塾からの着信履歴があることに気がつきました。
次行かなきゃ行けない日の話かなと思って電話したんです。


これが間違いでした。


「今日の8時空いてる?西大寺校にピンチヒッターで行ってほしいんだけど」
(注;時刻7時過ぎ。ちなみに僕が普段行っているのは円山校)

うん・・・?
西大寺って岡山市の東の果てにあったきがするんだが・・

「・・分かりました。行きます・・(涙」
こちらに拒否権は無く、行くことになってしまいました。


さっき以上に必死にこぎました。
今度は目的地を知らない上に、暗くて地理感覚がつかみにくいという悪条件つき。


なんでへろへろの状態でこんな必死になってるんだ・・
これで間に合わなくても僕の責任じゃないよね・・

色んな想いが頭をよぎりましたが、無心に走りました(笑


そして、何とか19:50に西大寺校に到着。
授業もそれなりにやって帰りました。


 
 * * * * *


Googleさんに今日走った距離を聞いてみました。
90kmという返事が返ってきました。


ぁー・・疲れた・・

タイミングを逸したことは、後になって気がつく。

2009-07-23 00:20:24 | Weblog
今日は厄年のおっちゃんの健康相談を受けました。
2時間くらい話を聞きました。
それっぽい返答も少しはできるようになっていることに気がつきました。
ちょっとは前進してたんだなーとしみじみ。



 ― ― ― ― ― ― ― ― ―


「木曜日は大丈夫なんだっけ?」


「・・はい、全コマ空いてます」

嘘がつけない僕は、明日も塾の窓から空を寂しく眺める一日を送る予定です。
 
おかしいなぁ。
ただ計画を立ててないというだけで、実行したいことは山積みなんだけど。


今期の講習会、申し込みが殺到しています。
バイトしている僕の目から見て不思議です。
申し込んだ全員に「そんないいもんじゃないよ」って言ってこようかな(笑

お金は要らないからせめてやりがいを与えてくれ・・

ぬー・・・よく分からない欲求不満が蓄積していく。
色んなもの放り出して放浪の旅に出たい。

ジョニー

2009-07-20 23:47:30 | Weblog
【注意;以下の記事には若干アレな内容が含まれます。
スクロールするのは大丈夫な人だけにしてください】














私とて彼が可愛くないはずがなかったので、
待てど海路の日和なき日々を送る彼を見ていると心が痛んだ。
彼がやんちゃであればあるほどに、
外界と折り合えずに孤独な一匹狼として吠えるしかない自分の姿と二重写しになる。
哀れさはいや増した。
ときたま妄想の世界で遊ぶだけで彼が貴重な才能を空費してゆくのかと思うと、涙を禁じえなかった。
 
「泣くなよ」ジョニーは言う。「ごめん。俺がわがままだったよ」

「すまん」私は言う。

そして私とジョニーは仲直りする。
まあ、そういう日々だったと思ってもらって間違いはない。



森見登美彦『四畳半神話大系』第三話 <四畳半の甘い生活> より引用

新聞連載されている小説が結構好きなので、他の作品を読んでみようと思いました。
代表作は『夜は短し歩けよ乙女』らしいんですが、あえてそれは外して。

京大農学部卒の作家ゆえに、
作品中にも京都の地名がたくさん出てくるのが特徴らしいです。
今度京都に行く機会があれば、何度も登場する「鴨川デルタ」に行ってみたいと思いました。

この小説はパラレルワールドで話が展開します。
そういう手法はあまり好きではありませんが、流行なんでしょうかねぇ。
(『ひぐらし』もそうだったし)


そう。それで、読んでいて唐突にジョニーが登場して噴いてしまったんです。

ちなみに、上記の文章はこういう文章の後に続きます。


呪われた思春期の門をくぐってこの方、我がジョニーには惨めな思いを強いてきた。
ほかの男たちのジョニーの中には、
恥も外聞も無く縦横無尽に活躍している輩もごまんといることだろう。
それなのに、私のような主人を持ったばかりに、
我がジョニーは持ち前のやんちゃぶりを広く社会一般に発揮することもできず、
真の実力を押し隠している。
能ある鷹は爪を隠すとはいえ、
血気盛んなジョニーが、かくも空しい境遇にいつまでも甘んじて―
(後略)

・・ジョニーって(以下自粛


それはさておき、エンターテイメント性の強い面白い小説です。
読みながら噴きだしてしまうところも多々あるし、

<強靭で想像を絶する細かな繊維の先ッぽが
ファンデルワールス力によって汚れ成分と分子結合を作るため、
力を入れずに軽く触れるだけでいかなる汚れも取れるという幻の超高級亀の子束子(たわし)>

こんな胡散くさいアイテムが出てくるだけで、僕にとっては十分楽しい(笑


あと、小説に登場する<明石さん>という女の子が個人的に好きです。
だから、全てのパラレルワールドにおいて
必ず主人公と結ばれてしまうのが何か悔しい(笑

快感の虜

2009-07-20 19:33:58 | Weblog
快感の虜になってしまいました。
もう引き返せません。



前からうすうす感じてはいました。
自分が美しさを認めるのは、むしろその硬いフォルムのほうだと。

尻が痛くなるのはヒトの構造上仕方ないことです。
でも、そんなのは些細なこと。
痛いからと言って、この快感を手放す気にはなれません。

ただ、社会的に見てマイノリティであるのはゆるぎない事実。
受け皿としてのこの社会には不備な点がたくさんあります。

色んなリスクを抱えた行為だということも重々承知しています。
それでも引き返せないんです。
できるのはただ、起こりうる危険を予測してそれを防ぐことだけ。

冷たい視線を浴びせられることも少なくありません。
でも、僕ら自身を非難するのは不当です。
どう思われようとも、僕らはそうせざるを得ないのだから。


自分とは違うと言う理由だけで他を排斥しないでほしいものです。






 ― ― ― ― ― ― ― ―


ということで、ロードバイク買いました。
素直にこう書けないのは、もはや性分です。

今日は海の日と言うことで、山に行きました。
地図は持たず、気の向くままに川をさかのぼっていきました。

川をさかのぼっていたはずが、気づいたら空港に着いてしまいました。
清流と言えるようなポイントを目指して登っていたので、
かなり見当違いのゴールとなってしまいましたが
今日は頑張りすぎずに引き返すことにしました。

今度こそ、しまなみの景色を楽しみながら帰省したいものです。


 ― ― ― ― ― ― ― ― 

家に帰ったら今度は父から電話がかかってきました。

吉野川上流に行ってラフィティングをしてきた。楽しかった、と
やや興奮気味に話されました。

 



やれやれ・・・血って怖いものですね。

保護者に嫌われる家庭教師のやり方

2009-07-20 13:33:46 | Weblog
駅近くの「駐輪禁止区域」にこんなメッセージが書かれていました。

「警告後3時間経過したら撤去します」

・・・ふむ。3時間以内であれば好きに駐輪していいってことですね?




親から来たメールを無視していたら電話がかかってきました。

うちの末っ子は、学生さんに家庭教師を頼んでいます。
どうも母はその家庭教師が気に入らないらしく、不満を延々と聞かされました。

今回は保護者に嫌われる家庭教師の方法を書いてみます(笑



【1.ふっかける】

正規契約だけだと企業にたくさん仲介料取られてしまうので
非正規にコマを増やしているケースが少なくないみたいです。
もちろん企業側は厳しくそれを禁じていますが、露見しなければいいだけの話。
家庭教師をするバイト側も頼む側も双方にメリットがあるんだから、そうしますよね。

それで。

その学生さん、非正規契約で正規契約以上の金額要求したらしいです。
うん、そりゃ駄目だわ・・



【2.ぶっちゃける】

「君が入試で落ちようが、自分の人生には関係ない」

なーんて言っちゃったらしいです。

そりゃそうかもしれないけどねぇ・・。
そんなこといわれたらかなり印象悪いって想像できないかなぁ。



【3.要らないことを教える】

なんでも、「水着のおねーさん見られたら嬉しいだろ?」みたいな会話をしているんだとか。

これに関しては弟自身は嫌がってはない(むしろ喜んでる?)みたいなんですが、
母のほうはここが特に気に入らないみたい(笑

多分、弟がそんなことを母に漏らしているとは思ってないんでしょうねぇ。
その油断が身を滅ぼすよ・・(笑



 


所詮バイトと言ってしまえばそれまでなんですが、
2のぶっちゃけトークはやっぱり褒められたもんじゃありませんよね。

バイトとして勉強教える人も多いと思いますが、気をつけてくださいね(笑

夏。

2009-07-20 02:25:57 | Weblog
塾の窓から見える夏の夕暮れ空はなんて美しいんだろうと溜め息をついた昨日。

曇り空の合間からそっと顔をのぞかせた青空のグラディエーションに目を奪われた今日。


夏。
 

なんかもう叫びながら駆け出したい気分です。
なんでこうも駆り立てられるんだろう。

欲望に忠実に生きることにしたこの夏。
誰に気兼ねすることもなく好きなことだけをして過ごしてやります。

夏休みが終わったときには空の表情を一番たくさん知っている人間になってみせます。

要る?要らない?

2009-07-16 23:21:32 | Weblog
気がついた。

人は大部分を思い込みで生きているのだと。
必要だと思っていたものが本当に必要かどうかなんて、失ってみなければわからない。

知らず知らずのうちに必要だと思い込んでしまっているだけで、
実は要らないことって多いんじゃないだろうか。
普段思っている以上に。

失って初めて価値が分かるのは何も価値あるものに限った話ではない。
逆だって又然り。


また、同じ形にこだわる必要も、無い。
等しい密度で膨張していくことは不可能だから、どこかを削ぎ落とすしかない。

だから僕は「とんがった」生き方をしてみようと思う。
概して折れやすいけれど、特定の方向には強い。

そんな生き方。

 


ここで、ふと思った。

じゃあこの「強がり」は「本当に必要なこと」なのかなって。



・・これもやっぱり失ってみないことには分からないんだけどね。