スピッツ好きは「夜に駆ける」「群青」という曲のタイトルを聞くとパクリじゃないかって思うんですよね。(スピッツは「夜を駆ける」)
そんなわけで前々から少し気になってはいました。YOASOBIというユニット。
一度You Tubeで聞いたときは、ふーん‥こういうのが若い子には受けるのねと思ったくらいでした。
作詞作曲者は今26、ボーカルの子はまだ20というし、34の僕が聴くのはちょっと気恥ずかしいと思っていました。
だた最近テレビでこの前の紅白の映像を見て、いいなと思うようになりました。
図書館風のステージで歌ってるのがなかなかおしゃれなんですよね。
最初は音楽そのものというより雰囲気に惹かれたところはありますが、ワーグナーのオペラしかり美術的な演出って実は重要ですよね(とか言ってみる)
この曲は短篇小説に歌をつけるという企画だそうです。
You Tubeの公式映像をみて、なんだ心中の話か‥死ぬ死ぬ詐欺の女の子って嫌いなんだよなと思っていたんですが、くり返し見るうちにだんだん可愛く見えてきました。笑
元になった短篇もネットで読んでみました。その作者も20歳くらいの大学生らしいです。
あーなるほど。この動画と歌詞の通りね、と思ったところまではよかったんです。
残念なのは同じ作者の後日談的な追加の短篇。
ぇ、そのオチ要る?と思わずにはいられませんでした。
ともに1分もあれば流し読みできるくらいの文章量なので興味がある人は読んでみてください。これ蛇足だと共感してくれる人、少なくないと思うんだけどな。
このユニットの他の曲はちゃんと聞いていません。今の所、気に入ったのはこの曲だけ。
あとから考えてみると椎名林檎の愛妻家の朝食にちょっと似たところがある気がするんですよね。速弾きのピアノが後ろでコロコロながれているところなんか。
打ち込みの電子音もゲームのペルソナシリーズの音楽と似てるところがあってこれも僕好み。
今となっては「聞かず嫌い」をしてただけなのかなと思います。
これだけポップスの曲が好きになったのはLemon以来です。Lemonを練習したように、この曲もカラオケで弾けるように練習しています。
ただテンポが速いうえに細かい音符が多いので歌詞をなぞるだけでもまあまあ難しいです。
間奏に至っては何回聴いても覚えられない箇所があって、こちらは今はちょっと諦め気味。
流行りの歌を一曲マスターしておくと、飲み会の2次会で役に立つんですよね。ザ、宴会芸という感じで 笑。
まあ、コロナ第4波なんて言われてる今、そんな飲み会が次いつあるのか分かりませんが‥
テレビでマツコが懐かしい感じがすると評していました。意外とおじさん世代にもささる音楽なのかもしれません。