演奏依頼が来ました。
外科志望の卒業生を集めた飲み会で弾いてほしいと。
例によってＮ田先生とデュオですが、ぶつけ本番で個人練習する時間もなし。
無難な曲としてカバレリア・ルスティカーナの間奏曲やろうよという話になりました。
そこまで決まってもあいつが楽譜を探してくれるはずもなく、自分で用意。
初級のピアノ曲から音を拾ってきて、キーをもとのF-durに戻して印刷しました。
30分もかからずにできるようになりました。
慣れたものです。笑
ネットで買ったエトピリカのデュオ用の楽譜の方が難しそう。
少しは練習しないと。
緊張性気胸を知っていますか。
医療系の漫画やドラマでしつこいくらい登場する疾患です。
理由は簡単。
一般的な気胸と違って放置すると死んでしまうこと、
必要な処置は胸に風穴を開けるだけの単純な方法ではあるが
その救命行為自体が一見残酷な行為に見えること。
フィクションの世界にはもってこいというわけです。
この前、その緊張性気胸の患者を診ました。
酸素化がかなり悪く、血圧も診察室に入ってから少しずつ下がっていく…
これはまずいなと処置を優先させました。
局所麻酔後、肋間からブスッ。
胸壁に穴が開いた瞬間「プシューッ」という音がしました。
このとき肺が急に広がる刺激から患者さんは咳をすることが多いんですが、
・・今回も血を浴びてしまいました。何度目だ。
処置後はみるみる酸素化も改善、自覚症状もよくなりました。
胸腔穿刺は決して難しい手技ではありませんが、
僕も少しは外科医が板についてきたかなとしみじみ思いました。
一方で、この前友人の結婚式で久しぶりに会った麻酔科の先生に
外科でやっていけるか不安を感じていると正直に話したら
「おまえに切ったり貼られたりされることで不幸になる患者さんがいてはならないだろう。
向いていないと思うんだったらやめた方がいい。
麻酔科はいつでも歓迎するぞ」と言われました。
正論すぎてまったく反論の余地がない。
今日のスピッツはニコニコ動画より。
僕もドブネズミとビスケットを分け合えるぐらい優しかったら違ったのかもしれないけど
時間を巻き戻したとしても同じ結果になったような気がする。
Spitz / 優しくなりたいな
暖かくなってきましたね。
春はうってつけのシーズンなのか、周りが結婚ラッシュです。
（ついでにご祝儀貧乏です 笑）
最近結婚した友人たちに共通するのは、
出会って1年…長くても2年以内に結婚を決めていることと。
その期間、短すぎません？
そんな短時間で相手と分かりあうなんて無理だと思うんですが。
もっと長い時間いても分かりえなかったのに。
今回はスピッツのあじさい通りを貼り付けておきます。
タイトルはこの曲の中の歌詞。
これまたしみます。
spitz : あじさい通り
ネットで見つけた画像。
色彩、構図、モチーフすべてが気にいりました。
最初目にした時はしばらく見入ってしまいました。
現代美術のような魅力がある画像だと思うんだけど、
こういうのは個人の感性によって全然違う印象を与えるものなんでしょうね。
掲載もとにある中でもこれが一番好きです。
自転車泥棒を繰り返しながら全国を放浪していた人が逮捕されたのが
ちょっとしたニュースになってますね。
「人生がいやになった」と供述しているとか。
その話を聞いて「ノルウェイの森」の終盤、
主人公が全国を放浪するシーンを思い出しました。
『おまえの母親がなんだっていうんだ？』
・・個人的には好きなシーンですが、マニアにしか伝わらないか。
自己愛に満ちた自己完結的な主人公のこの行動。
気にくわないと言う女性意見は少なくないらしいですが、まあそれはいいとして。
僕も全国放浪してみたい。
誰にも何も言わずに無計画に家を飛び出して、
仕事も何もかも全てほったらかして、
自堕落な生活と酒におぼれて、
気の向くままにふらふらとしてみたい。
「人生嫌になった」って誰かに言ってみるのもおもしろそう。
誰にも連絡を取らず、自己中の限りを尽くしたい。
現実的には人生全てを棒に振るくらいの覚悟がないと無理そうだけど。
スピッツ / テクテク
それにしてもこの曲の歌詞、歌い出しからとてもよくしみる。
みんなもぜひ聞いてみて！
