風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

「あたしこのパイ嫌いなのよね」

2024-03-25 00:40:22 | Weblog
先日も金曜ロードショーで魔女の宅急便を放送していたので見ました。

金曜ロードショーで放送されるジブリは最初の方をちゃん見てないことが多いので、今回は最初から。

通して見た上で、放送される度に話題になる「あたしこのパイ嫌いなのよね」についてあらためて考えました

確かにあの孫娘の言葉には悪意があります。
ただ、要らないと言っているものを度々送りつけてくる祖母への鬱陶しさは想像に難くありません。
嫌いな訳では無いけれど相手の厚意を煩わしく思うこと、ありますよね。

そして自分と同世代の子供が劣悪な環境で働いているのを見たら、小遣い欲しさにこんなことまでするのかと蔑む気持ちも湧いたんじゃないでしょうか。
「マウントを取る」のはある意味では自然な防衛機制だとも思います。
主人公からすれば、それは意地悪に写るでしょうけど。

配達員されてる方はそのくらいの対応珍しくもないと思うかもしれません。
他の仕事でも感謝を想定していた行為が一蹴されることは少なくないですよね。
がっかりするし、凹みます。

そもそも13の子供が一人家を出て生計を立てていくということ自体が、現代の感覚からするとあまりに過酷。
魔女の通過儀礼といっても今の世なら虐待に等しいと思います。
そりゃきつい思いもたくさんするでしょう。

改めて見て、主人公のメンタル安定しないなとは感じたものの、当然ですね。むしろよくやっていると褒めてあげたいくらいです。

この映画のメッセージは、そういうところに込められているのかもしれません。
社会的に弱く不安定な主人公に視聴者が自らを重ね、それを労い鼓舞することを促す。
それでいい、頑張ろう。そんなふうに思えるように。

自分の年を考えると、主人公に自分自身を投影しているようでは幼すぎるのかもしれません。
上の子供は今年8歳なので、5年後には主人公と同い年。
もちろん今よりも成長しているでしょうが、たった5年後に独り立ちを促すことなんてできそうにありません。
子供がそういう無自覚な悪意ですり減らないように強く育ててやらないといけないということでしょうか。

「あたしこのパイ嫌いなのよね」
そう言われたときにどう返せるか。

タフに生きていかなければいけません。

うどんが好きというよりも釜玉が好き

2024-03-13 23:08:08 | Weblog

今の職場の道の反対側にうどんの製麺所があります。

一人で手早く食事を済ませたいときによく行きます。

その店で圧倒的に人気なのはかけうどん、ぶっかけうどんです。

でも僕はもっぱら釜玉ばかり注文しています。

タイミングの問題で釜玉は数分間かかると言われることも多いんですが、急いでいないときは必ず待ちます。笑。

あまり意識してきませんでしたが、僕はうどんが好きというよりも釜玉が好きみたいです。

釜玉だけ僕の中で特別好きなんですよね。

熱いコシのあるうどんって自宅じゃ意外と用意するの難しくありませんか?

熱くするために加熱しすぎると、のびてすぐにちぎれてしまいます。

最近のタピオカ混ぜた冷凍めんとかは違うのかもしれないけど。

 

釜玉が好きなのには多分思い出補正もあります。

高校の時、一度友達と出かけたときに食べたのがはなまるうどんの釜玉で、それがすごく印象に残っているんですよね。

それが20年以上前のことだと思うとなんだか泣けてくるな。

 

思い返してみれば、他にも似たようなことがあります。

例えば僕は温泉がすきというよりも露天風呂が好きです。

露天風呂がないなら行かなくてもいいかなと思うくらい僕にとって露天風呂の重要度は高いです。

銭湯か温泉かということも別にどうでもよくて、気持ちの良い露天風呂があればそれでいいんです。笑。

 

こういう偏愛って変わり者に多そうな気がします。

釜玉食べられないならうどん食べない、露天風呂内ならお風呂に行かない、

・・・確実に変人ですよね。