風吹く豆腐屋

内容はいろいろ。不定期更新中。

何が正しいのか分からないけれど

2011-05-29 12:39:26 | Weblog
ある人が、
「福島の農作物を給食に使うのは、子供たちがかわいそう」とテレビで発言し、
ちょっとした物議をかもしているそうです。

不用意な発言には違いありませんが、一理あるとは思います。

人の防衛本能として、体に悪いものは避けたいと思うのは当然のこと。
それを非難することはナンセンスです。
まして、自分で判断できない子供となると、なおさら大人の配慮が必要です。


かつて鳥インフルエンザで鶏肉不買運動が広まった時は
それが過剰反応だと判断できたからよかったようなものの、今回はよくわかりませんよね。

「専門家」の発信する意見も怪しげなものが多いです。

基準値の0.1倍ならOKみたいな意見も見かけましたが、
なんて安易な発想かとあきれてしまいます・・。


話はそれますが、被ばく自体は医療従事者にとっては珍しいことじゃありません。
法律上、一般の人たちよりも被ばくしていい量の上限が高いんですが、
考えてみたら変な話です。

ここだけの話、医療の現場での放射線の扱いは結構いい加減なんですよね。
ある意味では自業自得ですが、
社会の為に我が身を削って危険なことをしているとみなせなくもありません。

まぁこの影響もどの程度あるものなのかよくわからないんですが・・。



何が正しいと安易に判断できない状況ですが、
今回に限っては保身に走ることを非難できないなと思います。

もちろん荒唐無稽な過剰反応はあってはなりませんが。

17日

2011-05-17 23:21:15 | Weblog
僕らは人から恨まれうる仕事をしています。

熱意の程度とは関係ありません。
そういう状況になってしまえばそれまでです。

それを教えてくれた患者さんは、
転院先の病院で僕に「袖の下」を渡そうとしてきました。

もちろん断りました。

なによりまず、その金額に見合うことなんて何もしていなかったから。
制度の問題というよりも、むしろ気持ちの問題でした。

その方がなぜそんなことをしたのか、今の僕にはわからないままです。



以前から言っているように、僕には「金」に対するコンプレックスがあります。

ようやく独立できたと思っていたら、
近いうちに授業料の無心をしないといけないことに気が付きました。
ちゃんと返しますが、何とも言えない心地です・・

そんなに忙しいわけでもない。

2011-05-08 23:29:40 | Weblog
いつだったか新聞の投書欄で読んだんですが、
「忙しい」と言われたら不快に感じる人がいるそうです。

「あなたは暇そうでいいわね」と
まるで見下されているかのように感じる、と。

・・なんとまぁ見事な被害妄想。

でも、その気持ち、ちょっと分からないでもないかな、とも思います。
まぁ、「忙しい」に限らず、聞き手としては愚痴って面白いものじゃありませんよね。

だから、僕はなるべくそういう愚痴は言わないようにしようと心がけています。

・・実際、そう忙しいわけでもないし。。



最近、更新頻度がめっきり下がりましたが、
ブログのネタに困っているわけではありません。

むしろ前よりたくさんあります。

まじめな内容から、はぁ?と言いたくなるようなこと、
きっとみんなの興味をそそるだろうことまで色々。

ただやっぱり、僕も今ではお金もらって働いている身分だし、
下手なことを書いてプライバシー侵害だと訴えられても困るので―。




年を取れば、タフになって傷つきにくくなる一方で、
ナイーブな感受性までも失ってしまうと、村上春樹も言ってました。


・・そうか。そうやって僕らは摩耗していくのか。