風吹く豆腐屋

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竹輪の磯辺揚げ

2012-04-02 20:58:30 | Weblog
僕が小学生だった時代、竹輪の磯辺揚げは給食の人気メニューでした。


竹輪自体はそれほど魅力的な食べ物じゃなかったのに、

磯辺揚げになった途端価値が急上昇するのが不思議でした。

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4月は地域医療研修という名目で郊外の診療所で過ごします。

面倒を見てくださる理事長先生は好々爺という感じ。

宇和島出身だそうで愛媛出身の僕をずいぶん気にかけてくれます。

60後半にして白衣をきちんと着るのがポリシーとのこと。

僕には強要しませんが、僕も正装で1カ月過ごそうと思いました。



診療所までの距離は片道6.5km。

暖かくなってくるこの季節には自転車通勤にちょうどいい距離です。

今日、オリエンテーションが終わって家に帰る途中、

はなまるうどんを見つけたので食べて帰りました。

(そうそう、岡山の飲み屋街にあったはなまるうどん、潰れたんですよ。

流行ってたのになんでだろ・・)



明らかに仕事に慣れてなさそうなおばあちゃん相手にかま玉を注文しました。

・・予想を裏切らず、しっかり注文を忘れられてしまいました。


20分後にクレーム付けたら、竹輪の磯辺揚げと一緒に出てきました。

恐縮きったおばあちゃんを見ているとなんだか可愛そうなことをしたような気分にもなりましたが、

久々に食べたかま玉うどんは結構美味しく、満足して帰りました。


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この話のポイントは、なぜ竹輪の磯辺揚げだったのかということ。


スーツを着た若い男が竹輪の磯辺揚げが嫌いなはずがない・・と思われたのか、

たまたま揚げたての磯辺揚げが手元にあったからそれをチョイスしたのか、

逆に磯辺揚げが丁度よく売れ残っていたのか・・


間違いないのは磯辺揚げが人気のサイドメニューには違いないということ。

腹を立てている客に「嫌いなので要りません」なんて言われたらどうしようもないもんな・・



ちなみに僕はそんなに怒りを露わにしたつもりはありません。

そんなに狭量ではないつもりだけど、

あのおばあちゃんの様子を見るに、僕はよほど不機嫌に見えたのかもしれないな。。