北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2020.10.3 『佐々山』(324m) 小粒ながらも美しく楽しい!
送電線の向こうに『仲勃山』を望む
今朝栗山町の端で目覚めると既に7時。
そして小雨がぱらついていた。
天気予報ではもう少々あとで降り出すとのことだったが・・・
いずれにしても濡れることを覚悟し、
短時間で登れる三角点ピークを抽出しておいた。
それが『佐々山』だ。
夕張は広葉樹林が多く、
これからの時期は紅葉の美しいところだ。
それがようやく少し色をつけ始めた。
石勝樹海ロードを夕張市滝の上から、
夕張川に架かる「栄農橋」を渡って川向地区に入る。
この「栄農橋」から見る風景が美しい。
川向地区は農家が点在し、
どこもここも農家が所有する土地のため、
駐車スペースを見つけるのが大変だ。
今回は利用する予定だった「佐々山林道」入口に、
強引に一台入り込めるスペースを見つけた。
そしてスタートと同時に道路向かいの藪に入った。
予定では佐々山林道に入り、
藪の薄いところを見つけて、
斜面あるいは尾根に取り付くつもりだった。
ところが駐車地の向かい側の藪を覗いてみると、
シカ道があるではないか!
それですぐに突入。
しかしシカ道は間もなく笹の海にのまれてしまった。
変わって古い作業道跡が現れたので、
それに従って高度を上げる。
そして最後は笹につかまりながら、
急斜面をゆっくり登って行く。
目指すピークの100mほど東側の尾根上に上がって驚いた。
手入れされた作業道が続いている。
今年笹刈りされた跡も残っていた。
「なんでここだけ?」と、
首をかしげながら先に進む。
作業道から離れて最後の詰めへ。
四等三角点「佐々山」。
三角点は笹に埋もれていた。
いつものように標石周りをきれいにしてやる。
下山は登りのルートを下ればあっという間だが、
せっかく現れた綺麗な作業道を、
興味津々で下ってみることにした。
「佐々山林道」につながっていることははっきりしている。
遠回りにはなるが、
藪漕ぎなしに歩けるのなら、
それにこしたことはないわけで・・・
作業道を下って行くと倒木が道を塞いでいた。
笹刈りの手が入っても倒木までは片付けない。
おかしいと思いながら先に進むと、
突然前方に視界が広がり、
南側の『仲勃山』(ちょぼつやま・509m)の姿が目に飛び込んできた。
そして送電線だ。
それで理解できた。
作業道は林業関係のものではなく、
北海道電力が有する送電線の、
保守管理用の道だったのだ。
急なこの道を更に下っていくと、
Co.210で佐々山林道に下りついた。
位置は入山した地点とは正反対の南側。
と同時に雨が強く降り出した。
雨に当たりながら蛇行する林道を歩き、
佐々山林道ゲートに到着。
そして林道を抜けるとすぐ駐車地だ。
雨が降りしきる中では後片付けが辛い。
車内を濡らしたくないが、
そうも言っていられない。
誠に落ち着かない限りだ。
そのまま月曜日まで山旅を続けるつもりだったが、
ここで一旦リセットして帰宅することにした。
今晩は久しぶりに帰ってきた娘と一杯やり、
明日の朝また出ることにする。
2020.10.2 「447mP」 ルートミス!
今週は木~月曜が休み。
昨日の朝夕張に向かって家を出た。
由仁町辺りから夕張方面に目をやると、
ポコッとしたピークが見てとれるのだが、
そもそもそんな山並みに関心をもつ人はいない。
しかし私の中では幼い頃から見ていた山風景で、
以前から気になる存在であり、
いつか登ってみたいと思っていた。
それでこの度挑んだのだが・・・
道々3号線の、
昔「錦沢公園」があったところで、
今は林道ゲートがある辺りに、
広い駐車スペースがある。
ここを起点にスタートすることにした。
この駐車地からすぐそばに、
「大蛇の沢川」に沿って伸びる舗装道路がある。
そのことはここを車で通るたびに、
車窓から確認していた。
そしてそれはサイクリングロードのような印象だった。
今回そこに初めて足を踏み入れてみると、
やはりサイクリングロードのようだが、
もう荒れ果てていた。
利用されなくなってから、
かなりの時を経たようだ。
また、脇を流れる「大蛇の沢川」だが、
「大蛇」と言うから、
轟音をとどろかせて、
激しく流れる沢かと思いきや、
水量の少ない静かな小沢だった。
雑草だらけの舗装道路を歩いていくと、
「サイクリングロード」の、
古い案内板が現れた。
やはりサイクリングロードだったのだ。
そして間もなくサイクリングロードが終点となった。
その先は濃い藪なので、
西側の斜面に取り付いた。
地形図によると、
その先に林道が施設されている。
薄い藪漕ぎで林道に上がることができた。
これを500mほど歩いて尾根に取り付く予定だ。
そしてミスをした。
予定していた尾根を、
一本間違って登ってしまった。
思い込み、悪い癖だ。
尾根は一本違っただけで、
とんでもない方向に進んでしまう。
更にそこに古い作業道跡が現れたものだから、
安易に利用してしまった。
そのうち 笹の濃い斜面から尾根に入ったため、
確認もおっくうになり・・・
ようやく確認した時点では、
既に「北側奥」が近付いていた。
「北側奥」には今年の積雪期、
南清水沢から登っている。
だったら「北側奥」に変更するかあ?
と思ってみたが、
笹の海に飲まれて断念。
その後一旦林道に下り、
今度は慎重にCo.240で予定の尾根に取り付いた。
そして登り行く尾根のブッシュの薄いこと!
最初からこれを登っていれば、
あんな笹に悩まされることはなかったのに・・・
悔やんでもしょうがない。
とりあえず、
地形図上の「447mP」に立ち、
ここでタイムアウト。
もう日暮れが早い。
また次回この先の『524m峰』を目指そう。
それにしても、
夕張の山はおもしろいなあ・・・