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2020.10.4 『遠松沢』(とおまつさわ・585m)  三笠山を断念!

 日曜の朝Hiromiを迎えに行き、

三笠に向かった。

この日は『三笠山』に挑んでみることにした。

林道を利用して近付き、

頂上基部から藪漕ぎで頂上に至る。

ところがこの林道がなかなか面倒だ。

『三笠山』のそばまで続いているのは、

美唄スキー場近くから入る林道なのだが、

その入口には「立入禁止」と書かれている。

いまだその奥で露頭炭の採掘作業がされているため、

大型ダンプが頻繁に往来している。

それに対し三笠側からだと、

林道は『三笠山』に近付く前に下降してしまう。

だったらこの二つの林道を、

藪漕ぎで結ぼうと結論付けた。

三笠市柏町から「抜羽の沢川」に沿って伸びる広い車道を進み、

林道「美三線」に入った。

すぐにゲートが現れるものの、

開放されている。

林道はしっかりしていて走りやすい。

いつもなら林道のはじめから歩くのだが、

今回は藪漕ぎに時間がかかるので、

車で上がれるところまで進むことにした。

そして林道ゲートから6km走った地点に駐車。

標高は440mほどだ。

 8時55分、駐車地をスタート。

古いが簡易舗装された林道を歩く。

そしてすぐに藪漕ぎ予定の尾根が見えてきた。

9時15分、Co.470で林道を離れ、

東に伸びる尾根の末端に取り付いた。

覚悟の上のルート選定だが、

予想通り藪が濃い。

笹だけではなくヤマブドウ他の、

ツルをもった植物がわずらわしい。

それらが下半身や胴に絡み付いて、

前に進もうとする我々を、

力一杯妨害する。

しかし尾根筋は明瞭で、

背丈の高い笹に視界を妨げられても、

問題なく進んでいける。

そして尾根の細い部分では、

北と南側の風景が同時に楽しめる。

藪漕ぎの中でこれは意外だし、

苦労が報われる場面だ。

藪と格闘し、

11時10分、美唄側の林道に辿り着く。

ここで休憩し、

改めてその先の行程を検討した。

その地点から『三笠山』基部までの往復に7km。

それに加え、基部からピークまでの藪漕ぎが待っている。

時間的に不安があり、

今回は『三笠山』を断念することにした。

しかし、同林道の西側方面に、

二等三角点があることも調べていたので、

そちらに変更する。

草つきの林道を500mほど歩いて、

沢形を見つけそれに入った。

この斜面は見るからに笹が濃いので、

藪の薄いこの沢形は救いだった。

ただ沢形は奥行きが短く、

結局濃い笹との戦いとなった。

そして11時45分、二等三角点「遠松沢」。

笹にに埋もれた標石は苔に包まれていた。

辺りの笹を刈り、

きれいにしてやった。

久しぶり感のバウムクーヘン!

下山は同ルートを辿る。

登路同じく藪漕ぎだ。

そして笹やツルに足を取られて転倒も。

四苦八苦で14時ちょうど、

三笠側林道(美三線)。

林道をトコトコ歩いて、

14時10分、駐車地。

全行程たった4.7kmだったと言うのに、

ああ疲れた~

あとかたずけをして慎重に林道を下る。

しかし他車を目にすることはなかった。

 

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