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2020.10.24 『鷲の沢』(355m・三等三角点)  紅葉と渇水したダム湖の風景

 昨日『幌向炭山』下山後、

同じく栗沢町美流渡から「幌向川」ダムに移動した。

このダムにはキャンプ場があり、

もう夜間は寒いこの時期になっても、

幾張りかのテントが設営されていた。

今年のキャンプブームがまだ続いているのか?

また渇水期になったダム湖の水はなく、

それがまたこの時期ならではの、

紅葉を交えた風景を見せてくれる。

 キャンプ場の駐車場に車を置き、

徒歩で林道ゲートをスタートした。

ただ今年の夏ここを訪れた時に、

鎖が張られ施錠されていたゲートはなくなっていた。

代わりに狩猟による入林規制の貼り紙だ。

思えば先ほどの『幌向炭山』で、

バーン!

という銃声が聞こえていたっけ。

この時点で昼を過ぎていたので、

ハンターが皆山から出てしまっていることを願いつつ、

「みるとまっぷ沢1号橋」を渡った。

この橋の上からは北西方向に、

目指す『鷲の沢』の頂上部が見える。

そして橋を渡りきったところが林道分岐となっており、

これを左に入る。

すると最近そこを車が走った痕跡がなく、

ハンター達は分岐を直進し、

ダム湖の奥へと入っていくのだということがわかった。

それを知ってホッとした次第だ。

 林道は周囲を紅葉に彩られて美しい。

こういう林道を歩くのは実に楽しいものだ。

大きく蛇行しながら高度を上げて行く林道を、

Co.260で離れて藪に入った。

笹に覆われた古い作業道跡を200mほど歩いて、

ピークから南西に派生する尾根に取り付いた。

笹に覆われた尾根を登って行く。

たいした距離ではないので、

そう時間がかかることなく、

三等三角点:「鷲の沢」

ここで下降の進路を登路の尾根筋ではなく南に取る。

少し下っていくと、

突然樹木がなくなり、

東から南、そして西方向の視界が一気に開ける。

この風景は見事なもので、

紅葉に彩られた今がまたいい。

そんな素晴らしい眺めをしばし楽しんで、

南向きの急斜面を草木につかまりながら下った。

そして少々の藪漕ぎで林道へ。

このあとは大きく蛇行する林道を、

ショートカットでつないで下った。

するとその中にも美しい紅葉が広がり、

なんだか特をした感じだ。

林道の最下部までショートカットを重ね、

あとは淡々と林道入口まで歩いた。

この頃になると風が強く吹き、

後片付けも落ち着かない。

なのに隣りのキャンプ場では、

焚き火をしている人がいるようで、

白い煙が強風に飛ばされていた。

火事にならないことを願い、

その場を離れて帰途に着いた。

 

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