北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.1.11 『楓』(かえで・355m) 真冬の藪漕ぎ
今朝起きて外を見るとまた大雪だ!
一晩で湿って重い雪が60cmも積もった。
この冬はいったいどうなっているのか?
除雪が全く追い付かず、
今日は仕事を休み、
午前中いっぱい除雪作業に追われた。
金山湖から帰った月曜は、
久しぶりの二日酔いに、
「今日なら酒を抜ける!」と思い立ち、
ウィスキーをちょっとだけ口にしてやめた。
そうしたら眠くて眠くて、
21時過ぎに就寝した。
そして朝起きると実に気持ちがいい!
それはわかっているのよ。
だけどやめられないのよねえ、
おいしいお酒が・・・
昨日の火曜日も休みだったので、
また近場の南空知の山に出かけたが、
積雪で駐車スペースが確保できなかったので、
夕張市滝ノ上から道々夕張~厚真線に入り、
夕張川に出合った地点を駐車地として、
スノーシューで林道に入った。
「楓」には無積雪期にも立っているが、
けっこう藪の濃いところがある。
そこに南夕張の小雪だ。
ピークまでの距離は短いが、
苦労を覚悟の上で登る。
夕張は大雪に見舞われたと聞いていたが、
やはり南夕張はその域にあらず。
夕張市は北と南で降雪量がえらく異なる。
北は当別~岩見沢~夕張の雪雲ラインが、
ギリギリかかっているので降雪量が多い。
それに対して南は、
太平洋高気圧の影響を受けるせいか、
毎年積雪量が少ない。
頼りない林道から、
上部に向かう作業道にのる。
トドマツに降り積もった雪が、
数えきれない数のクリスマスツリーをかたどっている。
そんなトドマツの中で、
作業道が消滅した。
そこで藪に入るが、
やはり雪が少ないため、
スノーシューが雪をかぶった笹に飲み込まれる。
また、スノーシューのアイゼンが、
雪面雪中の笹に引っかかり、
前につんのめる場面が多々。
ひじょうに不快だ。
また、尾根上に倒木が何ヵ所か出てきて、
それを越えるのに難儀する。
ただ、木の間越しに、
麓の風景を目にできるのはいい。
そしてふと気付くと、
ここはエゾシカの痕跡が少ない。
自然豊かな夕張なのにねえ。
煩わしい藪を漕ぎ、
細くなった尾根の急登に耐えると、
平坦な尾根歩きとなる。
そして相変わらず煩わしい藪の向こうに、
四等三角点「楓」。
すぐ東に「仲勃山」(509m)が見えている。
風が出てきたが、
昼近くになっていたので昼食。
下山は一部新たな作業道を下ってみたが、
おおよそ登路のトレースをたどった。
この日は午後から雪の予報。
それが駐車地に戻ると同時に始まった。
タイミングがよかった。
そしてその夜の大雪だ。