北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.1.26 『知来』(ちらい・294m) 急登の尾根を乗越して・・・
昨日は久しぶりに樺戸山地へ出かけた。
私が住む江別市は除排雪の状況が悪く、
道路の両脇に高い雪山ができ、
路面もツルツル、ガタガタだ。
大雪が続いた週から、
2週間が経過したというのに、
さっぱり状況が改善されない。
私が住む辺りも道路が狭く、
先日は路線バスが入ってこられなくなり、
数日間運休した。
そんな江別市を縦断しなければ、
樺戸山地に向かえないので、
どうしてもおっくうになる。
いつになったらよくなるんだろうねえ。
とにかくもう雪はいらない。
昨日は7時半に家を出て、
ノロノロ運転でようやく江別市を脱出。
そして月形町に向かい、
更に農道を走って「月形ダム」に着いた。
今回はダムの西側の三等三角点を狙う予定。
この「知来」には地形図上で、
林道が続いていることになっているが、
無積雪期に確認するも、
廃道でどこがその林道に入る分岐なのかも、
全くわからなかった。
それで積雪期しか登れない、
と結論付けてこの度の行動となった。
「月形ダム」に着いて準備を始めたところ、
すぐに車が一台やってきた。
最初はダムの管理事務所の職員だと思い、
管理棟前の駐車許可を求めた。
しかしその方は職員ではなく、
管理事務所で電気工事をする業者の方だった。
そして事情を説明すると、
下山したなら連絡をくれとのこと。
実はダムに至るまでの車道、
数キロ間が非常に狭く、
車がすれ違えない。
そこを工事車両が行き来するので、
事前に反対側の職員と電話で連絡を取り、
こちらに向かう車両がないことを確認して、
私が車を出すということだ。
こちらはただ遊んでいるだけなのに、
なんだか大変申し訳なく感じた。
ダムから西の斜面に取り付いた。
急斜面をスノーシューで何とか上がった。
一旦平坦になった斜面だが、
前方には壁のような急斜面が待っていた。
それをジグを切りながら登る。
ところが作業道跡が現れて助かった。
作業道跡を利用して登っていくと、
220で尾根上に出た。
更に西にはっきりしたピークが見えた。
間違いなくそれが「知来」だろう。
尾根を一旦30mほど下り、
100mほど登り返す。
この登り返しで山腹を走る林道が現れた。
これは地形図にない林道だ。
雪に覆われているので、
路面の状況はわからないが、
これを利用できるなら、
無積雪期にも登れる。
ただ辺りの笹は相当濃いと思われる。
登り返して先ほどの尾根と、
ほぼ並行して走る尾根上に出た。
するとガスに覆われているものの、
『神居尻山』や南の『別狩岳』が見えていた。
そして少し歩いて、
三等三角点「知来」。
そこから眺める東の、
ダム湖の向こうに見える低山帯が気になった。
登行意欲を掻き立てられる風景だった。
下山は一旦下って登り返しの小さいところを狙い、
急斜面をスノーシューで滑り降りて、
ダム湖に沿って伸びる林道に当てた。
駐車地に戻ってかたずけを始めると、
この朝会った電気工事会社の社員が来て、
「今向こうと連絡を取ったところ、
こちらに2台向かってきますので、
それが到着したらスタートして下さい」、
とのこと。
ホント、親切だわあ。
こちらは仕事を邪魔しているようなものなので、
丁重にご挨拶申し上げ、
工事車両2台の到着を待って帰途に着いた。