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2022.1.22 『遠幌加別』(えんほろかべつ・571m)  「おもしれーっ!」だと・・・

 

 今朝起きるとまたどっさり雪が積もっていた。

昨夜の予報で「石狩湾周辺に降る」、

と言っていたので、

それなりに覚悟はしていた。

この「石狩湾周辺」という地域が指定されると、

我が家の辺りには必ず降る。

ただ降る量は15~20cm、

とのことだったので、

パッと除雪して出かけるつもりでいた。

ところが起きて外に出ると、

なんと30cmも積もっていた。

「また予報に騙された」、

と腹だたしさをこらえながら、

暗いうちに除雪を開始した。

そして1時間半かかって終えた。

そうなるともうモチベーションガタ落ちで、

山になんかに出かけず、

家でのんびりしたくなる。

しかし今日は土曜日で、

Hiromiが迎えに行くのを待っている。

ただ事前に連絡し、

今日一泊で出かけることは中止し、

日帰りで夕張に向かうこととした。

今朝除雪車が入っていなかったので、

今夜半過ぎに必ず除雪車が走り回り、

各家の玄関先に重く固い雪を置いて行く。

それを明朝かたずけなければならない。

それがわかっているのに、

泊りで出かけるわけにはいかない。

結局Hiromiを迎えに行ったのが、

8時半を過ぎていた。

 夕張市から国道452号線を走り、

南部夕南町で町道に入った。

そして除雪終点を駐車地として、

スキーでスタート。

今日もHiromiの希望に沿ってスキーとした。

 除雪終点の奥には一軒人家があるものの、

既に人は住んでいない。

その人家の脇のカラマツ林を抜けて、

適当な尾根に取り付く。

そこで植生が変わり、

ほぼ針葉樹の森となる。

大変美しい風景を眺めながらの登行だ。

今日もHiromiは元気いっぱいで、

ピンクヘルメットをかぶり、

ガンガン先を行く。

ただルートがよくわかっていないので、

それなりにスピードを抑えるが、

そうでなかったならグングン先に行って、

姿が見えなくなるところだ。

地形図上の「465m標高点」で、

ルートのほぼ中間となる。

この辺りは古い作業道跡らしく、

割と平坦な歩行となる。

そしてその後も忠実に尾根を詰めて行き、

510で細尾根となるも、

すぐにクリアして、

前方に「遠幌加別」のピークが見える。

樹木が切れた純白の斜面を登り、

三等三角点「遠幌加別」

このピークに立つのは二度目だ。

次回は無積雪期に登ってみたいが、

藪は濃いだろうなあ。

 ピークで簡単な昼食を済ませたあと、

細尾根を越えるまでは登り返しがあるので、

シールを付けたまま移動し、

それを越えた地点でシールをはがした。

あとは滑り下りるだけだが、

樹林の中をHiromiは、

うまく滑り下りられるだろうか?

心配しながら先を滑っては止まって、

Hiromiを待つことを繰り返す。

しかしそんなHiromiは、

人の心配なぞ一向に気にすることなく、

チョー低速「ハの字」でやってきて、

「おもしれーっ!!」

を繰り返す。

それはそれは、よろしゅうございましたぁ・・・

楽しく滑って駐車地へ。

朝から除雪でうんざりさせられたが、

山では好天に恵まれて、

よかったねえ。

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