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2022.1.23 『真谷地炭山』(まやちたんざん・463m)  Hiromi言葉をあらためる!

 昨日はまた夕張に出かけた。

途中でHiromiを拾い、

夕張市真谷地に向かった。

そして真谷地集落の最奥まで進み、

除雪終点を駐車地とした。

真谷地は『ミニ山の会』のToshiの出身地。

途中の小高い丘の上に、

いまだToshiが生まれ育った家が残っている。

もう60年近く経った生家が残っている、

なんて人はどのくらいいるだろう?

本州の郡部に建つ農家なら、

そういうことも考えられるが、

気温が低く雪の多い北海道では、

なかなか考えにくいことだ。

また、今は残された家がわずかで、

住人も数えるほどしか住んでいない真谷地。

しかしその昔夕張が炭都として栄えし頃は、

この地区から毎朝5台の通学バスが、

子供らを大勢乗せて出て行ったそうだ。

そんな光景を思い浮かべてみる。

 この日もHiromiの希望に沿ってスキー登山だ。

朝8時過ぎに晴天の中をスタートした。

木々の枝に空気中の水分が付着して、

氷と化した光景が青空に映える。

除雪されていない広い舗装道路を進んでいくと、

間もなく分岐が現れるので、

これを「真谷地林道」に入る。

もうしっかり雪が積もっているので、

どこを歩いても構わないが、

足下が平坦な林道を歩く方が楽だ。

途中で小高い丘に上がってみた。

すると実に美しい風景を楽しめた。

そして林道を離れて樹林に入る。

ここは針葉樹と広葉樹の混交林だ。

この日もHiromiは元気に前を登っていく。

樹林は高度を上げるほど、

樹間が狭くなっていく。

あまり木が混むとスキーで滑るのが大変だ。

「真谷地炭山」に登るのはこれが4度目だが、

スキーで登ることは考えていなかった。

最後の詰めは傾斜のきつい斜面でジグを切る。

そして三等三角点「真谷地炭山」

これより50mほど東側に、

この辺りの最高標高点があるのだが、

三角点はそれより少し低い西端にある。

樹間から夕張市鹿の谷地区の向こうに、

『鬼首山』(641m)が見えている。

まだ時間が早く空腹感もないことから、

すぐ滑り降りることにした。

Hiromiが「コース取りお願いします」と言う。

こんな時ばっかり「お願いします」だもねえ。

木の混んだところを、

大きく左右に振ってゆっくり滑る。

Hiromiは止まる寸前の低速だ。

それでも少し高度を下げると、

樹間が広くなるので楽になる。

ただ雪が重くてターンが容易でない。

そんな状況でもHiromiは楽しいという。

しかしこの日は「おもしれーっ!」

は出なかった。

いい歳して悪い表現は、

みっともないからやめるんだと。

そのかわり、

「ホ~ッ! ホ~ッ!!」と、

Toshiがスノーボードで滑るときに発する、

奇怪な声が出だした。

しかし、全然スピード出てないし・・・

あくまでもチョー低速「ハの字」ですから。

そんなに気持ちいいかい!?

まあ、とにかく楽しけりゃいい。

 林道に下ってからは、

ほぼ自動運転で楽々。

そこでHiromi、

「これがいいもね~」

そして無事駐車地へ。

「やっぱりスキーは速いよねえ!」

なんも速くねえし・・・

週末の二日間天候に恵まれて、

大変楽しい山行ができたことに感謝!

雪の山で道が狭くなった地元に帰るのは憂鬱だが、

帰らねばならぬぅ~

 

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