goo

2022.1.21 『天狗山』(330m)  久しぶりにコズとともに

 今日はずいぶん久しぶりに、

コズを連れて栗山町の「天狗山」に登ってきた。

コズは夕張市の出身で、

昨年から故郷の山に登らせてやろうと、

積雪期に「鬼首山」、「鳩ノ巣山」、「人漁山」、「楓」等に案内した。

まあ、夕張にこだわるわけではないが、

夕張市街地に隣接した山間部の山は、

人にほとんど知られていないので、

せっかくそこで生まれ育ったのだから、

故郷の山に親しませてやろうとの思いだ。

そこで今回もそうしたいところだが、

先週降り続いた大雪の後で、

どこも駐車スペースの確保が難しいことから、

今回は確実に駐車できるところとして、

この「天狗山」を案内することにした。

 今朝9時に栗山町南角田の、

「不動の沢林道」入口で合流。

すると昨日のものと思われる、

スノーシューのトレースが、

「不動の沢林道」奥へと続いていた。

こんなローカルでマイナーなところに、

登る人もいるのかと驚かされた。

しかしこれはラッキーだった。

Hiromiと一緒の場合は、

このところHiromiが先を歩き、

積極的にラッセルしてくれる。

ところがコズと一緒だと、

体力的に私がほとんどの部分で、

前を歩いてラッセルしなきゃならない。

その意味でトレースが残されていると助かる。

 9時ちょうど、スノーシューでスタート。

直線的な林道につけられた、

深くよく締まったトレース上を歩き、

エゾシカの防護柵に突き当たる。

もう雪が深くて扉が動かせないので、

スノーシューとストックを柵越しに投げ入れ、

頑丈な扉部分をよじ登って越えた。

トレースはそのまま「不動の沢林道」上に続くが、

ここで「不動の沢」に下り、

大きく蛇行する林道をショートカットした。

そして先の林道に当てた。

その後は「不動の沢林道」上のトレースを歩く。

楽な歩行が続き、

250で「天狗山林道」に出合うと、

トレースは「天狗山林道」に続いていた。

しかしこちらは「不動の沢林道」を更に進む。

そして少し下がった230で、

頭上を走る送電線の作業道に入った。

これを忠実に登っていくと、

前方目の前に「天狗山」の頂上部が現れ、

背後には栗山町の山並みが広がる。

今日は天気が良かったので、

目にする風景がどこも美しい。

「天狗山」基部で「天狗山林道」に当てると、

もうひと登りで、

10時30分、四等三角点「天狗山」。

驚いたことに新たな私製標識が付けられていた。

しかもそれはあちこちの山で目にしてきた、

黄色地に明朝体で彫られた、

黒文字の私製標識だった。

これは昨年末ここに登った時にはなかったもの。

ひょっとすると前日のトレースの主が、

この標識を付け歩いている人?

 下山も途中でショートカットする。

従って急斜面を下る場面もあるのだが、

怖がると思ったコズが平気で突入する。

そしてドスンと雪の上に腰を下ろし尻滑りを始める。

いつもそうしているので怖がらないのだ。

なるほどなあ・・・

 最後はまたシカ柵の扉を越え、

淡々と歩いて田園地帯へ。

広く美しい南空知の田園風景が広がる。

11時50分、駐車地。

今日は天候に恵まれ、

コズも「いい山だった」と言って、

満足げに帰って行った。

 

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )