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2022.1.16 原風景の中で・・・  南角田でスノーシューハイク

 今朝も起きると10cmほど雪が積もっていたが、

無視をして暗いうちに家を出た。

しかしどこに行こうかと、

思案しながらの出発だった。

大雪が続いた後は雪が深く、

長い距離を歩くのが困難であることはもちろんだが、

その前に駐車スペースの確保が問題になる。

降雪が続くと除雪業者は、

道路の雪を脇にはね上げるのが精一杯で、

道幅の拡張や余分な雪の処理などは一切しない。

と言うことは、

どこに行っても駐車スペースが確保できないということだ。

それで今朝起きるまでは、

雪の少ない安平町に出かけるつもりでいた。

ところが今朝の朝刊に、

「安平町62cmの降雪」

と見出しが出ていた。

この冬は小雪地域にもドカ雪を降らせている。

それで安平町をやめて、

近場の里山へという方針に切り替えた。

 Hiromiを迎えに行き、

車に乗り込んできたHiromiの第一声。

「昨日塩のサバ焼き買ってきて食べたんだ」

「ん!?、サバの塩焼きだべ?」

「あっ!」

朝から天然モード全開だ!

それを聞いて女房のことを思い出した。

最近近所でご主人が他界するという不幸があり、

そのお宅に来ていたご両親が「いつまでいるのかなあ?」

と私が言うと、

「四十五日(しじゅうごにち)までいるのかしら?」

「おいっ、四十九日だべ!?」

「あっ・・・」

女房とHiromiはホントよく似ている。

二人とも頭のネジが数本抜けている。

また、他にも二人に共通したところがある。

それは私の意見をまず否定することだ。

Hiromiは必ず私が言ったことに、

「そんなことないんじゃない」と否定し、

女房も「それは違うでしょう」と言い返す。

俺がお前たちに何をした?

何故「そうだね」の一言で済ませられない?

あらら、脱線して愚痴っちまった。

 Hiromiを拾ってから、

何ヵ所か様子を見に行ってみたが、

やはりどこも駐車するスペースがない。

それで最後の手段と言うことで、

栗山町南角田の道々除雪終点に向かった。

そしてここは予想通り除雪が済んでいた。

 ここは「不動の沢林道」の入り口で、

この林道を利用して「天狗山」(330m)に登る。

また、先日もこの林道から「御園山」(284m)に登っている。

それで今回はラッセルもきついことから、

丘陵地帯のスノーハイクということにした。

ここは私の原風景の世界。

幼少期にはここ南角田の隣り、

南学田に住んでいた。

原風景の中で三角点を有するピークには登ってきたが、

この丘陵地帯にも大変興味があり、

以前から歩いてみたいと思ってきた。

林道から樹林帯へ。

そして広いゴルフ場に出て風景を楽しみ、

尾根をつないで北に向かった。

すると突然雄鹿が現れ、

その細い脚で深い雪の中を懸命に走っていた。

また今日は久しぶりの晴天に恵まれ、

美しい風景を堪能することができた。

なんと言っても幼少期から目にしてきた世界を、

60年が経過した今、

自分の足で歩いているという満足感がいい。

大変豊かな気持ちで下山。

今日も積極的にラッセルを買って出てくれたHiromiに感謝!

「塩のサバ焼き」のおねえさんだけどねえ・・・

 このところの大雪で、

締めの「反省会」をできないでいる。

「反省会」がないとどうも締まらない。

今週は月~水曜日の3日間出勤予定。

しかしコロナは爆発的に拡大している。

この先いったいどうなるのか・・・

 

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