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2023.8.6 『姨失山』(ウバウシヤマ・252m)  雨から逃れて・・・

 

 7月の繁忙期が過ぎつつあるものの、

この週末の土曜日も出勤だった。

しかしこれで土曜出勤は一旦終わる。

仕事もそう忙しいわけではないので、

別に土曜日を休日にしても、

仕事量は十分消化できた7月だった。

 せっかくの週一休みの今日は、

全道的に雨の予報だった。

それでいくらかでも雨から逃げられそうな、

厚真町で活動することにした。

 今朝Hiromiを迎えに行き、

厚真町へと車を走らせた。

そして道々「平取~厚真線」の宇隆地区奥で、

「石油の沢川」に沿って伸びる林道に入った。

この砂利の林道は「宇隆~幌内線」という、

立派な町道だ。

林道を1kmほど走ると、

左手に地形図にはない林道が現れる。

「姨失山」へはいつもこの林道を利用する。

林道入口には空き地があり、

ゆったり駐車できる。

 この地域では今日、

昼近くに雨が降り出す予報だったが、

山間ではそれが早まる可能性がある。

「どうか降らないでくれ~」

と願いつつスタート。

林道は傾斜があり、

どんどん高度を上げて行く。

そしてこの林道の良いところだが、

常に視界が開けて風景を楽しめる。

前方奥に目指すピークも見えている。

 林道は尾根に沿いながら、

左へと大きくカーブを描いて行く。

このカーブを過ぎてしばらく進むと、

深い沢形の向こうに、

登路の林道が手に取るように眺められる。

その標高にしてはずいぶん雄大な景観だ。

また、西側には厚真町の風景が広く見渡せるのだが、

今日は低いガスに覆われてほとんど見えなかった。

 林道はガスがなければ北側の風景が広がる中を、

一旦下降して登り返す。

すると藪にまみれた作業道が現れるので、

やむなくこれに入る。

夜半からの雨に濡れた藪が気持ち悪いが、

ここは辛抱して進む。

全身ずぶぬれにはなったが、

高温の中で反面気持ちよくもある。

そして一等三角点「姨失山」

久しぶりに見る一等の、

大きな18cm角標石だ。

 下山は同ルートを引き返した。

雨が降り出す前に下山してしまいたい。

登路よりガスが晴れ、

いい景色が広がる林道だ。

景色を楽しみながら、

淡々と下って駐車地へ。

このタイミングで霧雨が降り出した。

その中でいくらかでも雨から東に逃げようと、

次のアプローチ地点へと車を走らせた。

 

 

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