goo

2023.8.14 『敏技沢』(ピンギザワ・271m)  二風谷ダムから藪尾根へ!

 13日に山旅を一旦中断し、

帰宅して14日の朝あらためて、

一泊の予定で家を出た。

そして途中でHiromiを拾い、

平取町へと向かった。

平取町に入ると「義経神社」前を通り、

「沙流川」の右岸を走る舗装道路にのった。

この道路沿いには、

「沙流幹線用水路」なるものが施設されている。

そしてこの道路を4kmほど走ると、

「二風谷ダム」に行き着き、

その先にも舗装道路が伸びているものの、

ダムの管理用道路として一般車の侵入を、

ゲートで拒否している。

それでゲートのそばを駐車地とした。

 ダムの広い敷地の端で車外に出ると、

この日は気温が26℃まで下がっているものの、

やはり湿気が多く暑くて不快だ。

その暑さに関わらず、

長い歩行距離のルートを設定したものの、

歩き通す自信が失せるジジ。

 前日までの疲労を考慮し、

遅い時間に家を出たので、

10時30分、駐車地をスタート。

そもそもこの遅いスタート時刻が災いした。

まず、北側の「敏技沢」を目指し、

そこに立ったあと、

むかわ町と平取町の境界線上の尾根を歩き、

「奥真牛沢」(四等三角点)まで行き、

そこから「二風谷湖」に下って、

舗装道路を「二風谷ダム」の駐車地に戻る計画とした。

「奥真牛沢」までは5kmほどの藪を行く事になるが、

この辺りは藪が薄いので、

その辺の負荷は心配はしていない。

 ダム施設から一旦平取方向に戻り、

藪尾根に取り付いた。

はじめは古い作業道があったので、

取り付きやすかった。

藪は予想通り薄く、

笹の丈も低い。

スッキリとした尾根上を、

ゆっくり進んで行く。

しかし暑い!

この日も汗拭きタオルが、

立ち止まるたびにみるみる濡れて行く。

 尾根の取り付き点から1kmほど進むと、

突然前方の視界が開け、

伐採地に飛び出した。

この伐採地は、

過去に「敏技沢」に登った際、

利用したところで、

上部に立つとその時にたどった軌跡がよみがえる。

緑美しい伐採地の風景を眺めて、

再び尾根筋に入った。

ただでも藪が薄いか、

全くない状態で快適に歩けるが、

快調そのもののHiromiに対し、

私は前二日の山行による疲労が重くのしかかる。

暑さと戦って溜まった疲労は、

そう簡単に抜けてくれない。

そこにこの日も湿気を含んだ暑さが容赦なく襲ってくる。

 11時45分、四等三角点「敏技沢」

ここに立つのは4度目か?

「敏技沢」から「奥真牛沢」までは、

3km強の尾根歩きとなり、

その行程の全てが、

むかわ町と平取町の境界線上を歩くことになる。

 尾根筋は常にスッキリしているわけではなく、

紛らわしい枝尾根がいくつか現れ、

進路を修正する場面も。

 尾根歩きはアップダウンが常で、

小さなアップダウンを繰り返していると、

それなりに疲労が増してくる。

そして残り1kmちょっとを残した地点で、

私はリタイアを決めた。

そのまま進むことは出きるが、

時間も押してきて、

予定を完遂すると、

17時過ぎの駐車地着が見えてきた。

それで最寄りの尾根を伝って、

「二風谷湖」に下ることにした。

まあ、エスケープルートとしたわけだが、

「ルオマナイ川」北側のこの尾根はまずかった。

下り出すとすぐ、

5年前の「胆振東部地震」による崩壊地形に遭遇し、

危険極まりない状況の中へ!

そこで登り返して別ルートを選択することにした。

境界線上の尾根まで登り返し、

地形図を見ながら下降可能な尾根を探る。

そしてダムの近くまで戻って下り出した尾根に、

偶然作業道跡が残っていた。

これを忠実に下っていくと、

利用しようとした尾根に沿って、

忠実に下って行く。

ずいぶん楽に、

そして安全に下って行けることに安堵する。

 最後は作業道が消失してしまったので、

軽い藪漕ぎを経て、

駐車地そばのゲートに下った。

いやはや疲れはてたが、

なかなか面白いルートだった。

もっと涼しくなってから、

再び挑んでみよう、

もっと早いスタート時刻を設定して。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )