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2023.8.17 『於兎牛山』(オソウシヤマ・392m)  盆休最終日は台風接近!

 

 先週の話しになるが、

私の盆休み最終日の17日は、

台風7号が本州に甚大な被害を及ぼした後、

日本海を北上することとなり、

朝から雨が降っていた。

それで女房に「於兎牛山でも登ってくるわ~」

と告げて家を出た。

はじめ降っていた雨は、

現地に近付くと止んだが、

荒れ狂ったような空模様が落ち着かない。

 由仁町川端地区から、

「クオーベツ林道」の入口へと向かい、

いつもの駐車スペースに入り、

車外に出て驚いた。

すごい湿気を感じる空気が漂っている。

台風の影響によるものだ。

じっとしていても汗がにじみ出る中をスタート。

先行者の車が一台停まっていたが、

「於兎牛山」に向かったのだろうか?

 

 歩き出すと汗がふき出すものの、

この前日完全休養としたので、

なんだか身体が軽い感じだ。

調子よさそうなふりしてるけど、

当てにならないよ!

年寄りなんだから、

ただの勘違いかもね~

 「クオーベツ林道」を歩いて行くと、

「川端林道」と出合う。

本来はこの「川端林道」に入って、

「於兎牛山」の基部まで行くのだが、

この林道は弧を描くように、

大きく北側をまわって伸びている。

つまりひじょうに遠回りをするわけで、

これを歩いたのは初めて「於兎牛山」に登った時、

一回だけだ。

その後は樹林の中を抜けてショートカットしている。

 「川端林道」出合いを過ぎると間もなく、

「クオーベツ川」に架かる、

「九尾別橋」(くおべつばし)を渡る。

そしてしばらく行くと、

「クオーベツ貯水池」だ。

この貯水池は春先美しい水面が広がるのだが、

現在は渇水期で河川部分にだけ水が流れていた。

林道入口の「入林届」に、

目的を「クオーベツ貯水池見学」、

としている人がいた。

これだけを見に来る人もいるんだねえ。

 「クオーベツ貯水池」を眺めた後、

林道を少し戻って伐採地の作業道に入った。

ここは2年前に伐採されたもので、

それ以前はトドマツの林の中を登ったものだ。

伐採地の風景は広々としていい。

その中を登って行くと、

「クオーベツ貯水池」の一部が見えた。

そして更に登って行くと、

北方向から続く「川端林道」にのる。

あとは「於兎牛山」基部までこの林道を行く。

 「於兎牛山」の頂上直下まで行くと、

新たな斜面の崩落現場が現れた。

思えば先月大きな地震があった。

その地震で崩れたものと思われる。

 「於兎牛山」頂上部の基部を、

北から南へと林道に従って回り込む。

頂上部の北から西にかけての斜面は、

崖状地形で登れない。

南側に回り込んで尾根に取り付く。

林道から尾根への取り付きは、

登山道のように固められ、

ずいぶん登りやすくなっていた。

それだけこの山に登る人が増えたということだ。

 尾根筋は薄い藪漕ぎで、

間もなく前方に目指すピークが見えてくる。

そして三等三角点「於兎牛山」(点名:於壮志山)。

四季を通して気軽に楽しめるピークだ。

それを物語るような、

なんとも温かみを感ずる私製標識あり。

これを制作した方の人柄がにじみ出ているようだ。

 下山は同ルートを引き返した。

頂上付近は冷たい強風が吹き、

若干寒ささえ感じたが、

林道に下るともう暑い。

汗を拭き拭き下って行く。

そして駐車地に戻ると、

先行者のパジェロがまだそこにあった。

どうやら「クオベツ山」に行かれたようだ。

「クオベツ山」までは、

この林道入口から約10kmの歩行距離がある。

 これで今年の盆休みが終わった。

8連休で山に向かわず完全休養としたのは、

16日一日だけだった。

いい盆休みだったけど、

暑さには悩まされたなあ・・・

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