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2024.2.4 『コロイ山』(164m)  朝からえらいことに・・・

 2月最初の日曜日は、

前日馬追丘陵で深雪に悩まされたので、

雪の少ないところへ出かけようと、

Hiromiを迎えに行き、

厚真町に向かった。

そして道々「平取~厚真線」から、

「石油沢川」に沿って伸びる、

町道「宇隆~幌内線」に入った。

町道とは言っても未舗装の林道だ。

この町道より『姨失山』(ウバウシヤマ・252m)に登るつもりだった。

除雪されていない町道には、

大型クロカン四駆のものと思われる、

ワダチが続いていたので、

これにのって進んで行く。

しかしハイエースでは腹を擦り、

タイヤの跡もグサグサと崩れ出した。

それをなんとかごまかして、

1kmほど走った時だった。

ワダチに残されたタイヤの跡が完全に崩れ、

グサグサに崩れた路面でもがくことになった。

「こりゃヤバイ!」。

現在の車は電子制御で4輪が駆動しているため、

タイヤを雪に取られても、

強引に駆動をかけることができない。

アクセルを強く踏み込むと、

駆動が停止してしまう。

それでゆっくり前後にゆすって脱するしかない。

しかしその場を脱出しても、

グサグサと崩れる路面を、

1km近くバックで引き返すことは不可能だ。

それで外に出て長靴に履き替え、

スコップを手にして、

まず車をグサグサから脱出させて前へ。

そしてすぐその先に空き地があったので、

そこで方向転換をするべく、

40cmほどの雪を掘り始めた。

車がそこに入るだけのスペースを、

地面が露出するほど掘って行く。

これには大汗をかいた。

出来上がったスペースに、

慎重に車をバックで入れ、

方向転換した。

しかしこの展開でも何度も外に出て、

タイヤ周囲の雪を掘らなければ脱せなかった。

そしてようやく方向を入ってきた方に向け、

ゆっくり走り出した。

ところどころでスタック寸前だったが、

何とか入口までこぎつけて、

ホッ・・・

一時は帰れないんじゃないか?

と心配になったくらい、

久々のピンチだった。

私が汗だくになって作業に精を出していた間、

Hiromiは何をしていたかと言うと、

助手席で口開けて、

ただ寝てたんだからねえ!

まいるよね~

 

 この日はしょっぱなからこんなことになってしまったので、

もう山に向かう気力もなくなった。

そのまま帰宅したい気分ではあったが、

厚真まで出かけてはそうもいかず、

隣りの早来に移動して『コロイ山』に登ることにした。

 この山に登るときにはいつも同じく、

「早来墓地」を起点にする。

墓地の駐車場から墓地内を縦断し、

藪の向こうの送電線作業道へ。

その後作業道を一旦下降して登り返す。

するとこの山に建つ巨大アンテナ群の、

保守管理用道路に出るので、

その上を歩いて行く。

そして車道の終点に建つアンテナの裏側にピークがある。

『コロイ山』(二等三角点:巨稜威山=コロイヤマ)。

下山は同ルートを引き返したが、

雪質が悪く、

この日も私はスノーシューをズブズブ取られ、

辛い歩行を強いられた。

しかし時間の経過とともに青空の面積が広がり、

最後はスッキリした感覚で終了。

色々大変な日が終わった。

 

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