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2021.10.23 『天狗山』(330m)  ここも素晴らしい紅葉!

 この週末はHiromiが、

珍しく土曜出勤となっていたため、

また一人で紅葉を楽しみに出かけた。

その紅葉もいよいよ山の麓まで下りてきた。

 昨日の朝向かったのは、

栗山町南角田地区。

そこから「不動の沢林道」に入り、

「天狗山」の紅葉を楽しむことにした。

その前日に登った「宇佐美」は、

私が就学する直前に住みだした、

栗山町湯地から最も近い三角点ピークであり、

この日の「天狗山」は、

就学前まで暮らしていた、

栗山町南学田から近い三角点ピークだ。

そこで物心がついた頃から、

この山の方を見つめ、

いつかあの山の方に行ってみたい、

と思い続けていた。

しかしこの山に初めて登ったのが、

一昨年ことだった。

私が65歳のときで、

60年以上前からの思いをようやく遂げた。

そしてその後は何度も登ってきた。

気に入ったた山には何度繰り返し登ってもいい。

またこの山には、

紅葉の盛期に登ったことがない。

それでこの日に狙ってみることにした。

 土曜の朝9時20分、

林道入口に車を止めてスタート。

駐車地の周辺から紅葉が素晴らしい。

はじめは直線的な林道が続く。

間もなく軽自動車が一台、

林道脇に止まっているのを目にした。

一瞬ハンターか?

と、緊張が走る。

しかしそれはすぐそばでキノコ採りをする、

年配の男性二人組だった。

ん? 年配?? 俺も年配かぁ???

 駐車地から500mほど歩くと、

エゾシカの防護柵とゲートが現れる。

扉を開けて中に入ると、

すぐに紅葉の美しい場面が目に飛び込んできた。

空が曇っているので、

鈍い輝きではあるが、

それでも十分美しい!

まだ色が変わらない部分もあるが、

その変わらない緑との、

絶妙なコントラストがまたいい。

 私はブログに使用する写真には、

人の姿が重要だと考えているので、

同行者がいないときは、

三脚を立ててセルフタイマーを使用する。

従って行ったり来たりを繰り返すので、

なかなか先に進まない。

ただその分美しい紅葉を、

目に焼き付けることができる。

 歩いていると、

地面に無数の栗のイガが落ちていた。

その一つを開いてみると実がない。

それで他のイガを確認するも、

やはりイガは開かれて、

実が全くない状態だ。

これはどうしたことだ?

考えるにそれはリスが、

どうやって針だらけのイガを開いたかはわからないが、

何とかして開いて、

実を確保したのだろう。

 歩き出して20分ほどで、

「不動の沢林道」ゲートを越えた。

路面のタイヤ痕を確認するも、

この日はハンターが入っていない。

その先にハンターが入っているか否かは、

この時期大変重要なことだ。

絶対に誤射の標的にはなりたくない。

 ゲートを越えてしばらく行くと、

針葉樹林帯となる。

そしてそこには植林が、

「昭和26年」と記されている。

私が生まれる3年前だ。

つまり私が生まれた時には、

既にここのトドマツは植えつけられていた。

林業の歴史の深さを感ぜずにはいられない。

幼少の頃見つめ続けていた、

この山の辺りでは、

既に盛んに林業が営まれていたのだ。

 針葉樹林帯を抜けると、

また美しい紅葉が続く。

そしてまた針葉樹林に入り、

しばらくは色のない林道歩きとなる。

そしてCo.230で林道を離れ、

そこで出合った送電線の作業道に入る。

それを登って行くと、

送電線下の樹木が刈り払われた、

広い風景が見通せる。

そんな景色を楽しみながら登り、

Co.300で「天狗山林道」に上がる。

するとピークは目の前だ。

少々の藪こぎを経て、

10時40分、四等三角点「天狗山」

この高さになると、

既に結構葉が散っている。

木の間越しに空知平野の田園風景が見える。

 下山は「天狗山林道」を下って、

「不動の沢林道」に合流する。

終わりが近い紅葉を愛でて、

再び「不動の沢林道」を下っていく。

下山では上空の雲が移動し、

青空の面積が広くなったので、

直射日光を浴びた紅葉が輝いて見えた。

何度となくひとり「きれいだ!」、

とつぶやきながら歩き、

11時50分、駐車地。

まだ時間が早いので、

もう一つ気になっている紅葉を確認しに行こう!

 

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