北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.10.24 『東望来山』(ひがしもうらいやま・269m) ふくろう湖から林道歩きで
地理院地図を眺めると、
当別町の「ふくろう湖」西側に、
『東望来山』と言う点名をもつ、
三等三角点のピークがある。
今年の3月この山に登ってみた。
それで無積雪期に登れないものかと、
改めて地形図を確認すると、
「当望林道」がこのピークの下を、
通っていることがわかった。
ただ林道というのは、
実際にそこに入ってみなければ、
その状態が全くわからない。
森林の管理がまだ営林署だった頃、
林道行政が盛んで、
北海道に無数の林道を造り続けた。
ところが財政の悪化で、
それらを維持管理することが不可能となり、
廃道になった林道の数も計り知れない。
そこで先日この林道奥に足を踏み入れて、
「ふくろう湖」から「望来ダム」に近い、
「八木ノ沢」(四等三角点・208m)まで歩いてみた。
そこでしっかりした林道だと確認した。
そして早速Hiromiと、
「当望林道」を利用して、
「東望来山」に登ってみることにした。
日曜の朝我が家にHiromiの車を置いて、
当別町の「ふくろう湖」に向かった。
「ふくろう湖」周辺は紅葉の盛期で美しい。
湖を横断する「望郷橋」手前から林道に入り、
1kmほど走ると「当望林道」のゲートが現れる。
そしてそのすぐそばに広い駐車地がある。
9時10分、駐車地をスタートして、
「当望林道」ゲートを越えた。
すぐに紅葉が出迎えてくれ、
美しい風景の中を歩く。
ただ、紅葉は今麓が盛期となり、
高度を上げるほど葉が散っている。
この林道は美しく、
歩くこと自体が楽しい。
ゲートから徐々に高度を上げて、
標高220mで南北に走る長い尾根を横断した。
すると樺戸山地の『ピンネシリ山』(1,100m)や、
『神居尻山』(947m)がよく見えた。
目指す「東望来山」は、
この南北に走る尾根を南にたどっていくと、
そのピークに立つことができる。
しかし尾根上の樹木はまばらで、
相当濃い笹薮に覆われていることが、
容易に想像できる。
それでその後約1kmほど、
尾根に沿って伸びる林道を利用する。
歩を進めて行くと、
今度は西側の風景が広がる。
日本海の望来側の風景だ。
誠景観の良い素晴らしい林道に、
このところの激務で疲労困憊のHiromiも、
一気に癒されていく様子。
10時20分、Co.190で林道から藪に入った。
そして一旦尾根の頭に上がり、
尾根上をたどって「東望来山」を目指す。
藪への取り付き点から、
目指すピークまでは400mほど。
笹が薄けりゃ楽勝の距離だが、
予想通りそんな甘い話しはなかった。
尾根上に出ると一気に笹の丈と密度が増した。
先が全く見えない。
Hiromiが等間隔で、
笹をかき分けながら着いてくる。
目指すピークとのコルに下ると、
一旦笹は薄くなった。
ところがその先はまた濃くなった上、
山ぶどうのツルが這い回り、
もがきながら進む。
林道がピークの近くまで通っていて、
本当にありがたかった。
11時10分、三等三角点「東望来山」。
標石は巨木の根元に、
隠れるように埋められていた。
早速笹刈りを始める。
北東側の風景がそっくり見えいる。
なかなか眺めの良いピークじゃないか!
記念撮影時にHiromiが大木の陰に隠れた。
いったい何のために?
バッカじゃないの~
下山は同ルートを辿って林道に下った。
あとはまた林道周辺の紅葉を楽しみ、
楽しく歩いて、
13時20分、駐車地。
「東望来山」は思ったよりずうっといい山だったなあ、
と、Hiromiと反省会。