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2021.10.4 『新登川』(465m)  短いが変化に富んだルート

 毎年この季節になると、

決まって話題になるのが「雪虫」のことだ。

「雪虫を見ると一週間で雪が降る」、

という言い伝えみたいなものを、

毎年必ず耳にする。

その雪虫がたくさん飛び回るのを目にした。

場所は道東自動車道の、

「むかわ穂別インター」奥、

JR「東長和信号場」辺りだ。

本当に近々雪が降るのだろうか?

昨日はそんなことを、

全く想像できない暖かさだった。

 昨日の朝はJR石勝線、

「東長和信号場」近くで目覚めた。

前夜の天気予報では、

朝から雨模様とのことだったが、

幸いまだ降り出してはいなかった。

いずれ必ず降り出すであろう前に、

山行を終えてしまいたい。

それで短い行程の山を選択。

ところが前夜18時には眠ってしまったHiromiが、

朝6時になっても起きようとしない。

その時点で12時間眠り続けたことになる。

そのまま放っておくと、

この後何時間眠り続けるのか、

逆に興味がわいてくる。

それであえて起こしはせずに、

自分だけ準備を始めた。

するとどうにかこうにか起きだしたHiromiだ。

そんなことで出遅れ、

7時20分、「東長和信号場」の、

線路の下となるトンネルをスタートした。

線路の下をくぐり抜けると、

すぐ目の前に今度は、

道東自動車道が現れるので、

これもくぐって先に進む。

そして左手の道東自動車道下り方向に続く、

「銀蝶林道」に入った。

するといきなり崩落箇所だ。

林道の大部分が崩れ落ち、

ガードレールが支柱ごと宙に浮いていた。

当然車での走行は不可能だ。

そんな現場を目にした後ゲートが現れた。

ゲートから1kmほど、

道東自動車道に沿って林道が続く。

高速自動車道と並行して歩くのもなんだが、

広々とした風景を眺めながら歩けるのはいい。

そして1kmほど歩くと、

林道は直角に曲がり、

樹林帯に入って行く。

紅葉はまだ色付きが浅いものの、

そこそこきれいな風景が続く。

いつ雨が降り出すかわからず、

また林道がブッシュに覆われていることを想定し、

スタート時から雨具着用としたが、

暑くて途中上だけ脱ぐことになった。

 林道が直角に曲がった地点から、

これも1kmほど歩くと、

分岐が現れるので、

これは「銀蝶支線林道」に入る。

そして500m弱で、

「新登川」への取り付き点となる。

尾根に取り付くまで、

わずかな距離だがすごい笹だ。

Hiromiがスッポリと隠れてしまう。

これを抜けて小尾根に取り付いたが、

これが急で両手で木や笹に、

つかまりながら登る。

それがないところは四つん這いだ。

急な小尾根をなんとか登りきると、

北側の奥にピークが見えた。

そのまま移動して三角点を探すのだが、

ピーク周囲には見つからない。

それもそのはず、

一段下がったところで標石を発見した。

何故ピークを外したんだろうね?

標石周りをきれいにしてやって、

8時40分、四等三角点「新登川」

この明瞭なピークは樹木に覆われているので、

なかなか遠くの景色を望めないが、

木の間越しに見える風景は、

どうしてなかなかのものだ。

 バウムの儀式を済ませ下山開始だが、

急な小尾根を下るのは、

長靴では危険なため、

東に伸びる緩やかな尾根を伝って林道に下りた。

そしてまた紅葉を楽しみながら歩き、

広い高速自動車道沿線の風景を楽しみ、

9時40分、駐車地。

短い行程だがなかなか面白い山だった。

この山には別の林道も利用できるようなので、

次回はルートを変えて歩いてみよう。

また、降る降ると言っていた雨には、

とうとう当たることなく終われたことに感謝!

 

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