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2021.10.14 『八木ノ沢』(208m)  素晴らしき「当望林道」!

 今週も火、水曜二日間の出勤だった。

このところは週に二日間の出勤ペースとなっているが、

もうそろそろ週三日の出勤となりそうだ。

また、今週末は雨の予報だが、

今日はとびきりの晴天だった。

 「当望林道」とは当別町と、

石狩市望来を結ぶ林道だ。

「望来」と言っても普通読めないよね?

これは「もうらい」と読みます。

今夏はこの「望来林道」に、

二度足を踏み入れている。

ただ林道を入っていくらも進まないうちに、

支線林道に入ったので、

いつか良い雰囲気が伝わる、

この林道を奥まで歩いてみたかった。

それで今回は「望来ダム」に近い、

「八木ノ沢」まで歩いてみることにした。

歩行距離は片道7kmといったところか。

 今朝家を出て当別町から、

道々11号線を走り「ふくろう湖」に向かった。

そして「ふくろう湖」を横断する、

「望郷橋」のすぐ手前で、

左の林道に入った。

これを1kmほど走ると、

左手に「当望林道」のゲートが現れる。

そばには広い駐車スペースがある。

 8時25分、ゲートを越えて林道に入った。

気温は10度を少し超えた程度だが、

歩くにはちょうど良い気温だ。

辺りの草木は紅葉が進んできている。

しかしまだ色付きが浅く、

このまま終わってしまうのでは・・・

 林道は二箇所の分岐を過ぎて、

「川崎」(四等三角点)の下を通り、

送電線をくぐって徐々に高度を上げて行く。

辺りの紅葉はいくらかでも高度が上がると、

色が鮮明になっていく。

そんな風景を楽しみながら歩くのは楽しい。

また、この林道はそれ自体が美しく、

ただ歩くだけでも楽しく感じる。

 ほぼ西向きに進んでいた林道が、

Co.220で新たな分岐に出合い、

直角に方向を南に変えた。

これは南北に連なる長い尾根筋に沿うもので、

その先には「東望来山」(三等・269m)がある。

林道はしばらく尾根筋に沿って南下する。

そしてこの辺りの眺めが素晴らしい!

北から東にかけては樺戸山地が、

西から北にかけては、

日本海と浜益の山々が晴天の下、

すっきりと見渡せる。

また、間近の日本海沿岸には、

風力発電の風車が見えている。

東と西を見渡せる新鮮な風景だ。

そんな風景を楽しみながら歩いて、

地形図上の「252m標高点」を通過する。

この標高点が今日の最高標高で、

この後は望来方面へと高度を下げていく。

その途中で樹木の切れ間から、

南の間近に航空自衛隊基地がある、

『阿蘇岩山』が姿を見せた。

その近い距離に一瞬驚いた次第だ。

 南北に走る尾根筋から西に向かって、

約3kmほどゆっくり下降しながら歩き、

10時30分、「八木ノ沢」ピークの基部に達した。

そして藪突入!

ピークまでの距離は短いのだが、

これはなかなか濃い藪の上、

山ぶどうのツルが這い回り、

なかなか前に進めない。

それでも清々しい青空の下、

上々の気分でツルを切りながら登り、

11時ちょうど、四等三角点「八木ノ沢」

人が訪れた痕跡はない。

こんなローカルでマイナー、

しかも四等なんて三角点には誰も来ないわなあ。

 ピークからは最短距離で林道に下った。

そしてまた紅葉を楽しみながら林道を戻って行く。

往路で美しかった風景が、

復路では午後の陽光を浴びて、

また違った美しさを見せてくれた。

往路では気付かなかったが、

途中の木の間越しに、

馴染みの「ふくろう山」(点名:十万坪)や、

「中小屋2」(三等三角点)が見えていた。

見る位置が変わると新鮮な風景だ。

また、これも馴染みの、

『神居尻山』から『ピンネシリ山』~『隈根尻山』~『三角山』、

にかけての山並みがくっきりと浮かび上がる。

まあ、全てが感動の中にあるのは、

天気がいいからなんだよねえ。

山は晴れりゃあ100倍楽しい!

 楽しく歩いて、

13時35分、駐車地。

「当望林道」は素晴らしい林道だった。

今後何度も足が向くことになるだろう。

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