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2022.1.15 『福住北』(609m)  重くて深い雪に遊ばれて・・・

 今朝も起きると20cmの新たな降雪があり、

湿った雪の除雪をしていると、

シーズン契約をしている排雪業者がやってきた。

助かった!

これでまた広い雪捨て場が確保できた。

また、今朝の新聞によると、

私が住んでいる地域は、

既に例年の2倍を超える積雪になっているとのこと。

そうだよなあ、

毎日除雪し続けているんだからなあ・・・

 除雪が終わって家を出た。

途中でHiromiを拾ったが、

その辺りもまたひどい雪で、

例年とは景色が違って見えた。

そこから夕張へ向かう途中の風景も、

やはり大雪が降った後のもの。

この度は随分広い範囲で大雪に見舞われたようだ。

そして夕張だが、

こちらも当然大雪で、

道路脇には高い雪山ができている。

 夕張から「道々夕張~岩見沢線」に入った。

すると例年通り夕張市福住の、

「石炭の歴史村」入り口で、

冬季通行止めとなっていた。

以前は更に2kmほど先の、

「夕張メロン城」の前のゲートまで、

毎度除雪されていたのだが、

経費の節減で数年前にやめてしまった。

 冬季通行止めのバリケード前に駐車し、

今回もHiromiの希望通りスキーでスタートした。

そして300mほど道々を歩き、

左手の尾根に取り付いた。

はじめは林道を歩き、

斜面を登ろうとすると、

雪が深くて大変だ。

ただ深いだけではなく、

このところ続いた暖気で随分重い雪が降り積もった。

重いのに深いとなるとたちが悪い。

前でラッセルをすると、

とにかく呼吸が荒くなる。

しかし今日もHiromiが元気で、

後ろからついてきたと思ったら、

追い越して積極的にラッセルをしようとする。

ありがたく後からついて行くが、

それでも体重の軽いHromiの跡に乗ると、

一段沈むのでそうそう楽ではない。

おまけにどういうわけか妙に辛い私。

日々の除雪疲れかぁ?

そんなことでも疲れが残る歳となったかなあ・・・

結局標高530m辺りでギブアップ。

そこから滑り降りることにした。

しかし滑るにしても厄介な雪だ。

重く深い雪にスキーが沈み、

急斜面でなければ止まってしまう。

また光の加減で起伏が見えず、

ひじょうに怖い。

転倒するとスキーを外して立ち上がるのだが、

雪が深くてなかなか装着できない。

結果下りにも時間を要し、

スノーシューで下った方が速かったと結論付け。

それでもHiromiは、

「面白かったぁ!」と言うから、

まあ、いいんでないかい。

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2022.1.14  降り続ける 雪、雪、雪・・・   

 昨年末から降り続く雪。

年が明けて2週間経ったが、

除雪をしなかったのはたった1日だけで、

あとは毎日除雪を続けてきた。

直近の3日をとってみても、

一昨日の朝50cmを超える降雪があり、

昨日は20cm、

そして今朝はまた40cmを超える降雪があった。

今日から休みなので時間はあるのだが、

シーズン契約をしている排雪業者が、

昨日の予定日に来てくれず、

今朝も来ていない。

大雪続きで手が回らないのだろうが、

我が家も雪を捨てるところがなくなってしまった。

雪の山に上がって何度も踏みつけ、

上へ上へと積み上げるが、

それも限界に近い。

おかげで山にも行けず長時間の除雪作業だ。

また無理をして山に向かったとしても、

どこも駐車できないと思われ・・・

長いこと小雪続きだったこの地域が、

この冬はいったいどうしてこんなことになったのか?

とにかく早く排雪してくれ~

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2022.1.11 『楓』(かえで・355m)  真冬の藪漕ぎ

 今朝起きて外を見るとまた大雪だ!

一晩で湿って重い雪が60cmも積もった。

この冬はいったいどうなっているのか?

除雪が全く追い付かず、

今日は仕事を休み、

午前中いっぱい除雪作業に追われた。

 金山湖から帰った月曜は、

久しぶりの二日酔いに、

「今日なら酒を抜ける!」と思い立ち、

ウィスキーをちょっとだけ口にしてやめた。

そうしたら眠くて眠くて、

21時過ぎに就寝した。

そして朝起きると実に気持ちがいい!

それはわかっているのよ。

だけどやめられないのよねえ、

おいしいお酒が・・・

 昨日の火曜日も休みだったので、

また近場の南空知の山に出かけたが、

積雪で駐車スペースが確保できなかったので、

夕張市滝ノ上から道々夕張~厚真線に入り、

夕張川に出合った地点を駐車地として、

スノーシューで林道に入った。

「楓」には無積雪期にも立っているが、

けっこう藪の濃いところがある。

そこに南夕張の小雪だ。

ピークまでの距離は短いが、

苦労を覚悟の上で登る。

 夕張は大雪に見舞われたと聞いていたが、

やはり南夕張はその域にあらず。

夕張市は北と南で降雪量がえらく異なる。

北は当別~岩見沢~夕張の雪雲ラインが、

ギリギリかかっているので降雪量が多い。

それに対して南は、

太平洋高気圧の影響を受けるせいか、

毎年積雪量が少ない。

 頼りない林道から、

上部に向かう作業道にのる。

トドマツに降り積もった雪が、

数えきれない数のクリスマスツリーをかたどっている。

そんなトドマツの中で、

作業道が消滅した。

そこで藪に入るが、

やはり雪が少ないため、

スノーシューが雪をかぶった笹に飲み込まれる。

また、スノーシューのアイゼンが、

雪面雪中の笹に引っかかり、

前につんのめる場面が多々。

ひじょうに不快だ。

また、尾根上に倒木が何ヵ所か出てきて、

それを越えるのに難儀する。

ただ、木の間越しに、

麓の風景を目にできるのはいい。

そしてふと気付くと、

ここはエゾシカの痕跡が少ない。

自然豊かな夕張なのにねえ。

 煩わしい藪を漕ぎ、

細くなった尾根の急登に耐えると、

平坦な尾根歩きとなる。

そして相変わらず煩わしい藪の向こうに、

四等三角点「楓」

すぐ東に「仲勃山」(509m)が見えている。

風が出てきたが、

昼近くになっていたので昼食。

 下山は一部新たな作業道を下ってみたが、

おおよそ登路のトレースをたどった。

この日は午後から雪の予報。

それが駐車地に戻ると同時に始まった。

タイミングがよかった。

そしてその夜の大雪だ。

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2022.1.9 「新年会」  恒例の金山湖畔ログホテル「LARCH」にて

 日曜日の夜は南富良野町金山湖畔の、

ホテル「LARCH」で新年会だ。

この「新年会」は最初2014年に、

Toshi、Hiromiと3人で始めた。

その年は美瑛の「白銀温泉」で開催し、

翌年同じく3人で、

『0の山』~『一の山』~『二ノ山』~『三ノ山』、

を縦走したことから、

その麓の「LARCH」に宿泊することにした。

最初はホテルの宿泊棟に泊まったが、

その後はほとんどコテージを予約してきた。

それで今回が8回目の「LARCH新年会」となった。

またこれまでの間に、

正月以外にも何度も宿泊してきたので、

「LARCH」には随分世話になった。

まあ、それだけ我々も「LARCH」が、

大のお気に入りと言うこと。

 日曜日の夕方コテージで軽く一杯やった後、

ホテルのレストランで「新年会」!

「カンパーイッ!!」

フランス料理のフルコースを楽しみながら、

会話に花が咲く。

今回は4年ぶりにTakが参加なので、

皆Takの話しに興味深々だ。

そんな中でいよいよメインデッシュ!

おいしそうな牛の厚いステーキが出てきた。

それを目にしたHiromi、

「これ何の肉!? 牛肉だよ~っ!」

二人の会話じゃない。

これはHiromi一人の口から出てきたこと。

そんなとこで自問自答してどうすんのよ!?

 フランス料理って、

腹八分程度で終わるところがいいよねえ。

コテージに戻って二次会だ。

またまた話しに花が咲き、

時間がどんどん過ぎていく。

Toshiが持参したBGMがいい。

そんなToshiは昨年職種が変わり、

新たな環境下で頑張っている。

Takの今後についての話しも新鮮だった。

今年は楽しみが増えた。

また昨年転職したKasaneが、

随分酒を飲むようになった。

林業従事者となり、

職場のおじさんたちと、

飲む機会が数多くあるようだ。

そしてHiromiはと言えば、

相変わらずトンチンカンなことを言って、

皆を笑わせている。

う~ん、いい「新年会」の夜が更け、

23時過ぎ各自就寝とした。

 翌朝は皆7時近くまで起きなかった。

いつもならとんでもなく早起きをして、

一人で遊んでいるToshiも、

この日は早起きしなかった。

大人になったなあ!

 7時半にまたホテルのレストランに行き、

おいしい朝食を頂いた。

特に珍しいもの、

うまいものが出てくるわけではないのだが、

この朝食(和食)がまたおいしくて、

私は4杯ご飯を食べた。

 みな大満足の「LARCH新年会」が終わった。

これまでは二日目の朝食後、

『0の山』に登って解散としていたが、

今回は朝食後解散とした。

その方が前夜も翌朝も、

ゆっくりすごせるであろうと配慮した。

実際私も楽しい酒ではあったが、

飲みすぎて二日酔い。

解散後Hiromiとゆっくり帰途に着いた。

本来は途中でどこかの山に寄るのだが、

久しぶりの二日酔いにそんな元気もなく、

ただただ眠くて・・・

佐々木支配人はじめ「LARCH」スタッフの皆さん、今年もお世話になりました!

みんなぁ、来年は1月8日で予約してきたからなあ!

 

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2022.1.9 『二ノ山』(791m)  今年も「新年会」を前に金山湖へ

 三連休中日の日曜は「新年会」開催の日で、

毎年この三連休の中日に、

金山湖畔のホテル「LARCH」に宿泊して、

行うことに決めている。

今回はToshi、Hiromi、Kasaneに加えて、

Takが本州からやってきて、

4年ぶりに参加することになった。

 日曜日の11時、南富良野町の「道の駅」に集合。

予定では別の山に登ることにしていたが、

集合前に様子を見に行ってみると、

駐車地が確保できないため、

急遽『二ノ山』に登ることにした。

 「道の駅」から「樹海峠」に向かって走り、

「空知川」に架かる「太平橋」を渡って、

すぐ左の林道に入った。

すると200mほどで除雪終点となるので、

そこを駐車地とした。

 11時25分、スタート。

私とTakは60代なので楽をさせてもらうこととし、

ラッセルはToshi、Hiromi、Kasaneの3人に任せた。

私は終始最後尾について写真を撮る。

しかし最後尾についても、

体重が重いせいでズブズブと沈んでしまい、

決して楽はさせてもらえなかった。

また先頭を後退しながら進む3人も、

まだ中途半端な積雪が笹の上に積もっているため、

一歩一歩スノーシューを深く飲み込まれて、

スピードを上げられず苦戦する。

それでも3人はたくましく、

誠に助かる次第だ。

 途中作業道が現れるので、

利用できる部分は利用する。

しかし長くは続かず、

またズブズブ沈む笹の上を歩くことになる。

そしてそのうち雪が降りだした。

『二ノ山』は展望がよいのに、

それが期待できなくなってしまった。

ただ、雪が降っても久しぶりに集まった仲間の会話ははずむ。

特にHiromiが大はしゃぎで、

みんなと大声で会話を楽しみながら歩いていた。

 雪は高度を上げるほどに量を増し、

やがて笹にスノーシューを取られることが少なくなった。

そうすると目指すピークは近く、

13時50分、『二ノ山』。

このピークに立つのは二度目だ。

前回2014年にToshi、Hiromiと、

「LARCH」から『0の山』に登り、

そのまま稜線上を歩いて、

『一ノ山』~『二ノ山』~『三ノ山』を踏破した折に立って以来だ。

 雪が降りしきり、

寒い頂上には長居せず、

すぐ下山を開始した。

何度も笹に足を取られて転倒しながら下り、

14時55分、駐車地。

すぐ「LARCH」に移動してチェックイン。

宿泊するのはいつもホテル棟上部のコテージだ。

近くの「金山保養所」へ汗を流しに行き、

コテージに戻って、

まず乾杯!

 

 

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2022.1.8 『833m峰』(大夕張)  4年ぶりのスキー登山

 昨日から5連休となり、

久しぶりに樺戸山地方面で雪が降らないようだったので、

昨日は当別町の「ふくろう湖」の辺りに行ってみた。

ところがしばらく雪が降り続いた沿線は、

除雪車が降り積もった雪を、

路外に寄せるのが精一杯らしく、

自車を停めるスペースが全く見いだせなかった。

しかたなくただ走ってきただけの、

まあ偵察行となってしまった。

「たまにはいいか」、と思いつつも、

燃料が高騰している折、

もったいなかったと悔やまれる。

 今日はずいぶん久しぶりにスキー登山とした。

記録をさかのぼってみると、

最後にスキーで山に登ってから、

もう4年も経過していた。

しかも4年前の積雪期には1回だけ滑っていた。

自分でも驚いたが、

月日の経つのは改めて早いと感ずる。

冬山を始めたころは常にスキーで登っていた。

するとスキーでは登れないところが出てきて、

スノーシューを合わせて使うようになった。

そして8年半前にHiromiを連れて歩くようになり、

Hiromiにも山スキー一式を用意させた。

ところがそのHiromi、

スキーが苦手で滑り下りるのに、

ひどく時間がかかった。

スノーシューで下った方が速いくらいだった。

また、Hiromiが抱える仕事の性質上、

冬季に怪我をして休むことは、

絶対に許されない状況だった。

そんなことからだんだんスキーがおっくうになって、

徐々に回数が減り、

とうとうスノーシュー一本で登り歩くこととなった。

そうやってスキーから離れてしまうと、

今度はそれを準備するのも面倒になる。

歳とともに何でも面倒になるこの頃、

スキーの積み込みやシールの着脱でさえ、

面倒で仕方がない。

ところが今シーズンは、

どういうわけかHiromiがやたらと、

「スキー」、「スキー」と言う。

であるならばスキー道具がないわけではないので、

重い腰を上げることにした。

私の車には積雪期になると、

常時スノーシューを4~5セット積みっぱなしにしている。

雪質によって大きさを変えたり、

故障してもすぐに代わりのものを使うためだ。

それがスキーとなると、

まずそのスノーシューを、

一旦おろすところから始めなければならない。

おっくうだがやりましたよ!

そして大きなスキー靴を積み、Hiromiを迎えに行った。

今日出かけたのは夕張市大夕張地区。

かつてはそこにも炭鉱があり、

大勢の人々が暮らしていた。

そんな名残を見ながら、

国道452号線脇の駐車地をスキーでスタートした。

 現地で準備を始めると、

Hiromiがピンクのヘルメットをかぶり、

黒くて細身のアウターをまとっている。

かっこいい!

やけに「スキー」、「スキー」と言うと思ったら、

これだったんだなあ。

ヘルメットやゴーグルを買ったものだから、

やたらスキーがしたくなったということだ。

かっこよくて、どうみても高い技術を身につけた、

バックカントリースキーヤーのよう。

その立ち姿を見て、

ただの「ハ」の字の人とはだれも思うまい。

 スタートしてすぐ植林された伐採地に入る。

昔からここを登ってきたが、

植林されたトドマツが少しずつ成長して枝を伸ばすため、

年々登りずらく、滑りずらくなっていく。

それらと急登に耐えて上部の林道に上がると楽になる。

その後は林道を忠実に辿っていく。

そして林道終点から沢形を越えて、

急斜面に取り付く。

ここからが今の私にはきつい。

何度も立ち止まって呼吸を整える。

久しぶりに履いたスキー靴も妙なところが当たって辛い。

しかし高度を上げるごとに、

背後に「シューパロ湖」の素晴らしい風景が広がる。

 スタートして2時間ちょっとで、

「833m峰」のピークに達した。

風もないので昼食を摂って下山だ。

しかし私はもうくたびれて、

スキーよりスノーシューでのんびり下りたい。

Hiromiは早く滑りたくて先にスタートした。

すぐに追い越して前に回り、

写真を撮るけどねえ。

Hiromiに「楽しいか?」

と尋ねると「すごく楽しい」と言う。

まあ、楽しけりゃ何でもいいさ。

やはりHiromiでもスキーでの下山は速いか・・・

今後はスキー登山も増やしていくかあ・・・

一旦帰宅して、もちろん夕方「反省会」。

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2022.1.5 『御園山』(284m)  陽光に輝く雪の華!

 昨年12月23日より、

コロナ休+年末年始休暇の14連休を終え、

今日は2022年の初出勤だった。

しかし仕事はなく、

除雪と簡単な荷物の運搬で終わり、

11時過ぎに退勤した。

次回の出勤日は12日(水)。

来週は水、木曜日の二日間出勤予定だ。

相変わらず楽なもんだぁ~

 昨日の連休最終日は、

Hiromiも同じだったので、

近場の栗山町南角田に出かけた。

そして昨年末深い雪でリタイアした、

「御園山」に登ることにした。

 昨日の朝起きると20cmの新たな降雪あり。

しかも夜中に除雪車が置いて行った固い雪もある。

昨年末から毎日除雪が続いてきた。

この冬は雪の日が多く、

現時点で平年の積雪量を上回っている。

そして朝から除雪作業で一日が始まると、

どうにも次へのモチベーションが上がらない。

それをこらえてHiromiを迎えに行き、

南角田に向かって車を走らせた。

Hiromiの家から車で、

30分ほどの距離にあるので、

それだけが救いだった。

 南角田の田園地帯の中の、

除雪終点を駐車地とした。

この辺りも前夜からの新たな降雪があったようだが、

既に除雪車がきっちりと除雪を終えていた。

ここの除雪が終わっていなければ、

そこを駐車地とすることは難しかった。

除雪作業の邪魔はしたくない。

冬山に足を踏み入れる際は、

この駐車スペース確保が大きな要素となる。

 8時55分、駐車地をスタート。

素晴らしい天候に周囲の景色が美しい。

しばらく広い田園地帯を歩き、

「不動の沢林道」に入った。

雪の状態は柔らかくて深いものの、

先日この林道を歩いた時よりはかなりマシだ。

この日はHiromiが大きなスノーシューを忘れ、

やむなく小型のスノーシューでスタートした。

しかし体重が軽いため、

さほど深くは沈まない。

むしろ大型のスノーシューを装着している私の方が、

Hiromiより一段深く沈む始末だ。

 「不動の沢林道」に入ると、

なんと美しい光景か!

木々の枝枝に降り積もった新雪が、

青空の下陽光を浴びて光り輝いている。

本当にうっとりするような光景だ。

そんな中で時折上空の枝から、

重さに耐えかねた雪の塊りが、

「バフッ」という音とともに地面に落ちる。

すると細かくて軽い雪の粒子が、

まるで煙幕のように辺りを包み込む。

何とも幻想的な光景だ。

 「不動の沢林道」は、

入り口から1kmほど歩くと、

「不動の沢」を渡ってヘアピンカーブを描く。

ここで林道を離れて「不動の沢」沿いに進む。

沢沿いには古い作業道が伸びている。

そしてその奥にかつてどなたかが暮らしていたのであろう、

人口建造物の痕跡が残っている。

その周囲のトドマツに目をやると、

ヒグマの爪痕があちこちに見受けられる。

すごいところに住んでいたものだ。

 人家跡から右岸の斜面を登った。

するとまた古い作業道の跡に出た。

しばらくこれを利用して進む。

この頃になると笹の上を歩くことになるのだが、

深い笹に降り積もった雪がまだ浅いため、

踏みぬいてスノーシューごと深く飲み込む。

一歩一歩が大変辛い場面が出てくる。

それでも終始ラッセルを買って出るHiromiは元気だ。

山登りを自らの肉体を鍛える、

トレーニングの一環と捉えているHiromiは、

2022年も積極的だ。

助かる~

 歩きにくくて辛いが、

相変わらず素晴らしい風景の中を登っていき、

地形図上の「244m標高点」のすぐ東側で、

明瞭な尾根上に上がった。

その北には目指す「御園山」が見えている。

エゾシカの深いが、

固くなった踏み跡を利用しながら進み、

10時50分、四等三角点「御園山」

三角点標石は雪の下でわからないが、

昨年の春先藪漕ぎでこのピークに登り、

ギョウジャニンニクを採ったことを思い出す。

 ピーク付近は冷たい風が吹いて寒かったので、

少し下って日当たりの良い斜面で昼食とした。

そして登路で苦労してつけてきたトレースを、

下りでは楽に使って、12時10分、駐車地。

いやあ素晴らしかった。

山は晴れると100倍楽しい!

 連日雪模様ばかりだった印象だが、

連休最終日にようやく納得できる山行ができたことに感謝!

一旦帰宅し、夕方Hiromiと今年初の「反省会」。

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2022.1.4 『コロイ山』(164m)  降りしきる雪から逃げきれず・・・

 昨日の朝起きるとまた雪が降り出した。

しかし我が家の庭に降り積もる雪の量を心配しながらも、

一泊の準備をして出かけた。

今回も降雪量によってはすぐ帰ることができる、

近場の厚真町で活動することにしていた。

ところが家を出て積雪で狭くなった町内会の道を抜け、

国道に出ると吹雪きだした。

それがHiromiの家に近付くほどひどくなり、

最後に曲がる角でそれが見えず、

一旦停車して確認してから、

曲がらなければならないほどだった。

怖い思いをしてHiromiの家に辿り着き、

この日の山行は中止としてすぐ帰途に着いた。

しかしいくらも走らぬうちに、

あのひどい吹雪が急に止んで明るくなりだした。

そこで再びHiromiのところに戻り、

雪雲から逃れるべく苫小牧方面に向かって車を走らせた。

すると千歳辺りで雪雲が切れ、

素晴らしい晴天となる。

ただすぐ北側には雪雲がへばりついていたので、

それから外れた安平町早来の、

『コロイ山』に登ることにした。

ところがスタート地点の「早来墓地」に到着すると、

急に雪雲が張り出してきて、

とうとう雪が降り出した。

まあま、落ち着かないなあ・・・

しょうがないので、

とにかくパッと登って帰ることにした。

 何度か登った『コロイ山』には、

いつも「早来墓地」を起点に行動してきた。

ニ等三角点を有するこの山には、

数社の巨大アンテナが建っており、

それらの維持管理のための舗装された管理道路が、

ピークまで続いている。

従って最初から最後まで管理道路を歩くのはつまらないため、

「早来墓地」を起点とすると、

小規模送電線下の作業道を歩くことができる。

私はこの作業道から眺める風景が好きだ。

 雪が降りしきる中、

スノーシューを装着して送電線下の作業道を登っていく。

すると一か所林道と交差する地点があるのだが、

そこに雪を踏んで無理やり入ってきた車のワダチがあった。

おそらくハンターが大型四輪駆動車で入った跡だろう。

この林道は奥行きがなく、

すぐに山肌に突き当たって行き止まりとなる。

ということは近くにハンターがいる。

そう思うと緊張する。

こちらの存在を知らせるため、

思い切り鈴を鳴らして登っていく。

そして100で作業道を抜け、

管理道路に出た。

あとは広い管理道路を歩いて行くだけ。

この道路の最奥に建つアンテナ施設のすぐ裏手のピークに立ち、

ニ等三角点『コロイ山』(点名:巨稜威山=ころいやま)

 相変わらず降り続く雪が嫌で、

すぐに下山を開始。

ハンターの存在が気になり、

途中の広い伐採地に寄るのもやめた。

ただひたすら下って、

もう駐車地が近くなったころ、

上空に青空が広がりだした。

皮肉っぽい天候だが、

まあそんなもんだわなあ・・・

そして車中泊を中止し、

帰宅して除雪作業に追われた。

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2022.1.3 『北電山』(145m)~『安平山』(あんぺいざん・166m)  雪に翻弄されて・・・

 2日の夕方厚真町の車中泊地に着くと、

突然雪が降り出した。

しかも湿っており、降り方も激しい。

外気温をチェックすると+1℃だった。

憂鬱になっておうち帰りたくなるも、

既にビールを飲んでしまった。

あきらめてテレビを観ながらそのまま一人宴会。

Hiromiはこの日も早い夕食後に、

歯磨きを済ませて寝てしまった。

天気予報をチェックすると、

21時には止むとのこと。

しかしそれを待たず、

20時前には上がってくれた。

そして22時の就寝時にまだ+1℃だった気温が、

翌朝起きてみると-12℃!

窓ガラスがバリバリに氷っていた。

なにこれ~っ!?

外に出て降雪量をチェック。

ツボ足で登れるかどうか、

と言ったところだった。

それでも予定した山へのルートを短縮するべく、

車で逆方向のアプローチ地点へ移動することにした。

そこでびっくり!

車中泊地の新たな降雪は20cm程度。

ところがちょっと移動しただけで、

30cmくらいの降雪があり、

しかも除雪車が入っていない。

車両の通行量が少ない地域なので、

その湿って重い雪が、

車道一面に残ったままだ。

それであきらめて引き返した。

そこで代案は、と言うと、

あちこちあるのだが、

とにかくどこも除雪されていない。

重い雪にハンドルを取られぬよう、

ゆっくり走るのが精いっぱいだ。

この後除雪車が町道全体を走り回るだろう。

それを思うと厚真町には留まれず、

安平町に車を走らせた。

しかし町道、国道を問わず、

とにかく除雪されていない。

正月だから除雪も休みか?

結局どうしようもなくて、

安平町追分の『安平山』まで逃げた格好だ。

そして久しぶりに「北電山」まで行ってみよう、

ということにした。

 8時ちょうど、『安平山』スキー場の、

麓登山口をスタート。

すぐ南に向かって送電線の鉄塔を目指す。

ここには遊歩道があるものの、

積雪で判然としない。

かすかな踏み跡と勘で登っていく。

すると遊歩道と送電線の保守管理用作業道との分岐となるので、

これを作業道に入っていく。

しばらくは快適だが、

作業道が東に方向を変える地点で笹薮に入る。

まだ多くの笹が雪の下にはなり切れずにいるので、

スノーシューのアイゼンにそれが引っかかる。

それを我慢して一旦小沢に下って登り返す。

あとは目の前の斜面を登っていくと、

9時25分、四等三角点「北電山」

ここから引き返して『安平山』に向かうのだが、

途中でヒグマの爪痕を目にした。

登山口に「ヒグマ出没」の警告板が設置されていたが、

ここで痕跡を目にすることとなった。

こんな浅い里山にもやってくるんだねえ。

 また小沢に下って登り返した後は、

多少のアップダウンを繰り返し、

10時35分、『安平山』(一等三角点:阿平山⁼あびらやま)

ここは「安平山スキー場」のピーク。

例年になく正月としては豊富に見える積雪だが、

いまだスキー場の営業はしていない。

ここからスタスタ下って、

10時45分、駐車地。

なんだか雪に翻弄された日だったが、

まあそれなりに楽しめたことに感謝!

昼過ぎに帰宅して除雪作業・・・

 

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2022.1.2 『三井山』(236m)~『尾札沢』(222m)  22年活動開始!

 みなさん、明けましておめでとうございます

  今年も宜しくお願い申し上げます

 今年は元旦から大雪に見舞われました。

元旦は孫の面倒もそこそこに、

朝から晩まで、

何度も外に出て除雪に追われました。

さて、今年も活動開始!

昨日の朝除雪車が置いていった、

固い雪をかたずけ、

Hiromiを迎えに行った。

そして平取町に向かった。

今年の初山は平取町二風谷から、

「オサツ川」に沿う林道に入り、

「オサツ川」を起点に、

左岸の「三井山」と右岸の「尾札沢」に登ることにした。

ところが現地に行ってみると、

「オサツ川」沿いの林道がわからない。

地形図の林道入口には、

造園業者の大きな家が建ち、

その周囲も仕事場のようだ。

何だか無断で人の土地に立ち入っている気がして、

林道を諦めてその場を去った。

そしてすぐそばの神社に行き、

鳥居脇の広い空き地に駐車した。

林道を諦めて直接斜面に取り付き、

尾根を見極めてピークに立つ所存。

 10時20分、神社の空き地をスタート。

神社の上に続く道を辿り、

間もなく藪に入った。

枯れた雑草がややうるさいが、

長くは続かず伐採地に出た。

これは意外だった。

伐採地の中の作業道を登る。

すると背後に二風谷の集落と、

二風谷ダムでせき止められてでき、

凍結した「にぶたに湖」の風景が広がった。

なかなかいい風景だ。

2022年の初登にふさわしい。

その後作業道の最上部から藪に入った。

するとエゾシカの防護柵が現れたので、

それに沿って登る。

いくらも登らないうちに柵を過ぎ、

前方に目指す「三井山」が見えた。

背が低く薄い藪の中をゆっくり登り、

10時55分、四等三角点「三井山」

ここで一旦駐車地に戻り、

「オサツ川」の右岸に移動して、

「尾札沢」を目指そうと思っていたが、

どうもその時間は無さそうだ。

そこでそのまま尾根を伝って、

一旦「オサツ川」に下り、

対岸の尾根を登り返して、

「尾札沢」を目指すという方針に変えた。

この辺りは細尾根が縦横無尽に走り、

なかなか面白そうだ。

尾根を下っていくと、

突然前方に作業道が現れた。

そんな作業道を利用できるところは利用する。

そしてどんどん下り、

11時55分、「オサツ川」。

水量の少ない「オサツ川」は、

既に全体が凍りついていた。

それを渡って対岸の尾根に取り付いた。

急な尾根を登って平坦になると、

また作業道が現れた。

しかもこれから利用しようとする、

予定の尾根に沿って伸びていく。

これはありがたい!

その後作業道はどこまでも忠実に尾根に沿って伸び、

とうとう「尾札沢」の基部まで導いてくれた。

そこで作業道を離れ、

わずかな登りを経て、

12時50分、四等三角点「尾札沢」

そこからは木間越しに「三井山」が見えている。

この日予定した二座に立った後は、

作業道をそのまま進み、

下降尾根を選んで「オサツ川」に下った。

すると目の前に伐採地だ。

今度はこれを登り返した。

 伐採地のピークから、

二風谷の風景を眺めてみたい。

伐採地の中の作業道を、

エッチラオッチラ登っていく。

遮るもののない伐採地はいい。

私好みの風景を眺めながら登り、

13時45分、伐採地のピーク。

いい眺めだ~

「にぶたに湖」が全面結氷して真っ白だ。

また、これまで知らなかったが、

ニ風谷地区には想像より多くの家屋が建っていた。

  下山は登路のルートに戻り、

怪我をせぬようゆっくり下って、

14時15分、駐車地。

なかなか楽しいルートだった。

それからすぐ近くの「平取温泉」で汗を流し、

厚真町まで戻った。

この夜私の住まいがある江別市では、

大雪になる可能性がある。

であるならば、

翌日は速やかに帰宅して除雪なければならない。

冬期はこの除雪が付きものなので、

いつも落ち着かない。

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