どこの学校でも見られる傾向だと思いますが、たいていの生徒は塾に入って勉強しています。
自分ひとりだと家では勉強できないけれど、塾に行けばきっと大丈夫、と考えて入塾を決めると思います。
それ自体は間違っていませんが、ただ大きな勘違いをしている子供たち(時には保護者の方も)がいます。
どうせ塾で教えてもらうのだから・・・と考えて、学校の授業をまじめに聞かなかったり、家で全然勉強をしないのです。
どれくらいの頻度で塾の授業を受けているかにもよりますが、週に1回しか授業を受けていないなら、先に述べたような状態で塾にこられても、成果を上げるのはきわめて難しいです。
学校で週3,4回授業があるものを、週1回80分でやらなくてはならないことさえ、すで時間が足りないのに、生徒が全く学校で授業を聞いていない場合、塾で1から説明することになります。 繰り返しますが、ただでさえ時間が足りないのに、です。 こういった生徒の場合は、授業数を増やすしかありません。
週1回80分の授業で効果をあげるには、生徒側にも以下のような姿勢が求められます。
・ 学校の授業はしっかり聞いてくる。
・学校で習ったことはその日のうちに自分でまず復習をする。
このように全て塾に丸投げにするのではなく、まず自分で分かっていることと分かっていないことをしっかり見分けてください。 その上で、分からなかったものを塾に持ってくるならば、80分でできないものだけを指導できます。 学校の授業の繰り返しのような説明をしなくてもよいので、時間を有効に使えます。
こういうわけで、たとえ塾に行っていたとしても、きちんと学校で説明を聞き、習ったことを復習するという基本的なことをなくしては成績を上げることはできないということを、しっかり分かっていて欲しいと思います。