アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

依然としてチャンスを生かせない共産党

2010年06月28日 00時26分45秒 | 二大政党制よりも多党制
 選挙サンデー初日の日曜日。この日は私も仕事休みでしたが、色々用事があって、殆ど自宅周辺で過ごしました。
 その用事というのが、まず参院選法定1号ビラ配り。これは近所の共産党員のおじさんに頼まれていたもので、朝8時半から10時位まで、つかの間の梅雨の晴れ間を利用して、約350世帯に配布。気のせいか、訪問販売お断りのステッカーと水道・ガス料金滞納の通知が、配布中に以前よりも更に目につくようになった。幸福実現党のポスターが玄関先に張ってある家もあった。
 その後、10時半から12時まで、予約診療の鍼灸治療受診。これはいつも隔週日曜日に受診しており、この日は仕事も休みにして貰っている。そこは一回の治療で6千円もするが、腕が立つと評判で、いつも予約で満杯。ただ最近は、以前は殆ど自覚症状の無かった治療後の瞑眩(めんげん)現象(注:鍼治療Q&AのQ4参照)が少し出るようになり、少し倦怠感を感じるようになったので、それに給料日前の金欠という事情もあって、昼食後は夕方近くまで自宅で昼寝。
 そういう一日だったので、本当はもっとブログに書く事があるのだけれど、今日は少し、今日まいた法定1号ビラの内容について書いてみます。

 ビラは、大判サイズの両面刷りで、消費税値上げと普天間問題にそれぞれ1面を費やしたものでした。私からすると、どちらかと言えば総花的な内容の多かった従来のビラと比べ、肝になる争点2つに絞ったこのビラは、正に打ってつけのものであると感じました。そのどちらもが、その正体が明るみに出れば出るほど、政権与党や右翼ネオリベ野党と民衆との対立が露呈するテーマなのですから。だからこそ、自民党・民主党・「みんなの党」やその他の右翼ネオリベ新党も、本当は一刻も早く逃げ切りたいのを、表向きの「蛮勇」「改革」ポーズで精一杯ごまかしているのです。



 ただ、その訴え方がやはりまだまだ総花的で、私からすると不満の残る内容なのです。まずは消費税値上げ反対の方から取り上げますが、文章が多すぎの印象がどうしても否めません。もっと視覚に訴えれば良いのにと思います。
 「1世帯16万円負担増」という事で、年収別の増税額と負担総額が挙げられていますが、せっかく低所得層ほど負担が重くなる逆進性について説明しているのですから、ここは文章と総額比較の表だけでなく、もっとビジュアルに年収別負担率のグラフも載せたら、もっと良かったのに。
 この次の「でも、社会保障や財政再建のためなら・・・」「本当の目的は大企業の”穴埋め”です」の項でも、諸外国に比べて高いと言われる日本の法人税40%が、実際は様々な大企業優遇措置で、実際は諸外国と同じ30%そこそこで、10~20%の企業も少なくない事や、社会保険料の負担も諸外国よりずっと軽い(フランスの7割)事などについて、せっかくきちんと説明していても、ここも文章だらけ。ここなども、その前にまいた6・7月号「赤旗」号外に載っている「消費税導入後22年間の税収224兆円が、そっくりそのまま法人3税の減税208兆円に化けてしまっている」事を分かりやすく図解したグラフが折角あるのですから、これをそのまま法定ビラに転用すれば良かったのに。
 何故なら、今や、こんな基本的な事ですら知らない人が一杯いるのですから。それには、消費税導入当時はあれほど騒がれた、この税の持つ大型間接税(直接税とは違い徴税感が薄い)や税の逆進性(前述の説明参照)などの反民主的性格が、ここ数年はマスコミも殆ど取り上げない事が、その背景にあります。多分、官房機密費の毒がマスコミにも回っているのでしょう。その結果、まるで消費税増が避けられない宿命であるかのように、錯覚している人が増えてしまった。
 そこにもっと根本的にメスを入れないから、時間稼ぎのアリバイ作りの為に、しかも「増税の前に公務員削減=更なる福祉カットを」などと矛先そらしに躍起となっている「みんなの党」なんかに、お株を奪われる破目になってしまっているのです。



 これは、その反対側の面で取り上げられている普天間問題についても同じです。沖縄県民世論の84%が同じ県内の辺野古へのたらい回しに反対している事や、沖縄駐留の米軍海兵隊が専守防衛の抑止力なぞではなく米軍による海外侵略の軍隊でしかない事が、きちんと取り上げられているのは良いのですが、ここでも文章のオンパレードに終わっています。
 そして一番問題なのは、「沖縄県民世論の84%が辺野古移設に反対しているのが何故なのか」という、最も重要な事についての説明が、この項からごっそり抜け落ちている事です。こここそ一番重要なのに。米軍占領下で「銃剣とブルドーザー」によって土地を奪われ続けてきた沖縄戦後史を語らない事には、ここは絶対に理解できないのに。そして、ベトナム戦争や沖縄返還闘争を通して、安保や基地の問題がまだ見えていた60年代とは違い、日本本土では基地問題が見えなくさせられてしまって久しいのに。逆に、先述の「官房機密費の毒」や「北朝鮮問題」の影響もあって、更に本土と沖縄との断絶が決定的となっているのに。

 更にもっと欲を言えば、これは中国や北朝鮮の問題(核・拉致・人権抑圧)などに対して、左翼としてどう対応すべきかという、より根本的な問題を避けては通れないのですが、そこに対する言及が全然為されていないのも問題です。
 この件に関しては、右翼は「過去の日本は正しかった」「今の米国こそが正しい」と、まるで過去の日帝植民地支配や、今のアフガン・イラク侵略や、大資本による「派遣切り」搾取をも全て免罪するかのような主張で以って、この問題に臨んでいます。それに対して、本来は弱者の味方を任じる左翼こそが、日米の帝国主義・新自由主義にも、北朝鮮脱北者や中国ホンダ労働者、チベット・ウイグル等の少数民族やマイノリティーに対する搾取にも、共に最も鋭く反対すべきだし、また可能な存在であるにも関わらず、民族自決権などを言い訳にして、そこに一切切り込もうとはしない。
 だから、いくら大資本が新自由主義を欲しいままに国内で横暴な振る舞いをしようとも、民衆は左翼を支持せず「みんなの党」を支持してしまうのです。そこが、遠く離れた北朝鮮問題よりも米国支配下の財閥・軍部・特権支配層への反感が強烈なゆえに、ソ連東欧崩壊以後も左派が大きく躍進し続けている中南米諸国などと、日本との大きな違いです。
 本当はそこから問題を立て直さないといけないのですが、字数の限られた一枚の法定ビラでは、一遍にそこまで書くのは到底無理でしょう。しかし、少なくとも戦後の日本と沖縄の関係や、そこに秘められた沖縄差別の構造については、絶対に避けて通れない筈です。これは字数制限で言い訳できる問題ではない。これも、4月読谷村での9万人沖縄県民集会の写真を中央に据えるだけでも、全然受けての印象が違う筈です。

 このように、近年の共産党は、変な所で非原則的な所が見受けられます。それが、総花的な公約や、他党よりはポイントを抑えつつも、やはり肝心な点を見逃している上記の法定ビラの内容です。そのくせ、変に党派的な利益に拘っている所がある。
 例えば、先の消費税値上げ反対の問題でも、単に大企業優遇税制の問題だけで攻めるだけでなく、例えば2年前の秋葉原事件やこの前のマツダ事件とも絡めて、如何に日本が企業家天国に成り下がっているかを暴露すれば、もっと貧困層の人々から支持されるのに。そうしてこそ初めて、自民・民主や「みんなの党」・右翼新党には決して描けない日本の未来図を、大衆に分かりやすい形で提示できるのではないでしょうか。それで民主党や「みんなの党」に流れるような心情ネオリベ・プチブルの票なぞ、先方にくれてやれば良いのです。その代わりに、多くの貧困層の自覚・決起が促せるなら、寧ろそちらの方がより重要ではないですか。
 また、安保や民主党政権との対応では、社民党との間でもまだまだ大きな違いはあるにせよ、それでも東京・大阪・京都などの大都市圏の複数区や沖縄では、候補者調整によって左派の進出が可能なのに、相変わらず多党乱立のまま選挙戦に臨もうとしている。ここで左派が進出する事で、「みんなの党」とは違う未来を、国民の前に分かりやすい形で指し示す事が、今ほど求められている時はないのに。今こそ、一党派の利害を超えた階級的利害の獲得に向けて、綱領路線の一致や政策協定の有無とはまた別に、「よりまし政党連合」が追求されるべきではないでしょうか。そういう事を共産党が率先垂範する事で、逆に社民党にも同じ事を要求できるのに。

 今回の参院選は、民主も自民も過半数を獲得できないと言われています(東京新聞の予想記事など参照)。その一方で、「みんなの党」が躍進し、社共はその間に埋もれてしまうかも知れないと言われています。しかし、「みんなの党」が、所詮は自民・民主や右翼ネオリベ新党とも同類でしかない事は、既にこれまでの記事やこの前の記事にも書きました。そういう意味では、今回の選挙戦は、共産党や社民党にとっては、彼らの本性を暴き出す絶好のチャンスであると同時に、最後のチャンスであるかも知れないのです。これをみすみす指をくわえて、十年一日の如く、同じ選挙戦に拘泥しているようでは、参院選後の大連立も見据えて、国会比例定数削減や憲法改悪国民投票の実施を虎視眈々と狙っている、そういう意味では「何でもあり」の「なりふり構わない」彼の党たちによって、いよいよ息の根を止められてしまう事でしょう。

※尚、消費税と普天間基地の問題については、次の参考資料も是非ご覧下さい。自党の身近にある大衆団体が、折角こんなに分かりやすい資料を作っているのに、何故それをもっと活用しないのか。
コメント (10)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マツダに被害者面する資格はない | トップ | 参考資料:消費税と普天間問題 »
最新の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「活かせない」原因 (バッジ@ネオ・トロツキスト)
2010-06-28 09:58:40
共産党が選挙に弱くなった主体的原因には、一国主義の視野狭窄や将来展望の曖昧化などの綱領的政策的な大問題と共に、組織体質問題もあるんですよね。永年にわたる中央・幹部専制により、多くの党員が「平目チャン」化してしまい、組織内民主主義の欠如が幹部や議員・候補者の無個性化、金太郎飴化を招いているから選挙にも弱くなってしまったんです。
昔だったら、選挙や議会活動でもせいぜい中央方針の「応用問題」ぐらいをやっていれば済んだんでしょうが、多様化・複雑化している現在の社会ではそうはいかない。にもかかわらず、「温室栽培」の機関専従や社会経験に乏しいエスカレーター幹部・候補者ばかりでは、個々の党員独自の視野や個性的な問題意識が育たないんです。だから、「大衆運動」なんかでも中央お仕着せの組織活動しか出来ない。

中央の幹部や国政選挙での議員・候補者には、最低でも東京選挙区の小池あきら程度の社会経験や専門分野での実績が必要なんです。彼がテレビでよく使われるのは、彼が政党の政策委員長であるからというよりも、多くの患者に接しなければならない医療分野でそれなりの活動経験があるから大衆的にアピール出来る人間的な面白みも備わっているからなんです。昔の正森衆議院議員なんかもそうだったでしょ?

党を創るためには、党員づくりも大切なんです。
何でも「上」言いなりの党員ばっかでは、幹部にとっては都合が良くても一般有権者は魅力を感じません。
代々木は、党組織や幹部政策を民主化して、党を有権者に開け!ということですw(ま、それだけでもダメなんだけどね)
返信する
平目チャン金太郎飴 (バッジ@ネオ・トロツキスト)
2010-06-28 13:19:01
旧・イタリア共産党が選挙で強かった一因に、ノーベル賞作家のモラビアのような人物を自党の候補者にするような柔軟で幅の広さを許容出来る体質があったんですね(結局、その「幅広さ」は原則喪失に至るような欠陥の原因にもなったんですが)

昔の代々木の幹部って、株屋上がりの徳球(徳田球一)とか元・女郎屋の亭主で小説「廓」を書いた西口克美のような個性派もけっこういたんですよね。ああいう連中は、資本家までやってマルクスの生活を支えたエンゲルスみたいに、社会全般に広く通じていた。だから不破や志位みたいな解釈学専門の書生論議だけには終わらなかった。
レーニンが「理論は灰色、現実は緑色」だと自覚していたような社会の複雑性や多様性にも眼が届いたんです。少なくとも、昨今の「温室栽培」の学卒専従なんかよりは、はるかに世間を知っていたし「俗受け」もしたんです。

ミヤケンが「天皇」になって以来の党運営や幹部政策は代々木をダメにした一大要因でしょうね。ミヤケンのお気に入りだった志位なんて、家庭教師として教えていた同世代のミヤケンの息子(=宮本太郎現・北大教授)に対してさえ結局は政治的影響力ゼロだったもんねwwww
返信する
バッジさんは面白いなぁ (修正資本主義者)
2010-07-06 17:21:32
>共産党が選挙に弱くなった主体的原因には、一国主義の視野狭窄や

日本共産党に「国際主義」すなわちソ連中国の手先を要求するなんて、バッジさんはおもしろいなぁ。

>昔の代々木の幹部って、株屋上がりの徳球(徳田球一)とか

徳田がいいなら宮本体制を「独裁呼ばわり」なんてけしてできないはずなんだが、徳田体勢なんて知らないからカエルの面に水で無限に放言できますねw

プレカリさんの指摘する「日本共産党は綱領路線を正しく国民に知らせてもっと国民の支持をとるべき」という書き込みとの乖離はあまりに大きいのに、まるでプレカリさんに声を合わせているかのように同意から入る気持ち悪さ! シビレます

ところで、各政党頑張ってますね
http://www.youtube.com/watch?v=zhinD6Mksqs#t=5m05s
この人はチャンスを活かしているのでしょうか? なにやら活気があるのは認めざるを得ないw。
是非とも、一人でも多くの有権者にこの人の演説内容を正確に理解してもらい、各人の参考にされるのがよいと思いました
返信する
三橋はもはや論外、全然ダメです。 (プレカリアート)
2010-07-06 22:41:57
 修正資本主義者さん、拙コメントへのレス有難うございます。レスの前半部分については、今回は敢えてコメントしません。しかしながら、後半部分の三橋貴明(修正さんお示しのユーチューブ動画の主)については、私の評価は表題の通りです。礼賛などもはや論外、条件付きで肯定的に評価する気にもなりません。

 そもそも、この三橋ですが、一部ネトウヨからは「2ちゃんねらーの教祖」扱いされているようですが、何をか況やです。ただのバカウヨでしかなかったのが、自民党のカネの力で候補者にまでなれたのに味をしめ、図に乗って党本部でコスプレ・パーティにまで及んだ挙句に、身内からも大顰蹙を食らって、後援会長が引責辞任に追い込まれたほどの、いわく付きの人物だそうじゃないですか。こんな人、本当に通るの?

 修正さんご紹介の動画も見ましたが、ニタニタ笑って、ヒトラーを真似た挨拶までして、バカじゃないの。三橋の主張も、「在特会」や維新政党・幸福実現ナンチャラ辺りと、そう変わらないし。
 自分をネットユーザーの代弁者と見立てて、既成政党やマスコミと闘う無名戦士のように準えている三橋の主張も、私からすれば噴飯物以外の何物でもありません。産経・読売やらの「既成」右翼御用マスコミに操られて、米国・財界・自民党ヨイショの物言いの、一体どこが「反権力」なのか?

 鼻持ちならない「庶民の代弁者」気取りも、私にとっては虫唾が走ります。そもそも、本当に生活に困っている人は、ネットや「2ちゃんねる」どころではありません。そんなものに現を抜かしていられるのは、まだまだ余裕のある層なのです。
 かと言って、カルロス・ゴーンのような真正「勝ち組」でもない。そんな層は、「2ちゃんねる」のネトウヨ如きなぞ、ハナから相手にしない。実際は、「勝ち組」と「負け組」の境界あたりの層が、奴隷根性ゆえに上には何も言えないのを、自分より下の弱者に日頃の鬱憤をぶちまけているだけなのです。

 どんな世の中や政治体制に変わっても、オウムや統一教会になびくような人たちは、今後も幾らでも出てきます。それを批判的に検証するならまだしも、その中に一定の価値を見出せるとは、私は全然思いません。
返信する
オッ!低能平目がまた登場か!w (バッジ@ネオ・トロツキスト)
2010-07-07 09:46:10
国際主義が「ソ連中国の手先」だなんて!wwwじゃ、マルクスもその「手先」とやらの開祖だと言うのかよぉwww(ホント、相変わらずの無知無能と傲慢ぶりだね)

徳田の個性と家父長制は別モノだろ???
ミヤケンこそ「家父長制反対」をお題目にして組織の官僚主義化や一般党員の無思考・平目チャン化を進めたんだよ!
その結末が、あんたのような存在!!!www

それにしても「国際主義」ぐらい辞書ひけよぉ。凄い蒙昧ぶりだねぇwwwwww
返信する
バッジさんは「低脳」とかの罵倒がはじまりましたね (修正資本主義者)
2010-07-08 16:41:52
題名はさておきw
プレカリさん、ちょっと勘違いなさっている
> 三橋はもはや論外、全然ダメ

私は生まれてこの方、自由民主党に投票したことが一度もないので「もはや」(=先日まではまがりなりにも・・・)という感覚がまったくありません。その意味でプレカリさんが「もはや」とされたのは私の感覚では考えられないのです

でもこの三橋氏はレッキとした自由民主党の候補者であり、現に選挙にでています。動画を見る限り何人かは支持者がいることも見て取れます。としますと三橋氏の意見、その口調、演説の主旨は本人の意思どおり、何のバイアスもつけずに広く普及して、「自由民主党の今はこうだ。自由民主党の政策を実現するため自由民主党が選んだ候補者はこの三橋氏だ」ということをそのまま世間に広めることに意義があるように私は感じました。

何かと頭ごなしに罵倒を繰り返すだけではこちらの一方的な思いだけが、いわば「片思い」の形で(意図せずに)表面化する場合もあります。「もしかしたら自民に期待できるかも」と思っている何百万人かの人にもわかる語り口と正確な情報が重要なのではないかと最近感じています。

>自民党本部でコスプレ

それを党が望んでいたはずですよね
なんで後から注意したりするのでしょう?
返信する
低脳は低脳だろっ!? (バッジ@ネオ・トロツキスト)
2010-07-08 20:15:58
共産党支持者を僭称していても「国際主義」が「ソ連中国の手先」だなどとデマるようなヤツは、正しく「低能(脳)」か、それとも左翼破壊工作員の反共分子だろうがよっ!www

贔屓の引き倒しを演じているおマエは、客観的には代々木の支持者を蹴散らすだけの役割しか果たせていないんだよ。それとも、密命を帯びた、公安筋の手先かよ???(本気で疑っているぜw)
返信する
三橋貴明氏の政策 (まこと)
2010-07-08 21:24:09
三橋貴明氏の経済政策は、基本的にケインズ主義なんですね。要するに規制緩和路線には反対で、社会保障政策の拡充も謳っています。ですから、小泉構造改革に反対する層を一定程度す掬い上げる政策を内包している面はあると思います。

また、彼の「排外主義」的な主張についても、外国人労働者に対して「自分達の働き口を奪われる」との意識を抱いているプレカリアート層の危機感を代弁している側面もあると思います。

要するに、彼の「国民主義」が経済グローバリズムの「対抗原理」としてウケているのでしょう。
返信する
法定2号ビラの線で序盤戦から攻勢に打って出ていたら (プレカリアート)
2010-07-09 06:36:52
昨日、消費税値上げ反対を全面に出した共産党の法定2号ビラと、同じ内容で清水ただし選挙区候補への投票を呼びかけた大阪民主新報号外の、二種類セットの折り込みビラを全戸配布しました。法定2号ビラには、私が望んでいた消費税に関する図解付きの説明が、余す所なく載っていました。
何だかんだ言っても、やはりそこは共産党、腐っても鯛です。嘘とデタラメだらけの公約を、見映えの良さで誤魔化すしかない右翼・ネオリベ諸党のビラとは全然違う。この法定2号ビラの線で序盤戦から攻勢に打って出ていたら、情勢はもっと違ったものになっていたかも知れない。
ただ一つ気がかりなのが、「みんなの党」に対する批判が弱い事。なるほどビラを丁寧に読んでいけば、「みんなの党」も自民・民主の亜流でしかない事は分かるものの、あくまで前者二党を主敵に据えている為に(実際にもその通りなのだが)、読みようによっては「消費税についてはいい事書いていても、勝てない共産党よりも、一応増税反対で勝てる可能性もあるみんなの党に入れようか」となる恐れがある。(この話題については別途記事にする予定です)
返信する
セット配布は止めた方が良いよ! (バッジ@ネオ・トロツキスト)
2010-07-09 08:58:50
共産党ビラの形式を批判していたこれまでの主張の趣旨とも矛盾する「手抜き」活動ですからね。

それと、ネット社会になって気がついたんだけど、政治ビラも従来の「新聞型」ではなく、「ウェブ型(学術書型)」の表現形式に変えた方が良いでしょうね。
つまり、まず、要旨を柱に立てて、要旨の詳細内容は、学術書の脚注やネットの詳細部分クリックページのように次元を変えて書き込むような表現方法。
例えば、表面は主張の柱だけにして、論証や詳細は裏面に移動させるようなビラの作り方です。

左翼の政治ビラのように、多くの事実や論理を盛り込まざるを得ない表現物では、一面に要旨の細部まで全てを凝縮させるから「字ばっか」になってしまい、読者に関心の薄い段階で拒絶反応を起こさせてしまうのでしょう。

政治宣伝物でも、「関心や興味は読みながら育つもの」だという弁証法的な見方を採ることが重要です。(まだまだ批判や注文はあるのですがねw)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

二大政党制よりも多党制」カテゴリの最新記事