元大阪府知事の橋下徹や、彼の創設した「維新の会」がヒトラーやナチスに例えられたと、ツイッターで大騒ぎになっています。騒ぎの発端となったのは民主党政権時代の元総理・菅直人のつぶやき(下線部)で、それに「維新の会」(以下「維新」と略す)代表の松井一郎・大阪市長がかみつき、騒ぎになったのですが、これには伏線がありました。少し長くなりますが、その直前のつぶやきから順を追って見て行きます。あらかじめ断っておきますが、ここでは芸能人等と同じ扱いの「準公人」橋下徹も含めて、全ての公人(政治家)に対して敬称略で呼ばせていただきます。
①「維新」と戦う立憲有志の会の準備をしている。「身を切る改革」をスローガンに支持を伸ばした維新。しかし大坂都構想が「身を切る改革」とは思えない。かつて東京都の23区の区長は任命制であった。それを公選制にして23区が行政区から自治体になった。大阪都構想はその逆をやろうとした失敗した。(菅直人、1月19日)
②「身を切る改革」というスローガンは今も「維新」の売り物だ。無駄を省くことは賛成だが、自治体を統合して集権化すればよくなるとは思えない。 次の総選挙は自民党はもとより、東京に進出を図る維新との戦いだ。立憲民主党は政策的に真正面から維新と戦わない限り東京は維新に席巻されてしまう。(菅直人、同日)
③私の「維新」と戦う有志の会構想に対し、色々な意見が寄せられている。大阪都構想は2度の住民投票で否決され、「維新」自体も断念を表明。今は「身を切る改革」をスローガンに知事や市長経験者がテレビをジャックし、既成政党からの鞍替え政治家を集め、既存の与野党に飽き足らない人に強くアピール。(菅直人、1月21日)
④橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし「維新」という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす。(菅直人、同日)
⑤元総理であり現在も立憲の最高顧問の菅さん、貴方何を言ってるか?解ってるんですか!民間人と我々をヒットラー呼ばわりとは、誹謗中傷を超えて侮辱ですよね。 立憲は敵と思えばなんでもありという事ですか? 正式に抗議致します。(松井一郎、1月22日)
菅直人のつぶやきを「ほめ殺し」と捉えれば、確かに言われた方はカチンと来るでしょうが、このつぶやきだけでは「ほめ殺し」とまでは断定できません。現に石原慎太郎も、かつて自分の所属する「太陽の党」が維新と合流する時に、橋下徹の事を「彼の演説のうまさ、迫力っていうのは若い時のヒトラーですよ」と、今の菅直人と同じ事をつぶやいていました。それに対して、橋下徹は、「ほめてくれた事は有難いが、ヒトラーに例えるのはちょっとまずいんじゃないの?」と、石原にこっそり注意したそうです。
同じようなつぶやきに対して、石原慎太郎にはやんわり注意しただけなのに、菅直人が言った途端に、何故、松井一郎は激高したのだろうか?石原は同じ保守派だが、菅直人はリベラル派で、「改革保守」を標榜する維新にとっては「敵」だからか?その辺がイマイチ謎でしたが、これを見てようやく分かりました。「維新と戦う立憲有志の会」の運動が広がる事を、維新が恐れているからだと。
確かに、この「有志の会」の動きは、まだ大きな動きにはなっていません。言い出しっぺの菅直人のつぶやきについても、大阪在住の私から見たら「あれ、これは違うのでは?」と思う点は多々あります。そんな「未熟」な動きに対しても、警戒心、敵対心をあらわにして叩きに来るとは、よっぽどこの動きが広がるのを維新は恐れているのではないでしょうか?
私に言わせれば、橋下徹がヒトラーに、維新がナチスに例えられるのは、それ相応の理由があるからです。2008年に初めて橋下徹が大阪府知事選挙に出馬表明した時も、それまで散々「出馬しない」と言っていたのに、急に手のひらを返すように出馬しました。それに対して橋下徹は、当時、ある民主党代議士に学歴詐称疑惑が生じていたのに対して、「学歴詐称して何が悪い」と言わんばかりに、こんな事を当時の自著の中で述べています。
「政治家を志すっちゅうのは、権力欲、名誉欲の最高峰だよ。自分の権力欲、名誉欲を達成する手段として、嫌々国民のため、お国のために奉仕しなければならないわけよ。ウソをつけない奴は政治家と弁護士にはなれないよ!ウソつきは政治家と弁護士の始まりなのっ!」(橋下徹「まっとう勝負!」小学館)
この論理こそが、ヒトラーが自著の「わが闘争」の中で述べていた「嘘も百篇つけば真実になる」「民衆は小さな嘘には騙されないが、大きな嘘にはコロッと騙される」「嘘に騙される民衆が多ければ多いほど我々には好都合だ」「我々の主張が正しいかどうかなんて、どうでも良い」「嘘やハッタリだと分かっていても、さも、もっともらしく振舞え」「その為には、難しい理屈なぞ抜きにして、一番アホな奴にも分かるように、ただ一つのスローガンだけ(例えば「郵政民営化」等)を、ただひたすら連呼せよ」というデマ扇動、今風に言えば「フェイク・ニュース」拡散の手法と、全く同じなのです。
実際、維新がこれまで大阪でやって来た事は、全てこの手法を踏襲したものでした。最初の住民投票で都構想が否決されたのに、その後のクロス選挙で、当時の松井・大阪府知事と橋下・大阪市長が互いに相手のポストに出馬する事で、法の網の目をかいくぐって任期延長をはかり、再び住民投票を仕掛けて来ました。知事や市長が何度も任期途中で辞職し、再選挙で当選を繰り返していたら、幾らでも任期延長する事が出来、事実上の「独裁」になってしまう。それを防ぐために、恣意的な辞職を法律で禁じているのに、示し合って市長が知事に、知事も市長に出馬する事で、再選を可能にし、その勢いで再び住民投票を強行してしまいました。
その二度目の住民投票でも都構想は否決され、大阪市が存続する事になりましたが、維新はそれに対しても、「広域行政一元化条例」を大阪市議会で強行可決して、自ら進んで大阪市の権限を大阪府に譲渡する事までやってのけました。この「ズルしても勝ったモン勝ち」の論理こそ、まさにヒトラーやナチスの論理そのものではないですか。ヒトラーは政権をとるやいなや、自分で国会議事堂に放火しておきながら、その罪を野党の社会民主党や共産党に擦り付け、ナチス以外の全政党を解散に追い込みました。今、維新が「改革」の名でやっている事も、これと全く同じではないですか。
そう言うと必ず「維新は別に国会に放火なぞしていない。そこまで言うのは言い過ぎじゃないか」という人が現れます。それに対して、私はこう言い返すようにしています。「そこまで出来ないのは、維新がまだ国政を握っていないからだ。国政与党になったら、その害悪は公明党の比ではない」と。現に今も、私たちは維新に対して「ヒトラーと同じような事をするな」と言っているだけなのに、維新はそれを「ヒトラー呼ばわりするな」という形に、こっそり論点をすり替え、「ヒトラー批判」そのものを封じ込めようとしているではないですか。
だから、維新に対しては、私たちのような左派・リベラルの人間だけでなく、自民党や右派、保守派の中にも「維新のやり方はおかしい」という人が現れるようになったのです。大阪市阿倍野区のJR阪和線美章園駅近くのガード横で唐揚げ屋を営んでいる方も、そのうちの一人です。「唐揚げまーちゃん」というお店で、店頭には「維新、イラン!」という張り紙と共に、「奉祝 紀元節(建国記念の日)」という張り紙が貼られています。私から見たら根っからの右翼で、到底その主張には賛同できません。
しかし、それでも「パソナの竹中平蔵のような金持ちばかり優遇して、万博やカジノ誘致にばかり金をつぎ込み、コロナ対策や福祉・教育を切り捨てる維新のやり方では、結婚も出来ない貧しい非正規雇用の人間ばかりになってしまう」「それでは天皇陛下の子どもも産めなくなってしまうではないか」という、その商店主の主張の、後者はともかく前者については、私も完全に納得できます。
だから、意見の違う後者については一旦保留した上で、前者の一致点で、私もこの商店主を応援する事にしたのです。唐揚げ1個65円で、近くにはもっと安い60円で売っている店もありますが、量や味は全然違います。6個買って帰り、駅のホームで添付の串に刺して1個試食してみましたが、柔らかくて頬がとろけそうでした。今日のお昼は、この唐揚げをカレーに載せて食べました。今夜は唐揚げ丼にして食べようかと考えています。住之江公園から美章園まで買いに行くのはなかなか大変なので、たまにしか買いに来れないのが残念ですが。
私が大阪では自民党と共闘するのも、これと同じ理屈です。共闘するにはそれなりの理由があります。今の維新のやり方はまるでナチスみたいだ。自民党も、大阪府に限ってはそこまで酷くはない。だから「ヒトラーのような維新の政治には、自民党や他の保守派とも一緒になって反対する」。勿論その為には「意見の違いを持ち込まない」というのが大前提ですが。私も商店主の「天皇陛下万歳」の主張には異を挟まない代わりに、私の「天皇制廃止」の主張にも意を挟ませない。そうして、両者の違いは一旦棚上げしてでも、目の前の維新の酷い政治には共に闘う。これは「野合」でも何でもありません。むしろ、大阪に外国人観光客を呼び込む為に、表向きは在日朝鮮人差別に反対する振りしながら、戦前の大日本帝国を美化して、教育現場に「日の丸・君が代」斉唱を強要する維新の方が、よっぽど「野合」じゃないですか。
唐揚げ屋の店頭には「奉祝 紀元節」と並んで「維新、イラン!」の張り紙が並びます。その横には、「れいわ新選組」のポスターと」共に、「竹中平蔵が日本を非正規雇用だらけの貧しい国にした」「維新政治がずっと続いているのに大阪の経済も全然成長していない」「大阪都構想も公務員減らしてパソナの派遣社員に置き換え竹中平蔵を儲けさせる為にやろうとした」との張り紙が。その裏にも「夜間中学閉鎖反対」の張り紙。
これがその唐揚げ。大きくてジューシーで、コンビニで売っている唐揚げとは味が全然違います。ちなみに2月1日・2日は皇紀ウン十年かに当たるおめでたい日なので、20歳以下の若者については千円分まで半額セールにするそうです。詳しくは店長に聞いて下さい。
私は、むしろ今の維新は、「ヒトラーと同じ」どころか、「ヒトラー以下」だと思っています。ヒトラーは反対勢力を片っ端から弾圧し、ユダヤ人やロマ(ジプシー)、障がい者の人たちを片っ端から毒ガスで殺しました。その事については、もう一切弁解の余地はありません。しかし、その反面、福祉にも力を入れました。ナチスの正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」です。彼らなりに「社会主義」の理想を掲げ、失業対策でアウトバーン(高速道路)も作りました。貧しい人でも旅行や自動車購入が出来るようにしました。但し、それはユダヤ人などの少数派に対する虐殺や搾取の上に乗っかった「デタラメな社会主義」ではありましたが。
それに引き換え維新はどうですか?その程度の「福祉」すらやろうとしないじゃないですか。お陰でコロナの重症者は全国最多。コロナ給付金の支給も全国で最も遅かった。もう「ヒトラーと同じ」どころか「ヒトラー以下」じゃないですか。ある維新の政治家は「日本には立憲民主党なぞ不要」と言ったそうですが、これこそがナチスのやり方じゃないですか。それを「ヒトラーと同じ」と言って何が悪いのか?逆に「ヒトラーに対してすら失礼だ」と私は思いますね。何故なら「維新はヒトラー以下」なんだから。
先日参加した大阪・夢洲のカジノ誘致についての討論集会で提起された陳情書を私も作りました。そして大阪市会に送ったのですが、印鑑を押し忘れたので返送されてしまいました。陳情書を署名(自筆)で出す場合は自筆が本人作成の証拠となるので押印は不要ですが、記名(印刷やゴム印で氏名を記入する事)の場合は本人作成の証に押印が必要なのです。そこで、陳情書の表題をもっと簡潔で分かりやすい内容に変え、コロナ感染状況の記述も最新のデータに更新した上で、押印済・改訂版の陳情書を本日市会に再送付しました。それが下記の陳情書です。
大阪市会議長様
ⅠR誘致に際し住民投票実施を求める陳情書
(陳情趣旨)
現在、大阪市の人工島・夢洲に「特定複合観光施設」の名称でⅠR(統合リゾート施設)が誘致されようとしています。ⅠRと言っても実態はカジノ(賭博場)です。その他のホテルや国際会議場は全てカジノ目当ての客を当て込んでの付属施設に過ぎません。このカジノについては今でも下記の様な懸念が指摘されています。
1. ギャンブル依存症の蔓延、治安悪化や犯罪増加が懸念される。それでもⅠR誘致を強行するのは、他人の不幸を金儲けのネタにする所業。こんな新自由主義の「貧困ビジネス、ブラック企業」的な姿勢で、大阪が世界から尊敬される都市になるとは到底思えない。
2. 夢洲は人工島で軟弱地盤。地震や津波が来れば壊滅的な被害が出る。
3. 夢洲は元々ゴミの最終処分場で有害物質も大量に残留。開発には膨大な土壌改良費が必要。
4. 夢洲開発で野鳥の飛来地が失われる。野鳥の中には絶滅危惧種も多く含まれる。これは同時期に開催されるSDGs(持続可能な開発)を掲げた万博の理念にも反する。
5. 誘致計画案ではⅠRの事業期間は35年間で、その上更に30年間延長可能。その間は幾ら赤字が続いても、こちら側からは契約破棄できない。カジノ業者は儲からなくなればいつでも撤退可能なのに、府民だけが長期間に渡り開発の尻拭いをさせられるのは、どう考えても不公平。
6. 大阪ではコロナ新規感染者が1日1万人超と最多更新。重症者も50人に迫る勢いで、病床使用率も既に5割超と全国最悪。幾らオミクロン株が「軽症」と言っても、それは「酸素吸入器が不要」と言うレベルでしかなく、いわば医者目線に因るもの。庶民目線からは重大な疾病である事に変わりはない。今はカジノ誘致よりもコロナ対策を優先すべし。
7. 大阪では戦後の高度成長期に作られた防潮堤などのインフラ施設の老朽化が進行中。昨年も大阪市西成区天下茶屋東で住宅の崩落事故が発生。これでは南海トラフ巨大地震が来たらひとたまりもない。カジノ誘致よりもインフラ施設の老朽化対策を優先すべし。
(陳情項目)
上記の様な懸念が多く、誘致の是非について大阪市民の意見を聞くべきだと考えます。府知事や大阪市長の独断専行で決めずに、議員提案の住民投票を実施して、先に民意を確かめて下さい。
2022年1月29日
陳情者
住所 大阪府大阪市住之江区(以下略)
陳情者名 (略)㊞






















IR(カジノ)誘致の公聴会を、大阪府が府民にろくに告知もせずに開催しようとしています。大阪府IR振興局のホームページによると、下記日程でIR誘致に向けての公聴会が開催されるそうです。公聴会で意見を述べたり(公述)聴いたり(傍聴)するには、今年1月8日までにインターネットかファックスで大阪府の窓口に申請しなければなりませんでした。そこから抽選で当たった20人ないしは60人だけが、公聴会で公述や傍聴が出来るのだそうです。もう申請期日の1月8日を過ぎているので、私はそのどちらも参加出来ません。
そもそも、そんな公聴会がある事すら、私は今まで知りませんでした。IR振興局のホームページなぞ普段誰も観ませんから。本当に大阪府民から意見を募り、行政の施策に反映する気があるなら、何故もっと役所の広報で積極的に知らせなかったのでしょうか?公聴会開催に先立って住民説明会も既に行われていますが、1時間の説明に対し、たった30分間だけの質疑応答で、ギャンブル依存症やコロナ対策、液状化対策を求める質問が相次ぎ紛糾しました(参考記事)。コソコソと形だけの説明会や公聴会を開催し、それを口実にIR誘致を企む大阪府の姿勢に、私は不信感が最後まで拭えませんでした。
【第1回】
・日時:令和4年1月23日(日曜日) 午後2時30分から午後4時30分まで
・会場:大阪府立大学 I-siteなんば 2階 カンファレンスルーム
(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第1ビル)
・公述定員:20人
・傍聴定員:60人
【第2回】
・日時:令和4年1月24日(月曜日) 午後3時から午後5時まで
・会場:ATC O's(オズ)棟南館 6階 コンベンションルーム1
(大阪市住之江区南港北2-1-10 ATC O's(オズ)棟南館)
・公述定員:20人
・傍聴定員:60人
【第3回】
・日時:令和4年1月28日(金曜日) 午後2時30分から午後4時30分まで
・会場:大阪府立大学 I-siteなんば 2階 カンファレンスルーム
(大阪市浪速区敷津東2-1-41 南海なんば第1ビル)
・公述定員:20人
・傍聴定員:60人
【第4回】
・日時:令和4年1月29日(土曜日) 午後2時30分から午後4時30分まで
・会場:国民会館 12階 大ホール
(大阪市中央区大手前2-1-2 国民会館大阪城ビル)
・公述定員:20人
・傍聴定員:60人
IRはカジノだけでなくホテルや国際会議場も併設された統合リゾート施設ですが、中核になるのはやはりカジノです。ホテルだけなら、あんな町外れの埋立地にわざわざ作ったりしません。他の施設は全てカジノの目くらまし。そもそもカジノなんて、サラ金と同じで、人の弱みに付け込み、人の不幸を金儲けの具にするような商売じゃないですか。銀行から金も借りれない人に、高い利息で金を貸し付け儲けるのがサラ金なら、高いテラ銭で賭博代を稼ぐのがカジノです。そんなグレーゾーンのビジネスしか誘致できない、産業振興を図れないような役所は、はっきり言って無能です。
人の不幸を踏み台にして、自分達さえ儲かればそれで良い。そんな経済や政治、国であって本当に良いのか?そんな「公害企業」を誘致したところで、儲からなくなれば「後は野となれ山となれ」です。人を不幸にするだけ、誘致費用をドブに捨てるだけ、夢洲の乱開発に繋がるだけのカジノなんか皆の署名で阻止しましょう。下記のカジノ誘致反対ネット署名に、是非ご協力をお願いします。
キャンペーン:カジノ誘致はやめて下さい。
発信者:カジノ問題を考える大阪ネットワーク 署名の宛先:吉村洋文・大阪府知事/松井一郎・大阪市長
カジノ=賭博場(とばくじょう)を大阪に誘致するため、大阪府市は計画案を公表し、2022年2月・3月の府市両議会で同意決議を行おうとしています。
しかし、夢洲整備に1,240億円、さらに土壌改良に790億円
カジノ用地の夢洲整備に2,000億円以上(概算)もの公費が投入されようとしています。
「いのち輝く未来社会のデザイン」とは
「カジノ万博」ですか? 万博、実は「IR・カジノ」のための整備?
わずか半年の「2025万博」に4,000億円超の巨額投資
インフラ整備が高騰を続けている夢洲は、津波などの災害にも弱く、地盤沈下、軟弱地盤、液状化が懸念される人工島です。1,850億円かける会場建設も、万博終了後は原則撤去、残るのはIRカジノ。夢洲のインフラ整備はほぼ大阪市の負担です。
●万博・IRカジノ誘致のための「夢洲インフラ整備費用」(概算)1,240億
●IRカジノ用地の土壌改良に790億円
●万博会場建設費(展示施設・円形大屋根・イベント施設・飲食施設等)1,850億
●万博運営費(入場料で賄うというが大幅赤字が予測される)820億円
私たちはカジノ誘致に反対し、夢洲整備費・万博関連経費の大幅削減を求めます。
「市民生活」「中小業者」の支援で経済復興、「防疫・防災対策強化」を
●大阪経済の地盤沈下を進めるカジノ誘致計画は中止する。
●交通アクセスのための過剰なインフラ整備を中止する。
(1日あたり来場者数は万博でUSJの4倍、カジノで同1.4倍と非現実的な想定)
●今は市内・府内の観光業の復興が優先。
●夢洲での万博は費用が高騰。夢洲でするなら規模縮小してシンプルに。
●夢洲は従来の「大阪の物流拠点」として発展させる。
知事・大阪市長への要望書に署名のご協力をお願いします。
1.賭博場(とばくじょう)・カジノの誘致計画を中止・撤回してください。
2.保健・医療体制の充実でコロナ対策を強化し、防災・減災対策を強めてください。
カジノ問題を考える大阪ネットワーク
〒530-0047 大阪市北区西天満4-5-5
マーキス梅田301号 大阪いちょうの会気付
yabuta50@yahoo.co.jp
●あかん!カジノ女性アピール
●大阪を知り・考える市民の会
●市民のための行政を求める会
●どないする大阪の未来ネット
●大阪・市民交流会
●大阪カジノに反対する市民の会
●カジノ問題を考える大阪ネットワーク
●STOPカジノ大阪
●平和と民主主義をめざす全国交歓会






大晦日から今日にかけての夕食メニューを公開します。もう、正月だからと言って、普段とは違うメニューを買ったりするのは、一切やらない事にしました。それでも一応正月だし、近くのスーパーも正月三が日は休むので、ある程度は買いましたが。お正月用の食材購入は抑えて、出来るだけ普段とも変わらない食生活を心がける事にしました。
2021年12月31日(金)大晦日の夕食は、年越しそばと太巻き寿司にしました。
そして、2022年1月1日(土)元旦の夕食は、昨日の大晦日のスーパー年内最終営業日に買った「ミニおせちセット」と即席みそ汁にしました。お正月食材で購入したのは、この年越しそばとミニおせちセットだけです。
1月2日(日)は、年明け最初の公休日で、朝はきつねうどん、昼は焼きうどんを作って食べました。何故こんな「うどん尽くし」のメニューにしたかと言うと、うっかり、うどんを二重に買ってしまい、うどんを消化しなければならなくなったからです。昼も、いつもの休日の定番料理である「ベーコンほうれん草の和風パスタ」を、うどんで代用して食べる事にしました。
夜は何を食べたのか忘れてしまいました。写真も残っていません。夜もうどんではさすがに飽きるので、多分、炒飯を作って食べたのでしょう。いつも作っている炒飯なので、わざわざ写真に撮って残さなかったのかも。
1月3日(月)の夜は、肉じゃがカレーセットでカレーを作りました。肉じゃがカレーセットの野菜だけでは、人参も玉葱も少ないので、玉葱2分の1玉を追加。さらに鯖水煮缶を加えて「鯖カレー」にしました。カレーで鯖の臭みも取れて非常に美味しかったです。
1月4日(火)夜は、兄夫婦宅ですき焼きをごちそうになりました。翌5日(水)の公休日は、昨日職場でもらった在庫処分のバナナで、朝も昼も済ませました。値引きしても売り物にならないほど熟れ切ったバナナで、非常に黒ずんでいますが、それでも、それなりには美味しかったです。
一人暮らしを始めた最初の年こそ、「正月はやはりお雑煮だ!」と、餅と白みそを買って、関西風の白みそ雑煮を作ったものの、白みそなんて雑煮以外には使わないので、使い切るのに苦労しました。第一、私たち非正規労働者は、盆も正月も関係ありません。普段の生活と何ら変わらないのに、今さら正月だけ特別な物を作っても、後で消化するのに苦労するだけです。だから、もう雑煮もおせちも、出来るだけ作らない、買わない事にしました。
野菜も、一人暮らしでは買っても余るだけなので、白菜などの鍋用野菜は一切買いませんでした。一人暮らしでは、一番小さいサイズの万能カット葱ですら、使い切るのに数日かかってしまいます。ワンドアタイプのミニ冷蔵庫では冷凍保存もままなりません。そこで、寒い日はおでんやカレー、シチューで乗り切り、鍋料理が食べたくなったら、外食チェーンを利用するようにしました。又は、スーパーで鍋料理のセットを注文するか。
でも、外食チェーンの鍋料理は、味付けが濃すぎて具材も少ないので、余り好きではありません。スーパーの鍋料理セットも具材は少ないです。湯豆腐ぐらいなら自宅で作っても良いかなと考えています。来年からは買い溜めするのも止めようかと思います。スーパーが休みでも、開いている店は他に幾らでもありますから。
その方が、生産者の方も、一時期に注文が殺到せずに、コンスタントに満遍なく注文が入るようになるので、かえって助かるのではないでしょうか。その方が、資源節約やゴミ削減にもなると思います。まだ秋口だと言うのに運動会だと騒ぎ立て、11月初めぐらいからクリスマスの宣伝を始め、正月三が日が終わった途端に、節分の宣伝を始める。そんなスーパーの販売戦略に踊らされるのは、もういい加減止めにしませんか?
同じ事は政府の経済政策にも言えます。肝心の庶民生活が全然豊かにならないのに、数字上の株価や地価の上げ幅だけに一喜一憂し、バブルに踊らされるのは、もう止めにしませんか?幾ら「アベノミクス」とやらで景気が上向いたように見えても、儲かっているのは一部の大企業だけじゃないですか。
肝心の給与はほとんど上がらず、物価や消費税、社会保障費ばかり上がるので、皆、子育てどころではなくなり、子供を産まなくなったのでしょう。本当に景気が回復していたら、少子高齢化なんて絶対にありえないはずです。
オリンピックや万博のお零れにあやかる事ばかり考え、それに伴う自然破壊や浪費は見て見ぬふり。自分さえ良ければそれで良し。こんな状態を放置して、何が「経済を回す」か、笑わせるな。
また同じ事は、「スーパーの正月三が日休業」についても言えます。私の近所のスーパーが正月の元旦から3日まで休業するのは、政府による「働き方改革」の一環で、長時間労働を削減する為ですが、ちょっと待って下さい。幾ら店舗だけ休業にしても、そこに商品を供給する物流センターや配送運転手の人も同じように休めなければ、本当の「働き方改革」にはならないのではないでしょうか?
自分たち大スーパーの店舗だけ休んで、現場や下請けの従業員は長時間労働のままでは、搾取の上にあぐらをかいているだけ、矛盾を他にしわ寄せしているだけではないですか?自分たちさえ良ければ、それで良いのでしょうか?
スーパーの労働組合(主に連合のUIゼンセンに加盟)は選挙になれば国民民主党を支持します。国民民主党は立憲民主党や共産党とは一線を画し、「政策が一致すれば自民党とも手を組む」という立場です。
何の事はない。自民党に「働き方改革」の飴玉を与えられて、搾取の上にあぐらをかいているだけではないですか。「そうではない」と言うのであれば、「自分たちだけでなく、労働組合もない現場や下請けの労働者も、正月ぐらい休ませろ」ぐらい何故言えないのか。
そんな労働組合が幾ら「立憲民主党や共産党とは手を組まない」と騒いだところで、全然労働者には響きませんよ。「自分たちさえ助かればそれで良い」というような運動をしている限り。はっきり言って、そんな労働組合なら要りません。
新年明けましておめでとうございます。
2022年1月2日。今日は私にとって新年明け初めての休日です。まずは近くのスーパー銭湯「スパスミノエ」でくつろいで来ました。







