アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
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民主主義を守るとは

2024年12月17日 22時54分00秒 | 当ブログと私の生い立ち

記事の本題に入る前に少しご報告。実は私の親父が入院先の病院で先日亡くなりました。7年前に親父と喧嘩して、実家を飛び出し一人暮らしを始めてから、親父とは一度も会えず終いでした。過干渉に共依存と、毒親の典型みたいな親父でしたが、それでも亡くなったらやはり寂しいものです。以上、ブログ更新が滞った事のお詫びも兼ねて。

その親父の葬儀と重なった為に取材活動は何も出来ませんでしたが、12月15日に投票が行われた大阪府泉大津市の市長選挙結果にひとまず胸を撫で下ろしています。先の兵庫県知事選挙に自身も立候補しながら別の候補者(斎藤元彦知事)を応援する脱法的な街頭宣伝をSNSで行った、NHK党党首の立花孝志が、この泉大津市長選挙にも立候補していましたから。
 
元々、立花自身が泉大津市の出身だったので、今回、故郷の市長選挙に立候補したらしいですが。今まで地元の事なぞ何一つせず、全国各地の選挙に立候補して、当選しても任期半ばで辞職して、また別の選挙に出る「選挙アラシ」を繰り返して来た。そんな売名目的の政治活動ばかりして来た人物が、「何を今更」と冷やかな気持ちで見ていました。
 
立花の公約も一通り見ましたが、「全国からユーチューバーを呼んで商店街を活性化する」等、如何にも思い付きの、取って付けた様な主張ばかり繰り返しているのを見て、辟易していました。肝心なのは、見てくれの宣伝よりも、実際に売っている商品の魅力なのに。商品の魅力について何も語れない者が、SNSの宣伝だけで成功できる程、世の中は甘くない。
 
立花孝志は、この「ユーチューバー商店街」構想以外に、チューナーレステレビ購入補助金支給などの公約も掲げていましたが、選挙戦が始まると案の定、泉大津市政の問題そっちのけに、兵庫県知事選など他の話題でアンチとバトルを繰り広げ、市民不在の「論戦」に終始。これでは、「泉大津市民を自分の売名行為の踏み台にしただけだ」と言われても仕方ないでしょう。
 
もっとも、相手候補の現市長・南出賢一も、参政党党首の神谷宗幣と結託して、コロナワクチン接種反対の陰謀論を展開している様な御仁なので、立花とは「どっちもどっち」なのですが。それでも、SNSさえ駆使(悪用)すればどんな売名行為も出来ると言う、最近の悪しき風潮に一矢報いる事は出来たのではないでしょうか。
 
お隣の韓国では、大統領が画策した軍事クーデター(戒厳令発布)の企みを、市民が身体を張って阻止しました。これこそが「民主主義を守る」という事です。立花の様に、SNSで個人のプライバシーを暴き立て、デマを拡散するのは「民主主義」でも何でもありません。ただのイジメです。岸和田の永野市長の不倫は擁護する癖に、兵庫県西播磨県民局長の不倫は何故、個人のプライバシーも晒して叩きまくるのか?その一点だけでも、立花の胡散臭さが窺い知れます。
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大阪なんばに突如現れた魔法陣w(編集済)

2024年10月21日 04時08分39秒 | 当ブログと私の生い立ち
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スターリン官僚に投票するぐらいなら棄権するかも

2024年10月19日 14時59分11秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
故障で修理に出していたパソコンが直り、再び手元に戻って来ました。これでようやくブログ更新を再開できます。

まずは今度の衆院選の話題から。私は比例区は共産党に入れます。党首公選制を主張した著書を出版した党員ジャーナリストの松竹伸幸さんが除名されたのを見て、一時は私も共産党から他の党に支持政党を変えようと思いました。

しかし、党首公選制を導入している他党も、一般党員票は国会議員票の何十分の一の価値しかなく、選挙の実態は国会議員の合従連衡(がっしょうれんこう=野合)、派閥談合に過ぎない事が分かりました。あくまでも一人一票に基づく公選制でないと、本当に民主的な選挙とは言えません。
 
問題は選挙区です。今までは比例は共産、選挙区はれいわ新選組か立憲、というように、次善の政党にも票を回して来ました。その中で、れいわ新選組の沖縄1区擁立騒動を見て、れいわ新選組は今回、私の投票先の選択肢から外れました。
 
しかし、だからと言って、選挙区も共産党に投票するかという気には、なかなかならないです。これが私が現在住んでいる大阪市住之江区を含む大阪3区なら、迷う事なく共産党の渡部(わたなべ)結に入れます。彼女はもう何回も衆院選に出馬して、共産党の基礎票を上回る票を度々獲得して来ましたから。
 
ここは自公協力の選挙区で、自民党は候補を立てずに公明党の現職を推しています。それに反発する保守票の一部が渡部結にも流れていたのです。ところが前回の選挙から、公明嫌いの票を共産なんかに流してなるものかと、自民党員の中条(ちゅうじょう)栄太郎が、無所属で出馬するようになりました。
 
中条のやっている事は完全な渡部落としです。私にしてみれば、そんな事されたら余計に渡部結に肩入れしたくなります。こんな嫌がらせに負けてなるものかと、私の義侠心・判官びいきの気持ちが否が応にも刺激されますので。
 
でも、私は今は単身赴任みたいな形で住之江区に住んでいるに過ぎません。住民票は今も実家のある大阪府高石市にあります。高石市を含む大阪18区は、長年、維新の会国対委員長の遠藤敬(たかし)が議席を独占して来ました。他に出馬しているのは自民・共産・参政の各党候補です。
 
 
その中で、共産党は馬場英樹という人が立候補しています。今回新しく出た候補者です。経歴を見たら今まで学習塾経営の傍ら、和泉高石民商の事務局長として活動していたと。
 
民商(民主商工会)は共産党系の団体です。私、この経歴を見て、何か引っ掛かるのですよね。私が以前在職していた大阪いずみ市民生協も、共産党系の生協で、内部には党官僚みたいな人物もいましたから。
 
たとえば在職当時、生協の物流部長だったNなども、そんな官僚的な人物でした。「常に生協組合員に愛情を持って仕事をしろ」と言いながら、職員にはしょっちゅう怒鳴り散らし、愛情のかけらも感じませんでした。私が知っているだけでも、4名の生協職員が過労死で亡くなっています。過労死を生み出すような長時間のサービス残業を放置しながら、愛だの何だのとよくも言えたものです。
 
共産党や同党系の団体関係者には2種類の人間がいます。弱きを助け強きをくじく、昔ながらの活動家タイプの人間だけでなく、スターリン官僚みたいな人物もいます。そういう人物も私は先のN筆頭に嫌という程見て来たので、この馬場という候補者については、前述の渡部ほど支持する気にはなれないのです。
 
父親とは半ば絶縁状態にあるので、実家にはもう何年も帰っていません。選挙の投票も、投票会場の立会人に事情を説明して、生年月日の確認だけで、入場証なしに投票させてもらって来ました。
 
だから、大阪18区の候補者については、共産党も含めて情報がほとんど入らないのです。馬場さんが果たして共産党の前者のタイプなのか後者のタイプなのかも私は良く分かりません。
 
これから投票日までの間に、調べてみようと思いますが。もし後者のスターリン官僚然としたタイプの疑いが払拭出来ないようでしたら、最悪、選挙区については棄権するかも知れません。幾ら共産党候補でも、スターリン官僚みたいな人物に投票するのは嫌なので。
 
もし立憲が候補者を出していたら、選挙区はそちらに入れるのですが。今回は共産党以外は自民・維新・参政などの保守・極右政党しか候補者がいません。幾ら何でも、国政選挙で保守や極右に投票する訳には行きません。
 
もちろん、棄権だけでなく、抗議の無効票も、カウントされる際は「ただのゴミ」として扱われます。そんな票を投じても自民党を喜ばすだけです。そんな事は百も承知の上で、それでも場合によっては無効票を投じざるを得ない。そんな選挙は、もう今回限りにしてほしいものです。
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しばらくブログ更新を休みます。

2024年10月16日 04時51分00秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
しばらくブログ更新を休みます。
実は10月14日(月)夜、自宅のパソコンでYouTube動画を観ようとしたら、いきなり上記の警告画面が出て、エラー音が鳴り止まなくなりました。
 
警告画面の内容は、黒地に白文字で、「ウィンドウズが更新を完了できない、データが失われるのでパソコンの再起動はするな、マイクロソフトの次の番号に連絡してくれ」云々の文面と、「0101〜」で始まる電話番号。
 
典型的なパソコンサポート詐欺の手口と判断し、即CTRL+ALT+DELの強制終了キーを押して、パソコンをシャットダウン。
 
パソコンサポート詐欺とは、パソコンがウイルスに感染したかのように見せかけて、不安になった客が偽のメーカー窓口にアクセスするように仕向けて、そこにアクセスしたら偽のサポート係が現れて、多額の修理費を請求されたり、個人情報が盗み取られたりする詐欺です。だから、こんな所に電話したら絶対にダメです。
 
実際にはウイルスに感染していない場合がほとんどなので、普通なら、パソコンのシャットダウンで元に戻ります。しかし今回は、パソコンを再び立ち上げても、上記の画面が現れます。いきなり現れる時もあれば、大分時間が経ってから現れる時もあります。
 
いずれもシャットダウンすればパソコンを閉じる事ができますが、これではブログ更新なんて無理です。ひょっとしたら、本当にパソコンウイルスに感染してしまったのかも。
 
という事で、本日の公休日に、以前お世話になったパソコン修理店に、パソコンを持参して診てもらう事にしました。修理が終わるまではブログ更新が出来ません。悪しからずご了承下さい。
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日本人もこのしたたかさはもっと見習うべき

2024年05月10日 20時59分06秒 | 当ブログと私の生い立ち
インドネシア - パダン - ミナンカバウ - ジャカルタ - 他にはない列車 - ドキュメンタリー - SBS
 
面白い動画を見つけました。フランス人の旅行者が世界各地を旅する動画ですが、面白いのはその訪問先です。その大半が欧米ではなく南米やアフリカなどの途上国です。そして現地の鉄道に数多く乗っています。今や航空機や高速道路で旅するのが主流となっている時代に。私はこの動画を見て、撮影者が鉄オタ(鉄道オタク、鉄道趣味者)である事を確信しました。そして非常に親しみが湧きました。
 
私も鉄オタの端くれで、途上国の鉄道にも興味があります。途上国にも面白い鉄道が一杯あるのに、情報量が少ないので、なかなかお目にかかる機会がありません。その中で、この動画は貴重な情報を提供してくれるので非常に助かります。フランス語の動画ですが、一応、日本語の字幕も付いているので(不正確な機械翻訳ですが)、大まかな話のあらずしはある程度追えるようになっています。非常にお勧めの動画です。
 
その旅行動画のインドネシア編の中に、ジャカルタ首都圏の国電のラッシュアワー風景などが出て来る場面があります。インドネシアの鉄道も首都近郊区間は電化されていて、中古の日本製電車が走り回っています。
 
そのインドネシアの鉄道動画の最初から21分ほど過ぎたあたりで、地元の人々が線路に寝そべる場面が出て来ます。何故そんな事をしているのかと言うと、電車線なので線路にも微弱な電流(静電気?)が流れているのでしょう。何と、それを電気風呂代わりにして肩や首の凝りをほぐしているのだそうです。
 
一応、横には見張り役が何人か立っていて、電車が接近したら退避するよう指示を出しているようです。私はそれを観て、その余りに危険な行為に呆れると同時に、それをものともしない「したたかさ」にも舌を巻きました。
 
日本人は明治以降、「欧米に追いつけ追い越せ」で来たので、よく言えば勤勉で生真面目(きまじめ)、悪く言えば世間体をやたら気にする、そういう気風が身についてしまっています。だから、このような「したたかさ」は日本人には余り見られません。
 
でも、それ以外のアジアの国々では、民衆は封建王朝や植民地支配の欧米人に搾取される一方だったので、日本人のような勤勉性や生真面目さは余り身に付きませんでした。幾ら生真面目に働いても搾取されるだけなので、隙あらば仕事をサボろうとします。だから、町中ゴミだらけ、交通違反も日常茶飯事で、電車の窓にも投石防止の網が張られるようになります。
 
それどころか、タイのメークロン市場のように、現役の鉄道線路内に市場が出来、列車が通過する時だけ大慌てで逃げ、列車が通り過ぎるとまた営業再開。その珍風景が有名になり観光地になった場所まであります。途上国はそんな鉄道だらけなので、電車の線路をマッサージ機代わりにする行為も、彼らにとっては日常のストレス発散でしかないのかも知れません。
 
こんな危険な迷惑行為は到底容認出来ませんが、その一方で、この「したたかさ」には流石に舌を巻きました。私の勤め先のトイレのベトナム語の落書きも、彼らにとっては、この「度胸試しの電気風呂」と同じかも知れません。だからと言って、こんな危険な迷惑行為が許される物でない事は言うまでもないですが。
 
しかし、その一方で、インドネシア人のこの「したたかさ」は日本人も見習わなければならないと思います。例えば先日私が旅行した中国地方のJR芸備線も、赤字を口実に1日3便までダイヤを削減されました。こんな不便なダイヤでは誰も鉄道に乗ろうとは思いません。それどころか、JR木次線の末端区間に至っては、冬になれば春までずっと全面運休です。JR西日本は最初から除雪する気がないのです。
 
こんな無責任な話がありますか。鉄道は公共インフラです。幾ら赤字経営の民間会社と言えども、ろくに経営努力もせずに、簡単に地域住民の足を奪う権利なぞありません。そんな事も分からない人間に、鉄道経営なぞやる資格はありません。
 
それでも「勤勉」で「生真面目」な(裏返せば「権威盲従」で「奴隷根性の染み付いた」)保守的な日本人は、国やJRから赤字だと言われたら、もう仕方ないと諦めてしまう。いくら地域住民が鉄道廃止に反対しても、「地域エゴ」だと見殺しにしてしまう。本当にエゴなのは、鉄道を単なる金ヅルとしか見ないJRのような会社なのに。
 
JR木次線の絶景ポイント、奥出雲おろちループ
 
でも途上国の人達は違う。そんな電車の走らない線路なら、自分達でトロッコ作って勝手に走らせてしまう。実際、東南アジアや南米、アフリカあたりに行けば、そんな鉄道が一杯あります。
 
勝手にトロッコ走らせるか否かはともかくとして、「国の出方によっては我々も考えがあるぞ」と、そこまで匂わせるぐらいの強面の交渉をしても良いのではないかと思います。日本人は一体からして大人し過ぎるのです。だから自民党の裏金議員みたいな連中が、いつまで経ってものさばり返っていられるのです。
 
要は、国民は政治家に「舐められている」のです。国民が余りにも大人し過ぎるから。ネトウヨ(ネット右翼)なぞは二言目には「中国に舐められるな」と言いますが、自分たちの国の政治家にここまで舐められたままで、他国の事を幾らボロカスに言っても、「矛先逸らし」にしかならないと思いますね、私は。
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空の安全を守る署名に是非ご協力を!

2024年05月08日 13時36分34秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
昨年の正月に私を訪ねて来られたブログ仲間のブログに下記の署名要請記事が掲載されていました。航空機のドア数と同数以上の客室乗務員を機内に配置する事を要求する署名です。(参考:上記は昨年オフ会の時の写真当時のオフ会の記事今回の署名要請記事
 
この署名は今年1月2日に羽田空港で起こった衝突事故を契機に始まりました。当日、能登半島地震被災地の救援に向かおうとする海上保安機が羽田空港でJAL機と正面衝突しました。この事故の背景には航空機の便数増に見合う空港管制官の増員がなされていなかった事があります。その一方で、JAL機には航空機のドア数と同数の客室乗務員がドア付近に配置されていた為に、機体が炎上する前に乗客全員を機外に退避させる事が出来ました。
 
その教訓を生かす為にも、客室乗務員の増員や待遇改善は急務です。その為、急きょ拙ブログでも署名の拡散に応じる事にしました。以下はその署名要請文です。↓
 

2024年1月2日、羽田空港でJAL機と海上保安庁機が衝突し、海上保安庁機の乗務員5名が死亡した事故は国内外に大きな衝撃を与えました。この事故では、JALの乗客・乗員は全員が炎上する機体からの脱出に成功しましたが、その背景として、旅客機のドア数と同じ人数の客室乗務員(CA)が配置されていたことが指摘されています。旅客機のどのドアを脱出に使用できるかを判断する際、1つのドアに1人の乗務員がついていれば、当該乗務員は自分が担当するドアの使用可否のみを判断すれば良いからです。

しかし、日本の現在の法制度では、ドア数以上の乗務員を客室内に配置することは運航上の絶対条件とはされていません。そのため、実際にはドア数に満たない客室乗務員数で運航されている航空便も多く見られるのが現状です。もしそのような状況の旅客機で同じような事故が起きた場合、今回のような“奇跡”はあり得ません。

これに加え、日本では客室乗務員は国家資格とはされておらず、一般の接客業従事者と法制度上は同じ扱いです。諸外国では客室乗務員を航空安全従事者に位置付け、国家資格の取得を就業条件としている国も多く見られます。この意味でも日本の航空行政は大きく立ち後れています。

この請願署名は、こうした現状を抜本的に改め、客室乗務員を航空従事者に位置付けること、全ての脱出扉に乗務員の配置を義務づけることを国に求めています。安全問題研究会でも、請願の趣旨は大いに理解できるとともに、正当なものであるため、協力することとしました。2024年1月2日の再来を避けるため、1人でも多くの方の署名をお願いします。

署名用紙ダウンロード
・第1次集約 2024年8月31日
・連絡先 ジャパンキャビンクルーユニオン jcuhonbu2018@gmail.com
・送付先 〒144-0043 東京都大田区羽田5丁目11-4 フェニックスビル 航空連気付 ジャパンキャビンクルーユニオン

 なお、上記の他、安全問題研究会(注:ブログ仲間のサイト)宛てに連絡いただいてもかまいません。

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今年も桜の季節がやって来た

2024年04月08日 20時55分46秒 | 当ブログと私の生い立ち

大阪でもようやく桜が満開に。近くの住之江公園で束の間のお花見に出かけました。グラウンドでは少年たちが野球に興じていました。公園にはキッチンカーも出ていました。

公園の中を北に向かうと太鼓橋のかかる池に出ます。ここも有名なお花見スポットです。さらに公園の北側には住吉川が流れ、両岸には桜並木が続いています。

住吉川の桜並木は川の両岸にありますが、南側(川の左岸)は並木とベンチがあるだけです。しかし北側(右岸)には小高い丘みたいな所もあり、ここで皆さんシートを広げてお弁当を食べていました。ここは他のお花見スポットほど有名ではないので、お花見に来るのも近くのマンション住民に限られます。その分、落ち着いて花見が出来るので、私も桜の季節には必ずここでお花見をします。この日も近くの「りくろーおじさんのチーズケーキ」の店で買ったパンでランチにしました。

川を渡って公園に戻り、今度は公園の西側(幹線道路や競艇場に面した方)を駅に向かって進みます。ここには花壇があり、花壇のステージではコスプレ衣装の少女たちが歌を歌っていました。やがて護国神社の境内に入ります。

護国神社も隣の住之江公園と並ぶ桜のお花見スポットです。ここも桜が満開に咲き誇っていました。境内は大勢の花見客でにぎわい、キッチンカーも多数出店していました。でも、神社の絵馬には戦艦が描かれ、境内では自衛隊が隊員募集活動を行っていました。護国神社はいわば「大阪の靖国神社」です。自衛隊の災害被災地救援活動については私も有難いと思いますが、隊内にはびこるハラスメントや、政教分離に反する靖国参拝、右翼文化人を呼んで戦争賛美とも取れる講演が毎年のように繰り返されている現状に対しては、非常に違和感を覚えます。

桜と言えば、競馬ファンにとっては何と言ってもGⅠレースの桜花賞w。毎年このレースは桜が散った後に開催されていましたが、今年は満開になるのが遅かったので、ちょうど桜が見頃を迎えた時期に競馬を楽しむ事が出来ました。当日は日曜日で、朝から阪神競馬場に行く事も出来ましたが、帰りの大混雑に巻き込まれるのが嫌だったので、馬券は近くのウインズで買う事にしました。護国神社を抜け、駅から地下鉄に乗ってウインズに。2番の◎クイーンズウォーク(8着)から三連複フォーメーションと馬連で流した為に、せっかく〇ステレンボッシュと▲アスコリピチェーノが1・2着に来て、3着の人気薄△ライトバックもヒモで買っておきながら、タテ目で外してしまいました。

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リアルあまろっくな婚活体験

2024年04月07日 08時02分06秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
今使っているレンタルブログ運営会社と提携しているMatch(マッチ)というネット婚活サイトで、ずっと無料会員でいましたが、何を血迷ったかw、37歳の女性がいきなり私のプロフィールを見て、ダイレクトメッセージを送って来ました。
 
無料会員のままでは返信出来ないので、1万7千円もの大金払って、6ヶ月間の有料会員になり、そのT美という女性とやり取りするようになりました。
 
私のプロフィールには、年齢や身長だけでなく、前任地で必要備品のドーリー(荷物を載せる台車)も購入してくれず腰痛持ちの私に重たい商品積み替え作業させようとする会社に対して、個人加盟のユニオン(労働組合)に入ってドーリーを買ってもらえる様に団体交渉した事や、毒親の親父と喧嘩して家出して来て西成のあいりん地区で一人暮らしを始めた事も書いてあります。
 
そんな癖のあるwプロフィールを観て、わざわざダイレクトメッセージを送って来るのは、一体どんな人なのか?期待もあったので、一応、有料会員に登録はしたものの、それでも半信半疑だった私は、相手からの質問にだけ答える様にしていました。
 
その後のやり取りは、さながら就職面接みたいな様相を呈するようになりました。
 
照:お好きな映画とかありますか?
私:映画もたまに見ますが、大きな映画館で上映される商業ベースの映画よりも、町の小さな映画館で上映される映画の方が好きです。例えば○○なぞ…。
 
照:婚活そっちのけで投資を勧められて嫌な思いをしました。あなたは投資や融資に興味はありますか?
私:余りありません。
 
そんなやり取りを暫く続けていましたが、やはり数日前から連絡がつかなくなりましそのT美という女性と連絡が付くなら、私が何故NISAやFXなどの投資話に興味がないかについても話そうと思っていました。
 
 
私は地方のローカル私鉄に乗るのが好きで、あちこち旅行しています。それらのローカル私鉄は大抵が赤字路線です。到底、投資の対象にはなりません。でも、そんなローカル私鉄でも、過疎地域の高校生や老人にとっては、無くてはならない貴重な足なのです。鉄道会社もそれを分かっているから、赤字を減らそうと精一杯努力しています。銚子電鉄のように濡れ煎餅を売ったり、岳南電車のように夜景電車を走らせたり、大井川鐵道のようにSLを走らせたりして。
 
でも、資本主義の利益第一主義の価値観では、そんな赤字ローカル線はお荷物でしかない。投資の対象になるのは、ドル箱路線の東海道新幹線やリニア新幹線を抱えるJR東海や、大都市の通勤路線を抱えるJR東日本、JR西日本だけです。
 
そこには生身の人間はいません。売上高や経常利益、株式や資本金の数字しかありません。私はそういう、人を人とも思わない、新自由主義、拝金資本主義の価値観そのものが嫌いなのです。
 
 
じゃあ競馬はどうなのか?競馬も馬を金儲けの道具と見る限りでは、NISAやFXと同じではないか?そう思う方もおられるかも知れません。でも私はそれは違うと思います。
 
競馬ファンは馬の能力だけでなく、生い立ちや性格、騎手との相性も見ます。レースで勝つ為に、騎手や厩舎がどれだけ苦労しているか?馬がどれだけ頑張っているか?そこもちゃんと観ています。そこまで観てこそ、初めてどの馬が勝つか予想出来るのです。
 
その中でも、特に穴党と呼ばれる人達ほど、敢えて人気薄の馬の馬券を好んで買います。弱い馬も、たまたま馬場や距離、展開が合わないだけで、本当は強い馬も大勢いる事を知っているからです。私が2016年のエリザベス女王杯で人気薄のプロレタリアトを応援したのも同馬の馬名(労働者階級に由来)にほれ込んだからです。そのあたりは、地方ローカル線に敢えて魅力を感じる私の気持ちと重なる部分があります。
 
NISAやFXにはそんなドラマはありません。投資家が相手にするのは金だけです。労働者が幾らブラック企業に搾取され過労死しようと、金さえ儲かばそれで良いのです。でも、T美さんと連絡が付かなくなったので、そういう話も出来なくなりました。
 
もうすぐ「あまろっく」という映画が公開されます。兵庫県の尼崎で町工場を経営し、妻に先立たれた65歳の老人が、20歳の小娘と再婚します。良く言えば天真爛漫、悪く言えば天然のその小娘が、下町家族の団欒に憧れて、鶴瓶扮するその老人と結婚するのですが、老人と同居する39歳独身の娘とはソリが合いません。
 
江口のりこ扮するその娘は、町工場の親父の自堕落な生き方に反発して、東京でキャリアウーマンとして生きて来たものの、リストラに遭い、実家に舞い戻ってニートみたいな生活を送っていました。
 
天然の小娘は、そのニートの娘を不憫に思い、婚活の世話を焼き、かえって娘とトラブルになる…そんなストーリーの映画です。
 
その映画に登場する小娘が、何となく今回のT美という女性とよく似ているように感じます。実際はどうなのか?とりあえず「あまろっく」の映画を観て考えようと思います。
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井の中の蛙にはなりたくない

2024年03月09日 13時22分38秒 | 当ブログと私の生い立ち

 

先日、X(旧ツイッター)で、「山猫ぽてと」さんという方から、「れいわ新選組」のフレンズ(サポーター)加入のお誘いを受け、丁重にお断りしました。お断りした理由もXで書きましたが、投稿字数に制限のあるXでは十分な説明が出来ないので、自分のブログで改めてお答えします。

お断りした理由は、一言で言えば「井の中の蛙(かわず)にはなりたくない」からです。私は大学生の時に共産党に入党してから40歳ぐらいまでずっと党員として活動して来ました。大学卒業後も20年近く共産党系の生協で働いてきました。生協の労働条件が厳しい事は入る前から薄々知っていましたが、それでも「組合員の生活を守る消費者運動の立場から、今の世の中をより民主的な社会に変えていく」点に魅力を感じて、生協に就職しました。

生協の中では主に商品管理や物流センターの業務に携わって来ました。そこで15年ほど仕事に携わって来ましたが、最後の5年ほどの間に職場環境はガラッと変わりました。それまでは物流センターの職員もパート・アルバイトも全て生協の直雇用でしたが、徐々に外部の派遣社員に置き換えられて行きました。残った職員は派遣社員向けのマニュアル作成や指導業務に追われるようになりました。(参考記事

私の場合はそれに加え、問題ある同僚や部下の管理まで押し付けられました。今から思えば、どちらもアスペルガー症候群(適応障害の一種)の気のあった職員や部下だったように思います。しかし、当時はアスペルガー症候群に関する知識もなかったので、私はどうして良いか分かりませんでした。次第に仕事が回らなくなり、上司との間で板挟みにあい、軽い「うつ状態」に追い込まれていきました。

その頃の労働条件は悲惨の一語に尽きます。朝7時に物流センターに出勤し、冷凍庫・冷蔵庫の中で少ないバイトと商品の仕分けに追われ。しかもバイトの1人はアスペルガーで、そいつのせいで他のバイトはなかなか定着せず。商品の仕分け間違いも頻発。夜もウィンドウズ98のしょうちゅう固まる当時の欠陥パソコン相手に、その頃は私もパソコン音痴で、マニュアル作成は一向に捗らず。

おまけに当時の上司も今から思えばアスペルガー。上司と2人でマニュアル作成に追われる中で、遂に上司がブチ切れ、夜中の2時にそのアスペルガーの上司に机を叩かれ、仕事の遅れをなじられた。そんな時間まで仕事に追われていても、残業代は一切支払われず。職員は専従活動家という扱いだったので、残業代はパートやアルバイトにだけ支払われていて、職員にはほとんど支払われず。

今の私だったら、こんな扱いされたら絶対に黙っていません。尻尾を巻いて辞めるのではなく、徹底的に闘う道を選びます。毎日、退勤時刻を記入し、守衛の警備日報(最終退出者の氏名や退勤時刻が記載される)も秘密裏にコピーさせてもらい、それを証拠に労働基準監督署に告発します。御用組合の生協労組なぞには一切頼らず、自前で弁護士立てて闘います。

でも、当時は生協の中の世界しか知らない「井の中の蛙」だったので、そんな知恵は全然働かなかった。「自民党政府に生協運動弾圧の口実を与えてはならない」という意識にとらわれていたので、告発なぞ思いもよらなかった。「労働者の味方」であるはずの「労働組合や共産党が、最後には助けに来てくれる」と、他力本願でひたすら相手の善意だけを期待していた。そんな状態だったので、最後にはもう自主退職で「緊急避難」するほかなかった。

ここで問題にすべきなのは生協であり、共産党ではない。そんな事は分かっています。生協はあくまで大衆団体であって、政党である共産党とは違います。でも、私が在籍していた生協は、創立者が共産党員だった事もあり、生協の中でも特に共産党色が濃厚でした。私の目から見たら同じ体質の団体に他なりません。

その共産党系生協も、最初は温かみもあり、仕事にやりがいも感じられました。上司も、ダメな部下を切り捨てるのではなく、長所を引き延ばそうとする度量のある人が多かったように思います。専務と言えども、半ば友達のような存在でした。その当時は「民主集中制」がそれなりに機能していたように思います。

でも、やがて生協も大きくなり、経営の実権も、生え抜きの創立者からヘッドハンティングされた外部人材に移っていきます。職員も、学生運動上りの活動家だけでなく、一般の大学生・高校生や中途採用者からも募集するようになります。生協全体が、次第に「資本主義」の色に染まっていくようになります。でも「民主集中制」だけは、職員支配には好都合なので、そのまま維持され続けます。

すると、どうなるか?自浄作用が働かなくなり、資本主義のブラック企業が、形だけ「消費者運動」や「労働者の味方」を名乗り続けるようになるのです。かつてのソ連・東欧や、今の中国や日本の共産党の中で起こっている事こそが、まさにそうではありませんか?

昔は共産党は権力から弾圧されていた為に、権力のスパイが党内に潜入してかく乱するのを防ぐ為に、分派禁止の「民主集中制」が組織原則として採用されました。「めいめいが個人主義で好き勝手にやっていたのでは、革命なぞ絶対に達成できない。党内では民主的に議論するが、一旦決まった方針については全員がそれに従う。その結果、都合が悪ければ、またその時に議論して、新たな方針を採用すれば良い」。共産党の言い分によれば、これこそが「民主」と「集中」の長所を兼ね備えた「民主集中制」と呼ばれる組織原則だそうです。

でも、この原則には落とし穴があります。いくら仮に党内で民主的に議論出来たとしても、党内の事しか知らない、党の体質に染まった人たちだけで議論している限り、「井の中の蛙」で終わってしまいます。過去の私がその良い例です。

生協の中の世界しか知らなかった為に、残業代未払いが労基法違反の明白な「犯罪行為」である事を見抜けなかった。夜中の2時にアスペルガーの上司に机をたたかれ脅されても、それが不当なパワハラ・人権侵害であり、「仕事の速い・遅い」は何ら正当化の口実にはならない事にも気が付かなかった。自分の身を守る事だけで精一杯で、「後輩にも同じ嫌な思いを味わせてはならない」点にも思い至らなかった。

元共産党幹部の松竹伸幸(まつたけ・のぶゆき)さんという方が、昨年、党外の出版物で「党首公選制」と「安保条約廃棄の見直し」を主張し、党を除名されました。それに対し、共産党は「党内では民主主義が保障されているのに、党内では何も言わずに、いきなり党外の出版物で党の方針を批判し始めた。これは民主集中制に反するので除名した」と反論しています。

私もこの松竹さんの本「シン・日本共産党宣言」(文春新書)を買って読みました。確かに、この本に書いてある内容については、少なからず異論はあります。例えば「安保廃棄の公約が野党共闘の障害になっている」と主張している点などです。じゃあ、日米安保条約容認に転ずるべきなのか?今でも米軍基地の治外法権や米兵犯罪に苦しみ続ける沖縄を無視するのか?それで本当に「弱者の味方」と言えるのか?

でも、それ以外の論点については、私も松竹さんの言うとおりだと思います。この本を読めばわかりますが、松竹さんも党の歴史や綱領の先見性は認めた上で、「民主集中制の見直し」と「党首公選制」を主張しているに過ぎません。これが何故「党を攻撃」した事になるのか?私にはさっぱり分かりません。

そんな事言い出せば、前述の生協における不払い残業告発の事例も、生協経営者の側からすれば「生協内部の問題を勝手に外部に持ち出した」として解雇の対象になるでしょう。冗談じゃありません。罰せられるべきは法律違反の人権侵害を行った生協の方です。自浄作用が働かなくなった組織については、問題を外に持ち出して、世論にその是非を訴えるしかないじゃないですか。

第一、これだけネットが発達し、ラインでいくらでも個人同士で自由に意見交換出来る時代に、党中央との縦の意見交換しか認めず、党員間の横の意見交換は全て分派とみなして認めないのは、もう時代錯誤という他ありません。そんな事言っていたら、最後には、もう誰からも相手にされなくなってしまいます。

 

じゃあ、何故「れいわ新選組」のサポーター加入も断ったのか?それは「れいわ新選組」も、党内民主主義の実現という点では、はなはだ疑問に思う点が少なからずあるからです。

一例がそのサポーター制度です。サポーター制度は「れいわ新選組」以外の政党にもあります(ないのは共産党と公明党だけ)。「党友」「協力党員」など、サポーターの名称は様々ですが、どこも党首選挙に参加できません。参加できるのはヒラ党員からで、実際は一人でヒラ党員の何倍もの票を持つ国会議員票の数で党首が決まる。これではサポーターなんてただの将棋の駒に過ぎません。これの一体どこが民主的なのか?これでは共産党とさほど変わらないのでは?

その最たるものが自民党です。自民党の裏金問題も、党内に自浄作用が働けば一切起こらなかったはずです。自浄作用が働かなかったからこそ、政党助成金(国民の税金の一部)を裏金にして私腹を肥やすような事が何十年もおとがめなしでまかり通って来たのです。そんな党が、果たして共産党の事を「非民主的」と批判出来るでしょうか?

だから、私はもうどの党にも所属せず、自由な立場で、政治に関して意見を言いたいのです。

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年金も支給せず介護保険料も勝手に滞納扱い

2023年09月20日 20時13分00秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
今年8月分に支給されるはずの厚生年金が支給されていなかった事が分かりました。通常なら今年も偶数月に支給されていなければならない年金が、6月を最後に支給がされず、8月分が銀行口座に振り込まれていませんでした。
 
これが給与の未払いなら、たちまち生活に支障を来たすので、給与支給日に給与が振り込まれていなければ、速攻で会社にクレームを入れるのですが、年金が支給されなくても当座は給与だけで食べていけるし、年金の事なぞ普段余り意識する事がないので、支給されていない事に今まで気付きませんでした。
 
8月に支給されていなくても、「あれ、給与はちゃんと振り込まれているのに年金はまだ振り込まれていない?ひょっとしたら来月の振り込みかな?」てな具合で、別に深く気には留めませんでした。でも、2ヶ月たっても振り込まれなければ、さすがにおかしいと気付きます。そこで、昨日の仕事帰りに、管轄の年金事務所に立ち寄って、未支給の原因について調べてもらいました。その結果、次の事実が判明しました。
 
私は数年前に親父と喧嘩して実家を飛び出し、一人暮らしを始めました。その為に、親父に今の住所が知られるのが嫌で、今も住民票は実家に置いたままにしています。そして、実家を出た後も、西成区のホテル住まいから近くの賃貸へ、そこからまた住之江区の今の賃貸というように、何度か転居を繰り返しています。
 
その中で、私も満65歳になり、基礎年金に加え老齢年金も支給されるようになりました。しかし、実際に年金を受け取れるようになるには、自宅に届いた年金請求書に、年金繰り下げの有無を記入して、年金機構に返送しなければなりません。「年金繰り下げ」とは、年金の支給開始年齢を後にずらす事です。満75歳までずらす事が出来ます。その反対に、年金支給年齢を満60歳まで前倒しするのが「年金繰り上げ」です。(上の画像がその年金請求書のサンプルです)
 
ところが私は、住民票を実家に置いたままにしているので、転居するたびに、住所変更届を年金事務所に出さなければなりません。私も最初はそうしていたみたいです。ところが、転居を繰り返すうちに、住所変更届の事はすっかり忘れてしまっていました。会社に出す住所変更届の方は、通勤手当支給の関係もあるので、こまめに出していましたが、年金なんて普段は余り意識しない為に、住所変更届の提出を忘れてしまっていたのです。
 
今の住所に移り住む前に住んでいたのは西成のあいりん地区です。あそこは人の出入りも激しい地域で、宛先不明の郵便物が届いても、きちんと郵便局に届け出る人ばかりではありません。西成に届いた年金請求書も、新しい住民によって、そのままゴミ箱に捨てられてしまったのでしょう。年金請求書の「繰下げを希望しない」欄にチェックを入れてを選んで返送しなければ、「繰り下げ待ち」扱いにされ、以後の年金支給がストップしてしまう仕組みになっていたのです。
 
確かに、これは私のミスです。しかし私にも言い分があります。年金を受け取るのは「お恵み」でも何でもありません。正当な権利です。その為に、今まで厚生年金保険料も払ってきたのです。だったら、受け取る権利がある人全員に、何もしなくても自動的に受け取れるようにするのが筋でしょう。そうであるにも関わらず、何故、自分の方から改めて請求しなければ受け取れないような仕組みに、わざわざしたのか?そんな面倒な事したら、私のように、請求手続きするのを忘れてしまう人たちが他にも大勢出てしまいます。
 
しかも、大多数の人が希望するはずの「自動継続」ではなく、例外措置に過ぎない「繰上げ」や「繰下げ」を基準にして、それも国にとって都合の良い「繰下げ」を基準にして、「繰下げを希望しない」を選んで返送しなければ支給を停止してしまうなんて。それでなくても、年金事務は煩雑で、「消えた年金」問題で過去あれだけ大騒ぎしたのに、わざわざ、それに輪をかけるような事してどうするのか?そこまでしてまで年金を支給したくないのか。国民の生活を保障するのが国の仕事なのに。
 
 
それでも、年金支給が停止されていた事が早めに分かったので、まだ良かったです。私は年金事務所で住所変更届を提出したので、未支給の年金も後日に支給される様になりました。但し、次の10月支給にはもう間に合わないので、2回後の12月に、8月・10月・12月の3回分をまとめて受け取る事になります。(上の画像が、その時に年金事務所からもらった受付控え)
 
私の場合はそれに加えて、昔1年間だけ私立高校で社会科の講師をやっていた事があるので、厚生年金以外に、私学共済の年金も受給しています。しかし、こちらも8月から支給されなくなっていました。たった1年間の講師生活の共済年金なので、わずか数千円の支給額ですが、それでも年間に換算すると数万円になります。
 
こちらは、私の方から今朝、私学振興事業団の共済業務課に電話して、転居届と年金請求書を現住所に送ってもらう事になりました。これらの書類が届き次第、今の住所への変更届と、「繰下げを希望しない」を選択した請求書を先方に返送して、手続きが済み次第、未支給の年金が振り込まれる事になります。
 
 
年金制度がややこしいのは、これだけではありません。実は介護保険料の支払い方法も、満65歳を境に変わります。それまでは健康保険料などの他の社会保険料と同様に、給与から自動的に引き落としされていたのが、以後は住民票の住所地の役場(私の場合で言えば実家のある市町村の役場)に、わざわざ自分の方から払いに行かなければならないのです。数年後には年金から自動的に引き落とされるようになるそうですが、今はまだその準備が整っていないので、市町村から数ヶ月おきに送られて来る「介護保険料支払い督促状」を添えて、コンビニの窓口で支払う事になります。(上の画像が、その時に市役所から届いた介護保険料支払い督促状)
 
それでもまだ、年金支給の遅れについては、住所変更届を出し忘れた自分のミスもあるので、まだ一定「仕方ないな」と思う面はあります。でも、介護保険料まで督促状で支払わなければならない事については、絶対に納得できません。国や役所の都合で、勝手に支払い方法を変更しておきながら、何故、一方的に「滞納者」扱いされなければならないのか?しかも、通常なら介護保険料の支払いだけで済むのに、督促状だとその分の「督促」手数料や「延滞」利息まで払わなければならない。それに反発して支払いをボイコットしようものなら、介護保険サービスも受けられなくなり、最悪、財産まで差し押さえられてしまう。これではまるで「犯罪者」扱いではないか。
 
この年金支給や介護保険料支払いのトラブルから透けて見える事があります。それは、国民の権利が一応は法律で保障されているような体裁を取りながら、いざ権利を行使しようとしたら、自分からわざわざ申請しなければいけなかったり、その申請手続きがことのほか煩雑で、申請方法も勝手にコロコロ変えたり、申請できる人たちの範囲を狭めたりして、権利保障を単なる「お飾り」や「絵に描いた餅」に留めようとする国や行政の姿勢です。
 
それは何も年金や介護だけに限った話ではありません。生活保護がその「お飾り」の最たる例です。憲法や法律には「誰でも健康で文化的な最低限度の生活を送る権利がある」と謳いながら、いざ生活保護を受けようと役所の窓口に行くと、「まだ働けるだろう」とか「親に養ってもらえ」と言って追い返される。いわゆる「水際(みずぎわ)作戦」で、生活保護の申請をさせないようにしている。それを潜り抜けて、ようやく保護費を受給できたとしても、役所と裏で結託した貧困ビジネスの家主によって、生活保護費の大半を巻き上げられ、そこから抜け出せないようになっている。こんな事例が横行しています。
 
「働き方改革」の問題でもそうです。「流通業界で働く労働者の長時間労働を是正する」と言いながら、大スーパー正社員の休日だけ増やして、その分の負担は全て下請けの社員やバイトにしわ寄せ。労働組合に加入する大スーパー正社員の声だけ聞くふり。大多数の下請け労働者は、たとえ同じ物流センターで働いていても、所属会社も勤務場所も、勤務時間も仕事内容も、時給も身分も千差万別。こんな状態では労働者の団結なんて到底無理です。それを分かった上で、「組合も作らず、声を上げない奴らが悪い」と知らんふり。
 
私も、今の年金制度のままで良いとは思っていません。どうあがいても、今後日本は、少子高齢化で人口が減少していくのだから、現役世代の保険料で高齢者の年金生活を支える今の仕組みのままでは、早晩行き詰ってしまうのは目に見えています。しかし、だからと言って、こんな人の無知や錯誤(勘違い)に付け込んだり、自分達で勝手に制度をいじくりながら、それに対応できない人を一方的に「滞納者」「犯罪者」扱いするようなやり方が、通用して良いはずはありません。
 
本当は、こんなプライベートな事なぞブログに書きたくありませんでした。自分の年齢が分かってしまうのでw。でも、黙っていたら、いつまでもこんな道理のない事がまかり通るようになってしまいます。いずれも、実際にその場で当事者にならないと分からなかった事ばかりです。そこで、恥を忍んで、敢えてブログに公開する事にしました。
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