ふう、やっと書けました。今年1年をふり返ってのブログ記事のまとめを下記に載せました。「まとめ」と言っても過去のアーカイブからのピックアップに過ぎませんが。それでも書き終わってみると、この1年間の社会の動きがそれなりに分かります。それを見ても、「脱原発と反橋下に始まり盛り上がったものの、それを最後まで広げる事が出来ずに、尖閣以降は逆に押し返されて、最後は自民党や原発・橋下の復活を許してしまった1年だった」事を痛感します。
今年の7月位までは、東京の脱原発集会や国会包囲デモに十万、二十万の人々が集まり、よもや60年安保やジャスミン革命の再来かという所まで来たものの、次第に意見対立が顕在化し離反者も増え、尖閣買取りで俄然勢いを盛り返した、「個人の自由・人権や暮らしよりも国や会社の利益の方が大事」という考え方のイデオロギーや勢力に、最後は足元をすくわれてしまったような気がします。
実は私のブログのアクセス数も、年の前半はずっと毎日一千以上を保っていたのが、9月以降は陰りを見せ始め、年末は千以下に落ち込んでしまいました。これもひょっとしたら、前述の社会動向の反映なのかも知れません。まあ、年末は忙しくて正直ブログどころではなかったので、最後の落ち込みは自業自得なのでしょうが。
月別の<お薦め記事>は、アクセス数やコメント数、記事の内容などを参考に、私の方で勝手に決めさせて貰いました。但し、身辺雑記関連の記事については、アクセス状況とは無関係に、<私事>との関連で上げさせて貰いました。また、前編・後編・続編などに分かれている記事については、最初の前編にのみリンクを張りました。後編・続編等へは前編からのリンクで飛んで下さい。
1月
<動き>脱原発・反橋下
<私事>PC買い替え
<お薦め記事>
・地獄への道は善意で敷きつめられている
2月
<動き>橋下思想調査、2.12橋下さんにひとこと言いたいプロジェクト、ワタミ過労死問題
<お薦め記事>
・年間3万人の自殺者よりも1人の皇族の方が大事なのか?
・ワタミも橋下も絶対に許さない
3月
<動き>3.11さよなら原発関西1万人行動、橋下教育基本条例、TPP
4月
<動き>大飯再稼働反対、関電前座り込み
5月
<動き>橋下vsMBS記者(君が代斉唱)、生活保護バッシング(河本問題)
<私事>東京オフ会、母の死去
<お薦め記事>
・東京オフ会&鉄オタ・革命の旅
・母が亡くなった今だからこそ敢えて書く
・私から片山さつき参院議員に送ったメール全文
6月
<動き>6.24イノチアクション脱原発@大阪、6.29脱原発官邸前包囲、大飯再稼働、生活保護バッシング、オスプレイ配備、陸援隊事故(過労運転)
7月
<動き>7.16さよなら原発17万人集会、7.19・7.29反原発国会大包囲、民主党分裂(小沢新党結成)
<私事>職場の業務改善要望書
<お薦め記事>
・6.29官邸前デモ主催者のとった戦術について(撤収方針・旗の自主規制・右翼との関係等を巡って)
・原発問題を原発だけで捉えてはいけない
・職場のミニあじさい革命ナウ(前編)
8月
<動き>反原発運動を巡る論争(警察・右翼・労組との関係で)
<私事>業務改善活動に対する会社の対応(顛末書の件で)
<お薦め記事>
・職場のミニあじさい革命ナウ(後編)
・よしりん脱ネトウヨ論の効能と限界
・「仲間は助けるが同志は助けない」デモ?~四トロ同窓会二次会掲示板より(1)(2)(3)
・反原連のネトウヨ・封建オヤジ体質
9月
<動き>橋下の暴走(入れ墨・慰安婦問題・リバティおおさか等)、意見広告(反オスプレイ・反橋下)、9.9オスプレイ配備反対沖縄県民大会、尖閣買取り問題
<お薦め記事>
・転載:橋下「慰安婦」問題歪曲・女性差別発言への抗議に賛同を!(慰安婦問題関西ネット)
・どうせなら反ファシズム博物館に造り替えよう
・皇居にこそオスプレイを配備せよ
10月
<動き>原子力規制委員会人事案撤回、反オスプレイ、橋下vs週刊朝日、反貧困フェスタ、みどりの党結成
<私事>労災事故
<お薦め記事>
・今初めて明かす自分の生い立ち
・橋下徹に週刊朝日を叩く資格はない
・人間ホッチキス
11月
<動き>放射性瓦礫受入れ問題、東京都知事選候補選定(湯浅氏辞退)
<お薦め記事>
・転載:湯浅からのおしらせ(都知事選についてのコメント)
・オヤジとの帰宅メールを巡るいざこざから見えてきた事
12月
<動き>下地真樹逮捕、総選挙で自民政権復帰、都知事選でも猪瀬圧勝
<お薦め記事>
・プレカリアートの脱ガラパゴス日本脱出計画(正・続)
・「自民圧勝」の総選挙が終わって
あと幾つか補足。
第一点。世間では大晦日で物事を締めるので、ブログのまとめもそれに合わせましたが、私の仕事や日常生活ではクリスマスも正月も関係ありませんので、この間の職場レポート記事については、「年末・年始職場闘争」みたいな形で、年明けにでも書こうと思っています。この間も結構色々ネタがありますので。
第二点。上記ブログまとめの5月の項目でも上げましたが、今年私の母が亡くなりました。その関係で、今年はブログやミクシイでも新年の挨拶を遠慮させて貰います。リアル知人には既に喪中葉書を送っていますが、ネットでもこの場で告知させて貰います。
もう直ぐ大晦日なので、今年のふり返り記事でも書こうと思います。ただ如何せん、もう年末繁忙期に突入してしまっているので、ブログ更新は休日にしか出来ません。今回は軽く競馬のふり返りを、そして次の年内最後の休みにブログを通した世相のふり返り記事を書かせて貰います。
上記がその今年1年間の競馬収支の一覧です。「競馬で儲かる筈がない、楽しめればそれで良い」位に思っていましたが、蓋を開けたら126%余もの回収率で、何と2万7千円程の黒字でした。毎年やっている医療費控除の確定申告返戻金よりも多く、少しラッキーな気分になりました。やはり、買うレースと金額の上限を予め決め、毎回記録も手帳につけ、変に穴狙いや逆に本命一本に絞ったりせず独自予想に徹し、スランプに陥った時は思い切って見送るなどしてきたのが奏功したのでしょう。(オークスや安田記念も見送りました。もっとも当日仕事で馬券を買えなかったのもありますが・・・)
ただ、買い方にはもう一工夫が必要かなとは思いました。右端の「予想実績」欄からも分かるように、「◎○-」で外していたりするのですから(10月14日の秋華賞)。まあ、この時は◎ジェンティルドンナ○ヴィルシーナもガチガチ1・2番人気で、馬連はたった250円なので買わなかったのですが。ただ、下の「残念賞」欄にもあるように、阪急杯(2月26日)、宝塚記念(6月24日)、ジャパンカップダート(12月2日)の3つは惜しかったです(上記一覧左端の赤い★印参照)。いずれもヒモが1着になったりして、折角印を打った馬が全て3着までに入りながら外してしまったのですから。特に12月のジャパンカップダートは、1着△ニホンピロアワーズ、2着○ワンダーアキュート、3着△ホッコータルマエと来たのですから、内枠▲エスポワールシチーや実力馬だが下降気味の△トランゼントを外して外枠中心に三連複のボックスで買っておれば、3万円余の配当を手にする事が出来たのに。
それと、抜けやポカも案外多いのが目立ちます。桜花賞のヴィルシーナ、天皇賞・秋のエイシンフラッシュなど、後で考えれば「こんな実力馬を何故買わなかったのだろう?」というのが結構ある。
ちなみに、上記が有馬記念とその翌日の阪神カップの時の、私の手帳記録のコピーです。有馬記念も、折角◎ルーラーシップ、▲ゴールドシップは的中していたのに、ずっと掲示板確保で金鯱賞もレコード勝ちの2着オーシャンブルーを買わずに不的中。後で冷静に考えれば充分買うに値する馬なのに、重賞1勝のみという見かけの地味さから敬遠してしまいました。そこで4千円スッてしまった為に、翌日の阪神カップは1800円しか買えず、折角◎サンカルロ1着、△ガルボ2着と的中しておきながら、慎重になり過ぎてワイドで200円しか買わなかった為に、有馬記念の損を取り返すだけに終わってしまいました。まあ、この阪神カップは予想困難な混戦レースだったので、元を取り返せただけでも好とすべきかも。
以上、今年1年のふり返りを、最初は軽めの競馬の話題で書きました。次がいよいよ本題の世相編ですが、明日からまた早朝出勤、深夜帰宅となりますので、果たして書けるかどうか。
(当ブログのその他の競馬記事)
・今日の競馬成績(マイルチャンピオンシップ)
・台風にも負けず2人揃って競馬的中(スプリンターズステークス)
・競馬を楽しめるのも平和であればこそ(桜花賞)
・競馬が当たった(京都牝馬ステークス)
取り急ぎ見出し画像の資料を作ってみました。内容は今回の衆院選比例区・選挙区と前3回比例区の議席・得票動向の分析です。
分析といっても大したものではありません。自公両党が圧勝したかのように言われる今回の選挙も、43%の得票で79%もの議席を掠め取れるインチキな選挙制度や、多党乱立・争点ぼかしによる一千万票以上もの棄権によって、自民党がたまたま漁夫の利を得ただけに過ぎない事を、単にウィキペディアの記事からまとめただけのものです。
既に同種の記事がメディアやネットにも掲載され始めていますので、情報はそちらから得る事が出来るものの、やはり自分でも原資料に当たり数字で掴んでおかない事には、単なる受け売りにしかなりません。かといって、生活に追われている身では、学術論文みたいなものに取り組んでいる余裕はありませんので、とりあえずネットで最低限の知識だけは仕入れておこうと思って作りました。
同種の記事の中でも東京新聞のものが分かりやすいので、「薔薇、または陽だまりの猫」さんのブログにアップされていた同紙の記事全文を下記に掲載しておきます。確かに全文転載は著作権に抵触する行為かも知れませんが、そのままにしていたら流れて読めなくなってしまいますし、憲法改悪・徴兵制で「生きるか死ぬか」「殺されるか逃げるか」の事態を前に、そんな事いちいち気にしていたら何も出来ません。
「何とまあ大げさな」と思う人もいるかも知れませんが、仮に徴兵されるのが若者の一部だけだったとしても、「お国の為に死ね」と言われるような社会になれば、国や企業に何されても、例えば「嫌なら福島原発の収束作業に就け」と言われても拒否できなくなってしまいます。私はどちらも嫌ですね。
これは福島差別でも何でもありません。福島の人だって、原発さえなければ危険で人権無視の事故処理なぞしなくても良かったのですから。故郷の自然や暮らしを破壊されずに済んだのです。その自然や暮らしを破壊し、社会保険も寮費もカットして、バイト並みの低賃金で労働者を使い捨てにする原発を容認したまま、嫌がる人間を「非国民」呼ばわりする方がよっぽど鬼畜の所業です。
その前述の資料を踏まえた上で、来年の参院選やその後にいよいよ本格化する憲法改悪とどう闘うのか、それを自分なりに記事にまとめようと思っています。本当は、これから忙しくなる年末の前にそれをやるつもりでしたが、資料を作るだけで精一杯でした。出来るだけ早めに記事を仕上げようと思っていますが、書けなければせめてこの資料だけでもアップしようと思います。
(以下転載)
自民 比例219万票も減 乱立棚ぼた これでも勝てた
小選挙区制 多大な貢献
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2012121802000139.html
2012年12月18日 東京新聞[核心]
衆院選の結果は、自民党の安倍晋三総裁でさえ「自民党に信任が戻ったのではなく、民主党政治の混乱に終止符を打つべきだという国民の判断だった」と“敵失”による勝利だと認めている。実際、過去のデータと比べると自民党は今回の衆院選で胸を張るような得票を得ているわけではないことが分かる。
小選挙区、比例代表の選挙結果を分析し、棚ぼた式での自民党勝利となった衆院選を斬った。 (金杉貴雄、関口克己)
◆5党対決区完勝
小選挙区は、有力候補者が多いほど当選ラインは低くなる。今回の衆院選では、 自民党が最も恩恵を受けた。
一番象徴的なケースが民主党、日本維新の会、日本未来の党、みんなの党との「5党対決」となった12選挙区。自民はここで全勝した。
個別の選挙区を分析すると、自民が強かったわけではない。東京1区の新人、山田美樹氏は民主党の海江田万里氏に競り勝ったが得票数は3割に満たなかった。小選挙区制では「投票者の5割以上の得票が必要」と言われることが多いが、12選挙区で「5割以上」を得た候補は1人もいなかった。
維新、未来、みんなの3党を合わせた得票率が自民を上回ったのは12選挙区中7つ。3党のうち、いくつかが擁立を見送り「非自民票」が集約されれば、自民候補が敗れた可能性はあった。
◆69議席
政党乱立が自民党を利したのは、2003年の衆院選データと比較すると一目瞭然だ。
今回、自民党が小選挙区で得た得票数は43.01%で獲得議席は237。1996年に現制度が導入されて以来、最高となった。
一方、03年の得票率は43.85%で獲得議席は168。得票率はわずかながら下回ったのに、獲得議席は、今回が69議席も多かった。03年では、小選挙区に100人以上の候補を擁立したのは自民党の他は、民主、共産の両党だけだった。今回は未来、維新も100人以上の候補者を立てた。
他の党が「非自民票」を奪い合うことで、自民党が漁夫の利を得る結果になった。今回、候補者が乱立せず、小選挙区が03年並みの獲得議席に終わっていたら、自民党は比例代表で得た57議席を合わせても、単独過半数(241)に届かなかった計算になる。
◆12.9%
当選者が1人の小選挙区では、落選者に投じられた「死票」が多く出る。政党乱立の今回は、総得票の53%が死票。有権者が投じた貴重な一票の半分以上が選挙区では生かされなかった。
自民は289人が出馬し、237人が大量当選。死票率も12.9%と、全体の割合よりも4分の1以下と低かった。自民党の得票が、効果的に議席に結びついていたことが分かる。自民と連立政権を組む公明党は小選挙区立候補者9人全員が当選。死票はゼロだった。
一方、大惨敗を喫した民主党は死票率は82.5%。自民党の6倍以上に達した。未来に至っては、111人中2人しか当選できず、死票率は94.3%と極めて高かった。
◆2議席上乗せ
自民党は比例代表での得票数は、衆院選で比例代表が導入された1996年以降、過去最低だった。この一点からも、自民党が積極的な支持を得ていなかったことが分かる。
しかも長年続いた自民党政権に対する批判を受け、民主党に惨敗した09年(約1,881万票)より219万票も減らしている。小選挙区では「よりましな候補」として自民党候補を選んだものの、比例代表では「自民党」と書くのに抵抗感が残る有権者が多数いたことを示している。
比例得票で伸び悩んだ自民党だが、ここでは低投票率に救われた。議席数は57。郵政選挙で圧勝した05年の77議席と比べるとかなり少ないが、09年より2議席上乗せした。
死票率56%に上昇=民主は惨敗で8割超―衆院選【12衆院選】
時事通信 12月17日(月)16時31分配信
16日投開票された衆院選で、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票に上った。小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となった。
今回は「第三極」として新たに日本維新の会や日本未来の党が参戦して12党が乱立。共産党も前回までの方針を転換し、原則として全選挙区に候補者を立てた。当選者が1人の小選挙区制では、候補が多数で票が分散されれば当選ラインは下がり、落選候補の合計得票数が増える傾向があることから、前回より死票率が上がったとみられる。
死票率を政党別にみると、小選挙区で237議席を獲得した自民党は12.9%で、大敗した前回の74.0%から大きく低下。一方、惨敗した民主党は前回の13.2%から82.5%に大幅上昇した。第三極同士で共倒れが目立った維新も81.9%。小選挙区全勝の公明党は0%だった。
----------
衆院選:得票率と獲得議席に大きな乖離(毎日新聞17日)
http://mainichi.jp/select/news/20121217k0000e010344000c.html
【衆院選】「死に票」増加40%に 政党乱立影響も 民主は67%強
(産経新聞17日)
http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/121217/elc12121709540248-s.htm
自公圧勝と言われるが… 比例は自219万減、公94万減 信任されたとはとても
いえない 09年比(しんぶん赤旗18日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-12-18/2012121801_02_0.html
投票率最低なのに…選挙区の無効票「過去最高」(朝日新聞17日)
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY201212170931.html?tr=pc
乱立、政治不信…政党も痛感 投票率戦後最低 要因は?(東京新聞18日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012121802000127.html
分析といっても大したものではありません。自公両党が圧勝したかのように言われる今回の選挙も、43%の得票で79%もの議席を掠め取れるインチキな選挙制度や、多党乱立・争点ぼかしによる一千万票以上もの棄権によって、自民党がたまたま漁夫の利を得ただけに過ぎない事を、単にウィキペディアの記事からまとめただけのものです。
既に同種の記事がメディアやネットにも掲載され始めていますので、情報はそちらから得る事が出来るものの、やはり自分でも原資料に当たり数字で掴んでおかない事には、単なる受け売りにしかなりません。かといって、生活に追われている身では、学術論文みたいなものに取り組んでいる余裕はありませんので、とりあえずネットで最低限の知識だけは仕入れておこうと思って作りました。
同種の記事の中でも東京新聞のものが分かりやすいので、「薔薇、または陽だまりの猫」さんのブログにアップされていた同紙の記事全文を下記に掲載しておきます。確かに全文転載は著作権に抵触する行為かも知れませんが、そのままにしていたら流れて読めなくなってしまいますし、憲法改悪・徴兵制で「生きるか死ぬか」「殺されるか逃げるか」の事態を前に、そんな事いちいち気にしていたら何も出来ません。
「何とまあ大げさな」と思う人もいるかも知れませんが、仮に徴兵されるのが若者の一部だけだったとしても、「お国の為に死ね」と言われるような社会になれば、国や企業に何されても、例えば「嫌なら福島原発の収束作業に就け」と言われても拒否できなくなってしまいます。私はどちらも嫌ですね。
これは福島差別でも何でもありません。福島の人だって、原発さえなければ危険で人権無視の事故処理なぞしなくても良かったのですから。故郷の自然や暮らしを破壊されずに済んだのです。その自然や暮らしを破壊し、社会保険も寮費もカットして、バイト並みの低賃金で労働者を使い捨てにする原発を容認したまま、嫌がる人間を「非国民」呼ばわりする方がよっぽど鬼畜の所業です。
その前述の資料を踏まえた上で、来年の参院選やその後にいよいよ本格化する憲法改悪とどう闘うのか、それを自分なりに記事にまとめようと思っています。本当は、これから忙しくなる年末の前にそれをやるつもりでしたが、資料を作るだけで精一杯でした。出来るだけ早めに記事を仕上げようと思っていますが、書けなければせめてこの資料だけでもアップしようと思います。
(以下転載)
自民 比例219万票も減 乱立棚ぼた これでも勝てた
小選挙区制 多大な貢献
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2012121802000139.html
2012年12月18日 東京新聞[核心]
衆院選の結果は、自民党の安倍晋三総裁でさえ「自民党に信任が戻ったのではなく、民主党政治の混乱に終止符を打つべきだという国民の判断だった」と“敵失”による勝利だと認めている。実際、過去のデータと比べると自民党は今回の衆院選で胸を張るような得票を得ているわけではないことが分かる。
小選挙区、比例代表の選挙結果を分析し、棚ぼた式での自民党勝利となった衆院選を斬った。 (金杉貴雄、関口克己)
◆5党対決区完勝
小選挙区は、有力候補者が多いほど当選ラインは低くなる。今回の衆院選では、 自民党が最も恩恵を受けた。
一番象徴的なケースが民主党、日本維新の会、日本未来の党、みんなの党との「5党対決」となった12選挙区。自民はここで全勝した。
個別の選挙区を分析すると、自民が強かったわけではない。東京1区の新人、山田美樹氏は民主党の海江田万里氏に競り勝ったが得票数は3割に満たなかった。小選挙区制では「投票者の5割以上の得票が必要」と言われることが多いが、12選挙区で「5割以上」を得た候補は1人もいなかった。
維新、未来、みんなの3党を合わせた得票率が自民を上回ったのは12選挙区中7つ。3党のうち、いくつかが擁立を見送り「非自民票」が集約されれば、自民候補が敗れた可能性はあった。
◆69議席
政党乱立が自民党を利したのは、2003年の衆院選データと比較すると一目瞭然だ。
今回、自民党が小選挙区で得た得票数は43.01%で獲得議席は237。1996年に現制度が導入されて以来、最高となった。
一方、03年の得票率は43.85%で獲得議席は168。得票率はわずかながら下回ったのに、獲得議席は、今回が69議席も多かった。03年では、小選挙区に100人以上の候補を擁立したのは自民党の他は、民主、共産の両党だけだった。今回は未来、維新も100人以上の候補者を立てた。
他の党が「非自民票」を奪い合うことで、自民党が漁夫の利を得る結果になった。今回、候補者が乱立せず、小選挙区が03年並みの獲得議席に終わっていたら、自民党は比例代表で得た57議席を合わせても、単独過半数(241)に届かなかった計算になる。
◆12.9%
当選者が1人の小選挙区では、落選者に投じられた「死票」が多く出る。政党乱立の今回は、総得票の53%が死票。有権者が投じた貴重な一票の半分以上が選挙区では生かされなかった。
自民は289人が出馬し、237人が大量当選。死票率も12.9%と、全体の割合よりも4分の1以下と低かった。自民党の得票が、効果的に議席に結びついていたことが分かる。自民と連立政権を組む公明党は小選挙区立候補者9人全員が当選。死票はゼロだった。
一方、大惨敗を喫した民主党は死票率は82.5%。自民党の6倍以上に達した。未来に至っては、111人中2人しか当選できず、死票率は94.3%と極めて高かった。
◆2議席上乗せ
自民党は比例代表での得票数は、衆院選で比例代表が導入された1996年以降、過去最低だった。この一点からも、自民党が積極的な支持を得ていなかったことが分かる。
しかも長年続いた自民党政権に対する批判を受け、民主党に惨敗した09年(約1,881万票)より219万票も減らしている。小選挙区では「よりましな候補」として自民党候補を選んだものの、比例代表では「自民党」と書くのに抵抗感が残る有権者が多数いたことを示している。
比例得票で伸び悩んだ自民党だが、ここでは低投票率に救われた。議席数は57。郵政選挙で圧勝した05年の77議席と比べるとかなり少ないが、09年より2議席上乗せした。
死票率56%に上昇=民主は惨敗で8割超―衆院選【12衆院選】
時事通信 12月17日(月)16時31分配信
16日投開票された衆院選で、小選挙区で落選候補に投じられ、有権者の投票行動が議席獲得に結びつかなかった「死票」は、全300小選挙区の合計で約3730万票に上った。小選挙区候補の全得票に占める「死票率」は56.0%で、前回の46.3%と比べ9.7ポイント増となった。
今回は「第三極」として新たに日本維新の会や日本未来の党が参戦して12党が乱立。共産党も前回までの方針を転換し、原則として全選挙区に候補者を立てた。当選者が1人の小選挙区制では、候補が多数で票が分散されれば当選ラインは下がり、落選候補の合計得票数が増える傾向があることから、前回より死票率が上がったとみられる。
死票率を政党別にみると、小選挙区で237議席を獲得した自民党は12.9%で、大敗した前回の74.0%から大きく低下。一方、惨敗した民主党は前回の13.2%から82.5%に大幅上昇した。第三極同士で共倒れが目立った維新も81.9%。小選挙区全勝の公明党は0%だった。
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衆院選:得票率と獲得議席に大きな乖離(毎日新聞17日)
http://mainichi.jp/select/news/20121217k0000e010344000c.html
【衆院選】「死に票」増加40%に 政党乱立影響も 民主は67%強
(産経新聞17日)
http://sankei.jp.msn.com/smp/politics/news/121217/elc12121709540248-s.htm
自公圧勝と言われるが… 比例は自219万減、公94万減 信任されたとはとても
いえない 09年比(しんぶん赤旗18日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik12/2012-12-18/2012121801_02_0.html
投票率最低なのに…選挙区の無効票「過去最高」(朝日新聞17日)
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY201212170931.html?tr=pc
乱立、政治不信…政党も痛感 投票率戦後最低 要因は?(東京新聞18日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012121802000127.html
20121215 モジモジ先生他二名の逮捕についての声明文 & 現場検証
告知が遅れましたが、標記の件について賛同を募ります。まずは下記の呼びかけ文から。
(転載開始)
12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。
下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。
逮捕の経緯は次のようなものです。
10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。
下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。
ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。このようなことは決して許されることではありません。既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。
私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。
2012年12月10日 放射能拡散に反対する市民を支援する会
(転載終了)
http://keepcivicactivity.jimdo.com/
「11.13弾圧救援会」のサイトに公開された下地准教授ご本人からの以下のメッセージも合わせて掲載します。
(転載開始)
逮捕状の被疑事実は、すべて、事実ではありません。当日現場にいた公安の警察官もすべてを見ていたはずなのに、堂々と事実と異なる被疑事実に基づいて逮捕を行ったことに、とても驚いています。
なぜ警察がウソをついてまで私を逮捕するのか。それは私が、原発の再稼働に反対し、放射能の拡散に反対する市民運動に参加してきたからであり、とりわけ、運動の中で出会った警察の不正行為についても厳しく批判してきたからです。悪いことはなにもしていません。
いま、私たちが暮らす日本は、そして世界は、危機的な状況にあります。福島の原発事故はいまだ収束せず、4号機の使用済み核燃料プールが倒壊すれば、日本だけでなく、世界が終わると言っても過言ではない大惨禍をもたらすことになるでしょう。放射能汚染への対応もまったくできておらず、食品その他の流通を通じて、汚染は拡大しつつあります。そんな中、「電気が足りない」とうそぶき、原発を使い続けようとしているのです。すべてが狂っているとしか言いようがありません。
この半年か1年の間に、政府がどのような施策を行うか、それによって私たちの未来は大きく変わるでしょう。日々、学生たちの顔を見ながら思います。二十歳そこそこの彼らが私と同じ四十歳になる頃、どんな世界に暮らすことになるのかと。そのたびに、今回の原発事故を防げなかったこと、先輩世代として申し訳なく思います。彼らには罪はないのですから。せめて、少しでもマシな世界を残せるよう、微力を尽くしたいと思っています。事故はすでに起きてしまいましたから、時間はあまり残されていません。しかし、希望はあります。
私は、いま、動くことができなくなりました。でも、諦めてはいません。こうして、私の声を外に届けることもできます。そして、もっと多くのみなさんが行動してくれれば、声をあげてくれれば、きっとまだ間に合います。
私はとりわけ、私と同じように大学で教えている人、医師や科学者などなんらかの意味で専門家と呼ばれている人たちに呼びかけたいと思います。「無知で冷静さを欠いている」かのように見える市民にこそ学んで下さい。その声が無視され、軽んじられている人のために語って下さい。
真実は、批判と応答を通じて初めて、姿を現します。政府をはじめとする権威が語ることではなく、その反対側に立ち、権威に対して反問することを通じて真実が明らかになるように行動して下さい。まちがってもいいのです。常に弱い側に立ち、その軽んじられる言葉や存在を擁護し、自らが仮にまちがうとしても、逆説的に、権威との言説の応酬の中で真実が明らかになるように、語って下さい。あなたの専門分野が何であるかは、関係がありません。勇気をもって下さい。
最後に、私がもっとも深く関わってきた震災がれきの問題について述べます。大阪市は11月末に試験焼却を強行し、来年2月の本焼却開始に向けて着々と準備を進めています。
何度もあちこちで述べてきましたように、震災がれきの広域処理は誰のためにもなりません。それは被災地支援どころか復興予算の横取りであり、かえって復興の足を引っぱります。同時に、放射能をばらまき、かつ、汚染地の人々に放射能を受忍させ、加害者である東京電力の責任を軽減するものです。代償は、私たちの、子どもたちの、そして、これから生まれてくる子どもたちの命です。こんなデタラメな施策が許されていいはずがありません。絶対に止めなければなりません。これまでともに学び、取り組んできたみなさん、諦めずに戦ってください。また、これまで震災がれき問題について知らなかったみなさん、是非、今からでも知って力を貸して下さい。これは、私たちの未来そのものを守るための戦いです。
私はいつ出られるかわかりません。でも、いつかきっと出られます。姿は見えなくても、心はともにあります。この間、不当に逮捕されている他の仲間たちもきっと同じ気持ちです。みなさんに会える日をたのしみにしています。
2012.12.12 下地真樹
(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/garekitaiho1113/e/79c68fd4e86da4ec02b2e01a5188052b
そして、白を黒と言いくるめる「権力のイヌ」産経新聞の下記記事も、「情報操作・フレームアップの見本」として敢えて紹介します。(1)何故1ヶ月以上も経ってから、(2)ただハンドマイクで呼びかけながらコンコースを横切っただけで逮捕されたのか、(3)それ以前に、そもそも何故「がれき反対」なのか・・・そういう諸々の疑問には一切答えず、「業務妨害」とする駅側の言い分のみ垂れ流す。私はこの「駅側の言い分」自体も、後で警察に言わされたものだと思っています。これを読んでフレームアップの手口を見抜く目を養いましょう。
(転載開始)
「がれき反対」無許可デモで大阪駅業務妨害 阪南大准教授ら逮捕
2012.12.9 17:03 [westナビ]
東日本大震災で発生したがれきの受け入れに抗議するデモ行進をJR大阪駅構内で無断で行い、駅側の警告に応じなかったとして、大阪府警警備部などは9日、威力業務妨害と不退去の容疑で、阪南大准教授の下地真樹容疑者(40)=大阪市西区新町=ら2人を逮捕した。下地容疑者は黙秘しているという。
府警によると、下地容疑者らはハンドマイクを手に演説をしながら約40人の参加者を先導。構内を約250メートルにわたり行進した。
逮捕容疑は10月17日午後2時40分ごろから約1時間半にわたり、JR大阪駅(大阪市北区)で「がれき反対」とシュプレヒコールを上げながら練り歩いたり、ビラを配布したりして駅側の業務を妨害したとしている。
(転載終了)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121209/waf12120917040015-n1.htm
告知が遅れましたが、標記の件について賛同を募ります。まずは下記の呼びかけ文から。
(転載開始)
12月9日、阪南大学経済学部の下地真樹准教授が、大阪府警によって逮捕されました。この逮捕は、形式上も内容上も大変不当なものであり、市民の活動に対する明らかな弾圧です。
下地准教授らは、震災がれきに含まれる放射性物質やアスベストなど、本来焼却してはいけない有害物質を全国に拡げて焼却・埋立しようとする「震災がれき広域処理」政策に反対していました。大阪市は2月から焼却・埋立を開始しようとしています。
逮捕の経緯は次のようなものです。
10月17日、大阪市の震災がれき試験焼却に反対する市民有志(下地准教授含む)は、午後3時 、大阪駅・東北角の歩道上に集まり、大阪市役所にむけて三々五々歩いて移動しました。その際に、大阪駅構内の東コンコースを北から南へ通り抜けており、この行為を根拠に逮捕されたようです。逮捕容疑は「鉄道営業法違反」「威力業務妨害」「不退去」です。
しかし、「駅構内を通り抜けた」行為が行われたのは2か月近くも前のことであり、今になって逮捕するというのは非常に不自然です。意図的な市民活動への弾圧であると考えざるを得ません。
下地准教授ら市民有志は、小さな子どもを持つお母さんたち、とりわけ福島・東北・関東から関西に避難移住して来られた人たちの不安な気持ちに寄り添い、放射能汚染の拡散を阻止するために活動をされてきました。福島原発事故は、膨大な人々の心身の健康と財産に被害を及ぼしました。適切な安全対策を行わず原発の運転を強行し続けた国と電力会社・原発メーカーなどの責任こそが問われなければならないはずです。
ところが、これら放射能を拡散させた国や企業の刑事責任は一切問われないままに、今回のように、放射能汚染の拡散に反対して声を上げることが刑事弾圧の対象にされているのです。このようなことは決して許されることではありません。既に大阪だけでも震災がれきの広域処理に反対した市民5名が逮捕され、長期にわたって拘留され、起訴されている人もいます。
私たちは、今回の不当逮捕に対し、厳重に抗議すると共に、即時釈放と謝罪を求めます。
2012年12月10日 放射能拡散に反対する市民を支援する会
(転載終了)
http://keepcivicactivity.jimdo.com/
「11.13弾圧救援会」のサイトに公開された下地准教授ご本人からの以下のメッセージも合わせて掲載します。
(転載開始)
逮捕状の被疑事実は、すべて、事実ではありません。当日現場にいた公安の警察官もすべてを見ていたはずなのに、堂々と事実と異なる被疑事実に基づいて逮捕を行ったことに、とても驚いています。
なぜ警察がウソをついてまで私を逮捕するのか。それは私が、原発の再稼働に反対し、放射能の拡散に反対する市民運動に参加してきたからであり、とりわけ、運動の中で出会った警察の不正行為についても厳しく批判してきたからです。悪いことはなにもしていません。
いま、私たちが暮らす日本は、そして世界は、危機的な状況にあります。福島の原発事故はいまだ収束せず、4号機の使用済み核燃料プールが倒壊すれば、日本だけでなく、世界が終わると言っても過言ではない大惨禍をもたらすことになるでしょう。放射能汚染への対応もまったくできておらず、食品その他の流通を通じて、汚染は拡大しつつあります。そんな中、「電気が足りない」とうそぶき、原発を使い続けようとしているのです。すべてが狂っているとしか言いようがありません。
この半年か1年の間に、政府がどのような施策を行うか、それによって私たちの未来は大きく変わるでしょう。日々、学生たちの顔を見ながら思います。二十歳そこそこの彼らが私と同じ四十歳になる頃、どんな世界に暮らすことになるのかと。そのたびに、今回の原発事故を防げなかったこと、先輩世代として申し訳なく思います。彼らには罪はないのですから。せめて、少しでもマシな世界を残せるよう、微力を尽くしたいと思っています。事故はすでに起きてしまいましたから、時間はあまり残されていません。しかし、希望はあります。
私は、いま、動くことができなくなりました。でも、諦めてはいません。こうして、私の声を外に届けることもできます。そして、もっと多くのみなさんが行動してくれれば、声をあげてくれれば、きっとまだ間に合います。
私はとりわけ、私と同じように大学で教えている人、医師や科学者などなんらかの意味で専門家と呼ばれている人たちに呼びかけたいと思います。「無知で冷静さを欠いている」かのように見える市民にこそ学んで下さい。その声が無視され、軽んじられている人のために語って下さい。
真実は、批判と応答を通じて初めて、姿を現します。政府をはじめとする権威が語ることではなく、その反対側に立ち、権威に対して反問することを通じて真実が明らかになるように行動して下さい。まちがってもいいのです。常に弱い側に立ち、その軽んじられる言葉や存在を擁護し、自らが仮にまちがうとしても、逆説的に、権威との言説の応酬の中で真実が明らかになるように、語って下さい。あなたの専門分野が何であるかは、関係がありません。勇気をもって下さい。
最後に、私がもっとも深く関わってきた震災がれきの問題について述べます。大阪市は11月末に試験焼却を強行し、来年2月の本焼却開始に向けて着々と準備を進めています。
何度もあちこちで述べてきましたように、震災がれきの広域処理は誰のためにもなりません。それは被災地支援どころか復興予算の横取りであり、かえって復興の足を引っぱります。同時に、放射能をばらまき、かつ、汚染地の人々に放射能を受忍させ、加害者である東京電力の責任を軽減するものです。代償は、私たちの、子どもたちの、そして、これから生まれてくる子どもたちの命です。こんなデタラメな施策が許されていいはずがありません。絶対に止めなければなりません。これまでともに学び、取り組んできたみなさん、諦めずに戦ってください。また、これまで震災がれき問題について知らなかったみなさん、是非、今からでも知って力を貸して下さい。これは、私たちの未来そのものを守るための戦いです。
私はいつ出られるかわかりません。でも、いつかきっと出られます。姿は見えなくても、心はともにあります。この間、不当に逮捕されている他の仲間たちもきっと同じ気持ちです。みなさんに会える日をたのしみにしています。
2012.12.12 下地真樹
(転載終了)
http://blog.goo.ne.jp/garekitaiho1113/e/79c68fd4e86da4ec02b2e01a5188052b
そして、白を黒と言いくるめる「権力のイヌ」産経新聞の下記記事も、「情報操作・フレームアップの見本」として敢えて紹介します。(1)何故1ヶ月以上も経ってから、(2)ただハンドマイクで呼びかけながらコンコースを横切っただけで逮捕されたのか、(3)それ以前に、そもそも何故「がれき反対」なのか・・・そういう諸々の疑問には一切答えず、「業務妨害」とする駅側の言い分のみ垂れ流す。私はこの「駅側の言い分」自体も、後で警察に言わされたものだと思っています。これを読んでフレームアップの手口を見抜く目を養いましょう。
(転載開始)
「がれき反対」無許可デモで大阪駅業務妨害 阪南大准教授ら逮捕
2012.12.9 17:03 [westナビ]
東日本大震災で発生したがれきの受け入れに抗議するデモ行進をJR大阪駅構内で無断で行い、駅側の警告に応じなかったとして、大阪府警警備部などは9日、威力業務妨害と不退去の容疑で、阪南大准教授の下地真樹容疑者(40)=大阪市西区新町=ら2人を逮捕した。下地容疑者は黙秘しているという。
府警によると、下地容疑者らはハンドマイクを手に演説をしながら約40人の参加者を先導。構内を約250メートルにわたり行進した。
逮捕容疑は10月17日午後2時40分ごろから約1時間半にわたり、JR大阪駅(大阪市北区)で「がれき反対」とシュプレヒコールを上げながら練り歩いたり、ビラを配布したりして駅側の業務を妨害したとしている。
(転載終了)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/121209/waf12120917040015-n1.htm
前編で日本脱出の理由について書いた。ここではその方法について、もう少し具体的に考えてみる。
(1)いつ逃げるか?
直近12月16日投開票の衆院選に続き、来年には参院選がある。今のままでは、自民党や「維新の会」などの改憲勢力が全議席の2/3以上を占める事が確実だ。そこで改憲発議がされ、国民投票でも恐らく過半数の賛成で自民党のトンデモ改憲案が通ってしまうだろう。あんな改憲案なぞ、一昔前なら絶対に通る筈がなかった代物だ。トンデモの中身が広く国民に知られれば、国民投票の土壇場でひっくり返す事もまだ不可能ではないが、今の情勢では恐らく難しいのではないか。「9条の会」運動の広がりに一縷の望みを託したものの、情勢を根本的に変える事は出来なかった様だ。
勿論、国民投票で改憲を阻止出来れば、わざわざ海外に逃げる必要はないのだ。その為に最善を尽くすのは言うまでもない事だが、そこで阻止できなければ、いよいよ海外脱出などの緊急避難策を講じなければならなくなる。その際は国民投票の翌日から脱出準備にかかる。
(2)どこに逃げるか?
海外脱出の直接の目的は徴兵忌避だ。だから脱出先も徴兵制でない国である事が大前提だ。記事冒頭に掲げた世界地図の、赤色が徴兵制、水色が志願制、黄色が3年以内に志願制に移行予定の国で、緑色が軍隊を持たない国だ。水色か緑色の国に逃げる事になる。但し、単に志願制であれば良いという訳ではない。軍事優先で弱肉強食の国や、何でもお上言いなり奴隷根性の国では、わざわざ日本から脱出する意味がない。その意味では中国も米国も失格だ。ましてや、赤色国で準戦時下にあり、社会も閉鎖的な韓国やイスラエルなぞ、間違っても行く気はない。
出来れば、ベトナム脱走兵をかくまったカナダや、フランス革命の母国フランス、多数の政治亡命者を受け入れてきた北欧諸国や、カストロやチェ・ゲバラ、チャベス、モラレスなどを輩出し、日本とは対極の「アンチ米国流資本主義、アンチ格差社会」の道を歩む中南米諸国あたりが脱出先として理想だ。幸い中南米には日系人社会もある。そこに語学習得や現地食生活への適応難易度も勘案される。語学に関して言えば、フランス語よりもスペイン語の方が、発音もスペルも日本人向きの様に思える。いずれにしても、早めに脱出先を決めて語学習得などの準備に入らなければならない。
(3)どの様にして逃げるか?
最後の手段は日本国籍放棄だが、そこまで行かなくても労働ビザやワーキングホリデービザ、永住ビザの取得などで対応できないかと考えている。実の所を言うと、私は海外旅行の経験も皆無なので、正直言って暗中模索状態である。
(4)別の方法はないか?
国外脱出はあくまでも最後の手段だ。憲法改悪以降も国内に止まって徴兵に抵抗出来るものなら、その方が良いに決まっている。この間、徴兵忌避の歴史についても少し調べてみた。
明治初期の大規模な血税(徴兵)反対一揆の影響もあって、最初は数々の兵役免除規定が設けられていた徴兵制も、明治憲法発布や日清・日露戦争、第一次大戦を通して、国民が次第に国家主義や大国思想に絡み取られていく中で、徴兵忌避は次第に困難になっていく。しかし、その中でも、戸籍が未整備の北海道や外地(朝鮮・台湾・満州)に本籍を移したり実際に逃げたり、「醤油の一気飲み」による徴兵検査逃れや(一時的に肝炎と似た症状を引き起こして検査を免れようとした)、弾除け祈願の形をとっての「赤紙」忌避祈願などの形で、徴兵忌避が広まっていた事を知った。幾ら国民皆兵とは言っても、根こそぎ動員してしまったら国の経済が持たないので、第二次大戦末期以外は、実際に徴兵されるのは対象年齢層の1/4ぐらいまでだったのだ。その中で、著名人では夏目漱石、大杉栄、小田切秀雄、鶴見俊輔、山下清、里村欣三、三国連太郎などが、あの当時にあって「非国民」と詰られながらも、消極的な形ではあっても抵抗を貫いていたのだ。今は当時よりも遥かに情報化が進んでいるので、どこまで抵抗出来るか分からないが、全く可能性がない訳でもないだろう。
「戦争なんかで死にたくはない」、ましてや「帝国主義の、不正義の侵略戦争でなぞでは、尚更死にたくはない」と思うのは、人間として当然の感情である。この際はっきり言うが、その人間性に忠実に生き戦線離脱を試みた人や、もっと積極的に反戦活動に挺身した人の方が、ただ単に「長い物に巻かれろ」「お上言いなり」で戦争に加担し、後になってから「家族を守る為には仕方なかったのだ」と誤魔化す不誠実な人間よりも、よっぽど根性があるし真の愛国者だと思う。
(参考記事)
・徴兵制度(ウィキペディア、冒頭の世界地図もここから拝借)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B4%E5%85%B5%E5%88%B6%E5%BA%A6
・兵役逃れ(同上)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%BD%B9%E9%80%83%E3%82%8C
・丸谷才一と徴兵忌避(猫を償うに猫をもってせよ)
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20110425
・徴兵忌避をめぐって(里村欣三HP)
http://www.geocities.jp/satomurakinzou/tyouheikihi.html
・日本の兵役制(軍事板初心者用FAQ)
http://www6.atwiki.jp/army2ch/pages/311.html#id_ffdb8b85
・反戦思想と徴兵忌避思想の系譜 御厨貴ほか編『岩波講座 日本文化論10 戦争と軍隊』岩波書店、1999年
http://www4.ocn.ne.jp/~aninoji/evasionofconscription.html
・徴兵制と徴兵忌避
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/data/open/cnt/3/50/1/ssr4-45.pdf
・徴兵忌避の系譜(戦闘教師「ケン」 激闘永田町編)
http://kenuchka.paslog.jp/article/782243.html
・コスタリカが軍隊をすてたわけ
http://ha6.seikyou.ne.jp/home/AALA-HOKKAIDO/costarica/costarica2.htm
(1)いつ逃げるか?
直近12月16日投開票の衆院選に続き、来年には参院選がある。今のままでは、自民党や「維新の会」などの改憲勢力が全議席の2/3以上を占める事が確実だ。そこで改憲発議がされ、国民投票でも恐らく過半数の賛成で自民党のトンデモ改憲案が通ってしまうだろう。あんな改憲案なぞ、一昔前なら絶対に通る筈がなかった代物だ。トンデモの中身が広く国民に知られれば、国民投票の土壇場でひっくり返す事もまだ不可能ではないが、今の情勢では恐らく難しいのではないか。「9条の会」運動の広がりに一縷の望みを託したものの、情勢を根本的に変える事は出来なかった様だ。
勿論、国民投票で改憲を阻止出来れば、わざわざ海外に逃げる必要はないのだ。その為に最善を尽くすのは言うまでもない事だが、そこで阻止できなければ、いよいよ海外脱出などの緊急避難策を講じなければならなくなる。その際は国民投票の翌日から脱出準備にかかる。
(2)どこに逃げるか?
海外脱出の直接の目的は徴兵忌避だ。だから脱出先も徴兵制でない国である事が大前提だ。記事冒頭に掲げた世界地図の、赤色が徴兵制、水色が志願制、黄色が3年以内に志願制に移行予定の国で、緑色が軍隊を持たない国だ。水色か緑色の国に逃げる事になる。但し、単に志願制であれば良いという訳ではない。軍事優先で弱肉強食の国や、何でもお上言いなり奴隷根性の国では、わざわざ日本から脱出する意味がない。その意味では中国も米国も失格だ。ましてや、赤色国で準戦時下にあり、社会も閉鎖的な韓国やイスラエルなぞ、間違っても行く気はない。
出来れば、ベトナム脱走兵をかくまったカナダや、フランス革命の母国フランス、多数の政治亡命者を受け入れてきた北欧諸国や、カストロやチェ・ゲバラ、チャベス、モラレスなどを輩出し、日本とは対極の「アンチ米国流資本主義、アンチ格差社会」の道を歩む中南米諸国あたりが脱出先として理想だ。幸い中南米には日系人社会もある。そこに語学習得や現地食生活への適応難易度も勘案される。語学に関して言えば、フランス語よりもスペイン語の方が、発音もスペルも日本人向きの様に思える。いずれにしても、早めに脱出先を決めて語学習得などの準備に入らなければならない。
(3)どの様にして逃げるか?
最後の手段は日本国籍放棄だが、そこまで行かなくても労働ビザやワーキングホリデービザ、永住ビザの取得などで対応できないかと考えている。実の所を言うと、私は海外旅行の経験も皆無なので、正直言って暗中模索状態である。
(4)別の方法はないか?
国外脱出はあくまでも最後の手段だ。憲法改悪以降も国内に止まって徴兵に抵抗出来るものなら、その方が良いに決まっている。この間、徴兵忌避の歴史についても少し調べてみた。
明治初期の大規模な血税(徴兵)反対一揆の影響もあって、最初は数々の兵役免除規定が設けられていた徴兵制も、明治憲法発布や日清・日露戦争、第一次大戦を通して、国民が次第に国家主義や大国思想に絡み取られていく中で、徴兵忌避は次第に困難になっていく。しかし、その中でも、戸籍が未整備の北海道や外地(朝鮮・台湾・満州)に本籍を移したり実際に逃げたり、「醤油の一気飲み」による徴兵検査逃れや(一時的に肝炎と似た症状を引き起こして検査を免れようとした)、弾除け祈願の形をとっての「赤紙」忌避祈願などの形で、徴兵忌避が広まっていた事を知った。幾ら国民皆兵とは言っても、根こそぎ動員してしまったら国の経済が持たないので、第二次大戦末期以外は、実際に徴兵されるのは対象年齢層の1/4ぐらいまでだったのだ。その中で、著名人では夏目漱石、大杉栄、小田切秀雄、鶴見俊輔、山下清、里村欣三、三国連太郎などが、あの当時にあって「非国民」と詰られながらも、消極的な形ではあっても抵抗を貫いていたのだ。今は当時よりも遥かに情報化が進んでいるので、どこまで抵抗出来るか分からないが、全く可能性がない訳でもないだろう。
「戦争なんかで死にたくはない」、ましてや「帝国主義の、不正義の侵略戦争でなぞでは、尚更死にたくはない」と思うのは、人間として当然の感情である。この際はっきり言うが、その人間性に忠実に生き戦線離脱を試みた人や、もっと積極的に反戦活動に挺身した人の方が、ただ単に「長い物に巻かれろ」「お上言いなり」で戦争に加担し、後になってから「家族を守る為には仕方なかったのだ」と誤魔化す不誠実な人間よりも、よっぽど根性があるし真の愛国者だと思う。
(参考記事)
・徴兵制度(ウィキペディア、冒頭の世界地図もここから拝借)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%B4%E5%85%B5%E5%88%B6%E5%BA%A6
・兵役逃れ(同上)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B5%E5%BD%B9%E9%80%83%E3%82%8C
・丸谷才一と徴兵忌避(猫を償うに猫をもってせよ)
http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1965/20110425
・徴兵忌避をめぐって(里村欣三HP)
http://www.geocities.jp/satomurakinzou/tyouheikihi.html
・日本の兵役制(軍事板初心者用FAQ)
http://www6.atwiki.jp/army2ch/pages/311.html#id_ffdb8b85
・反戦思想と徴兵忌避思想の系譜 御厨貴ほか編『岩波講座 日本文化論10 戦争と軍隊』岩波書店、1999年
http://www4.ocn.ne.jp/~aninoji/evasionofconscription.html
・徴兵制と徴兵忌避
http://www.tosyokan.pref.shizuoka.jp/data/open/cnt/3/50/1/ssr4-45.pdf
・徴兵忌避の系譜(戦闘教師「ケン」 激闘永田町編)
http://kenuchka.paslog.jp/article/782243.html
・コスタリカが軍隊をすてたわけ
http://ha6.seikyou.ne.jp/home/AALA-HOKKAIDO/costarica/costarica2.htm
今まで保守反動といえば橋下徹や石原慎太郎が定番だった。その極端な例が在特会や幸福実現党などのネトウヨであり、我々の右翼批判も、ともすれば、その様な目立つトンデモな部分にばかり集中しがちだった。時には反自民を装うそれらトンデモ人士も、元を辿れば大抵自民党であり、本当は自民党こそが保守反動の本丸である事も頭の中では分かっていたが、どうしても目立つトンデモにばかり目を奪われがちであった。そうして気が付いた時には、本家の自民党も橋下たちに負けない位トンデモ化してしまっていた。幾ら自民党が財界御用の右翼保守党といえども、一応はついこの間まで政権の座についていたのだから、橋下や在特会よりはまだマシだろうと、油断というかタカをくくっていた部分がどこかにあったのではないかと、今では痛く反省している。
その自民党だが、今や憲法9条だけでなく国民主権や基本的人権まで批判し始めているのを、下記参考記事を始め、色んな所で目の当たりにするようになった。曰く、
・「国民主権、主権在民」という考え方そのものが日本の歴史や伝統にそぐわない。(西田昌司の主張要旨)
・フランス革命や人権宣言で謳われた「人は生まれながらにして自由・平等」という「基本的人権」の考え方も、今の日本にはそぐわない。権利は「人権」ではなく、国家から臣民(天皇の家来)への「恩恵」にしか過ぎず、勤労・納税(やがて兵役も)の義務を果たして初めて主張できるものだ。(片山さつきの主張要旨)
・「憲法は国家権力の暴走・独裁を防ぐ為のもの」とする近代立憲主義の考え方も、日本の歴史・伝統にはそぐわない。「自分の権利ばかり主張して他人の人権を蔑にしてはいけない」という「濫用禁止」や「公共の福祉の為に使用する義務」規定だけでは手ぬるい、もっと国民を縛る条文(古代のハムラビ法典や江戸時代の「生類憐みの令」、明治憲法の様な)に書き換えろ。・・・云々と。
(参考記事)
・自民党の西田昌司と片山さつきが、国民主権と基本的人権を否定してしまいました
http://togetter.com/li/419069
・自民党が公式に国民の基本的人権を否定し、さらに改憲案で日本国憲法第18条「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」を削除してしまいました
http://togetter.com/li/414355
・自民党のトンデモ改憲原案はもはや「憲法」とは言えない この国にはまともな政党はないのか
http://blogos.com/article/33462/
・【個人の尊重の否定】公民の先生が呆れかえる自民党改憲案の問題点の凄まじさ【立憲主義の否定】
http://togetter.com/li/294854
・日本国憲法と大日本帝国憲法条文比較
http://tamutamu2011.kuronowish.com/kennpoujyoubunnhikaku.htm
これを読んで頭がクラクラしてきた。戦後60年の歴史は一体何だったのか。平和憲法や原爆慰霊碑を作った時の不戦の誓いは、平和と独立、民主主義を求めて安保廃棄・核廃絶・ベトナム反戦・沖縄返還・公害反対・女性解放などを求めて闘ってきた戦後の歴史は、一体何だったのか。こんなナチスドイツや北朝鮮みたいな国にする為だったのか。米国の様な格差社会にする為だったのか。決してそうではない筈だが、結局は我々の力が及ばなかったという他ない。
自民党が戦前回帰で、現憲法を目の仇にしてきたのは別に今に始まった話ではないが、それでも昔は憲法9条だけに攻撃の矛先が絞られていたように思う。70年代なぞは、逆に自民党の方が、共産党の安保・天皇制廃棄を憲法違反だと攻撃していた。それが今はどうだ。共産党をあれほど憲法違反だと詰っていた自民党が、「憲法なぞ守らなくても良い」とする石原都政を支え、今や9条だけでなく国民主権や基本的人権の考え方まで「日本の伝統に反する」と攻撃する所まで来てしまった。そのくせ国民にだけ改憲案で「憲法を守れ」とは、ど厚かましいにも程がある。
我々もそれに対して、自民党が如何に戦前回帰でも、主権在民・戦争放棄・基本的人権尊重の憲法3原理は既に国民に定着し、前述のトンデモ言説なぞ到底今の国民には受け入れられないと、安易に思い込んでしまっていた。特に教育基本法改悪以降は、フランス革命などの人権獲得の歴史を教えず、人権を「虐めを無くそう」等の単なる「お題目」としてのみ捉える教育がなされているのに、そこに全然注意が払われていなかった。
その結果、「権利主張は義務を果たしてから」なぞという片山さつきのトンデモ言説に、全然違和感を感じない国民が増えている事にも鈍感になっていた。この言説が如何にトンデモかは、人権が単に国家からの恩恵ではなく、「人として譲り渡すことが出来ない不可侵の権利」「基本的人権」であり、逆に「自由保持に努めらければならない」とまで謳われているのは何故なのか、「障碍者や失業者は納税・勤労の義務を果たすことが出来ないが、だからといって彼らには人権はないのか」「そもそも、それは彼らの自己責任なのか」考えれば直ぐ分る事なのに。それが分からないから、生活保護バッシングや最低賃金引下げを容認し、毎年3万人以上自殺しても何とも思わない国民が増えたのだ。天皇主権の立場から主権在民や民主主義を否定する西田昌司に至ってはもはや論外だ。
今、自民党や「日本維新の会」は、憲法改正、自衛隊の国防軍化から核武装まで主張するに至っているが、そこまで行ってもまだ、現憲法が保障する自由や人権・平和や民主主義が今後もずっと守られると、能天気に思っている国民の何と多い事か。かくいう私も余り偉そうな事は言えないが、はっきり言って、今度の総選挙で自民や「維新の会」が多数を取れば、簡単に改憲発議がなされ、9条のみならず主権在民や基本的人権まで否定し、「生類憐みの令」の様に「国家が国民を縛る」、凡そ近代憲法とは言えないようなキチガイ改憲案でも、今の状況ではマスコミも体制寄りになっているから、簡単に通ってしまうだろう。
若しそんな事態になれば、日本全体が北朝鮮や中国、ワタミなどのブラック企業の様な社会になり、国民は天皇や米国・財界の奴隷に成り下がってしまうのだ。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国が正式国名)やワタミも口先だけは民主主義や人権や労働者保護を言うが、彼の国や企業にそんな物なぞ存在しない事ぐらい、誰が見ても分かるだろう。
「北朝鮮から日本を守る為に軍隊が必要だ」と改憲論者は言うが、日本を北朝鮮の様にしようとする奴らが、幾らそんな事を言っても全然説得力はない。そもそも、今の自衛隊は専守防衛の「軍隊」ですらない。単なる米国の下請けだ。「北朝鮮から国土を、家族を守る」つもりで、或いは恩給をエサに失業者が釣られて自衛隊に志願しても、イラクやアフガニスタンに飛ばされ、劣化ウラン弾やPTSDに侵され廃人にされてしまうだけだ。米国にはそんな戦争ホームレスが数多くいる事も知らんのか。
もっと言えば、今の政府・財界も本当は国や国民の事なんてコレッポッチも考えていない。それは安倍や野田、石原・橋下もみんな同じだ。みんな私利私欲で動いている。それは米国とて同じ。儲からなくなれなさっさと国を捨て、中国でもインドでもどこでも移動する。それが経済のグローバル化、多国籍企業化であり、見捨てられた祖国は産業空洞化と少子高齢化で国全体がシャッター街と化す。本当は、そんな多国籍企業の横暴には、労働者・国民も国境を越えた団結で対抗しなければならないのに、そうさせない為に、支配層は日本でも韓国・中国でも領土問題を煽っているのだ。原発の放射能で福島を人の住めない土地にされても抗議一つしない奴らに、尖閣や竹島の問題で愛国者ヅラする資格なぞあるか!
南米エクアドル沖の太平洋に浮かぶガラパゴス諸島には、イグアナなどの絶滅危惧種が、周囲の生物進化から取り残される形で残っている。日本もその様に、世界の変化とは隔絶されて、戦前どころか「生類憐みの令」さながらの政治が行われ、国民が恰もそれを「日本の伝統に沿った人権・民主主義・法の支配」として受け入れるのだろうか。
もうアホらしくてやってられるか!何でこんなクソ自民やクソ維新、クソワタミのような奴らの為に、犬死にさせられなければならないのか。若し憲法が改悪されて国丸ごとブラック企業になったとしても、俺は最期まで抵抗は諦めないが、万策尽きた場合は、今の北朝鮮難民の様に、マジで「脱日」も考えなければならないかも知れない。「非国民」と呼びたければ勝手に呼べ。俺に言わせれば、何されても言いなり奴隷根性の自民・「維新」や資本のイヌこそよっぽど「非国民」だ。
事態はもう日本脱出を考えなければならない所まで来ている。今度の総選挙の真の争点は原発でもなければTPPでもない。勿論それらの問題も大事だが、日本を核のゴミ捨て場にして恥じない原発推進や、米国・多国籍企業の経済植民地に貶めるTPPも、改憲による国民奴隷化計画が完成してこそ効力を発揮する。その国民奴隷化の企みを阻止できずに、個別の原発やTPPだけに反対しても意味がないだろう。(→続編に続く)
その自民党だが、今や憲法9条だけでなく国民主権や基本的人権まで批判し始めているのを、下記参考記事を始め、色んな所で目の当たりにするようになった。曰く、
・「国民主権、主権在民」という考え方そのものが日本の歴史や伝統にそぐわない。(西田昌司の主張要旨)
・フランス革命や人権宣言で謳われた「人は生まれながらにして自由・平等」という「基本的人権」の考え方も、今の日本にはそぐわない。権利は「人権」ではなく、国家から臣民(天皇の家来)への「恩恵」にしか過ぎず、勤労・納税(やがて兵役も)の義務を果たして初めて主張できるものだ。(片山さつきの主張要旨)
・「憲法は国家権力の暴走・独裁を防ぐ為のもの」とする近代立憲主義の考え方も、日本の歴史・伝統にはそぐわない。「自分の権利ばかり主張して他人の人権を蔑にしてはいけない」という「濫用禁止」や「公共の福祉の為に使用する義務」規定だけでは手ぬるい、もっと国民を縛る条文(古代のハムラビ法典や江戸時代の「生類憐みの令」、明治憲法の様な)に書き換えろ。・・・云々と。
(参考記事)
・自民党の西田昌司と片山さつきが、国民主権と基本的人権を否定してしまいました
http://togetter.com/li/419069
・自民党が公式に国民の基本的人権を否定し、さらに改憲案で日本国憲法第18条「何人も、いかなる奴隷的拘束も受けない」を削除してしまいました
http://togetter.com/li/414355
・自民党のトンデモ改憲原案はもはや「憲法」とは言えない この国にはまともな政党はないのか
http://blogos.com/article/33462/
・【個人の尊重の否定】公民の先生が呆れかえる自民党改憲案の問題点の凄まじさ【立憲主義の否定】
http://togetter.com/li/294854
・日本国憲法と大日本帝国憲法条文比較
http://tamutamu2011.kuronowish.com/kennpoujyoubunnhikaku.htm
これを読んで頭がクラクラしてきた。戦後60年の歴史は一体何だったのか。平和憲法や原爆慰霊碑を作った時の不戦の誓いは、平和と独立、民主主義を求めて安保廃棄・核廃絶・ベトナム反戦・沖縄返還・公害反対・女性解放などを求めて闘ってきた戦後の歴史は、一体何だったのか。こんなナチスドイツや北朝鮮みたいな国にする為だったのか。米国の様な格差社会にする為だったのか。決してそうではない筈だが、結局は我々の力が及ばなかったという他ない。
自民党が戦前回帰で、現憲法を目の仇にしてきたのは別に今に始まった話ではないが、それでも昔は憲法9条だけに攻撃の矛先が絞られていたように思う。70年代なぞは、逆に自民党の方が、共産党の安保・天皇制廃棄を憲法違反だと攻撃していた。それが今はどうだ。共産党をあれほど憲法違反だと詰っていた自民党が、「憲法なぞ守らなくても良い」とする石原都政を支え、今や9条だけでなく国民主権や基本的人権の考え方まで「日本の伝統に反する」と攻撃する所まで来てしまった。そのくせ国民にだけ改憲案で「憲法を守れ」とは、ど厚かましいにも程がある。
我々もそれに対して、自民党が如何に戦前回帰でも、主権在民・戦争放棄・基本的人権尊重の憲法3原理は既に国民に定着し、前述のトンデモ言説なぞ到底今の国民には受け入れられないと、安易に思い込んでしまっていた。特に教育基本法改悪以降は、フランス革命などの人権獲得の歴史を教えず、人権を「虐めを無くそう」等の単なる「お題目」としてのみ捉える教育がなされているのに、そこに全然注意が払われていなかった。
その結果、「権利主張は義務を果たしてから」なぞという片山さつきのトンデモ言説に、全然違和感を感じない国民が増えている事にも鈍感になっていた。この言説が如何にトンデモかは、人権が単に国家からの恩恵ではなく、「人として譲り渡すことが出来ない不可侵の権利」「基本的人権」であり、逆に「自由保持に努めらければならない」とまで謳われているのは何故なのか、「障碍者や失業者は納税・勤労の義務を果たすことが出来ないが、だからといって彼らには人権はないのか」「そもそも、それは彼らの自己責任なのか」考えれば直ぐ分る事なのに。それが分からないから、生活保護バッシングや最低賃金引下げを容認し、毎年3万人以上自殺しても何とも思わない国民が増えたのだ。天皇主権の立場から主権在民や民主主義を否定する西田昌司に至ってはもはや論外だ。
今、自民党や「日本維新の会」は、憲法改正、自衛隊の国防軍化から核武装まで主張するに至っているが、そこまで行ってもまだ、現憲法が保障する自由や人権・平和や民主主義が今後もずっと守られると、能天気に思っている国民の何と多い事か。かくいう私も余り偉そうな事は言えないが、はっきり言って、今度の総選挙で自民や「維新の会」が多数を取れば、簡単に改憲発議がなされ、9条のみならず主権在民や基本的人権まで否定し、「生類憐みの令」の様に「国家が国民を縛る」、凡そ近代憲法とは言えないようなキチガイ改憲案でも、今の状況ではマスコミも体制寄りになっているから、簡単に通ってしまうだろう。
若しそんな事態になれば、日本全体が北朝鮮や中国、ワタミなどのブラック企業の様な社会になり、国民は天皇や米国・財界の奴隷に成り下がってしまうのだ。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国が正式国名)やワタミも口先だけは民主主義や人権や労働者保護を言うが、彼の国や企業にそんな物なぞ存在しない事ぐらい、誰が見ても分かるだろう。
「北朝鮮から日本を守る為に軍隊が必要だ」と改憲論者は言うが、日本を北朝鮮の様にしようとする奴らが、幾らそんな事を言っても全然説得力はない。そもそも、今の自衛隊は専守防衛の「軍隊」ですらない。単なる米国の下請けだ。「北朝鮮から国土を、家族を守る」つもりで、或いは恩給をエサに失業者が釣られて自衛隊に志願しても、イラクやアフガニスタンに飛ばされ、劣化ウラン弾やPTSDに侵され廃人にされてしまうだけだ。米国にはそんな戦争ホームレスが数多くいる事も知らんのか。
もっと言えば、今の政府・財界も本当は国や国民の事なんてコレッポッチも考えていない。それは安倍や野田、石原・橋下もみんな同じだ。みんな私利私欲で動いている。それは米国とて同じ。儲からなくなれなさっさと国を捨て、中国でもインドでもどこでも移動する。それが経済のグローバル化、多国籍企業化であり、見捨てられた祖国は産業空洞化と少子高齢化で国全体がシャッター街と化す。本当は、そんな多国籍企業の横暴には、労働者・国民も国境を越えた団結で対抗しなければならないのに、そうさせない為に、支配層は日本でも韓国・中国でも領土問題を煽っているのだ。原発の放射能で福島を人の住めない土地にされても抗議一つしない奴らに、尖閣や竹島の問題で愛国者ヅラする資格なぞあるか!
南米エクアドル沖の太平洋に浮かぶガラパゴス諸島には、イグアナなどの絶滅危惧種が、周囲の生物進化から取り残される形で残っている。日本もその様に、世界の変化とは隔絶されて、戦前どころか「生類憐みの令」さながらの政治が行われ、国民が恰もそれを「日本の伝統に沿った人権・民主主義・法の支配」として受け入れるのだろうか。
もうアホらしくてやってられるか!何でこんなクソ自民やクソ維新、クソワタミのような奴らの為に、犬死にさせられなければならないのか。若し憲法が改悪されて国丸ごとブラック企業になったとしても、俺は最期まで抵抗は諦めないが、万策尽きた場合は、今の北朝鮮難民の様に、マジで「脱日」も考えなければならないかも知れない。「非国民」と呼びたければ勝手に呼べ。俺に言わせれば、何されても言いなり奴隷根性の自民・「維新」や資本のイヌこそよっぽど「非国民」だ。
事態はもう日本脱出を考えなければならない所まで来ている。今度の総選挙の真の争点は原発でもなければTPPでもない。勿論それらの問題も大事だが、日本を核のゴミ捨て場にして恥じない原発推進や、米国・多国籍企業の経済植民地に貶めるTPPも、改憲による国民奴隷化計画が完成してこそ効力を発揮する。その国民奴隷化の企みを阻止できずに、個別の原発やTPPだけに反対しても意味がないだろう。(→続編に続く)
・最低賃金廃止、橋下氏「雇用狙い」 維新公約に波紋(朝日新聞デジタル)
日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は30日、維新の政権公約「骨太2013~2016」に盛り込んだ「最低賃金制の廃止」について、雇用の創出が狙いだと説明。「ハードルを課せば、最低賃金を出せない企業や、本当ならあと2、3人雇えるのに1人しか雇えないという企業もある。できるかぎり多くの雇用を生み出したい」と述べた。市役所で報道陣に語った。
一方で、収入が一定水準を下回る人については、所得税を免除し、逆に国が一定額を給付する「負の所得税」の考え方を導入し、国が最低限の収入を保障する考えを表明。最低限の収入の水準については「専門家が意見を出して制度設計する話。今の段階で出せない」として明示せず、「今の生活保護の支給基準は高すぎるところがある。負の所得税的な考え方では、水準は下がる」とも述べた。
ネット上では、維新が公約に明記した「最低賃金制の廃止」について書き込みが相次いでいる。「労働する国民を奴隷化するものだ」「望むのは財界だけだろう」との批判の一方、「反対が出るだろうが、一石を投じるのは悪くない」と理解を示すものもある。(以上引用)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121130-00000023-asahi-pol
何が「一石を投じるのは悪くない」か。日本の最低賃金が、先進国の中では最低ランクの、開発途上国並みの低賃金である事は、公式統計でも明らかだ。時給7~800円かそこらの今の最賃でも、フルタイムで働いても月収11万円前後にしかならないのに。これでは、単身者でも毎日どうにか食っていけるかどうかのレベルで、とても服も買えないし家賃も払えない。病気になっても医者にもかかれず、正に「金の切れ目が命の切れ目」となる。これがまともな生活かどうか、それを更に引き下げたらどうなるか位、わざわざ「派遣村」やネットカフェ難民の例を持ち出さなくても、普通に考えたら分かるだろう。
「労働する国民を奴隷化するもの」以外の何物でもない。「望むのは財界だけ」だ。そんな暴論を、「一石を投じるのは悪くない」なぞと言って、如何にも「まともな言論」であるかのように取り繕うのは、「為にする言説」でしかない。「虐められるのは虐められる方も悪い」と言って、虐めやパワーハラスメントを免罪するのと同じ屁理屈だ。
「負の所得税」も、「先に引下げありき」の議論の中では、せいぜい「生かさず殺さず」の奴隷雇用を誤魔化す煙幕にしかならない。第一、企業の賃下げ分を何故納税者が負担しなければならないのか。そんな事より、大企業にはきちんと労基法を守らせ、中小企業には下請け単価保障などでそれを可能にする環境整備を図る方が、よっぽど大事だろう。
そもそも、維新や自民などが公務員賃金や生活保護受給額の引き下げを持ち出してきた時に、「それらは最低賃金や民間給与水準とも連動している」「それらの引き下げに賛同するのは、自分で自分の首を絞める以外の何物でもない」と、このブログでも何度も口を酸っぱくして言って来た筈だ。それを今頃になって気付く事自体が、余りにも遅きに失した感ありだが、その上にまだこんな「一石投じ」が云々と、いけしゃあしゃあとよくも書けたものだ。
・維新公約、最低賃金廃止を撤回 「改革」に変更(東京新聞、共同)
日本維新の会が、衆院選公約に掲げた「最低賃金制の廃止」を撤回し「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」との文言に変更していたことが4日分かった。民主、公明など他党からの「格差拡大の政策」(野田佳彦首相)との批判をかわすためとみられる。日本維新の会はこの変更に関し、正式な広報や公的な説明の機会は設けていない。
日本維新の会政調会長の浅田均大阪府議会議長は4日、記者団の質問に答え「見直しではない。誤解がないよう表現を変えただけ」と強調。現在の最低賃金制度については「高止まりしており、なんとかしないといけない」と抜本的改革が必要との認識をあらためて示した。(以上引用)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012120401001926.html
維新のこの暴論に対しては、流石に従来の支持者からも批判が噴出しているので、言い回しを変えて取り繕うとしているようだが、本質は何も変わっていない。「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」と言い換えた所で、最初から資力が全然違う労働者と資本家を、同じスタートラインに立たせて競争させても、結果は最初から見えている。
若し勝ち残る労働者がいたとしても、百人中一人いるかいないかだろう。残りの99人が奴隷となるしかない「出来レース」を、とても自由で公平な競争とは看做せない事も、少し考えれば分かる事だ。百人分の椅子が要るなら百人分用意させれば済む事だ。年収1千万や1億の資産家にそれが出来ない訳がないだろう。それをわざわざ、百人中の一人に這い上がろう仕向けようとする、これも「為にする言説」でしかない。
この「最賃引き下げ、見直し」公約と言い、その前の「じゃんけんで候補者選べばよい」「(有権者をペテンにかける)実行力さえあれば政策なんて二の次」「原発は勝手に消えてなくなる(フェードアウト)まで放ったらかし」発言にしても、もう維新は有権者を舐めているとしか思えない。そんな維新を未だに持ち上げるマスコミや支持者も、もうマインドコントロールにかかっているとしか思えないのだが、流石にここまで出鱈目では、仮に政権取ったとしても、早晩手酷いしっぺ返しを国民から蒙る事になるだろう。但し、国民がそれまで持ち堪える事が出来ればの話だが。
しかし、何故この様な出鱈目な言説が受け入れられてしまうのか。その一つが「頑張った人に報いる」という言い回しではないか。
実際に駅前で街頭宣伝中の維新府議にこの問題をぶつけてみた所、帰ってきたのが「最賃引き下げではなく、頑張った人にお給料はずもうという事です」という返事だった。つまり「頑張った人にはちゃんと報いますよ」という言い回しだ。こう言われると、「最低賃金引下げ」に反対の人でも、何となく「そうも言えるかも」と思ってしまうだろう。
時給900円では2人しか雇えないが、600円まで引き下げると3人雇え、300円まで引き下げると6人雇える。それで時給600円や300円で実際食えるかどうかは関係ない。でも「頑張った人には」云々と言われると、自分なりに頑張っていると思っている人や、「頑張っていない人」呼ばわりされたくない人は、コロッと騙される。
実は、法律の盲点をつき人権無視の過労死に労働者を追いやるワタミのようなブラック企業を、「頑張っている経営者」と言い包めているだけなのだが。
本当は時給900円ではなく最低でも千円以上の、まともに生活していける賃金を要求しなければならない。金は天下の回り物。富裕層だけが溜め込んでもロクな物に使わない。赤字新幹線や軍備に使われるだけだ。この前の中央道笹子トンネルの崩落事故も、ゼネコンだけが潤う新規の巨大プロジェクトにばかり金が回され、直接儲けを生まない保守点検や安全対策が等閑にされたからだろう。そんな赤字新幹線や軍備に金を回すより、一部の「ズルして儲けた人」だけでなく「みんな」が潤うようにすれば、よっぽど金が活きるし経済も活性化する。
日本維新の会代表代行の橋下徹大阪市長は30日、維新の政権公約「骨太2013~2016」に盛り込んだ「最低賃金制の廃止」について、雇用の創出が狙いだと説明。「ハードルを課せば、最低賃金を出せない企業や、本当ならあと2、3人雇えるのに1人しか雇えないという企業もある。できるかぎり多くの雇用を生み出したい」と述べた。市役所で報道陣に語った。
一方で、収入が一定水準を下回る人については、所得税を免除し、逆に国が一定額を給付する「負の所得税」の考え方を導入し、国が最低限の収入を保障する考えを表明。最低限の収入の水準については「専門家が意見を出して制度設計する話。今の段階で出せない」として明示せず、「今の生活保護の支給基準は高すぎるところがある。負の所得税的な考え方では、水準は下がる」とも述べた。
ネット上では、維新が公約に明記した「最低賃金制の廃止」について書き込みが相次いでいる。「労働する国民を奴隷化するものだ」「望むのは財界だけだろう」との批判の一方、「反対が出るだろうが、一石を投じるのは悪くない」と理解を示すものもある。(以上引用)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121130-00000023-asahi-pol
何が「一石を投じるのは悪くない」か。日本の最低賃金が、先進国の中では最低ランクの、開発途上国並みの低賃金である事は、公式統計でも明らかだ。時給7~800円かそこらの今の最賃でも、フルタイムで働いても月収11万円前後にしかならないのに。これでは、単身者でも毎日どうにか食っていけるかどうかのレベルで、とても服も買えないし家賃も払えない。病気になっても医者にもかかれず、正に「金の切れ目が命の切れ目」となる。これがまともな生活かどうか、それを更に引き下げたらどうなるか位、わざわざ「派遣村」やネットカフェ難民の例を持ち出さなくても、普通に考えたら分かるだろう。
「労働する国民を奴隷化するもの」以外の何物でもない。「望むのは財界だけ」だ。そんな暴論を、「一石を投じるのは悪くない」なぞと言って、如何にも「まともな言論」であるかのように取り繕うのは、「為にする言説」でしかない。「虐められるのは虐められる方も悪い」と言って、虐めやパワーハラスメントを免罪するのと同じ屁理屈だ。
「負の所得税」も、「先に引下げありき」の議論の中では、せいぜい「生かさず殺さず」の奴隷雇用を誤魔化す煙幕にしかならない。第一、企業の賃下げ分を何故納税者が負担しなければならないのか。そんな事より、大企業にはきちんと労基法を守らせ、中小企業には下請け単価保障などでそれを可能にする環境整備を図る方が、よっぽど大事だろう。
そもそも、維新や自民などが公務員賃金や生活保護受給額の引き下げを持ち出してきた時に、「それらは最低賃金や民間給与水準とも連動している」「それらの引き下げに賛同するのは、自分で自分の首を絞める以外の何物でもない」と、このブログでも何度も口を酸っぱくして言って来た筈だ。それを今頃になって気付く事自体が、余りにも遅きに失した感ありだが、その上にまだこんな「一石投じ」が云々と、いけしゃあしゃあとよくも書けたものだ。
・維新公約、最低賃金廃止を撤回 「改革」に変更(東京新聞、共同)
日本維新の会が、衆院選公約に掲げた「最低賃金制の廃止」を撤回し「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」との文言に変更していたことが4日分かった。民主、公明など他党からの「格差拡大の政策」(野田佳彦首相)との批判をかわすためとみられる。日本維新の会はこの変更に関し、正式な広報や公的な説明の機会は設けていない。
日本維新の会政調会長の浅田均大阪府議会議長は4日、記者団の質問に答え「見直しではない。誤解がないよう表現を変えただけ」と強調。現在の最低賃金制度については「高止まりしており、なんとかしないといけない」と抜本的改革が必要との認識をあらためて示した。(以上引用)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012120401001926.html
維新のこの暴論に対しては、流石に従来の支持者からも批判が噴出しているので、言い回しを変えて取り繕うとしているようだが、本質は何も変わっていない。「市場メカニズムを重視した最低賃金制度への改革」と言い換えた所で、最初から資力が全然違う労働者と資本家を、同じスタートラインに立たせて競争させても、結果は最初から見えている。
若し勝ち残る労働者がいたとしても、百人中一人いるかいないかだろう。残りの99人が奴隷となるしかない「出来レース」を、とても自由で公平な競争とは看做せない事も、少し考えれば分かる事だ。百人分の椅子が要るなら百人分用意させれば済む事だ。年収1千万や1億の資産家にそれが出来ない訳がないだろう。それをわざわざ、百人中の一人に這い上がろう仕向けようとする、これも「為にする言説」でしかない。
この「最賃引き下げ、見直し」公約と言い、その前の「じゃんけんで候補者選べばよい」「(有権者をペテンにかける)実行力さえあれば政策なんて二の次」「原発は勝手に消えてなくなる(フェードアウト)まで放ったらかし」発言にしても、もう維新は有権者を舐めているとしか思えない。そんな維新を未だに持ち上げるマスコミや支持者も、もうマインドコントロールにかかっているとしか思えないのだが、流石にここまで出鱈目では、仮に政権取ったとしても、早晩手酷いしっぺ返しを国民から蒙る事になるだろう。但し、国民がそれまで持ち堪える事が出来ればの話だが。
しかし、何故この様な出鱈目な言説が受け入れられてしまうのか。その一つが「頑張った人に報いる」という言い回しではないか。
実際に駅前で街頭宣伝中の維新府議にこの問題をぶつけてみた所、帰ってきたのが「最賃引き下げではなく、頑張った人にお給料はずもうという事です」という返事だった。つまり「頑張った人にはちゃんと報いますよ」という言い回しだ。こう言われると、「最低賃金引下げ」に反対の人でも、何となく「そうも言えるかも」と思ってしまうだろう。
時給900円では2人しか雇えないが、600円まで引き下げると3人雇え、300円まで引き下げると6人雇える。それで時給600円や300円で実際食えるかどうかは関係ない。でも「頑張った人には」云々と言われると、自分なりに頑張っていると思っている人や、「頑張っていない人」呼ばわりされたくない人は、コロッと騙される。
実は、法律の盲点をつき人権無視の過労死に労働者を追いやるワタミのようなブラック企業を、「頑張っている経営者」と言い包めているだけなのだが。
本当は時給900円ではなく最低でも千円以上の、まともに生活していける賃金を要求しなければならない。金は天下の回り物。富裕層だけが溜め込んでもロクな物に使わない。赤字新幹線や軍備に使われるだけだ。この前の中央道笹子トンネルの崩落事故も、ゼネコンだけが潤う新規の巨大プロジェクトにばかり金が回され、直接儲けを生まない保守点検や安全対策が等閑にされたからだろう。そんな赤字新幹線や軍備に金を回すより、一部の「ズルして儲けた人」だけでなく「みんな」が潤うようにすれば、よっぽど金が活きるし経済も活性化する。
「環境整えば再稼働も」「フェードアウトは変えず」「結果としてできない場合もある」「単なる議論のたたき台で公約ではない」???http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121202-00000023-jij-pol橋下は原発を一体どうしたいのか?再稼働容認隠しに四苦八苦。 (12月02日のmixiでの呟き)
もうこんな有権者を舐めきったアホには付き合ってられんわ。そうかと言うて、無視したらまた何をしでかすか分からんから、仕方なしに監視だけは続けるけど、もうこんなアホ、相手にするだけ疲れるわ。
こんなアホが、何で未だに政治家やマスコミからチヤホヤされるのか、わてには全然分かれへん。ただ、このアホ、頭も心も空っぽやけど、欲ボケでハッタリかますのだけは上手いから、みんな藁をもすがりたい気分でこんなヤツに靡くんやろうけど、そんなん、わてに言わしたらもう、「アホが見るブタのケツ」としか言いようがおまへんで。
石原のジジイも、よりによって何でこんなアホに引き寄せられたんやろか。石原も似た者同士やから、橋下のハッタリにはとっくに気付いている筈やのに。そうか、二人とも有権者を舐めきっているから、嘘やハッタリでどないでもなると思うてんねや。人をバカにしとるわ。
いや、橋下やから「ブタのケツ」やなしに「ハシのケツ」やな。今頃になってこんな昔のギャグ思い出すとは思わなんだわ。もう、こんなヤツ、アホらしいてまともに批判する気にもならへんから、替え歌でちょっとおちょくってみたった。メチャメチャ適当な替え歌になってしまったけど。まあ聞いてみて。
アホが見るブタのケツ 嘉門達夫
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
こんな事言いだすアホ どこの国にもおれへんで
誰を選挙に出すん?どんな政策で行くん?
えいやあでジャンケンで決めたらええんや!
入試も面接も成績や人柄やなく全部ジャンケンで
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
宝くじや丁半博打や占いじゃあるまいに
そんないい加減なやり方で議員選ぶ為に俺らの税金使うな
いや「選挙は政策で選ぶんちゃう、実行力で選ぶんや」と?
そんなモン実行力でも何でもない ただのハッタリやないか
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そもそもコイツのデタラメは 今に始まった事やない
初めて選挙に出てきた時から胡散臭かった
笑顔で大阪とかそんなんばっかし言うときながら
当選した途端に福祉も教育もなで斬りに
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そのくせ不便なWTCに強引に府庁を移そうと
震度3で水道もエレベーターも止まるビル作って
特別顧問一杯増やし ロクでもない人物区長にして
財政赤字逆に増やして それを黒字に見せかけて
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
自分の言いなりにならんヤツはみな悪者に
ストーカーまがいの隠し撮りまでしてリストラ断行
入れ墨調査に思想調査 ぐるみ選挙の罪まで組合にかぶせて
捏造がばれても謝りもせん これじゃあ警察も冤罪し放題
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
福島の事故の前まで 原発の事なぞ何も言わなかったくせに
事故が起こってから急に「脱原発」「こんな統治はない」とか言いだして
そのくせ 脱原発デモなぞしても無駄や 脱原発は俺様だけの専売特許や
俺を支持するヤツだけが民意やと まるで北朝鮮みたいな事まで言いだして
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そんなアホでもハッタリだけは上手いから 同じハッタリ仲間の石原が
小異を捨てて大同につく、第三極を作るとハシのケツについたは良いが
代表のくせに自党の公約も知らず、原発フェードアウトの意味も分からず
勝手に公約書き直させたと口から出まかせ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
口から出まかせ言う方も言う方やけど 曖昧な言葉で煙に巻く方も巻く方や
そもそもフェードアウトって何やねん 芝居なんかで舞台が暗転する事やろが
あんたら芝居の観客ちゃうで政治家やろが それを何を他人事みたいに無責任な
あんたらには国民の事なぞ ハナから眼中に無いんやろう
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そんな無責任なあんたらが 演技だけは一人前
やれ大阪都やの尖閣買取りやのと騒ぎ立て
せやけどな いくらそういう風に誤魔化して
府や市をなくして 島買い取っても
やる人間がこうもデタラメでは全く無意味
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
オノレらはデタラメばかりしくさって
他人にばかり愛国心だの教育再生などと偉そうに
地下鉄の助役を煙草吸っただけで処分しといて
身内の議員が車で人を跳ねても知らん顔かよ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
俺を差別したと週刊紙に詫びまで入れさせながら
身内区長の差別論文はHPから削除だけで済ますんか
他人には厳しく自分には甘い ダブルスタンダード
それでもマスコミはチヤホヤ それに騙される有権者
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
もうこんな有権者を舐めきったアホには付き合ってられんわ。そうかと言うて、無視したらまた何をしでかすか分からんから、仕方なしに監視だけは続けるけど、もうこんなアホ、相手にするだけ疲れるわ。
こんなアホが、何で未だに政治家やマスコミからチヤホヤされるのか、わてには全然分かれへん。ただ、このアホ、頭も心も空っぽやけど、欲ボケでハッタリかますのだけは上手いから、みんな藁をもすがりたい気分でこんなヤツに靡くんやろうけど、そんなん、わてに言わしたらもう、「アホが見るブタのケツ」としか言いようがおまへんで。
石原のジジイも、よりによって何でこんなアホに引き寄せられたんやろか。石原も似た者同士やから、橋下のハッタリにはとっくに気付いている筈やのに。そうか、二人とも有権者を舐めきっているから、嘘やハッタリでどないでもなると思うてんねや。人をバカにしとるわ。
いや、橋下やから「ブタのケツ」やなしに「ハシのケツ」やな。今頃になってこんな昔のギャグ思い出すとは思わなんだわ。もう、こんなヤツ、アホらしいてまともに批判する気にもならへんから、替え歌でちょっとおちょくってみたった。メチャメチャ適当な替え歌になってしまったけど。まあ聞いてみて。
アホが見るブタのケツ 嘉門達夫
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
こんな事言いだすアホ どこの国にもおれへんで
誰を選挙に出すん?どんな政策で行くん?
えいやあでジャンケンで決めたらええんや!
入試も面接も成績や人柄やなく全部ジャンケンで
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
宝くじや丁半博打や占いじゃあるまいに
そんないい加減なやり方で議員選ぶ為に俺らの税金使うな
いや「選挙は政策で選ぶんちゃう、実行力で選ぶんや」と?
そんなモン実行力でも何でもない ただのハッタリやないか
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そもそもコイツのデタラメは 今に始まった事やない
初めて選挙に出てきた時から胡散臭かった
笑顔で大阪とかそんなんばっかし言うときながら
当選した途端に福祉も教育もなで斬りに
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そのくせ不便なWTCに強引に府庁を移そうと
震度3で水道もエレベーターも止まるビル作って
特別顧問一杯増やし ロクでもない人物区長にして
財政赤字逆に増やして それを黒字に見せかけて
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
自分の言いなりにならんヤツはみな悪者に
ストーカーまがいの隠し撮りまでしてリストラ断行
入れ墨調査に思想調査 ぐるみ選挙の罪まで組合にかぶせて
捏造がばれても謝りもせん これじゃあ警察も冤罪し放題
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
福島の事故の前まで 原発の事なぞ何も言わなかったくせに
事故が起こってから急に「脱原発」「こんな統治はない」とか言いだして
そのくせ 脱原発デモなぞしても無駄や 脱原発は俺様だけの専売特許や
俺を支持するヤツだけが民意やと まるで北朝鮮みたいな事まで言いだして
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そんなアホでもハッタリだけは上手いから 同じハッタリ仲間の石原が
小異を捨てて大同につく、第三極を作るとハシのケツについたは良いが
代表のくせに自党の公約も知らず、原発フェードアウトの意味も分からず
勝手に公約書き直させたと口から出まかせ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
口から出まかせ言う方も言う方やけど 曖昧な言葉で煙に巻く方も巻く方や
そもそもフェードアウトって何やねん 芝居なんかで舞台が暗転する事やろが
あんたら芝居の観客ちゃうで政治家やろが それを何を他人事みたいに無責任な
あんたらには国民の事なぞ ハナから眼中に無いんやろう
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
そんな無責任なあんたらが 演技だけは一人前
やれ大阪都やの尖閣買取りやのと騒ぎ立て
せやけどな いくらそういう風に誤魔化して
府や市をなくして 島買い取っても
やる人間がこうもデタラメでは全く無意味
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
オノレらはデタラメばかりしくさって
他人にばかり愛国心だの教育再生などと偉そうに
地下鉄の助役を煙草吸っただけで処分しといて
身内の議員が車で人を跳ねても知らん顔かよ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
俺を差別したと週刊紙に詫びまで入れさせながら
身内区長の差別論文はHPから削除だけで済ますんか
他人には厳しく自分には甘い ダブルスタンダード
それでもマスコミはチヤホヤ それに騙される有権者
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
アホが見るハシのケツ アホが見るハシのケツ
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