アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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総裁選よりも台風の方が気がかりだ

2024年08月29日 20時27分28秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
台風10号が遂に九州に上陸。東に進路を変え、近畿地方も明日以降は暴風域に。但し、台風の進行速度が遅く、進行方向も定まらないので、進路予想は困難を極めている様子。上陸前の台風は中心気圧が930ヘクトパスカルと超大型で、素人目にも大変だと身構えていたが、夕方には980ヘクトパスカルまで戻していた。
 
これならとりあえず停電の恐れはなさそうだ。エアコンと冷蔵庫も何とか無事に稼働しそうだ。自宅で熱中症になったり冷蔵庫内の食品が腐って食べる物もなくなる最悪の事態はどうやら避けれそうだ。但し、今回は台風の周辺部で突然の竜巻に見舞われる事もあるようだ。先程も宮崎で竜巻の被害が発生したとニュースで報じていた。そうなればエアコンも冷蔵庫も無事では済まない。もし、これらが故障してしまったら、たちまち現代の生活は成り立たなくなる。
 


今住んでいるワンルームは大阪市住之江区にあるマンションの2階にあるので、一応は浸水の可能性は低い。それに、周囲は工場の壁に囲まれているので暴風被害に遭う可能性も低い。その分、陽が差し込まず日中も照明を付けなければならないが、そのせいで逆に暑さを凌ぐ事も出来、夏は大いに助かっている。
 
それでも海岸沿いの浸水常襲地帯に住んでいる事には変わりない。大和川が氾濫したり、海から木津川・住吉川づたいに高潮が逆流して来たら、もう逃げ場所がない。いざとなれば、下手に避難所に避難するより、マンションの3階以上のフロアに逃げる方が賢明だ。
 
今日、会社から昼食用の食糧を確保しておくよう指示があった。台風の影響で最悪、社内食堂が営業停止になる可能性があるからだ。そこで私も、通常の朝食用のパンとは別に、昼食用のパンも買っておく事にした。保存食にする事も考えたが、やはりそんな物より普段から食べなれている物の方が良い。
 
 
写真右がいつも朝食用に買っている胡桃ロール。左が昼食用に新たに買ったミルクロール。飲料のフルーツティーと、おやつ兼用の塩バナナチップスも一緒に購入。常温でも腐らない物を選んで買った。これだけあれば何とか3日間は持つだろう。これ以外に電子レンジでチンすれば食べられるパックご飯も4食分ある。
 
後は通勤の足の確保だ。私の職場は食品を扱う物流センターで、ライフライン確保が至上命題。その為に、公共交通機関が止まっても、自転車で出勤出来るようにレインコートを買った。
 
 
たとえスーパーやコンビニの店舗が休業しても、物流の要となるセンターは休業出来ない。納品は通常通りある。当然、台風の影響による納品の遅延や未入荷もあり得る。それに店の休業、出荷停止に伴う商品の保管スペース確保も必要だ。世間の人の中には「店が休業だから普段より楽だろう」と思う人もいるかも知れないが、実際は逆だ。イレギュラー対応で大混乱するのが常なのだ。
 
幾らマスコミがニュースで「台風に備えろ」と叫んでも、個人で出来る事には限りがある。私も、これ以外に出来る事はもう後、懐中電灯と携帯の電源確保ぐらいだ。仕事も大事だが、一番優先すべきはやはり自分の命だ。マスコミは相変わらず自民党総裁選のニュースを流している。「ライフラインを守る我々がいなければ、米の確保も出来ない癖に、国民生活そっちのけで、偉そうに上から目線で天下国家を論じるな!」と言いたい。
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米が手に入らない!

2024年08月24日 14時50分54秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
 
宅配便のコールセンターと全然繋がらない。私はいつも宅配便のパック米を購入している。一番安い国産銘柄米で200gのパックが36食分入った段ボールを2880円でいつも買っている。1食当たりに換算すると80円。スーパーで売っている米と比べたら値段は若干高いが、電子レンジで温めてすぐ食べれるし、他のパック米のようなカルキ臭がないので重宝している。毎月必ず1ケースずつ注文する事にしている。
 
ところが今月は数日前から宅配便のコールセンターに注文しても全然繋がらない。いつも電話が混み合っている。今までこんな事はなかった。もう段ボールには5食分しか残っていない。今までは夕方に電話して繋がらなかった。今日は公休日なので朝一番にコールセンターに電話してみたが、営業開始からまだ数分しか経っていないのに、それでも全く繋がらない。
 
それにしても何故こうもお米が品薄なのか?今年は1993年の平成米騒動の時のような冷夏でもなければ不作でもない。当時はフィリピン・ピナツボ山の大噴火による火山灰で日照が遮られ、各地で異常気象が頻発。記録的な不作で店頭から一斉に米が消えた。しかし、今年は猛暑に見舞われこそすれ、冷夏とは程遠い。コメの作況指数も1993年の74と比べ、今年は101と平年並みだ。余り暑すぎるのも考え物だが、元々米は熱帯性の作物。この程度の暑さで不作になるようでは、日本より暑い東南アジアやインドでは米の栽培なぞ一切出来ない事になる。
 
私は最初、この米不足は、南海トラフ地震臨時情報発出でパニックになった客が、米の買い占めに走ったから起こったのではないかと思った。あの時は、いきなり地震が近い将来起こるかのような報道がされ、私も面食らった。でも、私がいつも買うパック米は、そのままの形ではすぐには食べれない。地震で電子レンジも使えなくなる中で、パック米だけ幾ら買い占めしても意味がない。
 
ネットで米不足の原因について色々調べたが、いずれの回答も決め手に欠けた。
 
①天候不順→前述の理由で承服出来ない。
②不作→同上。
③コロナ禍からの需要回復→なら、もっと早くから品薄になっているはず。
④外国人観光客増加に伴う需要増→外国人観光客が幾ら増えたと言っても日本の総人口に占める割合は数パーセント。従って、その米消費量も日本全体の中では誤差の範囲。
 
となると、もう残る原因はただ一つ。今までの減反政策のツケだ。少子高齢化による人口減で、「今さら農業に投資しても仕方がない。そんな物よりも万博・カジノ・リニア・原発・軍需産業の方がカネになる。米国からもミニマムアクセスの輸入米をもっと買えと発破をかけられる」と、年々、農林業振興予算をずっと削減してきたツケが、この期に及んで遂に露呈したのではないか?
 
「ミニマムアクセス」とは最低輸入量の事だ。1993年のガット・ウルグアイ合意で、米の完全輸入自由化を避ける為に取られた輸入義務化だ。たとえ国内で米が不足していなくても、一定割合の米輸入が義務付けられている。厳密には強制ではなく、あくまで任意での米輸入らしいが。米国や国際大資本の意向には逆らえない日本政府はもう彼らの言いなりだ。
 
今朝、スーパーの米売り場を見て来て、陳列棚がガランドウになっているのに驚いた。普段は宅配便のお米しか買わないので、この惨状に気が付かなかったのだ。でも、よく見ると、隅の方にはまだパック米がいくつか残っている。平成米騒動の時ほど酷い事はなさそうだ。幸い、自宅にもまだ宅配便のパック米が5食分残っている。秋に新米が出揃う頃には米不足は解消されるだろうから、あわてて買い込んだりはせずに、しばらくは様子見でいようと思う。
 
でも、だからと言って、これは決して「取るに足らない話」ではない。御存じの通り、日本の食料自給率は今や38%と、世界各国の中でも最悪の部類に属する。今までの減反、農業切り捨て政策の結果だ。その中で、米だけが、かろうじて自給率100%を達成して来た。その米ですら、端境期になるともう在庫がひっ迫するようになってしまったのだ。昔はこんな事はあり得なかった。今はまだこの程度で済んでいるが、このまま放っておけば、いつかまた米騒動や大飢饉に見舞われる時が来るだろう。
 
そんな国民生活の苦境をよそに、政権与党の自民党は総裁選の「茶番劇」に余念がない。これで、今までの裏金問題も、統一教会との癒着も、全て「帳消し」にしないといけないから、自民党も必死だ。でも、冗談じゃない。こちらは食うのに必死なのだ。裏金と言う既得権益だけを守れればそれで良い自民党とは訳が違う。能登半島地震の被災者の中には、いまだに避難所や全半壊した自宅で、飲み水やトイレにも不自由しながら暮らさなければならない人も、まだ大勢残っている。私利私欲にまみれた自民党には一刻も早く政権から退場願いたい。
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我が内なる自民党を撃て!

2024年08月21日 07時50分00秒 | 統一教会と安倍国葬の是非を問う
 
 
私の勤務先は物流センターで、スーパーやコンビニに卸す商品を毎日仕分けしていますが、最近やり方が変わりました。今までは先着順に仕分けしていたのが、これからはケース物とバラ物に分け、ケース物から先に仕分けする事になりました。
 
仕分けの荷姿が余りにも乱雑で、このままでは荷崩れを起こしかねないので、それを防ぐ為に、荷姿の安定しているケース物から、先に仕分けする事にしたのです。
 
ケース物とは、15ケースジャスト、30ケースジャストのように、ケース単位で入荷・仕分け・出荷する商品の事です。それに対して、バラ物と言うのは、15ケース余り4パック、30ケース余り8パックのように、ケース数+バラ数の形で入荷・仕分け・出荷する商品の事です。
 
バラ物とケース物を比べたら、ケース物の方がはるかに仕分けがやりやすいです。同じ形のケースをそのままカゴ車やカートに積んで出荷すれば良いだけですから。それに引き換え、バラ物を仕分けする際は、端数のバラを入れる空ケースをわざわざ用意しなければならないし、端数のケースを最上段に乗せ替えて、送り先でも納品時に数量検品出来るように出荷しなければなりません。
 
「だから、どうしても仕分けに手間がかかり、ついつい積み方が雑になってしまうのだろう。だったら、手間のかからないケース物から先に仕分けしたらどうか」と言うのが、管理職の考え方です。でも、
 
①バラ物でも、牛乳やヨーグルトのように、重量物で大量に入荷する商品もあります。そんな商品をバラ物だからと言って、仕分けを後回しにして、いつまでも作業場に置きっぱなしにされたら邪魔で仕方がありません。
 
②ケース物とバラ物を厳密に区分けする事は出来ません。ケース物に付随して入って来るバラ物もあるからです。同じ納品業者が同じタイミングで納品する商品群のうち、僅か1、2種類のバラ物を、今までだったら他の大量に入荷するケース物と一緒に仕分け出来たのに、新しいやり方では、わざわざそれだけ仕分けを後回しにして、いつまでも作業場に置いておかなければなりません。そんな事されたら仕分け作業の邪魔になるし、仕分け漏れの原因にもなります。
 
③仕分け商品の積み方がガタガタになるのは、入荷タイミングの悪さだけが原因ではありません。仕分け作業者が、作業の優先順位を考えずに、ただ闇雲に目の前にある商品を仕分けするからです。むしろ、そちらの原因の方が大きいと思います。本当に荷崩れしないように綺麗に商品を仕分けさせたいなら、単にケース物とバラ物を機械的に分けるだけでは意味がありません。実際の商品の荷姿や量を見て、数の多い商品、重たい商品、嵩張る商品から先に仕分けするように、仕分け作業者を指導するのが先決だと思います。
 
でも、仕分け作業者を一から教育するには手間もかかる。作業者の人件費や教育費もバカにならない。だから、安直に、外から派遣社員や外国人留学生を導入し、安い給料でこき使う事になる。しかし、その派遣社員や外国人留学生の人選をするのは、外部の派遣会社や留学生斡旋機関です。受け入れ先の我々に、人選に関与する権利はありません。
 
かくして、毎日違うメンバーが入れ替わり立ち替わり来る事になります。こんな事で仕事のノウハウなぞ引き継げる訳がないでしょう。どんな単純作業でも、上達するには、それなりの場数を踏まなければならないのだから。だから、こんな小手先ばかり取り繕って、やってる感の演出で誤魔化すしかなくなるのです。
 
ここまで書いて閃きました。この「小手先ばかり取り繕って、やってる感の演出」に汲々とする姿こそが、今の自民党総裁選と同じではないか!裏金問題の解明も、統一教会との関係もウヤムヤにしたまま、一部政治家の役職停止や総理退陣、総裁選でお茶を濁す姿と!
 
勿論、被支配者に過ぎない一般国民と政治家とでは、責任の大きさが全然違います。また、同じ政治家でも、政権運営に携わる事の出来ない野党と与党とでも、全然違います。それを「与党も野党も、どっちもどっち」で切り捨ててしまうと、結果的に、今の与党・自民党の裏金政治を追認する事になってしまいます。だから、たとえ自民党と変わらない国民であっても、今の裏金政治を批判する権利は充分にあります。
 
でも、国民も自民党と同じような事を家庭や職場でやっているようでは、自民党を根本的に批判する事は出来ません。少しでも「自民党的な物」から抜け出すようにしないと、結局は「自民党的な物」に絡み取られてしまいます。そうならないようにしなければならないと、最近痛切に感じました。
 
早速、NHKは自民党総裁選候補の一人コバホーク(小林鷹之)を持ち上げ始めています。でも、あいつも所詮は小泉進次郎と同じで、若いだけが取り柄の候補者です。それどころか、安倍晋三直系の改憲論者で、統一教会の広報誌にもたびたび登場しています。そんな候補者でも、見てくれはマシなので、保守界隈では案外人気するかも。石丸伸二と同じで。要警戒です。
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アイフォン15のトラブルようやく解消

2024年08月14日 23時31分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

約1週間ブログ更新が滞ってしまいました。申し訳ない。実はスマホを買い替えた事で新たなトラブルに見舞われ、その対応に追われていました。そのトラブルの内容を今から順を追って説明します。

今まで7年間使っていたスマホが遂に寿命を迎えてしまいました。写真の容量オーバーで撮影も出来なくなりました。別にゲームもやらないのに、写真だけでそんなにギガ数を消費する訳がないと、最初はたかをくくっていましたが、写真も7年分溜まれば相当な量になります。まだ撮影だけでは大したギガ数にはなりませんが、それをブログやライン、X(旧ツイッター)に投稿するとなると、アップロードの際にかなりのギガ数を消費する事になります。

スマホ内の写真をアイクラウド(iCloud)と言う仮想空間に移せば、スマホ内の容量は広げられるのですが、それをする為にはそれなりの容量が必要です。私は既にその容量の確保もままならない状態に陥っていました。もはやアイクラウドに移す事も出来ません。その為に、新たにバージョンアップしたスマホに買い替える事にしました。

新しく買ったスマホは最新型のアイフォン(iPhone)15で、写真の容量だけでも今までの倍ぐらいあります。その分、値段は高くなりますが、背に腹は代えられません。頭金の2万2千円余りと引き換えに、ようやく今まで通りスマホが自由に使えるようになりました。

しかし、これで一件落着と思いきや、そうは問屋が卸しません。また新たな難問が生じる事になりました。今までのスマホのUSBケーブルはAタイプの物でした。パソコンやモバイルバッテリーのケーブルもAタイプだったので、スマホと自由に繋げてデータをダウンロードする事が出来ました。

でも、新たに買ったアイフォン15のUSBケーブルはCタイプなので、パソコンやモバイルバッテリーに繋ぐ事は出来ません。AタイプとCタイプではケーブル差込口の形や大きさが全く異なります。このままではモバイルバッテリーからの充電も、スマホからパソコンに写真を転送する事も出来なくなります。

その為に、近くのドンキでA・C両タイプの差込口に繋ぐ事の出来るUSBケーブルを買う事にしました。モバイルバッテリーの方はそれでスマホと繋ぐ事が出来るようになりました。しかし、問題はパソコンの方です。幾ら繋いでも、「デバイスが応答しなくなっているか、デバイスとの接続が解除されています」というエラーメッセージが出て、スマホの写真をパソコンに取り込めなくなってしまいました。

勿論、スマホから直接ブログのサーバーに送れば、ブログに写真を載せる事は出来ます。でも、1投稿当たりたかだが4枚までの写真しか載せる事の出来ないX(旧ツイッター)とは違い、ブログのサーバーにはもっと多くの写真を送る事が出来ます。一度旅行に出かけたら、旅先で撮影する写真の枚数も数枚では済みません。何十枚もの写真を、Xのように1つ投稿するたびに数枚づつチビチビ送っていたのでは、いつまで経ってもブログを書く事が出来ません。

何とかスマホの写真画像をケーブルでパソコンに送る事は出来ないだろうか?ネットで色々調べて、それに代わる方法も一応見つけ出してはみたものの。余りもの非効率に、全然代わりの方法にはならない事が分かりました。パソコン画面左下のウィンドウズのアイコンをクリックして、フォトからアイフォンを選べば、スマホ内に取り込む写真画像を一応パソコンに表示する事は出来ます。しかし、取り込み完了まで1時間以上もかかり、昔の写真と今の写真がごっちゃで表示されてしまう為に、お目当ての写真にたどり着くまで数時間以上もかかってしまう。これではたどり着けないのと同じです。

そこで、アイフォン15を買った携帯ショップに、本日夕方に再び相談に行き、相談に乗ってもらう事にしましたが、携帯ショップの店員もお手上げ状態。最終的に、携帯メーカーやアイフォン製造元アップルのサポートセンターに協力を仰ぎ、サポートセンター側の職員と私で、スマホやパソコンの画面を遠隔操作で互いに共有しながら、本日夜22時過ぎになって、ようやく写真の画像をブログに載せる事が出来るようになりました。そんな夜遅くまで、私のスマホ・パソコントラブルに対応してくれ、解決に導いてくれたサポートセンタースタッフの方たちには、もう感謝しかありません。以上、取り急ぎご報告まで。

サポートセンター側とスマホやパソコンの画面を共有して、電話でサポセン側から示された赤い矢印の先にあるアイコンを、私がタップして指示通りオン(緑:接続)やオフ(白:切断)に切り替えて、スマホやパソコンの設定を点検・修正して行きました。

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核保有国代表に平和教育の特別補習を受けさせろ

2024年08月07日 20時35分02秒 | 戦争法ではなく平和保障法を
【湯崎英彦広島県知事 挨拶】「核廃絶は遠くに掲げる理想ではない」被爆79年 2024年広島平和記念式典 |2024年8月6日
 
以下は今年8月6日広島原爆慰霊式典での湯崎英彦・広島県知事の挨拶全文です。
 
79回目の8月6日を迎えるにあたり、原爆犠牲者の御霊(みたま)に、広島県民を代表して謹んで哀悼の誠(まこと)を捧げます。そして、今なお、後遺症で苦しんでおられる被爆者や御遺族の方々に、心からお見舞いを申し上げます。
 
原爆投下というこの世に比類無い凄惨な歴史的事実が、私たちの心を深く突き刺すのは、「誰にも二度と同じ苦しみを味わってほしくない」という強い思いにかられた被爆者が、思い出したくもない地獄について紡ぎ出す言葉があるからです。その被爆者を、79年を経た今、私たちはお一人、お一人と失っていき、その最後の言葉を次世代につなげるべく様々な取組を行っています。
 
先般、私は、数多の弥生人の遺骨が発掘されている鳥取県青谷(あおや)上(かみ)寺地(じち)遺跡を訪問する機会を得ました。そこでは、頭蓋骨や腰骨に突き刺さった矢尻など、当時の争いの生々しさを物語る多くの殺傷痕を目の当たりにし、必ずしも平穏ではなかった当時の暮らしに思いを巡らせました。
 
翻って現在も、世界中で戦争は続いています。強い者が勝つ。弱い者は踏みにじられる。現代では、矢尻や刀ではなく、男も女も子供も老人も銃弾で撃ち抜かれ、あるいはミサイルで粉々にされる。国連が作ってきた世界の秩序の守護者たるべき大国が、公然と国際法違反の侵攻や力による現状変更を試みる。それが弥生の過去から続いている現実です。
 
いわゆる現実主義者は、だからこそ、力には力を、と言う。核兵器には、核兵器を。しかし、そこでは、もう一つの現実は意図的に無視されています。人類が発明してかつて使われなかった兵器はない。禁止された化学兵器も引き続き使われている。核兵器も、それが存在する限り必ずいつか再び使われることになるでしょう。
 
私たちは、真の現実主義者にならなければなりません。核廃絶は遠くに掲げる理想ではないのです。今、必死に取り組まなければならない、人類存続に関わる差し迫った現実の問題です。

にもかかわらず、核廃絶に向けた取組には、知的、人的、財政的資源など、あらゆる資源の投下が不十分です。片や、核兵器維持増強や戦略構築のために、昨年だけでも14兆円を超える資金が投資され、何万人ものコンサルタントや軍・行政関係者、また、科学者と技術者が投入されています。
 
現実を直視することのできる世界の皆さん、私たちが行うべきことは、核兵器廃絶を本当に実現するため、資源を思い切って投入することです。想像してください。核兵器維持増強の十分の一の1.4兆円や数千人の専門家を投入すれば、核廃絶も具体的に大きく前進するでしょう。
 
ある沖縄の研究者が、不注意で指の形が変わるほどの水ぶくれの火傷を負い、のたうちまわるような痛みに苦しみながら、放射線を浴びた人などの深い痛みを、自分の痛みと重ね合わせて本当に想像できていたか、と述べていました。誰だか分からないほど顔が火ぶくれしたり、目玉や腸が飛び出したままさまよったりした被爆者の痛みを、私たちは本当に自分の指のひどい火傷と重ね合わせることができているでしょうか。人類が核兵器の存在を漫然と黙認したまま、この痛みや苦しみを私たちに伝えようとしてきた被爆者を一人、また一人と失っていくことに、私は耐えられません。
 
「過ちは繰り返しませぬから」という誓いを、私たちは今一度思い起こすべきではないでしょうか。
 
令和6年8月6日
広島県知事 湯 崎 英 彦 
 
鳥取県の弥生時代の遺跡で、頭蓋骨や腰骨に刺さった矢尻の痕跡を見て、戦争の悲惨さと平和の大切さを身に染みて感じた事。その戦争が今もなお続き、強者が弱者の、大国が小国の生存権を踏みにじっている事に怒りを燃やし。軍備増強や核抑止(核武装)を煽る偽の現実主義者に対して、核廃絶こそ真の現実主義だと喝破。県知事は、それを自分の言葉で、式典に参列した各国代表に語りました。
 
その各国代表の中には、今もパレスチナのガザで学校・病院や難民キャンプを空爆し、大勢の子供を含む民間人を殺戮しているイスラエルの駐日大使もいます。駐日大使は時々目をつむりながら、神妙な顔つきで、県知事の言葉を渋々聞いていたように見受けられました。
 
今年はイスラエルの参加を巡って広島と長崎で対応が分かれました。広島は招致し、長崎は拒否。ウクライナを侵略したロシアの参加を拒否するなら、ガザを侵略したイスラエルも同等に拒否すべきです。勿論、イスラエルのガザ侵攻はハマスによるテロがきっかけですが、そのテロを招いたのも、それまでのイスラエルのパレスチナに対する度重なる侵略・占領が原因です。
 
イスラエルは、今も盛んに過去のナチスによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の犠牲者である事を強調しますが、同じ事をパレスチナ人に対して行っています。別にパレスチナ人がナチスのホロコーストに加担した訳ではないのに。パレスチナ人からすれば、イスラエルこそが現在のナチスです。そんなイスラエルに、原爆慰霊式に参加する資格なぞあろうはずがありません。
 
それでも参加すると言い張るなら、イスラエル代表に平和教育の「特別補習」を受けさせるべきです。式典参加だけでなく原爆資料館もじっくり見学させ、その感想をびっちりノートに書かせて公開させるべきです。そして被爆者やパレスチナの代表とも対話させるべきです。これはイスラエルだけでなく、他の核保有国の代表や、日本の岸田首相にも義務付けるべきです。
 
そうすれば、核保有国が日頃宣伝している「核抑止」の実態がさらけ出され、被爆者や被侵略者から糾弾され、そこで初めて自分たちが世界の中で孤立している事が身に染みて分かるのです。日頃は「非核三原則遵守」を謳う日本政府が、実はどちら側の味方であるかも、そこで初めて国民の前にあらわになります。
 
マスコミも、いまだに能登半島地震の被災者に避難所住まいを強いながら、水泳選手にも大腸菌だらけのセーヌ川での競技を強いるような、偽善に満ちたパリ・オリンピックの中継を垂れ流す暇があるなら、こちらのニュースこそもっと大々的に報道すべきです。今やオリンピックに「平和の祭典」を騙る資格はありません。原爆慰霊式と原水禁大会こそが真の「平和の祭典」です。
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