アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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 詳しくは→こちらを参照の事。
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天皇賞・秋の総括

2022年10月31日 19時36分02秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
天皇賞・秋の馬券買いました。
 
◎⑦イクイノックス
○⑧シャフリヤール
▲⑤ダノンベルーガ
△⑥ジオグリフ
△⑨ジャックドール
注①マリアエレーナ
注④ポタジェ
注⑩ノースブリッジ
 
パンサラッサの逃げで速いペースに。前崩れで差し馬台頭。そこで差し馬の◎○▲と△ジオグリフの出番に。中でも皐月賞・ダービー共に2着で速い上がりの◎イクイを本命に。前残りあるなら金鯱賞1着二千1分57秒2レコード勝ちの△ジャックドール。
 
この◎○▲△5頭でほぼ決まると思うが、波乱あるなら金鯱賞に次ぐ二千1分57秒4で小倉記念勝ちマリアエレーナ、サリオスが千八1分44秒1のレコードで勝った毎日王冠で好走ノースとポタジェ。この注3頭にも◎からワイドで流す。
 
買い目は◎から○▲△の三連複・三連単FM(フォーメーション)を100円ずつ18点と、◎から注へワイド流し400円ずつ3点の計3千円。
 
しかし、同じ3千円でこの馬を買うなら、ワイドを100円減らして、その分、三連複を厚めに買った方が、
三連単FM ¥100×12点=¥1200円
三連複FM ¥200×6点=¥1200
ワイド流し¥200×3点=¥600
で、より多くの配当金を入手出来たかも知れないと、少し反省。競馬には数学的素養(この場合は最小公倍数の知識)が必要だと痛感しました。
 
しかし結果は下記の着順と配当に。
1着◎⑦イクイノックス 1分57秒5(ジャックドールが金鯱賞で出した1分57秒2のレコードより0.3秒遅いだけ!)
2着…③パンサラッサ  1馬身差
3着▲⑤ダノンベルーガ クビ差
4着△⑨ジャックドール 1/2馬身差
5着○⑧シャフリヤール 2馬身差
 
単勝⑦260円、馬連③⑦3330円、馬単⑦③4930円
ワイド③⑦1210円、⑤⑦320円、③⑤2260円
三連複③⑤⑦4400円、三連単⑦③⑤23370円
 
せっかく本命◎が1着に来て、3着から5着までも印の付けた馬が全て来ながら、2着に無印のパンサラッサが来た為に不的中に。
 
 
幾ら逃げ切り至難の東京コースでも3・4角で10馬身以上も引き離されたら(左写真の黄色矢印)。大逃げ打ったパンサラッサが2着確保。逆にその逃げ馬を◎イクイノックスよく捉えた。(右写真、3番パンサラッサ、7番イクイノックス)
 
パンサラッサのGII札幌記念2着はやはり伊達じゃなかった。同馬をヒモで買っていたら、ワイドだけではなく三連複や三連単も全て的中し、万馬券も手に入れる事が出来たのに。
 
このレースで勝ったのは◎イクイノックスだが、それよりも、逃げ馬に不利と言われたこのコースで、2着に踏ん張ったパンサラッサの殊勲の方が、光り輝いて見えました。
 
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菊花賞の総括

2022年10月23日 19時23分00秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
今年の菊花賞は軸不在の大混戦。相対優位のダービー3着馬アスクビクターモアを物差しに、それと同等以上のパフォーマンスを発揮した2勝クラスの距離延長組を抜擢。
 
◎ディナースタ
距離2600メートル洋芝の前2走で、出遅れながらも早めに先団に取り付き圧勝したスタミナを評価。460キロ前後の小柄な馬だが比較的小粒の今年の菊花賞なら穴を開けるかも。(→結果は14着w)
 
○ガイアフォース
ニ走前の国東特別をレコード勝ちした余勢を駆って前走のセントライト記念もアスクビクターモアと同タイム2分11秒8で競り勝つ。500キロ近い馬体から繰り出すパワーを評価。(→同じく8着)
 
▲アスクビクターモア
前述のダービー3着馬で前走セントライト記念も○と同タイム2着。この馬を物差しに他馬を評価。(→1着入線!)
 
△ジャスティンパレス
上記セントライト記念と同距離の前哨戦、神戸新聞杯を◎○より速い2分11秒1の時計で圧勝。(450キロ前後の小柄な馬体は割引)(→3着確保!)
 
△セレシオン
◎と同じ2勝クラスの阿賀野川特別で圧勝。この組は菊花賞でも時々連に絡むので◎と同じパフォーマンスを期待。(→11着w)
 
△ヤマニンゼスト(→6着)
△ボルドグフーシュ(→ハナ差2着!)
前走の神戸新聞杯を◎○より速い時計で前者は2着、後者も3着に好走。但し、この2頭はあくまで2勝クラスの距離延長組が飛んだ時の押さえでしかない。
 
今年はトライアル組の好走よりもむしろ、2勝クラスの距離延長組が穴を開けるのを期待。馬券は◎の単勝300円、複勝400円と、◎○▲ー◎○▲ー◎○▲△の三連複フォーメーション各100円×13通り=1300円の合計2千円で購入。
 
しかし結果は▲△△のタテ目で不的中(前記参照)。1着はダービー3着馬、2着は神戸新聞杯3着馬、3着も神戸新聞杯勝ち馬(過去にGI2着実績有り)と、蓋を開ければトライアル上位馬が4着以下を大きく引き離して入線。
 
思えば、ダービー3着馬の▲アスクビクターモアは勝ち馬ドゥデュースと僅か0.3秒差だったのに対し、ダービー5着馬プラダリアは同じ勝ち馬から0.9秒も引き離されていた。着差こそ2つ違うだけだが、実際はもっと大きな差があったように思う。
 
 
なら、▲を物差しに留めず◎本命に抜擢し、逆に非トライアル組や別路線組の方こそ切るべきだったのかも知れない。下馬評では混戦だの何だのと言われていたが、それでもやはり「腐っても鯛」。伊達にトライアルに位置付けられている訳では無かった。
 
以上、菊花賞の総括でした。今日はお昼ご飯だけでなく晩ご飯も南海難波駅の社員食堂で済ませました。この食堂は南海電鉄の社員以外の方も20円上乗せの一般価格で利用できます。昼は豚肉と大根の煮物のさっぱり煮、晩は鯖の煮付け定食。これで一食470円は安い。これから競馬の日曜日は全てここで済まそうかしらw。
 
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保険証廃止、マイナカードへの一本化に反対する署名に是非ご賛同を!

2022年10月22日 05時08分00秒 | 貧乏人搾取の上に胡坐をかくな
 
現在、全労連(全国労働組合総連合)が標記のネット署名を集めています。私もその趣旨に賛同し、要請署名の全文をこちらに転載します。皆様もこの署名に是非ご賛同をお願いします。てか、そもそもマイナンバーカード自体が胡散臭い代物です(更新の手間ばかりかかり、コロナ給付金申請でも役に立たず、再発行手数料もバカ高い、等々)。単にデジタル化を推進したいだけなら、わざわざマイナカードに一本化しなくても、今の健康保険証にIC機能を付ければ済む話です。
 
【緊急署名】一体誰のため?保険証を廃止して、マイナンバーカードに一本化することに反対する緊急署名 #健康保険証の原則廃止に反対します #マイナンバーカードの義務化に反対します

発信者:全労連(全国労働組合総連合)

署名提出先:河野太郎・デジタル相、加藤勝信・厚労相、寺田稔・総務相

10月13日、河野太郎デジタル大臣が会見し、「健康保険証を24年秋に原則廃止し、マイナンバーカードを事実上義務化」することを発表しました。

 多くの国民がこのようなことを求めている、という話は聞いたことがありません。一体誰のためにこんなことを進めようとしているのでしょうか?

 マイナンバーカードは2016年1月から交付が始まっていますが、普及率はいまだ5割強にとどまっています。

 マイナポイントなどのPRによって一時的に取得者数は増えましたが、制度そのものに対する不安が払拭されたとはいえません。政府はこうした現実に業を煮やして、今回の強引な「事実上の義務化」に踏み切ったのではないかと思われます。

 そしてこの突然に思われる「事実上の義務化」は、カードを持っていない人だけではなく、すでに持っている人にとっても大きな影響があることが予測されています。 

【すでにマイナンバーカードを持っている方へ】

 マイナンバーの目的のひとつに、「金融資産を把握して、医療費負担などに金融資産状況を反映させ、利用者負担を増やす」ことがあります(政府の改革工程表の項目57をご参照下さい

  健康保険証を廃止してマイナンバーカードを義務化した後には、さらに「金融口座のひも付けの義務化」にすすむのではないかと予測されています。

 例えばすでに介護保険では、資産が500万円をこえれば、特養などの自己負担額がアップしていますが、この「個人データのひも付け」により、たとえば「貯金が500万円あったら、後期高齢者の医療窓口負担を重くする」というようなことができるようになります。

 つまり政府は「貯蓄して老後に備えよう」と言っておきながら、貯蓄したらしたで、その分医療・介護にかかる負担を増やそうとしているのです。

 健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化することは、その方向に歩みを進めることになる危険性が非常に高いのです。

 また保険証との一本化によって、カード紛失時のリスクも今まで以上に高まることになります。

【現在マイナンバーカードを持っていない人へ】

 現在マイナンバーカードを持っていない人には、さまざまな事情があります。

「個人情報の保護に不安がある」、「紛失のリスクが恐ろしく高い」、「メリットがないから」、「よくわからない」、「手続きが面倒くさい」、「そもそもマイナンバー制度自体に反対」などなど。

 政府は従来より「多様な幸せの実現ということですからマイナンバーカードを始めデジタルを全く活用しない生活様式を否定しているものではありません」(平井卓也前デジタル大臣 内閣委・総務委連合審査 2021年3月24日)と答弁していましたが、今回の「事実上の義務化」は、その態度を180度変えたことになります。

 大臣が変わったからといって、なんの議論もなくこんなことを勝手に決めてよいのでしょうか?

 また、マイナンバー法第16条の2によれば、「機構は、政令で定めるところにより、住民基本台帳に記録されている者の申請に基づき、その者に係る個人番号カードを発行するものとする」とあります。

 そもそも「申請」を事実上義務化することは、法に反するのです。

 すでにメディアやSNSにおいても、このニュースに対する反対の声が広がっています。私たちはこの声を「署名」という形にして、所轄の大臣に届けたいと思います。

「保険証を廃止して、マイナンバーカードに一本化することに反対」の方は

①この署名にサインをお願いします。

②大臣に伝えたいメッセージをコメントに記入してください。

③この署名の情報をシェアして広めてください。

 みなさんの署名が、コメントが、シェアが、「紙の健康保険証を原則廃止し、マイナンバーカードを事実上義務化」することをストップするための力になります。ぜひみなさんの力を貸してください。

 最後に私たちの元に届いている、現場からの声の代表的なものを紹介したいと思います。

《医療現場からの声》

・現在の健康保険証による資格の確認には、なんの問題もおきていません。それなのに、普及している健康保険証を廃止して、無理やり普及していないマイナカードに置き換えるというのは無駄なのでは?

《患者からの声》

・健康保険証が廃止されたら、マイナンバーカードを持っていないと保険診療を受けられなくなるのでは?

・マイナンバーカードを紛失すると、同時に保険証をも紛失することになるので不安だ。

※全労連はマイナンバー制度反対連絡会に参加しているため、全労連のアカウントを通じてこの署名を呼びかけています。

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情緒的なのは一体どちらか?(追記あり)

2022年10月16日 22時03分20秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
鉄道ファンが地方を滅ぼす…!「もっと早く鉄道を廃止すればよかった」と地方町長も大後悔した「衝撃的な理由」(現代ビジネス)
 
↑こんな与太記事を見つけたのでツイッターで思いっ切り叩いてやった。↓
 
「赤字の鉄道に税金投入するのは無駄。とっととバス転換すべし」と言うが、そのバスも撤退してしまったら一体どうなる。地方の過疎化はもうここまで来ている。
車の運転できないお年寄りや、車も買えなくなった低賃金の非正規労働者は、自宅から一歩も出るなと言うのか?
 
そもそも何故こんな車社会になってしまったのか?政府がゼネコン儲けさせる為に、さして必要もない整備新幹線や高速道路の建設ばかりに金をつぎ込み、在来線の整備を怠って来たからではないか。その壮大な無駄については何も言わず。
 
北陸新幹線建設と引き換えに並行在来線の北陸本線は数社の第三セクターに分割され、逆に移動に余計時間がかかるようになってしまった。新幹線の恩恵に浴する事が出来るのは大都市圏の観光客とビジネスマンだけだ。それ以外の住民は全て切り捨てか?
 
今の車社会も政府が公共交通網の整備を怠りマイカー購入ばかり奨励して来たからだ。そして大店法を廃止し大型店の出店ラッシュを招来。その煽りで駅前商店街は軒並みシャッター街に。鉄道の赤字も元はこの政府のゼネコン・自動車メーカー優遇政策に原因がある。目先の金勘定だけで弱者を切り捨てるな。
 
首都圏から日帰り可!穴場ローカル線の久留里線で夏を感じてきた。 travel.spot-app.jp/kururisen_rio/
こんな素晴らしい路線を赤字だからと言って廃止するのか?ICカードも使えるようにして8:14の後は13:53までない不便な列車ダイヤ(注:下記参照)を改めればまだまだ乗客も増えるのに。何でも目先の金勘定だけで切り捨てるな。
 
 
久留里から先は誰も乗らないと言うが、終点の上総亀山周辺も見所満載じゃないか。亀山湖に濃溝の滝。なのに何故、JR久留里線の乗客が9割も減ったかと言うと、鉄道ダイヤ大削減の一方で房総スカイラインの高速バスばかり増便したからだ。だから途中の名水の里、久留里の城下町も寂れてしまった。
 
別に高速バスを減らせと言っているのではない。マイカーだけでなく公共交通網も拡充すれば、私の様な車難民もそれを乗り継いで、養老渓谷にも行けるし小湊鉄道、いすみ鉄道も乗れるのに。今やSDG’sで環境保護が叫ばれるご時世に、未だに高度成長期のまま資源浪費の車社会に固執。情緒的なのはどちらかw
 
↑ツイッターの投稿はここまで。この与太記事のお陰で、久留里(くるり)線(左上写真)の素晴らしさを初めて知る事が出来ました。今まで千葉県と言えば、銚子電鉄や犬吠埼、鴨川シーワールドしか知りませんでしたが、房総半島の内陸部にも、こんな絶景があるとは思いもよりませんでした。
 
特に小櫃(おびつ)川上流の亀山湖の更に先にある濃溝(のうみぞ)の滝の美しい事!光線の加減で、滝壺の水面に映り込んだ風景が上の実際の風景と重なり、まるでハートのような形になるのにはビックリ!私、本気でここに行きたくなりました。(右上写真)
 
しかも、公共交通網の穴を埋めようと、地元の君津市が民間業者に委託して、デマンドバスやデマンドタクシーも走らせているので、それを上手く使えば久留里線の駅からもアクセスが可能なのだと。君津市の補助があるので、バス料金並みの値段でタクシーにも乗れるのだとか。
 
でも、関西ではまだまだ無名のこの観光地も、首都圏では穴場の絶景スポットとして評判になり、今や週末はどこの宿泊施設も予約で一杯なのだそうです。もう全国旅行支援の予算枠もオーバーしてしまい、クーポンも使えなくなっているのだとか。でも、何とかして行きたいなあ。
 
(追記)
 
今しがた所長に下記のメールを送りました。
 
久留里線の旅の件の続報です。
今さっき千葉県の亀山温泉ホテルに確認したら、11月後半でも土日の予約は無理だが、平日ならOKと確認が取れました。
 
そこで11月のシフト希望を急きょ変更致します。確か5日、19日の土曜日に有休を入れていたと思いますが、19日をキャンセルして24日(木)に変更します。前日の23日(私の通常の公休日)は勤労感謝の日で祝日に当たりますが、翌24日は平日なので1人でも宿泊可能と、ホテルから返事をいただきましたので。
 
当ホテルは平日でも農溝の滝・亀岩の洞窟へのバス送迎サービスもやっているとの事。全国旅行支援の適用申請もホテルの方でやってくれるそうです。
 
洞窟に朝日が差し込みハート型の光になるのは3月の春分の日前後だけなので、秋にはその光景は堪能出来ませんが、それでも光線の加減で幻想的な光景が堪能できるとの事です。
 
おまけに、この季節は紅葉のシーズンなので、JR久留里線も上総亀山行きの便が毎日8便から12便ぐらいに増便されるとの事。当地にはデマンドタクシーもあるので、何とかなるでしょう。
 
やれ「鉄道ファンが日本を滅ぼす」「100円稼ぐのに1万5千円もかかるような路線をバス転換もさせずに残しておくのは無駄」と、ここまで新自由主義者にコケにされたのでは、一鉄道ファンとしても黙って見過ごす訳には行きません!
 
地方交通線の赤字は、新幹線や高速道路にばかり国家予算をつぎ込み、それらの沿線開発にばかり力を注ぎ、在来線への投資や在来線沿線市町村の開発を蔑ろにして、地域の過疎化・高齢化を長年放置して来た政府・財界にこそ責任があるのに。
 
それを事実で証明する旅にします。そういう事で、ギリギリになっての急な有休取得変更となりますが、ご了承下さい。
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赤字額の大小で鉄道の値打ちが決まる訳ではない!

2022年10月14日 23時06分06秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
先日の嵯峨野トロッコ列車について、「行って帰って来るだけなのに片道880円の運賃は高過ぎる」と先日ツイッターで呟きました。それに対し、「車掌が社内で松山千春の歌を熱唱してくれた事を考えると、片道880円でも安い」と反論されました。でも、それでも高過ぎると思うので、比較検討の為に先日、1日乗車券で阪堺電車に乗って来ました。
 
住之江区の自宅から阪堺線我孫子道駅まで自転車で向かい、そこで600円で全線乗り放題の1日乗車券を買いました。そして、我孫子道駅から阪堺電車に乗り、始発ターミナルの上町線天王寺駅前駅に向かいました。まずは天王寺駅前駅を、あべのハルカス17階のファミマや阿倍野歩道橋、同駅ホームなどから撮影。そこから本格的に乗車レポートを始めます。
 
 
阪堺電車の魅力は、何と言っても車窓風景の変化です。阪堺電車は、路面電車でありながら、専用軌道を走る区間が長いのです。その為に、併用軌道から専用軌道へ、そして再び併用軌道へと、車窓が目まぐるしく変化します。沿線も高級住宅街あり、下町エリアありで、街の表情も多種多様です。路面電車なのでスピードは遅いですが、その分、長時間に渡って、多様な車窓風景を楽しむ事が出来ます。
 
 
天王寺駅前駅から松虫駅までは道路上の併用軌道を走ります。併用軌道と言っても分離帯で区画されているので、クルマは軌道内に侵入出来ません。但し、それでも併用軌道なので、時刻表だけでなく交通信号の指示にも従わなければなりません。松虫駅から北畠駅までは道路から分かれて専用軌道を走ります。
 
 
途中の東天下茶屋駅上りホームには馬車軌道の碑が立っていました。この上町線は最初、明治時代に、四天王寺から住吉大社に向かう馬車鉄道として、東天下茶屋駅まで部分開通しました。その記念碑の説明書に添付された昔の地図の中に、飛田や釜ヶ崎などの古い地名を発見した時は、まるで骨董屋で掘り出し物を見つけたみたいで嬉しかったです(右上の写真。飛田・釜ヶ崎の部分に黄色の傍線を引きましたが分かりにくいかも)。
 
 
 
北畠駅から帝塚山4丁目駅までは再び道路上の併用軌道を走ります。併用軌道の停留所は敷石で道路から一段高く作られていますが、他には何も遮るものがないので、誤って走行中の自動車にぶつけられないか少し不安でした。唯一の救いは、道路を挟んだホームの向かいに、停留所の待合室が設置されている事です。これで雨露はなんとかしのげます。天王寺駅前から遠ざかるにつれ、あべのハルカスの姿が徐々に小さくなっていきます。
 
 
帝塚山4丁目駅から住吉駅までは再び専用軌道。途中の神の木駅で南海高野線の上を跨ぎます。阪堺電車と高野線の両方撮影を狙うのは至難の業で、よっぽどタイミングが合わない限り無理みたいです。
 
 
 
住吉駅で上町線と阪堺線が合流。昔は恵美須町行きの阪堺線が本線で、上町線はあくまで支線でした。ところが今や天王寺方面に向かう上町線の方が本線で、阪堺線は完全に支線扱い。ダイヤ本数も、前者が約6分間隔で電車が来るのに対し、後者は20〜40分間隔。深夜帯になるともう1時間に1本しかありません。
 
 
ロータリーの住吉駅も昔はダイヤモンドクロスで、上町線の線路が住吉公園の終点まで伸びていました。今やその住吉公園駅も時間貸し・月極駐車場に変貌し、廃駅舎だけがかろうじて残っています。
 
 
細井川駅からまた専用軌道に戻ります。そのたびに車窓の景色がガラッと変わるので飽きが来ません。それに加えて、住吉大社に住吉公園、潮掛け道に高灯籠まであり、まるで歴史遺産の宝庫です。
 
 
車庫のある我孫子道駅は同時に乗り換え指定駅でもあります。我孫子道止まりの電車に乗ってしまった場合でも、この駅で乗り換えれば2区間分の乗り換え運賃だけで支払いが済みます。我孫子道駅には阪堺電車の本社と車庫があります。乗り換えだけでなく車庫の入れ換えも見る事が出来るので、鉄道ファンにとっては見所満載の駅です。
 
 
以下は、我孫子道駅での車両入れ替え手順です。単に駅を通過するだけの場合は、ホーム先端にある出発信号機の表示を確認するだけです(上2枚の写真)。それに対し、車庫の入出庫の場合は、駅に進入する電車だけでなく、車庫から出て来る電車も、互いに衝突しないよう誘導しなければならないから大変です。電車が本線が通過する時と車庫から入って来る時では、ポイントの向きがガラッと変わります(下2枚の写真)。
 
 
浜寺公園行き電車は我孫子道を過ぎると大和川を渡ります。その大和川の鉄橋と堤防上にある大和川駅も、鉄道ファンにとっては絶好の撮影スポットです。
 
 
 
大和川を渡ると電車は大阪市から堺市に入ります。そして綾之町駅から御陵前駅まで、ひたすら大道筋の併用軌道を走ります。但し、併用軌道と言っても道路とは分離帯で隔てられているので、帝塚山の併用軌道のように自動車が軌道上に進入して来るおそれはありません。それでも併用軌道なので、幾ら横の交通信号が青でも、黄色の矢印が出ていなければ、電車は前には進めません。
 
 
宿院駅の近くには、千利休と与謝野晶子を記念して作られた「利休の杜(もり)」という記念館があります。そこでは一般の観光客も茶道に則った茶菓の接待を受ける事が出来ます。その茶会の名を「立礼呈茶(りゅうれいていちゃ)」と呼びます。しかし、その茶会参加費用の高い事。お茶と小さな和菓子が付いているだけで何と800円もします。幾ら有名な茶道の流儀に則って行われるとしても、阪堺電車の1日乗車券よりも高いのでは…。記念館では私も茶会への参加を勧められましたが、余りの「ボッタくりぶり」に、もうバカらしくなって止めました。
 
それでも昔の宿院駅のジオラマが見れたのは良かったです。昔は宿院から大浜支線が分かれ、大浜海水浴場の方まで延びていました。海水浴場の近くには海水を沸かした「潮湯」という健康ランドがあり、大いに繁盛したそうですが、室戸台風で被災し、戦争を機に閉鎖に追い込まれてしまいました。
 
 
御陵前駅から先は終点の浜寺駅前駅までずっと専用軌道です。路面電車は、商店街や市街地の中を通る時は、土地買収や集客の都合で併用軌道で開通させました。その反対に、周囲に建物が何もなければ、目的地への輸送時間短縮を図る為に、専用軌道で開通させました。その結果、専用軌道と併用軌道が目まぐるしく入れ替わる今の路線が出来たのです。
 
阪堺電車は、船尾駅を出て終点の浜寺駅前駅に向かう途中で、南海本線を跨ぎます。その南海本線を跨ぐ鉄橋の直ぐ前に、何やらホームの跡があります。今はなき海道端という停留所の跡です(路線図の隣の写真)。
 
 
やがて電車は終点の浜寺駅前駅に着きます。終点は頭端式ホームになっており、ホームに折り返しの先発電車が停車している時は、後から来た電車は、手前のホームに止まらなくてはなりません。浜寺駅前の駅舎も年季が入っていました(上2枚の写真)。駅舎の前は道路を挟んで福栄堂という老舗の和菓子屋があります。海側には浜寺公園が広がり、山側には南海本線浜寺公園駅の古い駅舎が立っていました。南海本線では現在、高架工事が進められています。浜寺公園の古い駅舎も、取り壊さず是非、歴史遺産に登録して保存して欲しいです。帰りは向かいの「松露だんご」で有名な福栄堂で「ちん電どら焼き」を買い、トンボ返りで堺トラムに乗って帰りました(下2枚の写真)。
 
それで最初の本題に戻りますが、嵯峨野トロッコ列車よりも阪堺電車の方が、運賃もはるかに安いです。楽しみもはるかに多いです。沿線の見所もはるかに多いです。なのに何故、嵯峨野トロッコ列車は切符がすぐ売り切れるほど盛況なのに、阪堺線は赤字続きなのか?
 
阪堺線内で利用客の減少が著しいのは、南北の末端区間(住吉・恵美須町間と御陵前以南)です。それは先日も実際に電車に乗って分かりました。浜寺公園から御陵前までは数人の乗客しかいませんでした。御陵前あたりからようやく乗客が増え出し、我孫子道を過ぎる頃には座席が埋まり始め、上町線に入ればラッシュ並みの混雑となります。
 
では何故、南北の末端区間の乗客減少が止まらないか?並行して走る南海本線の方に乗客が流れてしまっているからです。浜寺公園から阪堺電車で天王寺に出るには片道50分かかります(その代わり運賃は片道230円)。それが南海だと新今宮でJRに乗り換えても30分余で済みます(同470円)。幾ら運賃が割安でも、20分も余計に時間がかかっていては太刀打ちできるはずがありません。
 
でも、その前に乗った嵯峨野観光鉄道(トロッコ列車)も、並行して走るJR山陰本線の同じ区間と比べ、運賃も時間も約4倍かかります。なのに切符はいつも売り切れ、列車は乗客で一杯。この差は一体どこから来るのか?
 
大きな違いは、トロッコ列車は観光列車に特化している事です。通学客や通勤客は全て並行して走るJRの方に乗ります。そちらの方が早く着くし運賃も安いのだから当然です。その代わりに、保津川沿いの廃線跡を走るトロッコ列車に乗れば、渓谷美を堪能できます。だから観光客が全国から殺到するのです。おまけに全長わずか7.3キロの短い区間に、一編成だけの車両がピストン運行。信号設備も踏切もありません。最小限の経費で利益を上げる事が出来ます。
 
阪堺電車とは鉄道の質が全然異なるのです。下町を走る生活路線の阪堺電車に、嵯峨野観光鉄道と同じ真似が出来る訳がありません。それでも何とかトロッコ列車のノウハウを取り入れる事は出来ないか?私も色々考えてみました。例えば、浜寺公園で音楽ライブを挙行して観光客を集めたらどうか?線路沿いの土手に桜や紅葉を植え、夜はライトアップしてはどうか?恵美須町行きの区間にDMV(デュアル・モード・ビーグル:線路と道路の両方を走行出来る車両)を走らせ、難波まで乗り入れたらどうか?等々。
 
でも、バカらしくなって止めました。幾らそんな事をして、観光客を集めた所で、肝心の一般利用客が増えない事には、赤字は解消されません。それは、猫の駅長やらSL運転やらで増収を図ろうとしている地方ローカル線が、依然として赤字基調から脱却出来ていない事を見ても分かります。猫のタマ駅長で赤字を劇的に減少させたとされる「優等生」の和歌山電鉄ですら、赤字基調からは依然として脱却出来ないでいるのですから。
 
 
その挙句に、銚子電鉄のように、電車も線路もガタガタなまま、駅舎だけ企業広告でケバケバしくしても、根本的な解決には結びつかないのではないでしょうか?(銚子電鉄の木製架線柱とヘロヘロの一本架線、もはや企業広告だらけでどれが本来の駅名か分からない駅名掲示板の惨状を見よ!)
SL運転を最初に始めた大井川鉄道も、乗客が殺到するのはSLだけで、肝心の普通電車はダイヤ大削減で、もはや経営は風前の灯火だと噂されています。勿論、企業努力は必要ですが、今はもうそれだけでは、鉄道の衰退を止める事は出来ない段階に来ていると思います。
 
では、「赤字の阪堺電車は、黒字の嵯峨野観光鉄道より劣っているのか?」と問われれば、私はむしろ逆に、阪堺電車の方に軍配を上げます。それは今までのレポート内容からも明らかです。阪堺電車の方が、はるかに地元住民の役に立っているし、車窓風景も豊かです。嵯峨野観光鉄道が廃止されても困るのは観光客だけで、沿線住民はほとんど困りません。しかし、阪堺電車はそうではありません。だとしたら、行政が支援すべきなのは、一体どちらでしょうか?もはや答えは自ずと明らかではないでしょうか。
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嵯峨野トロッコ列車で潤うのは嵐山の土産物屋だけ

2022年10月09日 08時58分38秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
昨日10月8日(土)に、京都・嵯峨野のトロッコ列車に乗って来ました。この列車には一度乗ってみたいと思いながら、今までなかなか乗れずにいました。乗車券がなかなか手に入らないからです。平日の午前中に駅に行っても乗車券は大抵売り切れ。前売券はネットでしか購入できず。その為にはJR西日本の予約サイトJーWESTに事前登録しなければなりません。ところが、せっかく登録して購入しようとしてもうまくいかず。結局、私はJR大阪駅の窓口で購入する羽目に。
 
そうして、ようやく乗車券も購入してトロッコ列車に乗る事が出来ましたが、正直、期待外れでした。確かに景色は素晴らしかったです。しかし、行って帰って来るだけで終わってしまったのでは、せっかくの景色も魅力半減です。保津峡の廃線跡をそのまま観光鉄道に転用しただけなので増発も出来ず、いつも満員で乗車券もすぐ売り切れ。始発ターミナル駅のトロッコ嵯峨にはゲームコーナーも飲食店も土産物屋も一杯あります。しかし、終着駅のトロッコ亀岡には何もありません。これでは潤うのは嵐山の土産物屋だけではないでしょうか?
 
トロッコ列車とトロッコ嵯峨駅のアミューズメントパーク
 
それに、フリー切符(1日乗車券)の類がないので途中下車も出来ません。途中駅のトロッコ保津峡で下車して、列車や駅、沿線の風景を写真に撮ろうとしても、何も出来ないのです。列車はすぐに出発してしまい、それに乗りそびれたら、次の列車が来るまで1時間も、何もない山間の駅で待っていなければなりません。それを避けようとすれば、もうひたすら列車に乗っているしかありません。
 
終着駅の駅ナカに唯一あるラーメン屋も閉まっていました。幸い私は、帰りの列車は時間をずらして予約していましたから、終着駅で降りて昼食にありつく事は出来ました。駅を出て歩いていたら、おしゃれなパン屋さんに偶然行き当たり、そこで美味しいパンを買う事が出来ました。でも、もしそのパン屋さんを見つける事が出来なかったら、最悪、ご飯抜きで旅行する羽目になっていました。観光列車なのに昼食の確保もままならないようでは、お話になりません。
 
トロッコ嵐山駅(左)とトロッコ保津峡駅(右)。嵐山駅まではトロッコ列車も複線電化の山陰本線を走ります。その後、山陰本線の新線と別れて保津川沿いの旧線を蛇行し、保津川を一度またぎます。新線の方は一気に山をぶち抜いて通っているので、何度も旧線の上をまたぎます。
 
トロッコ亀岡から10分も歩けばJR山陰線馬堀の駅前に出るのに。トロッコ駅前の外の広場には保津峡下りの乗船場や京都サンガスタジアム行きバスが止まっていました。トロッコの乗客の中にはJリーグのサポーターと思しき人もいました。でも、そのバスもJR馬堀駅前には行かず、乗船場やスタジアムに直行です。これでは馬堀駅前の商店街には金は落ちません。亀岡市には保津川下りの観光船や京都サンガのスタジアムもあるのだから、それらをうまく繋げて地元の商店街にも金が落ちるようにしないとダメだと思いました。
 
当日券がすぐに売り切れ、前売券を早めに買わなければトロッコに乗れないのも、廃線跡をそのまま転用する事しか考えていなかったからではないでしょうか。狭い峡谷の単線の廃線跡なので行き違い設備も設置できず。列車増発も出来ず、どの列車もすし詰め状態。これ以上乗客を増やせないのでフリー切符の発行も出来ず。
 
保津川(桂川)は流れが速く、川下りのボートも必死です(左)。トロッコの乗客も手を振ってそれを見送ります。やがてボートは下流の嵐山渡月橋付近の船着き場に。大堰(おおい)川(桂川のもう一つの別名)の名前はこの船着き場の大きな堰(右)に由来するのでしょうか?
 
トロッコの線路をもう少し先に延ばして保津川下りの乗船場や京都サンガスタジアムの前まで乗り入れ、手前の線路もトロッコ嵯峨から渡月橋を渡って阪急嵐山や、昔の愛宕山鉄道の跡を辿って清滝の方まで延ばせば、途中のトロッコ嵯峨やトロッコ亀岡に行き違い設備も設置でき、列車増発も可能になったのではないでしょうか。
 
敢えてきつい言い方をしますが、山陰線の旧線跡をJRからタダで譲り受け、観光用のトロッコを走らせてボロ儲けする事しか考えず、設備投資を怠って来た為に、それが仇となり、列車増発や周遊券発行もままならなくなってしまったのでは?沿線には観光地が多数あり、景色も綺麗なのに。阪急創始者・小林一三が今の窮状を見たらどう思うか。
 
終点のトロッコ亀岡では狸の置物が乗客を出迎えてくれます。その後ろを山陰本線の新線が通っているので、列車撮影には絶好のポイントです。でも駅前には何もありません。駅ナカに唯一あるラーメン屋も閉まっていました。食事をするには徒歩10分のJR馬堀駅前まで出なければなりません。
 
トロッコ亀岡駅構内のラーメン屋も閉まっていた(左上)ので、私は駅を出てJR馬堀駅の方に歩いていき、偶然見つけたおしゃれなパン屋さん(下の地図・写真参照)でようやく昼食のパン(右上)を買う事が出来ました。
 
コロナ禍から抜け出そうと、外国人観光客やカジノ・五輪などの外需に頼りたくなる気持ちも分からなくはないです。しかし、肝心の地元の人たちの懐を温める事をせず、地元商店街の衰退や高齢化による後継者難をずっと放置している限り、観光客も一部の金持ち以外は「ただ行って帰ってくるだけ」の状態に甘んじなければなりません。
 
トロッコ列車の撮影が旅の目的なら、列車には乗らずに、駅の入場券だけ購入して中で撮影するか、駅でレンタサイクルを借りて線路沿いの遊歩道から撮影した方が、よっぽど多くの写真が撮れます。以上、敢えて辛口の批評をしてみました。
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健康年齢通知でまたぞろ高血糖と

2022年10月05日 08時51分15秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 
健保組合から定期検診の結果通知が来ました。但し、いつも来る詳しい結果通知ではありません。生活習慣病予防喚起の為の健康年齢通知です。
 
その通知の中で、またぞろ血糖値が高いと指摘されました。空腹時の血糖値が131mg/dLもあるので、糖尿病の可能性があると(写真のA部分:正常値は100mg/dL以下)。医師の精密検査を受けなさいと。
 
その為に、今までなら実年齢より10歳も若かった健康年齢が、今回はほぼ実年齢相当と診断されてしまいました。
 
実は私、50歳を過ぎてから、度々高血糖だと言われるようになりました。最初は私もびっくりして、精密検査を受けましたが、結果は異常なし。
 
そもそも、酒も煙草もやらず、食事も和風中心で、暴飲暴食もせず、肥満や生活習慣病とは無縁の私が、糖尿病になるはずがありません。
 
仕事も物流センター勤務で、いわゆるガテン系の仕事なので、肥満とは無縁です。その代わりに、腰痛を抱えてしまっていますが。勤務時間も早朝から夕方までで、夜ふかしとは無縁の生活です。
 
定期検診を受診したのは9月10日の14時頃です。この日は昼食、休憩の後、午後の準備作業(作業場でのカゴセット等)を終えて、食事の後1時間半ぐらいしてから受診しました。
 
理想を言えば、定期検診の前日夜から食事を控えなければならないのだとか。でも、実際は作業段取りの関係もあり、なかなかそういう訳には行きません。
 
この9月10日も、昼勤メンバーは15時45分までに受診を終えなければならなかったので、やむなくこの時間に受診したまで。
 
糖尿病についても少し調べてみました。
 
糖尿病は、インスリンの分泌不足により、腎臓の濾過機能が低下し、血液や尿に糖分(ブドウ糖)が漏れ出す病気の事です。
 
糖分の量は食後に増えるので、空腹時に検査しないと正確な血糖値が出ません。私の場合は食後1時間半で受診した為に、一時的に血糖値が高くなった可能性があります。
 
しかし、同時に尿検査でも陽性と診断されており(写真のB部分)、糖尿病の可能性が高くなっています(+ー〜4+が陽性で、今回は2+)。
 
ただ、最近、夜寝ている間にトイレに行く回数が増え、夜尿症かも知れないと、近所のクリニックで検査してもらった事がありました。その時も異常なしと診断されました。
 
どちらにしても、もう少ししたら、詳しい検査結果も送られてくるはずなので、それを見てから再検査を受けるかどうか判断したいと思います。

(追記)

実は、この健康年齢通知のデータは昨年9月のものでした。それが何故1年も経ってから通知が来たのか?謎ですが。「私の早とちりだった。ほらみろ、私が糖尿病になんかなるはずがない」と喜んでいました。

でも喜ぶには早過ぎました。確かに、私は酒も煙草も夜ふかしもしませんが、野菜不足を補う為に、糖分の多い野菜ジュースを多飲していました。コーヒーも朝食時や休憩時に多飲していました。力仕事ゆえ昼食時に食堂のお椀によそうご飯の量も次第に増えていました。必ずしも糖尿病のリスクと無縁ではありませんでした。

たとえ去年のデータであっても、糖尿病の疑いありと指摘されたのは事実です。もう若くはないのですから、これを機に更に健康には気をつけたいと思います。
コメント (4)
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