日曜日はGIレースの菊花賞が開催された京都競馬場に行って来ました。道中の京阪電車の車内は大混雑でした。いつもは200円の入場料も当日は500円に値段が跳ね上がっていました。
競馬場に着いたら、ランチには少し早かったですが、混雑を避ける為に昼食を先に済ます事にしました。ちょうど「陽だまり広場」で「関西ラーメンダービー」が開催されていたので利用券を買いました。ラーメン1杯分のチケット購入に千円も取られてしまいました。
幾つか並んでいる店舗のうちで、あっさり系と思われるラーメンを注文しましたが、肉と貝割れ(?)しか入っていないラーメンで、胡椒も付けてくれませんでした。
前日の土曜日もお昼は近くのスーパーで生ラーメンを買って来て自宅で調理しましたが、ラーメン198円と切落とし焼豚278円、カット葱79円の合計555円、これで2人前だから1人分だと277.5円で済みました。日曜日はその約3.6倍もボッタクられた勘定です。もう競馬場には二度と行かない事にしました。
菊花賞の馬券も競馬場のUMACAで買いました。
◎サトノグランツ
⚪︎ソールオリエンス
▲タスティエーラ
★ドゥレッツァ
△サヴォーナ
△ファントムシーフ
注トップナイフ
注リビアングラスの買い目で、
◎⚪︎▲★の馬連ボックスに500円ずつ6点、◎ー⚪︎▲★ー⚪︎▲★△注の三連複フォーメーションに100円ずつ15点の計4500円の馬券を買いました。
予想の詳しい内容については上記の表を参照して下さい。ここでは、その予想の根拠となる考え方について解説します。
下馬評では当初、皐月賞馬〇ソールオリエンスとダービー馬▲タスティエーラの二強対決だと言われていたが、その他にも前哨戦の神戸新聞杯をレコード勝ちした◎サトノグランツや、条件馬ながら上り最速で4連勝中の★ドゥレッツァも人気を集め、群雄割拠の様相を示していた。おまけに過去の成績も、上記の表を見れば分かるように、同タイムや0.1秒差の馬が1~3着の間にひしめいているような状況だった(ダービー、神戸新聞杯、京都新聞杯など)。
つまり実際には何が来るか分からないような状況だったので、厚い印◎○▲★の有力4頭をまず馬連ボックスで厚めに買い、前哨戦レコード勝ちの◎から○▲★と△注の伏兵馬にも三連複フォーメーションで薄く広く流した。伏兵馬の中には切った(消)馬もいる。
その中で最後まで頭を悩ましたのが★ドゥレッツァの扱いだった。既にダービーを勝った馬もいる中で、同馬は連勝中とは言え前走も3勝クラス。しかも勝ち鞍の大半は東京・新潟などの元々スピードの出やすいコースのもの。距離も最長芝2200メートルまでしか走った事がない。これで京都芝3千メートルの長丁場をしのぐ事が出来るのか?
その一方で、前走の日本海ステークスの勝ちタイムは2分11秒4をマーク。これはセントライト記念(同距離の中山GⅡ)を勝ったレーベンスティールのタイムと同じだ。その前の香港JCTの勝ちタイム1分59秒2も、7年前の天皇賞・秋(同距離の東京GⅠ)を勝ったモーリスの勝ちタイムよりも更に0.1秒速いものだった。その馬に名手ルメールが跨る一方で、枠順は鬼門とも言える最外18番枠。
余りにも未知の部分が多い。やはり軸馬◎は前哨戦組からという事で、同馬は★に留め、その代わりに◎○▲★の馬連ボックスにより多く資金を配分する事にした。
それにしても競馬場の飲食メニューの値段の高い事。前回来た時には気付かなかったが明らかに高い。「ラーメンダービー」などの催事企画のバカ高いメニューは論外としても、それ以外も全体的に高めです。ハンバーガーやピザ、牛丼類なぞ軒並み千円前後もします。それに対して、うどんや牛丼以外の丼、カレーはまだマシでした。それでも千円近い値段ですが。1階フードコートの料金表を撮影して来たので、次来る際の参考にでもして下さい。
なお、同じ競馬ファンの同僚の話では、阪神競馬場の飲食メニューの値段は京都ほど高くはないそうです。京都競馬場の値段が高いのは、リニューアルオープンにかかった費用を回収する為に、飲食メニューを高めに設定しているのではないか?という事でした。
午後からもひっきりなしに人並みが押し寄せる京都競馬場。いよいよスタンド前も次第に身動き取れなくなり。このままでは撮影はおろか帰る事すら難しくなると判断。開催途中で競馬場を抜け出し、競馬は大阪・道頓堀のウインズで観戦する事に。
競馬場を早々に引き上げて正解でした。道頓堀のウインズも今日は菊花賞開催なので、いつもよりは混雑していましたが、競馬場ほどではありませんでした。
ところで一つ疑問が。最近はウインズで撮影していたら「写真撮影禁止」と言われる事が増えました。しかし、ウインズのスタッフにその理由を聞いても「規則だから」の一点張りです。
何故なのでしょうか?構内のレース動画を各自の携帯・スマホに勝手にダウンロードされ、まるで自分が撮影したかの様に言われるのが嫌だからでしょうか?だったら、引用元(この場合はJRA)を明記するようにすれば良いだけでは?
ウインズで撮影出来なければ、後は競馬場まで来て自力で撮影する他ありません。でも、京都に限って言えば、競馬場のゴール前はほとんど全て有料席(スマートシートや指定席エリア)で占められています(上図参照)。たかが写真一枚撮るだけの為に、何千円もの追加料金を払って有料席を予約するのもバカらしい話です。
「JRAの編集動画を勝手に撮影して著作権が侵害された」と叫ぶのであれば、無断ダウンロードを避ける為にも、競馬場内は自由に撮影出来るようにしてほしいです。有料席だけで撮影スポットを独り占めするような真似は止めてほしいです。
菊花賞の結果は、馬連ボックスで厚めに買った★ドゥレッツァと▲タスティエーラが1・2着に来てタテメで的中。残念ながら◎サトノグランツから三連複フォーメーションで流した方は外してしまいました。その中で、普段は配当の低い馬連ですが、今回は人気が割れた為に、本命サイドの決着でも1980円と、割と高めの配当金を受け取る事が出来ました。
しかし、それ以上に感動したのが★ドゥレッツァに乗ったルメールの神騎乗ぶりです。いち早く先頭に躍り出てレースを引っ張りながら、2周目3コーナーの手前では敢えて3番手まで順位を下げました。「あわや失速か?」と一瞬思いましたが、後で考えると、これも彼の作戦のうちだったようです。菊花賞の京都芝3千メートル外回りコースでは、3コーナーから4コーナーにかけて長い下り坂が続きます。ここでは下手に先頭を走るよりも、他の馬を先に行かせてその馬に付いていく方が、体力の消耗を防ぐ事が出来ます。案の定、ゴール前では再びトップに躍り出て来ました。
さすがは名ジョッキーと言われるだけあります。JRA京都競馬場のボッタくりぶりにいい加減うんざりしていた後だっただけに、余計に彼の神騎乗に魅せられました。
2023年 菊花賞(GⅠ) | 第84回 | JRA公式