アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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我が社のブルシット・ジョブ

2023年08月23日 22時50分53秒 | 職場人権レポートVol.3
 
みんな、「ブルシット・ジョブ(Bulushit Jobs)」と言う言葉を知っているか?英国のデヴィッド・クレーバーという人類学者が2018年に言い出した言葉で、日本語では「クソどうでもよい仕事」と訳される。
 
こう書くと、みんなの中には「きつい、汚い、危険な」3K労働をイメージする人がいるかも知れない。確かに土方仕事やゴミ収集などはそんな仕事の典型だが、決して「どうでもいい仕事」なぞではない。何故なら、社会にとって必要不可欠な仕事だからだ。土方がいなければビルも建たないし、ゴミ収集車が来なければ町中ゴミで溢れかえってしまう。だから、これらの仕事は「シット・ジョブ(Shit Jobs)」(クソ仕事)と呼ばれ、「ブルシット・ジョブ」とは区別される。私達の勤める物流業界も、低賃金・長時間労働の3K労働という意味では、立派な「シット・ジョブ」だ。
 
また、マフィアや暴力団などのヤクザ稼業も「ブルシット・ジョブ」ではない。これらの稼業は反社会的な犯罪行為であり、その事は当事者であるヤクザ自身も十分理解している。だが「ブルシット・ジョブ」は違う。それに携わっている輩は、自分達の事を反社会的集団だとは、これっぽっちも思ってはいない。だから余計始末に悪いのだ。
 
では、3K労働でもヤクザ稼業でもない「ブルシット・ジョブ」とは、一体どんな仕事なのか?デヴィッド・クレバーはそれを次の主要5類型に分類している。但し、あくまでも主要5類型であって、細かく見ていけば更に色々分類出来るし、二つ以上の類型に属する仕事もあるらしい。
 
①取り巻き(受付の案内嬢や百貨店のエレベーターガールなど)。別になくても構わない仕事。実際、小さな会社にはそんな仕事はない。では何故、そんな仕事があるのか?「ここは大会社である」と来客に見せびらかす為である。
 
②脅し屋(企業の顧問弁護士や労務屋など)。内部通報者や組合活動家に対して、訴訟をほのめかしたり嫌がらせをするダーティーな仕事。でも非合法なヤクザとは違い、ギリギリ合法の範囲内で、法の網の目をかい潜って活動する。
 
③尻拭い(クレーム処理係など)。企業がクレーム起こすような不祥事を引き起こしさえしなければ、本来なら不要な仕事。
 
④書類穴埋め人(大して必要もない書類を作る人)。今までもお役所仕事の典型例として散々槍玉に挙げられて来た仕事。総務や庶務部門に多い。
 
⑤タスクマスター。上記①〜④の仕事を部下に割り振る人。
 
 
以上がその主要5分類だが、私はこれを見て、まるで自分の勤め先の物流請負企業にそっくりだと思った。
 
私の勤め先は大手スーパーの物流センター業務を請け負っている会社だ。スーパーの物流センターの中で、商品の検品や仕分け、積み込み、配送業務を請け負っている二次下請けの会社だ。その二次下請けの上に、経理事務を扱う一次下請け会社や、大手スーパーの正社員・役職者がいる。
 
実際に現場の業務を担っているのは二次下請けの我々なのに、一次下請けや大手スーパーの社員が、ろくに仕事もせずに構内をブラブラしていたり、偉そうな態度で我々に命令したりする事がよくある。これなぞ、私達から見たら典型的な①取り巻きではないか。
 
②も、今はいないが、以前はこんな人間が1人いた。同じ非正規のバイトなのに、一番年数がいっている事を鼻にかけ、他のバイトにあれこれ偉そうに仕事の指示をする奴だ。そいつは、改修工事中で見通しの悪い所で、私がうっかりそいつに荷物を当てて怪我させてしまった事を根に持ち、見通しの悪い中で作業させた会社の責任は棚上げして、私だけを悪者にして、治療費を請求して来た。しかも会社とグルになって、労災が下りないように仕組んで。幸い、外部の労働組合の尽力で、労災が適用されるようになったが。これなぞ典型的な②脅し屋ではないか。
 
③も、私達が仕分けする農産物を横で加工している別の下請け企業がいるが、その会社は仕事の段取りが悪く、いつも加工がダダ遅れになる。ただダダ遅れになるだけならまだしも、当日中に出荷しなければならない商品の加工を後回しにして、翌日出荷分の商品の加工を優先するから更に始末が悪い。翌日分の方が量が多いからそうしているらしい。でも先に出荷しなければならないのは、午後一番の便で配送車に積み込まなければならない当日分なのだから、あくまでそちらの加工を優先すべきではないか。その為に、私達は、加工遅延の状況をわざわざ毎日データに取って、会社に報告して会社の尻を叩かなければならない。これも本来ならやらなくても良い③尻拭い業務だ。
 
④も挙げればキリがない。例えば各種の作業日報がそうだ。私達、二次下請け企業の労働者は、毎日退勤時に、作業日報を提出する事になっている。何時から何時まで、どこでどんな作業をしたか、時系列にまとめて日報に書いて出して帰らなければならない。でも、実際の現場作業はそんな単純な物ではない。自分の作業が終わっても、A→B→Cと、遅れている部門の応援に入らなければならない。また、忙しい時はA→B→A→C…と、あちこちたらい回しにされる事もあれば、AとBの作業を同時に進めなければならない時もある。しかし、そんな時でも、作業日報には、何時から何時まではA作業、何時から何時まではB作業と、履歴書みたいに時系列に書かなければならないのだ。
 
そうすると、作業終了後に、後でまとめて書き直さなければならない。しかし、何時から何時までどこで何をしていたか、いちいち覚えていられない。だから、もう適当に書くしかない。そんな適当な作業日報なら、付ける意味がない。
 
そもそも、バイトに作業日報を毎日書かせるのは、そんな無駄な作業のたらい回しや作業の偏りを無くし、業務改善を図る為ではないのか?だが実際は、日報をバイトに書かせて、それをパソコンに入力するのが仕事になってしまっている。目的と手段が完全に逆転してしまっている。
 
⑤は、二次下請けのうちの社員だ。確かに私達は二次下請けで、大手スーパーや一次下請け企業から仕事をもらう立場だ。でも、そもそも何の為に我々は仕事をしているのか。スーパーの商品を買ってくれる消費者の為に、安全な商品を少しでも安い価格で提供出来るようにするのが我々の仕事だ。
 
あくまでも主体は消費者だ。その前には大手スーパーも一次下請けもない。消費者の事を思うなら、時には大手スーパーや一次下請けにとっては耳の痛い事も言わなければならない。
 
そう考えると、作業場がゴミまみれなのに目先の仕事を回す事だけ考えて、清掃をなおざりにして良いのか?自分達の都合だけで、当日出荷分の加工を後回しにして、翌日出荷分の加工を先にやるのが本当に望ましい姿なのか?誰でも分かるだろう。
 
でも、社員の誰もが、それを大手スーパーや一次下請けに言おうとはしない。ひたすら上の命令を下に降ろすだけだ。そんな社畜みたいな社員なら、単なる伝書鳩、ただ仕事を割り振るだけの⑤タスクマスターに過ぎない。
 
資本主義の下では自由競争が原則だ。「より良い商品を、より安く。そうして少しでも良い商品を、より安く提供出来る企業が、競争に勝ち残って大きくなっていく」というのが、自由競争の建前だ。
 
ところが実際はそうはなっていない。幾ら業務改善を図ろうとしても、上がウンと言わなければ物事が全然進まない。上がまともならまだしも、現実はそうではない事は、ビッグモーターの不祥事を見れば明らかだ。
 
二次下請けは一次下請けに頭が上がらず、一次下請けも大手スーパーには頭が上がらない。もう21世紀になるのに、いまだにこのような、江戸時代の士農工商の身分差別みたいな事がまかり通っている。これをデヴィッド・クレーバーは「経営封建制」と呼んで、「ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論」という著書の中で、槍玉に挙げている。
 
今の日本では、いまだに新自由主義が猛威をふるっている。昔は国がやっていた国鉄や郵便局の仕事も、「どんどん民営化して、資本主義の競争原理を取り入れる事で、サービスは良くなる」。これが新自由主義(ネオリベラリズム)の考え方だ。
 
その「新自由主義」の考え方で、大手スーパーも自社の正社員をリストラし、物流センター業務も一次下請けや二次下請けに丸投げして来た。下請け同士を競争させる事で、より良い商品をより安く消費者に提供出来るようになると考えて。
 
ところが実際の現場では、「経営封建制」が幅を利かせて、正論が通らなくなってしまっている。「より良い商品を、より安く」ではなく、「安かろう悪かろう」になってしまっている。
 
何故そんな事になってしまったのか?新自由主義の下では、役所や公務員だけでなく、労働組合も旧勢力として叩かれた。リストラに反対する抵抗勢力と名指しされて。
 
そうして、労働組合が弱体化させられ、労働基準法もどんどん骨抜きにされていった。労働組合内部でも、自民党や財界に尻尾をふる輩が力を持ち、組合の御用化が進んだ。
 
労働組合も公務員や大企業の正社員が中心で、二次下請けの私の会社には組合すらない。その結果、物言わぬ労働者ばかりになってしまい、正論が通らなくなってしまったのだ。
 
私達の会社が物流センター業務を請け負っている大手スーパーでも、事情は同じだ。より大きな百貨店の傘下に組み込まれ、その百貨店系列の物量センターで使われている備品の使用を事実上強制されている。物流改革の名の下に。
 
その為に、商品を運ぶ備品も、今まで使っていたカゴ車から、より小回りの利くカートに一斉に切り替えられた。でも、商品の荷姿はそのままなので、非常に積載効率が悪くなった。作業の手間が余計にかかるようになってしまったのだ。そして今や、ドーリーまでもがカートに切り替えられようとしている。今はまだ実験段階だが、これもゆくゆくはカートに一本化されるだろう。
 
左から順に、カゴ車、カートラック、ドーリーの例。
 
何種類もある備品が整理統合され、作業がやりやすくなるなら、それでも良い。ところが実際は、商品の形状や荷姿はそのままで、器だけ無理やり変えようとしている。しかし、今まで全く別個の経営体だった百貨店とスーパーでは、同じ物流センターの野菜でも、売っている物が全然違う。客層が違うのだから当然だ。備品の形状が違うのも、致し方がないだろう。
 
同じ流通業でも、業務スーパーと普通のスーパー、コンビニでは、同じ生鮮食料品を扱っていても、発注単位や商品規格が異なる。店内に常備している買い物カゴ一つ取っても、サイズが全然違うではないか。出来れば規格を統一して、同じ備品を使えるように出来れば、作業もはかどるだろう。でも、スーパーを吸収合併した百貨店が、「俺の方が格が上なんだから、俺の備品を使え」と強要したら、一体どうなる?
 
業務スーパーに置いてあるようなバカでかい買い物カゴを、狭いコンビニの中に置いたりしたら、身動きが取れなくなる。逆に、コンビニに置いてあるようなちっこい買い物カゴに、箱売りの商品なぞ入れる事は出来ない。そうであるにも関わらず、百貨店の方が格が上だからと、備品までそちらに合わそうとする。それではまるで「帝国主義」だ。
 
かつてのアメリカも、そうやって先住民のインデアンから土地や固有の文化を奪い、白人の文化を先住民に押し付けた。かつての日本も、アイヌや琉球、朝鮮や台湾を植民地化し、土地や固有の文化を奪い、日本人の文化を押し付けた。
 
くだんの百貨店は、外向けにはやれ「SDGs」だの「平和・人権・環境保護」だのとキレイゴトを言いながら、中ではまるで封建領主のように振る舞っている。職場で「仕事の為の仕事」すなわち「ブルシット・ジョブ」が蔓延し、上の顔色ばかりうかがう前述「主要5類型」の人種が幅を利かすようになったのも、ひとえにこの百貨店「帝国主義」のせいだ。
 
今や欧米では、「行き過ぎた新自由主義を見直そう」という考え方が主流になっている。国鉄を民営化した英国でも、その後、保安軽視で鉄道事故が続発する中で、再び国営に戻そうとしている。水道を民営化したフランスでも、民間会社が儲けにならないからと浄水場の整備を怠り、濁った水が水道から出て来るようになった事で、再び公営化に戻してしまった。
 
日本だけだ。江戸時代さながらの封建制が今も残り、いまだに時代遅れの新自由主義にしがみ付き、それがあたかも時代の流行であるかのように錯覚している、自民党や維新(実は第二自民)なぞという政党をもてはやしているのは。
 
その結果、大阪府や大阪市からコロナ関連業務(給付金支給、ワクチン接種予約受付など)を請け負った竹中平蔵のパソナが、行政からの交付金を中抜きし、給付金支給が全国一遅く、コロナ死者数も全国最多で、コロナ療養食も全国一不味かった(喉を痛めたコロナ患者にレトルトカレーを強要)にも関わらず、マスコミの宣伝に騙され、いまだに「吉村知事、頑張っている」と信じる府民が大勢いる。これではブルシット・ジョブがなくならないのも当然だ。
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これ以上、ムダな仕事を増やすな!

2023年07月28日 22時29分55秒 | 職場人権レポートVol.3
 
先程、所長宛に送ったLINEメールの全文です。↓
 
TさんとUさんから聞きました。午後からの日配ケース仕分け作業にまた一つ新たな手順が加わるそうですね。
 
別紙の作業報告用紙に、商品コードと仕分けケース数、仕分け店舗の店番号を書かなければならないのだとか。例えば、オレンジジュースを45ケース積みのカート1台と35ケース積みカート1台仕分けたら、用紙にそれぞれの仕分け店舗の最初の店番号と最後の店番号を記入して帰りに事務所に提出しなければならないのだと。
 
そうする事で、例えば93番店のオレンジジュース1ケースが誤って隣の94番店のカートに仕分けされ、店に誤配されてしまった場合、この用紙を基に、誤仕分けしたバイトをあぶり出し、個別指導や仕事の適性判断に活かすのだと。
 
そんな事しても無駄です。何故なら、
 
①ただでさえ、狭い場所で大量の商品を時間に追われて仕分けしなければならないのに、そんな物書いていたら仕分けが遅くなります。
 
②狭い場所で混雑する中で、用紙を持ち歩いて記入なぞしていたら、気が散って更に事故や作業ミスが起こりかねません。
 
③よくミスする人は大抵が横着な人です。そんな横着な人に、こんな細かい記録なぞ取れる筈がありません。
 
④逆にベテランバイトのミスを誘発しかねません。ベテランバイトは、ただ自分の商品だけを仕分けしている訳ではありません。自分の前に仕分けした初心者のガタガタに積まれた商品も、いちいち手直ししながら仕分けしているのです。そうしなければ、自分の商品がカートに積めないから。その中で、余計な作業手順を増やされたら、更に精神的負担が増えます。これ以上、ベテランバイトの精神的負担を増やさないで下さい。
 
最初は誰でも初心者です。でも普通は慣れるに従い、最後は誰でも、ある程度は早く綺麗に正確に作業出来るようになるものです。
 
ところが、この物流センターでは、下手な人はいつまで経っても下手なままです。社員がちゃんと仕事のコツを教えないから。
 
「重たい物を最初に下に積み、その上に軽い物を積め」と、朝礼で言うのは簡単です。でも、初心者と言うのは、何が重い商品で、何が軽い商品なのかも、よく分からないのです。また、同じ重い商品でも、もっと重い商品ばかり入荷して来たら、軽い商品として扱わなければなりません。それに、同じ重い商品でも、小さくて重い商品の場合は、土台になりませんので棚の上に積まなければなりません。そういう事は場数を踏まなければ分かりません。
 
それは、朝礼で通り一遍の訓示で済ませているだけでは、初心者には分かりません。社員がこまめに現場巡視して、初心者に個別・具体的に注意・指導しなければなりません。
 
ところが、このセンターでは、その個別指導をずっとベテランバイトだけに押し付けて来ました。社員は朝礼で通り一遍の訓示で済ますだけで、個別指導は一切やりません。事務所にこもってパソコン打っているか、他のバイトと一緒になって一作業者として作業に埋没してしまっているか。そのどちらかです。
 
しかし、ベテランバイトと言えども、ただのバイトです。自分の作業もあるのに、そうそう社員の代行みたいな事ばかり出来ません。ど素人のお守りばかり出来ません。
 
こんな状態だから、素人はいつまで経っても素人のままで、何年経っても上達しないのです。その悪循環を断ち切らない限り、事故もミスも減りません。なのに、この会社と来たら、いつまで経っても、こんな「その場しのぎの弥縫策(びほうさく=一時逃れの対策)」「やってる感演出だけのアリバイ工作」で誤魔化そうとするばかり。
 
いつまでも、ベテランバイトに社員の代行みたいな事ばかりさせないで下さい。
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バカとハサミは使いよう(最後に少し追記あり)

2023年07月02日 09時23分59秒 | 職場人権レポートVol.3
 
数週間前に同僚バイトの某君と飲んでいた時に聞いた話。某君はその日の13時頃から15時頃まで約2時間、たった1人で段ボールつぶしをさせられました。何故そんなムダな人の使い方するのか?その某君を何故、商品ケース仕分けに回さなかったのか?そうすれば、少しでも商品仕分け作業がはかどるのに。重くて量の多いリッター牛乳も、早く仕分けを終わらせれば、作業スペースが空き、商品仕分け作業もどんどんはかどるのに。某君は商品の積み方やコツもある程度知っているので、ド素人の留学生バイトよりもはるかに仕事が出来るのに。
 
それに、どの作業でも、何人かでたまには雑談しながら作業するから、気分よく仕事が出来るし、作業もはかどるのです。それを約2時間もたった1人で黙々と段ボールつぶしばかりさせられたらどうなります?誰しも嫌気が差して辞めてしまいますよ。段ボールつぶしなんて、15時から来るド素人の留学生バイトにさせたら良いのですよ。商品ケース仕分けで、ド素人のバイトにガタガタな積み方をされて、仕分け間違いもされる位なら、皆で段ボール潰しさせた方がよっぽどマシです。彼らもその方が、仲間同士で雑談もしながら作業出来て楽しいし、作業もはかどるのと違いますか?
 
それが「適材適所」という事ではないでしょうか?それがこんな人の使い方して。その数日前の面談で、所長や本社の役員は「会社は決してバイトを奴隷扱いなぞしていません」と言っていましたが、実際の人の使い方を見ていると、奴隷扱いしているとしか思えません。
 
また、先日の某君との飲み会では個人日報に対する苦情も出ていました。「何故あんな意味のない日報を毎日書いて出さなければならないのか?」と。個人日報とは、時間帯別の作業内容を記録した作業日報の事です。バイトは1日の作業が終われば毎日この個人日報を会社に提出して帰らなければなりません。記入項目は作業内容を表す作業コードと、その終了時刻だけです。他には何も書く事が出来ません。用紙の記録をOCRという機械で読み取るので、それ以外の事は一切書けないのです。しかし、それでは作業中に気付いた事や業務改善の意見なぞ書けません。
 
それに、日報の形式も、実際の作業と全然マッチしません。日報には「最初の準備作業は何時に終了し」、「次の商品仕分け作業は何時に終了」という具合に、個々の作業を時系列で記入するようになっています。しかし、実際は複数の作業を掛け持ちしたり、交互に担当したりします。そんなの一々作業しながら日報に付けてられません。それに対して社員は「後でまとめて書け」と仰いますが、それではおおよその内容でしか書けません。そんな概略程度の事しか書けない日報なら、そもそも付ける意味がありません。何故なら、その程度の内容なら、日報付ける以前に社員がそれぞれのバイトの動きを日常的につかめていなければおかしい。それを日報見なければバイトの動きがつかめない所がまずもって問題です。
 
そして最大の問題点が、ただ記録を取るだけの日報で終わっている点です。作業コードと所要時間しか記入出来ず、作業中の気付きや改善提案も書けないのですから。業務改善に全然活かせず、ただアリバイ的に付けるだけの日報なぞ、付けるだけ時間のムダです。バイトの人件費を削る前に、こんな仕事のムダこそ真っ先に削るべきです。
 
しかし、そんなクソの役にも立たない個人日報もたまには役に立つ事もあります。
 
 
昼からの私たちの作業は、午後から夜勤作業で使うカートラック(長台車の事で私たちはカートと呼んでいる)のセットから始まります。各作業場で商品仕分けに使用するカートを店番号順に組み立ててセットするのです。仕分け店舗数は大体100店舗ほどなので、どの作業場も100台ずつセットすれば良いはずです。ところが、いつもそれを大幅に超える200台から300台ものカートを昼一番に置かれるので、余分なカートを他の場所に移動しなければなりませんでした。だから、「バイトの人件費は削りながら、こんな仕事のムダは放置するのか」と、飲み会の時に某君もぼやく事しきりでした。
 
そこで私は一計を案じる事にしました。作業内容は毎日必ずある定番作業だけではありません。それ以外のイレギュラーな作業もあります。日報の用紙には、そのイレギュラーな作業の具体的な内容を、「賞味期限ラベル貼り」などの形で記入する備考欄も設けられています。わずか1行数文字しか書けない小さな備考欄ですが、私はその備考欄のスペースを全て使って、「必要数を遥かに超えるカートをセットする場所に置くな!」と書いて会社に出してやりましたv。
 
すると効果テキメン。翌日から、カートをセットする場所には余分なカートが置かれなくなったのです。その翌日、私の担当する作業場に置かれていたのは約160台(午前作業終了時90台+昼休みの間に置かれた70台)。必要数は約100台なので60台超過ですが、それまでの100台以上もの超過と比べたら許容範囲内です。
 
今までもこんな事はありましたが、それは翌日だけで、翌々日からは、また何百台も余分なカートが置かれるようになっていました。だから、今度も「どうせ1日だけだろう」と、タカを括っていましたが、どうしてどうして。数日間経った今も、そんな状態が継続しています。その後にまた一度、大量のカートが置かれた事がありましたが、その時も日報の備考欄をフル活用して一杯苦情を書いてやったら、その翌日にはまた適正な量に戻りました。まさに「バカとハサミは使いよう」を地で行く話ですw。
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副所長パワハラ後日談

2023年06月19日 04時09分00秒 | 職場人権レポートVol.3
副所長のパワハラに抗議する文章を勤務先企業のホームページに投稿した6月12日(月)夜以降の経過についても簡単に書いておきます。
 
翌13日(火)私は出勤で副所長は公休。この日は別に何事もなく終わりました。
14日(水)この日は前日とは逆に、私は公休で副所長が出勤。
 
そして本日15日(木)に新たな動きがありました。まずバイト朝礼終了後すぐに所長が私の所に来て、副所長の件で迷惑かけた事について謝罪がありました。「副所長も、決して〇〇さん(私)を辞めさせようとして、あんな事を言った訳ではない。しかし、あの言い方では〇〇さんに退職強要と受け取られても仕方がない。それについては私(所長)からも監督不行き届きで申し訳なかった」旨の事を仰いました。
 
そして、午前10時40分頃から約30分間、所長に呼ばれて、事務所でホームページ投稿の件で改めて面談をしていただきました。面談に参加したのは私と所長、本社役員の3名です。本社役員は私にとっては初めての方で、まずその方の自己紹介の後、役員の司会で面談が始まりました。
 
役員の方からも副所長の発言について改めて謝罪があり、私も「自分から会社にああしろ、こうしろと言った覚えはない。ただ疑問に思う点について質問しただけなのに、『それは会社が決める事で貴方ではない』と返された。それではバイトは会社のやる事に対して質問も出来ないのか?何も言えず、ただ黙って働けでは、奴隷と同じではないか」と、自分の胸の内を披露。それに対して、役員はもう平身低頭していました。
 
その後、ホームページ投稿の中で私が疑問に上げた2点について役員から説明がありました。まず制服の度重なる交換について。これは、「会社創立×周年記念で制服を一新した後に、会社も含めてスーパー全体が別の大手企業の傘下に入った事で、また新たに制服を一新しなければならなくなった事が重なり、何度も制服を交換しなければならなくなった」と説明がありました。
 
次に誕生日の花プレゼントについて。「これは会社からバイトさんへの感謝の気持ちであり、別に受け取りを強要するものではない。もし、置き場所がない等で使い道がなければ、そのまま廃棄していただいても構わない」と説明されました。
 
その後、私から「制服交換や花は『仕事のムダ』のホンの一例に過ぎない。他にも壮大なムダが幾らでもある」と発言。「その最大の物が人の使い方だ」と言う事で、作業応援に来られる派遣労働者の運用について議論。「初心者ばかり毎日派遣されたのでは、こちらも毎日一から仕事を教えなければならない。出来るだけ固定メンバーで派遣してほしい」と要望。役員からも「仰る事は一々ごもっともなので、今後は出来るだけそのようにする」と返事がありました。
 
その話の流れの中で、派遣の外国人労働者についても言及。私「ベトナム人に続いてネパール人も派遣されるようになったが、言葉の壁があり上手く仕事を教えられない。ポータブル翻訳機を渡された事もあったが、所詮、機械翻訳で、ほとんど役に立たなかった。派遣会社の通訳係の人も、自社の派遣社員の面倒しか見ない。外国人労働者の教育全般について責任を持つ人を配置してほしい」と要望。役員から「外国人正社員の登用をもっと積極的に行う事で対応したい」と返答。
 
早出禁止の通達についても、私「誰も好き好んで早朝5時や6時から仕事をしたいとは思わない。我々も出来るなら世間並みに9時から17時の間に仕事を終えたい。でも、スーパーの物流センターで生鮮食料品を扱っている以上は、そういう訳にも行かない。だから、やむなく早出をしているのだ。幸い私は検品担当者で早出禁止の対象にはなっていないが、検品者以外の人もカートセット等の準備作業がある。その人が午前7時に来ても焦らず安全に作業が出来るように、会社の方で段取りを立てて欲しい」。役員「分かりました」。
 
ざっと、こんな感じで約30分間の面談を終えました。本日は副所長も出勤日のはずですが、何故か今日は顔を全然見かけませんでした。これが6月15日時点での状況です。その後、私は翌16日(金)に出勤し、17・18日の土・日曜日は休みでした。上司がパワハラについて謝罪して一応の解決を見ましたが、肝心の副所長本人からは今に至るも謝罪の言葉はありません。
 
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副所長パワハラの背景

2023年06月14日 07時43分57秒 | 職場人権レポートVol.3

 

先日、「副所長のパワハラに抗議する」旨の投稿を勤務先企業のホームページに行いました。当該企業ホームページの意見投稿欄には字数制限があり、一千字以内に字数を抑えなければならないので、最低限の事しか書けませんでした。そこで、ここではもう少し詳しく掘り下げて書く事にします。

①誰が好き好んで早出なぞするか

副所長が朝礼で通達した「午前7時前の早出禁止」について、「むしろその方が従業員の健康にとっても良いのではないか」と、賛成する方も中にはおられるでしょう。私もそう思います。誰が好き好んで早朝5時や6時から働きたいと思うか。出来れば他の企業の様に、9時から17時で働ければそれに越した事はありません。でも、スーパーの物流センターの仕事を請け負っている以上、それは無理な相談なのです。生鮮食料品を扱っており、新鮮な肉や野菜をスーパーの店舗に一刻でも早く届けなければならないので、朝早くから働かなければならないのです。それがダメだと言うなら、朝7時から出勤しても普通に仕事が回るようにするのは会社の責任です。

②何故バイトにだけしわ寄せをするのか?

同じ朝礼で副所長はこんな事も言いました。「早出禁止で労働時間は短くなるが、仕事が減るわけではない。その分、今までよりも更に効率上げて働かなければならない」と。そのくせ「最近、商品の仕分けミスが増えている。指差し呼称で出荷先の店名や個数をしっかり確認するように」とも言っていました。指差し呼称だけで仕分けミスが減らせるなら苦労は要りません。ベテランバイトの人数を絞って、ド新人のバイトばかり投入し、指導・教育もベテランのバイトに任せきり。これではミスが増えて当然です。なのに、何故そのしわ寄せをバイトだけが被らなければならないのか?

③会社のどんぶり勘定のせいでこうなった

何故バイトの人件費を削減しなければならなくなったのか?勤務先スーパーが別の大企業グループの傘下に入り、作業もその大企業グループのやり方に合わせなければならなくなりました。その為に、今までカゴ車で商品を仕分けしていたのを、今後はカートラックで仕分けしなければならなくなりました。しかし、カゴ車とカートラックでは、商品の積み方一つ取っても全然違います。案の定、現場は大混乱。それでも配送の出発時間までには仕分けを完了させなければなりません。それを会社は当初、人海戦術で乗り切ろうとしました。人海戦術なので大量に人を雇わなければなりません。それで人件費が圧迫され、当初の混乱も落ち着いた今頃になって、バイト人件費削減の挙に出て来ているのです。しかし、幾ら人海戦術で乗り切らなければならないと言っても限度があります。当時の人員配置は果たして適正であったのか?その検証も抜きに、バイトにばかり負担をしわ寄せするのは筋違いです。

④誕生日プレゼントのムダ指摘に対して「会社の方針に逆らうならクビ」だとw

前述の副所長の朝礼訓示に対して、私は「バイトの人件費削減より仕事のムダ削減の方が先だろう」と反論し、制服デザインの無計画な変更と、誕生日プレゼントの花配布を、「仕事のムダ」として上げました。それに対して、制服の件はともかく、「誕生日プレゼントの花」の出費なんてタカが知れているのに、何故そんな物をやり玉に上げるのか?不思議に思う方もおられると思います。もっと大きい「仕事のムダ」が幾らでもあるのに、何故それをやり玉に上げなかったのか?それは、反論する時にたまたま思いついたのがこの二つだったからです。私もこれは失敗だったと思います。もっと大きなムダを一杯上げれば良かったと思います。でも、その時は、まさかこんな事で「クビ」の恫喝をかけられるとは思いませんでした。でも実際はかくの如しです。こんな事も言えないなんて、この会社はもうブラック企業そのものです。

⑤もっと大きな仕事のムダが他に幾らでもある

「誕生日プレゼントの花」なんかより、もっと大きなムダが幾らでもあります。例を上げればキリがありません。制服の無計画な更新もその一つです。ここでは一つだけ例示します。スーパーの物流センター業務を請け負っている私の勤務先企業は、そのスーパーを傘下に入れた大企業からすれば、三次、四次の下請け企業です。私の勤務先企業の所長の上にも、二次下請けの所長がおり、その上にスーパーの所長、大企業の所長がいます。その大企業の所長が時々現場に出て来て、現場の事をほとんど何も知らないのに、頓珍漢な指示を下に出すのです。バイト人件費削減も、おそらくその流れの中で出て来た話でしょう。でも、私に言わせると、同じ物流センターに何故、所長が4人もいるのか?それこそムダの最たるものです。所長なんて1人だけで十分です。残りの3人はバイトに格下げすべきです。何なら、頓珍漢な指示しか出せない大企業所長もクビにして、もっと有能な所長に代えるべきです。バイトの人件費を圧縮するなら、会社もそこまですべきです。

⑥バイトを物扱いするな

では、バイトを物扱いし、人件費削減しか考えていない会社は、一体どんな仕事をして来たのか?一つだけ例を上げます。今月の勤務シフト表が公表されたのは6月に入ってからです。バイトのシフト表なんて遅くとも前月末日の退勤時には公表されているのが当然なのに。非正規雇用のバイトは週2日の公休日も銘々バラバラです。毎週土日が休みとは限りません。私の場合も毎週日・水曜日が公休日です。それに加えて、有給休暇や欠勤の届け出がちゃんと認められたかどうかも、勤務シフト表を見て初めて明らかになります。そうであるにも関わらず、6月のシフト表が公表されたのは6月も数日経ってからです。「忙しかったから」云々の言い訳は通用しません。そんなこと言い出せば、給与の遅配も全部「忙しかったから」で済まされてしまいます。バイトを単なる「捨て駒」「物」としか見ていないから、こんな事も平気でまかり通るのです。こんな会社に、バイトの人件費を云々する資格があるのでしょうか?バイトの人件費を云々する前に、期日も守れない社員の人件費こそ削減すべきではないでしょうか?

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副所長のパワハラに抗議する

2023年06月12日 20時56分02秒 | 職場人権レポートVol.3

先程、勤務先企業の本社に下記のメールを送りました。↓

副所長のパワハラに抗議する

6月12日の朝礼で「検品担当者以外の者については午前7時より前の早出を禁止する」旨の通達が××副所長からありました。検品以外のカートセットなどの作業も全て7時以降に、仕分けと同じタイミングでやらなければならなくなりました。それでなくとも、最近は商品の仕分けミスが頻発し、ミスをなくすように上から強く言われているのに。そこで、私は朝礼後に副所長に早出禁止の理由について聞きました。「何故わざわざバイトを急き立てるような事をするのか?」と。返って来た答えはやはり「人件費削減の為」との事でした。

その答えに納得いかなかった私は「人件費削減より仕事のムダを省くのが先ではないか?」と反論しました。そして、仕事のムダの例として、「制服のデザイン見直しが何度も繰り返されている事」と「誕生日の花プレゼント」の二つを上げました。年度替わりや体制変更を機に制服のデザインが見直される事は他社でもよくある話ですが、当社ではそれが短期間の間に何度も繰り返されています。一度替えた制服を何故また短時日の間にコロコロ変更するのか?これこそムダの最たる物ではないですか?

また、「誕生日の花プレゼント」も、自分の誕生日を祝ってもらう事は確かに有難いですが、花なんかもらっても飾っておく場所がありません。そんな物もらうよりも、手当増額や休日増など、もっと実のあるプレゼントで返してもらう方がよっぽど有難いです。

そうしたら副所長は何と言ったと思いますか?「制服の変更やプレゼントの内容を決めるのは会社であって〇〇さん(私の本名)ではない。会社の決めた事に納得がいかないなら、ここで仕事は出来ない」と、退職強要とも取れる恫喝に出てきたのです。私はただムダの中身について質問しただけなのに。確かに業務命令には従わなければなりませんが、それを口実に、従業員の「質問する権利」や「意見を言う権利」まで踏みにじる事は、たとえ上司と言えども許されません。それを業務命令不服従や就業規則違反でゴリ押しするなら、こちらも「言論の自由に対する侵害」「憲法違反」で対抗します。バイトは会社の奴隷ではありません。

この副所長の行為は明白なパワハラであり人権侵害です。たとえ上司と言えども従業員の人権を侵害して良い筈はありません。前述の発言に対する謝罪と撤回を要求します。

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誤配多発の根本原因

2023年06月01日 04時51分43秒 | 職場人権レポートVol.3
 
これが勤務先の物流センター所長に送ったラインメールの全文です。これが我が社の現状です。誤配事故はどの店でやってもダメなのに、「多発店=うるさい店だけ厳重注意しろ」と😆😆😭。以下転載。↓
 
昨日ぐらいから毎日、バイト朝礼で、135番A店、138番B店、139番C店の3店舗だけ特に誤配防止をやかましく言っているそうですが。そんな事しても無意味だと思います。
 
何故なら、この隣接3店舗で誤配が多発しているのは、レイアウトの不備や店名類似によるものではないからです。実際に現場を確認すれば誰が見ても分かります。特に分かりにくいレイアウトでもないし、店名も全然似ていません。普通に仕分けしていれば、誤配なんてまず起こりません。
 
では何が原因か?このエリアを担当する作業員が商品を仕分け間違いするからです。たまたま、その作業員が連続して、その3店舗を仕分けした為に、まるで、その3店舗で誤配が多発しているように思えるだけです。
 
作業員に問題があるのに、その3店舗だけ誤配しないようにしても、誤配はなくなりません。他の店で誤配が増えるだけです。ピント外れな事ばかり言わないで下さい。
 
警察が事故多発の交差点に注意喚起の立て看板を設置するのは、交通事故の過去のデータを基に、事故防止を促すからで、これは危険予知として意味のある行為です。実際、事故多発交差点には、見通しが悪かったり、よく交通渋滞したりなど、事故が多発する原因がちゃんと存在するのですから。
 
でも、うちの会社がやっているのは、それと似て非なる行為です。過去のデータも参照せず、科学的根拠もなしに、たまたま立て続けに誤配が起こったという理由だけで、アリバイ的に「この店だけ特に誤配注意」の看板を掲げるのみ。
 
しかし、幾らその店舗の仕分け場所を見ても、レイアウトに問題があるようには見えません。隣同士の店名も全然似ていないし。似ている店名なら、43番「東大阪」と141番「新大阪」や、15番「堺」と27番「堺東」のように、他によく似ている店名がいくらでもあるのに、そちらの注意喚起は全然やらない。(注:括弧内は実際の店名を仮称に置き換えたものだが、実際の店名も仮称と同じ程度に似ている)
 
過去にも、そういった理由で、誤配注意店として、特定の店が名指しされ、実際レイアウトも変更された事があったが、それで誤配が減った報告は皆無。やがて、誤配注意店として名指しされた事実もうやむやに。
 
以上の理由から、分かりにくいレイアウトや店名類似の不備が原因ではなく、バイト教育の不備が誤配多発の原因である事は明らかです。
 
いくら新人でもミスしない人は全然ミスしません。それに引き換え、ミスする人はいくらでもミスします。そういう人に通り一遍の注意をしただけではミスは防げません。
 
ミスが多い人には共通点があります。商品の積み方が雑だったり、確認が疎かだったり、少しの事で気が動転して直ぐにパニックになったり、目の前の事にしか注意が行かずに周囲の状況を冷静に判断出来なかったり。そんな悪い癖を是正するのが個別指導です。
 
でも、この会社は、そんな個別指導は一切やらない。せいぜい最初に現場配属された時に、カートの取り扱いなどの最低限の説明をするだけ。しかし、それはあくまで最低限の説明でしかありません。最低限の説明だけでは、その人の性格・特性や「悪い癖」を見抜く事は出来ません。
 
それどころか、酷い場合は、その「最低限の説明」すらせず、「今日こいつ初めてやから宜しく」と、いきなり既存のバイトに新人教育を丸投げするだけ。でも、既存のバイトも自分の作業があるから、本当に最低限の事しか教えられない。これでは、その人の性格に応じた指導や、「悪い癖」の是正なぞ到底無理です。
 
その上、社員は、外部の派遣会社に人手を頼りながら、「そいつはうちの社員・バイトじゃないから、余りキツくは言えない」と、責任逃れの為に、個別指導を忌避すらします。そんな事なら、最初から外部の派遣会社なんかに頼らず、自社の従業員だけで作業を遂行するようにすれば良いのに。目先の利益だけで、人件費をケチって「安かろう、悪かろう」の労働力ばかり当てにしようとする。
 
バイトを人として見ずに、単に捨て駒としか見ないから、そんな事になるのです。
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ネパールの次はスリランカw

2023年03月08日 20時54分00秒 | 職場人権レポートVol.3
スリランカ全図
 
 
北部丘陵部にあるシギリヤロック(岩の上にある王宮跡)
 
中部山岳部の古都キャンディにある仏歯寺(仏陀の歯が祀られている)
 
南西海岸の古都ゴールにあるポルトガル・オランダ人要塞跡
 
うちの会社は時給が安いので募集かけても人が集まらない。折角雇っても仕事出来る若者ほど条件の良い他社に転職。残るのは老人と仕事の出来ない奴ばかり。最近ではベトナム人にも愛想を尽かされ始め。その穴埋めに入れたネパール人も早晩ベトナム人の後追いに。その次はスリランカ人を雇うのだと。(呆w)
 
ネパールは内戦の傷跡が癒えず政治混乱。スリランカも前大統領が縁故政治で借金重ね財政破綻。デモ隊に官邸占拠され国外逃亡。そんな国の足元見透かして低賃金で搾取する事しか考えない。ウクライナ難民やトルコの震災被災者をまともな賃金で雇用するならまだしも。うちの会社は貧困ビジネスそのものだ。
 
日本語通じない外国人もバイトに丸投げ。仕事でミスしても朝礼で晒し上げするのみ。しんどい個別指導を放棄して全員の連帯責任でお茶濁し。加減乗除の計算も出来ず、直ぐ逆ギレする発達障害の従業員も野放し。改善提案上げても無しの礫。それを放置して低賃金の外国人雇用に逃げるのは会社の責任放棄だ。
 
スリランカはインドの南にある島国。面積は約6.5万平方キロで東北地方とほぼ同じ。人口も約2,200万で近畿地方とほぼ同じ。年配者には旧国名で紅茶の銘柄でもあるセイロンの方が分かりやすい。南部の仏教徒シンハラ人が多数派で、北部の少数派ヒンズー教徒タミール人と対立。14年前まで内戦下にあった。
 
その辺は同じ内戦下にあったネパールとも酷似。その一方で親日国でもある。日本が戦後、連合国に分割統治される虞(おそれ)もあった中で、初代大統領が戦時賠償の放棄を表明。そんな国に対して日本は、DV被害者のウィシュマ・サンダマリさんを不法滞在者として名古屋入管に長期収容、病気も治療せず見殺しに。
 
過労死大国の日本は長年に渡り労働者を酷使。少子高齢化で日本人労働者が足らなくなると外国人労働者で穴埋め。どこまでも資本家の都合でしか動かない国だ。そんな会社への反発もあり、今日のランチは大枚はたいて長堀橋のセイロンカリーを堪能。こんな些細(ささい)な行動でも両国友好の一助になればと切に願う。(セイロンカリーの食レポ記事はこちら
 
しかし…ベトナムの場合はまだ国民の大半がベトナム人だったから通訳を介して仕事を教える事が出来た。でもネパールの場合は国民の過半数が少数民族だ。ネパール人の通訳を雇ってもそれだけでカバー出来るとは思えない。しかも牛を食べないヒンズー教徒が大半だ。社員食堂のメニューも今までのままで良いのか?
 
スリランカに至っては同じ国民でもシンハラ人とタミール人に分かれて争って来た。そんな人達を、単に安上がりに使えるからという理由だけで雇い入れ、ろくに教育もせず、社員に押し付けバイトに丸投げしていたら、最後にはベトナム人だけでなくネパール人やスリランカ人からも相手にされなくなるだろう。
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ネパール人バイト急増の背景を探る

2023年02月22日 18時29分52秒 | 職場人権レポートVol.3

前回の記事で、私の職場では、ベトナム人に続いてネパール人のバイトが増えている事について触れました。私の職場は、某大手スーパーの物流センターです。私はそこの物流センター業務を請け負っている会社の契約社員です。そのセンターでは、日本人だけでなく外国人のバイトも大勢います。日中はまだ日本人のバイトの方が多いですが、夜勤の時間帯になると、外国人バイトの方が日本人よりも多くなります。これまでは外国人のほとんどがベトナム人留学生でしたが、最近ではネパール人留学生が増えて来ました。

なぜベトナム人だけでなくネパール人のバイトが増えて来たのか?一つは、前回の記事でも明らかにしたように、ベトナム人だけでは人手不足の穴埋めが出来なくなったからです。少子高齢化の進む日本では、幾ら募集をかけても、日本人の若いバイトはなかなか来なくなりました。特に物流センターのような、低賃金で肉体労働が主体の職場では、なおさらその傾向が強いです。そこで、外国人の技能実習生や留学生を大量に雇うようになりました。

技能実習生や留学生と言っても、実際はただの人手不足の穴埋めです。日本では外国人の移民を制限しているので、単なる出稼ぎ目的だけでは、外国人は職に就く事が出来ません。その為に、職業訓練や日本語習得の為に、日本にやって来て、学費や生活費を稼ぐために、一定の範囲内で外国人もバイトが出来るようにしました。建前上は職業訓練や日本語習得の為ですが、実際は出稼ぎ目的です。だから、留学生でもピンキリです。中には日本語がほとんどしゃべれないバイトも少なくありません。

しかし、そんな外国人でも、仕事に慣れると戦力になります。今や、若いベトナム人の方が、年寄りの日本人よりもよっぽど戦力になります。しかし、最近はそのベトナム人も、なかなか来なくなりました。安い賃金で、就労時間に制限のある日本よりも、もっと好待遇で就労時間の制限のない他の国に流れるようになったからです。そこで、ベトナム人に代わってネパール人が、その穴埋めに使われるようになりました。これがネパール人バイト急増の一つの理由です。(上記のグラフ参照)

但し、ネパール人バイトが増えた理由はそれだけではありません。ネパールならではの特殊事情も、バイト急増の背景にはあります。この国では80年代末まで国王の独裁政治が続きました。その後、90年代の立憲革命で絶対王制から立憲君主制に移行します。しかし、その後も与野党が政争に明け暮れる政治が続きました。その間隙を縫って、地方では「ゲリラ戦で農村から都市を包囲する」毛沢東主義の革命戦略を掲げるマオイスト(ネパール共産党毛沢東主義派)が次第に台頭。やがて内戦に勝利し、王制から連邦共和制への転換を勝ち取ります。しかし、その後も政情不安が続き、失業率は30パーセントを超えるまでに。職を求めて多くの国民が日本を始め海外に流出。これがネパール人バイト急増のもう一つの理由です。(上記のNHK・BSドキュメンタリー番組の解説参照)

私はこれを見て、「共産党の中でもさらに時代遅れの、武装闘争至上主義のマオイストが、何故ネパールでは内戦に勝利出来たのか?」疑問に思い、調べました。そうしたら、マオイストが掲げる男女平等思想が、身分差別のカースト制の重圧に苦しむ女性の心をつかんだ事が分かりました。アフガニスタンやイランでは女性蔑視のタリバンやイスラム原理主義勢力が台頭する中で、ネパールではそれよりも「進歩的」な思想を掲げた集団が革命を成し遂げたのです。この中で、マイオスト自身も、武器を捨て、より民主的な議会主義の政党に変わっていきました。でも、長期のゲリラ戦で培われた闘争至上主義は、議会政党になっても、そう簡単には変わりませんでした。他の政党と同じように、民衆を置き去りにして、政争に明け暮れるようになってしまったのです。

この中で、現代の日本は一体どういう役割を果たしているのか?本来なら、平和憲法を掲げる日本こそが、ネパールの戦後復興や民主主義、国民生活の向上や人権確立に、多大な貢献が出来るのではないでしょうか?しかし現状は、せっかく職を求めて日本に来たネパール人を、低賃金の捨て駒として酷使するだけの、単なる「貧困ビジネス」の提供者になり下がってしまっています。このままではネパール人も、今のベトナム人と同じように、日本に見切りをつけて、もっと賃金や労働条件の良い他の国に移住するようになるでしょう。

確かに、マオイストも、ネパールという国自体も、まだまだ未熟です。しかし、女性兵士の割合が40パーセントにもなるマオイスト。それに対し、女性国会議員の割合がいまだ10パーセントに満たない日本。60年代には政党も禁止されて、まともな選挙もなかったのに、民主選挙で平和的に連邦共和国に移行出来たネパール。それに対し、いまだに天皇陛下万歳から抜け出せず、不便な元号制度やLGBT差別も克服出来ない日本。それを考えると、未熟なのは一体どちらか?

暗い話題ばかりでも何ですので、明るい話題も一つ。私の住む大阪でも、ネパール料理のレストランが続々と開店しています。今日はその一つ、南海本線住ノ江駅前にある「ニサ」というインド・ネパール料理のレストランに、昼食を食べに行って来ました。注文したのはAランチ。今日の日替わりカレー(チキンとナスのカレー)にサラダ、ナン、ドリンクが付いて700円。カレーの辛さは甘口・普通・中辛・辛口・激辛の5種類から選べます。ドリンクも、チャイ(ミルク紅茶)・ラッシー(ヨーグルト飲料)・コーヒーのアイスやホット、コーラなどから好きな物を選べます。私は普通の辛さのカレーに、ホットのチャイを選びました。ナンは大きく食べごたえがありました。

私は食べた後に、「ダルバートはないのか?」店員に聞きました。そうしたら「ない。そんな物作っても売れないから」と返されてしまいました。ダルバートというのは、豆のスープにご飯、野菜炒めの食事です。日本で言えばご飯、味噌汁、納豆・漬物に相当する、ネパール料理の定番です。でも、今の日本人には地味すぎて、余り人気はないのでしょう。日本でも、私たちが普段食べる味噌汁や納豆よりも、めったに食べれない寿司や天ぷらの方が、美味しくて異国情緒も味わえるので、外国人には人気があります。(上の絵がダルバートです)

私の会社でもそれは同じです。食堂メニューにベトナム風うどんのフォーを載せても、誰も注文しません。だから最近では、日本の焼きそばとほとんど変わらない物を、「ベトナム風焼きそば」として提供しています。日本人と同じように箸を使い、日本人好みの料理も多いベトナムですら、そんな感じなのに、その上、箸も使わず(スプーンで食べる)、牛肉も食べない(ほとんどがヒンズー教徒だから)ネパール人が増えたら、会社は一体どうするつもりでしょうか?労働者を単なる「捨て駒」としか見ない国では、どんな国の人を雇っても、また同じ愚を犯す事になるでしょう。(最後はまた暗くなってしまいました。スミマセン)

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もうこの国は終わってしまった

2023年02月19日 07時25分00秒 | 職場人権レポートVol.3
 
昨日の午前中は私と外国人女性バイト2人の計3人で農産物の仕分けをした。外国人バイト2人のうち1人はいつも作業しているベトナム人のベテランだが、もう1人はネパール人の初心者だった。
 
ネパール人の初心者バイトも、派遣会社の通訳係(この人もネパール人)から、作業の基本的な内容はあらかじめ聞いているので、最低限の仕分け作業は出来る。
 
しかし、最低限の事しか出来ないので、応用は全く利かない。ベトナム人のベテランも、言葉の違うネパール人の初心者相手に、作業手順の説明に四苦八苦していた。
 
私も検品やハンディスキャンで手一杯で、ネパール人やベトナム人のフォローなぞする余裕は無かった。そこに商品の入荷遅れも加わり、作業はだだ遅れに。最後は皆で手分けして、予定時間も大幅に超過して、ようやく作業を終える事が出来た。
 
作業終了後、「何故、ベトナム人に加えてネパール人も雇うようになったのか?」副所長に聞いた。そうしたら、「最近はベトナム人も、賃金や労働条件の良い他の国に出稼ぎに行くようになり、ベトナム人だけでは人手不足の穴埋めが出来なくなってしまったからだ」という事だっだ。
 
確かに日本に住む在留外国人の国別割合を見ると、約26万人の留学生のうち、多い順に中国人11万、ベトナム人4.4万、ネパール人3.2万と、ネパール人がベトナム人の次に多い事が分かる(昨年6月時点)。留学生と言っても実態は人手不足の穴埋めだ。日本では法律上、外国人の出稼ぎ就労は出来ないので、技能実習生や留学生による学業補助のアルバイトという名目で、外国人労働者を受け入れているのだ。
 
私はこの副所長の返事を聞いて、正直「もうこの国は終わってしまった。もう、こんな国に居ても仕方ないのではないか?」と思った。
 
何故なら、日本を見捨てつつあるのはベトナム人だけではないからだ。今や日本人ですら、日本にいても低賃金でこき使われるだけなので、時給も高く、休みも自由に取れる海外に、出稼ぎに出るようになってしまった。やがてネパール人も、その流れに加わる事になるだろう。
 
 
以前、NHKの「クローズアップ現代」で、日本の若者が海外でバイトするようになったと報じていた。その一例として、オーストラリアでのブルーベリー摘みのバイトに応募した人のインタビューを流していた。その人いわく、「頑張って収穫したら、月に50万円は稼げる」という話だった。
 
「農場での単純な収穫作業なので、英語が全く喋れなくても何とかなる」そうだ。それで「月に50万円も稼げて、休みも自由に取れる。もう日本で働くのがバカらしくなった」と。
 
今まで日本は、労働者を使い捨てにして来た。労働基準法を骨抜きにして、労働組合も骨抜きにして、過労死を蔓延させて来た。賃金も、先進国の中で、唯一日本だけが、何十年も賃金を低いまま据え置いて来た。国内にはブラック企業がはびこり、パワハラやセクハラ、派遣差別や男女差別がまかり通って来た。
 
そのツケが今、一気に噴出しているのだ。若者の海外への出稼ぎも、国内のブラック労働を拒否した一種の「ストライキ」だ。まさに自業自得という他ない。今、ニュース速報で、北朝鮮が日本海にミサイルを発射したと騒いでいる。しかし私に言わせると、もうこの国はミサイル攻撃される前に、とっくに滅んでしまっている。今や、外国人だけでなく日本人にも見捨てられつつあるのだから。
 
それは一体誰の責任か?長年に渡り、自民党の悪政を支持、黙認して来た多くの国民の責任だ。無駄なカートの積み替え作業一つ是正出来ない「社畜、奴隷」国民の責任だ。
 
こんな事を書くと、すぐネトウヨ(ネット右翼)は私の事を「反日」呼ばわりするだろう。しかし、私に言わせれば、今まで自民党の悪政を黙認し、日本をここまでダメ国家にしたネトウヨの方が、よっぽど「反日」だ。あいつらは、強い者には何も言えず、弱い者イジメで日頃のうっぷんを晴らすしか能のない、ただのネットオタクに過ぎない。そんな奴らから「反日」呼ばわりされる筋合いなぞ一切ない。
 
 
以下、2月3日付「女性自身」の記事より↓
 
2月1日、NHK番組「クローズアップ現代」で取り上げられた、海外の“賃金水準”がネット上に衝撃を与えている。
 
同番組では「“安いニッポンから海外出稼ぎへ”~稼げる国を目指す若者たち~」というタイトルで、長時間労働と低賃金に耐えかねた若者たちが、続々と海外へ出稼ぎに行っていると紹介。出稼ぎに行く場所はアメリカやカナダ、ポーランドなど多岐にわたるという。
 
番組内では、実例としてオーストラリアへ出稼ぎに出た若者たちが取り上げられた。
 
まず紹介されたのは、共同生活を送りながら働く20人ほどの日本人の若者たち。仕事は農場で行う収穫最盛期のブルーベリーの摘み取りで、語学能力は問われず、時間は朝8時から14時までの6時間。残りの時間はそれぞれ副業や趣味などの時間に費やすという。給料は歩合制で、シーズンによって差はあるようだが、良い時は日給約2万4000円で、月給は50万円ほどと紹介された。
 
さらにもう1人、日本で脳神経外科の看護師として働いていたという女性も登場。オーストラリアでも人材不足が深刻だという介護現場で、30人以上いる日本人アルバイトの1人として働いている彼女の給料は、1週間でトータル2488ドル(約22万4000円)。日本の介護職の平均月収25万円に対して、多いときで月収80万円だと紹介された。
 
日本でも今年に入って、ユニクロを始めとする大手企業が賃上げを発表している。しかし、日本の全従業者の7割が就業している中小企業ではそうした動きはほとんどなく、日々高騰する物価にあちこちで悲鳴が上がっているのが現状だ。
 
そんな状況で取り上げられた、日本では考えられない賃金水準とその好待遇ぶりに、ネット上は衝撃の声が相次いでいる。
 
《ごめん、日本で働く意味ある?w》
《なぜ同じ仕事をしてもこれだけ稼ぎも生活のゆとり感も違う?》
《そら頭の良い日本人は海外出稼ぎに向かうよ。 夢も希望もない日本はオワコン》
《30年前は日本が東南アジアなどから憧れられて出稼ぎに来ていたのにと思うと、国力が落ちまくったんだなと実感する》
《昨日たまたまNHKつけたらクローズアップ現代でワーホリ出稼ぎの特集だった。オーストラリアでアルバイト介護職で月収90万円だという。。おれもあのまま帰国しなければ今頃どうなっていたか。日本がここまでダメ国家になるとは当時はまったく予測してなかった》
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