アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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祝!衆院補選で有権者が自民党の裏金政治を拒否!

2024年04月29日 03時44分00秒 | 統一教会と安倍国葬の是非を問う
 
昨日投開票が行われた衆院補欠選挙。3選挙区全てが自民党裏金議員の辞職によるもので、自民党による裏金政治の是非を問うものだった。
 
 
結果はいずれも立憲民主党の候補が勝った。島根1区は亀井亜紀子氏が当選。対抗馬の自民党・錦織功政(のりまさ)氏は官僚上がりの新人で、現職の亀井氏の方が圧倒的に知名度があった。それにしても、自民党は何故こんなド新人を候補にしたのか?長年の保守地盤にあぐらをかいて、野党を見下して来たからに他ならない。しかし「奢る平家は久しからず」。その「保守の壁」も裏金政治に対する怒りの前では無力だった。
 
実際、この島根1区での自民党の狼狽ぶりは尋常ではなかった。終盤戦で錦織候補と応援弁士の岸田総裁が絶叫顔で支持者に奮起を訴えたのだ。劣勢挽回のつもりで訴えたのだろうが、逆にドン引きする有権者も多かったのではないだろうか。聖教新聞にはこんな絶叫顔の候補者の写真がよく載るが、それは読者が身内の学会員だからこそ初めて効力を発揮する。しかし自民党の支持者は学会員ではないしネトウヨみたいな人間ばかりでもない。与党だからこそ「寄らば大樹の陰」で支持して来た人間も多かったはずだ。そんな人たちに、こんな絶叫顔で迫っても、自ら劣勢をさらけ出す事にしかならず、更に票が逃げていってしまったのではないか。
 
 
東京15区は自民党が候補者すら擁立出来ず、野党や無所属、諸派の新人9人による混戦となった。諸派の根本良輔陣営による選挙妨害、他候補に対する暴力行為が横行する中で、立憲民主党の酒井菜摘氏が当選した。
 
酒井氏は元助産師の江東区議。2位に付けた無所属の須藤元気氏も元立憲の国会議員で、消費税廃止を公約に掲げるリベラル左派。この2人が上位を占め、維新の金澤結衣、日本保守党で右派の飯山陽(あかり)、国民民主党・都民ファースト推薦で自民党も相乗りを図ろうとした乙武洋匡(ひろただ)の諸氏はいずれも下位に沈んだ。
 
特に乙武洋匡氏なぞは作家で知名度もあり、都民ファーストの小池都知事がバックに付いていたので、もっと票を集めると見られていただけに、1万9千票余りしか取れずに5位に沈んだのは意外だった。しかし、これも小池知事の経歴詐称疑惑が直撃し、乙武氏自身の不倫疑惑も加わり、さしもの知名度も今回は通用しなかったようだ。
 
 
長崎3区も自民党が候補を擁立出来ず、立憲民主党と維新の野党候補2氏の争いとなった。ここでも立憲で元議員の山田勝彦氏が維新新人の井上翔一朗氏に勝利。知名度では立憲候補の方が圧倒的に優っていたが、私は自民党票が維新に一定流れると思っていただけに、予想外に差が付いたのは意外だった。
 
3選挙区に共通して言えるのは、自民党にお灸を据えるだけでなく、「隠れ自民」の「ニセ野党」にもお灸を据える結果に終わった事だ。憲法改正やその他の公約でも、自民党と似たり寄ったりで、時には自民党を右から煽るような事しか言わない政党や候補者が、選挙の時だけ野党ヅラして、自民党と同様の金権選挙を展開しながら、改革者気取りで当選を果たす。そんな政治がずっと続いて来たが、ようやく潮目が変わりつつあるようだ。
 
選挙の投票率が年々低下しているのも、「ニセ野党」が自民党と馴れ合って、自民党と同じような事しか言わなくなってしまったからだ。だから、いつまで経っても政治が変わらない。賃金は上がらず、物価や税金、社会保険料ばかりが値上がりする中で、本当は政治に対して言いたい事は山ほどあるのに、政治が全然変わらないものだから、もうみんな愛想を尽かして投票に行かなくなっでしまったのだ。
 
それでもまだ立憲民主党の泉代表は、相変わらず維新に秋波を送り、野党共闘に背を向けている。それでは自民党政治の対抗軸になり得ないのは明らかだ。立憲民主党が本当に政権交代を果たす気があるなら、もっと結党の初心に立ち返って、自民でも、「第二自民」の維新でもない対抗軸を明らかにすべきだ。そうでなければ、今回の補選勝利も、結局は「棚からぼた餅」の一時的勝利に終わるだろう。
 
以下、新聞記事より。

衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙が28日投開票された。東京15区で小池百合子東京都知事が擁立を主導した無所属新人の乙武洋匡氏を推薦したが、立憲民主党候補に敗れた国民民主党の浜野喜史選対委員長は「政権に対する批判票の十分な受け皿になれなかったことは真摯(しんし)に反省しなければならない」とのコメントを発表した。

 浜野氏は3補選で自民が議席を得られなかったことについて「現在の岸田内閣の政権運営、とりわけ、裏金問題に対する改革が全く不十分であると国民から厳しい評価が下された結果だ」と指摘。「旧文書通信費や政策活動費の使途の公開など、野党案も取り入れた、実効性のあるより厳しい法改正に速やかに取り組むべきだ」と主張した。

 一方、選挙期間中に「執拗(しつよう)な選挙妨害を受けた」として「活動が制限され、乙武候補の改革姿勢や政策について十分に浸透が図れなかった」とも説明。選挙妨害について「有権者の知る権利や聞く権利を侵害する看過できない」行為と非難し、公職選挙法の改正に取り組む考えを強調した。

維新の「立憲たたき」失敗?東京15区で敗れた金沢結衣氏「力不足」馬場伸幸代表「関西以外は厳しい」(東京新聞)

28日投開票の衆院3補欠選挙で、日本維新の会は、公認候補を擁立した東京15区と長崎3区で落選が決まった。「立憲民主党をたたきつぶす」と、野党第1党の立民批判を展開していた馬場伸幸代表は「関西以外の小選挙区で勝つのは厳しい」と話した。

東京15区補選で落選した日本維新の会新人の金沢結衣さん(33)は28日夜、事務所近くで、支援者たちに「力不足だった」と語った。金沢さんは政治とカネを巡る問題を踏まえて「クリーンな政治」を唱え、企業・団体献金の禁止を訴えたが、約2万8千票で3番手となった。

立憲民主党批判も広がらず「地力がない」

応援に入った馬場氏は、野党第1党の立憲民主党を批判したが、浸透しなかった。

馬場氏は28日夜、大阪市の党本部で記者会見し「党としての地力がないというのが根本的な問題」としたうえで「一刻も早く地元での基盤をつくり、強固にしていく」と語った。

不信任案には協力示唆「今回は恒例行事ではないのかな」

馬場氏は「国内外で大きな難しい問題が山積しているなかで、立憲民主党が野党第1党でやっていても、国は良くならない」と今後も批判を続けていく姿勢を強調した。

ただ、これまで立憲民主党などが内閣不信任案を出しても「恒例行事」などとして協力してこなかったが、今国会で提出された場合は「岸田首相の政治改革に対する姿勢を見ると、今回は恒例行事ではないのかなと思う」と、協力を検討する考えも示した。

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廃止すべきは芸備線ではなく自民党政権だ

2024年04月23日 03時26分56秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

4月20日・21日に広島県の秘境駅・備後落合と、その先の絶景スポット・奥出雲おろちループを訪ねて来ました。以下はその旅の中でつぶやいたX(旧Twitter)投稿です。

鉄オタ憧れの秘境駅、備後落合。遂に出発の日が来たが時刻表を見る度に頭を悩ます。芸備線で現地の駅や近くの旅館に向かうまではまだ何とかなっても、木次(きすき)線に乗り換え奥出雲おろちループや出雲坂根の三段式スイッチバックに行こうとしても3本しか列車がないのでは。亀嵩(かめだけ)そばを味わうのはもう無理かも。

 
大阪から岡山経由で新見まで来た。昼食は新見駅前のきくや食堂で備中そばを注文。鳥南蛮に玉葱を加えた感じのそばで、これで670円はお得。駅の横には地元の公立大学が運営する休憩スペースも。誰でも入れて携帯充電も可。保育・看護系の大学で約180名の学生が学ぶ。過疎化や無医村対策の決め手となるか。
 
 
遂に芸備線の車両に。1両に15名程の乗客も大半は鉄オタ。沿線には「やっぱり芸備線がええよのう!」の垂れ幕も、行き違い設備撤去の跡や、落石時に直ぐ止まれるよう時速25キロの徐行運転を強いられ、備後落合までの44キロ12駅を1時間半もかけて走らなければならない所に、鉄路維持の難しさを改めて知る。
 
 
備後落合に遂に降り立つ。14時半前後は3方向からの列車が一斉に停車。転車台や貯炭庫の跡、広い構内にかつての賑わいの名残が。今も元OBボランティアが駅の清掃やガイド業務をこなしている。だからこそ今でも週末にはこれだけ大勢の人がやって来る。ここまで愛される秘境駅を廃止してしまって良いのか。
 
 
芸備線も昔は山越えの重要ルートとして急行列車が多く走っていた。駅ホームの売店では乗客が名物のうどんをすすり、駅前には松本清張が小説「砂の器」を書き上げた旅館も。当時の賑わいを偲ぶ写真が駅舎に所狭しと。備後落合はもはや秘境駅と言うより鉄道博物館。これを赤字の一言で切り捨てて良いのか。
 
 
備後落合の駅そば名物だった「おでんうどん」が、今でも近くのドライブインで食べられると聞き訪ねたが、まだ準備中で叶わず。仕方なく今夜泊まる宿まで6キロの道のりを歩く。国道を道なりにたどれば良いと思っていたが実際は結構な山道だった。ようやく旅館に着き、温泉に身を委ね夕餉に舌鼓を打つ。
 
 
昨夜泊まった旅館の方が車で最寄りの油木駅まで送ってくれた。なかなか風情のある旅館だった。駅ノートに素晴らしい絵が描かれていたが1日3本のダイヤでは目にする人もほとんどいない。このまま広島に抜ければ14時台に大阪に着くが日本海回りだと18時台に。それでも奥出雲おろちループに行くべきか否か。
 
 
9時35分発木次行きまで大分間があるので、8時52分発備後落合行きに乗り秘境駅で時間を潰そうとしたが、停車時間が5分しかないので諦めた。近くに自販機がないか聞こうと駅前の簡易郵便局に行ったら缶コーヒーを売っていた。駅前の万屋が郵便局も兼ねているようだが売っているのはこの缶コーヒーだけだった。
 
 
JR木次線最大の絶景ポイント。奥出雲おろちループと出雲坂根のスイッチバック。やはり来て良かった。スイッチバック区間では進行方向が3度切り替わる。動画も撮影したが、ツイッターには容量オーバーで送れないし、トンネル内では私や乗客の顔もカメラに映り込んでしまっているので残念ながら掲載出来ず。
 
 
亀嵩そばを味わうのは諦めた。わずか1日3本のダイヤでは一旦下車したら半日近くも駅で待ちぼうけを食らう。但し貴重な経験も。終点の木次でもそのまま乗っていたら次の終点の宍道(しんじ)まで行ける事が判明。時刻表上の列車名が変わるだけで実際は同じ列車だから。旅程まず先にありきでよく嵌る落とし穴だ。
 
 
宍道にお昼頃着いたが売店の類は皆無。このままではお昼ご飯も食べれないので米子まで行く事に。米子駅で一旦清算し、改札出た先の土産物屋で駅弁を慌てて買う。米子駅改札で油木駅の整理券出したら駅員大慌て。普段そんな切符なぞ見ないから。米子から乗った特急やくも車内でようやく遅い昼食。
 
 
もし今年も奥出雲おろち号が走っていたら、こんな苦労なぞせずもっと楽に旅が出来た。本当は昨年秋のラストランまでに私も一度乗りたかった。でも最後まで予約で埋まり乗れなかった。木次線は赤字だと言うが、もっと乗りやすいダイヤにすれば乗客は増える。その努力もせず赤字を廃止の口実にするな。
 
 
芸備線も然り。沿線には帝釈峡などの観光地もある。備後落合駅も週末になれば鉄オタで賑わう。だったらもう少し運行本数を増やしたらどうだ。駅ボランティアの善意に甘えるだけでなく、せめてJRの嘱託職員として雇ったらどうだ。幾ら赤字のJRでもそれ位の金はあるはずだ。赤字を廃止の口実にするな。
 
 
過疎化やモータリゼーションは鉄道赤字の直接要因であっても根本要因ではない。国が高速道路や新幹線にばかり予算を注ぎ込み、地方在来線を蔑ろにし、保線も怠りダイヤも間引きし、時速25キロの徐行運転でしか列車を走れなくして来たから、地方が過疎化・高齢化し、車なしでは生活出来なくなったのだ。
 
 
このままでは芸備線や木次線の廃止だけでは済まなくなる。枝が枯れれば幹も枯れる。やがて伯備線も廃止されるようになるだろう。国は輸出大企業ばかり助け、農地を荒れるに任せ、高速道路やリニアにばかり力を入れているのだから。そのくせ赤字のツケを地方にばかり押し付け、非効率だと罵る。
 
 
何が再構築協議会か。そんなに地方の自助努力ばかり言い募るなら、今まで地方に押し付けて来た原発を次からは東京のお台場や大阪の夢洲に作れ。今まで赤字ローカル線で運んでやった北海道の野菜も食わずに東京の野菜だけで食べていけ。国民を食わせるのは政府の責任だ。それを地方にばかり押し付けるな。
 
注:再構築協議会とは、改正地域交通法(地域公共交通活性化再生法)によって新たに設置される事になった赤字ローカル線存廃協議の場。地元自治体・鉄道事業者のどちらかの申し出により協議を開始する。3年間の議論の中で結論を出さなければならない。JR芸備線備中神代(びっちゅうこうじろ)・備後庄原間がその最初の対象区間に選ばれた。
 
 
大阪に帰って近所のスーパーで買い物中に、ふと広島のもみじ饅頭が目に付いた。製造元を見たら何と!広島県庄原市東城町のメーカーだ。モロ芸備線の沿線だ。このもみじ饅頭を銚子電鉄の濡れ煎餅と同じ様に宣伝出来ないか?その努力もせずに、赤字を鉄道廃止の口実にするな。
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「あまろっく」観て来ました。

2024年04月18日 20時56分22秒 | 映画・文化批評
 
先日このブログでも取り上げた映画「あまろっく」を観て来ました。「あまろっく」というのは尼崎閘門(こうもん)の愛称です。尼崎の下町を高潮の被害から守っている防潮堤の閘門で、船が出入りする時だけ開きます。その尼崎を舞台にした映画なので、映画のタイトルもそこから取ったそうです。以下、映画のあらすじをかいつまんで紹介します。
 
尼崎で町工場を経営する65歳の近松竜太郎(演じるのは笑福亭鶴瓶)は「人生何でも楽しまな」が口ぐせの好々爺。39歳独身の娘の優子(同、江口のりこ)は、そんな親父の能天気でグータラな生き方に反発して、勉強もスポーツも頑張り、一流大学を卒業。東京でキャリアウーマンとして活躍していたが、リストラされて実家に舞い戻り。そしたら何と親父が「祝リストラ」のプラカード掲げて玄関で娘を出迎え、お祝いの赤飯まで用意していたw。
 
会社をリストラされて実家に帰って来た娘に対して「祝リストラ」で出迎えるとは、何て親父なのかと私も最初は呆れました。でも、「人生何でも楽しまな」が口ぐせの親父なので、リストラもその延長で「そんなもの笑って跳ね返したれ」と励ますつもりだったのでしょう。しかし、勝ち負けにこだわる娘にとっては嫌味にしか受け取れなかったようです。
 
この辺でもう、グータラな親父ではなく勝ち負けにこだわる娘の方がヘンコである事が映画で暗示されているのですが、私も高校生の頃はこんな優子みたいな人間だったので、身につまされる思いで観ていました。
 
その親父が、仕事の関係で時々訪れる尼崎の市役所(商工会だったかも?)で、受付嬢をしていた20歳の早希(同、中条あやみ)を見初め、というか実際は早希の方が親父の純真な性根にほだされ、半ば押しかけ同然で親父と再婚。独身の優子にも世話焼いて見合い写真を持って来る有様。
 
それでなくても、キャリアウーマンから一転リストラされ、実家に舞い戻りニート同然の暮らしにまで転落してしまった優子にとっては、いくら継母とはいえ妹みたいな早希から「優子ちゃん、優子ちゃん」と毎日子ども呼ばわりされ面白くない。だから最初はいつも早希と喧嘩ばかり。
 
しかも(ここから先はネタバレあり)親父もその後、マラソン中に心不全(?)起こして死んでしまうのに、その不幸も乗り越え、最後は早希の紹介したお見合いの相手と結婚し、親父の町工場も引き継ぐ事になり、最後は予想もしないクライマックスで終了。
 
…ざっと、そんなあらすじです。この映画は家族愛のすばらしさを描いたものだと言われており、実際その通りなのですが、それだけがこの映画の主題ではないと思います。
 
何故そんなほのぼのとした家族が誕生し、親父の死も乗り越えて行く事が出来たのか。それは、「人生何でも楽しまな」という親父の楽天性と、それを真正面から受け止める事が出来た早希の純粋一途な生き方がバックボーンにあるからではないでしょうか?
 
早希の家庭も、父親が女をこさえて家を出て行き母親の手で育てられるなど、決して円満なものではなかった。だからこそ早希は家族団欒(だんらん)に憧れ、それを体現した竜太郎に惚れ込んだのです。65歳の親父が子どもみたいな20歳の小娘と再婚。今時そんな話は結婚詐欺以外にはあり得ない。そんな「世間の常識」を見事に覆した痛快さに魅了されました。
 
私もそんな自由で伸び伸びとした家庭に生まれたかった。日本人の大半がそんな家庭に生まれていたら、日本も今のようなギスギスした競争社会、社会悪がはびこる犯罪社会、貧困や差別が広がる格差社会にはなっていなかったと思います。そういう堅い話は抜きにしても、マジでお薦めです、この映画。
 
他方で、この映画を観るきっかけとなった婚活相手の女性については、今ではもうサクラだったと確信しています。何故なら、プロフィールの自己紹介の言い回しが微妙に変。例えば「大阪の泉佐野美容クリニックに勤めています。仕事が大好きなので嬉しいです」と書いてありましたが、「仕事が大好き」だと何故「嬉しい」のか?具体的な説明もなしに、いきなりこんな事を普通の人は書きません。
 
それ以上に決定的だったのが、大阪に「泉佐野美容クリニック」なんて会社は全然なかった事。グーグルマップだけでなく国税庁の法人番号検索でも企業名で逆サーチかけましたが、そんな会社は一切存在しませんでした。婚活サイトで自慢するほどの会社なら最低でもグーグルマップには載るはずです。でも、その時は、勤務先の名前も具体的に書いてあったので、すっかり信用してしまっていました。今から思えば浅はかでした。
 
でも、この事で私が被った被害は、ネット婚活サイトの登録を無料会員から有料会員に変更した事で、半年間の登録料を支払う羽目になったぐらいです。これも有料会員になった事で、それに見合うサービスも受けられるようになるのですから、実害はないに等しいです。そして、何よりも、これがきっかけで「あまろっく」の映画も観れた訳ですから、見ようによっては、「詐欺師からのプレゼント」と受け取れなくもありません。
 
でも、そうは言っても、婚活詐欺師が暗躍しているのも事実なので、次からは気を付けようと思います。
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もうそんなヤセ我慢は止めよう

2024年04月15日 21時43分39秒 | 未完の政権交代

この間の私の以下の連投ツイートをこちらにそのまま転載します。(添付の画像や写真は一部差し替えました)

週刊文春4月18日号「自公83議席減!」。今、衆院解散したらこうなると。岸田が9月総裁選で不出馬に追い込まれる位なら、自民逆風の中でも大博打に打って出るかもしれないと。その結果、自民73減、公明10減、立憲52増、維新21増で自公与党過半数割れ、立憲・維新を中心とした非自民・非共産連立政権誕生

裏金自民にお灸を据えるだけならそれでも良いが、その結果が単なる非自民・非共産連立政権なら、かつての細川政権と同じ。政権内の主導権争いの末に、社会党が自民党に取り込まれ、自社さ連立の村山政権が誕生。安保・自衛隊容認に転換した社会党が骨抜きにされ、自民延命に手を貸しただけで終わった
 
立憲は数こそ多いが烏合の衆だ。維新の方が旗幟鮮明で勢いもある。だが維新の掲げる旗は身を切る改革、福祉切り捨て、軍拡容認で「第二自民」そのもの。それは今の大阪を見れば一目瞭然。維新首長の下で公務員リストラ(官製ワーキングプア蔓延)、公立高校・病院の統廃合、挙句にコロナ無策で死者激増
 
 
そんな維新主導の非自民・非共産連立政権なら、今の自公与党とそう変わらないどころか、更に酷い悪政が横行する事になる。そうさせない為にも立憲が如何に踏ん張れるか、立憲を左(福祉重視、平和志向)から支える他の野党(共産・れいわ・社民)がどれだけ伸びるかにかかっている
 
だが現状は左の野党も立憲以上にガタガタだ。共産は松竹除名で今でも民主集中制という過去の遺物にしがみついている事が顕になった。れいわも実態は山本太郎1人に権限が集中する個人独裁の党に過ぎない。私が望むのはあくまで本当の民主主義、どんな個人も尊敬され自由・平等・平和に生きられる社会だ
 
それでも自公与党の暴走と第二自民(維新)の台頭を阻止するには、立憲やそれを左から支える他の野党の議席を少しでも伸ばすしかない。4月28日投票の衆院3補選はその絶好機。どの選挙区も与党敗色が濃厚だ。東京でも島根でも長崎でも、ぜひ自民党にお灸を据えて欲しい。それが裏金事件の解明にも繋がる
 
立憲だけだと経済安保法案も通過。半導体などの製造業も安保の名で秘密保護の対象に。今まで隠れてコソコソ調査していた公安が今後は堂々と反戦運動に牙を向く。やがて矛先は反戦から政府批判全てに。裏金疑惑も闇から闇。そうさせない為にも、たとえ多少不満があっても立憲を左から支える野党が必要
 
それでも皆、自民や維新に投票するのは何故か?私が思うに、一つはマスコミが自民や維新ばかりをもてはやすから。競馬でもそうでしょう。スピードの速さでレースが決まると新聞が書けば、皆逃げ馬ばかり買うでしょうが。その中で本命党は安定株のジミンを買い、穴党は配当の高いイシンを買うw
 
 
皐月賞でも前走のGIレース勝ったレガレイラやGⅢで逃げて圧勝したメイショウタバルが人気していた。だがその圧勝劇もコース最内が荒れてなかったからで、荒れ馬場の皐月賞では最下位に沈んだ。でもそこまで読める人間ばかりではないので、新聞が逃げて勝つと書けば皆メイショウの馬券ばかり買う羽目に
 
もう一つの理由は「大勢に巻かれろ」。周りが阪神ファンばかりの中で巨人ファンを名乗るのは勇気がいる。だから新聞が安倍一強と書けば皆、自民に投票。関西では吉村知事が人気だと書けば皆、維新に投票。ところが裏金問題で自民人気にかげりが出てきた途端に急に反自民に。だったら最初から批判しろよ

安倍一強とか自民一強とか言っても、所詮その程度のモンなんよ。ところが皆「大勢に巻かれろ」に染まってしまってるものだから、「政府・与党を批判するなんて畏れ多い」とたじろいでしまう。野党も野党で、幾ら自分達が不甲斐なくても全部「強い与党」のせいに出来るので、万年野党に安住してしまう
 
 
それで困るのは一体誰か?我々、一般庶民じゃないか。政府や大企業が如何にも賃上げに前向きなポーズを取ればもうそれで満足して簡単に与党になびいてしまう。実際は雀の涙ほどの賃上げで、派遣や下請け、外国人の低賃金搾取と引き換えである事に薄々気付いていても、自分達さえ良ければそれで良いと
 
本当は物価高や社会保障費の値上げで生活が苦しいのに、国の財政が赤字だからとか、中国の脅威から国を守るにはもっと防衛費を増やさなければならないと言われたら、もう黙り込んでしまう。そんなに財政が赤字なら、今にも中国が攻めて来るなら、もう万博どころではない筈なのに。それは誰も言わない
 
 
もうそんなヤセ我慢は止めよう。台湾では地震後2時間で避難所が開設され、プライバシーも保たれたテントが家族単位で設置されたのに、能登半島では数ヶ月経っても水道も繋がらない。それなのに旅行支援で一部業界だけにお溢れが。そんな政治を許しておいて良いのか?それを変える第一歩が今度の選挙だ
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住吉界隈の鰻と桜

2024年04月13日 08時59分02秒 | なにわB級グルメ探訪
 
住之江公園だけでなく住吉公園の桜も満喫して来ました。訪ねたのは4月10日(水)のお昼です。まずは腹ごしらえに老舗の「いづもや」で鰻丼を食べました。阪堺線住吉電停前の、昭和に舞い戻った様な古い店の前に、午後12時15分ぐらいに着きました。店の建物だけ見たら、まるであばら屋みたいな感じですが、老舗の有名店なので既に行列が出来ていました。
 
13時過ぎにようやく入店する事が出来て、カウンター席に通されます。店のメニューは6百円、8百円、千円、千5百円、二千円の鰻丼と、だし巻き4百円、赤だし又は肝吸い各2百円の8種類のみです。今日は奮発して二千円の鰻丼とだし巻き、肝吸いを注文しました。だし巻きが出て来たのが13時15分。そこから15分ほどしてようやく鰻丼と肝吸いが出て来ました。鰻丼は関西風のご飯に出汁が染みた櫃まぶし。鰻も関東風の焼きではなく関西風のまむしで。
 
 
何故出来上がりが遅いのか、店の中に入ってようやく分かりました。二代目と思しき旦那とその息子、旦那の祖母と思しきお婆ちゃんの三人だけで切り盛りする家族経営の店だからです。店内にはカウンターが4席、4人掛けのテーブルが4つしかない小さな店ですが、それでもたった3人の家族だけでは、大勢の客の注文に応えるのは大変でしょう。
 
味は確かに美味しかったです。特にだし巻きは、柔らかくジューシーで、私には到底真似の出来ない仕上がり具合でした。鰻も、備長炭で焼いた国内産の鰻が、ほんのり柔らかく仕上がっていました。しかし量は少なめで、これならチェーン店の「宇奈とと」で食べる千円の鰻丼の方が、ボリュームがあるし安いです…と思っていましたが、後で満腹感がこみ上げて来ました。やはり鰻丼は高カロリーです。
 
 
ここまで住之江公園から自転車で来ました。休日には混雑する住吉公園の桜も、その日は平日の公休日だったので落ち着いてゆっくり鑑賞出来ました。住吉公園だけでなく高灯籠の桜も綺麗でした。昔は今の阪神高速湾岸線付近が海岸線で、写真の高灯籠もそこに建っていました。そこで皆、船から降りて、「汐掛け道」という海岸の参詣道を通って、住吉大社にお参りしていました。公園の事務所で桜の写生展がちょうど開催中で、昔の写真や地図も掲示されていました。
 
 
阪堺電車の上町線も、昔は天王寺から住吉大社にお参りする人を運ぶ為に敷かれました。最初は馬車鉄道で、やがて路面電車として開業しました。南海本線住吉大社駅の隣にある住吉公園駅が上町線の終点でした。今はもうこの駅はありませんが、当時の駅舎が今も保存されています。この辺りは住吉大社の参詣道であると同時に、紀州街道沿いの宿場町でもあったので、古い町並みが今でも残り、昭和の名店が今でも営業を続けています。当時の宿場町「安立町(あんりゅうまち)」の名前が今も阪堺線の駅名に受け継がれています。
 
 
私の住んでいる住之江区は、江戸時代の新田開発や明治以降の埋立で出来た比較的新しい街なので、こんな古い町並みを堪能する事は出来ません。でも、自転車で15分ほど走れば、こんな古い町並みに出会う事も出来るのです。以前住んでいた西成のあいりん地区も、非常に住みやすい街でしたが、ここもそれと同じぐらい住みやすいです。何も新世界や道頓堀だけが大阪ではありません。それを改めて感じました。
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今年も桜の季節がやって来た

2024年04月08日 20時55分46秒 | 当ブログと私の生い立ち

大阪でもようやく桜が満開に。近くの住之江公園で束の間のお花見に出かけました。グラウンドでは少年たちが野球に興じていました。公園にはキッチンカーも出ていました。

公園の中を北に向かうと太鼓橋のかかる池に出ます。ここも有名なお花見スポットです。さらに公園の北側には住吉川が流れ、両岸には桜並木が続いています。

住吉川の桜並木は川の両岸にありますが、南側(川の左岸)は並木とベンチがあるだけです。しかし北側(右岸)には小高い丘みたいな所もあり、ここで皆さんシートを広げてお弁当を食べていました。ここは他のお花見スポットほど有名ではないので、お花見に来るのも近くのマンション住民に限られます。その分、落ち着いて花見が出来るので、私も桜の季節には必ずここでお花見をします。この日も近くの「りくろーおじさんのチーズケーキ」の店で買ったパンでランチにしました。

川を渡って公園に戻り、今度は公園の西側(幹線道路や競艇場に面した方)を駅に向かって進みます。ここには花壇があり、花壇のステージではコスプレ衣装の少女たちが歌を歌っていました。やがて護国神社の境内に入ります。

護国神社も隣の住之江公園と並ぶ桜のお花見スポットです。ここも桜が満開に咲き誇っていました。境内は大勢の花見客でにぎわい、キッチンカーも多数出店していました。でも、神社の絵馬には戦艦が描かれ、境内では自衛隊が隊員募集活動を行っていました。護国神社はいわば「大阪の靖国神社」です。自衛隊の災害被災地救援活動については私も有難いと思いますが、隊内にはびこるハラスメントや、政教分離に反する靖国参拝、右翼文化人を呼んで戦争賛美とも取れる講演が毎年のように繰り返されている現状に対しては、非常に違和感を覚えます。

桜と言えば、競馬ファンにとっては何と言ってもGⅠレースの桜花賞w。毎年このレースは桜が散った後に開催されていましたが、今年は満開になるのが遅かったので、ちょうど桜が見頃を迎えた時期に競馬を楽しむ事が出来ました。当日は日曜日で、朝から阪神競馬場に行く事も出来ましたが、帰りの大混雑に巻き込まれるのが嫌だったので、馬券は近くのウインズで買う事にしました。護国神社を抜け、駅から地下鉄に乗ってウインズに。2番の◎クイーンズウォーク(8着)から三連複フォーメーションと馬連で流した為に、せっかく〇ステレンボッシュと▲アスコリピチェーノが1・2着に来て、3着の人気薄△ライトバックもヒモで買っておきながら、タテ目で外してしまいました。

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リアルあまろっくな婚活体験

2024年04月07日 08時02分06秒 | 当ブログと私の生い立ち
 
今使っているレンタルブログ運営会社と提携しているMatch(マッチ)というネット婚活サイトで、ずっと無料会員でいましたが、何を血迷ったかw、37歳の女性がいきなり私のプロフィールを見て、ダイレクトメッセージを送って来ました。
 
無料会員のままでは返信出来ないので、1万7千円もの大金払って、6ヶ月間の有料会員になり、そのT美という女性とやり取りするようになりました。
 
私のプロフィールには、年齢や身長だけでなく、前任地で必要備品のドーリー(荷物を載せる台車)も購入してくれず腰痛持ちの私に重たい商品積み替え作業させようとする会社に対して、個人加盟のユニオン(労働組合)に入ってドーリーを買ってもらえる様に団体交渉した事や、毒親の親父と喧嘩して家出して来て西成のあいりん地区で一人暮らしを始めた事も書いてあります。
 
そんな癖のあるwプロフィールを観て、わざわざダイレクトメッセージを送って来るのは、一体どんな人なのか?期待もあったので、一応、有料会員に登録はしたものの、それでも半信半疑だった私は、相手からの質問にだけ答える様にしていました。
 
その後のやり取りは、さながら就職面接みたいな様相を呈するようになりました。
 
照:お好きな映画とかありますか?
私:映画もたまに見ますが、大きな映画館で上映される商業ベースの映画よりも、町の小さな映画館で上映される映画の方が好きです。例えば○○なぞ…。
 
照:婚活そっちのけで投資を勧められて嫌な思いをしました。あなたは投資や融資に興味はありますか?
私:余りありません。
 
そんなやり取りを暫く続けていましたが、やはり数日前から連絡がつかなくなりましそのT美という女性と連絡が付くなら、私が何故NISAやFXなどの投資話に興味がないかについても話そうと思っていました。
 
 
私は地方のローカル私鉄に乗るのが好きで、あちこち旅行しています。それらのローカル私鉄は大抵が赤字路線です。到底、投資の対象にはなりません。でも、そんなローカル私鉄でも、過疎地域の高校生や老人にとっては、無くてはならない貴重な足なのです。鉄道会社もそれを分かっているから、赤字を減らそうと精一杯努力しています。銚子電鉄のように濡れ煎餅を売ったり、岳南電車のように夜景電車を走らせたり、大井川鐵道のようにSLを走らせたりして。
 
でも、資本主義の利益第一主義の価値観では、そんな赤字ローカル線はお荷物でしかない。投資の対象になるのは、ドル箱路線の東海道新幹線やリニア新幹線を抱えるJR東海や、大都市の通勤路線を抱えるJR東日本、JR西日本だけです。
 
そこには生身の人間はいません。売上高や経常利益、株式や資本金の数字しかありません。私はそういう、人を人とも思わない、新自由主義、拝金資本主義の価値観そのものが嫌いなのです。
 
 
じゃあ競馬はどうなのか?競馬も馬を金儲けの道具と見る限りでは、NISAやFXと同じではないか?そう思う方もおられるかも知れません。でも私はそれは違うと思います。
 
競馬ファンは馬の能力だけでなく、生い立ちや性格、騎手との相性も見ます。レースで勝つ為に、騎手や厩舎がどれだけ苦労しているか?馬がどれだけ頑張っているか?そこもちゃんと観ています。そこまで観てこそ、初めてどの馬が勝つか予想出来るのです。
 
その中でも、特に穴党と呼ばれる人達ほど、敢えて人気薄の馬の馬券を好んで買います。弱い馬も、たまたま馬場や距離、展開が合わないだけで、本当は強い馬も大勢いる事を知っているからです。私が2016年のエリザベス女王杯で人気薄のプロレタリアトを応援したのも同馬の馬名(労働者階級に由来)にほれ込んだからです。そのあたりは、地方ローカル線に敢えて魅力を感じる私の気持ちと重なる部分があります。
 
NISAやFXにはそんなドラマはありません。投資家が相手にするのは金だけです。労働者が幾らブラック企業に搾取され過労死しようと、金さえ儲かばそれで良いのです。でも、T美さんと連絡が付かなくなったので、そういう話も出来なくなりました。
 
もうすぐ「あまろっく」という映画が公開されます。兵庫県の尼崎で町工場を経営し、妻に先立たれた65歳の老人が、20歳の小娘と再婚します。良く言えば天真爛漫、悪く言えば天然のその小娘が、下町家族の団欒に憧れて、鶴瓶扮するその老人と結婚するのですが、老人と同居する39歳独身の娘とはソリが合いません。
 
江口のりこ扮するその娘は、町工場の親父の自堕落な生き方に反発して、東京でキャリアウーマンとして生きて来たものの、リストラに遭い、実家に舞い戻ってニートみたいな生活を送っていました。
 
天然の小娘は、そのニートの娘を不憫に思い、婚活の世話を焼き、かえって娘とトラブルになる…そんなストーリーの映画です。
 
その映画に登場する小娘が、何となく今回のT美という女性とよく似ているように感じます。実際はどうなのか?とりあえず「あまろっく」の映画を観て考えようと思います。
コメント (2)
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学校法人近畿大学 #世耕弘成理事長の辞任を求めます

2024年04月03日 20時57分52秒 | 統一教会と安倍国葬の是非を問う

裏金議員が何故今も大学理事長の座に居座っているのか?教育に携わる資格なぞあろうはずがありません!くだんのネット署名が回って来て私も賛同したにも関わらず、X(旧Twitter)で一度紹介したきりでした。私のブログでも再度紹介・拡散したいと思います。賛同よろしくお願いします。(以下転載)

オンライン署名 · 学校法人近畿大学 #世耕弘成理事長の辞任を求めます - 日本 · Change.org

私たち近畿大学教職員有志は、世耕弘成氏に学校法人近畿大学理事長の辞任を求めます。

近畿大学は、「実学教育と人格の陶冶」を建学の精神、「人に愛される人、信頼される人、尊敬される人を育成すること」を教育目的として、世耕弘一氏が創設しました。弘一氏は、「不正を働かないから強いのだ」「自分の言動に対して責任を持ち、言ったことは必ず実行するように努力する」という言葉を遺しています。
世耕弘成氏はその孫にあたり、理事長職を世襲しています。
しかし、世耕氏の政治家としての振る舞いは、果たしてこうした建学の精神・教育目的に適っているでしょうか? そして、近畿大学で学ぶ学生や、働く教職員に対し、理事長としてこれらの言葉を堂々と伝えられるでしょうか?

昨冬より報道されているとおり、参議院議員である世耕弘成氏は政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑の渦中にあります。自民党安倍派の「5人衆」として派閥の指導的立場にあった世耕氏は、裏金問題を解明する情報に接することのできる重要な立場にいながら、すべて秘書に責任転嫁をし、本人は今に至るまで、知らぬ存ぜぬという態度を貫いています。

当初、裏金問題に自身がどう関わっていたのかについて何も語らず、「けじめがついて節目があれば説明責任を果たしたい」と述べるのみでしたが、東京地検特捜部が安倍派幹部を不起訴とした途端、一転して饒舌に語り出しました。
しかし、その内容はすべて秘書がやったとしたうえで、「私は起訴の対象にならなかった。法的な責任については一つの区切りがついたと思う。政治的、道義的責任は痛感している」という無責任なものでした。

要するに、法的責任を免れて安全圏に身を置き、口先だけで「責任」に言及しているに過ぎません。
そもそも、秘書が議員の指示や許可なしに勝手に巨額の裏金を作ることが可能なのか? 秘書にそれを実行するメリットがあるのか? 信じがたい弁明です。仮に、「秘書が勝手にやった」というのが真実であったとしても、当然その監督責任は世耕議員にあり、議員が自身の政治資金を把握できていなかったということ自体、政治家としての資質に欠けるといえるでしょう。

そして3月14日の参議院政治倫理審査会でも、その態度は変わりませんでした。調べるべきことも調べずに、「知らない」「わからない」「記憶にない」。政治家として、派閥の幹部として、その責任を果たしていないことに対し、野党のみならず、与党あるいは同派閥の議員からも批判の声が上がりました。多くの国民は、この無責任な答弁に呆れ果てています。

政倫審で何も明らかにならなかったのですから、事実解明のため証人喚問に応ずるべきです。世耕議員は、2010年の陸山会事件に際し「証人喚問は当然」と述べているのですから、今回は当事者として自身が応ずるのは当然の流れでしょう。

これに加え、有権者への高級洋菓子の贈与、贈与相手の企業を「重点支援」対象に選定、あるいは新旧秘書による過激パーティーの開催等々、世耕議員をめぐる疑惑と不祥事は枚挙にいとまがありません。

こうした政治家としての不誠実な態度は、本学理事長としての不信につながります。
国民の負託に応えるべき政治家としての責任を放棄し、都合のよいことしか話さない人物が、理事長として「人格の陶冶」を語れるでしょうか? 自分自身が、「愛される人、信頼される人、尊敬される人」たり得ているでしょうか?

世耕理事長体制下の近畿大学では、これまでも労基法違反、労組法違反、研究不正等々、さまざまな問題が起こっていましたが、責任者の処分をしない、あるいは軽い処分で済ませるという「上に甘く、下に厳しい」対応により、再発防止策が十分に機能せず、ガバナンス不全に陥っています。
その一方で、落選した自民党議員に教授のポストを与え、元首相を卒業式のゲストに招く等、自身の政治活動に近畿大学を利用してきました。こうした行為は、理事長による大学の私物化にほかならず、学校の公共性を規定する教育基本法第6条と私立学校法第1条、および政治的中立性を規定した教育基本法第14条第2項にも抵触します。政治家としても、学校法人理事長としても、著しく資質に欠けていると言わざるを得ません。

裏金問題の報道以降、近畿大学は「なぜあのような人物を理事長にしておくのだ」といった社会的な批判を受け続けており、そこで働く教職員は、学生や保護者、多くの関係者に申し訳ないという思いを抱いています。そして、「理事会や大学上層部は何をやっているのか」「早く理事長に辞任を迫ってほしい」と考えながらも、何もできない自分たちを情けなく思ってもいます。

唯一、近畿大学教職員組合が声を上げ、世耕理事長の辞任を2回要求しました。しかし、学校法人近畿大学は「経営マターである」という理由で(つまり、労使交渉の対象ではないとして)それを却下しました。

私たちは、それでも諦めません。辞任するべきだと考える教職員は、教職員組合だけでなく、組合未加入者の中にもいます。このたび、そのように考える教職員有志として、この署名を立ち上げました。

近畿大学や附属学校、附属病院の関係者、卒業生、また私たちの活動にご賛同いただける学外の方々。この署名を通し、ぜひみなさまの力を貸してください。近畿大学が学術機関としての社会的責任を果たせるよう、現体制を変えていきましょう。
どなたでも安心して署名していただけるよう、署名簿提出の際は、理事長・理事会に賛同者の名前を明らかにしない形で行います。また、仮名や匿名での署名も歓迎します。

呼びかけ人:近畿大学教職員有志
代表(五十音順):阪本洋三(文芸学部教授)、藤巻和宏(文芸学部教授)

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