抗議声明
教育基本法「改正」法の成立にあたり、政府・与党に対して厳しく抗議するとともに、皆さんに、日本国憲法、そして、準憲法たる真の「教育基本法」(昭和22年法律第25号)にもとづいて教育を推進することを訴える
2006年12月15日 午後5時50分
教育基本法「改正」情報センター
http://www.stop-ner.jp/
本日、参議院本会議は、現行の教育基本法を実質的に廃止し、全く新しい法律にする政府提出「教育基本法の全部を改正する法案」を可決・成立させた。徹底審議を求める多くの国民の声を無視しこのような採決を行ったことは暴挙であり、厳しく抗議する。
現行の教育基本法は、戦前の教育が日本の軍国主義と極端な国家主義に奉仕したことを真剣に反省し、平和と民主主義、そして個人の尊厳の実現を求める日本国憲法の精神を体現して制定された文字通り、教育の憲法であり、準憲法的な性格をもつものである。
しかるに政府「改正」法案は、前文で「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって」という言葉で戦前と戦後を連続したものととらえることで戦前教育の問題点を免罪し、さらに「伝統を継承」という言葉で大日本帝国憲法下での諸価値を復権させようとしている。
また今国会の論議では、政府「改正」法案は自民党新憲法草案の精神と一致するという驚くべき答弁も文部科学大臣から行われている。
改正「教育基本法」は名前こそ「教育基本法」であるが現行教育基本法とは内容においても性格においても似ても似つかぬものになった。
第一に、政府「改正」法案は、日本国憲法ではなく、自民党新憲法草案の精神にもとづき作成されたものであり、日本国憲法に違反する法律となった。
第二に、国民に「国を愛する態度」や「公共の精神」を強制するもので、内心の自由を侵害するものであり、さらには、法律に基づきさえすれば教育にフリーハンドで干渉する権限を行政に与えるものなので、教育の自由を侵害するものである。これらは立憲主義の精神を否定するものである。
第三に、現行教育基本法は、憲法13条の「個人の尊重」を第1条に規定された教育の第1目的としての「人格の完成」に、憲法14条の「法の下の平等」を第3条「教育の機会均等」と第5条「男女共学」に、というように日本国憲法の条文の中から教育に関係する部分をとりだし、それを教育に即して具体化したという性格を持っている。しかし政府「改正」法案の条文の多くは憲法上の根拠をもたないばかりか、それと反するものであり、「準憲法的性格」を喪失した。
改正「教育基本法」は、「教育基本法」という名前の普通の法律となった。それゆえ教育における国家の役割に関する最高の指針は日本国憲法のみが指し示すこととなった。改正「教育基本法」の解釈・運用にあたっては日本国憲法の精神・理念にもとづき行われなければならない。また、今後「教育基本法」に関連する法律(33本)、政令、省令、学習指導要領の改正が行われるが、いずれの場合にも憲法の規定に整合することが求められる。
教育基本法「改正」後は、改正法を具体化する法改正とそれに基づく行政が展開する。教育基本法の「改正」の問題点はこれから本格的に顕在化するのであり、「改正」法を排除するための闘い、日本国憲法と準憲法である真の「教育基本法」(昭和22年法律第25号)の理念・精神を実現する闘いは、これからが正念場である。今まで以上の闘いが求められる。
「教育基本法」の再改正を目指し、日本国憲法の精神・理念に基づいた教育の実現を目指し、われわれ教育基本法「改正」情報センターは今後も努力を続ける。
教育基本法「改正」法の成立にあたり、政府・与党に対して厳しく抗議するとともに、皆さんに、日本国憲法、そして、準憲法たる真の「教育基本法」(昭和22年法律第25号)にもとづいて教育を推進することを訴える
2006年12月15日 午後5時50分
教育基本法「改正」情報センター
http://www.stop-ner.jp/
本日、参議院本会議は、現行の教育基本法を実質的に廃止し、全く新しい法律にする政府提出「教育基本法の全部を改正する法案」を可決・成立させた。徹底審議を求める多くの国民の声を無視しこのような採決を行ったことは暴挙であり、厳しく抗議する。
現行の教育基本法は、戦前の教育が日本の軍国主義と極端な国家主義に奉仕したことを真剣に反省し、平和と民主主義、そして個人の尊厳の実現を求める日本国憲法の精神を体現して制定された文字通り、教育の憲法であり、準憲法的な性格をもつものである。
しかるに政府「改正」法案は、前文で「我々日本国民は、たゆまぬ努力によって」という言葉で戦前と戦後を連続したものととらえることで戦前教育の問題点を免罪し、さらに「伝統を継承」という言葉で大日本帝国憲法下での諸価値を復権させようとしている。
また今国会の論議では、政府「改正」法案は自民党新憲法草案の精神と一致するという驚くべき答弁も文部科学大臣から行われている。
改正「教育基本法」は名前こそ「教育基本法」であるが現行教育基本法とは内容においても性格においても似ても似つかぬものになった。
第一に、政府「改正」法案は、日本国憲法ではなく、自民党新憲法草案の精神にもとづき作成されたものであり、日本国憲法に違反する法律となった。
第二に、国民に「国を愛する態度」や「公共の精神」を強制するもので、内心の自由を侵害するものであり、さらには、法律に基づきさえすれば教育にフリーハンドで干渉する権限を行政に与えるものなので、教育の自由を侵害するものである。これらは立憲主義の精神を否定するものである。
第三に、現行教育基本法は、憲法13条の「個人の尊重」を第1条に規定された教育の第1目的としての「人格の完成」に、憲法14条の「法の下の平等」を第3条「教育の機会均等」と第5条「男女共学」に、というように日本国憲法の条文の中から教育に関係する部分をとりだし、それを教育に即して具体化したという性格を持っている。しかし政府「改正」法案の条文の多くは憲法上の根拠をもたないばかりか、それと反するものであり、「準憲法的性格」を喪失した。
改正「教育基本法」は、「教育基本法」という名前の普通の法律となった。それゆえ教育における国家の役割に関する最高の指針は日本国憲法のみが指し示すこととなった。改正「教育基本法」の解釈・運用にあたっては日本国憲法の精神・理念にもとづき行われなければならない。また、今後「教育基本法」に関連する法律(33本)、政令、省令、学習指導要領の改正が行われるが、いずれの場合にも憲法の規定に整合することが求められる。
教育基本法「改正」後は、改正法を具体化する法改正とそれに基づく行政が展開する。教育基本法の「改正」の問題点はこれから本格的に顕在化するのであり、「改正」法を排除するための闘い、日本国憲法と準憲法である真の「教育基本法」(昭和22年法律第25号)の理念・精神を実現する闘いは、これからが正念場である。今まで以上の闘いが求められる。
「教育基本法」の再改正を目指し、日本国憲法の精神・理念に基づいた教育の実現を目指し、われわれ教育基本法「改正」情報センターは今後も努力を続ける。
(以下、兵庫高教組のHPより転載)
●参議院特別委員会のだまし討ち強行採決に抗議する!/抗議メールを集中しよう!(2006年12月14日)
参議院委員会の採決は「だまし討ち」
本日、16:45、特別委員会は、「採決を前提にしない」、「一般質疑を行う」として、審議を再開しました。ところが、18時過ぎになって、突然、委員長が「採決をします」と宣言。野党議員が議長席に殺到するなか、「賛成多数と認めます」と宣言しました。明確な約束違反、だまし討ちです。
「やらせ」、「約束破り」、「だまし討ち」
こんな連中が教育をよくできるのか!
「教育基本法改定が国民の声」という根拠とした「タウンミーティング」が「やらせ」であることが明らかになりました。そして、次は「約束破り」と「だまし討ち」による強行採決。こんな人たちが、「美しい国」にするとして、「規範意識」や「愛国心」などの「徳目」を子どもたちに身につけさせようというのです。これほどばかげたことはありません。教育基本法を変えてすすめるという「教育改革」の正体を象徴しています。
本会議での強行採決を阻止しよう
http://www.hyogo-kokyoso.com/webmail/messages/26.shtml
●運動で培った財産に確信をもって 憲法に基づき、子どもと教育を守る
新たなたたかいを!(同12月16日)
ひとかけらの道理も大義もない新・教育基本法
政府・与党は、数の力に頼んで、憲法違反の新・教育基本法の制定を強行しました。彼らは、真・教育基本法が「GHQに押しつけられた」と「生い立ち」をやり玉に挙げましたが、新・教育基本法は、「嘘」、「ヤラセ」、「だまし討ち」と「数の横暴」という恥ずべき生い立ちを背負いました。一片の道理も大義もないこんな法律が、生命力を発揮することは絶対にありません。
歴史の進歩をせき止めることはできない!
真・教育基本法制定の中心になった東京帝大の南原繁総長は、「一度も総司令部から指令や強制を受けたことはなかった。(中略)すべてはわれわれの自由の討議によって決定した」と言い切り、次のように強調しました。
「今後、いかなる反動の嵐の時代が訪れようとも、何人も教育基本法の精神を根本的に書き換えることはできないであろう。なぜならば、それは真理であり、これを否定するのは歴史の流れをせき止めようとするに等しい」。
この南原氏の格調高く美しい言葉に比べて、新・教育基本法は、なんと、薄汚れ、ぼろぼろであることでしょうか。「美しい国」が聞いてあきれます。
http://www.hyogo-kokyoso.com/webmail/messages/33.shtml
(以上、転載終了)
上記が教育基本法改悪の本質です。最終的には12月15日の参院本会議で、教育基本法がとうとう「やらせ・買収」改悪法に変えさせられてしまいましたが、私はそんな「やらせ・買収」改悪法など一切認めません。「やらせ・買収」改悪法がいつから施行されるか知りませんが、そんな改悪法など一刻も早く葬り去って、来年春の都知事選と夏の参院選を突破口にして、一刻も早く、今までの教育基本法を復活させてやりましょう。
いつでも復活できるように、現行教育基本法の全文を、拙ブログにも保存しておきます。
(以下、あんころブログより転載)
●教育基本法
(昭和二十二年三月三十一日法律第二十五号)
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。
第一条 (教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
第二条 (教育の方針) 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によつて、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。
第三条 (教育の機会均等) すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであつて、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によつて、教育上差別されない。
○2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によつて修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。
第四条 (義務教育) 国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。
○2 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。
第五条 (男女共学) 男女は、互に敬重し、協力し合わなければならないものであつて、教育上男女の共学は、認められなければならない。
第六条 (学校教育) 法律に定める学校は、公の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
○2 法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。
第七条 (社会教育) 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない。
○2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館等の施設の設置、学校の施設の利用その他適当な方法によつて教育の目的の実現に努めなければならない。
第八条 (政治教育) 良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
○2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。
第九条 (宗教教育) 宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。
○2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。
第十条 (教育行政) 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
○2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。
第十一条 (補則) この法律に掲げる諸条項を実施するために必要がある場合には、適当な法令が制定されなければならない。
附則
この法律は、公布の日から、これを施行する。
(以上、転載終了)
http://www.kyokiren.net/_misc/kihonhou
●参議院特別委員会のだまし討ち強行採決に抗議する!/抗議メールを集中しよう!(2006年12月14日)
参議院委員会の採決は「だまし討ち」
本日、16:45、特別委員会は、「採決を前提にしない」、「一般質疑を行う」として、審議を再開しました。ところが、18時過ぎになって、突然、委員長が「採決をします」と宣言。野党議員が議長席に殺到するなか、「賛成多数と認めます」と宣言しました。明確な約束違反、だまし討ちです。
「やらせ」、「約束破り」、「だまし討ち」
こんな連中が教育をよくできるのか!
「教育基本法改定が国民の声」という根拠とした「タウンミーティング」が「やらせ」であることが明らかになりました。そして、次は「約束破り」と「だまし討ち」による強行採決。こんな人たちが、「美しい国」にするとして、「規範意識」や「愛国心」などの「徳目」を子どもたちに身につけさせようというのです。これほどばかげたことはありません。教育基本法を変えてすすめるという「教育改革」の正体を象徴しています。
本会議での強行採決を阻止しよう
http://www.hyogo-kokyoso.com/webmail/messages/26.shtml
●運動で培った財産に確信をもって 憲法に基づき、子どもと教育を守る
新たなたたかいを!(同12月16日)
ひとかけらの道理も大義もない新・教育基本法
政府・与党は、数の力に頼んで、憲法違反の新・教育基本法の制定を強行しました。彼らは、真・教育基本法が「GHQに押しつけられた」と「生い立ち」をやり玉に挙げましたが、新・教育基本法は、「嘘」、「ヤラセ」、「だまし討ち」と「数の横暴」という恥ずべき生い立ちを背負いました。一片の道理も大義もないこんな法律が、生命力を発揮することは絶対にありません。
歴史の進歩をせき止めることはできない!
真・教育基本法制定の中心になった東京帝大の南原繁総長は、「一度も総司令部から指令や強制を受けたことはなかった。(中略)すべてはわれわれの自由の討議によって決定した」と言い切り、次のように強調しました。
「今後、いかなる反動の嵐の時代が訪れようとも、何人も教育基本法の精神を根本的に書き換えることはできないであろう。なぜならば、それは真理であり、これを否定するのは歴史の流れをせき止めようとするに等しい」。
この南原氏の格調高く美しい言葉に比べて、新・教育基本法は、なんと、薄汚れ、ぼろぼろであることでしょうか。「美しい国」が聞いてあきれます。
http://www.hyogo-kokyoso.com/webmail/messages/33.shtml
(以上、転載終了)
上記が教育基本法改悪の本質です。最終的には12月15日の参院本会議で、教育基本法がとうとう「やらせ・買収」改悪法に変えさせられてしまいましたが、私はそんな「やらせ・買収」改悪法など一切認めません。「やらせ・買収」改悪法がいつから施行されるか知りませんが、そんな改悪法など一刻も早く葬り去って、来年春の都知事選と夏の参院選を突破口にして、一刻も早く、今までの教育基本法を復活させてやりましょう。
いつでも復活できるように、現行教育基本法の全文を、拙ブログにも保存しておきます。
(以下、あんころブログより転載)
●教育基本法
(昭和二十二年三月三十一日法律第二十五号)
われらは、さきに、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきものである。
われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない。
ここに、日本国憲法の精神に則り、教育の目的を明示して、新しい日本の教育の基本を確立するため、この法律を制定する。
第一条 (教育の目的) 教育は、人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたつとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。
第二条 (教育の方針) 教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するためには、学問の自由を尊重し、実際生活に即し、自発的精神を養い、自他の敬愛と協力によつて、文化の創造と発展に貢献するように努めなければならない。
第三条 (教育の機会均等) すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならないものであつて、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によつて、教育上差別されない。
○2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によつて修学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。
第四条 (義務教育) 国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。
○2 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。
第五条 (男女共学) 男女は、互に敬重し、協力し合わなければならないものであつて、教育上男女の共学は、認められなければならない。
第六条 (学校教育) 法律に定める学校は、公の性質をもつものであつて、国又は地方公共団体の外、法律に定める法人のみが、これを設置することができる。
○2 法律に定める学校の教員は、全体の奉仕者であつて、自己の使命を自覚し、その職責の遂行に努めなければならない。このためには、教員の身分は、尊重され、その待遇の適正が、期せられなければならない。
第七条 (社会教育) 家庭教育及び勤労の場所その他社会において行われる教育は、国及び地方公共団体によつて奨励されなければならない。
○2 国及び地方公共団体は、図書館、博物館、公民館等の施設の設置、学校の施設の利用その他適当な方法によつて教育の目的の実現に努めなければならない。
第八条 (政治教育) 良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
○2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。
第九条 (宗教教育) 宗教に関する寛容の態度及び宗教の社会生活における地位は、教育上これを尊重しなければならない。
○2 国及び地方公共団体が設置する学校は、特定の宗教のための宗教教育その他宗教的活動をしてはならない。
第十条 (教育行政) 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。
○2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。
第十一条 (補則) この法律に掲げる諸条項を実施するために必要がある場合には、適当な法令が制定されなければならない。
附則
この法律は、公布の日から、これを施行する。
(以上、転載終了)
http://www.kyokiren.net/_misc/kihonhou
※あんころ(アンチ心の総動員!=教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会)からの緊急の呼びかけです。以下転載します。
【緊急】本会議採決をとめるため、15日も9時から座りこみ・18時から国会前集会やります!
与党は、14日18時過ぎ、教育基本法改悪法案の特別委員会採決を強行しました!しかも14日の審議で安倍首相が出席したのは、午前中だけで、午後は全く姿を現しませんでした。首相出席の総括質疑なしの抜き打ち採決です。
これを受けて、15日、9時からの座りこみに加えて、18時から再び緊急国会前集会を行うことにしました。
こんな無責任なやり方を許すわけにはいきません。野党の内閣不信任案提出を激励しましょう。そして、15日の行動に是非駆けつけて下さい!本会議での採決を絶対にとめましょう。
http://www.kyokiren.net/
【緊急】本会議採決をとめるため、15日も9時から座りこみ・18時から国会前集会やります!
与党は、14日18時過ぎ、教育基本法改悪法案の特別委員会採決を強行しました!しかも14日の審議で安倍首相が出席したのは、午前中だけで、午後は全く姿を現しませんでした。首相出席の総括質疑なしの抜き打ち採決です。
これを受けて、15日、9時からの座りこみに加えて、18時から再び緊急国会前集会を行うことにしました。
こんな無責任なやり方を許すわけにはいきません。野党の内閣不信任案提出を激励しましょう。そして、15日の行動に是非駆けつけて下さい!本会議での採決を絶対にとめましょう。
http://www.kyokiren.net/
※転送・転載大歓迎※
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教育基本法改悪に反対するすべての皆さんへ
12・12&12・14国会行動参加の呼びかけ
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」呼びかけ人
大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子
http://www.kyokiren.net
========================
12月7日(木)~8日(金)に政府・与党による教育基本法「改正」法案の採決が行われる可能性が高いというマスコミ報道がありましたが、政府「改正」法案の採決はまだなされていません。それは国会内における野党の抵抗とともに、全国各地で広範に展開された教育基本法改悪反対運動の盛り上がりによるものです。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が12月3日(日)から呼びかけた「子どもたちは見ている!!全国ツツウラウラ同時行動」によって、教育基本法改悪反対運動は活気づいています。特に全国連絡会が主催した12月3日(日)の「教育基本法『改正』法案を廃案にしよう!12・3 PEACE&FAIRパレード」と12月5日(火)の「教育基本法の改悪をとめよう!12・5国会前集会」は、この間の運動を大きく活性化させる意味をもちました。
「12・3 PEACE&FAIRパレード」は、現在社会や政治に関わる活動を行うことが容易ではない若い世代によって行われたものでした。パレードには注目が集まり、マスコミでも大きく報道されました。
また「12・5国会前集会」は、これまでで最も多い2000人を超える人々が参加し、教育基本法改悪阻止を強く訴える、熱気ある集会として大成功しました。これらの運動は12月6日(水)~8日(金)の国会前行動や全国各地の運動に大きな刺激を与えるものでした。 こうした運動の力によって、政府・与党が狙っていた12月7日(木)~8日(金)の参議院での採決を阻止することができたのです。
12月11日(月)から、臨時国会の会期最終週の審議が始まります。12月11日(月)には参考人質疑、12月12日(火)には中央公聴会が行われ、参議院での採決の危険性が最も高まることとなります。教育基本法改悪反対運動を一層盛り上げ、改悪阻止のための最大の行動を起こすべき時です。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」は、12月12日(火)には恒例の国会前集会を行うとともに、教育基本法改悪阻止の声を直接国会内に届けるために院内集会を行います。そして参議院での採決のヤマ場となることが予想される12月14日(木)に、緊急国会前集会を行います。 教育基本法改悪を阻止できるかどうかは、「教育基本法「改正」法案成立確実」というマスコミ報道に惑わされたり、決してあきらめたりすることなく、私たちがここでどれだけ力を合わせられるかにかかっています。今週の闘いが決定的に重要です。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が主催する12・12&12・14国会行動に、全国からのご参加をぜひともよろしくお願いします。
<全国連絡会 今週のスケジュール>
■教育基本法の改悪をとめよう!12・12院内集会
日 時:2006年12月12日(火) 16時半~17時半
場 所:参議院議員会館第1 会議室(地下鉄「国会議事堂前」「永田町」すぐ)
発 言:国会議員のみなさん
全国連絡会呼びかけ人
大内裕和(中央公聴会公述報告)
小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子
全国各地から
■教育基本法の改悪をとめよう!12・12国会前集会
日 時:2006年12月12日(火) 18時~19時
場 所:衆参両議員会館前(地下鉄「国会議事堂前」「永田町」すぐ)
発 言:国会議員のみなさん
全国連絡会呼びかけ人
全国各地から
■教育基本法の改悪をとめよう!12・14国会前集会
日 時:2006年12月14日(木) 18時~19時
場 所:衆参両議員会館前(地下鉄「国会議事堂前」「永田町」すぐ)
発 言:国会議員のみなさん
全国連絡会呼びかけ人
全国各地から
■廃案においこもう!座り込み
日 時:2006年12月14日・15日 9時~17時
場 所:参議院議員会館前
参 加:どなたでも参加できます。全国連絡会呼びかけ人も、可能な限り参加します。
●その他、くわしいスケジュールや緊急行動、全国のうごきは、
ホームページ「あんころ」をご覧ください。
http://www.kyokiren.net 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
★全国連絡会では、各地の教育基本法改悪反対のとりくみを、
「全国アクション」として、ホームページ「あんころ」(http://www.kyokiren.net)に
掲載していきます。皆さんのとりくみをお知らせくだされば幸いです。
送信先: info@kyokiren.net
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ついでにこちらも紹介。12月6日・東京の教育基本法改悪反対ヒューマンチェーン(第3波行動)で、社会派コメディアンのザ・ニュースペーパーが披露した、安倍晋三そっくりさんの物真似。YouTubeのビデオで視聴出来ます(視聴時間は10分弱、下記URL参照)。
安倍のそっくりさんが「国会議員は倫理が履修漏れ」「"ゆとり"教育を"ゆうとうり"(国の言う通り)教育にして、格差社会に早めに慣れていただく」「北朝鮮の核実験は成功したのか失敗したのかはっきりしないが、私は靖国参拝をするかしないかは言わないとはっきりしている」と言うくだりなど、もう抱腹絶倒。マイケルジャクソンの整形に準えて「教育基本法をちょっとだけ変えたつもりが、やがてちょっとでは済まなくなる」という比喩なども、言いえて妙。
http://www.youtube.com/watch?v=ZChBDYx-354&eurl=
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教育基本法改悪に反対するすべての皆さんへ
12・12&12・14国会行動参加の呼びかけ
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」呼びかけ人
大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子
http://www.kyokiren.net
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12月7日(木)~8日(金)に政府・与党による教育基本法「改正」法案の採決が行われる可能性が高いというマスコミ報道がありましたが、政府「改正」法案の採決はまだなされていません。それは国会内における野党の抵抗とともに、全国各地で広範に展開された教育基本法改悪反対運動の盛り上がりによるものです。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が12月3日(日)から呼びかけた「子どもたちは見ている!!全国ツツウラウラ同時行動」によって、教育基本法改悪反対運動は活気づいています。特に全国連絡会が主催した12月3日(日)の「教育基本法『改正』法案を廃案にしよう!12・3 PEACE&FAIRパレード」と12月5日(火)の「教育基本法の改悪をとめよう!12・5国会前集会」は、この間の運動を大きく活性化させる意味をもちました。
「12・3 PEACE&FAIRパレード」は、現在社会や政治に関わる活動を行うことが容易ではない若い世代によって行われたものでした。パレードには注目が集まり、マスコミでも大きく報道されました。
また「12・5国会前集会」は、これまでで最も多い2000人を超える人々が参加し、教育基本法改悪阻止を強く訴える、熱気ある集会として大成功しました。これらの運動は12月6日(水)~8日(金)の国会前行動や全国各地の運動に大きな刺激を与えるものでした。 こうした運動の力によって、政府・与党が狙っていた12月7日(木)~8日(金)の参議院での採決を阻止することができたのです。
12月11日(月)から、臨時国会の会期最終週の審議が始まります。12月11日(月)には参考人質疑、12月12日(火)には中央公聴会が行われ、参議院での採決の危険性が最も高まることとなります。教育基本法改悪反対運動を一層盛り上げ、改悪阻止のための最大の行動を起こすべき時です。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」は、12月12日(火)には恒例の国会前集会を行うとともに、教育基本法改悪阻止の声を直接国会内に届けるために院内集会を行います。そして参議院での採決のヤマ場となることが予想される12月14日(木)に、緊急国会前集会を行います。 教育基本法改悪を阻止できるかどうかは、「教育基本法「改正」法案成立確実」というマスコミ報道に惑わされたり、決してあきらめたりすることなく、私たちがここでどれだけ力を合わせられるかにかかっています。今週の闘いが決定的に重要です。
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」が主催する12・12&12・14国会行動に、全国からのご参加をぜひともよろしくお願いします。
<全国連絡会 今週のスケジュール>
■教育基本法の改悪をとめよう!12・12院内集会
日 時:2006年12月12日(火) 16時半~17時半
場 所:参議院議員会館第1 会議室(地下鉄「国会議事堂前」「永田町」すぐ)
発 言:国会議員のみなさん
全国連絡会呼びかけ人
大内裕和(中央公聴会公述報告)
小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子
全国各地から
■教育基本法の改悪をとめよう!12・12国会前集会
日 時:2006年12月12日(火) 18時~19時
場 所:衆参両議員会館前(地下鉄「国会議事堂前」「永田町」すぐ)
発 言:国会議員のみなさん
全国連絡会呼びかけ人
全国各地から
■教育基本法の改悪をとめよう!12・14国会前集会
日 時:2006年12月14日(木) 18時~19時
場 所:衆参両議員会館前(地下鉄「国会議事堂前」「永田町」すぐ)
発 言:国会議員のみなさん
全国連絡会呼びかけ人
全国各地から
■廃案においこもう!座り込み
日 時:2006年12月14日・15日 9時~17時
場 所:参議院議員会館前
参 加:どなたでも参加できます。全国連絡会呼びかけ人も、可能な限り参加します。
●その他、くわしいスケジュールや緊急行動、全国のうごきは、
ホームページ「あんころ」をご覧ください。
http://www.kyokiren.net 教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
★全国連絡会では、各地の教育基本法改悪反対のとりくみを、
「全国アクション」として、ホームページ「あんころ」(http://www.kyokiren.net)に
掲載していきます。皆さんのとりくみをお知らせくだされば幸いです。
送信先: info@kyokiren.net
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ついでにこちらも紹介。12月6日・東京の教育基本法改悪反対ヒューマンチェーン(第3波行動)で、社会派コメディアンのザ・ニュースペーパーが披露した、安倍晋三そっくりさんの物真似。YouTubeのビデオで視聴出来ます(視聴時間は10分弱、下記URL参照)。
安倍のそっくりさんが「国会議員は倫理が履修漏れ」「"ゆとり"教育を"ゆうとうり"(国の言う通り)教育にして、格差社会に早めに慣れていただく」「北朝鮮の核実験は成功したのか失敗したのかはっきりしないが、私は靖国参拝をするかしないかは言わないとはっきりしている」と言うくだりなど、もう抱腹絶倒。マイケルジャクソンの整形に準えて「教育基本法をちょっとだけ変えたつもりが、やがてちょっとでは済まなくなる」という比喩なども、言いえて妙。
http://www.youtube.com/watch?v=ZChBDYx-354&eurl=
当ブログも最近は、旧サイトからの常連さんだけでなく、新人の方や、今まで反戦・市民運動に馴染みの無かった方も見てくれている様なので、『何故、私が教育基本法の改正(実は改悪)に執拗に反対するのか』という事について、改めて書いておきます。
何故、私が教育基本法の改正(実は改悪)に反対するのか。それは、国や企業から、自分たちにとって都合の良い「愛国心」を押付けられるのが、嫌だからです。
教育基本法の改正(実は改悪)に賛成の人たちの中には、次の様な事を言う人たちが少なくありません。『自分の生まれ住んだ郷土や社会や国を愛するのは、人間として当たり前の事ではないか』と。
そう、当たり前です。自分の生まれ住んだ郷土や社会や国を愛する気持ちは、私も含めて、誰もが持っています。しかしその現し方は、人それぞれです。「日の丸」を掲げ「君が代」を謳う事でそれを表現したい人もおれば、サッカーの試合で日本チームのサポーターとして顔に日の丸をペインティングして応援する、そういう愛し方もある。私みたいに、貴志川線廃止反対運動を応援するのも、これも郷土や国を愛する一つの現われです。
しかし、現実政治の上で、貴志川線を廃止したり、一部族議員やゼネコンを儲けさせる為に赤字新幹線を建設し、その赤字新幹線の延命の為に沿線住民の足であるJR並行在来線の廃止を目論む人たちや、米国や外食産業の利益の為に、BSE規制が殆ど皆無の米国産牛肉の野放図な輸入を推進しているような人たちが、いきなり「自分の生まれ住んだ郷土や社会や国を愛するのは、人間として当たり前の事ではないか」なんてイケシャアシャアと、『自分たちにとって都合の良い「愛国心」だけを一方的に押付けてきたら』どうでしょうか。それに反対するのも立派な「愛国心・愛郷心」の現われではないでしょうか。
「日の丸・君が代」で自分の愛国心を表現したい人は、自分で勝手にやれば良いのです。その事について私はとやかくは言いません。しかしその自己流の「愛国心」の表現の仕方を、「皆も自分と同意見に違いない」「そう思わない奴は非国民だ」と勝手な理屈を付けて、国家権力の名で強制される事には断固反対します。
現実政治の上では弱肉強食の格差社会化を推し進め、地方や弱者の生活を破壊している政治家達にとっては、自分たちの言いなりになる形の、自分たちにとって都合の良い「愛国心・愛郷心」だけを一方的に押付けたい。その為には、「人格の完成」や「個人の尊重」を目指し「教育への国家権力の介入」を戒めた今の教育基本法は邪魔だ。だから改正(実は改悪)する。それが、この教育基本法改正(実は改悪)問題の本質なのです。
それが証拠に、今回の政府の改正案には、「たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させる」(前文)とか、「伝統や文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国の郷土を愛する」(第2条)という様な、今の政治や国家の在り方がさも民主的・模範的で、そういう「ありがた~い政治」が昔から予定調和的にずっと続いてきたと思わせるような記述が、随所に見られるでしょう。実際には、それは恩恵として上から与えられたものなどでは決して無く、平和・民主主義・生活権擁護の運動を背景にして、戦後の主権在民・基本的人権尊重・戦争放棄の三原理を基調とする今の日本国憲法の制定によって、初めて本格的に勝ち取られたものであり、今後もそういう国民の不断の努力があってこそ、初めてそれが現実となるのであるのにも関わらず。
その一方で、「われらは先に、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきである」(現行法前文)という、今の平和憲法との関わりの中で「国民の不断の努力」を説いた部分は極力弱めて、それを単に「日本国憲法の精神に則り」(改正案前文)という抽象的文言に薄めてしまっています。この取ってつけた様な文言自体も、改正反対の世論に対する目くらましとして、後でアリバイ的に付け加えられた代物です。
そして最も見過ごせないのは、「教員は、全体の奉仕者であって」(現行法第6条)や、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接責任を負って行われるべきものである。」(現行法第10条)と言う、「全体の奉仕者」「直接責任」規定を完全に取っ払ってしまって、それを「法律の定める所により行われる」とか、国と地方自治体との教育行政の「役割分担、相互協力」という別の言葉に言い換えてしまっている点です(改正案第10条)。
これでは、もう後はいくらでも与党の多数決で恣意的な法律の制定・運用がやり放題です。確かにその前段で「教育は、不当な支配に服することなく」の文言は残りましたが、こんなモノは「イチジクの葉っぱ」にしか過ぎません。当該条文の重点はもう後段の「法律の制定・運用」に移っていますから。実際、伊吹文科相は国会で、「国が行う教育施策は不当な支配には当らない」なんて本音丸出しの答弁を行っています。今でも「日の丸・君が代」を無理やり押付けているくせに、よくもそんな事が言えたものです。
与党以外に民主党も改正案を出していますが、その内容は与党案の悪い点を更に酷くしたものでしか在りません。
http://www.kyokiren.net/_recture/date060428.pdf
http://www.kyokiren.net/_action/appeal060602
それで、当の自分たちは、一体どういう「教育施策」や政治を行っているのか。
○まずは「タウンミーティングの大嘘」から。文部科学省が質問のシナリオを書いて、それを都道府県教委に下ろしたのであるにも関わらず、問題が明るみになっても「末端のハネッ返り」「現場の暴走」でお茶を濁し、「世論偽装」という民主主義の根幹に関わる問題でありながら「改正論議とは無関係」とゴマカシ。
○そして、「虐めを無くす為にも教育基本法改正を」と言っている人たちが、「戦後教育は悪平等」とエリート偏重教育を説いて、大量の落ちこぼれを生み出し虐めを誘発。果ては「虐められる奴やニート・フリーター・ワーキングプア・ホームレスになる奴は弱いからで、そいつの自己責任・自業自得だ」と暴言を吐く。
○「戦後の自由放任教育で学力が低下した」と主張している人たちが、部活動やホームルームや受験に出ない科目の授業はごっそり手抜きして、学力テストの出題予想や大学受験対策にばかり明け暮れて、「自分の頭でモノを考えられない子供」を大量生産し、日本の学力を低下させている。
○子供には「嘘つきは泥棒の始まり」と言っておきながら、当の自分たちは、「大量破壊兵器の嘘」でイラク戦争を始め、「汚職・腐敗防止の嘘」で小選挙区制と政党助成金をせしめて肝心の政治献金は逆に全面緩和、「郵政解散の嘘」で劇場政治を演出しておきながら「なし崩し」復党劇で郵政票も反郵政票も戴きと、「税金泥棒」のし放題。
○子供には「公共のルールを守れ」と言っておきながら、当の自分たちは労働基準法違反や偽装請負のし放題。それを指摘されると、ハナからルールなど守る気がない自分たちの事は棚に上げて、逆に「使い勝手が悪いルールの方が問題だ」「下々の生活がどうなろうが過労死・労災・リストラで何人死のうが知ったこっちゃない」とばかりに、ホワイトカラー・エグゼンプションやアウトソーシングの完全自由化を要求。
○二言目にはやれ「伝統と文化を守れ」「郷土や社会、国を愛せよ」と言っておきながら、当の自分たちはと言うと、己の利権・金儲けの為の乱開発で環境破壊や地域経済崩壊や財政破綻を引き起こしておいて、それを国民に責任転嫁。公務員減らしだけが目的の、大義名分の無い強制市町村合併で地方自治を有名無実化。米余りなのに米輸入で、農業・農村・国土が荒廃してもトヨタの利益を優先。
○「侵略」を「解放」、「植民地支配」を「開発」、「強盗の仲間入りをしたかっただけ」「19世紀的帝国主義を1930年代まで引きずっていただけ」なのに「大東亜共栄圏」「自存自衛の戦い」、強制連行や従軍慰安婦になるしか仕方の無い境遇に追い込んでおきながら「自発的に選択した」などとと言いくるめ、その挙句に近代化に伴う植民地人民の民族的覚醒を「恩を仇で返す」と逆恨み。そういう途方も無い「歴史の大嘘」を子供たちに教えようとする。
○愈々追い詰められてもその時は「困った時の北朝鮮頼み」。ピョンヤン詣を繰り返すか金正日の暴発を利用するか拉致問題の小出しで切り抜けるか、方法は幾らでも。北朝鮮ネタが尽きれば韓国・中国・ロシアで代用。後は「自民党のゲッペルス」と産経・読売・電通・NHKと創価・勝共に任せておけば、今までの悪政も全部チャラで選挙は楽勝。
―とまあ、二枚舌の最たる有様で。こんな事をやっていたら、そりゃあ虐めなど絶対に無くなる訳が無い。逆に日本中の学校現場が「ボウリング・フォー・コロンバイン」と化す事は在っても。
為政者もその事を熟知しているからこそ、矛盾や不満の矛先が向かって来ないように、自分たちにとって都合の良い「愛国心・愛郷心」の一方的押付けで、それを乗り切ろうとしているのでしょう。国民をバカにするにも程がある。「愛国心はならず者の最後の墓場」と言う言葉がありますが、これは正にこの様な「デタラメ」「似非」愛国心を指して言った言葉です。
(参考文献)
教育基本法や愛国心の問題については、下記の資料もお勧め。
・伊藤美好・池田香代子 著「教育基本法 11の約束」(ほるぷ出版)
今の教育基本法の内容を分りやすく解説。こんな良い法律を何故変えるのか。
http://smile.hippy.jp/ehon11/
・中山治 著「誇りを持って戦争から逃げろ!」(ちくま新書)
「戦争愛国心」と「応援愛国心」の対比で、私とほぼ同趣旨の主張を展開。
http://www.itojuku.co.jp/62h_school/book/8561.html
・11月14日に行われた教育基本法改定に反対する緊急アピール集会および記者会見での池田香代子さんの発言(日本持続可能社会新聞)
「よほどの嘘がなければ戦争など起こせない。」
「よほどの嘘がなければ、変える必要のない法律を変えることなどできない。」
http://blogs.dion.ne.jp/p_e_a_c_e/archives/4538816.html#more
何故、私が教育基本法の改正(実は改悪)に反対するのか。それは、国や企業から、自分たちにとって都合の良い「愛国心」を押付けられるのが、嫌だからです。
教育基本法の改正(実は改悪)に賛成の人たちの中には、次の様な事を言う人たちが少なくありません。『自分の生まれ住んだ郷土や社会や国を愛するのは、人間として当たり前の事ではないか』と。
そう、当たり前です。自分の生まれ住んだ郷土や社会や国を愛する気持ちは、私も含めて、誰もが持っています。しかしその現し方は、人それぞれです。「日の丸」を掲げ「君が代」を謳う事でそれを表現したい人もおれば、サッカーの試合で日本チームのサポーターとして顔に日の丸をペインティングして応援する、そういう愛し方もある。私みたいに、貴志川線廃止反対運動を応援するのも、これも郷土や国を愛する一つの現われです。
しかし、現実政治の上で、貴志川線を廃止したり、一部族議員やゼネコンを儲けさせる為に赤字新幹線を建設し、その赤字新幹線の延命の為に沿線住民の足であるJR並行在来線の廃止を目論む人たちや、米国や外食産業の利益の為に、BSE規制が殆ど皆無の米国産牛肉の野放図な輸入を推進しているような人たちが、いきなり「自分の生まれ住んだ郷土や社会や国を愛するのは、人間として当たり前の事ではないか」なんてイケシャアシャアと、『自分たちにとって都合の良い「愛国心」だけを一方的に押付けてきたら』どうでしょうか。それに反対するのも立派な「愛国心・愛郷心」の現われではないでしょうか。
「日の丸・君が代」で自分の愛国心を表現したい人は、自分で勝手にやれば良いのです。その事について私はとやかくは言いません。しかしその自己流の「愛国心」の表現の仕方を、「皆も自分と同意見に違いない」「そう思わない奴は非国民だ」と勝手な理屈を付けて、国家権力の名で強制される事には断固反対します。
現実政治の上では弱肉強食の格差社会化を推し進め、地方や弱者の生活を破壊している政治家達にとっては、自分たちの言いなりになる形の、自分たちにとって都合の良い「愛国心・愛郷心」だけを一方的に押付けたい。その為には、「人格の完成」や「個人の尊重」を目指し「教育への国家権力の介入」を戒めた今の教育基本法は邪魔だ。だから改正(実は改悪)する。それが、この教育基本法改正(実は改悪)問題の本質なのです。
それが証拠に、今回の政府の改正案には、「たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させる」(前文)とか、「伝統や文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国の郷土を愛する」(第2条)という様な、今の政治や国家の在り方がさも民主的・模範的で、そういう「ありがた~い政治」が昔から予定調和的にずっと続いてきたと思わせるような記述が、随所に見られるでしょう。実際には、それは恩恵として上から与えられたものなどでは決して無く、平和・民主主義・生活権擁護の運動を背景にして、戦後の主権在民・基本的人権尊重・戦争放棄の三原理を基調とする今の日本国憲法の制定によって、初めて本格的に勝ち取られたものであり、今後もそういう国民の不断の努力があってこそ、初めてそれが現実となるのであるのにも関わらず。
その一方で、「われらは先に、日本国憲法を確定し、民主的で文化的な国家を建設して、世界の平和と人類の福祉に貢献しようとする決意を示した。この理想の実現は、根本において教育の力にまつべきである」(現行法前文)という、今の平和憲法との関わりの中で「国民の不断の努力」を説いた部分は極力弱めて、それを単に「日本国憲法の精神に則り」(改正案前文)という抽象的文言に薄めてしまっています。この取ってつけた様な文言自体も、改正反対の世論に対する目くらましとして、後でアリバイ的に付け加えられた代物です。
そして最も見過ごせないのは、「教員は、全体の奉仕者であって」(現行法第6条)や、「教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接責任を負って行われるべきものである。」(現行法第10条)と言う、「全体の奉仕者」「直接責任」規定を完全に取っ払ってしまって、それを「法律の定める所により行われる」とか、国と地方自治体との教育行政の「役割分担、相互協力」という別の言葉に言い換えてしまっている点です(改正案第10条)。
これでは、もう後はいくらでも与党の多数決で恣意的な法律の制定・運用がやり放題です。確かにその前段で「教育は、不当な支配に服することなく」の文言は残りましたが、こんなモノは「イチジクの葉っぱ」にしか過ぎません。当該条文の重点はもう後段の「法律の制定・運用」に移っていますから。実際、伊吹文科相は国会で、「国が行う教育施策は不当な支配には当らない」なんて本音丸出しの答弁を行っています。今でも「日の丸・君が代」を無理やり押付けているくせに、よくもそんな事が言えたものです。
与党以外に民主党も改正案を出していますが、その内容は与党案の悪い点を更に酷くしたものでしか在りません。
http://www.kyokiren.net/_recture/date060428.pdf
http://www.kyokiren.net/_action/appeal060602
それで、当の自分たちは、一体どういう「教育施策」や政治を行っているのか。
○まずは「タウンミーティングの大嘘」から。文部科学省が質問のシナリオを書いて、それを都道府県教委に下ろしたのであるにも関わらず、問題が明るみになっても「末端のハネッ返り」「現場の暴走」でお茶を濁し、「世論偽装」という民主主義の根幹に関わる問題でありながら「改正論議とは無関係」とゴマカシ。
○そして、「虐めを無くす為にも教育基本法改正を」と言っている人たちが、「戦後教育は悪平等」とエリート偏重教育を説いて、大量の落ちこぼれを生み出し虐めを誘発。果ては「虐められる奴やニート・フリーター・ワーキングプア・ホームレスになる奴は弱いからで、そいつの自己責任・自業自得だ」と暴言を吐く。
○「戦後の自由放任教育で学力が低下した」と主張している人たちが、部活動やホームルームや受験に出ない科目の授業はごっそり手抜きして、学力テストの出題予想や大学受験対策にばかり明け暮れて、「自分の頭でモノを考えられない子供」を大量生産し、日本の学力を低下させている。
○子供には「嘘つきは泥棒の始まり」と言っておきながら、当の自分たちは、「大量破壊兵器の嘘」でイラク戦争を始め、「汚職・腐敗防止の嘘」で小選挙区制と政党助成金をせしめて肝心の政治献金は逆に全面緩和、「郵政解散の嘘」で劇場政治を演出しておきながら「なし崩し」復党劇で郵政票も反郵政票も戴きと、「税金泥棒」のし放題。
○子供には「公共のルールを守れ」と言っておきながら、当の自分たちは労働基準法違反や偽装請負のし放題。それを指摘されると、ハナからルールなど守る気がない自分たちの事は棚に上げて、逆に「使い勝手が悪いルールの方が問題だ」「下々の生活がどうなろうが過労死・労災・リストラで何人死のうが知ったこっちゃない」とばかりに、ホワイトカラー・エグゼンプションやアウトソーシングの完全自由化を要求。
○二言目にはやれ「伝統と文化を守れ」「郷土や社会、国を愛せよ」と言っておきながら、当の自分たちはと言うと、己の利権・金儲けの為の乱開発で環境破壊や地域経済崩壊や財政破綻を引き起こしておいて、それを国民に責任転嫁。公務員減らしだけが目的の、大義名分の無い強制市町村合併で地方自治を有名無実化。米余りなのに米輸入で、農業・農村・国土が荒廃してもトヨタの利益を優先。
○「侵略」を「解放」、「植民地支配」を「開発」、「強盗の仲間入りをしたかっただけ」「19世紀的帝国主義を1930年代まで引きずっていただけ」なのに「大東亜共栄圏」「自存自衛の戦い」、強制連行や従軍慰安婦になるしか仕方の無い境遇に追い込んでおきながら「自発的に選択した」などとと言いくるめ、その挙句に近代化に伴う植民地人民の民族的覚醒を「恩を仇で返す」と逆恨み。そういう途方も無い「歴史の大嘘」を子供たちに教えようとする。
○愈々追い詰められてもその時は「困った時の北朝鮮頼み」。ピョンヤン詣を繰り返すか金正日の暴発を利用するか拉致問題の小出しで切り抜けるか、方法は幾らでも。北朝鮮ネタが尽きれば韓国・中国・ロシアで代用。後は「自民党のゲッペルス」と産経・読売・電通・NHKと創価・勝共に任せておけば、今までの悪政も全部チャラで選挙は楽勝。
―とまあ、二枚舌の最たる有様で。こんな事をやっていたら、そりゃあ虐めなど絶対に無くなる訳が無い。逆に日本中の学校現場が「ボウリング・フォー・コロンバイン」と化す事は在っても。
為政者もその事を熟知しているからこそ、矛盾や不満の矛先が向かって来ないように、自分たちにとって都合の良い「愛国心・愛郷心」の一方的押付けで、それを乗り切ろうとしているのでしょう。国民をバカにするにも程がある。「愛国心はならず者の最後の墓場」と言う言葉がありますが、これは正にこの様な「デタラメ」「似非」愛国心を指して言った言葉です。
(参考文献)
教育基本法や愛国心の問題については、下記の資料もお勧め。
・伊藤美好・池田香代子 著「教育基本法 11の約束」(ほるぷ出版)
今の教育基本法の内容を分りやすく解説。こんな良い法律を何故変えるのか。
http://smile.hippy.jp/ehon11/
・中山治 著「誇りを持って戦争から逃げろ!」(ちくま新書)
「戦争愛国心」と「応援愛国心」の対比で、私とほぼ同趣旨の主張を展開。
http://www.itojuku.co.jp/62h_school/book/8561.html
・11月14日に行われた教育基本法改定に反対する緊急アピール集会および記者会見での池田香代子さんの発言(日本持続可能社会新聞)
「よほどの嘘がなければ戦争など起こせない。」
「よほどの嘘がなければ、変える必要のない法律を変えることなどできない。」
http://blogs.dion.ne.jp/p_e_a_c_e/archives/4538816.html#more
(転載開始)
12.5国会前集会、2000人以上の参加で大成功!(あんころブログ)
いしだ★あんころチームです。
今日の国会前集会は、2000人以上の参加で、過去最大規模になり、大成功しました! 呼びかけ人からも大内裕和さん、小森陽一さん、三宅晶子さんの3名が駆けつけてくれました!
大内さんは、マスコミ情報は単に政府・与党の願望を言っているだけで、実際には政府・与党は追い込まれていることをあきらかにし、そして、座りこみを行って、教育の自由を取り戻すことこそ、いじめ問題に真剣に取り組むことで、教育基本法の精神に則った正当な行為だと、午前中から座りこみをしている方々を激励しました。
小森さんは、これから周りの人に伝え、そして、すべての集会に可能な限り参加し、闘い抜こうとアピール。三宅さんは、ノルウェーでナチス支配を打ち負かした教員たちの闘いにひきつけて、今、日本でも「日の丸・君が代」の強制に抵抗する闘いが勝ち続けていることの大きな意義を訴え、そして8日には自分も座りこみに参加するとの決意表明をしてくれました。
日本共産党の小林みえこさんは、マスコミで報道されている今週中の採決日程は、実は理事会で提案すらされていないということをあきらかにしてくれました。今の採決日程は、与党の幹部が、何の責任もなく言っているだけのものなんですね。これを聞いた会場からは、「えっウソなの?」「だまされた!」という反応がかなりありました。
また、地方公聴会の様子も紹介され、与党推薦の学者すら「慎重に審議すべき」という意見で、今変えなければいけない理由は出なかった、と状況を報告されました。
社民党の保阪展人さんは、やらせタウンミーティングは、公務員に無理矢理、国に都合のいい意見を言わせるという「不当な支配」そのものであると同時に、高額の費用をかけた金まみれの政治ショーであったことを解説。そして、野党4党の正式な機関として、タウンミーティング調査チームを設置して、断固追及を続けていくアピールをしてくれました。
また、政府・与党の欠点がどんどん見つかっていく中で、伊吹文部科学大臣は、「教育基本法の改正は、ここの問題の解決につながるものではない」と、答弁して、そもそも「改正」理由すら維持できない状態とのことです。
右の写真(注:ブログに掲載)の東京都教職員組合書記長の方は、教育基本法改悪が教育にどういう悪影響を及ぼすかを知らせるために、その先取りで制度改悪が進んでいる東京都の実態をまとめたレポートを全参議院議員に渡す取り込みをしたとのことでした。
そうやって発言を受けているうちに、人の数はどんどんふくれあがっていきました。
前に、国会前集会でも発言してくれた横浜市立大学学生は、今度は仲間を連れて10人で参加してくれました。「わたしたちだって、こんな法律がおかしいってことぐらいわかってる!」とバシッと決めたあと、みんなに呼びかけて一斉に思い思いの声を国会にぶつけました。
今日も、おなじみZAKIさんが歌ってくれました。歌のあと、この2ヶ月、国会前に張りついて、盛り上げてくれているZAKIさんに、みんなで感謝のカンパを送りました。
続いての発言は、福岡、北海道、京都からです。
福岡では7000人、北海道では1万人が集まり、大成功した集会のことを教えてもらいました。京都からは、1928年生まれ(しかも明日が誕生日!)の林さんに、戦争時に抵抗という概念すら考えつかなかったことの反省から、今命にかけてもやらないといけないと思っているとの熱い思いを語ってもらいました。
発言の最後には僕から12.3PEACE&FAIRパレードの報告をさせてもらいました。渋谷でも原宿でも大注目を集めて、教育基本法を守る運動が、さらに若者が新しい社会をつくっていく動きになっているというようなことを話させてもらいました。
そして、最後はいつもの通り、首相官邸前に移動して、シュプレヒコール。人人人の波がどんどん続きます。最終的には、2000人以上が参加して、過去最大の国会前集会になりました。
また今回の国会前集会には、著名人の方々からメッセージを送って頂きました。それについては、また後日掲載します。
いずれにせよ、あと二週間で決まります。明日からは座りこみです。国会前集会でもらった元気を生かして、さらに頑張っていきましょう!
(転載終了)
http://kyokiren.seesaa.net/article/29020437.html
※先述した様に、本日は私の「ネット休肝日」なのですが、教育基本法改悪を巡る情勢が緊迫・流動していますので、禁を破って投稿します。但し余り無理はせず、適当な所で切り上げますが。
※赤字強調部分に特に注目。与党のなりふり構わぬ強硬姿勢は、与党の「強さ」ではなく「弱さ」の証明だという事。まともに審議すればする程、この「改悪劇」のデタラメぶりが白日の下に曝け出されてきたので、与党はひたすら強硬策で逃げ切ろうとしている事。大義は我々の方にあるので、御用・商業マスコミの情報操作に徒に踊らされずに、ここで更に与党・改悪勢力を追い詰めれば、改悪阻止は可能である事。油断は勿論禁物ですが、「侮らず、たじろがず」の姿勢で引き続き臨む事が大切だと思います。
※当ブログ常連のまことさんは、12月6日の「教育基本法の改悪を許さない!あいち県民大会」に参加されます。その他にも、各地で様々な取組みが為されています。私の地元でも、8日夕方に駅頭宣伝と、9日夜に地元「9条の会」主催で西谷文和さん(イラクの子供を救う会・代表)を呼んでの「イラク・レバノン最新情勢報告」講演会が行われますので、仕事の段取りをつけて、両日とも参加するつもりでいます。
※教育基本法改悪、絶対阻止!!「和製マルコス」のウソ・デタラメ政治をこれ以上許すな!!(昨今の政治茶番劇の劣化ぶりはもう覆うべきも無く、拠ってブッシュ・金正日からマルコスに格下げ、最終的にはアミンやボカッサのレベルにまで行き着くかもw)
12.5国会前集会、2000人以上の参加で大成功!(あんころブログ)
いしだ★あんころチームです。
今日の国会前集会は、2000人以上の参加で、過去最大規模になり、大成功しました! 呼びかけ人からも大内裕和さん、小森陽一さん、三宅晶子さんの3名が駆けつけてくれました!
大内さんは、マスコミ情報は単に政府・与党の願望を言っているだけで、実際には政府・与党は追い込まれていることをあきらかにし、そして、座りこみを行って、教育の自由を取り戻すことこそ、いじめ問題に真剣に取り組むことで、教育基本法の精神に則った正当な行為だと、午前中から座りこみをしている方々を激励しました。
小森さんは、これから周りの人に伝え、そして、すべての集会に可能な限り参加し、闘い抜こうとアピール。三宅さんは、ノルウェーでナチス支配を打ち負かした教員たちの闘いにひきつけて、今、日本でも「日の丸・君が代」の強制に抵抗する闘いが勝ち続けていることの大きな意義を訴え、そして8日には自分も座りこみに参加するとの決意表明をしてくれました。
日本共産党の小林みえこさんは、マスコミで報道されている今週中の採決日程は、実は理事会で提案すらされていないということをあきらかにしてくれました。今の採決日程は、与党の幹部が、何の責任もなく言っているだけのものなんですね。これを聞いた会場からは、「えっウソなの?」「だまされた!」という反応がかなりありました。
また、地方公聴会の様子も紹介され、与党推薦の学者すら「慎重に審議すべき」という意見で、今変えなければいけない理由は出なかった、と状況を報告されました。
社民党の保阪展人さんは、やらせタウンミーティングは、公務員に無理矢理、国に都合のいい意見を言わせるという「不当な支配」そのものであると同時に、高額の費用をかけた金まみれの政治ショーであったことを解説。そして、野党4党の正式な機関として、タウンミーティング調査チームを設置して、断固追及を続けていくアピールをしてくれました。
また、政府・与党の欠点がどんどん見つかっていく中で、伊吹文部科学大臣は、「教育基本法の改正は、ここの問題の解決につながるものではない」と、答弁して、そもそも「改正」理由すら維持できない状態とのことです。
右の写真(注:ブログに掲載)の東京都教職員組合書記長の方は、教育基本法改悪が教育にどういう悪影響を及ぼすかを知らせるために、その先取りで制度改悪が進んでいる東京都の実態をまとめたレポートを全参議院議員に渡す取り込みをしたとのことでした。
そうやって発言を受けているうちに、人の数はどんどんふくれあがっていきました。
前に、国会前集会でも発言してくれた横浜市立大学学生は、今度は仲間を連れて10人で参加してくれました。「わたしたちだって、こんな法律がおかしいってことぐらいわかってる!」とバシッと決めたあと、みんなに呼びかけて一斉に思い思いの声を国会にぶつけました。
今日も、おなじみZAKIさんが歌ってくれました。歌のあと、この2ヶ月、国会前に張りついて、盛り上げてくれているZAKIさんに、みんなで感謝のカンパを送りました。
続いての発言は、福岡、北海道、京都からです。
福岡では7000人、北海道では1万人が集まり、大成功した集会のことを教えてもらいました。京都からは、1928年生まれ(しかも明日が誕生日!)の林さんに、戦争時に抵抗という概念すら考えつかなかったことの反省から、今命にかけてもやらないといけないと思っているとの熱い思いを語ってもらいました。
発言の最後には僕から12.3PEACE&FAIRパレードの報告をさせてもらいました。渋谷でも原宿でも大注目を集めて、教育基本法を守る運動が、さらに若者が新しい社会をつくっていく動きになっているというようなことを話させてもらいました。
そして、最後はいつもの通り、首相官邸前に移動して、シュプレヒコール。人人人の波がどんどん続きます。最終的には、2000人以上が参加して、過去最大の国会前集会になりました。
また今回の国会前集会には、著名人の方々からメッセージを送って頂きました。それについては、また後日掲載します。
いずれにせよ、あと二週間で決まります。明日からは座りこみです。国会前集会でもらった元気を生かして、さらに頑張っていきましょう!
(転載終了)
http://kyokiren.seesaa.net/article/29020437.html
※先述した様に、本日は私の「ネット休肝日」なのですが、教育基本法改悪を巡る情勢が緊迫・流動していますので、禁を破って投稿します。但し余り無理はせず、適当な所で切り上げますが。
※赤字強調部分に特に注目。与党のなりふり構わぬ強硬姿勢は、与党の「強さ」ではなく「弱さ」の証明だという事。まともに審議すればする程、この「改悪劇」のデタラメぶりが白日の下に曝け出されてきたので、与党はひたすら強硬策で逃げ切ろうとしている事。大義は我々の方にあるので、御用・商業マスコミの情報操作に徒に踊らされずに、ここで更に与党・改悪勢力を追い詰めれば、改悪阻止は可能である事。油断は勿論禁物ですが、「侮らず、たじろがず」の姿勢で引き続き臨む事が大切だと思います。
※当ブログ常連のまことさんは、12月6日の「教育基本法の改悪を許さない!あいち県民大会」に参加されます。その他にも、各地で様々な取組みが為されています。私の地元でも、8日夕方に駅頭宣伝と、9日夜に地元「9条の会」主催で西谷文和さん(イラクの子供を救う会・代表)を呼んでの「イラク・レバノン最新情勢報告」講演会が行われますので、仕事の段取りをつけて、両日とも参加するつもりでいます。
※教育基本法改悪、絶対阻止!!「和製マルコス」のウソ・デタラメ政治をこれ以上許すな!!(昨今の政治茶番劇の劣化ぶりはもう覆うべきも無く、拠ってブッシュ・金正日からマルコスに格下げ、最終的にはアミンやボカッサのレベルにまで行き着くかもw)
※またまた直前になりましたが、参考情報として緊急転載。
(転載開始)
教育基本法「改正」案を廃案にしよう!
12.3PEACE&FAIRパレードのお知らせ
今、子どもたちをとりまく様々な問題が大きく取り上げ
られ、みんなが心を痛めています。
そんな中、政府はそれをぜんぶ教育基本法のせいにして、
急いで「改正」しようとしています。
でもちょっと待って!
教育基本法は変えてはいけません!
教育って何のためにあるのでしょう?
私達、ひとりひとりが「人間」として豊かに生きていく
ためにあるはずです。
そう今の教育基本法は言っています。
でも、それが、今政府の考えている方向で「改正」
されたら・・・
私達のためではなくて、政府や企業にとって都合のいい
「人材」づくりのための教育になってしまいます。
ニート、フリーター問題も、社会の雇用構造の問題なのに、
若者の規範や労働意識の問題とされ、子どもの頃からできる
子できない子を分けて差をつける教育を進めようとしています。
タウンミーティングで、非常識な額の税金を使って
「やらせ」をしていた政府のおじさんたちに
「今の子どもは道徳心や規範意識がない」
なんて言われる筋合いはありません!
戦争しない未来に生きたい!
格差の痛みを子どもにまで広げないでほしい!
一人間として豊かに生きたい!
そう願う全国のみなさん(特に若いひと~)!
現行の教育基本法を生かすことこそ大事でしょ
と思っているみなさん、
参議院での採決を許さないために、渋谷で
アピールしませんか?ぜひ一緒に歩きましょう!
メディアに取り上げてもらいましょー!
友だちを誘ってお集まりください!!
▲▼▲▼PEACE&FAIRパレード詳細▲▼▲▼
♪【日時】12月3日(日)
12:50~13:15 オープニング☆
13:15~ パレード
♪【場所】宮下公園出発→渋谷1周パレード→宮下公園着
その後、渋谷駅駅前で街頭宣伝
♪【参加対象】
40歳くらいまでの若い人、及び気持ちが若い人。
♪≪サウンドデモパレードとは≫・・・車の荷台にDJと
音響機材を乗せて音楽を流しながら、その後ろを歩くデモ
パレードのことです。
心地よい音楽に身をゆだねて、街を歩くのは楽しいですよ。
♪ 【その他】
着ぐるみ、変装大歓迎!
楽器、鳴り物、もちろんOK!
派手におしゃれに表現しましょう!
街を歩く人に届くようなメッセージをプラカードにして
持ってくると、アピール効果大です!
(※一部予定を変更しました。)
【問合せ先】
<問い合わせ先>教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
〒113-0033 東京都文京区本郷5-19-6坪井法律事務所内
Tel&Fax 03-3812-5510
(平日午後2時~5時半以外は留守電の場合あり)
メールinfo@kyokiren.net
<ホームページ>
http://www.kyokiren.net/
(転載終了)
------------------------------------------------------------------------
「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」(別名:アンチ「心の総動員」、それをもじって、通称:「あんころ」)では、上記「12.3PEACE&FAIRパレード」を皮切りに、参院での教育基本法改悪審議の山場を迎える12月3日から10日までの一週間に、『こどもたちは見ている!!全国ツツウラウラ同時行動』と銘打って、改悪阻止に向けての各種行動を予定しています。その主な催しは下記の通りです。詳細については「あんころ」HPの該当ページで参照して下さい。
・教育基本法の改悪をとめよう!12.5国会前集会
http://www.kyokiren.net/_action/061205
・12月6日~8日、国会前座り込み
http://www.kyokiren.net/_action/suwarikomi~3
教育基本法改悪に反対の全ての方へ。
上記行動に向けて、各人の持てる力を持ち寄って、創意工夫も出し合いながら、条件の許す限り積極的に参加して、思いの丈を政治家にぶつけていきましょう!!
俺たちは、皆それぞれに、かけがえの無い人格を持った「Only One」、生身の人間だ。国家や企業の奴隷なんかでは、断じてない!一度きりしかない自分の人生を、国や会社にとって都合の良いように、好き勝手に決められて堪るか!「教育基本法改悪=奴隷・格差教育」反対!教育基本法を守れ!
(転載開始)
教育基本法「改正」案を廃案にしよう!
12.3PEACE&FAIRパレードのお知らせ
今、子どもたちをとりまく様々な問題が大きく取り上げ
られ、みんなが心を痛めています。
そんな中、政府はそれをぜんぶ教育基本法のせいにして、
急いで「改正」しようとしています。
でもちょっと待って!
教育基本法は変えてはいけません!
教育って何のためにあるのでしょう?
私達、ひとりひとりが「人間」として豊かに生きていく
ためにあるはずです。
そう今の教育基本法は言っています。
でも、それが、今政府の考えている方向で「改正」
されたら・・・
私達のためではなくて、政府や企業にとって都合のいい
「人材」づくりのための教育になってしまいます。
ニート、フリーター問題も、社会の雇用構造の問題なのに、
若者の規範や労働意識の問題とされ、子どもの頃からできる
子できない子を分けて差をつける教育を進めようとしています。
タウンミーティングで、非常識な額の税金を使って
「やらせ」をしていた政府のおじさんたちに
「今の子どもは道徳心や規範意識がない」
なんて言われる筋合いはありません!
戦争しない未来に生きたい!
格差の痛みを子どもにまで広げないでほしい!
一人間として豊かに生きたい!
そう願う全国のみなさん(特に若いひと~)!
現行の教育基本法を生かすことこそ大事でしょ
と思っているみなさん、
参議院での採決を許さないために、渋谷で
アピールしませんか?ぜひ一緒に歩きましょう!
メディアに取り上げてもらいましょー!
友だちを誘ってお集まりください!!
▲▼▲▼PEACE&FAIRパレード詳細▲▼▲▼
♪【日時】12月3日(日)
12:50~13:15 オープニング☆
13:15~ パレード
♪【場所】宮下公園出発→渋谷1周パレード→宮下公園着
その後、渋谷駅駅前で街頭宣伝
♪【参加対象】
40歳くらいまでの若い人、及び気持ちが若い人。
♪≪サウンドデモパレードとは≫・・・車の荷台にDJと
音響機材を乗せて音楽を流しながら、その後ろを歩くデモ
パレードのことです。
心地よい音楽に身をゆだねて、街を歩くのは楽しいですよ。
♪ 【その他】
着ぐるみ、変装大歓迎!
楽器、鳴り物、もちろんOK!
派手におしゃれに表現しましょう!
街を歩く人に届くようなメッセージをプラカードにして
持ってくると、アピール効果大です!
(※一部予定を変更しました。)
【問合せ先】
<問い合わせ先>教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
〒113-0033 東京都文京区本郷5-19-6坪井法律事務所内
Tel&Fax 03-3812-5510
(平日午後2時~5時半以外は留守電の場合あり)
メールinfo@kyokiren.net
<ホームページ>
http://www.kyokiren.net/
(転載終了)
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「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」(別名:アンチ「心の総動員」、それをもじって、通称:「あんころ」)では、上記「12.3PEACE&FAIRパレード」を皮切りに、参院での教育基本法改悪審議の山場を迎える12月3日から10日までの一週間に、『こどもたちは見ている!!全国ツツウラウラ同時行動』と銘打って、改悪阻止に向けての各種行動を予定しています。その主な催しは下記の通りです。詳細については「あんころ」HPの該当ページで参照して下さい。
・教育基本法の改悪をとめよう!12.5国会前集会
http://www.kyokiren.net/_action/061205
・12月6日~8日、国会前座り込み
http://www.kyokiren.net/_action/suwarikomi~3
教育基本法改悪に反対の全ての方へ。
上記行動に向けて、各人の持てる力を持ち寄って、創意工夫も出し合いながら、条件の許す限り積極的に参加して、思いの丈を政治家にぶつけていきましょう!!
俺たちは、皆それぞれに、かけがえの無い人格を持った「Only One」、生身の人間だ。国家や企業の奴隷なんかでは、断じてない!一度きりしかない自分の人生を、国や会社にとって都合の良いように、好き勝手に決められて堪るか!「教育基本法改悪=奴隷・格差教育」反対!教育基本法を守れ!
文部科学省が伊吹大臣名で、虐め自殺防止の緊急アピールを出しました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06110713.htm
その緊急アピールには「弱い者虐めは恥ずかしくて卑怯な事」「虐めている側も、いつ虐められる側になるかわからないんだよ」「虐められている事を話す勇気を持とう」等々という趣旨の文面が並んでいます。私から見ると、「架空履修で現場に責任を擦り付けた挙句に何人もの校長を自殺に追い込んでおいて、よくもこんな白々しい事が書けるなあ」と、思わずツッコミを入れたくなるような文面なのですが。まあそれはとりあえず横に置いておくとして。
実は昨夜たまたま、日本テレビ系列番組の「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」を見ました。「見ました」といっても、仕事で帰りが遅くなったので、実際に見る事が出来たのは番組終了間際の10分ぐらいだけでしたが。そこで司会の太田光が良い事を言っていました。その発言で、改めて彼を見直しました。「やはりこいつは、只のタレントではないな」と。
その番組では、「国民の怒り募集」という事で、「国民が怒っているネタ」を10個集めてそれぞれのネタにコメントを加えていて、私が見たのは最後の第1位の「虐め問題多発」ネタでした。
私は最初、「虐め事象の上っ面を取り上げるだけで、その裏にある教育格差の問題や、今一番大事な教育基本法改悪問題に、何故正面から切り込まないのか」「これが民放の限界なんだな」と思いながら見ていました。番組コメンテーターの面子(山本一太、原口一博、金美齢など)も全然期待外れだったし。
そこでは、金美齢がまず口火を切って、「何故、虐められている事を親や兄弟に言わないのか、相談しないのか」と発言していました。これは言葉を返せば、「大人しく黙っているから虐められるのだ」「虐められるのは、そいつが弱いからだ」という「自己責任論」でしょう。実際、金美齢のその時の口調も、かなり詰問調でしたしね。
それに真っ向から反論したのが、タレントの和希沙也でした。彼女は自身の虐め経験から、「虐められる方は、もう虐められるという事で自分自身が凍りついてしまって、何も言えなくなる」「虐められるのは虐められる側が弱いから、という理屈には絶対に納得できない」と言っていました。
その後の太田光の発言が秀逸でした。番組を見た当初は引いていた私ですが、「この発言で唯一救われた」という感じがしました。
太田曰く、「和希沙也は、自分の悩みなども飾らずに曝け出せる、自分に正直で誠実なキャラなんだけど、世間では得てしてそういう人は浮いてしまう」「そういう人にとっては、徒に頑張れ頑張れと発破を掛けるのではなく、自分を丸ごと肯定してくれる、そういう自分の居場所が必要なのだ」と。そう、SMAPが歌っていた「世界に一つだけの花」に出てくる下記の歌詞の様な、そんな居場所が。
♪そうさ 僕らは 世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
♪小さい花や 大きな花 一つとして
同じものはないから
No.1にならなくても いい
もともと特別な Only One
http://www.momo-mid.com/mu_title/sekaini_hitotsudakeno_hana.htm
虐められる側だけでなく虐める側も、そういう「ありのままの自分で良い」という、人それぞれが誰でも持っている個性を最初に認められた上で、「その素晴らしい個性を、更に素晴らしいものにするためには、どうしようか?」という事で初めて、「自己評価の必要性」や「長所の伸長・短所の克服」という事がその次に来るのでしょう。そこで初めて、「頑張る」とか「勇気を持とう」とか言う気持ちにもなれるのでしょう。今の競争教育の問題点は、そういう人間教育として必要不可欠な「自己肯定感」や「多様な個性の尊重」という事を完全にすっ飛ばして、市場原理主義・新自由主義に基づく大人社会の「××に負けるな、差をつけろ」という価値観からいきなり入っていっている所から、全て来ているのではないでしょうか。だから子供同士の間でストレスが生まれ、虐めも無くならないのです。
これは「競争が全て悪だ」と言っているのではありません。「勝ち組・負け組」教育ではなく、一人一人の個性を認め合った上で、お互いに良い所を評価し合い至らない所は直し合って、みんなの力が必要な事については協力もし合いながら、一人の落ちこぼれも出さずに全員が高まっていく―そういう競争なら大いに結構なのです。ともすれば人のあら捜しに陥る減点法(相対評価)でなく、人の長所を評価する加点法(絶対評価)に基づく教育。
フィンランドが総合的な学力評価で世界トップの座にあるのも、長年のそういう教育の賜物でしょう。フィンランドは何も特別な教育をしてきた訳ではありません。日本の教育基本法が目指した戦後民主教育の理想を、歪曲せずにそのまま素直に実践してきただけなのです。その後の日本政府の教育政策が、教育基本法の理想とは似ても似つかない「受験・競争・格差」教育、戦争や弱肉強食の社会の仕組みをただただ宿命として受け入れ、ひたすら国や企業の言いなりになる人間作りに邁進してきたのとは、凡そ対極にある教育の姿がそこにはあります。
そういう「一人一人の違いや多様性、それぞれの良さをお互い認め合った上で、そこからみんなで一歩前へ進んでいこう」という視点が、文部科学省の虐め自殺防止緊急アピールや金美齢の発言には全然見られません。太田光は、その事を既に見抜いていたのではないでしょうか。和希沙也が番組で垣間見せた誠実さも、見ていて好感が持てました。
・「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」公式サイト
http://www.ntv.co.jp/souri/
・「和希沙也」公式サイト
http://www.horipro.co.jp/talent/PF077/
その太田光や和希沙也と対極の立場にあるのが、石原慎太郎の11月10日の定例記者会見での暴言。文部科学省に送られてきた自殺予告手紙に対して、「届けられた方は迷惑千万でね、放てきするわけにはいかないだろうから、防ぎようもない」と言い、しかもそれだけでなく、「とにかく親が関与すべきではないか。私なんか、子どもにけんかの仕方を教えた。非常に効果があって、たちまち相手を倒したら小学校で番長になっちゃった」「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるのではないか」とまで言い放ちました。「弱肉強食大いに結構、やられたらやり返せ、それが出来ない奴など一生虐められて当然」と言っているようなものです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061111k0000m040066000c.html
当の本人はそれで一端の傾奇者気取りでいるのでしょうが、「言われた方はどう思うか?」という事を慮るだけの感受性など、この御仁に期待するだけ無駄でしょう。和希沙也が聞いたら、どう思っただろうか。
安倍や伊吹にしても、今でこそしおらしく虐め自殺防止の緊急アピールなんて出していますが、自分の所にお鉢が回って来ていなければ、絶対にそんなモノは出さなかったでしょう。石原慎太郎は、安倍や伊吹が言いたくても言えない事を、本音の形で言っただけにしか過ぎないのです。
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/06110713.htm
その緊急アピールには「弱い者虐めは恥ずかしくて卑怯な事」「虐めている側も、いつ虐められる側になるかわからないんだよ」「虐められている事を話す勇気を持とう」等々という趣旨の文面が並んでいます。私から見ると、「架空履修で現場に責任を擦り付けた挙句に何人もの校長を自殺に追い込んでおいて、よくもこんな白々しい事が書けるなあ」と、思わずツッコミを入れたくなるような文面なのですが。まあそれはとりあえず横に置いておくとして。
実は昨夜たまたま、日本テレビ系列番組の「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」を見ました。「見ました」といっても、仕事で帰りが遅くなったので、実際に見る事が出来たのは番組終了間際の10分ぐらいだけでしたが。そこで司会の太田光が良い事を言っていました。その発言で、改めて彼を見直しました。「やはりこいつは、只のタレントではないな」と。
その番組では、「国民の怒り募集」という事で、「国民が怒っているネタ」を10個集めてそれぞれのネタにコメントを加えていて、私が見たのは最後の第1位の「虐め問題多発」ネタでした。
私は最初、「虐め事象の上っ面を取り上げるだけで、その裏にある教育格差の問題や、今一番大事な教育基本法改悪問題に、何故正面から切り込まないのか」「これが民放の限界なんだな」と思いながら見ていました。番組コメンテーターの面子(山本一太、原口一博、金美齢など)も全然期待外れだったし。
そこでは、金美齢がまず口火を切って、「何故、虐められている事を親や兄弟に言わないのか、相談しないのか」と発言していました。これは言葉を返せば、「大人しく黙っているから虐められるのだ」「虐められるのは、そいつが弱いからだ」という「自己責任論」でしょう。実際、金美齢のその時の口調も、かなり詰問調でしたしね。
それに真っ向から反論したのが、タレントの和希沙也でした。彼女は自身の虐め経験から、「虐められる方は、もう虐められるという事で自分自身が凍りついてしまって、何も言えなくなる」「虐められるのは虐められる側が弱いから、という理屈には絶対に納得できない」と言っていました。
その後の太田光の発言が秀逸でした。番組を見た当初は引いていた私ですが、「この発言で唯一救われた」という感じがしました。
太田曰く、「和希沙也は、自分の悩みなども飾らずに曝け出せる、自分に正直で誠実なキャラなんだけど、世間では得てしてそういう人は浮いてしまう」「そういう人にとっては、徒に頑張れ頑張れと発破を掛けるのではなく、自分を丸ごと肯定してくれる、そういう自分の居場所が必要なのだ」と。そう、SMAPが歌っていた「世界に一つだけの花」に出てくる下記の歌詞の様な、そんな居場所が。
♪そうさ 僕らは 世界に一つだけの花
一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい
♪小さい花や 大きな花 一つとして
同じものはないから
No.1にならなくても いい
もともと特別な Only One
http://www.momo-mid.com/mu_title/sekaini_hitotsudakeno_hana.htm
虐められる側だけでなく虐める側も、そういう「ありのままの自分で良い」という、人それぞれが誰でも持っている個性を最初に認められた上で、「その素晴らしい個性を、更に素晴らしいものにするためには、どうしようか?」という事で初めて、「自己評価の必要性」や「長所の伸長・短所の克服」という事がその次に来るのでしょう。そこで初めて、「頑張る」とか「勇気を持とう」とか言う気持ちにもなれるのでしょう。今の競争教育の問題点は、そういう人間教育として必要不可欠な「自己肯定感」や「多様な個性の尊重」という事を完全にすっ飛ばして、市場原理主義・新自由主義に基づく大人社会の「××に負けるな、差をつけろ」という価値観からいきなり入っていっている所から、全て来ているのではないでしょうか。だから子供同士の間でストレスが生まれ、虐めも無くならないのです。
これは「競争が全て悪だ」と言っているのではありません。「勝ち組・負け組」教育ではなく、一人一人の個性を認め合った上で、お互いに良い所を評価し合い至らない所は直し合って、みんなの力が必要な事については協力もし合いながら、一人の落ちこぼれも出さずに全員が高まっていく―そういう競争なら大いに結構なのです。ともすれば人のあら捜しに陥る減点法(相対評価)でなく、人の長所を評価する加点法(絶対評価)に基づく教育。
フィンランドが総合的な学力評価で世界トップの座にあるのも、長年のそういう教育の賜物でしょう。フィンランドは何も特別な教育をしてきた訳ではありません。日本の教育基本法が目指した戦後民主教育の理想を、歪曲せずにそのまま素直に実践してきただけなのです。その後の日本政府の教育政策が、教育基本法の理想とは似ても似つかない「受験・競争・格差」教育、戦争や弱肉強食の社会の仕組みをただただ宿命として受け入れ、ひたすら国や企業の言いなりになる人間作りに邁進してきたのとは、凡そ対極にある教育の姿がそこにはあります。
そういう「一人一人の違いや多様性、それぞれの良さをお互い認め合った上で、そこからみんなで一歩前へ進んでいこう」という視点が、文部科学省の虐め自殺防止緊急アピールや金美齢の発言には全然見られません。太田光は、その事を既に見抜いていたのではないでしょうか。和希沙也が番組で垣間見せた誠実さも、見ていて好感が持てました。
・「太田光の私が総理大臣になったら・・・秘書田中」公式サイト
http://www.ntv.co.jp/souri/
・「和希沙也」公式サイト
http://www.horipro.co.jp/talent/PF077/
その太田光や和希沙也と対極の立場にあるのが、石原慎太郎の11月10日の定例記者会見での暴言。文部科学省に送られてきた自殺予告手紙に対して、「届けられた方は迷惑千万でね、放てきするわけにはいかないだろうから、防ぎようもない」と言い、しかもそれだけでなく、「とにかく親が関与すべきではないか。私なんか、子どもにけんかの仕方を教えた。非常に効果があって、たちまち相手を倒したら小学校で番長になっちゃった」「自分で戦ったらいい。ファイティングスピリットがなければ、一生どこへ行ってもいじめられるのではないか」とまで言い放ちました。「弱肉強食大いに結構、やられたらやり返せ、それが出来ない奴など一生虐められて当然」と言っているようなものです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20061111k0000m040066000c.html
当の本人はそれで一端の傾奇者気取りでいるのでしょうが、「言われた方はどう思うか?」という事を慮るだけの感受性など、この御仁に期待するだけ無駄でしょう。和希沙也が聞いたら、どう思っただろうか。
安倍や伊吹にしても、今でこそしおらしく虐め自殺防止の緊急アピールなんて出していますが、自分の所にお鉢が回って来ていなければ、絶対にそんなモノは出さなかったでしょう。石原慎太郎は、安倍や伊吹が言いたくても言えない事を、本音の形で言っただけにしか過ぎないのです。
昨日11月15日に衆院特別委員会で、とうとう教育基本法改悪法案が強行採決されました。当日の夜はいてもたっても居られなくなり、私も兵庫県高教組のサイトから抗議メールを各関係先に同報メールで送りつけましたが、強行採決を止める事は出来ませんでした・・・。
この改悪法案は、審議すればするほどボロが出てきます。曰く、
(1) 改悪法案自体のトンデモ内容。人格の完成をめざし子供・国民が主人公の民主教育から、兵士や企業戦士の育成をめざし国が国民に滅私奉公を強要する調教教育へ。権力の介入を戒め国民全体に直接責任を負う崇高性をかなぐり捨て、政府の好き勝手を法律の名で隠蔽する反教育的悪法に。この様な『教育偽装』を、長い間人の目を避け密室論議を続けた挙句に、何でもかんでも教育基本法に責任転嫁する形でいきなり出してきた。
http://www.kyokiren.net/_recture/
(2) 虐め自殺問題で、教育委員会が虐めの事実をもみ消していた。そもそも虐め問題は、教育基本法の理念とは正反対の往年の「勝ち組・負け組」教育の中で、学校が生存競争の場になってしまっていたからこそ起こっている問題である。そして、その根本問題には何ら手をつけず、虐めの個別事例に即してその背景を調べて被害者も加害者の子供も立ち直る様な手立てを講ずる事もなく、徒に虐め件数だけを減らそうと教育委員会や学校に発破をかけてきた、国の上辺だけの虐め対策が、こういう『件数偽装』を引き起こしたのである。そうであるにも拘らず、国はあろうことか、自らの姿勢については完全に頬かむりしたまま、現場にその責任を擦り付ける事にのみ終始している。
(3) 必修科目の未履修・架空履修問題も、前述の虐め問題と同じ構図の中で起こった問題である。受験偏重・学歴偏重・学力格差放置という根本問題には何ら手をつけずに、徒に授業時数やカリキュラムの手直しでお茶を濁そうとしてきた事で、現場の実態との間で乖離が生まれ、矛盾をしわ寄せされた現場が『履修偽装』で切り抜けるしか仕方の無い所まで追い詰められていたのだ。そして当の国・文部科学省も、教育委員会への出向・天下りなどの人事交流を通して、こういう事実はとうに知っていたのだ。国は自らの姿勢については完全に頬かむりしたまま、この事件を逆にリークする事で、教育への国家介入を正当化する理由付けに使おうとすらした。しかし実際には薮蛇で逆に国の不手際を際立たせる事になってしまったが、国は依然としてその邪な思惑を変えようとはしていない。
(4) 教育問題のタウンミーティングで、数々の"やらせ"質問の事実が発覚している。政府寄りの質問(教育基本法改悪正当化答弁を引き出す為の誘導尋問)をする質問者を募り、謝礼まで渡していたという。これは正に『世論偽装』とも言うべき工作であり、民主主義の根幹に関わる問題である。そもそも、教育基本法を「改正」しなければならない理由などは何も無い。それを無理にこじつけて「改正」しようとするから、こういう裏工作に走らなければならなくなるのだ。そうであるにも拘らず、国は「"やらせ"の事実と法案の正否は別問題」と詭弁を弄して、逃げ切りを図ろうとしている。
(5) そして今回の強行採決に際しても、自民党が国民新党の議員に、採決に協力すれば自民党への復党の便宜を図ってやると、利権取引まで持ちかけていた事が明るみに出た。正に、『良心偽装』とも言うべき政界の権謀術数、汚い裏取引で法案を成立させようとしている。今回の改悪法案は、教育関連法案を名乗る資格すら疑われる、稀に見る悪法である。
「こんなデタラメ法案に、消極的支持まで集めたら66%もの割合で、何で支持が集まるの?」(先の読売新聞世論調査)というのが、今の一番正直な気持ちです。
勿論、その世論調査自体がかなり恣意的なものである事は、既に述べました。また、ついこの間の教育基本法改悪反対緊急集会に8千名もの人々が集まった事や、現役校長の66%が教育基本法改悪に反対している事、保守系の人も含め、多くの自治体首長や学識経験者が声をあげている事は知っています。それでも、この改悪法案のトンデモ内容からすると、まだまだ反対の声が小さすぎるような気がしてなりません。かつての売上税・消費税反対闘争の時は、津々浦々で反対の声が湧き起こり、当時の中曽根・竹下内閣は極限まで追い詰められましたが、今回の教育改悪も、売上税・消費税導入に勝るとも劣らない重大な内容を孕んでいるというのにも関わらず。
一つには、「これはあくまで子供の教育問題に限ったことだ」という誤解があるのかも知れません。また、今まで余りにも日本国憲法や教育基本法が定着してきた事に安心しきって、まるで空気みたいな感覚で、絶対に不可欠な存在であるにも関わらずその有難さを痛感しないまま、「改悪するぞ改悪するぞ」と言われても「まさか本当に改悪する事など出来やしない」という油断がどこかにあったのでは―という気もします。
しかし、実際にはこの教育基本法は、「教育・子供の世界」に限定の事項でもなければ「空気の様な存在」でも無かったのです。
・戸田市教育長が発言撤回~ブログでも反響~(とだ9条の会ブログ)
http://toda9jo.no-blog.jp/network/2006/06/post_9ad1.html
・<埼玉県戸田市教育長「はらわたが煮えくりかえる」と発言>起立せぬ親と来賓調査 君が代/式典で徹底図る(東京新聞)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo23/msg/345.html
埼玉県戸田市の教育長が、学校卒業式で日の丸・君が代に起立・斉唱しなかった来賓に対する思想調査まで呼号した挙句に、各界の反撃にあって発言撤回に追い込まれた―との事です。これは未だ今だから発言撤回に追い込めたのであって、若しこれが教育基本法や憲法が完全改悪された後なら、沈黙を強いられるのが我々の方であるのは明白です。あの有名なマルチン・ニーメラーの詩を今の状況に即して下記の様に敷衍してみましたが、こういうブラックユーモアみたいな状況が、すぐ近くまで来ています。
『国旗国歌法が制定された時、私は不安に駆られたが、内心の自由は侵さないという事だったので、何の行動も起こさなかった。後日、卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱が義務付けられた。私はさらに不安を感じたが、自分は、国旗掲揚・国歌斉唱は単なる社会慣例だと思ったので、何の抗議もしなかった。それから教育基本法改悪法・共謀罪法・防衛省法・改悪憲法が次々に成立し、その度に私の不安は増したが それでも私は行動しなかった。ある日、ついに政府はホワイトカラー・エグゼンプション反対運動すら「非国民の運動だ」として弾圧してきた。私はホワイトカラー・ホワイトカラー・エグゼンプションには反対だった。だから行動に立ち上がったが、その時は既に目配せすら出来なかった。』
しかし、諦めるわけにはいきません。こんな、フィリピンのマルコス政権末期も斯くやと言わんばかりの、「勝つためには何でも在り」のやり方の与党を、これ以上のさばらす訳にはいきません。「これだけバカにされても尚且つ何も出来ない」というのでは、余りにも理不尽です。次は衆院本会議、その次には参院に、攻防の舞台が移ります。また、沖縄県知事選挙や和歌山県知事選挙もあります。既に福島県知事選では自公連立与党が一敗地にまみれました。こんな法案、絶対に葬ってやる!
※表題の「茶色の国」とは、ファシズム体制下の世界を揶揄した表現。原典はフランスの寓話「茶色の朝」より。
http://www.fiberbit.net/user/notzu130/zuisou/zuiso8-19.html
(参考情報)
●【緊急】与党が特別委員会で強行採決!明日も緊急行動をやります!(あんころブログ)
与党は、野党が審議拒否する中、単独で賛成討論のみを行って、15日17時過ぎに教育基本法改悪法案を強行採決しました!
15日の午前中の中央公聴会では、参考人5名中3名が与党案反対の意見を明確に述べていたにもかかわらずです。
また、与党は、野党の国民新党の糸川委員に対して、「この法案に賛成したら、自民党に復党させ、議席も保証する」との買収工作を行ったことがわかっています。
野党は、これに抗議し、結束して審議拒否しましたが、それでも与党は無理やり採決を行いました!許せません!
与党は、明日13時ごろに野党不在のまま衆議院本会議での採決を強行しようとしています。
全国連絡会では、明日も朝9時から国会前での座り込みを行い、18時から緊急国会前集会を行います。お昼頃がヤマになるので、昼休みの5分だけでも、国会前に来てください!
特別委員会では強行採決されてしまいました。しかし、「やらせ」や野党委員の買収をしても、強行採決せざるを得なかったのは、わたしたちの行動が政府与党の不正をあきらかにし、一歩一歩確実に相手を追い込んでいることの反映でもあります。展望は十分あります。今国会での成立を絶対にとめましょう!来られる人は、友人を誘って短い時間でも国会前に!!!!
行動の詳細は、緊急国会前集会案内、座り込み第二弾をご覧下さい。
http://www.kyokiren.net/
●怒り持て、日本のおかあさんたち!!(お玉おばさんでもわかる政治のお話)
>マスコミがいじめ問題を煽るので、毎日毎日子供が死んでいる。自殺はマスコミが取上げて煽ることで確実に「後追い自殺」がでることをマスコミは経験上知っている、だから全国版でなるべく取上げない姿勢を普段はとっているはずなのに・・なにか、おかしい。今日の強行採決のニュース、松坂の移籍よりもなぜ低い扱いなのだろう。いいえ、トップでなくてもよいからどうして、もっとそのときの模様をきちんと伝えない?<
>でも、戦いはこれからです。こんな事がいつまでも許されるわけがない!!<
http://otama.livedoor.biz/archives/50642172.html
●[メモ][教基法]教基法特別委員会議事録データベース(もじもじ君の日記。みたいな)
教育基本法改悪強行採決に至るまでの当日の委員会議事録を論点別に整理。私もざっと見てみましたが、余りのデタラメぶりに今更ながら愛想が尽きました。
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20061004/p2
●気味の悪い愛国教育・きのうのクローズアップ現代(あんち・アンチエイジング・メロディ)
NHK番組「クローズアップ現代」で14日の放送された、改悪教育基本法を先取りしたような現場報告(事前に知っていたら見たのに・・)。「日本は四季があって素晴らしい」という、教師の主観が多分に入った授業を行い、その中で「ハワイには四季はないけれど素晴らしい」といった反応を示した生徒に、「そんな事はないでしょう」と半ば恫喝するかのような教師の対応。
http://blog.goo.ne.jp/ibis083/e/701a5b2786872b4f76a403d040a9500d
この改悪法案は、審議すればするほどボロが出てきます。曰く、
(1) 改悪法案自体のトンデモ内容。人格の完成をめざし子供・国民が主人公の民主教育から、兵士や企業戦士の育成をめざし国が国民に滅私奉公を強要する調教教育へ。権力の介入を戒め国民全体に直接責任を負う崇高性をかなぐり捨て、政府の好き勝手を法律の名で隠蔽する反教育的悪法に。この様な『教育偽装』を、長い間人の目を避け密室論議を続けた挙句に、何でもかんでも教育基本法に責任転嫁する形でいきなり出してきた。
http://www.kyokiren.net/_recture/
(2) 虐め自殺問題で、教育委員会が虐めの事実をもみ消していた。そもそも虐め問題は、教育基本法の理念とは正反対の往年の「勝ち組・負け組」教育の中で、学校が生存競争の場になってしまっていたからこそ起こっている問題である。そして、その根本問題には何ら手をつけず、虐めの個別事例に即してその背景を調べて被害者も加害者の子供も立ち直る様な手立てを講ずる事もなく、徒に虐め件数だけを減らそうと教育委員会や学校に発破をかけてきた、国の上辺だけの虐め対策が、こういう『件数偽装』を引き起こしたのである。そうであるにも拘らず、国はあろうことか、自らの姿勢については完全に頬かむりしたまま、現場にその責任を擦り付ける事にのみ終始している。
(3) 必修科目の未履修・架空履修問題も、前述の虐め問題と同じ構図の中で起こった問題である。受験偏重・学歴偏重・学力格差放置という根本問題には何ら手をつけずに、徒に授業時数やカリキュラムの手直しでお茶を濁そうとしてきた事で、現場の実態との間で乖離が生まれ、矛盾をしわ寄せされた現場が『履修偽装』で切り抜けるしか仕方の無い所まで追い詰められていたのだ。そして当の国・文部科学省も、教育委員会への出向・天下りなどの人事交流を通して、こういう事実はとうに知っていたのだ。国は自らの姿勢については完全に頬かむりしたまま、この事件を逆にリークする事で、教育への国家介入を正当化する理由付けに使おうとすらした。しかし実際には薮蛇で逆に国の不手際を際立たせる事になってしまったが、国は依然としてその邪な思惑を変えようとはしていない。
(4) 教育問題のタウンミーティングで、数々の"やらせ"質問の事実が発覚している。政府寄りの質問(教育基本法改悪正当化答弁を引き出す為の誘導尋問)をする質問者を募り、謝礼まで渡していたという。これは正に『世論偽装』とも言うべき工作であり、民主主義の根幹に関わる問題である。そもそも、教育基本法を「改正」しなければならない理由などは何も無い。それを無理にこじつけて「改正」しようとするから、こういう裏工作に走らなければならなくなるのだ。そうであるにも拘らず、国は「"やらせ"の事実と法案の正否は別問題」と詭弁を弄して、逃げ切りを図ろうとしている。
(5) そして今回の強行採決に際しても、自民党が国民新党の議員に、採決に協力すれば自民党への復党の便宜を図ってやると、利権取引まで持ちかけていた事が明るみに出た。正に、『良心偽装』とも言うべき政界の権謀術数、汚い裏取引で法案を成立させようとしている。今回の改悪法案は、教育関連法案を名乗る資格すら疑われる、稀に見る悪法である。
「こんなデタラメ法案に、消極的支持まで集めたら66%もの割合で、何で支持が集まるの?」(先の読売新聞世論調査)というのが、今の一番正直な気持ちです。
勿論、その世論調査自体がかなり恣意的なものである事は、既に述べました。また、ついこの間の教育基本法改悪反対緊急集会に8千名もの人々が集まった事や、現役校長の66%が教育基本法改悪に反対している事、保守系の人も含め、多くの自治体首長や学識経験者が声をあげている事は知っています。それでも、この改悪法案のトンデモ内容からすると、まだまだ反対の声が小さすぎるような気がしてなりません。かつての売上税・消費税反対闘争の時は、津々浦々で反対の声が湧き起こり、当時の中曽根・竹下内閣は極限まで追い詰められましたが、今回の教育改悪も、売上税・消費税導入に勝るとも劣らない重大な内容を孕んでいるというのにも関わらず。
一つには、「これはあくまで子供の教育問題に限ったことだ」という誤解があるのかも知れません。また、今まで余りにも日本国憲法や教育基本法が定着してきた事に安心しきって、まるで空気みたいな感覚で、絶対に不可欠な存在であるにも関わらずその有難さを痛感しないまま、「改悪するぞ改悪するぞ」と言われても「まさか本当に改悪する事など出来やしない」という油断がどこかにあったのでは―という気もします。
しかし、実際にはこの教育基本法は、「教育・子供の世界」に限定の事項でもなければ「空気の様な存在」でも無かったのです。
・戸田市教育長が発言撤回~ブログでも反響~(とだ9条の会ブログ)
http://toda9jo.no-blog.jp/network/2006/06/post_9ad1.html
・<埼玉県戸田市教育長「はらわたが煮えくりかえる」と発言>起立せぬ親と来賓調査 君が代/式典で徹底図る(東京新聞)
http://www.asyura2.com/0601/senkyo23/msg/345.html
埼玉県戸田市の教育長が、学校卒業式で日の丸・君が代に起立・斉唱しなかった来賓に対する思想調査まで呼号した挙句に、各界の反撃にあって発言撤回に追い込まれた―との事です。これは未だ今だから発言撤回に追い込めたのであって、若しこれが教育基本法や憲法が完全改悪された後なら、沈黙を強いられるのが我々の方であるのは明白です。あの有名なマルチン・ニーメラーの詩を今の状況に即して下記の様に敷衍してみましたが、こういうブラックユーモアみたいな状況が、すぐ近くまで来ています。
『国旗国歌法が制定された時、私は不安に駆られたが、内心の自由は侵さないという事だったので、何の行動も起こさなかった。後日、卒業式での国旗掲揚・国歌斉唱が義務付けられた。私はさらに不安を感じたが、自分は、国旗掲揚・国歌斉唱は単なる社会慣例だと思ったので、何の抗議もしなかった。それから教育基本法改悪法・共謀罪法・防衛省法・改悪憲法が次々に成立し、その度に私の不安は増したが それでも私は行動しなかった。ある日、ついに政府はホワイトカラー・エグゼンプション反対運動すら「非国民の運動だ」として弾圧してきた。私はホワイトカラー・ホワイトカラー・エグゼンプションには反対だった。だから行動に立ち上がったが、その時は既に目配せすら出来なかった。』
しかし、諦めるわけにはいきません。こんな、フィリピンのマルコス政権末期も斯くやと言わんばかりの、「勝つためには何でも在り」のやり方の与党を、これ以上のさばらす訳にはいきません。「これだけバカにされても尚且つ何も出来ない」というのでは、余りにも理不尽です。次は衆院本会議、その次には参院に、攻防の舞台が移ります。また、沖縄県知事選挙や和歌山県知事選挙もあります。既に福島県知事選では自公連立与党が一敗地にまみれました。こんな法案、絶対に葬ってやる!
※表題の「茶色の国」とは、ファシズム体制下の世界を揶揄した表現。原典はフランスの寓話「茶色の朝」より。
http://www.fiberbit.net/user/notzu130/zuisou/zuiso8-19.html
(参考情報)
●【緊急】与党が特別委員会で強行採決!明日も緊急行動をやります!(あんころブログ)
与党は、野党が審議拒否する中、単独で賛成討論のみを行って、15日17時過ぎに教育基本法改悪法案を強行採決しました!
15日の午前中の中央公聴会では、参考人5名中3名が与党案反対の意見を明確に述べていたにもかかわらずです。
また、与党は、野党の国民新党の糸川委員に対して、「この法案に賛成したら、自民党に復党させ、議席も保証する」との買収工作を行ったことがわかっています。
野党は、これに抗議し、結束して審議拒否しましたが、それでも与党は無理やり採決を行いました!許せません!
与党は、明日13時ごろに野党不在のまま衆議院本会議での採決を強行しようとしています。
全国連絡会では、明日も朝9時から国会前での座り込みを行い、18時から緊急国会前集会を行います。お昼頃がヤマになるので、昼休みの5分だけでも、国会前に来てください!
特別委員会では強行採決されてしまいました。しかし、「やらせ」や野党委員の買収をしても、強行採決せざるを得なかったのは、わたしたちの行動が政府与党の不正をあきらかにし、一歩一歩確実に相手を追い込んでいることの反映でもあります。展望は十分あります。今国会での成立を絶対にとめましょう!来られる人は、友人を誘って短い時間でも国会前に!!!!
行動の詳細は、緊急国会前集会案内、座り込み第二弾をご覧下さい。
http://www.kyokiren.net/
●怒り持て、日本のおかあさんたち!!(お玉おばさんでもわかる政治のお話)
>マスコミがいじめ問題を煽るので、毎日毎日子供が死んでいる。自殺はマスコミが取上げて煽ることで確実に「後追い自殺」がでることをマスコミは経験上知っている、だから全国版でなるべく取上げない姿勢を普段はとっているはずなのに・・なにか、おかしい。今日の強行採決のニュース、松坂の移籍よりもなぜ低い扱いなのだろう。いいえ、トップでなくてもよいからどうして、もっとそのときの模様をきちんと伝えない?<
>でも、戦いはこれからです。こんな事がいつまでも許されるわけがない!!<
http://otama.livedoor.biz/archives/50642172.html
●[メモ][教基法]教基法特別委員会議事録データベース(もじもじ君の日記。みたいな)
教育基本法改悪強行採決に至るまでの当日の委員会議事録を論点別に整理。私もざっと見てみましたが、余りのデタラメぶりに今更ながら愛想が尽きました。
http://d.hatena.ne.jp/mojimoji/20061004/p2
●気味の悪い愛国教育・きのうのクローズアップ現代(あんち・アンチエイジング・メロディ)
NHK番組「クローズアップ現代」で14日の放送された、改悪教育基本法を先取りしたような現場報告(事前に知っていたら見たのに・・)。「日本は四季があって素晴らしい」という、教師の主観が多分に入った授業を行い、その中で「ハワイには四季はないけれど素晴らしい」といった反応を示した生徒に、「そんな事はないでしょう」と半ば恫喝するかのような教師の対応。
http://blog.goo.ne.jp/ibis083/e/701a5b2786872b4f76a403d040a9500d
■緊急座り込み&緊急集会のお知らせ■
教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会です。
緊急事態です!与党は、野党4党の反対を
押し切り、明日15日17時に特別委員会での
教育基本法改悪法案の強行採決を行おうと
しています。その翌日あるいは翌々日には、
衆議院通過が狙われています。
これをくいとめるため、全国連絡会は明日
の18時から衆議院第2議員会館前で、緊急
国会前集会を行います。
また15日~17日は、9時から17時まで、国
会前で座り込みもやります。
与党も追い込まれています。ここをとめれば、
廃案は目の前です。緊急集会&座り込みに駆
けつけてください!
よろしくおねがいします!
転送大歓迎です。
====================
★座り込み第2弾!!
一人で不安な人も、初めての人も誰でも
参加しやすい座り込みです。
全国連絡会の黄色のバナーを目印に来てください。
ほんの少しの時間でもOKです。
一緒に座り込んで、意思を表明しましょう。
・日時
2006年11月15日(水)~17日(金) 午前9時~午後5時
・場所
衆議院第二議員会館前
(地下鉄千代田線・丸の内線「国会議事堂前」駅下車3分)
・参加のしかた
とにかく場所へ行けば、どなたでも参加できます。
============================
★教育基本法の改悪をとめよう!
11・15緊急国会前集会
今ががんばり時です。
一人でも多くの知り合いを誘ってください!
私たちの底力を見せつけましょう!!
日 時
2006年11月15日(水)18時~19時
場 所
衆議院第二議員会館前
(地下鉄千代田線・丸の内線「国会議事堂前」駅下車3分)
発 言
全国連絡会呼びかけ人(大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子)
国会議員から
さまざまな立場から
参加のしかた
とにかく場所へ行けば、どなたでも参加できます。
主 催
教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
問合せ
電話/03-3812-5510 メール/info at kyokiren.net
=============================
http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-November/010092.html
教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会です。
緊急事態です!与党は、野党4党の反対を
押し切り、明日15日17時に特別委員会での
教育基本法改悪法案の強行採決を行おうと
しています。その翌日あるいは翌々日には、
衆議院通過が狙われています。
これをくいとめるため、全国連絡会は明日
の18時から衆議院第2議員会館前で、緊急
国会前集会を行います。
また15日~17日は、9時から17時まで、国
会前で座り込みもやります。
与党も追い込まれています。ここをとめれば、
廃案は目の前です。緊急集会&座り込みに駆
けつけてください!
よろしくおねがいします!
転送大歓迎です。
====================
★座り込み第2弾!!
一人で不安な人も、初めての人も誰でも
参加しやすい座り込みです。
全国連絡会の黄色のバナーを目印に来てください。
ほんの少しの時間でもOKです。
一緒に座り込んで、意思を表明しましょう。
・日時
2006年11月15日(水)~17日(金) 午前9時~午後5時
・場所
衆議院第二議員会館前
(地下鉄千代田線・丸の内線「国会議事堂前」駅下車3分)
・参加のしかた
とにかく場所へ行けば、どなたでも参加できます。
============================
★教育基本法の改悪をとめよう!
11・15緊急国会前集会
今ががんばり時です。
一人でも多くの知り合いを誘ってください!
私たちの底力を見せつけましょう!!
日 時
2006年11月15日(水)18時~19時
場 所
衆議院第二議員会館前
(地下鉄千代田線・丸の内線「国会議事堂前」駅下車3分)
発 言
全国連絡会呼びかけ人(大内裕和、小森陽一、高橋哲哉、三宅晶子)
国会議員から
さまざまな立場から
参加のしかた
とにかく場所へ行けば、どなたでも参加できます。
主 催
教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
問合せ
電話/03-3812-5510 メール/info at kyokiren.net
=============================
http://list.jca.apc.org/public/aml/2006-November/010092.html