この4月から小中学校で道徳を正式な教科として教える事になったそうです。それまでも道徳の授業はありましたが、正式な教科として教えられていた訳ではありませんでした。だから正規の検定教科書もなく、「心のノート」という副読本を教科書代わりに使っていただけでした。その4月から使われる「私たちの道徳」という教科書の内容が文部科学省のHPでも公開されていますので、是非ご覧下さい。どれだけ下らない教科書かよく分かります。
もう建前論のオンパレードです。例えば、小学校低学年の最初の単元で、「早寝早起き、朝ごはん」という事が強調されています。確かに「早起きは三文の得」と言います。夜更かしするよりも朝早く起きる方が、頭もシャキッとするし勉強も仕事もはかどります。朝ごはんも欠かさず食べた方が良いに決まっています。でも、今の格差社会の日本では、そんな事が出来る家庭ばかりではないのです。
両親とも共働き、両親とも非正規雇用で、夫婦合わせても年収2~300万円行くか行かないかというカツカツの生活で、場合によっては母子家庭だったり、親が失業中だったり、生活保護受給者だったりで、学資も満足に払えない、学用品も満足に買えない親の子どもが、そんな生活なぞまともに送れる訳がないでしょうが。ひょっとしたら、両親の勤め先がブラック企業で、朝早くから夜遅くまで働かされていて、休日も出勤させられていたとしたらどうでしょう。下手すれば食事する時間すらなかったりする。「一体いつ寝てるの?」という状態の親子に対して、こんな建前論だけを振りかざされても、何の役にも立たないでしょうが。
本当に本心から「早寝早起き、朝ごはん」が大事だと思うのであれば、ブラック企業で酷使されている親やその子供を、更に追いつめるような、こんな虐めみたいな事なぞせずに、ブラック企業的な働き方をなくす事の方が、はるかに実効性があるのではないですか。それこそが真に道徳的な態度ではないでしょうか。
この教科書、一事が万事こんな調子です。「決まりを守れ」「節約しろ」「責任感を持って行動しろ」「自然環境を守れ」「自分の事ばかり考えるな」といったお説教ばかりが書かれていますが、そんな事幾ら俺らばかりに言われても、全然納得が行きません。
反対意見がうっとうしいからと言って国会で秘密保護法の強行採決をしたり、自分の都合の良いように好き勝手に憲法解釈を変えたり、政治を私物化して気に入る結果が出るまで何度も出直し市長選挙をやったり、必要な病院や保育所は後回しにして無駄なダムや高速道路ばかり作ったり、JR福知山線事故や福島原発事故の責任も満足に取らずに、豪雪被害が出てるのに何も対策を取らずにオリンピック選手に電話して自分の人気取りばかり考えたり・・・そんな首相や大阪市長、JR・東電やブラック企業の経営者には何もおとがめなしで、何で俺らばかりに説教されなあかんねん。
国民にばかり「きまりを守れ」とか偉そうに説教たれるなら、その前にブラック企業労働やサービス残業を止めさせろよ。そう思いません?こんな教科書、幾らアンケート形式の質問を取り入れる等して現代風に装っても、本質的には戦前の修身教科書と何ら変わりません。
そして、偉人の伝記が一杯出て来るけど、その偉人の捉え方も非常に平板で一面的。例えば小学校高学年で習う野口英世。子供の時の大やけどで左手が不自由になったが、それに負けじと努力したお蔭で、立派な細菌学者になり、黄熱病の病原菌も突き止める事が出来ました。皆さんも野口英世博士を見習いましょうと。でも、それは野口英世の一面でしかありません。実際の野口英世は、貧しさや手が不自由だった事への反発から、放蕩癖(ほうとうへき=遊び癖)が身についてしまい、それを借金でまかなうようになってしまった。そういう一面もあるのです。本当に野口英世を理解するには、そういう一面も知った上で、何故彼が貧しさや手の障害に負けてしまったのか、放蕩癖から足を洗う為には何が必要だったのかまで理解しなければ、彼の本当の偉大さも分からないのではないですか。
それを、政府が自分にとって都合の良い一面だけを取り上げて、それを国民支配の道具に利用するだけでは、余りにも野口英世も国民もバカにした態度だと思います。
しかも、一つ一つの事象についての捉え方も、余りにも政府にとって都合の良い、非常に偏ったものでしかない。
例えば自由についても、自由の何たるかも教えずに、いきなり「自由には責任を伴う」なんて言われても、大人の私ですら面食らってしまうのに、子供にその意味なんて理解できる筈がない。(小学校高学年用の単元「1.自分をみがいて―(3)自律的で責任ある行動を」)
みんな今何気なしに当たり前の様に使っている「自由、平等、平和、人権、民主主義」と言った言葉も、ごく普通に使えるようになったのは戦後になってからでしょうが。確かに戦前でも、そういう言葉はあったし、選挙や議会もありました。でも、みんな実際はおっかなびっくり使っていたのではないでしょうか。だって、「神」である天皇を自由に批判する事なんて出来なかったのだから。戦争反対や共産主義なぞ主張しようものなら即ブタ箱行き、下手すれば死刑にされた時代です。
それに、当時は労働基準法も最低賃金制度も生活保護も奨学金制度もありませんでした。婦人参政権なんて認められていなかったし、労働者のストライキ権も認められていなかった。アジア・アフリカ諸国の大半も大国の植民地として搾取されていた。
そんな中から、多くの犠牲を払って、ようやく今の状態まで持ってきたのです。自由も平等も、まだまだ十分ではないけれど。その大切さをまず教える方が先でしょう。それを先にきっちり教えてこそ初めて、「自分の権利を守ると同時に、他人の権利も尊重しなければならない」という事も理解できるのに。
その最も肝心な事をすっ飛ばして、いきなり「自由には責任を伴う」なんて言われても、「はあっ?」としか言いようがないでしょう。これでは教える順序がまるであべこべです。
何故こんな本末転倒がまかり通るのか。政府が、幾ら口先だけ「自由、平和、民主主義を守る」と言っても、本音ではそれを疎ましく思っているからです。だから、一応それらは認めるけれど、いざ国民がそれらの権利を行使しようとすると、「自由には責任が伴う」とか何とか言って脅しに出て、出来るだけそれらを行使させないようにしているのです。「自由や権利を尊重する」と口先では言いながら、実際は国民の事を奴隷か何かのようにしか思っていないからです。
そうでなければ、こんな事は言わないし、そんな事ばかり書いた教科書で道徳の授業なぞしたりしません。偉人の伝記も、こんな当たり障りのない(実はものすごく政府にとって都合の良い一面的な)描き方、取り上げ方なぞはしません。マザーテレサやオリンピック選手や宇宙飛行士だけでなく、田中正造とか、そういう時の権力に歯向かってでも弱い者の人権を守った人物も、もっと分け隔てなく取り上げる筈です。
でも、こんなクソみたいな道徳の教科書で、幾ら「クラスから虐めを無くしましょう」なんて教えた所で、絶対に虐めはなくなりません。逆にますます陰湿化するだけです。
だって、教師自ら先頭に立って、「建前と本音の使い分け」をしているのですから。これだけブラック企業的な働き方が蔓延しているのに、労働基準法の知識もまともに教えず、バイトにも有給休暇の権利がある事すらまともに教えずに、幾ら口先だけ「自由、平和、人権を尊重する」と言われても、誰がまともに信用するか。実際には自由も平和も人権も民主主義も全部「有名無実化」しようと企んでいるくせに。「建前と本音の使い分け」「ウソも方便」「面従腹背」がますます酷くなるだけです。
秋葉原の無差別殺傷事件やアクりフーズの農薬混入事件のような事が全国各地で頻発し、毎年3万人も自殺者が出ているのが、その何よりの証です。こんなクソみたいな道徳教育やっていたら、最後には子供から思いっきり復讐されますよ。この際はっきり言うといたるわ。それが嫌なら、こんなクソみたいな教育なぞ即刻止めて、もっと国民の人権を尊重する、民主的な政治や教育をすべきです。豪雪被害を見捨てながら人間の絆を説いたり、原発を推進しながら自然保護を説くようなエセ道徳教育なぞ即刻中止して。
ネトウヨが、百田尚樹の「人間のクズ」暴言は許容しておいて、津田大介らの「大雪の日に首相は天ぷら会食」批判にばかり突っ込み。これを世間ではダブスタと言う。
― プレカリアート (@afghan_iraq_nk1) 2014, 2月 18
「安倍首相、天ぷら屋で会食止めて官邸で弁当食え」発言に対して、「それで何か事態が変わるのか」と反論した奴は、「衛藤補佐官、靖国参拝擁護姿勢は変えずに米国批判発言だけを撤回」した事についても、「それで何か事態が変わるのか」と反論しなければ公平ではないわな。
― プレカリアート (@afghan_iraq_nk1) 2014, 2月 19
以下、IWJの下記記事より引用。
【検証:大雪災害】「白い恐怖」に背を向けた、首相官邸の主・安倍総理の優雅なるウィークエンド
(前略)
2月14日(金)から、15日(土)、16日(日)の週末、関東甲信越は記録的な大雪に見舞われ、関東・甲信越・東海から東北・北海道にかけて広い範囲で甚大な被害をもたらした。
予想を遥かに超えた積雪により、各主要道路、私鉄各線は数日間にわたりストップし、物流は壊滅。車や電車は立ち往生し、中に何千人もの人が何日も取り残される事態となった。雪で陸路が遮断された限界集落などでは、各地で数千世帯が孤立した。未曾有の雪害である。
降雪がおさまったのは明けて17日(月)になってから。自衛隊や地元土建会社、各自治体の職員や国交省事務所などによる懸命な除雪作業が行われ、徐々に道路・鉄道網が復旧し、数日ぶりに帰宅の途につく人の朗報が相次いだ。
政府が本格的に動き出したのは18日(火)になってからである。14日から開いていた「関係省庁災害対策会議」に初めて安倍晋三総理が参加。「豪雪非常災害対策本部」に格上げし、自衛隊の大幅な強化や、ライフラインの復旧、今後孤立による凍死などの犠牲者を出さないことなどが、対応策として示された。
被害が出始めてから、4日も過ぎてからである。
14日以降、大雪による直接的な負傷者は365人、死者は、交通事故を除き8県で19人にも上っている。
(中略)
雪の重みで倒壊した屋根の下敷きになったケースのほか、立ち往生した車内で一酸化中毒や凍死で亡くなったり、帰宅途中に凍死したケースなどがある。もし十分な注意喚起がなされ、適切な情報が伝えられていたら、防ぎえた死だったのではないだろうか。
(中略)
14日12時30分、迫る大雪に備え、内閣府で関係省庁災害警戒会議が開かれた。この会議は古屋圭司防災担当大臣が中心となった会議で、安倍総理は出席していない。ネット上では一部の安倍支持者の間で、14日の時点から安倍総理が陣頭に立ってリーダーシップを発揮していたかのような主張がみられるが、それは事実と異なる。
14日の首相動静によると、この会議が行われていた昼間は、安倍総理は官邸と国会を行き来し、基本的には官邸で様々な人間と会っている。内閣府には移動していない。また、この会議の配席図をみても、安倍総理の席はもちろんどこにもない。
(中略)
15日時点で、各地の被害状況などの情報が、官邸に届けられなかったのかといえば、そんなことはありえない。我々がTwitterで @iwakamiyasumiと、@iwj_sokuhouで情報の集約を呼びかけ、収集した限りでも、15日深夜から16日朝にかけて、立ち往生した車や電車からのSOSの声、ライフラインが切断された家屋に閉じ込められた方からの悲鳴など、救助を求める通報が止まなかった。
各自治体の役場、警察、消防には助けを求める多くの電話がひっきりなしに鳴り続け、パンク寸前だった。
実際に16日日曜日に開かれた「関係省庁対策会議」では、気象庁からは予想を遥かに上回る積雪の報告、国交省からは死者・負傷者数、通行止めとなった道路や鉄道の状況、車や電車の立ち往生などの被害状況も報告されている。
さらに防衛省からは、15日から16日にかけて各県から自衛隊の災害派遣の要請があり、出動した旨も報告されているのだ。資料を見ると、最初に要請があったのが山梨県で、15日の11時20分。続いて新潟県、長野県、福島県が、明けて16日10時20分には東京都も派遣要請を出している。
この時点で、今回の雪害が日本各地の都道県にまたがる未曾有の事態で、多くの国民の命に関わる逼迫した状況であることが、誰の目にも明らかだった。しかし、政府は対応を怠った。国民に向け注意喚起や適切な情報提供をしなかったのだ。
(中略)
こうした災害に際し、各自治体、各省庁からあがってくる情報を集約し、即時に対策を講ずる役割を担う首相官邸は、この14日金曜日から17日月曜日の4日間にかけて、どのように動いたのか。
驚くべきことに、官邸は(少なくとも国民に対して)一切の情報発信、対応を行っていない。
首相官邸のHPを見ると、新着情報には2月15日に「安倍総理は羽生結弦選手へお祝いの電話をかけました」とするリリースが出ているだけで、17日の「安倍総理はアメリカ合衆国のエド・ロイス下院外交委員長一行による表敬を受けました」とするリリースまで、何も発信していない。
平時における民間企業の週末のごとく、非常時だというのに、官邸は総理以下広報スタッフに至るまで、のんびりと休みをとっていたとしか考えられない。それどころか、週が明けても17日月曜日には雪害については何もアナウンスがなく、雪害に関するリリースを出しているのは2月18日火曜日の「総理指示(豪雪による災害に関して)」が初めてである。
またTwitter上には首相官邸のアカウントとは別に、官邸からの災害情報を専門に届ける @Kantei_Saigai というアカウントが存在する。フォロワー数は96万人を超えているが、それだけ災害時の官邸からの情報発信を信頼し、重要視している証拠である。しかし、この官邸の災害アカウントも、ほとんど沈黙した。
(中略)
一番事態が切迫した、14日~16日にかけては、1ツイートも情報発信を行なっていない。一体何のための災害アカウントなのか。被害が出始めた15日未明には既に、このアカウントに対し、情報発信や救援を求める声、災害対策本部の設置を求めるツイートが数多く届いていた。
少なくとも、16日日曜日には内閣府の対策会議が開かれ、情報がある程度集約されているのだから、それに基づいた何らかの情報発信は可能なはずである。一体なぜこの災害アカウントが機能しなかったのか、理解に苦しむ。
首相官邸のFacebookも同様である。この雪害について初めてコメントを投稿したのは、週が明けて17日月曜日になってから。それを見ると、「政府は、降雪前の14日から、関係府省が集まり事前対策の確認等を行い、被害発生後においては、警察や消防が救助や交通誘導などの初動対応に当たるとともに、国土交通省と自治体などが協力して懸命の除雪作業を行っています。15日からは、災害派遣された自衛隊が物資輸送や除雪などを行っており、今後とも、関係府省が一体となり、一刻も早い解決に向けて取り組んでいきます」などとある。
政府は実は14日の時点から対策に乗り出していたのですよ、と主張したいのだろう。であるならば、なぜ14日・15日・16日の時点で被災者へ向けて具体的な防災情報や避難情報を発信しなかったのか、理解に苦しむ。アリバイ作りのコメントと批判されても仕方がない。先述したように、14日の時点の会議に、あたかも安倍総理が出席していたのではないか、というような「誤解」が一部に生じたのも、このあたりにあるのではないか。
(中略)
予想を遥かに超えた雪害に見舞われていた15日、安倍総理は官邸で午後2時35分、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦選手を電話で祝福し、午後2時54分には東京・富ケ谷の私邸に帰っている。
内閣府でもようやく対策会議に乗り出した16日には、安倍総理は午前中から夕方までを私邸で過ごし、午後5時49分には東京・赤坂の高級天ぷら料理店「楽亭」で支援者らと会食し、午後8時5分には官邸に立ち寄ることなく帰宅している。
もちろんこの間にも、安倍総理のTwitterアカウント @AbeShinzoや、Facebookには、被害の深刻な状況や、対策本部設置を訴える声、何らかの情報発信をして欲しいという要望が、数えきれないほど寄せられている。
もし本人がつぶさにチェックできなかったにしても、秘書や広報スタッフはこうした声を確認できたはずである。彼らの中に、総理に進言する人間はいなかったのだろうか。それとも安倍総理の取り巻きは、そろいもそろって、何千人もの人間が雪の中で孤立していた時に、何の危機感も抱かず、のんびりとした週末を過ごしていて、総理に進言することを誰も思いつかなかったのだろうか。
(中略)
実際には15日土曜日の夕方には、山梨選出の国会議員たちが超党派で、政府に対策を訴え始めている。15日15時37分にはみんなの党・中島かつひと議員が、政府に対し緊急対策を実施するよう要請し、それに対し菅官房長官から「しっかり対応します」との返答を受けていたことを、18時41分にTwitterで報告している。当然この15日夕方時点で、菅官房長官から安倍総理に対し報告がいくはずである。
(中略)
また、自民党の宮川典子議員 @norikomiyaも、古屋防災担当大臣にコンタクトを取ったことを23時24分にTwitterで報告している。このように、山梨選出の議員から再三にわたり政府中枢に強い要請が行われているのである。
さらに、前述したように菅官房長官は18日火曜日の会見で、「首相の指示で古屋圭司防災相がしっかり対応している」と語っており、首相官邸のFacebookでも、政府は14日からしっかり対応している、と強調している。まるで、安倍総理も14日から対応を練っていたかのような言い振りである。
にわかに信じがたいが、それが仮に事実であるならば、安倍総理は被害の深刻な状況を把握しながら、自身のTwitterやFacebook、首相官邸を通しての情報発信をことごとく怠り、非常災害対策本部の設置を遅らせてしまったということになる。そうなると「知らなかった」ではすまされない。「不作為」というレベルを超えて、安倍総理は深刻な事態を知っていながら拱手傍観していたことになる。
(中略)
では、安倍総理という人物は、もともと非常時に反応できない人物なのだろうか。
山梨県内のある自民党関係者A氏は、私の取材にこう答えた。
「恨みは残ります。安倍総理は、もともと災害が起きた時に反応の鈍い人物なのかといえば、そうではない。昨年の夏、参院選後、総理の地元の山口県では、たいへんな豪雨に見舞われました。この時には、安倍総理本人も、山口県選出の議員たちもすぐにお国入りして、災害対策にあたっているんです。今回の対応とは大違いです」
(中略)
「安倍総理がやりたいことは戦争準備だけなんだとよくわかった。自分の地元山口にだけは手厚く、他県ではこれほどの災害に見舞われようともこんなに冷淡でいられる。信じられない! 自民党の支持者でも皆、怒っています。山梨選出の12人の議員のうち、8人が今、自民党です。前回の衆院選で我々は新人3人を送り込んだ。だが、その新人の動きが鈍い。この点も不満です
山梨の北部はもともと故・金丸信さんの地元で、いまだに北部は金丸さんの関係者の影響下にあります。旧経世会系が強い。一方、山梨の南部は富士急ハイランドの経営者の堀内光雄さんの地元で、宏池会が強い。安倍総理が属する清和会は山梨では弱い。だから冷淡だったのではともっぱらです」
Aさんはそう語り、今回の安倍政権の対応に、自民山梨県連内部でも怒りの声があがっていることを繰り返した。
(後略)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/125934
この問題を単に「総理の天ぷら会食の是非」だけに矮小化してはならない。主権者・国民を自己の野望実現の為の単なる「手駒、踏み台」としか見ない、安倍・自民党政権の本質が現れたものとして糺されなければならないのだ。
そして私自身も、総理の天ぷら会食については知ってはいても、ここまで政府の対応が後手後手に回っているとは思わなかった。政府の対応は非難されて然るべきだが、自分もブロガーの端くれとして、もっと積極的に情報拡散に努め、政府に抗議しなければいけなかったと反省している。
昨日2月16日に「SHINGO★西成」など地元を拠点に活動している音楽家たちのライブに行って来ました。場所は西成区民ホール。西成区役所が人権啓発活動の一環として毎年行っている企画「元気です!西成!!」の3回目として、「SHINGO★西成」を初め、「DJ FUKU」「まちゅこけ」「KAKU。(かく)」「ベリーグッドマン」や、「西成沖縄県人会でいごの会」、「もくよう会」(西成区保健福祉センターの音楽サークル)などが集まって行われたものです。
私は、通勤の行き帰りに駅で目にしたポスターで、たまたまこの企画を知りました。区役所の主催という事もあり、最初はそんなに期待していませんでした。でも、当日が公休日で参加費も無料。タダで「SHINGO★西成」のライブが聴けるという事で、参加してみようと思った次第です。(上記写真:左の2枚は会場のポスター、右は当日会場でもらった案内チラシ入りのバッグ)
参加できるのは先着順で400名までという事で、私も最初はそんなに期待していませんでしたが、いざ会場の区民ホールに入ってびっくり。もう人だらけ。「これ本当に先着400名だけだろうか?実際には1000人くらいいるのと違うか?」という感じで。実際、西成区民の方だけでなく他区や他市町村、大阪府以外の都道府県から参加された方も大勢いたようです。
区役所主催という事で、区長が挨拶に来られましたが、ほとんど誰も聞いていないような感じで。その後、「もくよう会」の人たちによるハンドベルの演奏で、ライブの幕が開きました。
続いて沖縄県人会のエイサー踊りと「KAKU。」さんの歌。この「KAKU。」さんも西成在住で、この会場から歩いて直ぐの所にお住まいのミュージシャンだそうです。(失礼ながら初めてそのお名前を知りました)
その次は「まちゅこけ」さん。この辺から次第に盛り上がって来ました。
「まちゅこけ」とは変な名前ですが、聞けば釜ヶ崎(あいりん地区)の三角公園を拠点に「釜ヶ崎SONIC(ソニック)」というライブをやって来られた女性だとか。それで、最初は公園で演奏しても誰もまともに聞いてくれなくて、ヤジをいっぱい飛ばされて、ブチ切れて聴衆と喧嘩になったそうな。そんな人なので、歌声も非常にパワフルで圧倒されました。ただ、時々発する「チャーム」とかの専門用語(隠語)の意味が最後まで分かりませんでしたが。
その後は「ベリーグッドマン」の歌。このトリオも最近結成されたものだそうです。
その後はスタンディングもOKという事で、聴衆はステージの前に殺到。いよいよ「SHINGO★西成」と「DJ FUKU」の真打が登場。ところが、余りにもステージに接近し過ぎた為か、肝心の「SHINGO★西成」の写真が幾ら撮影しても逆光で上手く撮れず。
ここでちょっとしたアクシデントが起きました。司会者が、多分区役所の方から言われたのでしょう、「人権のつどい」という事で、「人権とは何か」を解説し始めました。ところが「誰にも生きる権利がある」とか「自由」がどうとか、ご本人は多分一生懸命「生活保護が受けられなくてマンションで餓死した女性の話」とかされているのですが、その余りに「教科書的」な説明に興ざめし、聴衆がざわつき始めました。
ところが、その後、「SHINGO★西成」が「俺らも人間やぞ!ボロ雑巾(ぞうきん)やないぞ!」と叫んだとたん、ヤンヤヤンヤの大歓声。さすがは「SHINGO★西成」。西成・釜ヶ崎の三角公園近くの長屋で生まれ、ずっと虐げられてきて、自分も下手すれば先のマンションの女性のように餓死していたかも知れない。だからこそ「人権の何たるか」「それがどれほど掛け替えのない物か」が、教科書に書いてあるような建前や説教ではなく皮膚感覚で分かっているのでしょう。
実際、彼や「まちゅこけ」の凄い所は、自分たちもコンサートやライブの合間をぬって、野宿者支援の炊き出しや見廻りなどの活動にも何らかの形で参加されている事です。勿論、本職はあくまで音楽家なので、出来る事は限られていますが。それに引き換え、口では「人権尊重」と言いながら、真冬に放水車でホームレスを公園から追い出しにかかる役人や、労働者を物扱いし安い賃金で長時間こき使う経営者、自分たちは思いっきり私腹を肥やしながら、やれ「病院の数が多すぎる」だの「保育所を民営化しろ」だのと喚き散らす政治家の何と多い事か。
同じ様な事は最後にもありました。もうお開きという事で、みんな帰り始めた矢先に、「SHINGO★西成」の「もう一、二曲歌おうぜ!」の一声で、帰りかけていた聴衆がまたワッと前に殺到。「最後は誰でも知っている歌で締めよう」という事で、「オーシャンゼリゼ」他一曲を歌って終了。この最後の時だけ、プロジェクターでステージのスクリーンにも歌詞が大書きで映し出されました。他のスタンディング曲の時も同じ様に映し出してくれたら良かったのに。
聞けば、西成には他にも地域に根ざして地道に活動しているミュージシャンやアーティストが大勢いるのだとか。あいりん地区の存在や、高齢者や生活保護世帯が多い事もあって、とかく世間的には余り良いイメージを持たれない西成区ですが、決してそれだけの街ではない。むしろ他の街よりもずっと人に優しいし、本音で語れる所がある。そういう意味では、他の街よりもかえって住みやすいのではないかと思いました。
SHINGO★西成 頑張ってれば... 釜ヶ崎越冬闘争LIVE 2011
まちゅこけ 「釜ヶ崎人情」
何十年ぶりかの雪に想定外で初期対応に遅れだけならまだしも。山梨全県が交通途絶し食糧も底を尽き、信号機も折れる雪の重みで甲府市内でも家から一歩も出れないと言うのに、オリンピック報道ばかり垂れ流して。福島の次は山梨も見殺しか。安倍の言う防災・治安立国とは自分達だけにとっての事か。
— プレカリアート (@afghan_iraq_nk1) 2014, 2月 16
山梨県の交通情報
http://t.co/AyEkJnNpqO
避難所情報
pic.twitter.com/lH7QCfFaLs
除雪・救助作業情報
https://t.co/wXChoBwBTJ
このサイトまとまってて便利かも
http://t.co/V17LMHfWdA
— リタ・コーエン (@rita_koen) 2014, 2月 16
ツイッターはデマだデマだと大新聞やマスコミは言うが、原発事故についても大雪も、どっちがおかしいのでしょうかね。大雪は、実際に多くの死者や孤立者が出ているのに、オリンピックを見ていることが模範たる国民なのでしょうか?
— Masa.D (@860masjp) 2014, 2月 16
ダークな想像。RT @ojirowashiJey: 戦争が始まっても、こんな感じだと思う。首都が攻撃されない限り、何の情報も流されず、テレビはいつも通りのバラエティー。ツイッターを見ない限り、日本国内での惨状さえ知らず。情報統制とはこんなにも恐ろしいものかと思い知らされている。
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 2月 16
@iwakamiyasumi
岩上さん、はじめまして。
私は山梨県在住です。
テレビなどであまり報道されていないのですが、大雪によって被害が続出しています。
岩上さんの力をお借りして拡散して頂けないでしょうか…… pic.twitter.com/6YNUL1PCl2
— 眉氏@OAGM (@blue_th_ma) 2014, 2月 16
鉄道以外の交通、道路状況、食糧など物資の状況を教えてください。孤立は深刻なのか否か。RT @komatsunotsuma: 岩上さん、山梨県甲府市の身延線の国母駅の線路がある場所ですが、やはり今だに線路は雪にうもれてしまってます。 pic.twitter.com/XJy0DmqWAH
— 岩上安身 (@iwakamiyasumi) 2014, 2月 16
.@iwakamiyasumi今、東京の親戚から電話。NHKは、ソチオリンピックを優先?今、富士山の報道はやるも夏の富士山登山、富士講の修験道の話をのん気に放映中?今山梨は雪の大被害。最近のNHK会長発言も大問題だけどNHKの災害報道の姿勢に怒りを覚える大問題。 #nhk #山梨
— ティアラ (@appareyamanashi) 2014, 2月 16
東京都知事選の感想について書くつもりでいましたが、喉が痛くてそれどころではありませんでした。このままでは時機を逸してしまいますので、取り急ぎ言いたい事だけ端的に述べさせてもらいます。
2014年都知事選データ
・執行日:2014.2.9 投票率:46.14% (前回比-16.46ポイント)
・主要候補の得票数・率、新旧別・所属党派:
・舛添 要一 2,112,979 43.40% 無所属・新 自民都連・公明推薦
・宇都宮健児 982,594 20.18% 無所属・新 共産・社民・みどり・新社会推薦
・細川 護煕 956,063 19.64% 無所属・新 民主・生活・結いの党推薦
・田母神俊雄 610,865 12.55% 無所属・新 維新・新風推薦
今度の都知事選挙では、やはり下馬評通り自公推薦の舛添が当選してしまいました。これを見て宇都宮・細川支持者の中には意気消沈している人も多いようです。私は「何を寝言を言っているのか」と思いますね。こんな稚拙な選挙戦を展開しておきながら、この程度の傷で済んだのですから、寧ろ「不幸中の幸いだった」「命拾いした」と胸をなでおろすべきではないでしょうか。勿論、これは皮肉で言っています。
何故そう思うのかは、上記の得票データをご覧になられたらよく分かります。今まで一致して石原や猪瀬を推し、しかも労働貴族の連合まで手なずけて、毎回大量得票を重ねてきた保守陣営が、今回初めて舛添・田母神の双方に分裂したのですよ。分裂選挙になったのは何も左派・リベラルだけではありません。そういう意味では、左派・リベラルにとっては、今回は都政奪回の千載一遇(せんざいいちぐう)のチャンスだった筈です。そのチャンスを前に、自分たちも保守と同じ愚を犯した挙句に、舛添に勝利をかっさらわれてしまったのですから。
寧ろ「勝ったのが田母神ではなく舛添でまだ良かった」と私は思っています。今の安倍政権・自民党の動向からすれば、田母神を推薦する方に回っても一向に不思議ではありませんでした。思想的には舛添よりも田母神の方が、安倍政権の「本音」に近いのですから。でも、猪瀬辞任に伴う急な選挙で他に適当な候補が見当たらず、「後の東京オリンピックの事を考えれば流石に極右の田母神では拙い」という事で、「とりあえず知名度があり一番勝てそうな舛添で今回は我慢しておこう」となったのでしょう。
舛添にはかつての石原や猪瀬の様なカリスマ性や指導力はありません。それどころか、政党助成金流用疑惑や女性スキャンダルも抱え、いつ失脚してもおかしくない状況にあります。どうせ短命都政に終わるでしょう。その後で、たとえオリンピックや公明党との協力関係にはマイナスに作用しようとも、「今度こそ田母神だ」と自民党が判断した時に、それに対抗できるだけの勢いが今の左派・リベラルにあると思いますか。今のままでは確実に負けますよ。
実際、上記のTBS選挙特番データによっても、20代有権者の10.5%、30代有権者の20.7%が田母神に投票した事が明らかになっています。もっとも、投票率が一番低かったのも20代ですから、そのうちの1割の動向だけで世代全体を決めつける事は出来ません。しかし、他の候補が全然食い込めていないのに、田母神だけが一定食い込める事が出来た事については、今後警戒が必要でしょう。
では、石原・猪瀬亜流のネトウヨ(ネット右翼)やホリエモンみたいな奴らから都政を住民に取り戻す為に、左派・リベラルは何をすべきなのか。まずは現在の立脚点を冷静に分析すべきでしょう。そうすれば、宇都宮・細川の非保守2候補の得票合計が舛添票に肉薄している事が分かります。そんなに悲観すべき状況でもない筈です。いくら前日の大雪被害のなごりが残っていたとは言っても、選挙戦術如何によっては、もっと票の上積みは可能だったと思います。
少なくとも候補者一本化に成功し、2007年都知事選と同じ54%まで投票率を引き上げる事が出来、その時に得票した浅野・吉田両候補の合計2,322,872票(得票率42.18%)と同じ数を押さえる事が出来れば、舛添に勝つ事が出来たのですから。
2007年都知事選データ
・執行日:2007.4.8 投票率:54.35% (前回比+9.41ポイント)
・主要候補の得票数・率、新旧別・所属党派:
・石原慎太郎 2,811,486 51.06% 無所属・現 自民・公明推薦
・浅野 史郎 1,693,323 30.75% 無所属・新 民主・社民・国民新党推薦
・吉田 万三 629,549 11.43% 無所属・新 共産推薦
・黒川 紀章 159,126 2.89% 諸派・新 共生新党公認
その為には候補の一本化は不可欠ですが、単なる数合わせではなく真の団結・共闘が勝ち取られなければなりません。後から出馬したくせに「俺の方が知名度に勝っているからお前は降りろ」と一方的な態度を取ったり、自民・保守陣営とも本質的には変わらない専制・金権体質を温存したままでは、有権者の心を揺り動かす事はできません。
公約のすり合わせも必要です。より多くの人に受け入れられる公約にしなければなりません。しかし、「すりあわせ」だけに目が行き、舛添や田母神ともそう変わり映えしない内容になってしまえば、都政奪還の意味はなくなります。都心の新富裕層の動向にも目を配りながらも、基本はやはり「かつての石原都政の様な独裁的で開発優先の政治とは縁を切る」「脱原発・反極右・反格差」を志向した内容にすべきでしょう。
それを成し遂げなければ、また棄権の山を築く事になり、保守や極右に今後もずっと都政を奪われたままです。そして、開発偏重・金権まみれの弱者切り捨てで、ブラック企業やホリエモンみたいな奴らだけが潤い、庶民には「日の丸・君が代」や情報統制だけが押し付けられるだけです。たまたま今回は「命拾い」したからまだ良かったものの、今までと同じ様な事を繰り返していたのでは、今度こそ取り返しのつかない事になってしまうでしょう。
本当は昨日投開票された東京都知事選挙について書くつもりでしたが、それは明日以降に延ばします。こちらも大事な話なので、出来るだけ早めにブログで記事にしようとは思っていますが。
実はこの数週間ずっと咳(せき)が止まりませんでした。最初は風邪だと思っていたので、そのうちに治るだろうとタカをくくっていたのですが、数週間経っても全然治りません。熱もないし食欲も普通にあります。ただ咳が全然止まりません。止まらないどころか、逆にだんだん酷くなって来ています。
そこで、今日の仕事帰りに、とうとう辛抱できずに近所の内科医に駆け込み診てもらった所、急激な気温変化や空気乾燥に対する一種のアレルギー反応として、咳が出ているのだとか。確かに、今はもう喘息(ぜんそく)に近い状態で咳が出ます。但し、しょっちゅう咳き込む訳ではなく、急に寒くなったり逆に暖かくなった時に、発作的に咳が出て止まらなくなる状態です。就寝中が特に酷い。入浴時には、最初咳き込むがその後は次第に治まってくる様な感じです。
この私に様な症状は、医学的には慢性閉塞性肺疾患(COPD)と言うのだそうです。何やら恐ろしげな名称ですが、酷くなると肺炎や結核にでもなるのだろうか?不安です。でもまあ、医者の待合室には他にも似たような症状の患者さんが割と大勢いらしたので、そんな大した病気ではないのでしょうが。
そこで処方してもらったのが、風邪ひきの時にももらった咳止め、痰切りの薬以外に、アドエアという写真の様な容器に入った薬を貰いました。こんな物を貰うのは初めてです。
容器の中には、「サロメテールキシナホ酸塩」と「フルチカゾンプロピオン酸エステル」という2種類の白い粉薬がドライパウダー状に混ぜられて入れられていて、それを口に容器を当てて吸い込み、吸い込んだ後にうがいをしなければいけないのだそうです。私の場合は25回吸い込むようになっていて、吸い込む毎に残りの回数が容器の目盛りに表示されるようになっています。やってみたけれど、吸い込んだのか吸い込めなかったのか、よく分かりませんでした。口の中が何やらザラザラしていたようなので、多分何ぼかは吸い込む事が出来たのでしょう。その後、うがいもしましたが、余り効果があるようには思えません。確かに「直ぐには効果は出ない」とは効能書きにも記されていて、医者も今回の喘息は直ぐには治らないと言っていましたが。
「サロメテール」には気管支を拡張する働きがあり、「フルチカゾン」はステロイド剤の一種で喘息の働きを抑える作用があると、効能書きには書かれています。その一方で、「うがいが不充分だったり、1日に何回も吸引すると、ステロイド剤特有の副作用を併発する危険性がある」とも、ネット検索した資料には書かれていました。私も充分注意しなければ。
そんな状態なのに、ウチの会社と来たら。もうかれこれ2週間以上も前から、「制服のジャンバーのファスナーが潰れてしまい、前が閉じれなくなって寒くて堪らない、早く替えのジャンバーを用意して欲しい」と事務所の女性社員に言っているのに、未だに替えのジャンバーを用意してくれません。何でも「在庫が無いから」と言って。仮に今の勤務先事務所にストックがなくとも、他の事業所や本社にある在庫から転送して貰えれば、こんな2週間以上もかかる筈はないのですが。だって、発注しているのはあくまでも規定の制服なのだから。
それを今日また別の男性社員に言ったら、「Lサイズの物だったらあるのに」だって。アホか。私は身長150センチ余りしかないのに、Lサイズの制服なぞ着たらブカブカになってしまう。本当はSサイズでも良い位です。でも、幾ら何でもSサイズでは、下も厚着の冬に動き回る時には窮屈だからという事で、Mサイズを着用しているのに。そのくせ、朝礼では「当日欠勤しないように各自、健康管理には気を付けましょう」と、バカの一つ覚えみたいに言いやがって。そんな事は、制服の管理なぞの当たり前の事が出来てこそ、初めて言える事だろうが。人間(ひと)を一体何だと思っているのか。
以下、Yahoo!のベストアンサーより引用。(注:私が今日処方して貰ったのは下記の500ディスカスよりも小型の250ディスカスです)
「アドエア500ディスカス」は、2007年4月18日に製造承認を取得したばかりの喘息治療薬です。以前は別々だった「吸入ステロイド薬:フルチカゾン」「長時間作用性吸入β2刺激薬:サルメテロール」の2薬剤を配合したドライパウダー製剤です。
この薬を使用する対象の患者様は、基本的に吸入ステロイドだけでは喘息のコントロールがつかない人です。吸入ステロイドだけでコントロール出来るならば、この薬は使用しません。
副作用として比較的多いのは嗄声です。声がかすれたり、のどがイガイガしたりします。また、多くはありませんが、口内炎(口腔カンジダ症)が現れる事があります。もし、口の中に白いものができたら、医師に伝えてください。これらの口腔内トラブルは、吸入後に十分うがいをすることで、たいてい予防できると思います
動悸や頻脈、頭痛、手の震えなどがあげられます。ひどい時は、早めに受診してください。過剰に使用すると、血液中のカリウム分が減少し、場合によっては不整脈を引き起こします
気道局所に作用しますので、ステロイドの飲み薬にみられる全身性の副作用はまずありません。ただし、全く無いとも言えません。特に長期大量使用時は、副腎皮質機能抑制、子供の成長遅延、骨粗鬆症、白内障、緑内障等に念のため注意が必要です。これらの検査を定期的に受けてください
滅多に無いですが、初期症状等に念のため注意ください
低カリウム血症..だるい、筋力低下(力が入らない)、便秘、動悸、脈の乱れ。ショック、アナフィラキシー様症状..気持ちが悪い、冷汗、顔面蒼白、手足の冷え・しびれ、じんま疹、全身発赤、顔や喉の腫れ、息苦しい、めまい、血圧低下、目の前が暗くなり意識が薄れる。肺炎..発熱、咳、痰。 動悸(ドキドキ感)、頻脈、不整脈、血圧上昇、指や手のふるえ、頭痛、吐き気
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1134695801
今度また大阪市の市長選挙があるそうです。大阪都構想を実現すると息巻いて、大阪府知事を辞めてせっかく大阪市長になった橋下徹が、それでもまだ自分の思い通りにならず、「俺と反対派のどっちが市民から支持されているか勝負するのだ」と、破れかぶれの出直し市長選に打って出てきました。自分が当選した時だけ「俺は市民から支持されている」とウソぶいておきながら、支持されなくなったら今度は「どちらが本当の民意か問わなくてはならない」とは。橋下はどこまで自分勝手な奴なのか。
何でも、大阪都構想の新たな区割りを審議する為に設置された特別区設置協議会(いわゆる法定協議会、略して法定協)で、出された4つの区割り案について全部審議していたのでは時間がかかって仕方がないから、特定の1つの案に絞って審議しろと言ったら、みんなに反対された。それで逆切れして「選挙で決着を付けてやる」となったそうで。そんな事なら、一層の事、法定協も何も置かずに、試案作りから住民投票の実施まで、何から何まで全部自分一人だけでやれば良い。市役所の仕事も、そんなに職員を無能呼ばわりするなら、全部自分一人でやれば良い。やれるものなら。せいぜい取り巻きの、問題児ばかりの公募区長と一緒になって。北朝鮮の独裁者のように。
これを機に、改めて大阪都構想の区割り案についても調べてみました。大阪都構想の範囲には吹田・東大阪・堺などの周辺自治体も含まれますが、中心はあくまでも大阪市内です。その中心の大阪市を大阪都に、市内の24行政区も5つか7つの特別区に再編しようとしています。その中で出された4つの区割り案の中身が上図です。
なぜ4案なのか。大阪市の人口は約200万人だから、30万人づつ割れば7区も必要だが、45万人づつだと5区で済む。本当はその2通りだけ示して安上がりな5区の方で決めたいのだが、それだけだと税収の多い北区と中央区が一緒になってしまったりして、余りにも不均衡になってしまうので、それぞれについて、北と中央を分ける案も考えたら4案になった。その上で、あいりん地区を抱える西成区や、在日朝鮮・韓国人の多い生野区、低所得者の多い下町の大正区や西淀川区をどこが引き取るかという駆け引きも、水面下ではあったのでしょう。
以上の様に、区割り案の根拠は、どこまでも数合わせの論理でしかない。そうでなければ、西淀川区から住之江区までの臨海部一帯や、住之江区から平野区までの大和川沿い一帯を、1特別区に統合しようという案なぞ出てくる筈がなありません(上図の試案3、試案4参照)。住之江区から平野区まで行くには、電車やバスを何度も乗り継いで片道だけで2時間近くかかってしまいます。橋下は代わりに出張所を置くと言い訳するでしょうが、そんなものを置くのも最初のうちだけで、ほとぼりが冷めたら一気に廃止するに決まってます。今の赤バス廃止の様に。
当然そこには区としてのまとまりなぞある訳がありません。大阪都構想に賛成の御用学者の中には、「特別区になる事で区議会もでき区長も選挙で選べるようになる、これぞ民意の反映だ」と言っている奴もいますが、本当にそう思うなら、何もわざわざ区割りし直さなくても、今の24行政区をそのまま大阪都の特別区にすれば良いだけの話です。大阪市議会の議員定数についても、削減ではなく増員を主張する筈です。本当はまず予算ありきで住民サービスの削減しか考えていないくせに、お為ごかしで誤魔化すのも大概にせえ。
それが大阪都構想の正体です。財政再建といえば聞こえが良いが、要は地方自治の破壊です。財政赤字の解消だけが狙いで、そこに住む市民の暮らしや地域振興などは二の次。その財政赤字も、元はと言えば、ゼネコンを儲けさせる為にやったWTCやら舞洲やらの巨大開発でこしらえた物なのに。巨大開発より遥かに額が小さい公務員給与や、生活保護全体の0.4%にしか過ぎない不正受給ばかり攻撃して。そうして、大阪都の目的が住民福祉の削減にある事を悟らせないようにしてきたのです。
だから、最初は橋下を支持してきた自民党や公明党も、いよいよ大阪都構想が現実味を帯びてきて、それが住民福祉や地方自治の破壊でしかない事が明らかになるに連れて、次第に橋下とは距離を置くようになったのです。こんな奴の言いなりになってたら、最後には自分たちの次の選挙が危なくなりますから。
それが橋下にとっては気に入らないのでしょう。それで四面楚歌の状態から抜け出そうと、破れかぶれの辞任劇となったのです。
今までも橋下は、そうやって次々と自分で勝手に敵(抵抗勢力)をでっち上げて、敵と戦うヒーロー役を演じてきました。かつての大阪W選挙もそうでした。これが橋下お得意の「ショック療法」による「劇場政治」です。でも、同じ手ばかり何度も使っているうちに、相手にすっかり手の内を見透かされてしまいました。この「劇場政治」に対する一番有効な対抗法は、「橋下の作った土俵に乗らない事」です。ヒーローがヒーローでいられるのは土俵(劇場)の中だけなのですから。
そこで、自民党も民主党も公明党も、出直し市長選挙には敢えて候補を擁立せず、橋下を「一人相撲」に追い込む作戦に出てきました。これはなかなか有効な作戦です。別に無投票で橋下が市長に再選されても、同じ人間が元のさやに納まるだけなので、市長の任期は変わらず。市議会の構成もそのまま。別に何も変わらないのです。逆に「税金の無駄遣い」を追及される破目になるだけ、橋下が恥をかくだけです。
ここで二転三転しているのが共産党です。最初は他党と歩調を合わせて選挙をボイコットするような事を言いながら、突然、候補擁立を検討し始めたものの(2/4日付産経)、市議団から「橋下の人気取りに利用されるだけだ」と異論が出て、候補擁立表明の記者会見も中止に(2/5日付毎日)。今後どうするか、引き続き党内で議論する事になりました。
そこで慌てたのが維新。せめて共産党ぐらい出てもらわない事には、完全に「一人相撲」になってしまう(同日付朝日)。候補者も当選者も橋下一人の「自作自演」選挙に幾ら受かった所で、到底、市民の審判を受けた事にはなりません。下手したら、今まで形だけの選挙で政権を維持してきたアフリカや中南米あたりの独裁者とも同列とみなされかねない。これでは人気挽回どころか、完全に世間の物笑いです。
共産党が何故そこまで選挙にこだわるか。これは同党の歴史を見れば分かります。戦前から戦後50年代前半にかけて、共産党は権力から徹底的に弾圧されます。その弾圧に対する反発から、党内の一部には暴力革命や武装闘争に走る人たちも現れます。そうした党内混乱の中で、やっぱり武装闘争なんかではなく、党員や「赤旗」読者を増やし、選挙で支持を得る中で日本を変えていこうとする人たちが、共産党をここまで大きくしてきたのです。実際、1970年代の共産党が一番強かった時代には、定数1の参院補欠選挙で、共産党の沓脱タケ子が自民党の森下泰に競り勝ったりもしました。その中で「選挙ボイコット」なぞ主張するのは、「昔の武装闘争の時代に帰れ」と言うに等しい。だから、他党みたいに簡単にボイコットには踏み切れないのでしょう。
しかし、70年代当時と今とでは、同じ戦後でも時代は全く違います。70年代当時は、高度経済成長による歪(ひずみ)が、公害問題や物価高となって庶民に襲い掛かっていました。それに抗う住民運動や労働組合の力も、今よりも格段に強かった。当時は社会党も健在で、東京も大阪も革新系の知事だった。そういう時代だからこそ共産党も伸び続ける事が出来たのです。
しかし今は違います。昔の高度経済成長なぞ見る影もない大不況で、住民運動や労働運動も低迷。社会党ももはや無く、知事は全部保守系に変わってしまいました。選挙制度も中選挙区制から小選挙区制中心の今の制度に変わり、革新系はそう簡単に議席を取れなくなってしまいました。世論も昔よりははるかに右傾化してしまいました。
では何故、世論が右傾化したか。「ベルリンの壁」崩壊や北朝鮮拉致問題の影響は確実にあるでしょうが、私はそれ以上に、労働組合の右傾化による影響が大きいと思います。不況が続く中で、労働組合も御用化が進んだ。総評が解体し連合になってしまった。この連合が、東京都知事選挙では自民党推薦の舛添を応援するようになってしまった。労働組合が自民党推薦候補を応援するなぞ、70年代には考えられなかった事です。それもこれも、長期不況の中で、労働組合が企業の言いなりになってしまったからです。そして、その外側には、正社員をクビになり、会社からも組合からも見捨てられた非正規雇用の労働者が大勢いる。それらの貧しい人たちの中には、もはや共産党も組合も当てにはならないと、自暴自棄になって秋葉原の無差別殺傷事件やアクリフーズの農薬混入事件を起こしたり、ネット右翼に走る人たちも出てきました。
そんな人たちにとっては、選挙なんて何の意味もありません。所詮、当選できるのは、金持ちか、マスコミを味方につける事の出来る有名人のみ。それでも、共産党や社民党は今も議席を保持していますが、昔とは格段に力は弱くなった。貧乏人は、大政党に有利な小選挙区制や、高額の供託金に行く手を阻まれ、政治家になる事なぞ到底できなくなった。そんな時代が80年代から数十年も続く中で、世論も次第に「寄らば大樹の陰」「長い物には巻かれろ」的な考え方に染まる様になった。これが右傾化・保守化と呼ばれる物の正体です。
選挙一つとっても、そこまで様変わりしてしまっているのに、70年代と同じ様な選挙至上主義、議席や「赤旗」拡大一本槍の見方だけでは、橋下のやり方には対抗できないのではないでしょうか。
大体、独裁国家においては、選挙は単なるセレモニーでしかない。そんな選挙には民衆も見向きもしない。これは、共産圏や開発途上国の独裁国家だけに限った事ではないと思います。表向きは民主的と言われている日本や米国にしても、政治を牛耳っているのは、旧財閥の御曹司か、議員二世か、新興成金の長者か、マスコミを味方につけた電波芸者のみ。安倍晋三、麻生太郎、鳩山由紀夫、小泉純一郎、橋下徹、石原慎太郎、ホリエモン、渡辺喜美、東国原英夫、渡辺美樹(ブラック企業・和民の経営者から自民党議員になった)・・・皆そうじゃないか!
共産党に限らず、日本人には生真面目(きまじめ)な人が多いので、「不戦敗=無条件で悪」と捉える向きが強い。当の自分達の棄権を棚に上げて。でも、さすがに、かつての共産党のような暴力革命路線なぞは肯定できませんが、今回の出直し市長選挙のような大義のない選挙については、時と場合によっては敢えて無視するのも私はアリだと思います。
橋下も、そんなに対抗馬を立てて欲しい、選挙で人気を挽回したいのなら、幸福実現党あたりに頭を下げて、対立候補を擁立してもらったら良いでしょう。どうせ、維新も幸福も似たり寄ったりなんだから。実際、両党の主張は驚くほど似通っている。どちらも、憲法改正や軍備増強には大賛成、TPPや大型開発にも大賛成。弱肉強食の経済・競争至上主義で、原発も推進。橋下も脱原発なんてとっくに放棄した。違いと言えば、幸福が消費税には反対している事ぐらいです。そこで、似た者同士で「目くそ鼻くそ」の劇場対決をあおればよろしい。野次馬がわんさか来るから。但し、ヒーローではなく怖い物見たさにw。
橋下市長、辞職へ=大阪都構想で「民意を問う」
時事通信 2月1日(土)14時45分配信
橋下徹大阪市長は1日、東京都内で開かれた大阪維新の会の会合で、「大阪都」構想を実現するため市長を辞職し、出直し選に踏み切る考えを明らかにした。大阪府知事選とのダブル選とはしない意向も示し、了承された。3日に記者会見し、正式表明する。辞職しても、日本維新の会共同代表は続投する構え。
橋下氏は会合で、都構想の制度設計が難航していることについて「民意を問いたい」と述べた。松井一郎府知事は辞職せず、市長選支援に回ってもらうと説明した。
橋下氏が出直し選で再選された場合、任期は残りの2015年12月まで。「(制度)設計図を作って住民に示すところまではやり切りたい」とも語り、1期目の任期中に都構想の賛否を問う住民投票の実施にこぎ着けたいとの考えを示した。
大阪府と大阪市を再編する都構想をめぐっては、橋下、松井両氏が制度設計に関する法定協議会で、同市を分割して設置する特別区の区割り案を現在の四つから一つに絞り込むよう提案。しかし、1月31日の協議会で、メンバーである府・市議会の公明、自民、民主系、共産の各会派が「まだ議論すべきことが多い」と反対し、認められなかった。これにより、橋下氏らが目指す15年4月の実現は困難な情勢となった。
橋下氏が市議会に辞職を申し出た場合、議長が5日以内に選挙管理委員会に通知。それから50日以内に市長選が行われる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140201-00000056-jij-pol
橋下大阪市長の出直し選表明に、市民や他党からさまざまな反応
フジテレビ系(FNN) 2月1日(土)18時8分配信
橋下大阪市長が、辞職し出直し選挙を行うと表明したことについて、大阪の市民やほかの党から、さまざまな反応が上がっている。
大阪市民は「(橋下市長は)自分の勝手なことばっかり言ってるから、これは大阪市の税金をね、使うことになる。(前回の選挙では)僕も入れたけども、今はもう、返してほしい。その1票を返してくれと、言いたいとこだ」、「出直し選挙する方がいい。お金がかかるとかって言ってしまったら、選挙なんかできないだろうし、実際、(都構想を)やるって言って選挙して受かってるわけだから、やらないわけにはいかないだろうし」などと話した。
一方、自民党の府議会議員は、対抗馬を立てない可能性もあると話した。
自民党大阪府議団の花谷充愉幹事長は「どうぞ1人で、1人相撲を取っていただいたら、税金の無駄遣いという批判を浴びることにつながる方が、いいんじゃないかなと思いますけど」と述べた。
また、公明党市議団の幹部は、「この2月・3月は予算の審議があり、市民生活に直結する。そこをどう考えているのか」と疑問を呈している。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140201-00000306-fnn-pol
これが近所の犬や猫なら、まだ「構って~、一緒に遊んで~」とまとわりつかれても可愛い気があるが、こんなアホにいつまでも食い物にされたのでは、もう堪ったものではない。
この「裸の王様」のアホは、まだ自分が「万能、無敵だ」と錯覚しているんだろうか。最後まで負け戦だと知らずに「連戦連勝」を信じていた戦時中の日本人じゃあるまいし。
もう誰からも、自民党からすらも相手にされていないというのに。自民党府議団幹事長の「対抗馬を立てない」という意見には賛同できないが、そう言いたくなる気持ちは私も理解できる。私も「もう、いい加減にさらせ!」と言いたい位だから。
西村真吾などのトンデモ右翼や新自由主義ゴリゴリの在阪ブラック企業経営者でさえなければ、もう誰が対抗馬でも良い。橋下を放逐できるなら。私個人は、平松氏が一番良いと思う。知名度は抜群で、変な癖もないし。
しかも、この大ウソツキのボケは、「地下鉄運賃を下げる」と大風呂敷を広げて、「この4月からは消費税も上がると言うのに、何をとぼけた事を言っているのか」と思っていたら、案の定、値下げするのは地下鉄・ニュートラムの初乗り運賃だけで、他は全部値上げするつもりだった。こんな「子供だまし」で有権者を騙せると思っていたのか。泉北高速鉄道の件でも、バカ高い運賃を値下げすると言いながら、こっそり外国のハゲタカファンドに売却しようとしたり。大阪の有権者も舐められたものだ。今度こそハシズムの息の根を止めてやる。