アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

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 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

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東大話法への対処法

2014年07月27日 19時00分07秒 | 職場人権レポートVol.3
もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く (講談社プラスアルファ新書)
クリエーター情報なし
講談社


 「東大話法」という言葉があります。政治家や御用学者が国民を煙に巻く時によく使う話法(言い回し)の事です。「お役所言葉」等によく見られます。
 例えば、原発事故による放射能の影響について、彼らはテレビや新聞等で「今すぐ健康に影響が出るレベルではない」という言い方をよくしますが、これなぞ正に「東大話法」の最たるものです。たとえ、すぐに影響が出てこなくとも、後で徐々に影響が出てきてバタバタと死んで行くから怖いのに。でも、大抵の人はその言葉だけでもう安心してしまう。本当は、それだけでは済まない事も薄々は分かっているのだが、そこまで考えると不安で居ても立ってもいられなくなるので、「今すぐには影響は出ない」と無理やり自分に言い聞かせているだけなのでしょうが。
 この様に、物事の本質をはぐらかしたり、論点を巧妙にすり替えて、聴衆を一時的に煙に巻く時によく使われます。東大出身の政治家や御用学者がよく使う言い回しなので、俗に「東大話法」と呼ばれるようになりました。上記の著書などにその内容が詳しく書かれています。

 何と、先日職場で、その「東大話法」にじかに接する機会がありました。
 私の職場は大手スーパーの物流センターで、私はそこで現場業務を担っている下請け企業の契約社員として働いています。
 物流センターなので、荷物はカゴ車やカート等に積まれて運ばれます。荷物を運ぶ際は、折りたたんであるカゴ車やカートを広げて組み立てるのですが、底板を下に降ろす際に、どうしても大きな音が出てしまいます。底板を自分の片手で支えながらゆっくり降ろせば、そんなに大きな音は出ないのですが、忙しくなればそんな事には構っておれなくなるので、ついついバンバンと音を立てながらカゴ車やカートを組み立てる事になってしまうのです。
 先日の夜も、私たちと入れ替わりで夜勤シフトに入ったバイトが、その様にバンバン音を立ててカートを組み立てていたら、たまたま横を通りかかった当該スーパーのセンター長に見咎(とが)められてしまいました。スーパーのセンター長からすれば「下請けのバイトが自社のカートを乱雑に扱っている」と映ったのでしょう。「一体どんな指導を受けているんだ」という話にまで発展してしまいました。

 翌日、その件で私の会社で全体朝礼が持たれ、大体次の様な所長の訓話がありました。
 カゴ車もカートも不足気味で、こちらからもスーパーに備品を発注してもらう様に要望しているが、その中でこんな事があったのでは、言うべき事も言えなくなる。そうならない為にも、備品の扱いは丁寧(ていねい)に。今後は、カゴ車やカートを組み立てる際は、底板を片手である程度支え、静かに降ろす様に・・・と。
 私もその時は、「このクソ忙しい時に、いちいちそんな事やってられるか」と思いながらも、「備品の扱いは丁寧に」と言う事には反論のしようもないので、フムフムと思いながら聞いていました。それに、底板をそのまま何も支えずに落とした際に、誤って自分の足に当たったりしたら怪我してしまう。そういう意味でも、備品は大切に扱わなければならない・・・と。

 しかし、よく考えると、この所長の訓話にも、前述の「東大話法」に見られる様な矛盾がある事に気がつきました。
 この訓話の最も大きな矛盾は、「カゴ車不足やカート不足に対応しなければならない」という事と、「備品は丁寧に扱わなければならない」という、互いに次元の異なる問題を十把一からげで一緒くたに捉えてしまっている事です。両者は「イコールの関係」にはないにも関わらず。確かに、備品を丁寧に扱えばそれだけ備品の耐用年数は多少伸びますが、圧倒的に備品の絶対数が不足している中で、それだけに頼っていたのではお話になりません。備品を発注するなり、回収を強めて備品の回転を上げる手立てを講じなければ、問題は基本的に解決しません。でも、その備品発注を行う権限があるのは、そこの備品を管理し、うちの下請け企業に現場作業を委託しているスーパーだけなのです。我々下請け業者は、少ない備品で日常業務を回しながら、業務発注先のスーパーに「備品を買って下さい」と要望を上げるしかないのです。

 その「やるべき事」をスーパーが充分やらずに、下請け企業の私の勤務先もスーパーに「言うべき事」を充分言えて来なかったからこそ、備品が恒常的に不足して、時間に追われて備品を乱暴に扱わざるを得ない状況に追い込まれたのではないですか。バイトには何の責任もない。これを他の事例に置き換えて考えればよく分かります。例えば、何かメーカーのミスで事故が起こった際に、補償会議の席上で被災者や遺族の発言に多少の行き過ぎがあったからと言って、それで民事賠償の責任をメーカーが免れる事が出来ますか?また、残業代未払い分の件で労組交渉をしている際に、組合側の発言に多少の行き過ぎがあったからと言って、それで未払い分の残業代を会社側が踏み倒す事が出来ますか?それが、今回みたいな事を言い出せば、スーパーは下請け側の細かなミスにかこつけて、いくらでも口実をつけて備品発注をサボタージュ出来る事になってしまいます。
 そこで、最近現場に備え付けられるようになった業務連絡用のファイルに、下記の文書を別紙意見書の形でファイルしておきました。本当はわざわざ別紙なぞにせず、意見記入欄に書くだけに止めたかったのですが、記入欄が余りにも小さく、そのスペースだけでは収まりそうになかったので。

(引用開始)
全体朝礼の件等について

 7月24日(木)の全体朝礼で所長が報告された件ですが、私は所長の説明の仕方にも疑問を感じました。確かに備品(カート)を乱雑に扱ってはいけないのはその通りですが、だからと言って、「その為に元請(××××・××××)が備品を発注してくれなくなくなったら困る」とまで、何故思わなければならないのですか。そんな事まで言い出せば、元請は幾らでも口実をつけて備品発注をサボタージュ出来る事になってしまいます。
 例えば、労使交渉の席上で、たとえ組合側の一部役員に限度を超えた発言があったとしても、それを口実に会社側は残業代不払いなどの違法行為をチャラに出来ますか?今回のケースもそれと同じではないでしょうか。
 確かに、備品は乱暴に取り扱ってはいけない。しかし、だからと言って、バイトの誰かが備品を乱暴に取り扱っていたからと言って、それを口実に、元請が「やるべき事をやらなくても良い」という事には絶対になりません。その様な、本来は全然違う次元の話を、十把ひとからげにごちゃ混ぜにして捉えてしまうのは、如何な物かと思います。
 もし元請がそんな事を言ったのであれば、それこそ下請け虐めの問題発言であるし、元請がそんな事まで言っていないにも関わらず、下請けの方から先回りして、それを気に掛ける余り「言うべき事も言えない」としたら、それも余りにも卑屈な態度だと言わざるを得ません。(以下略)
(引用終了)

 この私の意見書の内容に対して、所長からの返事はまだありません。でも、理屈から言えば私の言い分の方がはるかに正しいと思っています。実際、その後何人かのバイトに聞いても、私の言い分の方が正しいと言ってくれました。でも、かく言う私も、自分が下請けの契約社員になって初めて、こういう事も考えられるようになったのです。それまでは、この私の勤務先の下請け企業の所長と同じ様に、「備品を発注してくれと言える様にする為にも、備品は丁寧に扱わなければならない」と思っていたのですから。それ所か、かつて生協の正規職員として、物流センターでバイトやパートの管理をしていた時には、自分もこの所長と同じ様な事を言って、バイトやパートを煙に巻いて、自分でも「バイトの為に言っているんだ」と本気で思っていたのだから。
 「東大話法」のウソに気付き、それを見破る力を養う為には、それが職場の上司によるものであれ、もっと上の政治家や学者によるものであれ、冷静になって客観的に見る訓練を、普段から続ける以外にはないのかも知れない。

 しかし、この「東大話法」の矛盾も、少し考えれば誰でも分かりそうなものです。それなのに気が付かないのは、本当は薄々ながらも気付いているのに、いちいち気に掛けない方が当座は楽に過ごせるので、気付かないふりをしているうちに、本当にそう思うようになって(洗脳されて)しまったからでは。
 今回のカートの件でも、スーパーはさすがに「そんなに乱雑に扱うならカートを購入してやらない」とまでは言っていないと思います。それでカートが不足して仕事が回らなくなったら、困るのは自分たちなのですから。だから、これも本当は、下請けのうちの会社の方で勝手に都合よく解釈して、バイトへの脅しとして使っているだけではないか。うちの会社の体質からも充分あり得る話です。
 それで会社はうまく事態をかわしたつもりなのでしょうが、そんな事ばかりしていても、業務発注先のスーパーから足元見透かされて、ますます自分の立場を悪くするだけなのに。
 昔、日本国民が無謀な侵略戦争を食い止める事が出来なかったのも、治安維持法などで反対意見が弾圧されただけが原因ではなく、日本人のそういう「長い物には巻かれろ」の奴隷根性が災いしたからでしょう。それを戦後60年以上も経ったのに、未だにそこから抜け出せないとは。つくづく情けない限りです。
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イスラエルのガザ・パレスチナ侵略糾弾!

2014年07月23日 22時45分04秒 | その他の国際問題


 この間、職場の下らない話題でブログ記事を費やしてしまい申し訳ありませんでした。この話題も私にとっては大事な人権問題には違いないですが、余りにも程度が低すぎます。やる事為す事全て「行き当たりばったり」で「余計な仕事」ばかり増やしながら、やれ「モギリを貼り置きするな」とか「棚に貼り跡を残すな」とか。その余りの程度の低さに、当の私自身も半ば呆れながら書いていました。その為に、下らない職場ネタよりも遥かに重大な、ガザ空爆緊急抗議集会の参加報告が今頃になってしまいました。
 その抗議集会「イスラエルのガザ攻撃即時停止を求める7.20緊急行動」は、7月20日(日)に全国主要都市で取り組まれました。大阪でも16時から約1時間、JR大阪駅前のヨドバシカメラの店の前で行われました。行動を呼びかけたのは「ATTAC(アタック)関西」「関西共同行動」「パレスチナの平和を考える会」の三団体。そこに何故、外野の私が参加したのか。今からそれを書きます。

 今までも中東では長年に渡り、ユダヤ人主体のイスラエルとアラブ人主体のパレスチナが血みどろの争いを繰り広げてきた事は、皆さんもニュース等でご存知だと思います。「イスラエル」も「パレスチナ」も同じ地域です。ユダヤ人が「イスラエル」と呼んでいる地域を、アラブ人は「パレスチナ」と呼んでいるのです。
 元々アラブ人が住んでいた「パレスチナ」に、第一次大戦後から第二次大戦にかけて、ナチスドイツに迫害されたユダヤ人が大量に逃げてきます。しかも、当時そこは英国の植民地でしたが、英国がユダヤ人にもアラブ人にも良い顔をしようと、両方に将来の独立承認を約束してしまったものだから、もう話が完全にこじれてしまいました。その結果、ユダヤ人の「イスラエル」だけが建国を認められ(1948年)、「パレスチナ」側の人間は難民として生きていく他なくなりました。上記の地図からも、パレスチナの領土(緑色)がイスラエル(白色)によって奪われていく様子がよく分かるでしょう。その中から、ファタハやPFLP(パレスチナ解放人民戦線)等のパレスチナ・ゲリラ諸派や、それらを中心としたPLO(パレスチナ解放機構)、イスラム教徒主体のハマス(正式名称は「イスラム抵抗運動」)が生まれ、それぞれがイスラエル打倒の武装闘争を行ってきました。

 その後、イスラエルとパレスチナの間で和平協定が結ばれ(1993年のオスロ合意)、パレスチナも「自治権」獲得に至りましたが、「自治政府」とは名ばかりで、イスラエルがその後も好き勝手な振る舞いを同地域で行ってきました。今回の空爆のきっかけとなった衝突もその中で起こりました。まず、イスラエル人3名が拉致され、ヨルダン川西岸で遺体で見つかります。それをハマスの仕業とみたイスラエルの過激派によって、今度は何の関係もない16歳のパレスチナ人青年が東エルサレムで拉致され、生きたままガソリンを飲まされ身体にも浴びせかけられ火をつけられて焼き殺されるという凄惨な事件が起こります(日テレNEWS参照)。それが契機となって今回の衝突が始まり、今や空爆だけでなく地上戦にまで拡大してしまったのです。

 その中で、何故、私もその抗議集会に参加しようと思い立ったか。第一の動機は、何の罪もない人間を生きながらにして焼き殺すという、凄惨な事件に対する言い様のない怒り。第二の動機は、その空爆をガザとの境界にある高台からまるで花火見物でもするかのように眺めている鬼畜イスラエル人たちの写真を観て(AFP BBNEWS参照)。第三の動機は、前述でも少し触れた、もはや「報復の連鎖」とも「戦争」とも呼べない、イスラエルによるパレスチナ人への一方的虐殺の歴史を改めて知って。主にこの三つです。 

 前置きはこの位にして、まずはその抗議集会の写真を観ながら少し説明して行きます。

  
 会場には16時半位に着きました。着いたらあいにく土砂降りの夕立で、当初はヨドバシ前の路上で私も飛び入りでビラ配布に参加するつもりだったのが、急きょ聴衆としてビルの下から参加する事に。それでなくても急な雨で通行人がごった返す中で、ヨドバシカメラのガードマンが露骨にビラ配布の妨害に出てきました。
 しかし、主催者側も負けてはいません。緊急という事で行動参加者は20名位も、「表現の自由は憲法でも保障されている」「この間もイスラエルによる大量虐殺が行われているのに、それに抗議するのとヨドバシの金儲けと、一体どちらが大事か!どちらが人間としてあるべき姿か!」と、ますます宣伝に力が入る。在日パレスチナ人の方も何人か参加され、黒・白・緑に赤の「パレスチナの旗」の前で、片言の日本語やアラビア語で連帯の挨拶。

  
 イスラエルの蛮行に抗議する神戸大、奈良女子大学生有志の横断幕・宣伝ビラに「イスラエルによるガザ侵略・人民大虐殺糾弾!」とある様に、これはもはや「報復の連鎖」でも「戦争」でもない。イスラエルは国境を全て封鎖してガザを兵糧攻めにし、人道物資や医薬品の受入れも拒否しながら、住宅密集地に無差別爆撃を加えている。それに対してハマスは、手製のロケットで絶望的な反撃に出ているだけなのだ。イスラエル側の民間人犠牲者は多くても数名。それに対しパレスチナ側の犠牲者は既に数千人を数える。その大半が女性や子どもだ。どちらが本物の「テロリスト」なのか、もはや一目瞭然だ。

  
 「日本はイスラエルに武器を売るな」とある様に、これは日本にとっても他人事ではない。それは、今まで「武器はどんな国にも原則的には売らない」と言っていたのを、今後は「国連決議に違反した国には売らない(その他の国には売る)」と変えてしまったからだ。この新しい原則によっても、今までたびたび国連決議を踏みにじってきたイスラエルには武器は売れない筈だが、安倍政権は早々にイスラエルに武器輸出を約束してしまった。この事からも分かる様に、集団的自衛権とは、単に「日本が外国の戦争に巻き込まれる」だけでなく、侵略国の一員として「他国に戦争を吹っ掛けていく」役割を自ら買って出るという事なのだ。

  
 シュプレヒコール「空爆反対、虐殺反対、封鎖やめろ、アパルトヘイトやめろ、ネタニヤフ恥を知れ、安倍恥を知れ、イスラエルに武器売るな、紛争国に武器売るな、ソーダストリーム売るな、入植地製品売るな、ガザ解放、パレスチナ解放」。「アパルトヘイト」とは南アフリカでかつて行われていた人種差別・人種隔離政策で、黒人から土地を奪い荒れ地やスラムに閉じ込めた事を指す。正に今イスラエルがパレスチナに行っている事と同じだ。「ネタニヤフ」はイスラエルの首相。「ソーダストリーム」とはイスラエルの炭酸飲料メーカーで、パレスチナの入植地(イスラエル占領下でユダヤ人がアラブ人から奪い取った土地)で、無権利状態のパレスチナ人を安くこき使っているブラック企業だ。欧州では不買運動の広がりで商品が売れなくなって、中国・韓国・日本に進出して来たのだ。ヨドバシも、阪神阪急や高島屋、そごう・西武、東急ハンズとともにソーダストリームの商品を扱っている。だから今回の抗議集会もヨドバシの前で行ったのだ。

  
 ここまで書いてもまだピンと来ない人は、パレスチナ人の置かれた境遇を自分のそれと置き換えて考えて見たらよく分かると思う。
 イスラエルの面積2.2万平方キロは、近畿地方から兵庫県を差し引いた面積と大体同じだ。
 それに対し、隣接するパレスチナ自治区の面積は、ヨルダン川西岸とガザを合わせて約6千平方キロ、ほぼ三重県と同じ広さだ。
 その中でガザの面積は約365平方キロ、大阪市と堺市を合わせた位だ。こんな狭い地域の中で、イスラエルが空爆前に避難勧告のビラをまいた所で、一体どこに逃げろと言うのか。
 昔は兵庫県を除いた近畿地方全域が自分たちの土地だったのに、国連決議によって一方的に他国人の土地と二分され、何度も戦争に負けた結果、今や三重県と大阪市・堺市を合わせただけの狭い「自治地域」に押し込められてしまった。しかも「自治政府」も名前だけで、他国人は自治地域の中でも好き勝手に入植地を拡大し、本国との間に道路まで作り、分離壁まで作って我々を三重県の山中や大阪湾岸に閉じ込めてしまった。
 その中で自治政府の選挙をしても、他国人の気に入らない政権が出来ると「テロリスト」と一方的に言われ、有無を言わさず無差別攻撃されるのだ。たとえオモチャみたいなミサイルでも、撃って反撃したくなる気持ちが分かるだろう。

 どうです?よく分かるでしょう。
 第一に、何でも上の言いなり奴隷根性のうちの会社も、正に今のパレスチナやその中のブラック企業ソーダストリームと同じだと言う事が。第二に、その中でもパレスチナ人民は解放を目指して闘っているという事が。第三に、それに引き換え我々は、「モギリがどうたらこうたら」とか「ラベルの跡を残すな」とか「上が決めた事だから仕方ない」とか、自ら家畜・奴隷状態に甘んじている事が、世界情勢から見てどれだけ遅れているか、どれだけ全世界人民の足を引っ張っているか、という事が。
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続・チビには人権はないのか!

2014年07月22日 17時06分19秒 | 職場人権レポートVol.3



※意見書の画像をそのままアップしただけの記事なので、出来れば携帯ではなくパソコンの画面で閲覧してもらえれば助かります。
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チビには人権はないのか!

2014年07月20日 15時05分57秒 | 職場人権レポートVol.3
 
 約一週間ブログ更新が滞ってしまいました。申し訳ありません。書かなければならない事は他にもあるのですが、まずは職場の近況報告から。
 勤務先の会社がまたしょうもない事を考え出しました。私の勤務先はスーパーの物流センターで、上記写真の様なラインで商品の仕分けをしています。ライン上のデジタル表示の数量通り商品をカゴ車に仕分けして、カゴ車が一杯になったらラインの上の棚にある行先店名のラベル(黄色と白の二種類ある)を添付して出荷します。なぜ黄色と白の二種類もラベルがあるかと言うと、それぞれ用途が異なるからです。黄色のラベル(”モギリ”という通称で呼ばれている)は、カゴ車一台ごとに必ず一枚ずつ貼らなければならない物で、いわば「出荷伝票」に相当します。それに対して、白のラベルは単なる「補助ラベル」で、黄色のラベル一枚だけだと分かり難いのでそれを補う為に添付します。


 それで、今までは効率アップの為に、上にある二種類のラベルをあらかじめカゴ車の端に用意して仕分けしていたのですが、夜勤者の中で、隣のカゴのラベルを誤って貼って出荷してしまうミスがありました。そのミスを防止する為に、事前に貼っておくのは白のラベルだけにして、それもカゴ車の端ではなく真ん中にあらかじめ貼っておいて、黄色のラベルはカゴ車が一杯になってから上から取って、白と黄色の二つとも正しい出荷店名のラベルである事を確認しながら、並べて貼って出すやり方に変わりました(上記写真参照)。

 その結果、非常に作業がやり難くなりました。
 第一に、あらかじめ先にラベルを全部用意しておく事前準備が出来なくなった事で、作業にゆとりがなくなりました。
 第二に、カゴ車が満杯になってから、そのつどラベルを上の棚から取らなければならなくなったのですが、その位置が結構高い所にあるのです。床から優に180センチはあると思います。私は身長150センチ余りしかないので、いちいち背伸びしなければ取れないのです。床がへこんでいる所では、手前の仕分けカゴ車によじ登って取らなければなりません。
 第三に、普通ならこんな、わざわざ隣のカゴ車のラベルを誤って貼ってしまうなぞというミスは起こりません。もし起こるとすれば、それは作業者の不注意というよりも、カゴ車を動かした際に隣のカゴ車ラベルがくっついてしまい、それを誤って貼ってしまった可能性の方が高いと思います。それを防止したいのなら、今後はカゴ車の端ではなく網棚の前面に二種類とも貼って用意しておくか、上の棚にあらかじめ貼っておいて、すぐにはがしてカゴ車に添付できるようにすればそれで済む問題です。でも、それでは網棚や上の棚にラベルの跡が残るのでダメなのだそうです。本当は白のラベルも事前に貼らせたくなかったのでしょうが、そこまでやると誤配がさらに増えるので、さすがにそこだけは目をつぶってくれるのだそうで。それでも、現状では効率を上げようとすれば、事前にラベルを二種類とも貼って用意しておくしかないのだから、それ位は仕方がないと思います。ラベルの跡を気にして誤配防止策も立てられないとは、もはや「本末転倒」以外の何物でもありません。「フォークリフトでバンバン運べ。但し床は一切すり減らすな」と言ってる様な物です。そんな発想に陥るのも、作業者や商品の事よりも元請けスーパーの顔色ばかりうかがい、「見てくれ」ばかり気にしているからです。
 第四に、この様なミスや事故が発生しているのは、大半が夜勤の時間帯です。なぜ夜勤の時間帯にミスや事故が集中するかと言うと、そこが物量のピークだからです。それに伴い作業員の数も増やしてはいるのですが、記事冒頭のライン作業場の写真からも分かるように、むやみに人員を増やしても通路に人と物があふれ身動きが取れなくなるだけです。現在、洋風・和風日配の部門それぞれに4本ずつ仕分けラインがあるのですが、それを増設するか拡張するかしなければ、根本的に問題は解決しません。しかし、それにはお金もかかり、元請けのスーパーも絶対に首を縦には降らない。でも、何らかの手立ては取らなければならないので、こんなミスが起こるのも作業者がたるんでいるからだ、あるいは個人のやり方に問題があるからだと、ひたすら個人に責任をなすりつけようとしているのでしょう。
 第五に、たとえ個人の責任だったとしても、それを放置していたのは誰なのか。とりあえず頭数だけ揃えれば良いと、後の教育もろくにせずに成り行き任せにしていたから、こんな普通ではあり得ないミスが起こるようになったのではないか。応援の派遣バイトも含め、多くの人間が出入りするので管理する方も大変なのは分かりますが、それが出来なければ最初から人を雇う資格なぞありません。
 第六に、作業の場所や仕分けのシステムは同じでも、夜勤と昼勤では状況がまた異なり、現に今でも細かな点では違うやり方でやって来たくせに(例えば、ドーリー部門では黄色ラベルの台紙添付順序が昼と夜で左右逆転したまま)、なぜこの件だけ横並びで統一しなければならないのか。確かにマニュアル(作業手順)の統一は必要な事ですが、それならもっと先に整備しなければならない事が山ほどあります。例えば、同じドーリーでも和風と農産で黄色ラベルの記号が異なり見分け難くなっているのに(○印とド印が混在)、それらは放置したままで、なぜこの件だけ夜勤のやり方に合わせなければならないのか。言っている事に全然整合性がなく、「行き当たりばったり」「その場しのぎ」でしかない。

 
 第七に、ラベルのある位置が高過ぎる点については、もっと取りやすい位置に変えるべく会社も色々試行錯誤してはいる様ですが、それを先にやるべきではないですか。こんな下らない事をするよりも先に。今や障害者でも仕事が出来る様に、職場や駅もどんどんバイアフリーになりつつあるのに。確かに、身長が150センチ余りしかない私は男性としてはチビですが、それ位の人は他にも大勢いるし、女性なぞ、もっと低い背丈の人も決して少なくはない。そういう人を最初から排除する様な会社には、そりゃあ幾ら募集をかけても人は来ないし、来てもすぐに辞めてしまうでしょう。
 第八に、これでは全然業務改善になっていません。効率アップと事故・ミス防止が図られ、作業者も仕事がやり易くなってこその業務改善なのに、これでは効率も上がらずミスも減らず、作業がやり難くなっただけではないか。これでは改善ではなく改悪にしかならない。

 今回のこの作業手順の変更については、会社も従業員から意見を求めている様ですので、私も上記の点を意見として出しました。但し、昼休みに即興で書いて提出した意見書なので、上記の点について全て書き切れた訳ではないですが。少なくとも上記の第一、第二、第六点については書けたと思います(右上写真参照)。何もわざわざ人権問題とまで言う事はないじゃないかと思う人も中にはおられるかも知れませんが、そういう人も自分が障害者になれば、なぜここまで言わなければならないか分かると思います。作業の利便性よりもラベルの跡を残さない事の方を優先するとは、もはや「お前らバイトはラベルのカス以下だ」と思われているのも同然ではないですか。
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読者に伝わるブログ目指して

2014年07月13日 22時00分53秒 | 当ブログと私の生い立ち
 

 今日はブログを書く際の苦労談みたいな事を書いてみたいと思います。それも、ただの苦労談だけでなく、書く際に注意している点とか、それが日常生活や仕事でどう生かせたか、という事まで含めて書いてみます。この私のつたない体験談が、他の人の文章執筆やチラシ作りに少しでもお役にたつ事が出来れば、これほど嬉しい事はありません。

 私のブログは、2001年の米国ニューヨーク同時多発テロと、その後に起こったアフガン戦争、イラク戦争に触発されて、反戦を訴える個人サイトとして始まりました(詳しくは当時のブログ開設宣言を参照)。ちょうどその頃、長年勤めた生協を退職したのを機に、職業訓練で通っていたパソコン教室で習ったホームページ作成技術を何かに生かしたかったという動機もあって、ホームページと議論掲示板の形でスタートしました。そして、北朝鮮拉致問題が大きく取り上げられるようになってからは、その話題にも関わるようになりました。それが、今の「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」という、このブログの原型です。

 だから、元々は政治的話題中心の、比較的硬派なブログでした。それが、長期に渡るバイト生活の中で、徐々に職場の労働問題にも関わるようになるにつれ、「幾ら偉そうに反戦だ、北朝鮮の人権問題だと言っていても、一番身近な職場の矛盾やバイト搾取に目をつむっていて、反戦も人権もないだろう」「反戦や人権を言うなら、なおさら、職場の矛盾とも向き合わなくてはならない」と思うようになりました。特に、前職場で私自身が露骨なコスト削減・労働強化に直面してからは、なお一層、職場にはびこる奴隷根性を一掃して、労働者の自覚を促す必要を痛感するようになりました。

 その為には、職場の仲間にも理解でき共感できる記事にしなければなりません。そうすると、それまではごく普通に使っていた「新自由主義」「ネオコン」「帝国主義」「ファシズム」などの用語も、そのまま何気なしに使っていたのでは、今のご時世では、いくら連呼しても知識人やホワイトカラーの上層部にしか伝わらない、という事に気が付きました。それが良いか悪いかは別として。それらの用語で表現される事態が、いくら職場でバイト搾取の形ではっきり現れていても、労働者がそれを自覚できず理解できなければ何の意味もありません。「新自由主義」だのの内容についても、「弱肉強食」「富国強兵」などの、もっと相手に分かりやすい言葉で伝えなければならないと思うようになりました。

 もちろん、この「弱肉強食」などの表現が適切かどうかについては、色々と意見はあると思います。私自身も、決してこれがベストだとは思っていません。もっと適切な表現があるなら是非教えて下さい。それに、余りその方向ばかりに走ってしまうと、職場の愚痴だけで終わってしまい、「ホワイトカラー上層部」からは逆に、「何だ程度の低い」「ただ愚痴をぶちまけているだけのブログじゃないか」とも見られかねない。たとえ表現は分かりやすくしても、事の本質はちゃんと相手に伝えなければならない。そんな中で試行錯誤しながら書いています。

 これは記事の分量や字数についても言えます。ほとんどが事務作業で、土日祝日きちんと休めて、ゴールデンウィークや夏休み(盆休み)・正月休みも確保でき、ボーナスももらえる公務員や大企業正社員などの「上層市民」とは違い、ほとんどのワーキングプアはその日暮らしで、帰ったら本を読む時間もない。実際は、そういう人たちにこそ一番読んでもらいたいブログなのに。そういう人たちにも毎日読んでもらう為には、インターネットで流すだけでなく、インターネットをやらない人にはブログ記事をコピーして手渡して読んでもらわなければならない。休憩時間や退勤後に読んでもらう為には、それなりの分量にコンパクトに抑えなければならない。でも、その中でも、私の言いたい事はきちんと伝えられるようにしなければならない。

 そこで、このブログはGooのサーバーに間借りしているレンタルブログで、そのレイアウトもGooの出来合いのデザインから拝借しているのですが、その中でも、出来るだけシンプルで地味なデザインを敢えて選びました。ネットでの宣伝(アクセス数伸長)という点では、むしろ人目を引くデザインの方が良いのですが。職場でのリアル読者への宣伝を考えると、無駄に印刷枚数を増やす真似はしたくないので。
 記事一本当たりの字数は大体3千字程度を目安に書いています。紙数にすると大体A4用紙2枚分、両面コピーだと1枚のビラに収まる位を目安に。但し、テーマによっては、到底それだけでは収まらない場合も出てきます。集会やデモのレポート記事で、多くの方の発言を伝え、画像も一杯アップしなければならない場合なぞは特にそうです。

 そんな場合でも、出来ればA4用紙4枚分には収まるようにしています。そこまでなら、A3用紙の両面を鏡像印刷で、見開き4ページにすれば1枚の紙で済みます(上記画像参照)。職場での配布時間は始業前や休憩時間に限られるし、職制には見つからないように手渡ししなければならないので、配布の手間は出来るだけ省かなければなりません。但し、どうしても書く内容に左右されるので、これらの制限もあくまで「出来れば」です。
 こういうノウハウも、ブログ記事を職場で配布するようになって、初めて身に付きました。その甲斐あって、自分で言うのも何ですが、タブロイド判のミニコミ誌みたいに、結構きれいに仕上げる事も出来るようになりました。

 ただ、これも至難の業なのです。ブラウザ(パソコン画面)ではいくらキレイに表示されていても、プリンターで印刷したらレイアウトが崩れてガタガタにしか印刷できない事はよくあります。ブログのレイアウトは、あくまでブラウザ表示用に作られた物であって、印刷用に作られた物ではないからです。それを避ける意味もあって、ブログのデザインは出来るだけシンプルな物を選んだのですが、それでも、添付画像の数が多くなればなる程、レイアウトの崩れに見舞われる事が多くなります。前回前々回の集団的自衛権の記事なぞは比較的きれいに印刷できるレイアウトに仕上がりましたが、その前の反原発講演会の記事なぞは、どうしてもページの変わり目に画像が来てしまい、後に余分な空白が出来て、印刷ページ数ばかり増えてしまいました。この時は、フレーム印刷(横のブログ目次などを省いて記事本文のみ印刷できる機能)で対処しようとしてもうまく行かず、記事の文章を別の新たなワードファイルに落として、ようやく配布可能な枚数に抑える事が出来ました。

 当然、記事の文章についても、どうしたら、より分かりやすく、短い文章で、但し言いたい事の本質はきっちり押さえて外す事無く、相手に伝わるようにするにはどう書けば良いだろうか、常に意識するようになりました。意識する余り、それがプレッシャーになり、下書きばかり溜まってなかなか記事をネットに公開出来なかったり、公開した後も言い回しや記事のタイトルを何度も変えたり、という事もしょっちゅうです。
 また、自分の意見は当然あっても、それが押し付けになってはいけないと思う余りに、「僕はこう思う、僕はこうした」という内容ばかりで、「読者にはどうあって欲しいか」が逆に見えず、「一匹狼の社説」に止まってしまっているという意見も、最近、職場の読者からいただきました。私は、自分の意見ばかり強要するよりも、私の生き方を観て相手がどう捉えるか、どう考えてくれるかという事の方が大事だと思っていたのですが、これがパンチ不足として出てしまった様です。前回の元自衛官の集団的自衛権反対演説の紹介記事では、その点も考慮に入れて、自分の主張から更に踏み込んで、「貴方はこのままでも良いと思っているのですか?」と問いかける形にしてみました。果たして、出来栄えはどんなものでしょう?

 毎日そういう事ばかり考えているので、職場の掲示物を観ても、粗(あら)ばかりが目についてしまいますw。例えば下記の掲示なぞもそうです。

  

(以下、最左上写真の掲示から引用)
センター納品時の梱包資材持ち帰りについて

平素は大変お世話になっております。
また、日ごろから××センターへの納品にあたっては、色々と御協力頂き感謝申し上げます。
早速ですが、現在センターへの納品時には、センター指定の物流什器に積替えを実施して頂いておりますが、一部の納品業者の方で、センター納品時に破損防止などの目的で使用しています梱包資材・納品関係物を、納品口付近や、接車バース外側などに投棄している状況などが散見されます。
(以下、ラップや木製パレット片、破損防止用の鉄枠、剥がれ落ちた添付ラベルやシールなどの例を箇条書きで逐一挙げているが、もう引用するのも面倒なので省略)
センターとしては、納品時における梱包資材、パレット等はその場で持ち帰りして頂きます様に、何卒ご理解ご協力の程、宜しくお願い致します。
(引用終了)

・・・何でこんな回りくどい文章しか書けないのだろう?しかも、こんな小さな掲示板に張り出して。これでは、納品業者は全然気が付かないし、仮に気が付いても、それでなくても納品時のくそ忙しい時に、こんな回りくどい、ざっと読んだだけでは何書いているかも分からない文章なぞ、最後まで読む気にならないでしょう。営業マン同士でやり取りしたメール文を、横着してそのまま現場に張り出すから、こんな事になるのです。掲示主の「本気度」がよく分かります。
 こんな掲示をいくらしても、アリバイ証明にしかならず、納品業者には全然伝わらないので、私が別途、下記の掲示を現場に張り出しました。

(以下、上の真ん中の写真の掲示から引用)
荷受け場の整理整頓!
カゴ車、台車、パレット、渡り板、木片、PPバンド、ビニール、紙くずをそのまま放置しない!
(引用終了)

 この様に掲示すれば、いくらお互いに忙しい中でも、相手にこちらの言いたい事が伝わるでしょう。確かに、得意先に余り偉そうに言うのは禁物ですが、整理整頓やゴミの不法投棄禁止なんて、守られて当然の事でしょう。こういう事すら守れない様な得意先には、これくらいキツク出ても罰は当たりません。この文章力や度胸も、日頃ブログを書いているから身についたのかも。
 ・・・と、ここまで書いて、さきほど印刷プレビューで確認したら、A4用紙3ページ分になってしまいました。後半の職場ネタを切り離せば、ちょうどA4両面の2ページに収まるのですが、中途半端に1ページだけ残しても仕方ないので、もうこれで行く事にします。
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集団的自衛権行使に反対する元自衛官の演説(転載可・拡散希望)

2014年07月11日 20時10分26秒 | 戦争法ではなく平和保障法を
泥 憲和(どろ のりかず)
6月30日 21:56 · 編集済み


街頭にて

突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。集団的自衛権に反対なので、その話をします。私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。

いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。そこは、安心してください。

いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。日本を守る話ではないんです。売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。それが集団的自衛権なんです。なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい、安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。君たち自衛官も殺されて来いというのです。冗談ではありません。自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。

みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。当然ですよ。だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

みなさん、軍隊はテロを防げないんです。世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。自衛隊はテロから市民を守れないんです。テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。

安部総理はね、外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしいといいました。みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。

ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。どうしたと思いますか。軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。そういうものなんですよ、戦争というのは。

安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。使い方を間違ったら、取り返しがつきません。ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。でもね、戦場は国会とは違うんです。命のやり取りをする場所なんです。そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、この国の主人公は内閣と違いますよ。国民ですよ。みなさんですよ。憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。

これからが正念場です。だから一緒に考えてください。一緒に反対してください。選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。まだまだ勝負はこれからです。戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。しっかりと考えてくださいね。ありがとうございました。

https://www.facebook.com/norikadzu.doro/posts/331946086956229

 


※泥 憲和さんについて

 ネットでの情報では、兵庫県在住の元自衛官とある。陸上自衛隊では青森県の部隊に所属。退官後はライターとして執筆活動に従事。そのかたわら、「男組」というグループの一員として、「朝鮮人殺せ」と街頭で喚き散らす差別者集団「在特会(在日特権を許さない市民の会)」を包囲する活動にも参加。現在、悪性リンパ腫を患い闘病中。上記の文章は、その闘病の合間をぬって、6月30日(7月1日との説も)に神戸・三宮の街頭で行った演説を、フェイスブックのご自身のアカウント(上記アドレス)に文字起こしで投稿したものらしい。

※これは自衛隊員だけの問題ではありません。あなた方自身の問題でもあるのです。

 もし、この演説の内容が本当なら、自衛隊への入隊希望者は確実に減ります。何故、見も知らぬ外国で、わざわざ他人の恨みを買ってまで殺されなければならないのか。今でも少子化の影響や、アベノミクスによる一時的な人手不足で、若者の確保が難しくなっているのに。
 そうすると政府は、前回の記事でも書いたように、最初は奨学金などを餌に、貧しい若者を集中的に狙い撃ちして、自衛隊への勧誘を進める様になるでしょう。現に米国ではそのようにして軍隊への募集活動が行われ、高校などで問題になっています。日本でも、今年高校卒業予定の若者に、地元の自衛隊地方協力本部から勧誘のチラシが軒並み郵送されてきたと、今、大騒ぎになっています。
 それでも人が集まらなければ、行き着く先はもう徴兵制しかないじゃないですか。官邸ホームページではその事を躍起になって否定していますが、現に自民党の石破幹事長などは、「憲法改正して軍法会議を設置し、出動命令に従わなければ死刑にする事もあり得る」と、既にテレビの討論番組で言っています。それでもあなたは集団的自衛権の行使や憲法改正を支持しますか?今の安倍政権・自民党を支持しますか?いくら選挙に棄権しても、反対の意思表示をしなければ容認しているのと同じですよ。

(参考記事)

・集団的自衛権 閣議決定の日 自衛隊から手紙 高3驚く(東京新聞)
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014070402000110.html
・自民の石破幹事長、「死刑」「懲役300年」の「軍法会議」設置を力説(You Tube)
 https://www.youtube.com/watch?v=mZDhCf0TfC0
・日本が「死の商人」にー安倍政権、武器輸出三原則撤廃を目指す(フリージャーナリスト志葉玲さんのブログ記事)
 http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20130723-00026687/
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何でも秘密にするな!自分勝手に憲法変えるな!

2014年07月07日 22時47分43秒 | 何でも秘密ではなく積極的に情報公開


 昨日7月6日15時から大阪の扇町公園で行われた野外集会「平和主義が危ない!秘密保護法廃止!!」」に参加して来ました。

 会場の扇町公園グラウンドには15時の集会開始直前に着きました。既に地下鉄扇町駅を降りた時から、会場へと向かう人の波が絶え間なく続いていました。会場入り口では集会参加の個人や団体が、秘密保護法や集団的自衛権への反対を掲げ、ビラをまいたり署名を集めたりしていました。ビラだけでなく「これで分かった!超訳 特定秘密保護法」という本の販売もしていました。決して安い本ではなく、雨も降り出し荷物を余り抱え込みたくなかったので、あいにく書籍購入までは至りませんでしたが。内容的には決して関心が無い訳ではないので、同書の購入についてはまた別の機会にでも考えてみたいと思います。

 「特定秘密保護法」(単に「秘密保護法」「秘密法」とも言う)というのは、言うまでもなく、昨年に過半数以上の世論の反対を押し切って国会で強行可決された法律です。「外国のスパイやテロ組織から国の秘密を守る」と言うのが、この法律の大義名分ですが、「何が秘密?それも秘密」と言われる様に、どれが秘密かを決めるのも政府自身です。「国を守る為」と言い訳さえ出来れば、政府にとってどんなに都合の悪い事実でも秘密にする事が出来ます。これでは例えば原発事故の原因や、その後の放射能拡散予測データ(SPEEDI)の情報隠蔽でかえって被曝を広げてしまった事も、全て闇から闇に葬られてしまいます。

 何の為にそんな法律を作ったか。全ては戦争準備の為です。「集団的自衛権」容認で、戦争放棄を定めた憲法9条を骨抜きにし、自衛隊が海外でも戦争を出来る様にする為です。「集団的自衛権」と言うのは、簡単に言えば「他国の戦争に参加する権利」の事です。「自衛」と名が付いていても、決して日本を守る為の物ではありません。他国、具体的に言えば「米国の戦争の肩代わり、使い走りを一方的にさせられる」事でしかない。どうせ政府は「テロとの戦い」とか「中国・北朝鮮から日本を守る為」とか言って誤魔化すでしょうが、それらは全てデタラメです。全ては、米国が一方的に引き起こしたアフガン戦争やイラク戦争などを日本にも肩代わりさせる為です。その為に、今までは「憲法9条で戦争を放棄し、海外には出て行かない」と言っていたのを、政府の一方的な憲法解釈の変更だけで、何でも秘密にして国民の目と耳をふさぐ中で、今後はたとえ憲法9条があっても戦争参加も海外派兵も出来るようにしようと企んでいるのです。

 今回の集会は、その「秘密保護法」と「集団的自衛権」の二つに反対する為に、大阪弁護士会が主催し各種の団体や個人が参加した物です。

 

 会場に着いた時に降り始めた雨はやがて本降りとなり、グラウンドは聴衆の傘で更に身動きが取れなくなりました。その為に、せっかく集会に多くの著名人が駆けつけ、熱弁をふるってくれたにも関わらず、その姿を写真に収める事が出来ませんでした。集会終了間際になって、ようやく最前列の演壇の前までたどり着く事が出来ました。
 雨の中でメモもまともに取る事が出来ませんでしたが、その中でも、「安倍首相は二言目には中国に「法の支配を守れ」と言うが、自分自身は一体どうなのか。本来、憲法解釈は裁判所の仕事なのに、三権分立も無視して、数の力だけで勝手に解釈変更しようとしている。一番法律を破っているのは安倍首相自身ではないか」「米国自身も米軍は米国市民しか救出しないと言っているのに、邦人救出の米軍艦船を守れなくてどうするのだと、嘘までついて集団的自衛権を認めさせようとしている」(民主党・辻元清美議員)や、「法律の上に安倍首相がいるのではない。法律があくまで優先で、安倍首相もその法律の下にあるのだ」(社民党・福島瑞穂議員)という発言が印象に残りました。

 そして、会場の多彩な顔触れにも目を奪われました。色とりどりのプラカード(最近はフライヤーとも言うらしいですが)や上空に浮かぶアドバルーンには、大阪労連や憲法会議、新日本婦人の会などの共産党系団体から、全港湾、自治労、ふぇみん大阪などの社民党系や独立系の労働・市民団体の物がありました。それだけでなく、民主党や生活の党の関係者や、「全日本おばちゃん党」などの市民グループ、今まで聞いた事もなかった名前の環境保護団体の代表まで弁士に登場して、今までの保守や革新の垣根を越えて、多くの人が秘密保護法や集団的自衛権に反対している事に勇気づけられました。

 集会は16時まで続きました。最終的には主催者発表で5601名もの方の参加があった事が報告されました。集会の後は3コースに分かれてデモ行進です。私は「秘密保護法反対ロックアクション」の方々と一緒に、扇町から梅田新道の方に出て西梅田までのコースを歩きました。

  

  

  

 「秘密法廃止!」「情報公開!」「隠すな知らせろ!」「人権守れ!」「憲法守れ!」「安倍は辞めろ!」「集団的自衛権反対!」「憲法壊すな!」等々のシュプレヒコールが、ドラムや音楽の波に乗って、曽根崎新地や北新地、大阪駅前のビル群に響き渡りました。

 

 そして17時過ぎに、ゴール地点の、阪神高速ガード下の西梅田公園に到着しました。このコースは、確か以前参加した脱原発デモの時にも歩いた事があります。

 集会・デモの報告は以上ですが、何故、どこの組織にも属していない一介の中年フリーターにしか過ぎない私が、毎回この様に、自分からわざわざネットで情報を拾い集めてまで、地元・大阪の反原発デモや秘密保護法反対デモに飛び入り参加するのか。それは、単に「戦争が怖い」とか「平和が良い」とかだけではなく、それ以前に、自分の人権が踏みにじられるのが嫌だからです。

 安倍政権が目論んでいるのは秘密保護法や集団的自衛権だけではありません。消費税増税とセットの法人税減税(庶民増税・金持ち減税)や、日本の農業・医療も米国に差し出してしまうTPP(環太平洋経済連携協定)、「残業代ゼロ法案」や解雇規制緩和(クビ切り自由化)、生活保護基準切下げなど、他にも弱い者虐めの政策が目白押しです。
 この事からも明らかな様に、安倍政権が目論んでいるのは、強い者だけが富み栄え、貧乏人は金持ちの奴隷に甘んじなければならない「富国強兵」「弱肉強食」の社会です。先日の都議会でのセクハラ野次も、野次ったのは自民党の保守派議員でした。これらの保守派人士はよく「愛国心を持て」だの「道徳教育が大事だ」と言いますが、自分たちが実際にやっているのは、女性差別のセクハラ野次であったり、弱い者虐めの政策でしかない。彼らにとっての「国」とは、「国民不在、人間不在」の「国家権力、お上」第一の思想でしかない。私に言わせれば、彼ら保守派こそが最も「非国民」であり「道徳に反する存在」です。
 「秘密保護法」や「集団的自衛権」も、そんな奴等の利権(海外の油田・ウラン鉱山採掘権など)を守り、国民の批判を抑えつける為の物でしかない。むしろ、更に「弱肉強食」となり、貧富の格差が広がった方が、奨学金などを餌にして、自衛隊の勧誘もしやすくなるというのが奴等の本音ではないか。

 私はそんな社会はゴメンです。でも、黙っている限り世の中は絶対に変わらないし、それでは自分もそれを認めた事になってしまいます。よく「自分は心の中では反対だが、今更それを言っても仕方がないので、今目の前にある現実を生き抜く事だけを考えるのだ」と言う人がいますが、いくら本人はそのつもりでいても、その現実を変えようとはしない限り、結局は「誰かを踏み台にして自分だけが助かれば良い」というエゴイズムに絡み取られてしまうだけです。そんな事では、いつか自分も逃げ切れずに踏み台にされてしまいます。デモ行進のプラカードにもあったように、沈黙は美徳でも何でもない。「沈黙は服従」でしかないのです。

 そんな私を指して、「中国・北朝鮮の回し者」呼ばわりする輩もいるようですが、とんでもない。本当に中国や北朝鮮の、人権抑圧や少数民族抑圧、軍国主義を非難するなら、同じ立場で安倍政権や自民党の、人権抑圧や弱い者虐め、軍国主義を非難しなければ筋が通りません。勿論、同じ事は私にも言える訳で、安倍政権批判と同じ立場で中国や北朝鮮も批判しなければならない。そういう点では、日本の左派も私自身も、まだまだ至らない点はあるのは承知しています。例えば、最近は北朝鮮拉致問題についての言及がほとんどない点についても、反省すべき点は多々あると思います。

 でも、今一番問題になっているのは、安倍政権の「富国強兵」「弱肉強食」政策をどう食い止めるかでしょう。この私にとって最も緊急かつ身近な問題をさし置いて、拉致問題もクソもないと思います。逆に、日本の「富国強兵」「弱肉強食」を批判できてこそ、中国や北朝鮮の「富国強兵」「弱肉強食」にも初めて徹底的に批判できるのではないでしょうか。日本の自由抑圧に抵抗できてこそ、彼の国の自由抑圧にも抵抗できると思います。少なくとも、平気で女性差別の野次を飛ばし、ブラック企業の肩を持つような輩が、中国・北朝鮮問題でいくら「自由」や「人権」を主張しても、そんな輩に人権問題が解決できるとは思いません。

 昨日の大阪だけでも5千人以上が集まった集会・デモも、翌日の今日取り上げているのは、下記の西日本新聞の様な限られたメディアばかりです。他はみんな、ワールドカップや兵庫の号泣県議の様な「スポーツ記事」「三面記事」ばかり。「スポーツ記事」や「三面記事」も確かにニュースには違いありませんが、少なくとも秘密保護法や集団的自衛権のニュースよりも大事だとは、私には全然思えません。これは私だけでなく他の人も大なり小なり感じている事でしょう。この自国の陰湿な情報統制を問題にせずに、いくら他国の事ばかり言われても、全然説得力はありません。

 秘密保護法は昨年に強行可決されてしまいましたが、施行も関連法案の整備もまだまだこれからです。集団的自衛権に至っては、まだ閣議決定されただけです(この事自体は非常に憂慮すべき事ですが)。今後は山ほどある関連法案の作成、上程、改正(改悪)をしなければなりません。いずれにしても数年がかりの作業となります。もう残された時間は余りありませんが、まだ諦めるには早いと思います。職場の労働問題と同様に、民主主義も先に諦めた方が負けです。

・集団的自衛権、反対集会に5千人 大阪弁護士会、平和主義訴え(7月6日付、西日本新聞)

 安倍晋三政権が集団的自衛権行使容認を閣議決定したことや、12月までに施行が予定されている特定秘密保護法に反対する集会が6日、大阪市内で大阪弁護士会の主催により開かれ、約5千人が「平和主義を守り抜こう」などと声を上げた。
 社民党の福島瑞穂参院議員も姿を見せ、行使容認の閣議決定について「安倍政権は憲法を踏みにじっている」と指摘。特定秘密保護法に関しては「国民に情報を出さず、うそと捏造が始まり、戦争に突入することになる」と危機感を訴えた。
 大阪弁護士会の石田法子会長は「政府が憲法を破壊するような行為は認められない。反対の声を一つにしよう」と呼び掛けた。
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/99632
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今週、大阪での集会・デモの告知ツイート

2014年07月02日 19時44分49秒 | 戦争法ではなく平和保障法を
大阪 集団的自衛権決定抗議集会


 6月30日から7月1日にかけて、安倍政権の集団的自衛権容認閣議決定を受けて、それに反対する行動が、前の記事でアップした首相官邸前での行動以外にも、全国各地で取り組まれました。上記はそのうちの一つ、7月1日に自民党大阪府連事務所前で行われた抗議行動の様子です。
 勿論、集団的自衛権行使・解釈改憲反対、安倍政権打倒を求める運動は、これで終わった訳ではありません。今後も多彩な取り組みが全国各地で予定されています。ここではその中で、秘密保護法廃止とも連動して、今週に大阪で行われる下記2つの抗議行動について告知しておきます。




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御用マスコミが報道しない集団的自衛権反対デモ速報

2014年07月01日 19時11分53秒 | 戦争法ではなく平和保障法を
「憲法壊すな」の声深夜まで響く~官邸前抗議


 政府が明日、憲法解釈を変更して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定を行うことに対し、首相官邸の前では、緊急の大規模な抗議活動が行われた。ドラムの音にあわせて、「憲法壊すな」「戦争反対」などと訴えた。明日も同様の抗議が行われる。 
 30日午後6時半からの予定されていた抗議行動。午後4時半頃から続々と人が集まり、1時間前倒しして午後5時半過ぎに始まった。参加者は、「ノーファシズム」「解釈改憲許さない」「閣議決定絶対反対」など思い思いのメッセージが書かれたプラカードを掲げ、「安倍は辞めろ」「憲法守れ」と声をあげた。
 長野の駒ケ根から早朝のバスで駆けつけたという70代の男性は、「孫のことを考えてやってきた。後悔したくなかった。」と話し、抗議行動に参加した。また、福島県三春町から駆けつけた武藤類子さんは、「閣議決定だけで決めて命を危険にさらすのは許さない。海外に兵隊を出すのではなく、原発事故の収束を考えなくてはいけない」と訴えた。
 参加者はおよそ4万人。官邸前の歩道に集まった人たちが熱気を帯び、若者の姿が目立った。人が膨らみ一時は、官邸前に歩道から人があふれる寸前となる場面も。大量の警察が動員され、2重に囲まれる中、抗議行動は夜0時まで続いた。(OurPlanet-TV)

「集団的自衛権反対!」6.30決壊寸前、官邸前抗議 Part2(10分ダイジェスト)


 集団的自衛権の行使容認について、自民党と公明党は7月1日午前の与党協議で、閣議決定案に正式合意した。これを受け、安倍政権は午後にも臨時閣議を開き、閣議決定する。安倍総理は夕方に記者会見し、解釈改憲の理由や、集団的自衛権行使の必要性を国民に説明する予定だ。
 決定案では「国民の権利が根底から覆される明白な危険がある」などの要件を満たせば、「自分の国が攻撃されていなくても、同盟国が攻撃されれば戦争する」ことができるようになる。国民的議論や十分な国会審議を経ずに、密室で日本の未来を決定しようとする安倍政権のやり方に対し、6月30日、首相官邸前に約4万人の市民が集まり、反対の抗議行動を行った。
 IWJは4つのチャンネルを使い、様々な角度から中継。6時間にも及んだこの抗議行動の模様を、1本のダイジェスト動画にまとめた。大手メディアがほとんど伝えないこの国民の声を、ぜひ拡散していただきたい。(IWJ)





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