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アフガン・イラク・北朝鮮と日本

黙って野垂れ死ぬな やられたらやり返せ 万国のプレカリアート団結せよ!

当ブログへようこそ

 アフガン・イラク戦争も金正日もNO!!搾取・抑圧のない世界を目指して、万国のプレカリアート団結せよ!

 これが、当ブログの主張です。
 詳しくは→こちらを参照の事。
 「プレカリアート」という言葉の意味は→こちらを参照。
 コメント・TB(トラックバック)については→こちらを参照。
 読んだ記事の中で気に入ったものがあれば→こちらをクリック。

KY改造内閣の自爆予想

2007年08月28日 23時41分13秒 | お笑い安倍政権
 安倍改造内閣が発足したそうです。登場したメンツや言っている事も、今までと全く変わらず。今さらブログで取り上げる話題でもなかろうと最初は思っていましたが、よく見れば閣僚メンバー数が18と、競馬のフルゲートと同じ。それでちょっと予想してみました。今度は誰が最初に辞任するだろうか、と。

1枠
▲1番 安倍晋三(総理):謂わずと知れたKY(空気が読めない人)
      ひょっとしたら真っ先にこの人が政権を投げ出してしまうのでは?
×2番 増田寛也(総務):元岩手県知事からの目眩まし民間入閣組
      早々と嫌気が差して、小池同様に機を見て逃げ出すかも
2枠
…3番 鳩山邦夫(法務):小池と並ぶ政界渡り鳥でバリバリの改憲派 
×4番 町村信孝(外務):外相時代にイラク日本人人質バッシング発言
      米国からの改憲圧力に晒され案外早々とお役御免かも
3枠
△5番 額賀福四郎(財務):2度の閣僚辞任経験者で色々黒い噂も絶えず
△6番 伊吹文明(文部科学):教育基本法改悪の下手人
      という事は、教育再生利権でベネッセ辺りともツーツーの仲かも
4枠
△7番 舛添要一(厚生労働):今までの「安倍批判」猿芝居も入閣で豹変
      だが、案外すぐ逆切れして仕事を放り出すタイプかも
…8番 遠藤武彦(農林水産):この人については不詳 
      但し農水相は閣僚辞任が相次いだ鬼門なので、ひょっとすれば・・・
5枠
…9番 甘利明(経済産業):元商工族で規制緩和の旗振り役
×10番 冬柴鉄三(国土交通):町村と並ぶイラク参戦派
      本来ならば一番利権まみれの省庁なのだがそこは公明・学会
      裏工作も周到でなかなか尻尾を出さないかも
6枠
×11番 鴨下一郎(環境):元厚生族で日歯連から多額の献金
△12番 高村正彦(防衛):元外交族で日米安保の新ガイドラインを推進
      防衛関係といえば昔から軍需利権・談合の宝庫
7枠
○13番 与謝野馨(官房・拉致問題): 
      名だたる消費税増税・郵政民営化論者
      何かと金権絡みの噂が絶えず(参考:「きっこのブログ」)
…14番 泉信也(国家公安・防災):元運輸族の政界渡り鳥で名だたるタカ派
…15番 岸田文雄(沖縄北方・科学技術):元厚生族で小泉医療改悪の下手人
8枠
△16番 渡辺喜美(金融・行政改革): 
      リクルート未公開株名義人で何かと黒い噂が絶えず
…17番 大田弘子(経済財政):民間入閣組で竹中平蔵の秘蔵っ子
…18番 上川陽子(少子化・男女共同参画):サラ金業界と太いパイプ

9枠(番外:閣外の自民党三役)
◎19番 麻生太郎(幹事長):前外相 アルツハイマー発言初め暴言限りなし
…20番 二階俊博(総務会長):元小沢側近の経歴を買われ民主党対策を担当
…21番 石原伸晃(政調会長):石原慎太郎の息子で元行革担当相

 競馬の出走枠は最大でも8枠18頭までなのですが、番外の自民党三役に超ド級の本命がいるので急遽9枠まで増やしました。しかし、何か一杯印がついてしまったな。

・注:尚、競馬を知らない人の為に。上記◎○▲△×記号の意味については、下記URLの解説を参照して下さい。
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%88%E6%83%B3%E7%B4%99

(予想結果:適宜追記)
・9月4日
 最初の脱落者は何と穴馬の4枠8番:遠藤武彦・農水相だった。自分が組合長をしている農業共済組合の補助金水増し受給が発覚して閣僚辞任。しかし、穴馬ですらこの体たらくだとすると、◎○クラスともなるともう、何が出てくる事やら・・・。
 http://blog.nojijizm.jp/archives/51120651.html
 http://wanbalance.blog75.fc2.com/blog-entry-409.html
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世界陸上・大阪のもう一つの顔

2007年08月28日 08時50分43秒 | 戦争・改憲よりも平和・人権
(転載開始)
大阪府警による弾圧を許すな!
N君を今すぐ返せ!

大阪府警によるまたしてもとんでもない弾圧が起こりました。
8月24日午後1時ごろ釜パトのメンバーであるN君のアルバイト先や別のメンバー宅ともう1ヵ所が家宅捜査され、N君は逮捕されてしまいました。
逮捕理由は「道路運送車両法違反」という耳慣れない法律ですが、要するにN君が大阪市内では使用してはならないディーゼル車を昨年中に市内で運転したということです。しかしN君はこの車両を半年以上使っていません。
驚くべきことに、このような事例で逮捕されたのは日本で始めてということです。なぜそうまでして大阪府警はN君を逮捕する必要があったのか。

それはN君が長居公園の強制排除や住民票の強制削除など日雇・野宿労働者への攻撃に対しての抵抗を先頭で闘っていたからであり、だからこそ大阪府警は世界陸上開会式前日にN君をこのような「微罪」で逮捕したのです。
これは世界陸上開会式への抗議の声を圧殺しようとする予防拘禁に他なりません。私たちはこのような大阪府警の弾圧を絶対に許しません。

知っての通り、今年の2月5日大阪市はN君ら長居公園で生活していた野宿の仲間のテントや小屋を強制撤去しました。それは5000筆を越える強制撤去反対署名を無視し、ヤラセで「排除を求める地域の声」をつくりだし、多額の税金を投入して、野宿の仲間たちの要求や質問に何一つ答えることなく強行されたのでした。
なぜこのような暴挙を強行したのか、その理由は明らかに天皇出席の世界陸上のためです。
野宿者の強制排除と天皇制や国際的なイベントは決して無関係ではありません。これまで天皇や皇族が出席する式典のために、そして「国威」の発揚が迫られるオリンピックなど国際的なイベントのたびに、目障りとされた野宿者はまさに「ゴミ」のように排除されてきました。昨年のうつぼ公園の代執行であり(世界バラ会議)、2005年名古屋白川公園の代執行であり(愛知万博)、長居公園でも97年なみはや国体、2002年サッカーW杯の時にも野宿者排除の嵐が吹き荒れました。
また大阪市は日雇・野宿労働者2088名もの住民票を強制削除し、高齢日雇労働者や野宿者の失対事業である「高齢者特別就労事業」(年間約3億円)を「予算がない」という理由で削減する計画を進めています。一方で世界陸上には40億もの税金を投入しながら!
大阪市は天皇出席の世界陸上を利用して「環境美化」「公園整備」の名目で野宿の仲間を排除し、仲間の生きる条件を次々と奪おうとしています。そしてその動きに呼応するかのように警察はN君を「微罪」で逮捕し、世界陸上開会式への抗議の声を圧殺しようとしたのです。今どきこんな無茶な手法を使って!

うつぼ・大阪城公園、長居公園の強制撤去、昨年の9・27弾圧(反排除を闘う5名の仲間の逮捕。今年8月9日には全員が執行猶予で釈放)、住民票の強制削除、特別就労事業削減計画、司法・行政が一体となって貧困者の生きる条件を次々に奪おうとしているのです。
貧困者への戦争、棄民化政策とも言える状況の中で行われる世界陸上、そして今回の弾圧を私たちは絶対に許せません。
ぜひとも多くの皆様が私たちと共に抗議の声をあげていただくように心から訴えたいと思います。

野宿者排除の世界陸上弾劾!
大阪府警はN君をすぐに返せ!
弾圧粉砕!闘争勝利!

釜ヶ崎パトロールの会
kamapat@infoseek.jp

大阪府警に抗議の声を!
大阪府警察本部
〒540-8540 大阪市中央区大手前三丁目1番11号
TEL06-6943-1234
(転載終了)
 http://kamapat.seesaa.net/article/52668313.html
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これはもはや過失などではない、れっきとした犯罪だ

2007年08月28日 08時42分48秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
 まずは、生活保護問題対策全国会議を初めとする弁護士・福祉関係者・労組員・一般個人が北九州市小倉北区福祉事務所長を刑事告発した、その告発状より引用(長文ですが、非常に明快に事の本質を断じていますので、敢えて当該部分を全て引用します)。

(引用開始)
3 告発事実
⑴ 公務員職権濫用罪(刑法193条)
A 生活保護実施機関の所長として全般的に責任を負う被告発人が
B 生活保護実施機関としての指導助言の権限に仮託して(*生活保護法27条1項参照)、経済的自立の目処が立っていない被害者に、辞退届を書かざるをえないと誤信、これを作成させ、保護を廃止するという違法行為を行い、       
C 被害者の生活保護受給権を侵害した

⑵ 保護責任者遺棄致死罪(刑法219条・218条)
A 生活保護実施機関の所長としてその事務全般を掌握し、生活保護受給者が困窮しないよう、保護を継続する責任を負う被告発人が、
B ①被害者男性が、就労可能な状況になく、生活保護を打ち切ればたちまち窮迫する状況にあったにも関わらず、辞退届を作成させて保護を廃止し(*辞退を理由とした保護廃止の要件につき、広島高裁平18.9.27)
  ②違法な廃止処分を行った以上、当該処分を取り消し、被害者の生命侵害の危険を除去する義務を負っていたにも関わらず、かかる義務を怠って被害者を放置した結果
C 被害者を、身体の一部がミイラ化した状態で餓死するに至らせた

4 適用法条
(1) 刑法193条(公務員職権濫用罪)
公務員がその職権を濫用して、人に義務のないことを行わせ、又は権利の行使を妨害したときは、二年以下の懲役又は禁錮に処する。
(2) 刑法219条,218条(保護責任者遺棄致死罪)
老年者、幼年者、身体障害者又は病者を保護する責任のある者がこれらの者を遺棄し、又はその生存に必要な保護をしなかったときは、三月以上五年以下の懲役に処する(218条)。
前二条の罪を犯し、よって人を死傷させた者は、傷害の罪と比較して、重い刑により処断する(219条)。 *傷害罪:懲役15以下又は罰金50万以下

5 北九州市の生活保護行政について
 北九州市は、生活保護行政において、「適正化」名目の下、徹底した保護費削減政策をとっており、その手法は「闇の北九州方式」とも呼ばれる。各種データを参照しても、保護の申請率:全国30.6%に対し北九州市15.8%、保護率:全国は増加傾向にも関わらず北九州市は逓減傾向と際立っており、窓口で保護の申請をさせない(いわゆる水際作戦)、受給中の保護者に指導の名の下に圧力をかけ、保護打ち切りに追い込むなどの事態が報告されている。同市では2005年、2006年と、生活保護申請が認められなかった男性が死亡する事件が発生しており、本件は3年連続の生活保護制度にからむ死亡事件となる。
 被害者男性ケースは、同市において「19年度自立重点ケース」と位置付けられ、病状調査の結果「普通就労可」として就労指導が行われ(*なお、根拠とされた病状調査の結果については、被害者の死後、担当医師から、そのような診断を行ったことはなく、精神的にも不安定な状態で、普通の就労ができる状態ではなかった、と抗議がされている)、自立見込についても「6カ月以内」に丸の付けられた個別協議票が3月30日付で係長課長の決裁を受けていた。本件発覚後も、同市は「自立のモデルケースだった」「(本件のような)取り扱いは従前通り」とコメントをしており、被害者男性の死は、組織一体となっての継続的・確信的な運用の結果であることがうかがわれる。
(引用終了)
 http://seihokaigi.com/kitakyukokuhatu200708.aspx

(関連記事)
・[AML 15402] 【転送歓迎】北九州市福祉事務所長を刑事告発します
 http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-August/014937.html
・「保護打ち切り違法」告発 小倉の男性死亡で弁護士ら(西日本新聞)
 http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/20070824/20070824_055.shtml
・北九州市福祉事務所長 “餓死事件”で刑事告発される(JANJAN)
 http://www.news.janjan.jp/living/0708/0708241272/1.php


 引き続いて、グッドウィルユニオンが先日東京地裁に提訴した「データ装備費」返還訴訟の訴状からも引用(こちらも前記以上に長文ですが、同等の理由で当該部分全文を引用)。

(引用開始)
第3 本件「データ装備費」名下での賃金からの天引き
1 一稼働あたり200円の天引き
被告は、前述の「スポット派遣」で働いた労働者の賃金から、労働者を1回稼働させるごとに「データ装備費」として、金200円を賃金から控除してきた。各原告の控除日、控除回数及び控除額は、別紙「請求債権目録」記載のとおりである。

2 「データ装備費」の実態と違法性
被告が派遣スタッフに配布している「派遣スタッフ就業規則」によれば、「データ装備費として勤務ごとに任意に200円を皆様からいただいております」「データ装備費は、皆様個人の所持品として支給するユニフォーム、ヘルメット等の安全装備、情報管理、万が一の際の十分な補償を得るため、会社で一括購入している障害・物損の民間保険料の一部に充当するものです」と記載されている。
しかし、本来、安全装備、個人情報の管理にかかる費用は使用者が負担すべきものであり、労働者に負担を求めること自体が労働基準法、労働安全衛生法、労働者派遣法の定めによる労働者の権利保障の趣旨に反し、公序良俗に反して違法である。
また、民間の損害保険料にかかる費用については、原告らが登録に際し、あるいは派遣労働契約を締結するに際して、保険関係の当事者や契約内容、労働者に如何なる権利があるのか、保険関係の成立にかかる説明は一切なく、その後原告らが問い質しても被告はまったくその内容明らかにしないなど、何らの根拠もないものであることは明白である。にもかかわらず、労働者から損害保険料名下に保険料を徴収して労働者の負担とすることは、欺罔という故意に基づいて労働者の権利を侵害する違法行為というべきである。

3 優越的地位にあることを利用して継続させた徴収行為
被告は、この「データ装備費」の徴収が違法であるとの非難を浴びることを回避するため、徴収は労働者の「任意」の同意によるものであると弁明するであろうが、前記就業規則には、「所得税の源泉徴収額とデータ装備費は給与から控除させていただきます」と記載され、現実には、被告会社を派遣元として労働者派遣関係のもとで働く労働者は、有無を言わさず一稼働200円の「データ装備費」が徴収されてきた。要するに、たとえ徴収行為を拒絶しようと、被告は一方的に「データ装備費」を徴収してしまうのであり、そもそも被告による徴収行為を拒絶できるような構造にはない。
労働者は、日々の契約によって生計を維持しているから、このように一方的に徴収されるものであっても契約を締結しなければならず、被告は、労働者のこのような窮状に乗じて、95年の創業時から「データ装備費」名下での控除を継続してきた。

4 「データ装備費」の実態の究明と被告の対応
その後、原告らが加盟する派遣ユニオンが団体交渉を通じて実態を究明するなかで、本年に至りようやく「データ装備費」が根拠のないものであることが判明した。すなわち、労働組合との団体交渉において、被告が説明した「データ装備費」の使途は、「保険料に充当した」「個人情報管理の費用である」「ヘルメット・ユニフォームなどの費用である」など、その説明を二転・三転させるものであり、何ら実態のないものであることに加え、それらが現実に労働者の待遇改善に使われたという事実もないことが明らかになった。
また、データ装備費を如何なる名目により経理処理しているのかを問いただしても、被告は何らの説明も資料も示すことができなかったばかりでなく、各支店の支店長は、データ装備費徴収額についてのノルマを課せられ、これが被告の利益として計上されていたことが明らかになった。
被告は、「データ装備費」についての批判の高まりを受けて、2005年5月1日から2007年4月30日までの過去2年分を返還すると発表し、対象者約80万人に対して、最大37億円を返還する方針を決めた。しかし、「データ装備費」の返還の範囲については、賃金債権の消滅時効期間である2年間に限るとして全額の返還には応じていない。ちなみに、業界2位のフルキャストも1稼働当たり250円の「業務管理費」を徴収していたが、創業時に遡って返却することを労働組合との間で合意している。

第4 原告らの請求権
1 不当利得返還請求権
(1) 被告会社の不当利得
被告は、前記のように徴収すること自体が違法であり、かつ実体のない法律関係に基づき、しかも原告らの同意もなく、「データ装備費」名下に一稼働あたり200円を賃金から天引きしてこれを徴収し、原告らに別紙請求債権目録記載の損失をもたらし、その損失を自らの利益としてきた。これは法律上の原因のない利得であり、民法703条以下の「不当利得」に該当する。

(2) 悪意の受益者
また、被告が、「データ装備費」名下の費用徴収について法律上の原因を欠くものであることを認容してなしたものであることは明らかであるから、被告は、民法703条に基づいて不当利得の返還請求義務を負担することはもちろん、悪意の受益者として、利息を付してこれを返還しなければならない義務を負う(民法704条)。

(3) 原告らの返還請求権
よって、原告らは被告に対し、民法703条及び同法704条に基づく不当利得返還請求権として、別紙請求債権目録記載の金員及び不当利得の日の翌日から支払い済まで年5分の割合による利息金の支払を求める。

2 不法行為に基づく損害賠償請求権
(1) 本件徴収行為の不法行為該当性
被告は、前記のとおり、何らの実体もなく、またその徴収が、労働基準法、労働安全衛生法、労働者派遣法等労働関係法規によって定められた労働者の権利保障の趣旨を逸脱し、あるいは、労働者の利益に還元されるようなものでは全く無いにもかかわらず、実体があって労働者の利益として還元されるかのように偽って、労働者に対し圧倒的に優越した地位にたつという力関係を利用して、1稼働あたり200円を強制的に徴収するという違法行為を行ったものであり、これは、民法709条の、故意により他人の権利を侵害した不法行為を構成する。

(2) 原告らの損害
原告らは、被告の前記不法行為によって、別紙請求債権目録記載の支払い年月日欄記載の各不法行為日に各稼働ごとの金200円の損害を蒙った。

(3) 損害賠償請求権
よって、原告らは、被告に対し、民法709条の不法行為に基づく損害賠償請求権として、別紙請求債権目録記載の各人別の合計欄記載の金員及び各不法行為日の翌日から支払済まで民法所定の年5%の割合による遅延損害金の支払を求める。
(引用終了)
 http://ameblo.jp/goodwillunion/entry-10044882401.html
 http://ameblo.jp/goodwillunion/entry-10044882490.html

(関連記事)
・“ピンハネ返せ”派遣労働者がグッドウィルを提訴(JANJAN)
 http://www.janjan.jp/living/0708/0708231228/1.php
・グッドウィル:労組員が返還訴訟「装備費」天引き問題で(毎日新聞)
 http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070824k0000m040091000c.html
・グッドウィルのデータ装備費@まとめウィキ
 http://www34.atwiki.jp/gw-200/
 http://www34.atwiki.jp/gw-200/pages/13.html
 グッドウィルによる派遣給与200円ピンハネは、「毎月」ではなく「1勤務毎」です(つまり給与から毎日200円ピンハネ!)。しかも、表向き言っていたような「保険充当目的」なぞではなく「会社の裏金」として!


 この様なアコギな企業や役人どもに対しては、団交や調停だけで対応していたのでは埒が明きません。これは、もはや瑕疵や過失などではない、れっきとした犯罪行為です、それも故意の確信犯による。言を左右にして居直る相手に対しては、刑事告発や訴訟も視野に入れた対応をすべきでしょう。例えば、偽装請負是正・直接雇用契約再締結で合意しておきながらそれを会社側が一方的に反故にした、次の様なケースに対しても。

・「偽装請負告発し失職」 日亜化学への勧告申し入れ(東奥日報)
 http://www.toonippo.co.jp/news_kyo/news/20070723010002361.asp

 そして、昨今の少年犯罪・外国人犯罪に対しては何かとエキサイトする人たちも、こういう企業・行政による明白な犯罪についても、同等にエキサイトして然るべきでしょう。そうでなければ「不公平」「逆ダブル・スタンダード」の謗りは免れません。 
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HN変更のお知らせ

2007年08月27日 16時56分13秒 | 当ブログと私の生い立ち
 この度少し思う所があって、自分のHN(ハンドルネーム)を変更する事にしました。新しいHNは「プレカリアート」です。これまでの旧HN「社会主義者」の時と同様に、今後も宜しくお願いします。

・新HN「プレカリアート」の由来:
 プレカリアートとは、イタリア語のPrecario(プレカリオ:不安定な)とProletariato(プロレタリアート:労働者階級)を掛け合わせた造語で、直訳すれば「不安定さを強いられたプロレタリアート」という意味になる。即ちワーキング・プアの事。最初はイタリアで路上の落書きとして現れ、そのうちにユーロ・メーデーや反グローバリズム運動の場などで広く使われるようになった。

・私のブログにリンクを張って頂いているサイト・ブログ管理人様へ:
 旧HN「社会主義者」名で表示されている場合は、お手数ですが、当該HN表示の変更をお願いします。

 2007年7月27日
 ブログ「アフガン・イラク・北朝鮮と日本」
 管理人 プレカリアート(旧HN:社会主義者)

※この記事は告知用として、1ヶ月間ブログページの準トップに掲載します。その為、投稿日時も1ヶ月前倒しで設定しています。
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犬は吠えても歴史は進む

2007年08月26日 09時58分51秒 | ヘイトもパワハラもない世の中を
 前号記事で予告した通り、新刊ネットウヨ雑誌「スレッド」の内容を批判していく事にします。但し、職場を初め自分の身近にもこの手の言説の影響を受けた人はワンサカ居るので、きっちり逐条的・全面的に批判してやろうと当初こそ思っていましたが、読めば読むほど、こんなキワモノ雑誌相手にマジで反応するのが段々バカらしく思えてきたので、本質的な部分に的を絞って批判する事にします。
 漫画ありインタビューありと、実質150ページ前後のこの雑誌には色々な記事が載っていますが、あくまで中心は次の三つの特集記事です(下記各項目のキャッチはいずれも当該雑誌の記事見出しからの引用)。従って、私の批判もこの三つの記事内容に沿って行う事とします。

(1) コイツらの発言に気をつけろ!永久保存版・売国紳士名鑑/日本を売っちゃった人々(P26~45:特ア・在日・左翼批判)
(2) あんな仕事で年収1000万!?格差社会に君臨する真の勝ち組たち/「隠れセレブ」の華麗なる日常(P52~69:官公労・左翼批判)
(3) 大学全入時代到来で、行ってはいけない大学が増殖中!?/「最底辺大学」の憂鬱(P132~141:当該大学批判にかこつけての単なる下層蔑視)

●「特ア」叩きのみの「属米」現状スルーで、「一辺倒」の本質は何も変らず

 上記(1)の「日本を売っちゃった人々」特集記事を中心に、付随・コラム記事を加えると、この雑誌の誌面殆どが、韓国・北朝鮮・中国三国の所謂「特定アジア=特ア」とそれに連なる媚「韓・朝・中」派に対するバッシングで埋め尽くされています。そこでは、総連・民団などの在日団体を初め、マスコミ・政治家・財界人(いずれも産経・右翼系を除く)・教組・市民団体を槍玉に挙げて、ご丁寧にも利害相関図や「売国パワー」の個人別グラフまで添付しています。
 しかし奇妙な事に、「反日・売国奴」攻撃の餌食にされているのは「特ア」や「媚中」派だけで、それ以上に日本の政治・経済を支配してきた「媚米」派の売国行為については完全にスルーしています。米国のアグリビジネスに阿りBSEや食品安全性の規制を緩和し国内農業を衰退させ、大衆増税・福祉削減とは裏腹に在日米軍には「思いやり予算」やグアム移転費用の拠出までして、米兵が強盗・強姦事件を起こしても治外法権には一切手をつけず、郵政や簡保などの国民の資産を平気で外国資本やハゲタカファンドに売り渡し、嘘で始めたイラク戦争の化けの皮がすっかり剥がれた後も後生大事に親米ポチを続けるなど、「特アの日本支配」とは比べ物にならないほど強固な「米国の日本支配」については、完全に黙殺・免罪しています。

 これらの人たちは、何かと言えば「戦後の平和・人権運動は反米一辺倒で、帰国者問題や拉致問題を隠蔽・黙殺してきた」というロジックを展開していますが、何の事は無い、崇拝や攻撃の対象が変っただけで「一辺倒」という本質については何も変らない点では、自分たちも全く同じなのです。そもそも、実際に戦後の日本を支配してきたのが対米追随の軍国主義復活派である以上、まずはそんな小泉・安倍の自民党政治の是非が日本では常に議論になるのはごく当たり前の事であって、それを以って「一辺倒」と言うのは当りません。その上で「米国にも中国・北朝鮮にも対等・平等・是々非々で臨むべし」というのならまだ分りますが、この雑誌はそうではなく、ひたすら「特ア」叩き在るのみというのが、もう米国・日本政府・財界の御用雑誌であるのが見え見えで。

 多分これらの人たちは「米国は自由・民主主義の国だから属米でも構わないのだ、特アに対抗するには更なる属米しかない」という論理でいるのかも知れません。その為には基地被害も農政破壊も規制緩和・格差拡大も耐え忍べという事なのでしょう。しかし、それではもう日本は米国の植民地と同じです。
 そして、これらの人たちは、何かと言えば「属米か、さもなくば対米断交か」みたいな似非二者択一論を展開しますが、これも可笑しな話です。「属米」でも「断交」でもない、対等・平等・互恵・友好の「普通のお付き合い」を米国ともしていけば良いだけの話なのに。現に日本政府が中国ともビジネスライクに付き合っているように。日本以外では、たとえ国内に米軍基地を置いている同盟国であっても、それが当たり前の事なのです(かつてのフィリピン、今の欧州諸国やキルギス然り)。それを、「日本には軍隊があるからそれは不可能だ」と最初から決め付けて、「9条がある国だからこそ米国には出来ない事もある」という発想には全然思い至らない、この不思議。

 これらの人たちもたまには「反米」を口にする事もありますが、それは従軍慰安婦問題の場合の様に、自身の余りにも旧態依然たる靖国史観や過去から続く人権侵害に対して、米国からも愛想を尽かされ始めているのを口惜しがる時などに限られています。アフガン・イラクでの米軍による戦争被害・人権侵害やテロ誘発・扇動・自作自演行為について、抗議の声を挙げた例は殆どありません。これは日本国内の農政破壊や規制緩和・格差拡大、ホワイトカラー・エグゼンプション・消費税増税などの生活破壊についても然り。
 本当に日本の「売国」状況や日本・世界の人権侵害を憂えるのであれば、「属米」や「特ア」の軍拡・人権侵害にも共に等しく抗議し、日本国憲法の理念でそれに対抗すべきなのに、全然そんな素振りは見せない。結局これらの人たちは、「特ア」の脅威<だけ>を殊更言い立てる事によって、「属米」自民党政治の延命に一役買っているだけなのです。

●一部の現象を揶揄する事で、それを生み出した構造・本質は見事に隠蔽・免罪

 上記(2)(3)のロジックに共通するのが「木を見て森を見ず」です。それも単なる錯誤ではなく意図的に。つまり、「表面に現われた一部の事象のみを誇張・歪曲して取り上げ、その責任を個人・労組・野党になすりつける事で、その本当の原因・構造・本質や、それを作り出してきた与党政治の責任を、意図的に隠蔽・免罪している」のです。

 (2)の「隠れセレブ」批判記事で槍玉に挙げられているのが、地方公務員の現業職(技能労務職)の人々です。具体的には給食調理員・公営バス運転手・緑のおばさん(学童擁護員)・清掃局のゴミ収集員・学校用務員とかです。それらの人々に対して、サザエさんのノリで「隠れセレブ」を揶揄した漫画まで載せて、やれ「夏休みも冬休みもある」だの「労働時間は1日たったの2時間」だの言い立てた挙句に、「これで年収1千万はないでしょう」と来る。まあ、現場の事情を知らない人がちょっと聞けば、非常に俗受けする議論ではあります。

 この種の議論が眉唾なのは、常に「隠れ××」しか槍玉に挙げず、隠れでない「本来の××」には一切手をつけないという事です。普通「セレブ」といえば、ホリエモン・オリエモンや松岡・赤城の農水大臣をまず思い浮かべるものですが、この人たちはそうではありません。「本物セレブ」の私腹肥やしや利権漁りが世論の指弾を浴びている時には、やれ「まるで人民裁判だ」とか「勝ち組への嫉妬だ」とか言って火消しに回る人たちが、こと「隠れセレブ」の事となると途端に「人民裁判」の火付け役になるというw。

 しかしこれって、一昔前の「学校の先生は夏休み付き」とか「親方日の丸の国鉄職員は勤務中に入浴」とかいう、かつて産経新聞あたりが大量に流した反労働者キャンペーンと全く同じではないですか。実際の教育現場が多忙を極め教師の超過勤務や過労死が横行・続発している事や、汚れ仕事で入浴・着替えなければ仕事が終えられない(かつて鉄鋼・造船・炭鉱の現場で働いていた人がそうだった様に)事などは、意図的に無視して。
 そうして「公務員は全て悪」「全て官から民へ」の大合唱の下で、国鉄・郵政・学校・保育所などが次々に分割・民営化されたその行き着く先が、無認可保育所の乳児死亡事故や、JRの信楽高原鉄道事故・福知山線事故や、スキーツアー夜行バスの過労運転事故や、マンションの耐震偽装などではなかったのか!公務員給与引き下げに連動した民間給与・失業給付・年金給付などの引き下げではなかったのか!

 そして、その「隠れセレブ」についても言うと、確かにそういう腐敗・堕落も一部にはあるでしょう。京都市清掃局職員の一連の不祥事とか、奈良市役所職員の病欠取っての内職・私腹肥やしとか、岐阜県庁での知事と御用労組がつるんでの裏金作り、とかの様に。確かに、そういう一部「隠れセレブ」による腐敗・堕落・利権漁り・私腹肥やしは糾弾されて然るべきです。先の京都・奈良の例や、大阪の飛鳥会事件に見られるような、行政権力と職員労組や解放運動との癒着などは、その典型例です。
 但し、それならそれで、腐敗・堕落した方とそうさせた方の両方を糾さなければ、問題の解明や解決にはなりません。市長選挙の度に自治労や解放同盟を実働部隊として使ってきたその見返りとして、彼らに各種のアメをしゃぶらせてきた自民党やオール与党の行政権力が、今頃になって行政改革や財政再建を口実にして、彼らを切り捨てる為に「自分だけ良い子」ぶろうとしても、そうは問屋が卸しません。
 しかし、この「隠れセレブ」記事によると、悪いのはあくまで職員・労組・運動団体の側だけであって、一緒に甘い汁を吸ってきた行政・族議員・高級官僚には一切矛先を向けていないのです。

 要するに、これらの人たちは、「小悪叩きで溜飲を下げさせておいて本当の巨悪は隠蔽する」事で、政府・財界のお先棒を担いでいるだけなのです。今回の自民党政府による「社会保険庁職員叩き」の陰で、厚生官僚・族議員・ゼネコンによるグリンピア利権の談合・山分けや年金保険料流用疑惑が隠蔽されようとしたのと、全く同じ構図です(但し今回は小悪叩きだけでは済まなくなって、自民党は参院選で大敗する事になりましたが)。

 この構図は(3)の「最底辺大学」記事も同じ。やれ「偏差値44以下」で「アホなボンボンと中国人留学生だけが跋扈する最底辺大学」について、大学名まで列挙してそのアホぶりを揶揄していますが、そもそも、そんな金儲け本位の大学が雨後のタケノコの様に乱立してきたのは何故なのでしょうか。小泉構造改革に伴う規制緩和で、許認可要件を緩和して学校法人でもない株式会社でも大学を作れるようにした事や、留学名目で外国人を日本に呼び込んで労基法何処吹く風のタコ部屋で最低賃金の半分ぐらいの時給で毎日10時間以上も働かせている企業が一杯あって、文科省や厚労省もそれを見て見ぬ振りしているからではないですか。
 そういう政治・経済・社会の構造的な背景・原因については何も言及せず、ひたすら当事者だけを貶め揶揄した挙句に、最底辺大学生と東大生の座談会バトル記事まで載せて東大生だけを持ち上げて、バカみたい。私に言わせれば、モラトリアム満喫の底辺大学生も官庁への出世だけが目的の東大生も、共に大学や学問を足蹴にしているという意味では、どちらも五十歩百歩なのですが。

●所詮は「反・反体制の僕ちゃん」でしかない、周回遅れの2ちゃんネットウヨク雑誌だという事

 要するに、この「スレッド」という雑誌のスタンスは、「反・反体制の僕ちゃん」でしか無いのです(尚、このリンク先のブログはどちらかというと保守・右翼系です、つまりネットウヨクはそういう人からもとっくにその正体を見透かされていたという事)。反左翼を標榜しているが実は右翼でもない、単なる「反体制」や「社会的弱者」の運動や人たちを、ひたすら貶め揶揄するだけの存在。それらの人々や運動が未だ克服出来ていない内部の矛盾・葛藤・偽善に対して、そこに的を絞って攻撃はするものの、それらの矛盾をどうやって乗り越えていくかという真摯な議論なぞは、ハナからする気が無い。ただ、虐めっ子が、「虐められる奴にも虐められるだけの理由があるんだ」と言って、自分の虐めを正当化し、それで「下見て暮らせ傘の下」で惨めな自分自身を慰めているだけ。
 「戦後日本の伝統的権威を検証・批判する」と謳いながら、やっている事は平和・人権・民主主義といった理念の不十分さや未成熟を右側から表面的に論うだけで、もう一方の伝統的権威たる天皇や靖国神社や米国や政府・財界の汚い面については完全スルーし、それぞれの不十分さや未成熟をどう乗り越えていくかという建設的な議論も一切無い。

 この手の議論は、実は、今はもうあの「2ちゃんねる」においてすらも、次第に相手にされなくなり(より正確に言うと、飽きられ)つつあります。雑誌「スレッド」編集者もそれが分かっているからこそ、「隠れセレブ」や「プロ市民」を揶揄する記事がてんこ盛りの中にあって、ちょこっと片隅で申し訳程度に「諸君」「正論」を批判してみせたり映画「夕凪の街 桜の国」を持ち上げるレビューも載せたりして、「行き過ぎたバックラッシュ(反動)にも物申す」みたいなポーズも取っているのでしょうが、それはあくまで「目眩まし」にしか過ぎません(そういえば「マンガ嫌韓流」第一作にも、そういう箇所がアリバイ的に掲載されていた)。
 それで、人材派遣業界の賃金ピンハネ・労災隠し・ワーキングプア搾取のアコギさを批判する見開き2ページの記事を申し訳程度に載せておきながら、その同じ雑誌で、ワーキングプアの労組結成やフリーター・メーデーの動きに対し準特集記事まで組んで、やれ「左翼のプロパガンダ」だの「反日売国奴」だのと数ページに渡って貶めているのです。とどのつまりが「この世は闇だ、しかし立ち上がってもムダだ、プロ市民にいいように利用されるだけだ」と。

 じゃあ、どうすりゃあ良いの。もう後は、死ぬまでとことん搾取されるか、ニートになるか、リストカットやテロに走るかしか無いじゃない。まさか、「自殺やテロの勧め」がこの雑誌の本当の狙いなのか。それでは、この「スレッド」こそが、最大の「反日・売国奴」雑誌という事になってしまいますがw。
 どちらにしても、こんな雑誌は、所詮は「反・反体制の僕ちゃん」でしかなく、現実の生活苦の解決にとっては何の役にも立たないという事が、先の参院選での与党大敗に見るように、世間でも徐々に認知されてきた様は、差し詰め「犬は吠えても歴史は進む」という事でしょうか。それを踏まえた上で、「現代民主主義の不十分さや未成熟な点をどう乗り越え発展させていくか」というのが今後問われているのです。それは、こんな「スレッド」とかいう糞雑誌には何も書いていませんし、こんな雑誌をいくら読んだ所で何の参考にもなりません。

(参考記事)
・維新政党新風よ、永遠なれ 『スレッド Vol.1 』晋遊舎(書評日記  パペッティア通信)
 http://plaza.rakuten.co.jp/boushiyak/diary/200708070000/
・晋遊舎(ウィキペディア)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%8B%E9%81%8A%E8%88%8E
・前号記事「犬は吠えても歴史は進む(プロローグ)」
 本記事を書くに至ったキッカケなど。
 http://blog.goo.ne.jp/afghan_iraq_nk/e/e6c535bf9da82f9b63424445a9f4224e
 
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犬は吠えても歴史は進む(プロローグ)

2007年08月22日 22時38分37秒 | ヘイトもパワハラもない世の中を
 以下、8月17日付記事「オカズ1品のみ僅か1食200円の弁当で」のコメント欄より転載。

(転載開始)
●青年工作向けのビジュアル雑誌 (南雲和夫)  2007-08-19 09:30:08

晋遊舎という、あの『マンガ嫌韓流』を刊行した出版社が、今度は青年工作向けのビジュアル雑誌を刊行しました。

http://www.shinyusha.co.jp/thread/

 表紙は、一見するとグラビアアイドルの写真がドアップで、なんと言うこともないような雑誌なので、ついつい見逃してしまいがちなのですが・・・。

「スレッド」というタイトルのこの雑誌は、「「右」も「左」もわからないアナタのための新雑誌スタート!!!! 」というテーマで、下記のような内容の記事を掲載しています。

「 ◆マスコミ、政治家、財界人、文化人、市民団体...etc. 特集『日本を売っちゃった人々』◆あんな仕事で年収1000万!?「隠れセレブ」の華麗なる日常◆「最底辺大学」の憂鬱 ほか」

 しかも、記事の中では なんと青年ユニオンやいわゆるフリーターなどの新たな労働運動について、「捜査関係者によると・・・」(どうも公安部か?)という書き方で、いわゆる左翼勢力との関係について言及させ、これらの運動がいかにも「ヤバソー」な連中の運動と関わっているような書き方でした。
 一見、「人畜無害」な青年向けのグラビア雑誌を装い、その中では新旧左翼勢力や新たな労働運動、青年運動の芽生えに打撃を与えるかのような公安情報を垂れ流し、若い読者にこれらの運動への警戒心を与える―このような情報操作が、徐々に浸透しつつあることに、もっと関係者は留意すべきです。



●犬は吠えても歴史は進む (プレカリアート) 2007-08-22 22:28:04

>青年工作向けのビジュアル雑誌 (南雲和夫)
>晋遊舎という、あの『マンガ嫌韓流』を刊行した出版社が、今度は青年工作向けのビジュアル雑誌を刊行しました。

 ああ、あの表紙のデザインがサイゾーのパクリではないかと言われている、例の雑誌「スレッド」ですね。まずは晋遊舎のHPでその雑誌のコンテンツを確認しましたが、まるでネットウヨクの言説そのものですね。以前ウチの旧掲示板やsinkenさん所にちょっかい出しにきた「バカイホウシャ」や例の「ギャハハハハハー」投稿を、もう少しお上品に仕立て上げただけの文章をかき集めて、それで一つの雑誌にしただけで。
 こんなので雑誌が作れるのなら苦労は要りません。晋遊舎も、会社の儲けはゲームソフト攻略本とかインド式計算法とか、そういう元々の得意ジャンルできっちり確保した上で、あくまで売り抜け&話題性提供が目的でこの雑誌創刊に踏み切ったのでは。

 雑誌の内容も、ある事ない事ごちゃまぜにして揶揄・中傷しているだけなので、いくらでも「まぜっ返し」で対抗出来る、そういうレベルの内容でしかない。例えば、

・コイツらの発言に気をつけろ! 永久保存版・ネオリベコン紳士名鑑 日本国憲法と庶民の暮らしを売っちゃった人々
・あんな地方の実家が議員事務所!? 格差社会に君臨する真の勝ち組たち 「隠れホリエモン」たちの華麗なる日常
・参院選惨敗で、自民・公明の権威が失墜中!? 「化けの皮が剥がれたネットウヨ」の憂鬱
・若者を狙う"脱2ch"時代の活動スタイル 二番煎じネットウヨのつくりかた

・・・とかね。
 http://www.shinyusha.co.jp/thread/

 第一ほら、この手の人たちって、これだけ小泉・安倍政治の化けの皮が剥がれて来ても、「実は安倍さんは強いんだ、参院選ではきっと巻き返す」とかネットでしきりに言ってませんでした? しかし実際は、いくらネットで情報操作した所で、所詮バーチャルはリアルを凌げず、「犬は吠えても歴史は進む」だった訳で。

 ただ、この手の言説が今の世の中に一定影響を及ぼしているのも確かなので、参考のために私も買いました、その雑誌。680円あればソコソコちゃんとした定食が食えるのに、わざわざお金を出して。癪だったけれど、雑誌って売り切れたら直ぐ返本されて、本屋でも図書館でも後でゲットするのは意外と手間がかかるので。

 それで少しパラパラっとめくってみたけれど、確かに突っ込み所は幾つもあります。例えば、朝鮮総連も中核派もJR総連も首都圏青年ユニオンも全てごっちゃにして、「左翼は格差社会批判をダシにして日本を乗っ取ろうとしている」とか色々ゴチャゴチャ書いていますが、ではそういう雑誌編集子は、現実の格差・貧困問題について、「左翼とは違う立場から、どういうアプローチをしようとしているのか、どう解決しようと考えているのか」を知ろうとしても、そういう一番肝心な内容は何も無い。せいぜいが「現実には格差・貧困なんて無い、それは左翼のプロパガンダにしか過ぎない」とかいうハグラカシ&政府・財界の提灯持ちが行間から読み取れるだけで。

 だから、あんまりコイツらの言説を必要以上に買いかぶる事はないと思います。但し全く無視する訳にもいなかい<ママ>ので、今週の休みには、じっくりこの雑誌を読ませてもらった上で、必要な点について逐一批判していく事にします。
(転載終了)

 (→「犬は吠えても歴史は進む」に続く)
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なにわB級グルメ探訪7 すっごい豆腐

2007年08月22日 08時47分33秒 | なにわB級グルメ探訪
 8月13日付記事「何でも言いなり請負現場に蔓延る行き当たりばったり消耗労働」を書くキッカケとなった「すっごい豆腐」ですが、先日予備が余ったのでみんなで分けて家へ持って帰りました。そして昨夜冷奴にして食べた所、やっぱり先に食べた人のウワサ通り、「人によって好きずき」の味でした。

 私が食べて思ったのは、やっぱり「胡麻豆腐」という感じ。別に冷奴にしても食べられない訳ではないが、それならそれで、もう醤油などかけずに辛子だけで食べた方が良かったかも。「胡麻豆腐」を食べなれていないお袋はもう殆ど残してしまったので、お袋の分も食べてあげました。

 豆腐を持って帰った人の中には、「暑気払いじゃ」という事でなんと湯豆腐にして食べた人もいました。その人は曰く「すごく美味しかった」との事。この豆腐は、普通は「おから」として別に食用にするか捨て去ってしまう部分も全部捨てずに、大豆を丸ごと使っているので、他の豆腐とは全然食感が違います。どちらかというと鍋用豆腐として食べた方が良かったのかも。では何故こんな夏に売るのだろうか。

(参考)
・「すっごい豆腐」(株式会社メイセイ)
 http://www.suggoi.net/

※尚、この「すっごい豆腐」は、今は中京圏を中心に販売されていて、京阪神ではまだ一部のスーパーにしか出回っていません。だから、この「なにわB級グルメ探訪」シリーズで取り上げようかどうか、最初は少し迷いましたが、そのうちにこちらでも出回るだろうという事で(既に商品のCMがTVに流れている)、当欄でも取り上げる事にしました。
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暑っついぞー!!

2007年08月18日 23時54分24秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ
 しかし何なのでしょう、お盆に入ってからのこの暑さは。この前は岐阜県多治見市と埼玉県熊谷市で40.9度と、とうとう今までの日本の最高気温のレコードを塗り替える数字まで出ました。今の私の職場は、土日祝日もGW・お盆・正月休みも全然無縁で企業カレンダー通りのシフト休日があるだけなので、「お盆も普段と変らず仕事だぜ」状態なのですが、その中でこの暑さでは、やはり身体に堪えます。(実はこのブログ更新も、クーラーの無い部屋で扇風機に当たりながら、どうにか書いています。そういう意味では、自分にとってある種「闘争」なのです。)

 私の職場は、前にも書いたように、メインの冷凍商品管理業務以外にも、ドライ保管庫での商品仕分け業務があったりするので、一日の間でドライ保管庫での炎熱作業と冷蔵庫・冷凍庫での酷寒作業(但し殆どは冷蔵庫作業ですが)を交互に数回繰り返す事になります。ドライ保管庫での作業では次から次へと汗が滴り落ちるので、常にタオルを首に巻いて汗をふき取りながらの仕事となります。移動式のスポットクーラーや扇風機もあるにはあるのですが、必ずしも一箇所に止まっての作業ではないので、あっても余り役には立ちません。そして汗をどうにか乾かした後は今度は冷蔵庫内での作業となります。これでよく風邪を引かないなと、自分でもつくづく感心します。

 だから夏場は、いつもは良く飲む缶コーヒーも殆ど飲まず、飲むのはもっぱら麦茶ばっかり。飲まなければ確実に熱中症になりますので。そういう毎日を送っているので、夏場は確実に痩せます。体重など健康診断の時しか測った事が無いので自分では余り意識しないのですが、特に夏は他の人から痩せたと言われる事が多いのは確かです。世間では、ビリーズ・ブート・キャンプのDVDを買ってダイエットに励んだり、中にはジョギング中に熱中症にかかって亡くなった人もいたようですが、そんな事をせずともウチに来れば良かったのに、と思う今日この頃です。

 あっ、そうそう、ついでに究極の避暑・避寒法を教えます。終日冷凍庫で作業した後で外に出たら、いくら外が猛暑でも30分間は全然暑さを感じません。丁度サウナに入った時の様に、芯から冷え切っていた身体が徐々にポカポカと温まって来る感じで、心地良い位です。逆に外の猛暑から冷蔵庫に入った時も同じで、入った当初はひんやりと気持ちが良い。これぞ究極の避暑・避寒法です。これは裏返して言えば、体温調節機能が落ちて温度をきちんと感じ取れないという事で、身体には非常に悪い状態なのですが。そして、サウナの効き目は最大30分間、急速冷蔵の効果はものの数分しか持続しません。その後は、寒い所から暑い所に出た場合は軽い熱中症、逆に暑い所から寒い所に入った場合は、特にそれが冷凍庫の場合はやがて指先や耳先から次第に身体が痛くなってくる事、この上ありません。どちらにしても、クールビズや冷房症などとはトンと無縁な現場です。

 今年8月6日の原爆慰霊祭の席上で、広島市長が何処かの国の首相に向かって、「一度原爆資料館の展示を見て平和について学習して欲しい」と言ったそうですが、私も同じ気持ちです。国際競争力がどうたらこうたら言い訳する前に、一度でも派遣・請負の現場で働いてみたらどうか、と。毎日30分間しかない昼休みにH君と同じ1食200円の弁当を食べながら。
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オカズ1品のみ僅か1食200円の弁当で

2007年08月17日 23時56分56秒 | 一人も自殺者の出ない世の中を
 以前放送していたテレビドラマ「ハケンの品格」の中で、主人公たち派遣社員・正社員が集まって自社ブランドの派遣社員弁当を売り出す場面がありました。1食500円の価格設定の下で、どれだけ派遣社員に支持されるランチを作るか、すったもんだするという話の展開でした。
 しかしその後、今の派遣・請負労働者の置かれた現実は、そんな甘いものではないという事を、やがて自分の身近に垣間見る事になろうとは、その時はよもや思いませんでした。

 最近ウチの職場に入ってきたバイトがいます。仮にH君としておきましょう。そのH君は40歳前後の独身男性で、何と簿記一級の資格を持っています。そんな資格保持者が何故またよりによってウチみたいな3K職場に来たのかと、最初は私も訝しがっていましたが、どうしてどうして、そんな即戦力系の「他に潰しが効かない」資格を多少持っていた所で、求人数自体が少なければ屁のツッパリにもならないのだそうです。

 そのH君の毎日のランチというのが、語弊があるのを承知で言えば、私から見たらもう耐えられない代物なのです。近所のスーパー玉出で買った100円のパック入りご飯と、同じく100円の惣菜(揚げ物・煮しめ・玉子焼などから1種類だけ)の、たった200円のランチなのです。ちなみにスーパー玉出というのは、大阪を中心に店舗展開している、1円特価などの激安で知られたスーパーです(記事冒頭の写真参照)。東京圏で言えばドンキホーテとほぼ同じコンセプトの業態という所でしょうか。

 しかし奴隷じゃあるまいし、毎日オカズ1色とご飯だけの200円のランチなんて、私には耐えられません。斯く言う私も、特に失業中は毎日のランチを必ず500円以内に押さえていたので、そうせざるを得ない状況というのはよく分ります。当時は私も、菓子パン1~2個やおにぎりやカップ麺で、毎日のランチを済ませていました。しかし、当初こそ何も感じないものの、そんな毎日を1ヶ月も2ヶ月も続けていると、次第に食欲自体が減退してきます。これは単なる量の多寡から来る不満ではありません。食べられるランチの種類が限られてくるので、やがて飽いて来るのです。そんな食事が何日も続くと何を食べても旨くなくなり、まるでエサを食べているような感覚に陥ってきて、最後には生きがいすら感じられなくなります。私の言っている事がウソだと思う人は、一度数ヶ月試してみたら良い。

 そういう経験をしてきたので、私は、家計のやり繰りをする上で食事面を犠牲にするのは、極力避けるようになりました。これは別に私が大飯食らいとかでは無くて、たとえ少量でも構わないから、自分が食べたいと思うものを自由に選んで食べたい、という事です。私なら、たとえH君と同じ弁当を買うにしても、あと100円出しても即席の味噌汁か何かを付けるでしょう。だからなかなか貯金も出来ないのでしょうが。私なんかがネットカフェ難民になったとしたら、一体何日持つのやら。

 そういうのを身近に見てきている自分の生活感情や目線からすると、この間マスコミを賑わしている小池百合子防衛相と守屋武昌事務次官との間の省内人事を巡るいざこざなんて、もうアホらしくて論評する気にもなりません。もう「一体どこの世界の出来事?」という感じで。軍人上がりの佐藤某による文民統制違反・イラク侵略戦争加担・戦争誘発発言問題で自分たちの足元に火がついているというのに、いい気なモンです。

 手続き論だけで見れば、パトロン安倍の力(実際はもう無きに等しいですが)を未だに嵩に来ての小池の手続き無視の暴走ぶりに、より問題があるようにも思いますが、庶民の生活困窮からは凡そかけ離れた所で痴話喧嘩レベルの権力闘争に耽っているという点では、二人とも「どっちもどっち、同じ穴のムジナ」でしかありません。そんなに戦争に巻き込まれたければ、自衛隊を全て撤退させた後に、己ら二人と安倍の三人でイラクへ行って、国際貢献でも米軍協力でも何でも気の済むまで勝手にやれば良い。それでたとえ殺されたとしても当人の自己責任です。そうして、ブッシュ・ネオコンも安倍靖国派もアルカイダもみんな共倒れ・自滅してくれれば、もう言う事なし、それでこそ真の国際貢献です。少なくとも、イラクやその他の国の他の人間まで一方的に戦争の巻き添えにされるよりは、よっぽどマシです。

 そして、その小池・守屋以上にムカつくのは、そういう庶民生活の困窮をまるで「どうでも良い事」、甚だしくは「平和ボケ」などと揶揄する一部論調に対してです。このオカズ1品僅か1食200円弁当の生活を余儀なくされているH君や、以前NHKの格差・貧困特集番組にも登場していた、新聞購読を取りやめパソコンも処分してダブルワークでへとへとになりながら子育てしている母子家庭の問題などの、一番身近な人権問題を放置・無視しておいて、何が拉致被害者や北朝鮮人民の人権か、日本の国家主権か。食べる物に満足にありつけず情報入手や政治参加の権利も奪われているという点では、北朝鮮難民も日本のワーキングプアも、本質的には同じ境遇に置かれているにも関わらず。そんな紛い物の「美しい国」なら、たとえ消えて無くなった所で誰も悲しみません。

 それに対しては、「いや、日本には餓死も強制収容所も無いではないか」(実際には今の日本でも餓死者は多数出ています)という人も中には居るかもしれませんが、私に言わせれば、そういう考え方こそ「下見て暮らせ」何とやらの最たるものです。そうして現実を隠蔽しながら、「今の与党の政治は素晴らしい」だの「格差はあって当然」だの「ワーキングプアは自己責任」だのと言いたいがために、拉致被害者や北朝鮮人民の人権をダシにしているだけではないですか。本当に彼の人たちの事を思うならば、こんな「下見て暮らせ」何とやらのチンケな考え方ではなく、「万国の被抑圧者、団結せよ」という考え方になる筈です。

 その一方の問題に対して「どうでも良い」などと言ってのけられる感性そのものが、私には信じられません。そんな人は、偉そうな事を他人事みたいに言う前に、1食200円や最低賃金ギリギリの生活を自分も数ヶ月体験してみたら良いのです。若し数ヶ月経っても同じ事が言えるとすれば、その人はそれはそれで、よっぽど鈍感で御目出度い人です。
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なにわB級グルメ探訪6 ランチで毛沢東

2007年08月17日 22時07分43秒 | なにわB級グルメ探訪
 写真は、休日にランチを食べにふと立ち寄ったチャイニーズ・レストランの、店内に掲げられていた毛沢東などのポスター。場所は大阪市内某所。もの珍しさもあって、思わず写真に撮ってしまいました。

 写真右下の<手を掲げた毛沢東>には、「無産階級文化大革命の勝利万歳」の文字と、写真では分らないがその上に「司令部を砲撃せよ」とかいう意味らしき説明書きが。その直ぐ上の<幼子を抱きかかえた親子>のモノには「人民の為に服務する」という意味らしきスローガンが。その他のポスターにも、細かな説明書きには「批林批孔」などの文字がありました。いずれのポスターも、日本でいえば差し詰め昭和20~30年代の映画ポスターのノリといった所でしょうか。

 いずれにしても、今の日本人で中国と聞いて、毛沢東や文化大革命を連想する人が、果たしてどれ位居るだろうか。直ぐに連想するのは大抵「ダンボール肉まん」や「毒入り野菜」といった所だろうか。私もどちらかといえばそっちの方なので、其処で食べた海鮮チャーハンとミニ唐揚げのセットも、心なしかチャーハンのパサつき具合が必要以上に気になった。そして、勘定時に出した千円札の端が少し破れて欠けていたのを咎められて、中国人の店員にお札をつき返されたのにも少しムッと来た。

 しかし、斯くいう日本も、昔は森永ヒ素ミルク・カネミ油症、今も不二家やミートホープなどの事件があるので、あまり自国の事を棚上げして他国の事ばかり論うのもどうか。ただ中国の場合は、グローバル資本主義・新自由主義の拝金思想に、民主主義への不成熟から来る「為政者のワンマンぶり」や、それへの抵抗形態としての「人民の不服従、非遵法的態度」が加わって、拝金思想が日本よりも更に極端な形で現われているのでは。
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