旧暦・葉月15日、中秋の名月でした。
ですが少し欠けていたので今夜9日が超満月だ
そうですね。
かつて芋といえば、里芋だったそうです。
故に芋名月。稲よりも先に渡来したのだとか。
近々、茅乃舎でお月見の室礼のレッスンがあるので
しっかりと学びたいと思います。
お供えするお団子は鶏肉とごぼうで作りました。
わりに作るつくねですが “十五夜“ にちなみ、
一分五寸に丸めています。
本来お供えする団子の数は15個か5個という数なので、
一人前の数は「5」で(笑)。
「1」の数字も捨て難い!と思ったので、じゃがいもの
オムレツをど~んと「1」つ。
真ん丸に焼けば、空に満月と星だ!と思い、スライス
したオクラをのせてみましたが、均等に散らす段階で
雑になってしまいました。ガーン(笑)。
次回は旧暦・長月13日に行う月見「十三夜」。
古来は十五夜と合わせて両晩の月を愛でるもので、
片方だけ祝うというのは “片月見” といって不吉な
こととされたそうです。
十三夜は栗名月、あるいは豆名月。
晴れるといいなあ。
本日は9月9日。「9」が重なりました。
「苦」に通じるので嫌われがちな数字ですが、
薬膳にも通じる陰陽説では奇数を「陽」の数と考えます。
すると「9」が最大の陽数。それが重なる9月9日を「重陽」
といい、陽の極まるとても喜ばしい・おめでたい日として
います。菊の節句とも呼ばれ、菊の香りを移した菊酒を
飲んで長寿を願います。
これは平安時代、風習と菊の花が日本に伝わり、江戸時代
には五節句(幕府の式日)のひとつになりました。
今年の五節句は、重陽でおしまい。
年明けからはこんな節句がありました。
1月7日 人日の節句(人を尊重する日)
3月3日 上巳の節句(桃は長く丈夫に生きていく象徴)
5月5日 端午の節供(菖蒲で魔を祓い健康を保つ)
7月7日 七夕の節供(お盆を前にした禊の儀式)
わが家のおうち歳時記は、季節や年中行事の意味に
思いをはせる。そして食べる!
けれど今夜は菊が無くてごめんなさい(笑)。