二人暮らし 日々諸々。

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ふじももキッチン '19 8月終了

2019-08-07 15:48:21 | 薬膳教室

8月の教室が無事に終わりました。

室礼はお盆。
蓮の葉の上に、きゅうりの馬と、なすの牛。
故人と生きている者のつながりを表す
蔓ものは、小玉すいかの予定でしたが飾る
ときにはすでにカットされて冷蔵庫ぉぉぉ。
急きょキウイとなりました(笑)。

 

 

供養を込めて般若心経を写経しました。
紋切りの “ まるに むかい とんぼ ” を合わせました。
お盆の頃に群れるとんぼは、精霊とんぼ・盆とんぼ
と言って、先祖の霊が帰った姿と見るそうです。
すでに飛んでいました。

 

 

お茶を一服。

 

 

ワークショップは、家庭薬膳におけるスパイスの役割。
少量で料理を引き立てて薬のように体に効くという
ことで、これからの時期ですと夏バテの原因となる
胃腸の冷えを改善します。



8月の暦は立秋と処暑。
立秋。
季節としては秋になります。
とはいえ、実際には厳しい暑さと湿度。
体温よりも気温が高い日、猛暑日が続きます。
暑邪と湿邪の対策を大切にしています。

 

処暑。
季節としては暑さが峠を越して暑さが収まり
少しずつ風が涼しくなる頃。
秋への準備として(肺の支配を受ける) 呼吸器や
大腸の働きが低下しないようにケアします。
また、暑さに疲れた胃腸は回復のベストタイミング!
秋の五味「辛」にも通じる食品で胃腸の調子を整える、
腸内環境を守ることをします。

この「辛」には香辛料スパイスや薬味が多く
防腐・防カビ・殺菌・消毒、(体を温めて) 消化促進、
食欲増進、胃腸の働きを助ける働きがあります。
動物性たんぱく質の腸内腐敗を防ぐ役割もあることから
腸内環境を整える、としています。




お食事。
8月は恒例のカレー。
ワークショップによりカレーの世界がグンと広がれば
いいなあと、スパイスカレープレートです。

カレーは2つ。
欧風カレーから、牛すじと夏野菜のカレー。
インドカレーから、ケールと自家製カッテージチーズ
のカレー。

香り米はバスマティライス。
薬膳のごはんは緑豆ごはん。
ナンを焼くのは暑くてトルティーヤ(市販品) に変更。

サラダは薬膳風ナッツサラダ。
薬膳のナッツと言えば定番は松の実。
栄養価の高さと潤肺、補血、皮膚の潤い、毛髪の
潤沢などの効能が魅力です。
スパイスと塩にレモンをしぼった味つけです。

 

 

見た目にかわいい卵のファルシ。
南天の葉で飾りました。
猛暑という難が転じて福となりますように(笑)。
土用の卵で作りました。


 

 

それが、たまたま見つけたケール!
ほうれん草カレーの要領で作ってみました。
すんごい食物繊維の量に驚きましたが、
さすがスーパーフードに選定されただけある!
自家製のカッテージチーズとやんわり絡み
美味しく出来ました。

 

 

マンゴーとココナツのレアチーズケーキ。
夏の暑さ対策のひとつに熱を溜めない・こもらせない・
出す、があります。熱を逃す最終手段は排尿なので
利水や利湿の効能を使います。
マンゴーやココナツはこの効能を持つフルーツ。
ブルーベリーを飾り、ハスカップのジャムを添えて
お出ししました。
仕上げも本来はミントの葉なのでしょうが、
またもや南天です(笑)。

 

 

漢方ティーは、なつめと桑葉と洛神花(ハイビスカス)。
ハイビスカスを加えたのは欲しかった薬効のほか
漢字名も決め手となりました。
お盆迎えのほおずきの別名は洛神!
これって同じ漢字ですよね。

 

 

お土産に、生徒様の邸宅で収穫したカボスを
いただきました。キャーキャー。嬉しい初もの!





 

今月もご参加下さいましてありがとうございました。

◎次回は9月7日(土)、8日(日)

 暦は白露と秋分。

 ワークショップは「紋切り遊び」
 9月の年中行事、重陽の節供にちなむ
 紋切りを2つ作ります。

 食事(五季食楽) は秋の支度。
 秋の五臓の肺は潤いを好み、弱い、華奢。
 免疫とも深く関係すると言われています。

 秋のお彼岸(秋分) の頃からは気温が下がって
 空気が
乾燥する、そうするといよいよ肺が
 弱りやすくなるので、その前から肺をケア!
 秋の不調を祓いましょう。

 
 場所:大分県大分市。


 募集状況:両日満席をいただいています。

 

 



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