
予想通り、民進党が減った分を他党が分け合う、民進党の一人負けの結果になりましたね

自民も勝ったとは言え、現職大臣2名が落選し、1人区でも東北は秋田県以外は負け、山梨・長野・三重などでも勝てませんでした。
公明も比例区での投票は前回を下回っています。比例区で「公明党」(又は公明党の候補者名) を書いた人の中には、自民党支持者も居たでしょうから、
議席が増えたからと言って手放しでは喜べないと思います。
共産党は、「自衛隊は人を殺すための軍隊」 と議員が発言したのが、どのくらい選挙結果に影響したのかは私には解りませんが、まあこのくらいか…。
社民は比例区で2人当選は無理と解っていたのに、党首と副党首が揃って比例区とは、何を考えているのやら・・・。
似非野党、自民の補完勢力の 「日本の心・・・」(正式な党名すら覚えていない!) や 「新党改革」 などが議席を得られなかったのは、紛らわしいのが居なくなって大変宜しいと思います

生活の党は、比例で青木愛だけの当選となりましたが、野党統一候補で当選した岩手の木戸口英司と、新潟の森ゆうこは実質「生活の党」なので、
今回は3議席確保で良いんじゃないでしょうか?
民進党は3年前のどん底選挙よりは議席を増やしましたが、改選議席を大きく下回りました。まあリーダー不在ですからしょうがありません。
野党統一候補だって、共産党主導ですからね。岡田代表は9月の任期まではやるでしょうが、その後は混沌です。
既に前原やら細野らの声が挙がってますが、彼らは岡田以下ですよ。前原なんて、「自民党前原派」 でしょう!
まだ蓮舫代表の方が、ミーハーファン (浮動票・無党派層) を取り込めますよ。
北海道選挙区は、定数が2➡3になり、自民党も民進党も2名候補を立てました。
基礎票が多い、自民2、民進1と私も思ってましたが、終盤札幌などの都市部の票が開くにつれ、鉢呂が追い上げ逆転しました。
NHKでは、中々鉢呂の当確を出しませんでしたが、それよりかなり前に何処かのTV局が鉢呂の当確を出したようです。
開票の途中経過では4万票以上自民の柿木がリードしてたのですがね?
民進党の2議席確保の原動力は、何と言っても3位に滑り込んだ鉢呂吉雄のド根性だと思います

労組票が殆ど徳永エリに流れる中、孤軍奮闘でした。
自民も現職の長谷川が票を取り過ぎて、新人の柿木が霞んでしまいました。候補も全道的な知名度に乏しく、個人的な魅力も足りなかったですね。
自民党北海道の長老で参議院議員の伊達忠一は、次期参議院議長の有力候補ですが、地元で定数3の選挙区で1議席しか取れなかった責任は、
議長の座も危うくするかも知れませんね。
共産党の森英士(もり つねと)は共産党支持者以外には、殆ど支持が広がらなかったと思います。4位の柿木候補の半分の票すら取れなかった事は、次は無いと思います。
旧社会党・民主党王国の北海道で、共産党の候補が選挙区で議席を確保するのは、至難の業です。
今回は自民の票の振り分けの失敗で、民進党の二人が漁夫の利を得ましたが、普通なら自民が勝てた選挙でした。
これしか取れない候補なら、次回は選挙区で候補を立てないで、民進党に協力した方が良いですよ。